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2006/08/09

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  • 田中利典師の「去華就実/還暦の年にあたり」

    今日の「田中利典曰く」は、〈還暦となる君へ…〉(師のブログ2017.6.1付)。師は還暦を目前にして〈武田鉄矢氏が、この「去華就実」を「花散りて次に葉茂り実をむすぶ」と読み替えて、年齢を重ねるほどに華はなくしていくが、そのかわり実を結ぶのが人生だ、という風に言っていた。なるほどと思った〉。※トップ写真は、椿寿庵(ちんじゅあん=大和郡山市)の椿(2010.2.6撮影)〈還暦を迎えたからと言って、そんなに老い込むこともないが、それでも若い頃と比べると、足腰の衰えや目や耳の老化に加え、頭の回転の悪さには自分ながら愕然とする。向こう意気だけで突っ走っていたわが人生ながら、もう充分じゃないのかなあという気もする〉と感慨を綴られる。では、全文を以下に紹介する。「還暦となる君へ…」ー田中利典著述集290601過去に掲載...田中利典師の「去華就実/還暦の年にあたり」

  • 奈良酒と食、雅楽のイベント、奈良市役所前広場で1月31日(金)開催!(2025 Topic)

    知人のN嬢が、「さむくてアツイ冬の奈良酒食×雅楽の夜」というイベントをされるという。2025年1月31日(金)17時15分~20時30分、場所は奈良市役所前の芝生広場だ。冬真っ盛りのこの時期、熱燗や粕汁などで体を温めながら、女性たちによる雅楽のミニコンサート(第1部17時半~、第2部18時半~)を楽しもう、という意欲的な企画である。詳しくはチラシのとおり。ぜひ足をお運びください!奈良酒と食、雅楽のイベント、奈良市役所前広場で1月31日(金)開催!(2025Topic)

  • 田中利典師の「職業としての僧侶/生き方としての僧侶」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈僧侶という生き方〉(師のブログ2017.5.22付)。もと原稿は、2004年(師は49歳)に『金峯山時報』に書かれたものだ。この頃師は、役行者ルネサンスや吉野大峯の世界遺産登録で、駆けずり回っておられた。※トップ写真は、椿寿庵(ちんじゅあん=大和郡山市)の椿(2010.2.6撮影)だから〈もう何年も前から、引退するのがよいなぁという憧れがある。「僧侶を引退するってなんだそりゃ…」って言われたこともあるが、職業としての僧侶を引退して、生き方としての僧侶に、まっとうに取り組む、というくらいの意味である〉とお書きである。ストレスを抱えながら、非宗教的な(世俗的な)活動に打ち込んでおられたということなのだろう。では、以下に全文を紹介する。「僧侶という生き方」ー田中利典著述集29052...田中利典師の「職業としての僧侶/生き方としての僧侶」

  • にゅうめんの早食い競争「わんこnewめんカップ」、第6回桜井市場~ん(2/23)で開催!(2025 Topic)

    桜井市商工会さんから、こんなイベントの案内メールが届いた。三輪素麺を使った「にゅうめん」の早食い競争があるとのこと(2人1組で参加)。これは面白い!桜井市商工会さんのHPは、こちら。以下にメール全文を紹介する。2月23日(日)、桜井市商工会青年部が実施するグルメイベント「第6回桜井市場~ん」の中で三輪素麺を使った三輪にゅうめんの大食いイベント「わんこnewめんカップ2025」を開催いたします。桜井市商工会では、「三輪にゅうめんマップ」の発行や、商品開発などを通じて三輪素麺のPRを行っています。今回のイベントもその一環となります。◆『わんこnewめんカップ2025』出場者募集!◆三輪素麺をつかった“三輪にゅうめん”を制限時間内にどれだけたくさん食べられるかを競う競技です。三輪素麺好きの方!ぜひご参加ください...にゅうめんの早食い競争「わんこnewめんカップ」、第6回桜井市場~ん(2/23)で開催!(2025Topic)

  • 田中利典師の「今夜の一言」(2017年2~4月)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈今夜の一言特集・H29年2月~4月編〉(師のブログ2017.5.20付)。珠玉の言葉が、マシンガンのように、次々と炸裂する。※トップ写真は、椿寿庵(ちんじゅあん=大和郡山市)の椿(2010.2.6撮影)私の心に残ったのは「大きいことは半分できても大きいぞ、小さいことは全部できてもしれたものや(智信尼語録『慈聲』から)」「人は誰でもいつかは死ぬ。だから生きている間は一生懸命生きていよう」「恩きせがましい生き方は品がない」。以下に全文を紹介する。あなたも、お気に入りを見つけてください!「今夜の一言特集・H29年2月~4月編」ツイッターやフェイスブックで書き綴ってきた「今夜の一言」。これってその日、その夜、つれづれに自分の心に浮かんが言葉を吐露したもので、まあ、人前に出せるほどのも...田中利典師の「今夜の一言」(2017年2~4月)

  • 締め切り迫る!「3つの世界遺産と奈良の世界遺産の未来」(紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産登録20周年記念シンポ)1月30日(木)開催!(2025 Topic)

    いよいよ締め切り(1/24)が迫ってきた。「3つの世界遺産と奈良の世界遺産の未来」というセミナー(基調講演とシンポジウム)が1月30日(木)、奈良県社会福祉総合センターで開催される。コーディネーターは、田中利典師である。入場無料、要申し込み(先着順)。チラシ(PDF)は、こちら。吉野大峯の世界遺産20周年の記念イベントは、おそらくこれが最後となるだろう。詳細を奈良新聞社のHPから拾うと、紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産登録20周年記念シンポ「3つの世界遺産と奈良の世界遺産の未来」紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録20周年を記念して、月刊誌・月刊奈良を発行している現代奈良協会、月刊誌・月刊大和路なららを発行しているなら文化交流機構、地方紙・奈良新聞を発行している奈良新聞社の媒体三社が共同で企画しました。第3...締め切り迫る!「3つの世界遺産と奈良の世界遺産の未来」(紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産登録20周年記念シンポ)1月30日(木)開催!(2025Topic)

  • 田中利典師の「お地蔵さま賛歌」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈お地蔵さま賛歌〉(師のブログ2017.5.10付)。師は常々、「日本人は無宗教ではない」とおっしゃっていて、今回は辻々の「お地蔵さま」への信仰からそれを説いておられる。※トップ写真は、大和郡山市の矢田寺で撮影(2022.6.7)私(鉄田)は以前、山折哲雄氏の「韓国の仏教学者に教えられたこと」という話を、ネットで見つけたことがある(愛知県が運営する「学びネットあいち」)。そこでは、韓国を代表する仏教学者である李箕永氏の言葉が紹介されていた。李先生が突然こういうことを言われました。「自分は日本人がとてもうらやましい。なぜならば仏教というすばらしい宗教が、多くの日本人の心の隅々にまで浸透しているから。自分は仏教を半生研究してきたけれども、何せ韓国は儒教社会だ。だから日本人がうらやま...田中利典師の「お地蔵さま賛歌」

  • 応神天皇ゆかり、天武天皇しのぶ「国栖奏(くずそう)」の浄見原神社(吉野町南国栖)/毎日新聞「やまとの神さま」第108回

    新年第1回(2025.1.8)の「やまとの神さま」は、〈浄見原神社(吉野町)/天武天皇しのぶ歌舞〉だった。執筆されたのは、姫路市在住の池内力(いけうち・ちから)さん。池内さんはご遠方にも関わらず、よく奈良県に来られ、各地の史跡などを精力的に訪問されている。では、以下に全文を紹介する。※トップ写真は、国栖奏が行われる浄見原神社の拝殿=吉野町浄見原神社(吉野町)/天武天皇しのぶ歌舞浄見原(きよみはら)神社は、吉野町南国栖(みなみくず)を流れる吉野川右岸の断崖に鎮座しており、祭神は天武天皇です。大海人(おおあまの)皇子(後の天武天皇)は、近江大津宮で、兄の天智天皇から皇位継承の要請を受けましたが、これを固辞して出家し吉野に逃れました。伝承によれば、吉野の国栖人(くずびと)は、皇子を和田岩窟に匿(かくま)い、一夜...応神天皇ゆかり、天武天皇しのぶ「国栖奏(くずそう)」の浄見原神社(吉野町南国栖)/毎日新聞「やまとの神さま」第108回

