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2006/10/04

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  • 米原~敦賀間の「しらさぎ」が残った理由を考えてみた

    来年3月の金沢~敦賀延伸に向けて準備が進められる北陸新幹線。12月には詳細なダイヤも発表され、開業に対する期待は日に日に高まっていきます。 www.westjr.co.jp https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231215_00_press_daiyakaisei_hokuriku.pdfまた、当ブログでもダイヤ概要発表直前に予想記事を書きましたが、ものの見事に大ハズししておりますw www.meihokuriku-alps.com で、その時に一番驚いたのが米原止まりの「しらさぎ」が敦賀短縮だけでほぼ丸々残ったこと。正直、米原止まりのしら…

  • ロールスロイスの新エンジンは電動化への危機感?

    今年の5月から実証運転を開始しているロールスロイスの次世代エンジン・UltraFan。先日、最大出力運転に成功したというニュースが流れました。現行のトレントエンジンよりも10%効率が向上し、次世代の代替燃料(SAF)にも対応したもので、短期的には試験で得られた知見や技術をトレントにフィードバックさせますが、将来的には2030年代に登場する新しいナローボディ機やワイドボディー機への採用を目指すとしています。 www.aviationwire.jp https://www.rolls-royce.com/country-sites/japan/discover/2023/rr-announces-…

  • 野上電鉄の視点から補助金依存と解散騒動を考えてみた

    先日「交通機関の栄枯盛衰」の野上電鉄編をアップしました。前後編になりますが結構ヤバい顛末なので、よろしければ是非ご覧下さい。 www.youtube.com www.youtube.com さて、動画内では「長年の補助金依存体質が創意工夫の意欲を奪い、経営も運行も杜撰になって補助金打ち切りで逆ギレ解散」と言う書き方をしました。実際そうとしか思えない顛末だったのですが、代理の人(?)にも言わせたように、野上電鉄の経営陣にも言い分はあるはず。そこで今回は動画の補足も兼ねて、野上電鉄側の視点から補助金交付→廃線・会社解散に至った経緯と野鉄側の言い分を考察してみたいと思います。と言うわけでここからは野…

  • 敦賀延伸後の北陸の列車体系を勝手に考えてみた

    来年3月の北陸新幹線敦賀延伸に向け、そろそろ開業後のダイヤがどうなるのかチラホラと憶測記事が出てくる頃。20日の富山新聞(北國新聞)でも敦賀延伸の開業日やダイヤ発表日、開業後のダイヤなどを予想した特集記事が出ました。残念ながらこの記事の電子版は有料会員のみなので誰でも見られる、と言うわけにはいきませんし詳細を書くのは控えますが、ざっくり言うと開業日は3月16日が有力では?と言うことと、開業日は大体6~7ヶ月前、ダイヤは3ヶ月前に発表されること、ダイヤに関してはかがやきは加賀温泉や小松などにも停車する可能性があり、つるぎは富山~敦賀間、はくたかはつるぎとの系統分離の観点から金沢止まりになるのでは…

  • 東海道新幹線の車内販売を復活させる方法を考えてみた。

    8月8日、JR東海は10月31日をもって東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」での車内ワゴン販売を終了すると発表しました。代替措置としてグリーン車の乗客向けにモバイル端末から飲み物や軽食等を注文できる「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」を開始するほか、ホーム上に特に人気の高いドリップコーヒーやアイスクリームの自動販売機を設置するとしています。 https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042867.pdf trafficnews.jp 販売終了の理由としては 1.駅周辺店舗の充実による飲食の車内持ち込みの増加 2.静かな車内環境を求める意見 3.…

  • 日本の航空会社が単通路機を長距離路線に飛ばす日は来るのか?

    6月28日、オーストラリアのヴァージン・オーストラリアは羽田~ケアンズ線を開設し、日本路線に参入しました。 当初はA330によって羽田~ブリズベン路線を開設する予定でしたが、コロナ渦で延期になった上にヴァージン・オーストラリア自身が経営破綻。A330を手放して機材を737に絞り込んだことでその夢は潰えたと思われましたが、そこは意地なのか737でギリギリ直行できるケアンズに就航先を変更し、しかも予定していた737MAX8の受領を待たず、既存の737-700で就航させるという執念深さを見せました。 羽田~ケアンズの距離は約5870km。これに対して737MAX8の航続距離は6510km、737-7…

  • パリ航空ショー2023の受注ニュースまとめ

    6月19日から25日まで開催されたパリ航空ショー。イギリスのファーンボロ航空ショーと一年おきに交互に開催されますが、これらの航空ショーは航空機メーカーの商品アピールや新型航空機のお披露目の場であると同時に、メーカーと航空会社、メーカーとサプライヤーなどとの商談の場でもあり、毎回大規模な航空機発注が発表されるのが通例です。 今回のパリ航空ショーでもインドの航空大手の大規模発注が発表されるなど、大型発注が相次いで発表された一方、一部メディアで可能性が報道されたANAとJALからの発注は今回はありませんでした。 www.bloomberg.co.jp 今回はパリ航空ショーで発表された受注状況をまとめ…

  • 日本のトロリーバスはこのまま消えるのか?

    5月31日、日本唯一のトロリーバス「立山トンネルトロリーバス」を運行する立山黒部貫光は、2025年度以降のトロリーバス廃止を検討している事を明らかにしました。廃止後は電気バスに切り替える方針で、記事の通りになればトロリーバスという乗り物は来年いっぱいで日本から姿を消すことになります。 news.yahoo.co.jp さて、日本では絶滅危惧種となったトロリーバスですが、かつては日本でも主要な公共交通機関の一つとして一定の地位を築いていた時期がありました。また、世界的に見ても旧ソ連諸国や中国、ヨーロッパやカナダなどで運行されており、これらの国々では現在でも都市交通の一翼を担う存在です。 それでは…

  • 「一応」商業運航にこぎ着けたC919とダメだったスペースジェットの違い

    2023年5月28日に初めての商業運航を開始した中国商用飛機有限責任公司(COMAC)のジェット旅客機、C919。最初に就航させたのは中国東方航空で、路線も中国国内最大のドル箱路線・北京~上海線。翌日には上海~成都線にも就航し、今後は中国国内の各航空会社が国内線に投入していく見込みです。 www.aviationwire.jp さて、近年の中国製ジェット旅客機の発達は目を見張るものがあり、量産化にこぎ着けたのはなぜかDC-9によく似ているARJ21に続いて2例目。しかもこちらはMD-90の治具を流用しまくったARJ21と違い、完全新設計の機体です。もっとも、当初は2018年の納入開始を見込んで…

  • 大韓航空とアシアナ航空の合併が認められないかも・・・破談になったらどうなる?

    2020年に発表され、海外の規制当局の審査中だった韓国の大韓航空とアシアナ航空の合併ですが、ここに来て合併が認められない可能性が出てきました。5月17日に両社の合併を審査していた欧州委員会(EC)が予備審査の結果を発表し「合併により圧倒的に大きな航空会社となり、顧客にとって代替手段が失われたり、価格上昇やサービスの低下につながる可能性もある」という内容の見解を大韓航空に送付しました。最終決定は8月3日までに出すとし、大韓航空はその間に異議告知書に対する回答や口頭審理などで反論の機会が与えられますが、競争が制限される恐れがあるのが旅客便はフランス、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国、貨物便に至っ…

  • スターラックス航空会長の「神対応」に見る経営トップの危機管理対応

    5月6日に強風で欠航し、成田空港で一夜を明かす羽目になったスターラックス航空の乗客に対し、張国煒会長が取った「神対応」がTwitterなどで話題となりました。 japan.focustaiwan.tw sky-budget.com リンク先の記事によると、この日の成田空港は強風による悪天候で多くの便が着陸やり直しや他空港へのダイバードを余儀なくされており、スターラックス航空の台北発成田行きJX800便も成田空港で何度も着陸やり直しをしましたが着陸できず、やむなく中部国際空港にダイバード。その後天候の回復を待って再度成田に飛び、当初の予定時刻12時45分よりも7時間以上遅れの19時52分にようや…

  • スペースジェットの保存先はどこになる?

    三菱航空機の社名変更に試験機全機の登録抹消と、スペースジェット撤退に関するニュースが相次ぎましたが、三菱重工からアメリカで試験飛行を行なっていた4機の解体が終了したと言う、衝撃的なニュースが飛び込んで来ました。 www.aviationwire.jp 以前の記事でも試験機の去就には触れていましたが、アメリカに保管されていた機体は日本への輸送が困難だと思うので恐らく解体だろうと言う予想をしていました。しかし、まさかこれだけ早く解体されるとは思っていませんでした。少なくともアメリカの機体に関しては三菱重工も引き取り手はいないと判断し、モーゼスレイクの試験施設も閉鎖した関係で長期保管が難しいこともあ…

  • そう言えばジェイ・キャスってどうなったっけ?

    2019年に当ブログで取り上げた航空準備会社「ジェイ・キャス」。あれから3年以上経ち、半分存在を忘れかけていましたが、最近また名前を聞くようになったのでこの会社のその後を調べてみたいと思います。 www.meihokuriku-alps.com 2019年に取り上げた時の事業計画では「関空・中部空港と地方空港を結ぶ近距離航空路線を構築し、地方空港の活性化を図る」として、70~80席級のターボプロップ機2機をリース購入し、関空を拠点に富山・能登・米子・岩国に就航、2021年秋の就航を目指すとされていました。 公式HPは現在も存在しており、そのHP内では新型コロナウイルスの感染拡大でしばらく活動自…

  • 日本の航空会社で購入表明が相次ぐ737MAX、A320neoの巻き返しや主力機の鞍替えはある?

