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2006/08/09

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  • きょうのおかずを堪能!/京都八百一本館(京都市中京区東洞院通三条下ル)

    京都市ご出身のSさんに「京都市内で、美味しいおばんざいの店をご存じありませんか?」とうかがうと、「京都八百一本館に、良いレストランがあります」と教えてくださった。京都八百一本館の2階に、「きょうのおかず」というカジュアルなお店があるのだ(「今日」と「京」をかけている)。場所は、地下鉄「烏丸御池駅」から南へ5分ほどのところだ。まずは親鸞展(親鸞聖人生誕850年特別展親鸞─生涯と名宝)見物の前、ランチタイムに訪ねた(2023.4.21)。いただいたのは、トップ写真の限定10食「きょうのおかず盛り合わせ昼ごはん」1,750円(税込み、以下同じ)だ。だし巻き玉子、ひじき、おから、ゴボウの八幡巻きなどなど、懐かしの味のオンパレードだった。ご飯は白ご飯と豆ご飯から選べた。ご飯と吸い物はお代りができたので、それぞれ1杯...きょうのおかずを堪能!/京都八百一本館(京都市中京区東洞院通三条下ル)

  • 田中利典師曰く「悟りに達するには、まずは欲を絶つ」

    今日の「田中利典師曰く」は、「satori(悟り)」(師のブログ2011.10.2付)である。「悟りとは何だろう」という夢を見られて、そこからの思索である。こんな夢を見られるとは、さすがはお坊さんだ。私は、「今晩のおかずは何だろう」という夢はよく見るが。※トップ写真は、吉野山の馬酔木(2023.3.31撮影)この記事には、優婆塞BBさんから、こんなコメントが入っていた。〈悟りについて偉いお坊様が思い悩んでいらっしゃると思うと、一般人の私はちょっと安心してしまいます。まあ、お部屋とかに物が多いと物事に集中出来なくて気持ちが惑いますね~?(中略)愚痴っても、多少へこたれてもいいんじゃないですか!?投げ出さなければ大丈夫です!!…と、私が思うだけですけど~?(笑)〉。なお本文中に出てくる「無一物(むいちもつ)」...田中利典師曰く「悟りに達するには、まずは欲を絶つ」

  • 神さまが乗ってきた「船石」信仰が残る 船山神社(平群町)/毎日新聞「やまとの神さま」第45回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.5.25)掲載されたのは〈天下り伝説の「船石」/船山神社(平群町)〉、執筆されたのは、同会会員で平群町在住の喜多村英夫さんだった。※トップ写真は、磐座信仰を伝える船山神社の拝殿と陽石(右中段)=平群町三里でこの神社のことは知らなかったが、延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記載されている古社だった。女性自身を象(かたど)った巨石のある西の「石床(いわとこ)神社」と、男性のシンボルの陽石のある東の船山神社が、対をなしているのだそうで、これは興味深い。では、全文を以下に抜粋する。船山神社(平群町)船山(ふなやま)神社は平群谷の東側に位置し、平群町三里(みさと)の旧安明寺村と旧中之宮村の...神さまが乗ってきた「船石」信仰が残る船山神社(平群町)/毎日新聞「やまとの神さま」第45回

  • 田中利典師の「3・11 ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」上映会舞台挨拶

    今日の「田中利典師曰く」は、「3・11ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」の金峯山寺奉納上映会の舞台挨拶である(師のブログ2011.9.11付)。先日紹介した「大震災の祈り」が、この上映会の開催(世界初)につながった。※トップ写真は、吉野山「花矢倉」からの眺望(2023.3.31撮影)最終的に内容が変更されたので、正確には「舞台挨拶の当初原稿」である。これを舞台で読み上げるのはややカタいが、文章で読むと、師の思いがダイレクトに伝わってくる。なお「3・11ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」とは、知識・情報イミダス(2011.09)によると、世界の映画監督21人が、東日本大震災の被災地への思いを込めて、「『家』という感覚」(センス・オブ・ホーム)をテーマに制作した3分11秒の短編映像21本をまとめた映画...田中利典師の「3・11ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」上映会舞台挨拶