  • 田中利典師の「今夜の一言」(2016年12月~2017年1月)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈今夜の一言特集・H28年12月・H29年1月編〉(師のブログ2017.5.9付)である。珠玉の言葉が、次々と繰り出される。※トップ写真は、椿寿庵(ちんじゅあん=大和郡山市)の椿(2010.2.6撮影)私の心に残ったのは、「新しい出会いがある人生は幸せである。新しい自分に出会える人生はなお幸せである」「はいと言って、やりましょう。文句を一言いうごとに、あなたの値打ちが下がります」あたりだ。皆さんは、いかが?「今夜の一言特集・H28年12月・H29年1月編」ツイッターやフェイスブックで書き綴ってきた「今夜の一言」。これってその日、その夜、つれづれに自分の心に浮かんが言葉を吐露したもので、まあ、人前に出せるほどのものではないですが、オリジナル名言(迷言かなあ…)です。しばらく休んで...田中利典師の「今夜の一言」(2016年12月~2017年1月)

  • 豊住書店、昔の名前で出ています!

    以前、当ブログで〈豊住書店、いよいよ10月末で営業を終了!(2021Topic)〉とお伝えした奈良のレジェンド「豊住書店」、地元商店街や奈良県立図書情報館のイベントなどで臨時営業されていたが、昨日(2025.1.11)、前を通りかかると、電灯が灯っていた。「もしや」と思い、お店に入ると、おお、オープンしていた!レジにおられた次男さんにお聞きすると、「月に1回程度、店を開けています。1月は11日(土)~13日(月・祝)、2月も土日に1回程度空ける予定です」とのこと(13時開店)。嬉しくなって岩波新書1冊を購入すると、なんと!新品なのに「半額」だった!「古書」扱いされているようだ。やはり、このブックカバーは秀逸!これは有り難い。今日(1/12)も前を通りかかるので、立ち寄ることにしたい。皆さんも、ぜひ!※追記...豊住書店、昔の名前で出ています!

  • 田中利典師の「壊すだけなら誰でもできる!」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈壊すだけなら誰でも出来る!〉(師のブログ2017.5.9付)である。これは、先日紹介した「ふるさと喪失を憂う」および「葬式は無用ではない」と、セットになった文章である。※トップ写真は、椿寿庵(ちんじゅあん=大和郡山市)の椿(2010.2.6撮影)師は〈それもいいというならいいのだけれど、壊しただけで次をつくれないと、民族の崩壊を促すだけになっちまわないかい!と憂いている〉とお書きである。以下、全文を紹介する。「壊すだけなら誰でも出来る!」一昨日書いた「ふるさと喪失を憂う」と昨日の「葬式は無用ではない」は私にとって、実は対になった文章である。どう対か?いうと、私はかねてより、日本人の人柄を育んだ価値観として、「お天道様がみてござる」「ご先祖様に顔向けが出来ない」この二つが極めて...田中利典師の「壊すだけなら誰でもできる!」

  • 奈良県のK-POPへの2.7億円支出問題(続報)

    以前にも当ブログで紹介したK-POP問題、毎日新聞奈良版「奈良の風に吹かれて」(2025.1.9付)に、西山厚さんがご意見を書かれていた。その部分を引用すると、※トップ写真は、奈良公園で撮影(2024.12.3)「奈良ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)く祭り」を、奈良県は、お金がかかるという理由で一方的に廃止してしまった。ところが、それをはるかに上回るお金を投入して、今年の秋に、奈良公園で、1日だけのK-POPの無料コンサートをおこなうそうだ。私たちはどこへ向かっているのだろう。なお山下知事はご自身のX(旧ツイッター)に〈奈良県は以前にシルクロード博というものを開催しており、その収益金を基金に積み立てています。この基金は国際交流等の目的にしか使えないため、これを取り崩して本イベントの資金にします。なので、財源には税...奈良県のK-POPへの2.7億円支出問題(続報)

  • 田中利典師の「頑張れ!日本仏教」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈葬式は無用ではない〉(師のブログ2017.5.8付)。師は〈本来の仏教は生きている人のためのもので、死んだ者ばかりを相手にしているような日本仏教は仏教ではない、というような意見が正論として語られることが多い〉とお嘆きである。※トップ写真は、椿寿庵(ちんじゅあん=大和郡山市)の椿(2010.2.6撮影)そして〈人には霊魂があるということを信じてきた日本人にとって、お葬式は決して無用ではない〉とされる。ぜひ、全文をお読みいただきたい。「葬式は無用ではない」ー田中利典著述集290508過去に掲載した機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて本稿に転記しています。今回は「葬式は無用ではない」という話。まあ、檀家を持たず、葬儀葬祭には関わりの極めて少ない私がとやかくい...田中利典師の「頑張れ!日本仏教」

  • たわらもと歴史講座、2月2日(日)と24日(月・休)開催。申し込み不要、受講料は@700円!(2025 Topic)

    一般社団法人「田原本まちづくり観光振興機構」(旧・田原本町観光協会)さんから、こんなセミナーの紹介があった。申し込み不要(当日先着順・定員120名)で、受講料は@700円だそうだ。同機構の公式HPによると、【2025年2月開催】たわらもと歴史講座2025年2月、田原本に関連深い「古代の鏡」と「平野長泰」をテーマに、歴史講座を2回開催!たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております!(案内チラシは、こちら)開催概要【第1回】「古代日本の銅鏡を探る」日時:2025年2月2日(日)14:00~15:30(受付:13:00~)講師:大手前大学国際日本学部教授森下章司氏会場:田原本青垣生涯学習センター2階研修室(田原本町阪手233-1:近鉄田原本駅より徒歩約20分)※駐車場には限りがありますので、公共交通機関をご利用...たわらもと歴史講座、2月2日(日)と24日(月・休)開催。申し込み不要、受講料は@700円!(2025Topic)

  • 田中利典師の「ふるさとに帰らなくなった現代」

    gooblogシステムの不具合で、更新が今ごろになってしまった(昨日は更新ができなかった)。今日の「田中利典師曰く」は、「ふるさと喪失を憂う」(師のブログ2017.5.7付)。※トップ写真はずいぶん以前、明日香村で撮影。万葉集で「ふるさと」といえば「飛鳥」である師は「ふるさと」の歌を聞きながら、〈大きな問題があるとすれば、もう、ふるさとを離れただけではなく、皆がふるさとには帰らなくなった時代。帰る場所もない時代。そう誰もがふるさとを捨てた時代なのだ。本当にこれで良いのだろうか…〉と憂える。以下、全文を紹介する。「ふるさと喪失を憂う」…田中利典著述集290507今日は過去の著述ではなく、いま(2017年)、出来立ての、書き下ろしです。*************「ふるさと喪失を憂う」「ふるさと」という歌がある...田中利典師の「ふるさとに帰らなくなった現代」

  • 2025初春文楽公演「仮名手本忠臣蔵」を見に行ってきました!

    昨日(2025.1.3)、国立文楽劇場へ出かけた。この日が新年の初日だった。目当ては、第2部の「仮名手本忠臣蔵8段目、9段目」だった。終始緊張感の漂う9段目には、深い感銘を受けた。※写真は1/3に撮影。チラシは、国立文楽劇場のサイトから拝借した私は昨年11/19(火)~20(水)、放送大学大阪校の面接授業〈「文楽」を鑑賞する〉を受けた。講師は古典芸能案内人の天野光さんだった。彼女のお祖父さまは、文楽の人形遣いだったそうだ(二世吉田玉市さん)。初日は大阪教育大学で終日座学、2日目は午前9時30分~10時30分までの授業(「旧食堂」での座学)のあと、午前11時から午後3時30分頃まで、「仮名手本忠臣蔵大序(初段)~4段目」を鑑賞した。特に4段目が素晴らしく、「年明けの8段目と9段目は、必ず初日に見に行こう」と...2025初春文楽公演「仮名手本忠臣蔵」を見に行ってきました!