    昨年から今年にかけて日本の航空各社で737MAXの購入表明が相次いでいます。かねてより737MAXを購入する意向を表明していたANAホールディングスは2022年7月11日に737-8シリーズ20機の確定発注の最終購入契約を締結したと発表。2025年から導入予定となります。また、今年の1月18日にはスカイマークも次期主力機として737MAXを正式発注したと発表。737-8と-10を各2機ずつで2026年度納入予定ですが、その前の2025年4-6月期から737-8を6機リース導入する予定です。 さらに3月21日には日本航空が737-8型21機を確定発注したと発表。こちらも2026年からの運航開始を…

  • 城端線・氷見線のLRT化とは何だったのか

    ランキング参加中鉄道 2020年1月にJR西日本から富山県と沿線4市(高岡・砺波・南砺・氷見)にLRT化を含めた新しい交通体系の検討を提案したことで、突如として浮上した城端線・氷見線のLRT化問題。当初はLRT化に好意的・前向きな意見が多かったのですが、今年2月2日に開催された第5回検討会で、LRT化、BRT化、新型車両投入の3パターンでの事業費調査結果が出ると、LRT化は費用面や長期運休、冬期運休リスクなどが懸念されて急速に議論がしぼみ、一転して新型車両投入を求める声が相次ぎました。 3月に入ると沿線自治体の市長は相次いで新型車両導入の支持を表明し、3月8日には富山県の新田知事も新型車両導入…

  • 「え?あの会社も東急グループだったの!?」な元東急グループ企業

    ランキング参加中鉄道 東急100年史や以前に購入した東急50年史など、東急社史や東急に関する書籍を読んでいると、東急グループの幅の広さと企業数の多さに驚かされます。大手私鉄のグループ企業というと、バスや地方鉄道などの交通関係に、百貨店やスーパーなどの小売事業、ホテルや旅行代理店と言った観光サービス業辺りが定番ですが、東急の場合は他の大手私鉄ではあまり見られなかったり、片手間でやるには規模が大きすぎるグループ会社がいくつも存在しています。 例えば東急建設や東急不動産。グループに建設会社や不動産会社を保有する大手私鉄は他にもありますが、東証プライム上場の大手レベルまで育てたのは東急くらいでしょう。…

  • 東急100年史から見る日本エアシステムの「経営統合」の前兆

    ランキング参加中飛行機 数年前に制作し、当ブログでも関連記事をいくつか掲載した「東急の空への夢」シリーズ。東急視点での東亜国内航空(TDA)→日本エアシステム(JAS)の歴史を紹介しましたが、この度イッキ見版をアップしました。これを機会に是非かつての日本第三の航空会社の歴史と、東急の大番頭・田中勇氏の活躍を振り返ってみて下さい。 www.youtube.com 2022年9月2日に創立100周年を迎えた大手私鉄・東急グループ。それを記念して、東急グループ100年の歴史を記した社史「東急100年史」がWEB上で公開されています。私は以前に古書店で50年史を手に入れていましたが、その後の歴史を記し…

  • エア・インディアの「飛行機爆買い」を可能にした「タタ・グループ」のヤバさ

    ランキング参加中飛行機 2月15日、インドのフラッグキャリアのエア・インディアはボーイングとエアバス双方から合計470機、契約総額約800億ドル(日本円で約10兆6000億円)の航空機購入契約を結ぶと発表しました。航空機大量まとめ買いと言えば中東御三家のエミレーツ航空やカタール航空を思い出しますが、今回のエア・インディアの発注はそれらを上回り、2011年のアメリカン航空の460機発注を上回る民間航空機市場最大規模となる巨大発注です。 trafficnews.jp 発注数の内訳は、ボーイングが777-9型10機、787型20機、737MAX190機の合計220機。一方のエアバスはA350型40機…

  • スペースジェットがダメになったANAの次期リージョナル機は何になる?

    ランキング参加中飛行機(旅客機) 三菱スペースジェット(MSJ)の開発中止を受けて様々な記事がネット上で出てきていますが、航空ファンとして気になるのは確定発注していたANAやJALが、今後MSJの代わりにどの飛行機を発注するのか。その気持ち?を代弁してくれるかのように乗りものニュースさんが記事を出してくれました。 trafficnews.jp 記事内ではJALに関してはエンブラエルE-Jetの改良型であるE2の発注になるのではという趣旨の書き方ですが、私も同じ考えです。シミュレーターの利用や地上業務、コードシェアなどで協力関係にあるFDAもMSJへの関心が薄く、次期機材はE2発注が有力だと思い…

  • 三菱スペースジェット「MSJ」開発中止へ・・・どうする巨大プロジェクトの「あとしまつ」

    2月6日、一部メディアやニュースサイトで三菱重工業が「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を中止する方針を固めたと報じられました。当初三菱重工側は開発を中止した事実はないとしていますが、既に複数の大手新聞や通信社が報じており、翌7日には決算発表会見の場で正式に中止を表明しました。今回の開発中止が業績に与える影響は殆どなく、業績は軽微としていますが、これまでにかかった1兆円もの開発資金は回収できずに終わることになります。 www.aviationwire.jp digital.asahi.com スペースジェットについては2008年に三菱リージョナルジェット(MRJ)として計画がスタートし、経…

  • 近況報告と今後について

    ブログをご覧の皆様、長らくご無沙汰して申し訳ございません。 また、YouTubeやTwitterなどをご覧いただいている皆様には重複のご報告となりますがご容赦下さい。 昨年12月よりYouTubeのコメントやTwitterでご報告したとおり、現在機材及び動画制作環境に著しい支障をきたした為、新規の動画制作及び投稿を休止しています。詳細は個人情報に触れる可能性があるため差し控えますが、PCやカメラなどの編集機材、長年コツコツ集めていた画像データや資料もほぼダメになってしまったので、今回ばかりは復帰までに数ヶ月単位の長期戦になる見込みです。 現在は辛うじてスマホやSDカードなどに残っていた画像デー…

  • 2020年の投稿動画の振り返りと2021年の抱負

    本日年内最後の動画となる日本アジア航空の前編を投稿します。後編は年明け以降になると思いますのでもうしばらくお待ち下さい。 【日本・中国・台湾の外交関係が生んだ航空会社】迷航空会社列伝・日本アジア航空 前編 さて、いろんな意味で異例だった2020年も間もなく終わりを迎えます。今年は羽田空港の拡張に東京オリンピック、航空各社の新規路線開設にMRJ就航と航空業界にとって明るい話題が目白押しだったはずなのですが、新型コロナウイルスの世界的流行で一転して未曽有の危機に陥ってしまいました。世界各地で大手航空会社の経営破綻が相次ぎ、日本でもエアアジア・ジャパンの運行停止⇒破産や、ANAやJALの巨額の赤字決…

  • エアアジア・ジャパン撤退決定・・・コロナ禍で「第3極」は厳しくなる?

    10月5日、マレーシアのLCC大手・エアアジアの日本法人である「エアアジア・ジャパン」は12月5日付で全4路線を廃止し、日本路線から撤退すると正式に発表しました。既に10月1日~24日の間の全便運休が決まっていますが、運休期間を12月5日まで延長し、そのまま路線廃止にするようなので、9月の連休中に運航したのが「ラストフライト」になってしまうようです。 今後は予約済みのチケットの払い戻しや事業廃止に伴う債権者や株主に対する説明や事後処理、関係機関への廃止手続きなどの清算業務を行うことになり、従業員は一部を除き11月4日付で解雇されることになります。マレーシアやタイなど、海外から乗り入れるエアアジ…

  • ZIPAIR、まずは貨物便でスタート。LCCも「貨物で稼ぐ」時代がやってくる?

    4月に就航する予定も新型コロナウイルスの影響で就航延期に追い込まれていた日本航空系の中長距離LCC、ZIPAIRは5月21日、6月3日より貨物専用便として成田ーバンコク・スワンナプーム線を開設すると発表しました。週4往復の運航で機材は旅客便に使用する予定だったボーイング787をそのまま使用、客室には貨物は積まず、床下貨物スペースのみ使用する予定で貨物搭載量も飛行距離や燃料の重さを考慮して、最大搭載量の半分弱の20トン程度に抑える予定です。 www.aviationwire.jp www.zipairtokyo.com news.yahoo.co.jp 日本ータイの航空路線は他国の例にもれず、新…

  • 寝台特急復活の可能性を真剣に考えてみた

    新型コロナウイルスの影響で無期限延期になってしまいましたが、JR西日本が新たに投入する予定だった新たな特急用車両「WEST EXPRESS 銀河」。 既存の117系近郊型電車を特急用に改造したもので、夜行列車にも投入できるように横になれる座席を設置し、臨時の夜行列車にも投入するダイヤを組んだことで一躍話題を集めました。 www.jr-odekake.net 車内は1号車がグリーン指定席「ファーストシート」、6号車がグリーン個室「プレミアルーム」とフリースペース、2号車と5号車が普通車指定席「ノビノビ座席」、4号車が普通指定コンパートメントとフリースペース、3号車がフリースペースとなります。フリ…

  • 日本エアシステム(JAS)が生き残る可能性はあったのか?