  • 稗田阿礼がご祭神、「阿礼祭」を催行する 売太(めた)神社(大和郡山市)/毎日新聞「やまとの神さま」第44回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.5.18)掲載されたのは〈古事記ゆかり「話の神さま」/売太神社(大和郡山市)〉、執筆されたのは、同会会員で大和郡山市在住の森田康義(もりた・やすよし)さんだった。※トップ写真は、売太神社の拝殿=大和郡山市稗田町で森田さんは「大和郡山市観光ボランティアガイドクラブ」に所属し、同市内でガイド活動を行っている。私のもと勤務先の先輩でもある。では、記事全文を紹介する。古事記ゆかり「話の神さま」売太(めた)神社は、稗田環濠集落(大和郡山市指定史跡)の東南部に鎮座します。平安時代の延喜式神明帳(じんみょうちょう)に掲載される式内社で、稗田阿礼命(ひえだのあれのみこと)、天宇受売命(あめのうずめのみこと...稗田阿礼がご祭神、「阿礼祭」を催行する売太(めた)神社(大和郡山市)/毎日新聞「やまとの神さま」第44回

  • 夢窓庵(むそうあん)で、第10回グルメサークル(奈良シニア大学)を開催!

    奈良シニア大学のクラブ活動「グルメサークル」は、おかげさまでご好評いたただき、順調に年9回(4、8、12月を除く)開催している。2023年度の初回は、日本料理「夢窓庵(むそうあん)」(奈良市水門町70-7-1-2)にお邪魔した(2023.5.16)。参加者は25人だった(スタッフ2人を含む)。※トップ写真は、「八寸」(前菜の盛り合わせ)新年度の初回だったので、まずは乾杯からスタート奥の広い座敷に大きなテーブルが3つ備えられていた。このサークル、たいていは女性の参加者の方が多いが、今回は男性13人、女性12人と、初めて男性の数が女性を上回った。授業などでも、女性の方が男性より活発だ。女性は2~3人の「お仲間」同士で腰掛けるが、男性はぽつんと1人で座ることが多い。女性の方が社交性が高いということなのだろう。お...夢窓庵(むそうあん)で、第10回グルメサークル(奈良シニア大学)を開催!

  • 田中利典師の「地震封じ、被災地救済、物故者追悼」の祈り

    今日の「田中利典師曰く」は、「大震災の祈り」(師のブログ2011.7.25付)だ。金峯山時報「蔵王清風」欄に寄稿された文章である。東日本大震災から、約130日経過した頃の話だ。師は震災の翌日から、震災の起きた午後2時46分に毎日、般若心経を唱えておられる。奥駈修行中でも、見舞い中の病院でも、高速道路のPAでも、必ず祈りを捧げておられる。※トップ写真は、吉野水分(みくまり)神社(2023.3.31撮影)祈りの最中には〈大津波に街が飲み込まれる映像がフラッシュバックで甦り、心が乱れてならない。しかし蔵王堂でのお勤めの時だけは、大きな力で守られているような気持ちが生まれ、心の乱れは起きないのである。天地の揺らぎを鎮め、天魔の障りを打ち砕く蔵王権現様のご威力に包まれているからに違いない〉という。では、以下に全文を...田中利典師の「地震封じ、被災地救済、物故者追悼」の祈り

  • 映画「銀河鉄道の父」に泣いた!

    映画を見て、久々に泣いた。こんなに泣いたのは2008年公開の「おくりびと」以来なので、15年ぶりのことだ。※トップ写真は、読売新聞(5/5付)から拝借映画「銀河鉄道の父」は、宮沢賢治(菅田将暉すだ・まさき)と父の政次郎(役所広司)、妹のトシ(森七菜もり・なな)の心あたたまる心の交流の物語である。私は、シネマサンシャイン大和郡山で見た(5/22)。読売新聞(5/5付)〈役所広司×菅田将暉「銀河鉄道の父」心温まる親子の絆〉によると、門井慶喜の同名の直木賞受賞作を映画化。詩人で童話作家の宮沢賢治(菅田将暉)と父、政次郎(役所広司)の強い絆で結ばれた親子の物語に、心温まることだろう。賢治の誕生から37歳の若さで亡くなるまで。短いとはいえ、濃密に生きた時間を、2時間8分の上映時間に収めるのだから、駆け足気味になるの...映画「銀河鉄道の父」に泣いた!