  • 田中利典師の「法華経のありがたさ」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈法華経、おそろしや〉(師のブログ2017.5.4付)。利典師は1997年頃、毎月、法華経の解説と読誦をされていた。※トップ写真は、東大寺・大仏池の畔で2024.11.27撮影法華経の一節(法華経如来寿量品[にょらいじゅりょうぼん]の最後の4句)に、「毎に自らこの念を作す、何を以てか衆生をして、無上道に入り、速やかに仏身を成就することを得せしめんと(私はいついかなる場所にあっても、次のことを念じ続けている。即ち、どのようにして人々を無上の仏道に入らしめ、しかも速やかに悟りに到達して仏の境地を得せしめようか、と)」を読み上げていたとき、そのありがたさが身に染みて落涙された、というのである。そして、〈あんなことは後にも先にも一度きりであるが、本当に法華経の有り難さが身にしみた一時で...田中利典師の「法華経のありがたさ」

  • 奈良・サマルカンド特別交流展(仮称。 2027年7~9月、奈良国立博物館で開催予定)のクラウドファンディング募集!

    奈良市役所に勤務する知人から、以下のようなクラウドファンディングへの協力依頼があった。奈良市とサマルカンド市(ズベキスタン共和国)は、姉妹都市提携を結んでいる。奈良市民は、寄付金を自身の「ふるさと納税」に充当することができる。奈良市以外の住民は、「返礼品」を受け取ることができる。奈良市の公式HPによると、※トップ画像は、ふるさとチョイスのHPから拝借奈良・サマルカンド特別交流展​(仮称)事業内容奈良・サマルカンド特別交流展「シルクロードの青い都」(仮称)パリ(ルーブル美術館)、ベルリン(ジェームズ・サイモン・ギャラリー+新博物館)、ロンドン(大英博物館)で公開され好評を博した中央アジアの至宝を日本初公開会期令和9(2027)年7〜9月会期終了後:正倉院展の開催へ繋ぐ会場奈良国立博物館東・西新館(予定)主催...奈良・サマルカンド特別交流展(仮称。2027年7~9月、奈良国立博物館で開催予定)のクラウドファンディング募集!

  • 2025年 私のモットーは、「利他」です!

    皆さん、新年あけましておめでとうございます。私にとって昨年は、とても忙しい年でした。昨年のお正月は、奈良の食文化研究会さんの『奈良にうまいものあり!』(なららbooks)の校正・校閲作業に追われていました。その作業には8ヵ月を要しましたが、おかげさまで4月18日には無事、発刊することができました。※トップ写真は、奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」の1シーン(年賀状で使用)昨年はコロナ禍がひと段落したこともあって、奈良まほろばソムリエの会の活動が次々に復活しました。講演やガイドのご依頼もたくさんいただき、春と秋のシーズンには、これらに振り回されました。このほか、「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定テキストの要約を始めたこともあって、7~12月はこの作業に没頭していました。約500ページの公式テキストをA4用紙で約1...2025年私のモットーは、「利他」です!

  • 2024年 ヘルスチェック

    2024年も、今日でおしまい。私にとって今年は、実にいろんなことが起きた年だった。特に71歳ともなると、健康面での不安が増える。今年に経験した健康面での出来事を紹介する。※トップ写真は、フリー素材サイト「ぱくたそ」から拝借した教訓1.健康診断は必ず受け、異常値が出ればお医者さんへ(1月同僚が突然死)会社の同僚で、奈良まほろばソムリエの会の理事を長年、務めていた男がいた。私より3歳下で、死亡時は67歳だった。生涯独身だったので注意する人もおらず、「食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲む。運動はしない」という生活だった。肥満体で、血糖値が異常に高く、糖尿病で入院したこともあった(晩年のHbA1cは、9.0%を超えていた)。血圧も相当高い。それなのに市町村の「特定健康診査」には、行っていなかった。「そんな生活をし...2024年ヘルスチェック

  • カレーを愛しカレーに愛された男(葛城市東室)の絶品!期間限定「ゆずカレー」

    御所市にお住まいのFさん(会社の先輩)のご案内で、植田定信さんと冨田清義さんを訪ねた日(2024.12.26)のランチタイム、「カレーを愛しカレーに愛された男(仮)」(葛城市東室207-1南棟2号)にお邪魔した。何だかこの日は「鶴瓶の家族に乾杯」のような1日となった。※トップ写真は、ユズの時期のみ限定の「ゆずカレー」1,050円(税込み。950+大盛り100)Fさんは、Facebook「奈良の秘密教えてちょ!誰も知らない自分の秘密の奈良をどんどん教えてください!《公式》」で、この店を知ったということだった。そこではAさんという女性が、このように紹介されていた。【カレーを愛しカレーに愛された男(仮)】新庄の「どうとんぼり神座(かむくら)」ラーメンの向かいにある「カレーを愛しカレーに愛された男」に行ってきまし...カレーを愛しカレーに愛された男(葛城市東室)の絶品!期間限定「ゆずカレー」

  • 「御所まち愛」あふれる 冨田清義さん(御所市本町)

    昨日(2024.12.28)、当ブログで「クラフト工房シックパパ」代表の植田定信さんを紹介したが、植田さんの仕事場のすぐ近くに、冨田清義さんのご自宅がある(御所市本町)。「ちょっと立ち寄りませんか?」とFさん(御所市在住で、私の会社の先輩)に連れられ、ご自宅へ向かった。冨田さんは、御所市本町の自治会長さんである。※トップ写真は、冨田清義さん(御所市本町・自治会長)この写真は、読売新聞の記事サイトから拝借(2024.11.10付)いつの間にか、道路(本町通りと西町筋)がカラー舗装されていて、驚いた。〈透水性のあるアスファルト舗装の上に、石畳のように土色のブロックを敷き詰める工法。ブロックは濃淡3色あり、ランダムに並べて変化を付けている。ブロックを外すと水道などの工事をしても再び元に戻せるため、維持管理がしや...「御所まち愛」あふれる冨田清義さん(御所市本町)

  • 植田定信さん(クラフト工房シックパパ代表)のお見事!ドールハウス&ジオラマ

    御所まちで、面白い人にお目にかかった(2024.12.26)。クラフト工房シックパパ代表の植田定信さんである。植田さんはドールハウス(家などの模型)作家で、Youtuberでもある。Youtubeでのハンドルネームは、シック・スカート(=牛ハラミ肉)。もと大手焼肉チェーンに勤務されていて、ハラミ肉を切っていたとき、この名前を思いついたそうだ。※写真は全て、植田定信さんの仕事場で撮影(2024.12.26)制作中のジオラマ。葛城山のロープウェイ乗場から、山頂まで山頂から少し降りたところの「自然ツツジ園」ツツジ。これから1本1本、差し込んでいくこちらはシャクナゲの幹と枝御所市にお住まいのFさん(会社の先輩)のご案内で、植田さんの仕事場(御所市本町)にお邪魔した。仕事場には、制作中のジオラマが、デンと置かれてい...植田定信さん(クラフト工房シックパパ代表)のお見事!ドールハウス&ジオラマ

  • しみじみと心に染み入る『吉野の詩人』宮川美枝子著(京阪奈情報教育出版刊)

    吉野町にお住まいの宮川美枝子さん初のエッセイ集『吉野の詩人』(京阪奈情報教育出版刊)が、奈良新聞(2024.12.23付)で紹介された。「推薦のことば」を書かせていただいた私としても、とても嬉しい。私は、「吉野の風土・風物が匂い立つ好エッセイ」と紹介した。同紙の「明風清音」欄にも、読後感を書いたことがある。本書は県内主要書店で販売されているほか、版元のサイトから送料無料でお取り寄せできるし、ネット書店でも購入できる。ぜひ、手に取ってお読みください!しみじみと心に染み入る『吉野の詩人』宮川美枝子著(京阪奈情報教育出版刊)