    世間ではどうしてもコロナ関連のニュースが多く、ブログ界隈でもコロナ関連に話題が引っ張られがちですが、当ブログはあえてコロナ関連の話題は極力控えようと思います。不透明要素が多いコロナ関連の話題は憶測で書いてはいけないと思いますし、何より航空関係だと暗い話題になりがちで書いてて気が滅入ってきますからね。 というわけで今回は先日完結編をアップした「東急の空への夢」関係の記事を書いていきたいと思います。今回は日本航空(JAL)との統合で幕を閉じた日本エアシステム(JAS)が単独で生き残る可能性があったかを考察してみたいと思います。 名航空会社列伝 東急の空への夢 最終回「今を生きる東急の空への夢」 動…

  • 航空業界を支えるために「飛行機に乗る」以外に私達ができる事

    しばらくブログの更新が滞って申し訳ありません。動画制作に時間を割いていたのもありますが、皆様ご承知の通り、新型コロナウイルスによる世界的な航空需要の激減と移動制限、自粛要請などで航空業界が過去経験した事のない危機に見舞われており、暗いニュースばかりでブログを書く気になれなかったのが正直なところです。 今月21日から営業開始する予定だったJALの新LCC「ZIPAIR」も就航が無期限延期となり、3月27日からの羽田空港の国際線増加もほとんどが運休。JALもANAも国際線の殆どが運休となり、国内線もほぼすべての航空会社が減便に踏み切るなど、航空業界はかつてない減便の嵐に見舞われています。海外でもシ…

  • 単なる「2代目のボンボン」ではなかった五島昇氏の大きな功績

    「東急の空への夢」第7話をアップしました。現在YouTube、ニコニコ動画双方で公開中ですので、是非ご覧下さい。 東急の空への夢7話「叶う夢・志半ばで果てる夢」国際線進出の陰で・・・ さて、今回でTDA設立の原動力となり、ある意味このシリーズの主人公の一人とも言える五島昇氏が退場しましたが、このシリーズだけ見ている方、特にTDA設立までの経緯や田中勇氏をTDA社長にするための裏工作だけを見てしまうと「五島昇はロマンの為に航空事業に手を出して大やけどし、その尻拭いを自分よりも年上の田中勇に押し付けるために時の総理まで担ぎ出して社長の椅子に座らせた」という少々情けない役回りになってしまってます。そ…

  • 石巻観光と「猫の聖地」田代島訪問記

    石巻駅に到着後、目的地の田代島へ移動します。石巻と田代島・網地島を結ぶフェリー「網地島ライン」を利用しますが、石巻側の発着地は市街地の「中央発着所」と河口近くの「門脇発着所」の2か所があり、今回は比較的駅から近い中央発着所から乗る事にしました。 路線バスもありましたが時間もあったし街歩きも兼ねて徒歩で向かう事にします。石巻市は漫画家・石ノ森章太郎氏が中高生時代に石巻市の映画館に通っていた縁で「石ノ森萬画館」を始めとした漫画で町おこしをしています。 町のあちこちには「サイボーグ009」や「仮面ライダー」など、石ノ森章太郎先生の作品のキャラクターがモニュメントとして設置され「石巻漫画ロード」と銘打…

  • 「前略 雲の上より」連載終了・・・空港や飛行機の写真でその魅力を伝えてみる。

    個人的に好きだった飛行機・空港愛にあふれた漫画でした 「前略 雲の上」の大まかなあらすじと世界観 「前略 雲の上より」の4つの魅力 魅力①綿密な取材に基づいた空港や飛行機の描写 魅力②かゆいところに手が届く「空港小ネタ」 魅力③空港グルメや観光など飛行機に詳しくなくても楽しめる要素 魅力④変態個性的なキャラクター ・まとめ 個人的に好きだった飛行機・空港愛にあふれた漫画でした 最近私が注目しているのが「前略 雲の上より」というマンガ。一言で言えば「空港や飛行機の魅力やあるあるを紹介する漫画」であり、月刊エアラインなどの航空系雑誌でも度々紹介されているので、航空ファンの方ならご存知の方も多いかと…

  • アジアの航空会社(特にLCC)が「以遠権」を使って日本路線を飛ばすワケ

    1月3日、シンガポール航空はシンガポール発東京経由ニューヨーク線の開設準備に入ったと報道されました。開設時期や乗り入れ空港は未定ですが、羽田は発着枠や航空交渉の問題があるので少なくとも東京の乗り入れ場所は成田になるのではないかと思います。もしこの路線が実現すれば、シンガポール航空の日本発アメリカ路線は2路線となり、日本やアメリカの航空会社との競争が激化しそうです。 www.aviationwire.jp 普通なら第三国の航空会社が航空路線を飛ばすことは認められていませんが、例外として「以遠権」を行使して事実上第三国の路線に参入することが可能です。 以遠権とは途中経由地から最終目的地までのみの営…

  • 仙石線&仙石東北ライン乗車とちょっとだけ松島観光

    12月29日の朝、「百万石ドリーム政宗号」で仙台に到着後、駅前の立ち食いソバ屋「そばの神田東一屋」で朝食をとってから電車で石巻に向かいます。地元では結構有名な店みたいですね。 ↓これまでの行程はこちら www.meihokuriku-alps.com 最初は仙石東北ラインですぐ石巻に向かうつもりでしたが、ふとホームの前の階段に張られた案内文を見て「そう言えば随分と松島行ってないよなあ」と思い、急遽松島にも寄ることにしました。この案内文の通り、松島へは東北本線の「松島駅」ではなく、仙石線の「松島海岸駅」が近いので、仙石線のホームに向かいます。 仙石線の通勤電車に揺られること約40分ほどで松島海岸…

  • 「百万石ドリーム政宗号」乗車記 ~JRバスの夜行バス戦略を垣間見た~

    12月29日から31日にかけて、宮城県と東京都へ旅行に行ってきました。行きの仙台までの移動は高速バス、仙台から東京、東京から富山までの移動は新幹線と私にしては珍しく飛行機を使わない移動でした。今回の旅行でもブログのネタを仕入れてきましたので、ぼちぼちと書いて行こうと思います。 初回は28日の深夜に富山駅から仙台駅まで乗車した夜行高速バス「百万石ドリーム政宗号」の乗車記。先日西日本JRバスの北陸発着の夜行バス開設について触れましたが、図らずも自らその威力を体験する事になりました。 www.meihokuriku-alps.com 「百万石ドリーム政宗号」は2017年7月28日に仙台~富山~金沢間…

  • 2019年に投稿した動画の振り返りと懺悔&2020年の抱負

    明けましておめでとうございます。昨年も動画やブログをご覧頂きありがとうございました。2020年もどうぞよろしくお願いします。 さて、今回は年初と言う事で、2019年に投稿した動画の振り返りと年初に立てた目標についての懺悔をしたいと思います。合わせて今年の抱負についても書いていきたいなと思います。 ・・・いつもなら昨年末にやっていたんですが。 ↓最早残骸と化した2019年の抱負はこちらをご覧下さい。 www.meihokuriku-alps.com まずは2019年に投稿した動画を振り返っていきたいと思います。2019年に投稿した動画ですが、迷航空会社、東海道交通戦争、新シリーズ合わせてもわずか…

  • 日本の航空会社が買ったかも知れなかった「欧州製ジェット旅客機」

    随分間が空いてしまいましたが、先日「東急の空への夢」第6話を投稿しました。今回はTDAのエアバス導入に関わる話になります。まだご覧になってない方は是非ご覧下さい。 迷航空会社列伝「東急の空への夢」 第6話・欧州から来た夢の大型機 さて、動画内ではTDAの大型機選定はA300に軍配が上がり、日本初の欧州製ジェット旅客機として大きな注目を集めました。しかし、A300以前にも欧州製ジェット旅客機が導入の候補に上がったり、実際に発注までされたケースがなかったわけではありません。今回はひょっとしたら日本の航空会社が買ったかもしれなかった欧州製ジェット旅客機をご紹介します。 デハビランド・コメット 言うま…

  • 内装から見るZIPAIRの方向性

    12月18日、JAL(日本航空)が100%出資する中長距離国際線LCCのZIPAIRが787の初号機の機内をお披露目しました。上級クラスにあたる「ZIPフルフラット」が18席、エコノミークラスにあたる「スタンダード」が272席の合計290席と、JAL時代の1.5倍の座席数になります。 www.aviationwire.jp 特筆すべきは上級クラス。シート自体はジャムコ製のヘリンボーン式フルフラットシートで、KLMオランダ航空などと同じものだそうです。180度フルフラットで少なくとも座席の快適性はフルサービスキャリアと同等のようです。また、上級クラス、エコノミークラスとも黒と白を基調とした落ち着…

  • ボーイングが意地でも737MAXを運航再開させたいワケ

    12月15日、ウォールストリートジャーナルはボーイングが運航停止中の737MAXの生産停止か更なる縮小を検討していると報じました。今年3月の運航停止以降、ボーイングは737MAXの生産自体は継続しているものの、納入のメドが立たないため工場の駐車場や一時保管の空港に輸送して置いている始末。2度目の墜落事故後の対応や安全認証でボーイング同様強い非難を受けたFAA(アメリカ連邦航空局)が安全審査に慎重を期し、「20年まで運航を再開しない」と表明しており、運航停止命令の解除時期は全く見通せないためです。 jp.wsj.com www.nikkei.com そして12月16日、ボーイングは正式に2020…

  • 人口動態や温泉観光客数から見た大聖寺・動橋の勢力争い

    随分久しぶりになりましたが、新シリーズ「交通機関の栄枯盛衰」の第一作目「加賀湯けむり特急戦争」の前編をアップしました。原稿はできているのでこれから後編の編集に入ります! 【交通機関の栄枯盛衰】街と温泉の存亡をかけた仁義なき戦い!加賀特急戦争(前編) さて、今回は動画の背景部分のうち「人口動態から見た大聖寺と動橋の勢力図」「加賀温泉郷の観光客数から見た温泉街の勢力図」の部分を掘り下げて、大聖寺と動橋の勢力争いを考察して行きたいと思います。 ・人口動態から見た大聖寺と動橋の勢力図 1958年に合併で誕生した加賀市ですが、合併前の旧町村の人口比はどんな感じだったのでしょうか。 加賀市内旧町村の人口(…

