南天の花は散りてもなお咲けり
例年ならば梅雨に入っているはずのころ、ナンテンの花がほぼ満開になっていた。小さな花は、次々咲いて、散って行く。掃いても掃いても、あっという間に散り敷いてしまう。散った花は、下まで落ちずに途中で止まるものも多い。下にクモの巣があり、そこにひっかかる。ナンテンのすぐ下にジューンスノウ(白丁花)があり、そこにクモが巣を張っている。その上に落ちたナンテンの花は、そこでもしばらく開いている。ナンテンの枝葉にも巣があり、そこにも花が落ちる。普段気づかないクモの巣だが、この時期はその姿が浮かび上がる。しかし、クモにとっては迷惑だろう。今はナンテンの花は散ってしまったが、クモの巣にはまだ残っている。今日は梅雨にもかかわらず久しぶりの雨で、変色した花も雨に濡れている。南天の花は散りてもなお咲けり
2024/06/28 07:43