  • 納得! 「オンラインでは、心が通じ合わない」

    毎日新聞「くらしナビ」欄(2024.12.21付)に、〈オンラインでは同期しない脳〉という記事が出ていた。脳が同期するとは「心が通じ合う」「波長が合う」ということで、遠隔の「オンラインコミュニケーション」では、そうはならない。やはり「対面コミュニケーション」が大切、ということなのだ。脳科学者の榊浩平さんが、書いておられた。※トップ写真は、「フリー素材ぱくたそ」のサイトから拝借した私は3年前、68歳で定年退職したが、「会社を離れると、飲み会の機会もなくなるだろうな」と、奈良まほろばソムリエの会で、「サロン・ド・ソムリエ」という集いを提案した(2020年に提案・理事会で承認)。2ヵ月に1回程度、会員が集まり、交替で「講話」をしてそれを聞き、そのあとでワイワイと「懇親会」をやろう、という企画だった。ソムリエの会...納得!「オンラインでは、心が通じ合わない」

  • 田中利典師の「菩提心の種まき」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈菩提心の種まき〉(師のブログ2017.5.3付)。「菩提心の種まき」とは、お釈迦さまの言葉だ。師は〈菩提心の種まきが大切なのである。これこそを自己の生活の中心に据えて生きていくことが、仏教徒の正しい生き様なのである〉と強調される。※トップ写真は、奈良公園(2024.12.3撮影)末尾に、利典師の自坊(京都府綾部市)に入門を希望して、大阪から60km以上を歩いて来たという還暦の少し前(2017年現在)の人の話が登場する。これは、まさに師の「菩提心の種まき」の成果ということになろう。では、以下に全文を紹介する。「菩提心の種まき」過去に掲載した機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて本稿に転記しています。今日のはそうとう古い文章です。いまから遙か20年前(199...田中利典師の「菩提心の種まき」

  • 大河ドラマで注目の「春岳院」(豊臣秀長公 菩提寺)、クラウドファンディング「令和大改修」にご協力を!

    先週(2024.12.17)、何気なくテレビをつけると、KCN(近鉄ケーブルネットワーク)で、「KCN情報発信スタジオKスタ!」という番組をやっていた。番組中の「ならっとこ」のコーナーでは、レポーターの三野真紀子さんが「秀長さんまるっとマップ第2弾」として、大和郡山市の春岳院(しゅんがくいん)を訪ね、ご住職の薮中真弘さんの話を聞いておられた。※トップ写真は、春岳院さんのXから拝借(KCN収録の模様)この画像は、READYFORのサイトから拝借見ていて驚いたのは寺宝の多さと、伽藍の老朽化だ。畳の部屋にたくさんの洗面器などが置いてあり、三野「これは何ですか?」と聞くと、「雨漏りがするので、これで受けているのですよ」。これはいけない!2026年度の大河ドラマ「豊臣兄弟!」を見て、たくさんの方が春岳院にお参りされ...大河ドラマで注目の「春岳院」(豊臣秀長公菩提寺)、クラウドファンディング「令和大改修」にご協力を!

  • 田中利典師の「葬式仏教は、仏教である」by 正木晃氏

    今日の「田中利典師曰く」は、「日本葬式仏教、非仏教説?」(師のブログ2017.5.2付)。今回は利典師ではなく、師の盟友で宗教学者の正木晃氏の文章を紹介されている。正木氏は、「葬式仏教は仏教ではない」という俗論を廃し、正論を展開されている。以下、全文を紹介する。※トップ写真は奈良公園(2024.12.3撮影)「日本葬式仏教、非仏教説?」葬式の現場が大変革を起こしつつある。いろんな問題が原因である。その話の流れは葬式仏教と化した日本の仏教はそもそも仏教ではないという論調まで、世間を覆っている感がある。私は葬式に直接関わらない修験僧だが、そういう状況には違和感を覚えるのである。ついては私の盟友正木晃先生が金峯山寺の機関誌に連載中の「修験道の未来」の中で、いろんなお話を書いて下さっている。以下、その中で注目する...田中利典師の「葬式仏教は、仏教である」by正木晃氏

  • ご祭神はえびす神、15社めぐりの第8番「佐良気(さらけ)神社」(奈良市 春日大社境内末社)/やまとの神さま第107回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.12.18)掲載されたのは〈人生の難所守る15社の1つ/佐良気神社(奈良市)〉、執筆されたのは、奈良市にお住まいの新島弓美子(にいしま・ゆみこ)さんだった。※トップ写真は、春日大社若宮神社近くに鎮座する佐良気神社=奈良市春日野町で佐良気神社はえべっさん(えびす神社)で、本えびすは1月10日(春日の十日えびす)なので、ご注意いただきたい。私もお参りしたことがあるが、普段は参拝者の少ない若宮15社の中で、ここには行列ができていた。特に午前10時頃に混み合うようなので、正午前後にお参りするのが良さそうだ(ただし吉兆笹は、なくなり次第終了)。では、以下に全文を貼っておく。人生の難所守る15社の1つ...ご祭神はえびす神、15社めぐりの第8番「佐良気(さらけ)神社」(奈良市春日大社境内末社)/やまとの神さま第107回

  • 「伝統的酒造り」が、ユネスコの世界無形文化遺産に!

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。今週(2024.12.19)掲載されたのは、〈酒造り、世界無形遺産に〉。「伝統的酒造り日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことを受けて、これを書いた。奈良県内にはたくさんの酒蔵があり、個性的でおいしい日本酒を醸(かも)しているが、あまり知られていないのが残念だ。しかし来年の万博では、「奈良酒」がクローズアップされることになっているので、大いに期待している。では、以下に全文を紹介する。酒造り、世界無形遺産に12月4日(日本時間5日)、「伝統的酒造り日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が、ユネスコの無形文化遺産に登録された、おめでとうございます!日本の無形文化遺産登録は、2022年の「風流踊(ふりゅうおど...「伝統的酒造り」が、ユネスコの世界無形文化遺産に!

  • 田中利典師の「みんなを味方につける」by 松下幸之助氏

    今日の「田中利典師曰く」は〈みんなが味方になる〉(師のブログ2017.5.2付)。松下幸之助氏の『リーダーになる人に知ってほしいこと』(PHP研究所刊)からの抜粋である。※トップ写真は、奈良公園で2024.12.3撮影利典師がこの文章を書かれたのは、2010年のこと(『金峯山時報』2010年6月号の「蔵王清風」欄に寄稿)。2004年に吉野大峯を世界遺産に導いて6年後のことである。〈私は自分でいうのもなんですが、かなり正直に生きています。だから書いたエッセイもその時々の自分がそのまま現れています〉〈凹んでいた私が松下幸之助さんに救われた文章でした〉とお書きである。一方、師の昨日(2024.12.19)のFacebookには〈今夜の一言「なんでもかんでも正直に言う人は信用できない」…と友人から言われた。ドキ!...田中利典師の「みんなを味方につける」by松下幸之助氏

  • 県内で最速、1月4日に宵宮、5日に本祭「南市恵毘須神社」(奈良市南市町)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.12.11)掲載されたのは〈商売繁盛「五日えびす」/南市恵毘須神社(奈良市)〉、執筆されたのは、奈良もちいどのセンター街で陶器店「器まつもり」を営む松森重博さんだった。※トップ写真は、南市恵毘須神社の本殿=奈良市南市町で私は奈良に来るまで、えべっさんは1月9日(宵えびす)、10日(本えびす)、11日(残りえびす)と信じ込んでいたので、南市恵毘須神社は4日と5日と知って、とても驚いたことがある。奈良県内では、2月に営まれるえべっさんもあると聞いて、「さすがに歴史ある奈良県だな」と、しみじみ思った。では、全文を紹介する。こちらの写真は、私が撮った南市恵毘須神社の本えびす(2006.1.5撮影)...県内で最速、1月4日に宵宮、5日に本祭「南市恵毘須神社」(奈良市南市町)