  • ファーイースタン航空(遠東航空)運航停止・・・新幹線が一変させた台湾の空

    12月12日、台湾の航空会社・ファーイースタン航空(遠東航空)は、資金繰りの悪化を理由に13日以降の運行をすべて停止すると発表しました。航空券の販売は停止しており、従業員約1000人も清算に必要な人員を除き全員解雇となりました。このまま清算になるものと思われます。 日本へは2016年の新潟への定期チャーター便を皮切りに、秋田、福島、新潟へ週2便ずつ運航されていました。日本はもちろん、今や世界中でも珍しくなったMD-80を使用していた事で航空ファンからも注目されていた会社でしたが、突然の運航停止で日本でも台湾に取り残された人や、台湾に出発予定だった人が行けなくなるなどの被害が予想されます。 本当…

  • 西日本JRバスが地方間夜行高速バスの開設に積極的なワケ

    西日本JRバスと中国JRバスは12月13日(金)から富山・金沢~岡山・広島間を走る夜行バス「百万石ドリーム広島号」の運行を開始します。政令指定都市が発着地でない夜行高速バスは異例の事で、同様のケースは6月21日に運行開始した「北陸ドリーム四国号」に続いて2例目になります。 trafficnews.jp headlines.yahoo.co.jp 「北陸ドリーム四国号」の運行開始時も「こんな路線作って採算取れるの?」との疑問の声が上がりましたが、蓋を開けてみると利用率は60~70%と堅調な数字。「百万石ドリーム広島号」に関しても、国土交通省の全国幹線旅客純流動調査によると北陸三県~岡山・広島間の…

  • ガルーダのCEOがデリバリーフライトでハーレーを「密輸」できたワケ

    12月8日、ガルーダ・インドネシア航空のイ・グスティ・ングラ・アスカラ・ダナディプトラ最高経営責任者(CEO)が、ガルーダが受領したエアバスA330-900neoのデリバリーフライトの際、ハーレーダビッドソンのバイク1台とブロンプトンの高級自転車2台を税関を通さずに持ち込もうとしたとして国税当局に摘発されました。 A330-900neoの1号機は11月17日にエアバス本社のあるトゥールーズからジャカルタまでデリバリーフライトされ、アスカラCEOも同乗していましたが、その際に提出された積荷目録や搭乗者名簿には「社長ら幹部と従業員だけが乗っている」と書かれていました。しかし実際には前述のバイクと自…

  • 中曽根元総理が国鉄分割民営化をやらなかったらどうなったか

    11月29日、元総理大臣の中曽根康弘氏が漏水の為101歳で亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りします。 www.jiji.com 中曽根氏の大きな功績の一つとして「国鉄分割民営化」が挙げられます。37兆円もの長期債務を抱え、機能不全に陥っていた国鉄を地域ごとに分割・民営化し、債務と不採算路線を整理した現在のJRグループに再編した事で日本の鉄道は息を吹き返し、特にJR本州三社は自分の意思で適切な投資を行い、コスト管理をすることで競争力を高め、日本はもとより世界でも最大級の鉄道会社に変貌しました。 中曽根氏の訃報を受けてJR東日本は「国鉄の分割・民営化を主導し、今日の鉄道の発展につながる大きな功績…

  • 日本~ロシアへの路線開設が急に増えてきたワケ

    2020年に日本からロシアへの航空路線が大幅に増えるのをご存知でしょうか?2020年夏ダイヤからの羽田空港の発着枠増加に合わせてJALとANAが羽田~モスクワ線を開設するのは周知の通りですが、ロシア側の方もアエロフロートが羽田~モスクワ線を開設するほか、もう1枠はS7航空に割り当てられ、羽田~ウラジオストク線を夏ダイヤ期間中に就航させる見込みです。 さらにロシア航空当局はアエロフロートとS7航空の他にもオーロラ航空、ウラル航空、ヤクーツク航空にも日本路線への就航を認可。各社の認可路線は後述しますが、つい数年前までは成田~モスクワと極東路線、北海道~サハリン路線程度しかなかった日本~ロシアの航空…

  • 2020年夏ダイヤ以降のANAとJALの羽田・成田の国際線をまとめてみた

    11月19日、ANAとJALは2020年夏ダイヤからの羽田空港国際線発着枠増加に伴う国際線のダイヤを発表しました。大方の予想通り、北米路線を中心に成田→羽田へのシフトが目立つ内容となっています。今回は両社のプレスリリースやニュース記事を基に、羽田発着枠増加後のANAとJALの羽田・成田の国際線勢力図を見て見たいと思います。 ↓これまでの流れは以下の記事も参照して下さい。 www.meihokuriku-alps.com www.meihokuriku-alps.com ANAグループ ANAへの羽田発着枠割り当てはアメリカ6枠、中国2枠、オーストラリア・ロシア・イタリア・トルコ各1枠、スカンジ…

  • 鉄道連絡船がルーツの「宇高航路」の終焉・・・109年の歴史を振り返ってみた

    ・刀折れ、矢尽きた形の四国フェリー 11月8日、岡山県の宇野と香川県の高松を結ぶ「宇高航路」を唯一運行する四国フェリー(運航は2013年から子会社の四国急行フェリーに移管)は12月中旬をメドに宇野~高松航路を廃止する見通しだと報道されました。今のところ四国フェリー側からは正式な発表はありませんが、全国・地方問わず複数のメディアから報道されている事を見ると廃止の方針は間違いないと思います。 www.sanyonews.jp topics.smt.docomo.ne.jp 報道の通り、12月中旬に四国フェリーが廃止されると宇野~高松航路を運行する会社はなくなり、国鉄の宇高連絡船以来続いていた「宇高…

  • 旅行中の食事をただ晒すだけ(8/31〜9/2 東京・福岡)

    9月から引っ張ってきた「JALのA350に就航初日(2便目)に乗ってきた」シリーズ、大分間が空きましたがこれで最終回にしたいと思います。これまでの記事はこちらをご覧下さい(数が多いので一部省略) www.meihokuriku-alps.com www.meihokuriku-alps.com www.meihokuriku-alps.com www.meihokuriku-alps.com で、最後に何をやるかというと、旅行中の食事を晒すだけの食レポもどきですw ・・・いやホラ、ブログに限らずグルメネタって結構需要あるでしょ? まあ、私自身の備忘録的要素もあるのですが、よろしければお付き合い…

  • 遂に再上場に動いたスカイマーク、ANAとの関係はどうするの?

    10月30日、スカイマークは東京証券取引所に上場申請を行ったと発表しました。また、これに伴い佐山会長の代表権を返上し、代わりにインテグラルからスカイマークに派遣された西岡成浩取締役が専務に昇格の上代表権を持つことになります。佐山会長はスカイマークに50.1%を出資する投資会社「インテグラル」の代表取締役でもあるため、上場準備会社の代表取締役を兼務できないため代表権を返上するそうです。また、新たに代表取締役となった西岡氏は外資系投資銀行のモルガンスタンレー出身の40歳。その若さで代表権を持つとは相当優秀な方なんでしょうね。将来の社長候補でしょうか? www.aviationwire.jp htt…

  • 来年羽田に初就航⁉オーストラリア第二のエアライン「ヴァージン・オーストラリア」って何者?

    オーストラリアの国際航空サービス委員会は10月21日、羽田空港の発着枠2枠について、カンタスとヴァージンオーストラリアの2社に1枠ずつ配分すると発表しました。正式決定は24日になりますが、オーストラリアの公正取引委員会も1枠ずつの配分を支持しており、カンタス側の異議申し立ての動きもなさそうなので、このまま認められる公算が大きいです。 www.aviationwire.jp 計画ではヴァージンオーストラリアは来年3月から羽田〜ブリズベン線を新規就航予定。カンタスは羽田〜シドニー線の増便と羽田〜メルボルン線を成田から移管する予定でしたが、1枠しか認められなかったのでどちらかを選択する事になります。…

  • 富山空港をハブ空港化?航空事業参入を目指すジェイ・キャスについて調べてみた

    今日の富山新聞に「富山―関空 新たに計画」という見出しの記事が出て一瞬わが目を疑いました。記事によると、航空会社(正確には航空事業参入を目指す準備会社)の「ジェイ・キャス」という会社が計画しているそうで、関空~富山の他に関空~能登・米子・岩国の各路線の新規就航を計画しているそうです。 計画では70~80席級の小型機2機をリースし、2021年秋の就航を目指し、22年秋には4機体制にして富山と中部・仙台を結ぶ路線を開設して富山空港をハブ空港化。さらに2026年には7機体制としてさらなる路線開設を目指すそうです。 ジェイ・キャスでは関西・中部地域と北陸・山陰地域を結ぶ航空路線網が不十分と考えているそ…

  • もしも東海道新幹線が長期運休に追い込まれたら

    も 台風19号で車両センターが被災して多くの車両が浸水し、長野~上越妙高間が不通となっていた北陸新幹線ですが、10月25日に全線復旧する見通しとなりました。台風通過前の計画運休も含めると13日ぶりに東京~北陸の大動脈が復旧することになりますが、この間、首都圏~北陸の旅客移動は米原経由や長岡経由などのルートや航空路、高速バスに頼る事になり、チケットが取りづらい状況が続いています。新幹線の輸送力の大きさ、重要さを改めて実感された方も多いのではないでしょうか? www.meihokuriku-alps.com ・実は災害による長期運休を経験していない東海道新幹線 ・現在の東海道新幹線の影響力 ・旅客…

  • 737MAX運航停止問題で新たな疑惑・・・本当に運航再開できるの?