  • 故 五條順教猊下(げいか)の遺稿集『吉野修験 大先達の遺訓』

    今日の「田中利典師曰く」は、「大先達の遺訓」(師のブログ2011.8.6付)である。大先達とは、利典師が長年、お弟子として随身(ずいじん)されてきた故五條順教猊下のこと。利典師は本書で、猊下の200編もの箴言(しんげん)を紹介されている。BOOKデータベースには、※トップ写真は吉野山上千本の桜(2023.3.31撮影)。シロヤマザクラ以外の桜もあるのだ吉野に生まれ山伏として活躍し、約40年にわたり金峯山修験本宗の管長を務めた著者が、実践の中から湧きでた生き方・修行の極意を述べる。実践実修の道を歩んだ大先達ならではのストンと心に響く名言にあふれた一冊。Amazonのカスタマーレビューには〈短時間で読む事が出来、書かれていることも、良いことばかりなので、何度も気軽に読み返し出来ます〉とあった。では、利典師のブ...故五條順教猊下(げいか)の遺稿集『吉野修験大先達の遺訓』

  • 唐招提寺名物!おかず味噌「招提みそ」

    遠来の観光客をガイドすることになったので(2023.5.20)、下見のため唐招提寺にお参りした(5/14)。最後に売店に立ち寄ると、同寺名物「招提みそ」(税込み1,000円)があった。懐かしくなって買い求め、ご飯のおかずや酒の肴に、少しずついただいている。味噌のルーツは飛鳥時代とも、天平時代に鑑真和上が持ち込んだとも言われている。〈味噌は、飛鳥時代に、朝鮮から渡来し、尾張・美濃・近江辺りに住み着いた高麗人により始められた高麗醤(こまびしお密祖)とする説、奈良期の753年(天平勝宝5)に、唐僧・鑑真がもたらした醤豉とする説がある〉(岡田哲著『たべもの起源事典日本編』ちくま学芸文庫)。招提みそのパンフレットには、このように書いてあった。招提みそ当寺開山鑑真和上が大唐国から滄海(大海)を凌(しの)いで(乗り越え...唐招提寺名物!おかず味噌「招提みそ」

  • 田中利典師の「地球平穏・世界平和への祈り」のメッセージ

    ウクライナのゼレンスキー大統領を迎え、広島市で開催されている「主要7ヵ国首脳会議」(G7サミット)最終日である今日(5/21)の「田中利典師曰く」では、「白光真宏会・富士聖地SOPP平和の祈りに参加!!」(師のブログ2011.5.24付)を紹介する。※トップ写真は、吉野水分(みくまり)神社の桜(2023.3.31撮影)白光真宏会(びゃっこうしんこうかい)は富士宮市に本拠を置く宗教団体で、祈りによる世界平和を提唱している。よくお寺や神社の境内で「世界人類が平和でありますようにMayPeacePrevailonEarth」というポール(ピースポール)を見かけるが、あれもこの団体の活動の一環である。利典師はSOPPに登壇、「修験道平和の祈りのメッセージ」を披露された。なおSOPPは「SymphonyofPeac...田中利典師の「地球平穏・世界平和への祈り」のメッセージ

  • 『増補改訂版 奈良「地理・地名・地図」の謎』が発刊!/奈良新聞「明風清音」第89回

    昨年のクリスマスイブから取り組んできた『奈良「地理・地名・地図」の謎』の増補改訂版(実業之日本社刊税込み1,100円)が、刊行された。旧版は、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が監修した本で、同会としては初の著作である。私を含め、同会の5人の会員が改訂作業に取り組んだ。コロナ禍のなか、基本的には各自が在宅で作業したが、途中で2回、顔を合わせ、丁丁発止とやり合った。東京書籍の地図帳に約1,200ヵ所の間違いが見つかり、これは「コロナ禍の在宅勤務などの影響」と報じられた(NHKニュースなど)。自宅作業では、なかなか集中力が保てないし、緊張感もない。やはり、集まって議論を戦わせながら相互チェックするという過程が、どうしても必要なのである。おかげで各自の負担は大きかったものの、良い著作に仕上がったと自負してい...『増補改訂版奈良「地理・地名・地図」の謎』が発刊!/奈良新聞「明風清音」第89回