  • 田中利典師の「有徳の女性とのお別れ」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈徳を積む〉(師のブログ2017.4.30付)。94歳のおばあちゃんの死を悼む文章である。師は〈心根がホントに優しいおばあちゃん〉〈なにかしら徳を積んだ人という感じの方だった〉とお書きである。※トップ写真は、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」で、2024.12.3撮影師の息子さんが下宿されていたということもあって、〈親戚のような気持ちでお付き合いをいただいた人だった〉ともお書きになっている。では、以下に全文を紹介する。「徳を積む」一昨夜、父の代から長年にわたりお参りいただいた信者様がお亡くなりになった。昨年秋、大腸に癌が見つかり、摘出の手術をされたが、順調に回復されていると聞いていたので驚いている。どうやら手術後の体調はよかったにもかかわらず、先々週に転倒をして大...田中利典師の「有徳の女性とのお別れ」

  • K-POPライブ、予算は可決。知事は「有料化も検討」

    先日から話題になっているK-POPライブに2.7億円を支出する問題(当ブログの記事は、こちら)、昨日(12/16)の県議会で予算案が可決された。毎日新聞奈良版によると、〈県議の多くはその後、事業費の縮減を要望。山下真知事も精査すると約束した〉〈開催自体は認めつつも、費用への疑問は突きつけた形だ〉。※トップ写真は、奈良公園(12/3撮影)何だかモヤモヤが残るが、知事の〈有料化も検討しながら経費を節減できないか精査していきたい〉という言葉を信じて、これからの議論の行方を見守りたい。以下、毎日新聞の記事内容を貼っておく。K-POPライブ費可決県議会知事に事業費縮減も要望県議会は12月定例会最終日の16日、補正予算案案など県提出の33議案を可決した。韓国・忠清南道と共催するK―POPコンサートの事業費が「一過性の...K-POPライブ、予算は可決。知事は「有料化も検討」

  • 田中利典師の「あまたの神と仏」(原書房刊『熊野 神と仏』より)

    今日の「田中利典師曰く」は、宗教人類学者植島啓司氏、熊野本宮大社九鬼家隆宮司と利典師との鼎談をまとめた『熊野神と仏』(原書房刊)からの引用である。本書は2009年に刊行され、私の愛読書であるが昨日(2024.12.15)、利典師がご自身のFBで紹介されたので今日、当ブログに転載することにした。とてもいい文章である。版元の紹介文によると、本書は〈熊野は、熊野三山、奈良吉野金峯山寺、伊勢神宮、高野山を結ぶ、参詣と修行の道が縦横に走る希有な場所。神道、仏教、修験道を融合させた特異性、日本の宗教観を明解に述べる三者の論談を中心に、神と仏の道について一般読者にわかりやすく解説する〉。吉野大峯の世界遺産登録20周年記念として、2024年12月22日(日)14時から、「神と仏、日本人の信仰」というシンポジウムが三重県津...田中利典師の「あまたの神と仏」(原書房刊『熊野神と仏』より)

  • K-POPの2.7億円ライブ、奈良県議会の行方は?

    奈良県が揺れている。K-POPの1日限りの無料ライブに、奈良県が2.7億円をかけて行う、というニュースが発端である。私が初めて知ったのは、NHKのニュースだ。〈奈良県が2億円超かけ「KーPOPコンサート」誘致・開催へ〉(12/11付)によると、県は来年(令和7年)予定している韓国との交流イベントで韓国の人気歌手が出演するKーPOPのコンサートなどを2億7000万円余りかけて誘致・開催することがわかりました。これは11日に開かれた県議会の総務警察委員会で、県側が説明したものです。それによりますと県は来年、韓国のチュンチョン南道(忠清南道)と友好提携15周年などのイベントを開催する予定ですが、この中で韓国の人気歌手が出演するKーPOPコンサートを誘致し、開催するとしました。県はチュンチョン南道(忠清南道)の知...K-POPの2.7億円ライブ、奈良県議会の行方は?

  • 「ご当地検定、合格のコツは?」(日本経済新聞夕刊「くらしナビ」)

    日本経済新聞夕刊(全国版2024.12.11付)「くらしナビ」欄に、〈ご当地検定、合格のコツは?/過去問解き現地歩いて対策観光ガイドで活躍も〉という記事が載った。※写真・画像は、すべて日経新聞の記事サイト(12/11付)から拝借。トップ写真は対策講座私も取材を受け、〈「現地に足を運んだり実物を見たりするのも大事です」。試験に臨むコツを教えてくれるのは奈良検定のソムリエ試験の合格者らでつくる「奈良まほろばソムリエの会」の鉄田憲男専務理事だ〉と紹介された。そういえば今日(2024.12.14)は、第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定の試験日である。合格のコツは、日経新聞に書いたコツとも共通する。私の作った「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理」(初級編・中級編)完全版は、お役立ていただいだだろうか。では以下に、...「ご当地検定、合格のコツは?」(日本経済新聞夕刊「くらしナビ」)

  • 田中利典師の「一陣の風のような山伏」

    今日の田中利典師曰くは、〈一陣の風のような人でした…〉(師のブログ2017.4.29付)。金峯山寺で約5年を過ごされた大峯行者・岩室院貫道さんへの追悼文である。利典師は、彼の葬儀(1999年)で弔辞を読まれ、それを『金峯山時報』の「蔵王清風」欄に書かれた。その文章をご自身のブログで紹介されたものだ。※トップ写真は、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」で、2024.12.3撮影利典師は岩室院さんの修行ぶりを、「役行者の再来かと思えるような大修行」「行者の鑑(かがみ)」と書く。風のように到来して、わずか5年で風のように去って行った岩室院さん。私も、「これは人間ワザではないな」と舌を巻いた。彼はなぜそんなに生き急いだのか。以下の記事全文をお読みいただきたい。「一陣の風のような人でした…」ー田中利典著...田中利典師の「一陣の風のような山伏」

  • 高市県(たけちのあがた)の首長の祖神を祭る「高市御県(みあがた)神社」(橿原市四条町)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.12.4)掲載されたのは〈天皇に野菜献上した地の神/高市御県(たけちのみあがた)神社(橿原市)〉、執筆されたのは同会会員で、橿原市にお住まいの亀田幸英さんだった。※トップ写真は、高市御県神社鳥居と拝殿=橿原市四条町で御県神社とは、天皇の食事に出す野菜を栽培する朝廷の直轄地のことである。県内には6つの御県があり、前回のこの欄では、志貴御県坐(しきのみあがたにます)神社を紹介した。なお高市御県神社は、橿原市今井町の高木家が社人の筆頭として、奉仕して来られた。今井町の「高木家住宅」(国重文)は、内部が一般公開されている。では、以下に全文を紹介する。天皇に野菜献上した地の神/高市御県神社(橿原市)...高市県(たけちのあがた)の首長の祖神を祭る「高市御県(みあがた)神社」(橿原市四条町)

  • 日本酒、海外展開へ!

    先日(12/9)、〈伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録!〉というニュースのことを書いたが、今日は〈日本酒、インド酔わす?国内消費減、14億人市場に照準〉(毎日新聞2024.12.5付〉という話を紹介する。※トップ写真は、NARASAKE180mlミニ缶。高速オフセットのニュースリリースから拝借。向かって左から「百楽門菩提もと純米(葛城酒造)」「大倉山廃(やまはい)純米大吟醸(大倉本家)」「百楽門純米大吟醸(葛城酒造)」「金鼓山廃純米酒夢酵母古都のしらべ(大倉本家)」インド展開の記事は、福岡県八女市の「株式会社高橋商店」と、山形市の「株式会社アスク」の話だが、奈良県内でもこんな事例がある。大和郡山市の「中谷酒造株式会社」は、1995年、中国天津市に現地法人(天津中谷酒造有限公司)を設立し、日本酒を現...日本酒、海外展開へ!

