窓枠から見える空は暗澹とただ光る街を照らしていた走るガードレールに白い雪あぁ、もう冬なのだと実感するトンネルのオレンジ色の光緑の電話マークどこか懐かしい高速道路の夜…いつになったら目的地へと着くのだろうか……
紡いだ夢ただ、春の夢のごとく消えてゆく記憶そして脳裏に焼き付くあなたの笑顔
お前は私の為に私だけの"お前"になると云った反古の約束はもう唇から紡がれることなく誰ももう、この手を握る者はいない「嘘つきっ」喉の奥から絞り出して叫んだ言葉金属の耳にはもう届かなくて涙に濡れた瞼をゆっくりと閉じた…ならば
…それで、何が変わったというのだろうか。ちっぽけなお前の死の、上に。澄んだ空はどこまでも蒼く、憎らしいほどに不変の世界を映し始めていた。「 」声は、もう届かないのだろうか?深い絶望と悲嘆がしめやかに自らの臓物を抉った。
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