  • ご母堂を気遣う 田中利典師の想い

    今日は田中利典師が、あやべ市民新聞「風声」欄に寄稿された「母の病いに想う」(師のブログ2011.5.19付)を紹介する。おそらく母の日にちなんで、寄稿されたのだろう。※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.31撮影)師のご母堂は、同年10月に逝去された。その翌月、師は「回転焼きと母」を同紙に寄稿されている。いずれも、ご母堂に思いを寄せるいい文章である。私も母を亡くしているので、晩年、施設に母を見舞ったときのことを思い出した。では、「母の病いに想う」全文を紹介する。母の病いに想う「母の病いに想う」と題して、先日、地元の市民新聞に寄稿した。若干、本文を削られたが、投稿後、4,5日して掲載された(5月11日発行:あやべ市民新聞/風声欄)。以下、削られる前の原文をアップする。ご感想をどうぞ。**********...ご母堂を気遣う田中利典師の想い

  • 奈良まほろばソムリエ 歴史講座 「人物で語る奈良の歴史」(近鉄百貨店橿原店) 5月26日(金)スタート!(2023 Topic)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、近鉄大和八木駅前の「近鉄文化サロン橿原」(近鉄百貨店橿原店内)で、「奈良まほろばソムリエ歴史講座」を開催している。※トップ写真は、金峯山寺境内の「南朝妙法殿」(2023.3.31撮影)2023年度前半は「人物で語る奈良の歴史」をテーマとして、同会会員の徳南毅一(とくなん・きいち)さんが講師を務める。申し込みはお電話で(0744-25-5421)。チラシによると、「奈良まほろばソムリエ歴史講座」奥深い奈良県の歴史をスクリーンを使ってお話しします。今回は、人物で語る奈良の歴史をご紹介します。5/26(金)遣唐留学生物語~玄昉と吉備真備の明暗~6/23(金)吉野朝物語~後醍醐天皇と忠臣の物語~7/28(金)大和武士団の系譜~松永久秀と筒井順慶の相剋の物語~8/25(金)...奈良まほろばソムリエ歴史講座「人物で語る奈良の歴史」(近鉄百貨店橿原店)5月26日(金)スタート!(2023Topic)

  • 田中利典師曰く「今日が人生最後の日だと思って、真剣に生きる」

    今日の「田中利典師曰く」は、「真剣な生活」(2010.9.18)だ。これは珍しく書き下ろしではなく、ブログ「伊勢―白山道」の「真剣な生活は凄い気付きに」(2010.9.17)からの抜粋である。※トップ写真は、吉野山奥千本の桜(2023.3.31撮影)90歳近い老人は数年間、都会に暮らす息子の家で住んでいたが、息苦しくなり住み慣れた村に戻った。〈コケるだけで、そのまま死んでしまうかも知れません。注意しながら、今日が最後になるかも知れない一日一生な生活が始まりました〉。そんな真剣な生活を過ごすうちに「生きているだけでも有り難い」と思うようになる…。では全文を紹介する。こんなのを見つけました。朝から目から鱗の文章でした。転記します。*****************「真剣な生活は凄い気付きに」ある廃村になりつつ...田中利典師曰く「今日が人生最後の日だと思って、真剣に生きる」

  • 桜が危ない!外来昆虫「クビアカツヤカミキリ」が繁殖、早期発見にご協力を!

    ゴールデンウィーク中の奈良新聞(2023.5.6付)に、〈県内のサクラに危機特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」早期発見が鍵〉という大きな記事が1面および3面に出ていた。漢字で書けば「首赤艶髪切」となる。リード文は、※これら2枚の写真は、奈良新聞の記事サイト(2023.5.6付)から拝借した春を象徴する花として愛されてきたサクラに危機が迫りつつある。近年、特定外来生物の昆虫クビアカツヤカミキリ(クビアカ)によるサクラの被害が増加。現在のところ完全な防御策はなく、一度被害が広がると手の打ちようがないという。被害拡大を防ぐには早期発見、早期防除が欠かせない。被害の報告事例が増えている奈良県内でも、サクラを守る取り組みが本格化している。根元に見えるのが「フラス」記事内容は、末尾の画像をご覧いただきたい。この話を...桜が危ない!外来昆虫「クビアカツヤカミキリ」が繁殖、早期発見にご協力を!