  • 田中利典師曰く「人はかならず死ぬ」

    今日の「田中利典師曰く」は〈人はかならず死ぬ〉(師のブログ2017.4.26付)である。一昨日(2024.12.8付)は「人はいつか死ぬ…」だったので、同じような話が続くことになるが、お正月にはこのような話は書けないので、年内に書き留めておくことにしたい。※トップ写真は、春日大社参道の紅葉(2024.12.3撮影)一昨日の記事について、利典師はFacebookに〈あれから7年、今、書けば、また違う話になりそうです。「死」については齢を重ねるほど、わが身でどう受け取るか、深まりますね…〉とお書きである。お坊さんなので、「死」については常にお考えになり、またいろんなところでお話になっているので、お考えが深化していくということなのだろう。私も、西田敏行さんや中山美穂さんの急逝に際しては、いろいろと考えさせられる...田中利典師曰く「人はかならず死ぬ」

  • 「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)」完全版 2024(PDF)が完成!

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定の試験日(2024.12.14実施)の直前になって、やっと全てのページ(表紙・裏表紙を含む)を1本のPDFデータとして、まとめていただきました(完全版のPDFデータは、こちら)。このデータは、奈良まほろばソムリエの会の公式ホームページの「トップページ」、および「リンク集」からも、アクセスしていただけます。これも、奈良まほろばソムリエの会が誇るWebクリエイター・K女史のおかげです、ありがとうございました。表紙・裏表紙を含めると、98ページという超大作となりました。まあそれでも、約500ページという公式テキストの5分の1ですから、直前の総まとめには重宝すると思います。検定試験は大学受験のような競争試験ではありません。「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定は、マークシートの四択...「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)」完全版2024(PDF)が完成!

  • 伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録! 陰の立役者は国菌「こうじ菌」

    「伝統的酒造り日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されることになった、おめでとうございます!この話は、12月6~7日付の朝刊各紙で報道されたが、毎日新聞は「こうじ菌」について、詳しく紹介していた。※トップ写真と下の写真は、奈良新聞(12/7付)の記事サイトから拝借こうじ菌(ニホンコウジカビ)は、学名「アスペルギルス・オリゼ」。日本にしか存在しない菌(カビ)で、「国菌」に認定(2006年)されている。こうじ菌に関する毎日新聞記事の全文(12/6付)を抜粋すると、こうじ菌独自発展の「生物資源」日本の酒醸造の黒衣全国需要8社が担う国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に、日本の「伝統的酒造り」が登録されることが決まった。酒造りのカギを握るのは、「国菌」とも称されるカ...伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録!陰の立役者は国菌「こうじ菌」

  • 田中利典師の「人はいつか死ぬ…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「人はいつか死ぬ…」(師のブログ2017.4.14付)。私も古稀を過ぎて、また親族や友人・知人の死を経験して、「死」について考えることが増えた。※トップ写真は、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」で、2024.12.3撮影師は〈死んだその瞬間に、仏さまに、神さまに「それでいいんだよ」って言ってもらっている、そういうふうに死を受け入れることが幸せなんだ〉とおっしゃる。これが「信仰を持つ」ということなのだろう。以下に全文を紹介する。「人はいつか死ぬ…」ー田中利典著述集290414過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。齢還暦を超えて、私もそろそろいろんなことに思いを致す年齢です。「死」を思うことは「...田中利典師の「人はいつか死ぬ…」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-3~巻6)/遅くなりました、これで完結!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻5(民俗・伝承・文化)のPARTⅢと巻6(歴史的風土保存の経緯、現状と今後)である。テキストの要約は、これで完結!巻7以下は、いわば資料編なので、要約のしようがないのである。受検生の皆さん、いよいよ最後の土日となりました。最後の追い込み、頑張りましょう!※写真は橿原市内。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で2008.11.16撮影飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-3~巻6)/遅くなりました、これで完結!

  • 田中利典師の「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」(一休宗純)

    今日の「田中利典師曰く」は、「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」(師のブログ2017.3.30付)。この歌は一休さん(一休宗純)の歌で、人生を達観しきったような狂歌である。まあ人生、そんなものかも知れないが。※トップ写真は、奈良公園の水屋茶屋(みずやちゃや)の辺り。2024.12.3撮影なお少年犯罪は、2022年は微増したようだが、長期なトレンドとしては減り続けている。では、以下に全文を紹介する。「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」ー田中利典著述集290329過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日のはもう8年も前(2009年)のもの。世相を憂いて書きましたが、今もあまり変わらな...田中利典師の「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」(一休宗純)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-2)/約5分の4が完了!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻5(民俗・伝承・文化)のPARTⅡである。これでテキストの5分の4を要約したことになる。何とかあと1回で終了したいものだ。受検生の皆さん、最後の追い込み、頑張りましょう!※写真は橿原市内。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で2008.11.16撮影飛鳥・藤原検定の要点整理(巻5-2)/約5分の4が完了!

  • 川上村は、地方創生のパイオニア!

    毎日新聞夕刊(2024年11月29日付)に〈「期間限定」支援、もったいない地方創生のパイオニア、奈良県川上村交付金や職員配置「国は息長く」〉という記事が出ていた。川上村(奈良県吉野郡)は、移住者の増加など村の活性化に力を入れていて、着実に成果を上げている。そこに記者が注目したようだ。川上村さん、おめでとうございます!以下に全文を紹介する。※トップ写真は、毎日新聞の記事サイトから拝借した(義務教育学校の校庭で開かれたモルック大会=2024年6月16日)スーパーも鉄道の駅もない過疎の村が、人口流出と少子化に歯止めをかけようと挑戦を続け、全国から注目を集めている。10月に就任した石破茂首相は「地方創生2・0」を始動させるとして自治体向けの交付金を倍増する方針を表明。「新しい地方経済・生活環境創生本部」を創設する...川上村は、地方創生のパイオニア!

  • 奈良公園の紅葉、師走3日で見頃に!(2024 Topic)

    今年も、奈良公園の紅葉は遅かった。イチョウの「黄葉」は、11月27日には見頃を迎えていたが、カエデなどの「紅葉」は、まだだった。JR西日本の「紅葉だより」では、早くから「見頃」だったが…。車で奈良市内の紅葉の状況を見ていると、やっと今日(12/3)になって、見頃を迎えているようだった。今日は午後から、大和西大寺駅の近くで打合せの仕事が入っていたが、終わり次第、あたふたと駆けつけた。狙いどおり、いい感じに紅葉していた。バスで「春日大社本殿」へ行き、そこから若草山方面へ徒歩で向かった。日本人より、外国人観光客(アジア系)の方が多かったが、皆さん、スマホ片手に、たくさんの写真を撮っておられた。どこからか、結婚式の「前撮り」の人たちがやってきた。日本人ではない様子私も負けじと撮ったが、まあ、こんな感じである。これ...奈良公園の紅葉、師走3日で見頃に!(2024Topic)

  • 田中利典師の「天下泰平の祈り」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈祈り〉(師のブログ2017.3.26付)。毎日の勤行で、師は〈天下世界の安泰や三界万霊の供養が先で、個別のお祈りは後〉とお書きである。しかも〈多くの日本の寺社でのお祈りとはそういうもの〉とも。つまり、この国は多くの寺社のこのような日々のお祈りによって守られているということで、これは有り難いことである。以下、全文を紹介する。※トップ写真は、大仏池と大仏殿。2024.11.27撮影「祈り」私は毎日の勤行で、まず「天下泰平・万民豊楽・風雨順時・五穀豊穣・国土安穏」をお祈りする。それから自坊林南院の「伽藍安穏・寺門興隆・林南院信徒各々家内安全諸難消滅」を念じる。その後、境内に出て三界万霊供養塔の前で、三界万霊のご供養と大東亜戦争戦没者・南方戦線物故者・硫黄島戦没者の追善供養をお祈りし...田中利典師の「天下泰平の祈り」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-3~巻5-1)/約4分の3が完了!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻4(万葉集をはじめとする文学)のPARTⅢと巻5(民俗・伝承・文化)のPARTⅠである。これでテキストの4分の3を要約したことになる。※写真は県立万葉文化館周辺。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で2008.11.16撮影11月中にすべて終えたかったが、あと少し積み残してしまった。今週は、この作業に集中することにしたい。受検生の皆さん、最後の追い込み、頑張りましょう!飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-3~巻5-1)/約4分の3が完了!