    ボーイング737MAXの運航停止問題で新たな疑惑です。10月18日、アメリカの主要メディアは一斉にボーイングが737MAXの認可に際して、FAA(アメリカ連邦航空局)に実際とは異なる報告をしていた事、そのやり取りの記録を数か月前に把握しながらFAAへ開示していなかったと報じました。この報道を受けてボーイング株は前日比6%も下落し、この日のニューヨーク株式市場の下落の大きな要因の一つとなりました。 www.afpbb.com www3.nhk.or.jp ↓これまでの737MAX問題の経緯はこちらの記事もご覧下さい。 www.meihokuriku-alps.com www.meihokurik…

  • 台風の影響で北陸新幹線が長期運休の危機・・・復旧はいつになる?

    10月12日から13日にかけて日本列島に上陸した台風19号は日本各地に大きな爪痕を残していきました。被災した方には心よりお見舞いを申し上げます。 さて、鉄道各社や航空各社は台風に備えてあらかじめ列車や航空機の運航を止める「計画運休」を行いました。この為運行中の事故や台風通過中の突発的な運休を防ぐことができましたが、一方でいくつかの路線ではまだ復旧のメドが立っていません。中には深刻な被害が出て長期間の運休が見込まれる路線もあり、台風の影響はまだしばらく続きそうです。 そんな中、最も深刻な影響を与えそうなのが北陸新幹線。千曲川の氾濫により長野市にあったJR東日本の新幹線車両センターが水没し、JR東…

  • JAL旅客機コレクション第二号・第三号が届きました!

    先月から定期購読を開始したデアゴスティーニの「JAL旅客機コレクション」の第二号と三号が昨日届きました。既にYouTubeで動画は出していますが、改めてこちらでも取り上げたいと思います。 ↓以前の記事はこちらをどうぞ。 www.meihokuriku-alps.com www.meihokuriku-alps.com 今回は第2号がJALのボーイング747-100型、第3号がJASのボーイング777-200型「レインボーセブン」になります。以前にも触れましたが、この「JAL旅客機コレクション」の最大の特徴はJALのグループ会社や統合相手のJASの機体もきっちり出してくれるところ。普通、統合で消…

  • JALとハワイアン航空の独禁法適用除外却下・・・憧れのハワイ航路の競争の行方は?

    アメリカ運輸省は10月3日までにJALとハワイアン航空が申請していたJV(共同事業)について、独占禁止法の適用除外(ATI)を認めない判断を下しました。「ATIを認可する事が公共の利益を利用者に提供するとは言いがたい」と言うのが理由で、JALとハワイアン航空はハワイ戦略の見直しを迫られそうです。 JALとハワイアン航空の共同事業、独禁法適用除外認めず 米運輸省(Aviation Wire) - Yahoo!ニュース JALとハワイアン航空は2017年9月に包括的業務提携を結び、2018年3月から相互コードシェアやラウンジの相互利用を開始しました。ハワイ路線に強いJALとハワイが本拠地のハワイア…

  • LATAMワンワールド脱退・・・曲がり角に来ている「航空アライアンス」

    南米最大の航空会社グループでワンワールドに加盟しているLATAM(ラタム)は9月26日、デルタ航空との関係強化とワンワールドからの脱退を発表しました。デルタ航空がLATAM株20%を19億ドルで取得した上でLATAMに3億5000万ドルを投資、LATAMの債務削減のためにLATAM保有のA350型4機を引き取るほか、LATAM発注のA350型10機もデルタが受領する方向で調整しているようです。 提携には関係国の承認が必要ですが、デルタとLATAMは路線の重複がほとんどなく、承認はスムーズに行くだろうとの予測で、1~2年で承認が降りるのではないかとのこと。LATAMのワンワールド脱退時期やスカイ…

  • トーマス・クックの破綻で考える「潰れた旅行会社・航空会社の救済の是非」

    9月23日、「世界最古の旅行会社」とも言われる世界的な大手旅行会社・イギリスのトーマス・クックグループが追加の資金調達に失敗し、ロンドンの裁判所に破産を申請しました。これにより傘下の航空会社・トーマスクック航空も運航を停止し、全世界で60万人以上の旅行客が帰国の足を失う事になりました。イギリス政府は約15万人のイギリス人旅行客の為に数十機のチャーター機を用意し、順次帰国の支援をしていますが、全員が帰国するまでには2週間程度かかるとしています。 headlines.yahoo.co.jp トーマスクックは欧州でも大手の旅行会社であると同時に、世界で初めて団体旅行や世界一周旅行、トラベラーズチェッ…

  • 「底辺ブロガー」「底辺YouTuber」に陥りがちな人がやってしまう事

    先日当YouTubeメインチャンネル「迷航空会社列伝」が登録者数2万人を突破しました!皆様本当にありがとうございます!おかげ様で先月収益化も復活し、ブログの方もちょくちょくgoogleやFacebookなどで紹介されてpv数も伸びて先月は月間6万pvを突破しました。 これも日々動画やブログを見て頂いている皆様のおかげです。これからも慢心する事なく精進して参りますので、よろしくお願いします! さて、YouTubeのメインチャンネル登録数2万人、ブログの月間pv数6万と言う今の私の立ち位置は世間的には「そこそこ」らしいです。人気YouTuberの基準は登録者数10万人(最近はそこまで珍しくもないで…

  • スカイマークの国際定期路線就航・「新規参入会社の国際線進出」は進むのか

    9月19日、スカイマークは年内の成田~サイパン線と成田~中部線の開設を正式に発表しました。今年の5月以降、繁忙期を中心にチャーター便で運航実績を重ねてきましたが、満を持しての定期路線就航となる見込みです。就航には混雑空港に指定されている成田空港については国土交通省の「混雑空港の運航許可」が必要となりますが、今のところ大きな障壁はなさそうなので、認可されるものと思われます。 いずれにせよスカイマークの就航から21年、A380による長距離国際線計画がとん挫して経営破たんした事で国際線進出は一時期遠ざかりましたが、ようやく実現することになりそうです。 www.aviationwire.jp sky-…

  • ANA442便(福岡〜中部)搭乗記 〜プロペラ機の乗り心地は?〜

    福岡空港に戻り、帰りの飛行機に乗る時間が来ました。普通なら福岡〜小松線か羽田経由で富山に向かうところなのですが、押さえていた格安料金での予約を決済忘れで流すと言う痛恨のミスを犯してしまいました。 急遽貯めていたマイルを使って特典航空券を探しましたが、福岡〜小松線は既に満席、羽田経由だとマイルを2区間分使う事になるので無理。結局、福岡〜中部線で特典航空券を取り、名古屋から高速バスで富山に戻る事にしました。 今回乗るのはANA442便、機材はボンバルディアダッシュ8-400です。もっとも、ボンバルディアはダッシュ8事業をカナダのバイキングエアに売却し、名前も「デ・ハビランドカナダDHC-8-400…

  • 300円で新幹線に乗れる⁉︎「博多南線」に乗ってきた

    貝塚公園でヘロンを見た後、一旦地下鉄で博多駅に戻りました。次の目的はJR博多南線です。 さて、新幹線の改札を抜けてっと・・・ って新幹線⁈ そうなんです。実はこの博多南線、車両も規格も新幹線のものなんですが、なぜか「在来線」扱い。しかもこの区間を管理するのはJR九州ではなくJR西日本なので、形としては「JR九州の縄張りにJR西日本が新幹線規格の在来線で殴り込んできた」という格好になります。なぜこんな不思議な路線が存在するのでしょうか? 種明かしをするとこの路線、山陽新幹線の博多駅〜博多総合車両所間の回送線を旅客扱いしているもの。回送線自体は1975年10月の山陽新幹線全線開業時に作られましたが…

  • 福岡市・貝塚公園に残る元JDAのヘロン

    初めてのJALのA350に満足した翌9月2日、以前からみたいと思っていた飛行機を見に貝塚公園に向かいました。貝塚公園へは地下鉄貝塚駅を出てすぐになります。 貝塚交通公園に来た目的は公園内に展示されている元日本国内航空のデハビランド・ヘロン、JA6159。ANAの前身の日本ヘリコプター航空やJASの前身会社の富士航空→日本国内航空や東亜航空で使われていたイギリス製の旅客機で、1972年頃まで使われていました。 JA6159は伊藤忠航空整備が輸入し富士航空が購入、合併で日本国内航空になった後1967年8月に退役、東亜航空に部品取り用として売却されたようです。その後貝塚交通公園には1968年から展示…

  • 「JAL旅客機コレクション」創刊号が届きました!初回は787-9型!