  • 田中利典師曰く「僧侶自身が祈りを取り戻さないと、日本仏教は危うい」

    今日の「田中利典師曰く」は、「どこが日本仏教の危機なのか」(2010.12.27)。中外日報(宗教専門の新聞)の「論壇」欄に、「日本仏教の危機~僧侶がみずから祈りを取りもどすこと」という見出しで掲載された記事である。論陣を張っておられるので5章立ての長い記事になっているが、ぜひ最後までお読みいただきたい。※トップ写真は金峯山寺の「南朝妙法殿」(2023.3.28撮影)文中で師は、映画『おくりびと』に僧侶が出てこなかったとお書きだが、これは私は気づかなかった。かつて伊丹十三監督作品『お葬式』に登場した笠智衆演じる浄土真宗の僧侶は、家具装飾の愛好家で、ロールスロイスで斎場に乗り付ける俗物というマイナスイメージで描かれていた。僧侶という存在が、軽視されているようだ。では、師の「論壇」記事全文を紹介する。「どこが...田中利典師曰く「僧侶自身が祈りを取り戻さないと、日本仏教は危うい」

  • 吾平津媛命(あひらつひめのみこと)を祭る 嗛間(ほほま)神社/毎日新聞「やまとの神さま」第43回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.5.11)掲載されたのは〈嗛間(ほほま)神社(御所市)/神武天皇の最初の妻祭る〉、執筆されたのは同会会員で桜井市在住の福原康之さんだった。最近は神武天皇社(御所市柏原)をお参りする人が増えているそうだが、すぐ近くの嗛間神社に足を運ぶ人はまれだ。私は同社総代で、ここを管理する藤井謙昌(よしまさ)さん(会社の先輩)に教えていただいた。ブロック塀の中に小さな祠(ほこら)がある。ご近所で婚礼があった時は同社の前に白い幕を張り、しかも行列は同社の前を避けて通るのだそうだ。では、記事全文を紹介する。神武天皇の最初の妻祭る嗛間(ほほま)神社は御所市柏原(かしはら)にある神武天皇社の境外摂社で、神武天皇の...吾平津媛命(あひらつひめのみこと)を祭る嗛間(ほほま)神社/毎日新聞「やまとの神さま」第43回

  • 田中利典師曰く「感謝を忘れたら、心身のバランスが崩れる」

    今日の「田中利典師曰く」は、ブログ「山人のあるがままに」から、「感謝力」(2010.7.26)である。この少し前頃に、渡辺淳一著『鈍感力』という本が話題になっていた。このブログ記事には、歩く・ならの女さんから、こんなコメントが入っていた(2010.7.27)。ご無沙汰しております。いい文章ですね。いつもながら心にしみこむようです。感謝を忘れたらバランスが崩れ去る・・・なるほどと思いました。つい忘れがちになってしまってました。明日からまた思い出して、朝から感謝の笑顔ですごそうと思いました。明石家さんまの座右の銘は「生きてるだけで丸儲け」で、ここから娘さんに「いまる」さんという名前を付けた。多少の心の悩みや体の病いがあっても、目に見えない大きな力によって生かされている、それに対する感謝の気持ちを忘れてはいけな...田中利典師曰く「感謝を忘れたら、心身のバランスが崩れる」

  • 奈良市民の好きな食べ物は?/奈良新聞「明風清音」第88回

    総務省統計局が毎年公表している『2021年家計調査年報(家計収支編)』を繰って、奈良市民がよく買っている「食べ物」を調べ上げた。結構手間がかかったが、興味深い結果が得られた。これを講演で披露すると、とても反応が良い。調べておいて良かった!※2枚の写真は、三宅町のミートショップ山口のHPから拝借。ここのお肉は美味しいです!1つ、理由が分からなかったのが、酢(数量で全国2位)だ。わが家では酢を洗剤代わりに使っているが、まさか奈良市内の各家庭が、そんなことをしているとは思えない。料理研究家のSさんにうかがうと「健康に注意されている方が、多いんでしょうね」「塩分を減らせます。煮物やうどんのおダシに少し加えると、お醤油が控えられ味が引き締まります」とのことだった。これはぜひ試してみたい。こないだNHKの朝ドラ「らん...奈良市民の好きな食べ物は?/奈良新聞「明風清音」第88回