  • これはうまい!天日干し「龍(たつ)ひかり」by 龍田古道景観保全プロジェクト

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で、龍田古道景観保全プロジェクト代表を務める垣本麻希(かきもと・まき)さんは、龍田古道沿いの田んぼを買い受け、お仲間と田植え・収穫した米「龍ひかり」(品種はヒノヒカリ)を、近鉄百貨店橿原店1Fの「プラグスマーケット」(11/27~12/3)や、垣本さんの「ギャラリーカワリ」(0745・51・8001)で販売中。※お米とご飯の写真は私が撮影。他の5点は垣本さんのFBから拝借早速昨日(2024.11.29)、近鉄百貨店に買いに行った。すべて2kg詰めで(販売者=株式会社カキモト)、天日干しが@2,4841円、協力農家さんのお米が@1,944円。私は天日干しを1袋購入。早速、今朝(11/30)の朝ご飯にいただいた。シッカリと米粒が立ち、自然な甘みがあって、とてもおいしい...これはうまい!天日干し「龍(たつ)ひかり」by龍田古道景観保全プロジェクト

  • 飛鳥宮跡の北側に、大型の建物跡が出土!

    昨日(2024.11.28)の新聞各紙に、飛鳥宮跡の北側で大型の建物跡が見つかったと報じていた。毎日新聞奈良版〈内裏?なぜ「内郭」の外飛鳥宮跡北側に大型の建物〉によると、※トップ写真と地図は、毎日新聞の記事サイトから拝借した明日香村の飛鳥宮跡北側の7世紀後半の遺構が、東西35.4メートル、南北15メートルと宮最大の建物跡であることが確認された。27日発表した県立橿原考古学研究所(橿考研)は「天武、持統両天皇の住まい『内裏(だいり)』と考えられる」とするが、宮殿中枢「内郭」外側に位置しており、なぜ塀の外に重要建物があるのか謎は深まっている。【皆木成実】遺構は2009年度に見つかり、22年度にも関連遺構を発見。今回の発掘で建物南東角部分の柱穴計14カ所が見つかり、推定だった建物規模が確定した。柱列は二重にある...飛鳥宮跡の北側に、大型の建物跡が出土!

  • 吉野町・宮川美枝子さん初のエッセイ集『吉野の詩人』(京阪奈情報教育出版刊)を読む/奈良新聞「明風清音」第112回

    奈良新聞「明風清音」欄に月1~2回、寄稿している。今月(2024.11.21)掲載されたのは〈吉野のエッセイスト〉だった。吉野町在住の宮川美枝子さんが、初のエッセイ集を刊行された。私は「推薦のことば」のリクエストをいただいたので、ひとあし早く、ゲラ刷りを読ませていただいた(私の「推薦のことば」は末尾に記載)。初のエッセイ集というのに、その完成度の高さには目を見張った。では、記事全文を抜粋する。吉野のエッセイスト11月15日、吉野町にお住まいの宮川美枝子さん(77)が、初のエッセイ集を刊行された。それが『吉野の詩人』(京阪奈情報教育出版刊税別1200円)である。珠玉の77編が収録されていて、ほとんどが本紙「雑記帳」欄に投稿されたものだ。本書の表題である「吉野の詩人」とは、吉野町出身の故池田克己氏のことである...吉野町・宮川美枝子さん初のエッセイ集『吉野の詩人』(京阪奈情報教育出版刊)を読む/奈良新聞「明風清音」第112回

  • 田中利典師の「メール当世事情」に、激しく同感!

    今日の「田中利典師曰く」は、「メール当世事情…愚痴かもしれませんが」(師のブログ2017.2.23付)。師は〈メールを書いても、なかなか返事をよこさない人がいる〉〈せめて2,3日内には、返事は欲しいという程度の、ささやかな常識の範囲での話なのである〉〈私は電話嫌いである(中略)電話ではなく、メールでことを済ませたいタイプなのである〉とお書きだ。※トップ写真は、「無料の写真素材・AI画像素材ぱくたそ」のサイトから拝借した私も、メールを送ってもなかなか返事をよこさない人には手を焼いている。また「これで良いか、ご確認ください」というメールの返事に「ありがとうございました」とだけ書いてくる人がいるのにも、困っている。メールアドレスをお持ちなのに、やたら電話してくる人にも、辟易(へきえき)している。これは高齢者に多...田中利典師の「メール当世事情」に、激しく同感!

  • 崇神天皇の宮跡伝承地、志貴御県坐(しきのみあがたにます)神社(桜井市金屋)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.11.20)掲載されたのは〈古代ヤマト王権発展の地/志貴御県坐神社(桜井市)〉執筆されたのは、田原本町にお住まいで、桜井市で勤務されている岡本喜一さんだった。※トップ写真は、志貴御県坐神社の本殿=桜井市金屋で御県坐神社とは聞き慣れない言葉だが、天皇の食事に出す野菜を栽培する朝廷の直轄地のことである。県内には7つほどの神社があり、以前、これらを1日で参拝するツアーを企画したこともある。では、全文を以下に紹介する。古代ヤマト王権発展の地/志貴御県坐神社(桜井市)三輪山の南西の麓(ふもと)に鎮座しており、すぐ近くを山の辺の道が通っています。御県(みあがた)とは天皇の食事に添える蔬菜(そさい=野菜...崇神天皇の宮跡伝承地、志貴御県坐(しきのみあがたにます)神社(桜井市金屋)

  • 田中利典師の「卒業式に思う」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈卒業式に思う〉(師のブログ2017.2.21付)。2006年にお書きになった文章で、高校を卒業されるご長女と、中学を卒業されるご長男の2つの卒業式に出席されての感慨を、あやべ市民新聞「風声」欄(2006年3月)に寄稿されたものである。※写真はの近隣公園の桜。背後のツツジがいい味を出している。コロナ渦中の2020.3.30撮影当時の師は、金峯山修験本宗宗務総長および金峯山寺執行長として、吉野山に単身赴任されていた。〈仕事第一で過ごしてきたため、子ども達の学校行事にはほとんど参加していない。せめてもの罪滅ぼしという思いを込めて、出席したのであった〉とお書きである。しかしわが身を振り返ると、単身赴任したことはなかったが、子どもたちの卒業式にも入学式にも、出席したことは一度もなかった...田中利典師の「卒業式に思う」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-2)/約3分の2が完了!

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約である「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻4(万葉集をはじめとする文学)のPARTⅡである。これでテキストの3分の2を要約したことになる。※写真は藤原宮跡。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で、2008.11.16撮影文学はわりと得意分野なので、スムーズに要約することができた。試験日が12月14日(土)に迫っているので、残る3分の1は、ぜひとも11月中に完成させ、受検者の皆さんの「直前総まとめ」にご利用いただきたいと願っている。なお私のFacebookには、圧縮前のデータを載せているので、少しはプリントしていただきやすいと思う。では、巻4-2を以下に紹介する。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-2)/約3分の2が完了!