    以前の記事で定期講読を宣言していた、デアゴスティーニの「JAL旅客機コレクション」創刊号が届きましたので、どんなものが来たのか簡単にレビューしてみたいと思います。 ↓以前の記事はこちらをご覧下さい。 www.meihokuriku-alps.com まず内容ですが、1/400ダイキャストモデルと、機体の解説や特集ページが載った解説本が入っています。解説本の中身については詳しい言及は控えますが、初回と言う事もあってJAL旅客機コレクションの紹介とJALの旅客機の歴史が掲載されていました。その後に今回のモデルである787-9の解説や、JALとJASの歴代CAの制服などが紹介されています。 さて、い…

  • 溝の口にある「神奈川県立川崎図書館」の社史コーナーが凄かった

    電車とバスの博物館を後にして田園都市線で溝の口まで戻りました。次に目指すのは神奈川サイエンスパーク内の「神奈川県立川崎図書館」です。駅前から無料のシャトルバスが出ていますので、それに乗って移動します。 私の旅行は動画の素材集めや調査も兼ねており、旅先でも地元の図書館で郷土資料を探したりするのですが、今回の川崎図書館はちょっと目的が違います。川崎図書館は日本でも有数の「社史コレクション」を有しており、交通関係の企業の社史もかなりの数があります。 当然、館内を撮影する訳にはいかないので写真はありませんが、川崎図書館のHPには社史コレクションのページがあり、分野ごとに社史の背表紙の画像を見ることがで…

  • 「電車とバスの博物館」に残るJASの残滓

    羽田空港に到着後は少し撮影して昼食を取り、川崎市に移動しました。最初の目的地は東急田園都市線宮崎台駅にある「電車とバスの博物館」です。 ここは東急の車両やバスが展示されている、いわゆる「企業博物館」ですが、館内は家族連れが多く、展示物もバスや鉄道の仕組みや仕事体験といった子供向けの展示に重点が置かれており、学術研究や貴重な鉄道資産の保存施設と言うよりはテーマパーク的要素が大きいです。 とは言え、車両は元玉電のデハ200形など貴重なものが展示されており、それなりに展示は楽しめます。しかし今日のお目当てはこれらの両ではありません。本館(A棟)とは別の建物(B棟)の奥にひっそりと保存されているJAS…

  • ANA316便(富山〜羽田)搭乗記 〜敢えて空路を使う理由〜

    8月31日、JALのA350搭乗の前日に東京入りしましたが、いつも通り空路で向かいました。新幹線が開通した今、東京への移動に空路を使いまくる人間なんてそう多くはないでしょうねw 今回は富山発の2便目、9:35発のANA316便を利用しました。現在、富山〜羽田線は通常はボーイング737-800、夏場の一部の便はエアバスA321が就航していますが、ANAは需要に応じてこまめに機材変更を行っており、昨年まで1往復だけ飛んでいたボーイング767や、新幹線開業までは頻繁に飛んでいたボーイング777や787もたまに機材変更で富山に飛来します。この日の316便も767での運航でした。 この日のシップはJA6…

  • 羽田空港の発着枠決定・国際線編 〜就航路線はどこ?成田路線はどれだけ減る?〜

    2020年4月からの羽田発着枠増加のニュース、今回は国際線の配分を見ていきましょう。国内線についてはこちらの記事をご覧下さい。 www.meihokuriku-alps.com 羽田発着国際線の発着枠配分の行方 まずは各国ごとの配分を見ていきましょう。なお、配分については日本側、相手国側同数です。 www.aviationwire.jp アメリカ 12 中国 4 ロシア 2 オーストラリア 2 インド 1 トルコ 1 イタリア 1 スカンジナビア 1 (スウェーデン、デンマーク、ノルウェー3か国共同) フィンランド 1 前回はヨーロッパや東南アジアに手厚い配分でしたが、今回はアメリカと中国に多…

  • 羽田空港発着枠の配分決定・国内線編 〜新規参入枠の見通し〜

    9月2日、国土交通省航空局は羽田空港の発着枠配分を決定しました。日本側全体で25枠増加となる国際線枠については改めて紹介し、今回は回収の上再配分となる国内線の発着枠について考えてみたいと思います。 www.aviationwire.jp 羽田発着枠に関する以前の記事はこちらもご覧下さい。 www.meihokuriku-alps.com www.meihokuriku-alps.com さて、今回の発着枠増加で増えるのは国際線のみ。国内線に関しては配分がないため、既存の会社の発着枠19枠を回収した上で再配分するという形を取りました。 まず回収される発着枠ですが、 JAL 8 ANA 7 スカイ…

  • JALのA350の羽田発就航2便目(JAL329便)搭乗記

    2019年9月1日、JALの新機材、エアバスA350-900の就航日を迎えました。私も以前の記事でも言った通り、18:10発のJAL329便、羽田発の就航2便目に乗って来ました。初便じゃないのは残念でしたが、2便目も2便目で就航初日特有の高揚した雰囲気を感じることができました。まあ2便目のレポやる人なんてそうはいないと思うのでこれはこれで貴重な記録になると思います。 手荷物預かり待ちの時に対応してくれた係の方が便名を見て「A350ですか!今日就航なんですよ!」と反応してくれました。やはりJAL社内でも今日は特別な日みたいですね。 さて、通常初便就航のセレモニーは搭乗ゲート前でやるのが一般的です…

  • ANAのA320が「LCC仕様」の座席配置に?どうしてそうなった

    昨日あたりからTwitterなどでANAのHPや予約スケジュールなどで「座席数180席」のA320が出現したと話題になっています。機種名に「32G」とついている便が問題の機材のようで、本日ANAの公式HPの機材一覧にも出て来ました。 togetter.com で、問題の機材のシートマップを見て見ると、確かに座席数180席でプレミアムクラスの設定は当然なし。説明欄には「当機材は180席仕様の為他のA320機材より座席間隔が狭くなっております」とわざわざ注意書きもされていますし、機内WiFiもなし。この座席数と言い、シートマップのレイアウトと言い、LCCのA320と同じ座席配置ですね・・・ www…

  • デアゴスティーニの「JAL旅客機コレクション」創刊。沼に沈む気しかしない。

    Traicyを見てたらもの凄く物欲を掻き立てられる記事を発見してしまいました。 デアゴスティーニから「JAL旅客機コレクション」創刊、だと・・・? www.traicy.com 早速デアゴスティーニのHPを見て見ましたが、創刊号は9月10日発売で税込990円、2号目からは2760円の税別で2週間おきに発売されるようです。1/400スケールのダイキャストモデルと冊子がセットになっていますが、このダイキャストモデルの凄いところはJALと航空機メーカーの監修の元作られているという事。そして現在のJALの機体だけでなく、レシプロ機時代も含めた過去のJALの機材やグループ会社の機材、さらにはJALと合併…

  • ボーイングvsエアバス、世界の航空会社はどっち派?

    世界の航空機メーカーは100席以上の機体に限るとほぼボーイングとエアバスの2社に分かれ、大半の航空会社で両社の航空機が使用されています。しかし中には「ボーイングだけ」「エアバスだけ」という会社もありますし、大型機はボーイングだけど小型機はエアバスだけ、逆に大型機はエアバスしか使ってないけど小型機はボーイングだけ、という会社もありますので、航空会社によってボーイングとエアバス、両者の機材の使い方は様々です。 昔、月刊エアライン2001年1月号でボーイングとエアバスのライバル関係を取り上げた特集がありましたが、その中に世界の航空会社がボーイング派か、エアバス派かを比較した記事がありました。この頃は…

  • 元日本政府専用機、29億円で売り出し中。これってお買い得なの?

    今年3月に退役し、6月に離日した政府専用機2機のうち1機がアメリカの中古市場で売りに出されました。航空機販売サイト「コントローラー」によると、販売価格は2800万ドル(29億6000万円)で、売り文句は「世界で最も飛行時間が短い747-400の一つ。新品同様に見える」で、相当状態のいい掘り出し物として扱われているようです。実際、この機体の飛行時間は1万6332時間、飛行回数は1万3569回と経年機の割には少ない飛行時間です。 www.aviationwire.jp 政府専用機は3月の退役後、産業廃棄物のリサイクルを手掛けるエコネコルという会社に2機13億円(推定値)で売却され、2号機は6月17…

  • YouTubeメインチャンネルについてのご案内

    本日私のYouTubeのメインチャンネルの収益化が復活しました。 2月に収益化を止められてから半年、この間2度再審査申請を行いましたが却下され、アップした過去動画の大半を削除せざるを得ませんでした。映像の比率を増やした修正動画をアップし、サムネも手を加えたものに差し替えて3度目の再審査申請を8月12日に行いましたが、わずか2日でスピード承認されました。 この間、視聴者の皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたが、励ましのコメントやアドバイスが支えになり、何とか復活する事が出来ました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。 嬉しいは嬉しいのですが、いつまた収益化がストップす…

  • 両備グループバス廃止問題のその後 ~動き出した岡山市の公共交通再編~

    ・バス廃止問題から1年半、あれからどうなった? ・法定協議会の議論で動き出した岡山市のバス再編 ・両備vs八晃のその後 ・岡山のケースは地方の公共交通問題の縮図 ・バス廃止問題から1年半、あれからどうなった? 昨年の2月に岡山県などで路線バスや鉄道などを運航する両備グループが、八晃運輸の「めぐりん」益野線参入に反発して赤字バス路線31路線の廃止申請を出した問題から1年半が経ちました。当ブログでもこの問題を3回取り上げましたが、2018年4月以降、この問題を取り上げることはありませんでした。今回はこの問題を継続して取り上げなかった自らへの自戒も込めつつ、その後の両備グループバス廃止問題を取り上げ…

  • 「妥協と変更の繰り返し」が招いた長崎新幹線整備問題の泥沼化

    8月7日、佐賀県の山口知事は九州新幹線長崎ルートの新鳥栖~武雄温泉間整備を巡り、与党検討委員会が「フル規格での整備」を決定した事に反発し、フル規格方式が前提であれば国土交通省、JR九州、長崎県、佐賀県の「4者協議」には参加しないと表明しました。以前から佐賀県フル規格での新幹線整備には否定的で、フル規格で建設したい長崎県やJR九州と対立していましたが、与党がフル規格整備を決定した事で更に反発を強めた格好です。着工には佐賀県を含めた沿線自治体の同意が必要であり、現時点では着工の見通しは全く立っていません。 www.nishinippon.co.jp 対立のきっかけはフリーゲージトレインのとん挫 元…