  • 田中利典師「平成の花咲爺さんを悼(いた)む」

    今日の「田中利典師曰く」は、「花咲か爺さんの話」(2010.3.8)である。長年、近畿日本鉄道に勤務され、退職後は金峯山寺で事務職をされていたTさんは、蔵王堂前の四本桜を大事にされ、種を拾ってはご自分の畑で育てておられた。※トップ写真は、吉野山花矢倉からの眺望(2023.3.31撮影)その苗木は、全国の金峯山寺ゆかりのお寺などに贈呈された。Tさんは亡くなり、四本桜の古木も枯れたが、その子孫は今もすくすくと成長しているだろう、という心温まる話である。吉野山のシロヤマザクラは、私も苗木まで育てたことがある。「第2回さくらの学校」(2009.6.13)というイベントで、夏場に吉野山へ行き、サクランボ(200~300粒)を採取し、種だけを取り出して洗い、乾かした。冷蔵庫で冬を経験させ、翌年2~3月頃、プランターに...田中利典師「平成の花咲爺さんを悼(いた)む」

  • 空飛ぶ「天磐船(あめのいわふね)神話」から楼門にプロペラ、矢田坐久志玉比古神社(大和郡山市矢田町)/毎日新聞「やまとの神さま」第42回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は木曜日(月3回)、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先月(2023.4.20)掲載されたのは〈門にプロペラ「航空祖神」/矢田坐久志玉比古(やたにいますくしたまひこ)神社(大和郡山市)〉、執筆されたのは、大和郡山市在住で奈良まほろばソムリエの会理事の大江弘幸さんだった。※トップ写真は、プロペラが奉納されている矢田坐久志玉比古神社の楼門=大和郡山市矢田町でこの神社は何と言っても、楼門のプロペラでよく知られている。空を飛ぶ岩造りの「天磐船(あめのいわふね)神話」から、「航空祖神(そしん)」とあがめられているのである。では、全文を紹介する。矢田坐久志玉比古神社(大和郡山市)矢田坐久志玉比古(やたにいますくしたまひこ)神社は、矢田丘陵から東に広がる田園地帯にあ...空飛ぶ「天磐船(あめのいわふね)神話」から楼門にプロペラ、矢田坐久志玉比古神社(大和郡山市矢田町)/毎日新聞「やまとの神さま」第42回

  • 田中利典師「常に自分を奮い立たせていないと、仕事は成せない」(by 松下幸之助翁)

    今日は田中利典師の「山人のあるがままに」から、「随所に縁がある」(2010.5.27付)を紹介する。今回も、早出し(金峯山時報「蔵王清風」の原稿を掲載前に紹介)である。松下幸之助述『リーダーになる人に知ってほしいこと』(PHP出版刊)からの抜粋である。経典からの引用ならともかく、実業家の書物からの引用とは、師には珍しい。※トップ写真は、吉野山に咲いていたボケの花(2023.3.28撮影)〈読んでいて泣きそうになった。私がここにいう、リーダーかどうかは知らない。しかし私にはいつも、大げさに言うなら、「日本をなんとかしたい」という志がある〉。利典師が金峯山寺に入られたとき、五條順教猊下(げいか)は「志の大きな僧侶になりなさい」とおっしゃったそうである。その教えを長年、忠実に守られ、「青雲の志」を持ち続けられた...田中利典師「常に自分を奮い立たせていないと、仕事は成せない」(by松下幸之助翁)

  • 山里の料理で、春を満喫!田舎茶屋 千恵(桜井市高家[たいえ])

    2011年10月に『ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012』が刊行されて、初めて奈良県内の店(25ヵ店)が星を獲得した。その時、1つ星店に「田舎茶屋千恵」(桜井市高家)がリストアップされていた。「古民家で、おばあちゃんがひっそりと営む店」と聞いていたので心引かれたが、桜井駅から遠かったので(「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」より、まだ南へ1km)、そのままになっていた。※トップ写真は「懐石風おまかせ環(たまき)」@10,700円(税別)から、前菜(八寸)おお、これは立派な建物だ、古民家とか田舎茶屋というイメージではない滋賀県から築150年の古民家を移築し、リノベーションされたので、今だと築約160年だご主人が1級建築士なので、このような大リノベーションができたようだ。昔の農具もいいしかし『ミシュ...山里の料理で、春を満喫!田舎茶屋千恵(桜井市高家[たいえ])

  • 田中利典師曰く「文明は文化を駆逐する。日本文化の危機は、日本宗教の危機」

    今回は「文化は宗教である」(2010.1.3)。田中利典師が仏教タイムス紙に寄稿された年頭所感をアレンジして、金峯山時報「蔵王清風」欄に転載された文章だ。「二度の神殺し(by梅原猛氏)」「文明は文化を駆逐する」「近代(文明)と戦う」は、師は何度かお書きである。※トップ写真は、吉野山の一目千本(吉水神社からの眺望2023.3.28撮影)年頭に当たり、自ら言い聞かせるようにこの文章を書かれたのだろう、深い思い入れが伝わってくる。東日本大震災も、コロナ禍も、ウクライナ戦争も、この時は想像すらできなかったのに…。では全文を紹介する。年頭所感「文化は宗教である」仏教タイムス紙に依頼された年頭所感を改編して、当山の機関誌「蔵王清風」にも書いた、私の年頭に当たっての思いである。******************「文化...田中利典師曰く「文明は文化を駆逐する。日本文化の危機は、日本宗教の危機」

  • 彼岸会のルーツ、早良親王の霊を鎮魂する崇道天皇社(奈良市西紀寺町)/やまとの神さま第41回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は木曜日(月3回程度)、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先月(2023.4.13)掲載されたのは〈遷都巡る悲劇鎮魂の社/崇道天皇社(奈良市)〉、執筆されたのは同会会員で奈良市にお住まいの塩崎ヒデミさんだった。※トップ写真は、崇道天皇社の拝殿=奈良市西紀寺町でこの神社は、市内循環の道路からよく見える。拝殿の奥に、立派な朱塗りのご本殿(もと春日若宮社本殿・重文)が、そびえ立っている(写真の拝殿の屋根の向こうに、X字形の千木がチラリと見える)。この記事のおかげで、〈平城天皇は崇道天皇(=早良親王)の霊を慰めるため、各地の国分寺の僧に、春と秋にお経を読むことを命じました。これが彼岸会の始まりとも言われています〉ということを初めて知った。では、全文を紹介する。...彼岸会のルーツ、早良親王の霊を鎮魂する崇道天皇社(奈良市西紀寺町)/やまとの神さま第41回

  • 田中利典師「故 五條順教猊下(げいか)を悼(いた)む」

    2009年5月16日、田中利典師にとって悲しい出来事があった。長年、お弟子として随身(ずいじん)されてきた金峯山寺の五條順教管長(当時)が、遷化(せんげ)されたのである。※トップ写真は、金峯山寺蔵王堂(2023.3.28撮影)利典師は「順教猊下追悼~その1」(2009.6.3)と、「順教猊下追悼~その2」(2009.6.5)という2つの追悼文を、ご自身のブログで公表された。猊下への深い敬愛の念が感じられる、素晴らしい追悼文である。以下、これら2本をまとめて紹介する。順教猊下の追悼文を2つ書いた。最初のものは以前ブログで書いた内容になるが、密葬の忙しい中の執筆だったので少し手直しをして号外の機関誌(金峯山時報)に載せた。まずその文を転載する。***************「猊下の教えを胸に(順教猊下追悼~そ...田中利典師「故五條順教猊下(げいか)を悼(いた)む」