  • 関西国際空港に欧米路線やフルサービスキャリアが戻り始めているワケ

    ここ一年で相次いだ欧米フルサービスキャリアの関空就航 でもちょっと前はLCC重視だったのになぜ急に増えたの? 理由1.「LCC一本足打法」からの脱却 理由2.関西3空港の経営一本化 理由3.バンシ・エアポートの誘致ノウハウとコネクション それでも関空が日本の航空会社を誘致できない理由 8月4日、スイスインターナショナルエアラインズは2020年3月1日から関空~チューリッヒ線を週5便で開設すると発表しました。機材はA340-300で、前身のスイス航空が2001年10月に運航停止して以来19年ぶりの路線復活になります。 www.aviationwire.jp ここ一年で相次いだ欧米フルサービスキャ…

  • ANAのエアバスA380就航の裏で・・・世界で進む航空会社の「A380離れ」

    5月24日に成田~ホノルル線で就航を果たしたANAのエアバスA380「フライングホヌ」は7月1日から週10往復に増便され、本格的に運航を開始しました。現在は2機体制ですが、来年春には3号機を受領し、成田~ホノルル線の全便がA380での運航になる見通しです。 事前のプロモーションやブランディングの効果もあってA380の話題性は抜群。7月30日に発表されたANAの2019年4-6月期決算によるとホノルル線の搭乗率は91%と絶好調で、7-9月期以降も9割以上を見込んでいるとの事。「夏場の数字はしっかり取れており、順調に推移している」との事ですので、目下のところA380投入の効果は十分あった事になりま…

  • デルタ航空「成田撤退」決定?ノースウエスト時代から続くハブ機能、終焉か

    一部ニュースサイトの記事によると、デルタ航空の本社のあるアトランタの地元紙が、デルタが2020年夏の東京オリンピックまでに成田空港から完全撤退する計画だと報じました。ここ数年、成田発の路線を縮小し続けてきたデルタ航空は何度も「日本市場縮小」「成田撤退」が囁かれてきましたが、遂に現実のものとなってしまいそうです。 sky-budget.com デルタの成田路線は元々はパンナムと並び太平洋路線を運航してきたノースウエスト航空が築き上げたアジア地区のハブでした。日本からの以遠権を行使してソウル、上海、台北、香港、マニラ、バンコク、シンガポールなどアジア各地に広大な路線網を築き、日本でもノースウエスト…

  • JALとANAがウラジオストクに同時就航・・・供給過剰にならないの?

    日本航空(JAL)と全日空(ANA)はほぼ同時に来年春からの成田~ウラジオストク線の就航を発表しました。両社が競合する路線は数あれど、空港の開港や発着枠増加という要因がないのにほぼ同時に同じ路線に就航するという事は国際線では初めての事ではないでしょうか。 www.aviationwire.jp まずは両社の就航計画を見て見ましょう。JALはボーイング737-800型で夏スケジュールは一日1往復のデイリー運航。冬スケジュールは別途発表です。ダイヤは 成田11:20→ウラジオストク14:45 ウラジオストク16:25→成田17:40 となり、夏ダイヤ開始とともに就航したいとしています。 www.t…

  • 今残ってるJA8000番台の旅客機と貨物機(2019年7月現在)

    昨年3月に旅客機の登録記号にまつわる動画を出し、関連する記事を書きましたが、その際「2018年2月現在、登録中のJA8000番台の旅客機は残り56機」と紹介しました。あれから約1年半、今JA8000番台の旅客機はどれだけ残っているのでしょうか?気になったので調べてみました。 ↓登録記号にまつわる動画はこちらをご覧下さい。 ↓以前書いた記事はこちら。 www.meihokuriku-alps.com まず全体の総数ですが、2019年7月現在で登録されているJA8000番台の旅客機は32機でした。動画を出した2018年2月に比べると24機減少した事になります。現在JA8000番台の旅客機を保有して…

  • 出口が見えない737MAXの運航停止問題

    7月24日にボーイングが発表した2019年第二四半期決算は29億4000万ドルの純損失を計上し、四半期ベースでは3年ぶりの赤字となってしまいました。言うまでもなく原因は737MAXの運航停止問題で、キャンセルや出荷遅れなどに伴う航空会社への補償として49億ドルを計上した事と、ボーイングの受注数の7割、売上高の3割、営業利益の半分近くを稼ぎ出す主力機の出荷停止で売上高が35%減少したのが大きく響きました。幸いなのは軍用部門とサービス部門が好調で利益が伸びている事ですが、それでも737MAXの穴を埋めるには至っていません。 www.nikkei.com 現在、ボーイングは737MAXの生産レートを…

  • ゆっくり解説動画が書籍化⁉「奇書の世界史」8/23発売

    このブログでは基本的に航空や鉄道を中心とした話題を取り上げていますが、今回は航空とも鉄道とも関係ありません。ですが今回はどうしても紹介したい書籍が出て来ましたので、あえてその原則を破ります。 私が好きな動画の中に「世界の奇書をゆっくり解説」というシリーズがあります。いわゆる「ゆっくり解説」のジャンルの動画の一つで、世界中の異端文学的な「奇書」の内容や生み出された背景などを開設する動画なのですが、実際に本を読んでいるかのような心地よいテンポの構成や語り、丁寧な作りやしっかりとした考察で非常にクオリティーの高いシリーズです。私自身もそのクオリティの高さと丁寧な構成に毎回驚かされ、目標にしている作者…

  • キャセイパシフィック、香港エクスプレスを買収。今後のキャセイグループの行く末は

    3月27日、香港の大手航空会社キャセイパシフィック航空は、中国の海南航空グループ(HMA)から傘下のLCC「香港エクスプレス」を49億3千万香港ドル(約690億円)で買収すると発表しました。その後7月19日に買収手続きが完了し、香港エクスプレスは正式にキャセイグループの一員に。買収後も路線やブランドは維持されますが、CEOはキャセイから送り込まれます。ここ数年のアジアでのLCC設立ブームからは距離を置き、フルサービスキャリア一本で路線展開していたキャセイですが、今回の買収で方針を転換することになります。 sky-budget.com www.traicy.com www.nikkei.com …

  • 関空でJALのA350を撮ってきた

    7月13~15日の3連休に関西地方に出かけました。最大の目的は迷列車関係のイベントに行く為でしたが、何気なくツイートを見ているとJALさんの公式Twitterでこんなツイートが。 \エアバス #A350 初号機の訓練飛行日程/ 7月6日~7月14日までの予定です✈✨ 各空港のお近くの皆さん、JALのエアバスA350初号機がおじゃまいたしますので、お楽しみに😊 A350を見つけたら、 #JALのA350シャッターチャンス📸をつけて投稿してね٩(ˊᗜˋ*)و #JAL_A350 pic.twitter.com/ryKxxz9Qbt— JAPAN AIRLINES【JAL】 (@JAL_Offici…

  • アリタリア航空の再建スポンサー、破綻から2年2か月たってやっと決定。三度目の正直になるのか、それとも・・・

    一部のネットニュースで出ていましたが、2017年5月に2度目の経営破たんとなったアリタリア航空の再建計画案が7月15日に提出され、再建スポンサーが明らかになりました。主体となるのは旧イタリア国鉄の鉄道会社・イタリア鉄道で、これに加えて空港や高速道路の運営を行うインフラ運営会社のアトランティア、スカイチームの名手であるデルタ航空、イタリア財務省の4者がアリタリアの経営再建にあたる事になります。 具体的な出資比率は明らかにされていませんが、現地報道によると出資比率はイタリア鉄道とアトランティアが35%ずつ、デルタ航空とイタリア財務省が15%ずつとなりますが、イタリア鉄道は民営化されたとは言え全株式…

  • 神戸空港の発着枠拡大に見る日本の「セカンダリー空港」

    7月5日、神戸空港を拠点にしているスカイマークは神戸空港の発着枠拡大を受け、8月1日から神戸ー茨城・長崎・那覇線を1日一往復ずつ増便すると発表しました。さらに翌6日に神戸市役所で開いた会見では運用時間が午後11時までに延長された場合、羽田空港の特定枠(午前6時~8時30分までの到着と午後8時30分から11時までの出発便に適用)を使って午後9時台出発の羽田~神戸線を設定すると発表しました。スカイマークの神戸路線が充実することになりそうです。 www.aviationwire.jp www.traicy.com また、同じ日にフジドリームエアラインズ(FDA)が10月27日からの冬ダイヤから神戸空…

  • 日本の空を飛んだ旅客機の「ラストナンバー」

    6月27日、リース会社のBOCアビエーションはボーイングよりスカイマーク向け737-800「JA73AC」を受領したと発表しました。スカイマークが追加発注した737-800型3機の最終製造機であると同時に、この飛行機が「ボーイング737-800型」自体の最終製造機となるようです。機体は今日6月30日に日本に到着しました。 sky-budget.com ところで、「どの航空会社が新型機の最初のカスタマーになるか」は航空ファンならずとも注目する人は多いと思いますが、「どの航空会社がその機種の最後の納入先になるか」と言う事に関しては気にも留めない人の方が多いのではないかと思います。新型機の最初の一機…

  • 北陸新幹線開業後の「しらさぎ」の存続は難しいと思う

    2023年3月までに予定されている北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸開業ですが、その際、現在の北陸本線の特急は新幹線開業と平行在来線の第三セクター化に伴って敦賀止まりとなり、北陸新幹線との乗り継ぎが図られる事が予想されています。 これに対して福井県内の一部では、開業後も特急を福井まで運転するようJRに求める動きがあり、昨年12月には「特急『しらさぎ』号の存続を求める会」が発足して1月から10万人を目標に署名活動を行っています。「しらさぎ」に絞ったのは米原駅で東海道新幹線に接続することで東西の移動の利便性が確保できること、将来のリニア延伸の際、北陸方面からの旅客流動を取り込むために直通の特急が必要とい…