  • 伝統野菜を今に生かす「プロジェクト粟」の活動/奈良新聞「明風清音」第87回

    いろんなところで、「奈良はうまいものばかり」をPRしている。「特に奈良は野菜がおいしい」とも。野菜といえば三浦雅之さんの「プロジェクト粟」の活動だ。この原稿(「明風清音」2023.3.30付)を書く前に、久々に「粟ならまち店」を訪ね、春の野菜を堪能した。※写真は粟ならまち店の「大和と世界の野菜」コース@4,600円(税込)。お店のHPから拝借三浦さんがこの活動をスタートされたきっかけは、新婚旅行で訪ねたアメリカ原住民・シンキオンの文化に触れたこと。それから約30年、コツコツと成果を積み上げて来られた。では以下に、三浦さんご夫妻の30年の歩みを紹介する。伝統野菜を今に生かす3月16日付の本欄で京都の食文化を紹介した。「では『奈良の食文化』とは、どういうものだろう」と考えるようになり、久しぶりに三浦雅之さんの...伝統野菜を今に生かす「プロジェクト粟」の活動/奈良新聞「明風清音」第87回

  • 田中利典師の「鬼」二題

    2009年、田中利典師はご自身のブログ「山人のあるがままに」に、鬼の話を2回書かれている。初回は金峯山寺「節分会・鬼火の祭典」の「鬼も内」の話、2回目は前鬼山(下北山村)の小仲坊(おなかぼう)ご住職・五鬼助(ごきじょ)家の話(金峯山時報「蔵王清風」欄に掲載)である。※写真は、吉野山の馬酔木(アシビ2023.3.28撮影)どちらも興味深い話だし、互いに関連しているので、ここで2回分を一挙に公開させていただく。長くなるが、ぜひ最後までお読みいただきたい。2009.2.7付と2009.9.10付から、全文を抜粋する。鬼の調伏今年も無事、金峯山寺の節分会・鬼火の祭典を終了した。今年は管長猊下(五條順教師)が休養中でご不在のため、例年になく本山内は淋しい行事催行となったが、それでも平日にもかかわらずたくさんの参詣者...田中利典師の「鬼」二題

  • 「定尚会」仏像彫刻展、5月24日(水)~28日(日)、興福寺会館で開催、入場無料!(2023 Topic)

    南都銀行のOBで、社寺ガイドグループ「ナント・なら応援団」の主力メンバー、「OB美術展」の主催者でもある藤田優さんから、仏像彫刻教室「定尚会」の展示会があり、そこでご自身の仏像彫刻が展示されるという連絡があった。藤田さんの作品は何度か見せていただいたが、これは玄人はだし、立派な仏像だった。※トップ写真は、藤田さんが出展される仏像彫刻また期間中は、南都銀行OGの南清子さんのさをり創作手織り作品や、同じくOBで南さんのご主人の善博さんの仏像彫刻も展示されるという。会社を退職しても、様々な活動をしている先輩方には、頭が下がる。なお定尚会を主宰される本谷定尚さんは天川村ご出身の仏師で、不空院に奉納された不動明王像は、私も拝観したことがある。仏像彫刻展は入場無料だし、興福寺会館は興福寺境内(三重塔の裏手)という便利...「定尚会」仏像彫刻展、5月24日(水)~28日(日)、興福寺会館で開催、入場無料!(2023Topic)

  • 田中利典師の「自分の命は、大自然、地球、宇宙とつながっている」

    金峯山寺長臈・田中利典師のブログ「山人のあるがままに」から、印象に残った過去の名作を紹介している。今回は「今年の奥駈修行が教えてくれたこと」(2007.6.29)。なお、当ブログで「利典師の文章だけを読みたい」という読者のために、「田中利典師曰く」というカテゴリを作り、そこにまとめたので、ご覧いただきたい。※トップ写真は、吉野山の馬酔木(アシビ2023.3.28撮影)今回紹介するのは、この年の大峯奥駈修行を終えての師の感想である。師は何度か、このような感想をブログやFacebookに書かれている。般若心経の末尾の一節を、高田好胤さんが「往こう、往こう、彼岸に往こう、彼岸へ皆往こう、さとりに幸あれ」と訳していたことは今回、初めて知った。では利典師のブログ(2007.6.29付)から全文を紹介する。今年の奥駈...田中利典師の「自分の命は、大自然、地球、宇宙とつながっている」

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