  • 京急の「各駅停車に乗ったらポイント付与」は通勤を変えるかも知れない

    6月24日、京急電鉄は平日の朝ラッシュ時に上り普通電車を利用した乗客に対し、ポイントを付与するサービスを7月から始めると発表しました。スマートフォン向けアプリの「KQスタんぽ」を使用し、平日7時30分から9時の間に運転される普通列車の車内放送で「ほぼ聞き取れない」非可聴音を流して「KQスタんぽ」に認識させ、ポイントを付与するというシステムです。 このような取り組みはもちろん日本初ですし、非可聴音を認識させてポイントを付与するという仕組みも恐らく日本の鉄道会社では初めてなのではないでしょうか。trafficnews.jp 京急の目的は「ラッシュ時の快速特急の混雑緩和」であり、特急の退避でどうして…

  • もし北海道新幹線が札幌~新函館北斗間を先に作っていたら

    以前、苦境が続く北海道新幹線と好調を維持する北陸新幹線の結果の差について記事を書いたことがあります。正直、内容については賛否両論だったかと思いますが、その後ふと思った事があります。 「もし道内区間を先に建設した場合、ひょっとしたら状況は全然違っていたのではないだろうか」 実際のところ新函館~札幌間のルートが正式に決まったのは1998年ですし、新青森~新函館北斗間の着工が決まった2005年の時点でもまだ地質調査すら行われていない状態でしたから、現実にはあり得ない話です。しかし九州新幹線が中途半端ではあるけど時間短縮効果の大きい新八代〜鹿児島中央間を先に完成させて大幅な時間短縮を実現させた例がある…

  • 中づり広告で阪急電鉄が「炎上」してしまった理由

    6月10日、阪急電鉄は6月1日から実施していた企業ブランディングを手掛ける会社「パラドックス」が発行した書籍「はたらく言葉たち」とのコラボ企画「ハタコトレイン」の運行を中止し、中づり広告の掲載も取りやめる事になりました。 この企画は京都線、神戸線、宝塚線各1編成の全車両の中づり広告を「はたらく言葉たち」に掲載された言葉で埋め尽くすというもので、当初の予定では6月1日から30日までの間運行される予定でしたが、その中づり広告の中の「毎月50万もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」とか「私たちの目的はお金を集める事じゃない…

  • バニラエアの異例過ぎる「明るい統合」・消えゆくブランドへのリスペクトの意味は

    6月1日、バニラエアの成田ー那覇線がピーチに移管されました。10月まで続くバニラエアからピーチへの路線移管の第一弾になります。この路線は以前ピーチも運航していましたが、2017年3月に撤退。ピーチ的にはバニラからの移管で再就航となった格好です。就航記念イベントでは井上慎一CEOらがバニラエア名物の「黄色い手袋でハイタッチ」を行って見送りました。 www.aviationwire.jp さらにバニラエアでは「バニラエアForever!!」と銘打って統合キャンペーンを実施し、対象便に乗ると社員の熱い思いを書いたカードくじを引き、キラカードが出るとささやかな景品をプレゼントしています。社員をカードく…

  • 三菱重工のCRJ事業買収はMRJ巻き返しの切り札か、それとも「終わりの始まり」か

    5月30日にMRJの名称変更報道に関して少々辛辣なタイトルで記事を書きましたが、それから一週間後、MRJに関して更に大きな報道がありました。 ↓先週書いた記事はこちらを参照して下さい。 www.meihokuriku-alps.com 6月5日から6日にかけて、報道各社が「三菱重工業がカナダのボンバルディア社のCRJ事業を買収」というニュースが駆け巡りました。三菱重工も「当社グループが発表したものではない」としたものの、ボンバルディアとの交渉自体は認めており、少なくとも買収交渉がされていることは事実の様です。 航空機メーカーとしてはボーイング、エアバスに次ぐ第3位の規模を持っていたボンバルディ…

  • 車内販売を縮小・簡素化するJR東日本と充実させる東海道・山陽新幹線。正しいのはどっちだろう?

    5月28日にJR東日本から6月末でホットコーヒーの販売と北陸新幹線での弁当・デザート・お土産類の販売終了がアナウンスされました。3月のダイヤ改正での縮小に続き、またしてもJR東日本の車内販売は縮小することになります。 trafficnews.jp 前回の車内販売縮小時の考察についてはこちらの記事も参考にして下さい。機内販売が充実する傾向にある航空業界との対比も書いています。 www.meihokuriku-alps.com 前回の縮小から3か月程度での更なる縮小は正直予想外でしたが、北陸新幹線の場合は乗り入れ先のJR西日本との調整があったから先延ばしにされていただけなのかも知れません。いずれに…

  • 東海道新幹線や航空業界の「もしも」の話(平成編)

    東海道の交通にまつわる「もしも」を考える話、今回は平成時代の「もしも」を考えていきます。昭和編をまだご覧になっていない方はこちらをご覧下さい。昭和編も長くなったけど、平成編、特に最後のJAL破たんの話はかなり長くなったなあ・・・ www.meihokuriku-alps.com 東海道交通戦争 第五章「高速化の『のぞみ』へ向けて」前編 1.もしも新幹線保有機構が解体されず、今も残っていたら 2.もしも「関西国際空港」が当初の予定通り神戸に作られていたら 3.もしも「品川新駅」が建設されなかったら 4.もしも「航空シャトル便」が実現していなかったら 5.もしもJALが再建されず、清算されていたら…

  • MRJの名称変更?正気ですか?

    まず始めに謝りますが、今回のタイトルは少々辛辣な言い回しになっています。このタイトルを見て不快になられた方には申し訳ございませんが、今回報道されているMRJの名称変更についてはMRJの今後に悪影響を与えかねない事態なので、敢えてキツい言い回しをしました。その辺ご理解頂けますと幸いです。 5月29日、朝日新聞や日本経済新聞、時事通信などの大手メディアが相次いで「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の事業方針を見直し、70席級の機体開発を本格化させるとともに、名称を「スペースジェット」に変更して「三菱」の名前を外す予定だと報じました。 MRJは当初は2013年の就航を目指していましたが、5度に渡る…

  • 東海道新幹線や航空業界の「もしも」の話(昭和編)

    東海道交通戦争の補足・振り返りシリーズ、第二弾は作中内でのいくつかのターニングポイントの「もしも」を予想してみたいと思います。歴史にifは禁物、とよく言いますが、そのifを考えてみるのも歴史の醍醐味の一つではないでしょうか。 これについては長い歴史の中で様々な「もしも」が考えられますので、一度で終わらなさそうです。そこで今回は「昭和編」と「平成編」に分けて検証してみたいと思います。今回は「昭和編」です。 東海道交通戦争 第一章「新幹線開業前夜」 1.もし東海道線の増強が新幹線ではなく複々線化だったら 2.もし航空会社再編が運輸省の目論見通り2社体制だったら 3.もし国鉄が東海道新幹線への投資を…

  • 伝説のF1レーサー、ニキ・ラウダの「飛行機野郎」としての一面

    5月20日、70年代から80年代にかけてF1で活躍したニキ・ラウダ氏が亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。 headlines.yahoo.co.jp 正直言うと、私はF1レーサーとしてのニキ・ラウダを知りません。彼が活躍したのは私が生まれる前の70年代から80年代前半にかけてで、物心がついた頃には既に引退していたのですから。なのでここでは彼の引退後の「航空会社経営者」としての一面を取り上げたいと思います。 ラウダ航空 ニキ航空 ラウダモーション ニキ・ラウダが去った後の「ラウダブランド」の行方 ラウダ航空 ニキ・ラウダが航空ビジネスに携わったのは1979年、F1から引退して「ラウ…

  • 新シリーズ「交通機関の栄枯盛衰(仮)」の詳細

    先日ニコニコ限定で「東海道交通戦争」のあとがきと新シリーズの予告動画をアップしました。こちらの動画はYouTubeにはアップするつもりはありませんので、気になる方はお手数ですが下記のリンクからご覧下さい。 (リンクは後程貼ります) さて、今回は最後の方でちょっとだけチラ見せした新シリーズ「交通機関の栄枯盛衰〜それでも彼らは駆け抜けた〜(仮)」についてもう少し具体的な内容や方針をご紹介したいと思います。一応、まだ(仮)と付けてますが、恐らくこのまま正式タイトルになるんじゃないかと思います。 新シリーズの内容的には「しくじり企業」の交通版と思って頂ければいいかと思います。但し解説役に関しては「迷航…

  • 羽田発着枠のアメリカ側の暫定配分決定・成田発はどれだけ減るのか

    5月16日、アメリカ運輸省(DOT)は2020年夏ダイヤで予定される羽田空港の昼間時間帯の増便について、アメリカ側に割り当てられる予定の12枠を暫定的に割り当てたと発表しました。今後5月30日までに反対意見を受け付けたのち6月10日には正式決定、その後日本側の承認を得た上で夏ごろには正式に決まる見通しです。www.aviationwire.jp headlines.yahoo.co.jp では、今回の配分はどのようになったのでしょうか。まず各社の配分ですが デルタ5 ユナイテッド4 アメリカン2 ハワイアン1 となりました。以前の記事で私が出した予想がデルタ5、ユナイテッド4、アメリカン2+早…

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