  • 生きた日本の芸能史「おん祭(まつり)」で知られる 春日大社 若宮神社

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.11.13)掲載されたのは〈藤原忠通(ただみち)から900年続く例祭/春日大社若宮神社(奈良市)〉、執筆されたのは、京都府木津川市にお住まいの池田崇(いけだ・たかし)さんだった。※トップ写真は、鳥居越しに見える春日若宮本殿(重文)=奈良市春日野町で奈良市内も最近はめっきり冷え込むようになってきた。奈良の冬の行事といえば、900年近く続く「春日若宮おん祭」(国の重要無形民俗文化財)だ。若宮社の例祭で、今年も12月15日の大宿所祭(おおしゅくしょさい)から12月18日の奉納相撲後宴能まで、数多くの歴史的な芸能が奉納される。では、記事全文を以下に紹介する。藤原忠通から900年続く例祭/春日大社若...生きた日本の芸能史「おん祭(まつり)」で知られる春日大社若宮神社

  • やった! 隔日禁酒で、肝機能が大幅改善

    今日(11/22)は私の71歳の誕生日です。Facebookには、早朝からたくさんのお祝いメッセージをいただき、ありがとうございます。個別にお返事できなくて、大変失礼しております。※トップ写真は、樹齢500年といわれる信貴山の千手のイチョウ。11/18(月)撮影誕生日を目前に控えた昨日(11/21)、駅前の医院(消化器内科)を訪ねました。1週間前の血液検査の結果を聞くためです。今年8月27日、この医院で奈良市の特定健康診査を受けたところ、γ-GTPなど、肝機能が大幅に悪化していたので、再検査になりました。3月22日から8月27日のわずか5ヵ月の間に、γ-GTPの数値が3倍以上になり(206→645)、これには私も驚きました。「このままだと、肝硬変になりますよ。11月に再検査をしますから、酒量を抑えて臨んで...やった!隔日禁酒で、肝機能が大幅改善

  • 田中利典師の「ちょっといい話」(後編)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈師の教え〉(利典師のブログ2017.2.12付)。前回の朝日放送ラジオ「ちょっといい話」(一心寺提供)の後編である。師とは、五條順教猊下(げいか)のこと。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020.3.30に撮影したお坊さんになったばかりの利典師が、順教猊下から「志を大きく持ちなさい」というアドバイスを受けられたという話は、別のところでも書いておられた。それが利典師の心の大きな支えになり、のち吉野大峯の世界遺産登録(2004年)として実を結んだ。そこからまた、「紀伊山地三霊場会議」という協議会も生まれるという好循環が続く。では、以下に全文を紹介する。「師の教え」・・・田中利典著述集290212昨日の続きです。****************「師の教え」私は15で...田中利典師の「ちょっといい話」(後編)

  • 田中利典師の「ちょっといい話」(前編)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈一生懸命にお祈りをすることの意味〉(師のブログ2017.2.11付)である。これは、当時朝日放送ラジオで放送されていた一心寺提供の「ちょっといい話」(番組は2023年3月末に終了)のテープ起こしである。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2022.3.30に撮影した師は2012年11月25日に、この番組に出演された。今日は1日に2本収録されたうち、「前編」を以下に紹介する。「一生懸命にお祈りをすることの意味」…田中利典著述集290211宮村金峯山寺と言いますと〈世界遺産〉でございますよね。そして今ちょうど「秘仏本尊特別ご開帳」が行われているということで、今日はどんなお話になるんでしょうか?田中はい。ご本尊のお話とご本尊にお祈りをすることで少しいい話がありましたので...田中利典師の「ちょっといい話」(前編)

  • 世界遺産登録20周年記念シンポジウム、12月7日(土)九度山町(和歌山県伊都郡)で開催!(2024 Topic)

    私の故郷・九度山町(和歌山県伊都郡)のHPを見ていると、こんなイベント情報が見つかった。〈世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」その歴史・信仰・魅力、そして未来を語る〉というシンポジウムだ。参加無料で、要申し込み。パネラーには、つい先日「神職身分特級」(神職の最高峰)を授与された九鬼家隆(くき・いえたか)氏(熊野本宮大社宮司)もいらっしゃる。町のHPには、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」その歴史・信仰・魅力、そして未来を語る世界遺産登録20周年記念事業ラストイベント!2024年は世界遺産登録20周年を記念したさまざまなイベントを開催してきました。ラストを飾るシンポジウムはこの20周年記念事業の総合プロデューサー・北川央(きたがわ・ひろし)氏(九度山・真田ミュージアム名誉館長/大阪城天守閣前館長)がコーディネ...世界遺産登録20周年記念シンポジウム、12月7日(土)九度山町(和歌山県伊都郡)で開催!(2024Topic)

  • 「奈良・ガストロノミー・ナイト・エキスポ」、11/16(土)~24(日)まで!(2024 Topic )

    msn(マイクロソフトのポータルサイト)に〈ライブキッチンでミシュランシェフの技を間近に!奈良公園で夜のイベント開催|NaraGastronomyNightExpowithTheMICHELINGuide〉という記事が出ていた。※画像はいずれも、msnのサイトから拝借奈良公園で、ミシュランガイド掲載店のシェフが、料理を提供してくれるというのだ。食のイベント以外にも、伝統工芸やライブドローイング、日本や酒やラーメンの企画もある。同サイトによると、2024年11月16日(土)から24日(日)までの9日間、奈良公園登大路園地にて、「NaraGastronomyNightExpowithTheMICHELINGuide(ナラ・ガストロノミー・ナイト・エキスポウィズ・ザ・ミシュラン・ガイド)」が開催される。本イベン...「奈良・ガストロノミー・ナイト・エキスポ」、11/16(土)~24(日)まで!(2024Topic)

  • 「とにかく人が多かった!」とお歎きのスペイン人男性に、もの申す

    〈「観光どころではありませんでした」初訪日のスペイン人が嘆いた日本の光景とは〉という話がYAHOO!ニュース(2024.10.31配信もとはサイト「Hint-Pot」)に出ていて、金やん(金田充史さん)が鋭いツッコミを入れていた。※写真は「YAHOO!ニュース」から拝借この人は、2週間かけて大阪→京都→東京と巡り、「とにかく人が多かった」と歎いているのだ。秋の観光シーズンに、ゴールデンルートを旅すれば、人が多いのは当然。親日家なら、もう少し調べてから来てほしかった。私も金やんのツッコミに同感だ。まずは記事全文を紹介する。日本人だけではなく、多くの訪日外国人観光客にも過ごしやすい季節となりました。これから紅葉が美しくなり、さらに見どころ満載となる日本ですが、多くの観光地では混雑も。初めて日本を訪れたスペイン...「とにかく人が多かった!」とお歎きのスペイン人男性に、もの申す

  • 田中利典師の「守られている力」

    今日の「田中利典師曰く」は、「守られている力」(師のブログ2017.1.6付)である。私たちが大事故にも遭わず毎日、無事に過ごせているのは、自分自身の聖なる守りの力、つまり先祖や神仏の力で守られているから。だから、常に先祖や神仏に感謝の気持ちを忘れないことが大切、ということである。では、記事全文を以下に紹介する。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020年3月30日に撮影「守られている力」田中利典著述集290116(2017年)10月末からはじめた金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ欄「蔵王清風」で書いた駄文を、折に触れて転記していますが、今日は7年前(2010年)の文章です。今読み返しても、自分なりに納得が出来る。人には常にそういう見えざる力が働いていると思うし、そう思って生きるところ...田中利典師の「守られている力」

  • パリオリンピック記念「シャンソンの夕べ」(奈良まほろばソムリエの会主催)を開催!

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、理事会(執行部)主催の行事として、文化イベントを開催している。昨年(2023年)は、「師走の文化イベント」として、雅楽・舞楽公演を開催。今回は11月9日(土)、シャンソンのライブ(参加者数=33人)と懇親会(同25人=演者お2人を含む)を開催した。同会の資料によると、※写真はいずれも、奈良ロイヤルホテルで2024.11.9撮影同会の梅田加都さんの司会で、ライブが始まったSARAH(サラ)さんはお歌もトークも、とても楽しい!パリオリンピック記念「シャンソンの夕べ」1.概要2024年11月9日(土)15時00分~16時40分歌とギターでライブ(途中休憩あり、2部構成)ライブ終了後、懇親会(同じ場所で)場所奈良ロイヤルホテルロイヤルホール田村太一さんのパワフルなギターに...パリオリンピック記念「シャンソンの夕べ」(奈良まほろばソムリエの会主催)を開催!

  • 梅乃宿酒造の「ワクワク祭り in 東京」、11月30日(土)開催!(2024 Topic)

    こんな興味深いイベントが東京(千代田区丸の内のJPタワー22階)で開催される。楽しいイベントのほか、おつまみ弁当や限定酒のお土産も付いてくる。参加費は@8,500円で、イベントのHPからの予約が必要だ。全3部構成(各2時間)だ。詳しくは同HPまたは以下のチラシをご覧ください。首都圏の皆さん、ぜひお申し込みください!梅乃宿酒造の「ワクワク祭りin東京」、11月30日(土)開催!(2024Topic)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-1)

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻4(万葉集をはじめとする文学)のPARTⅠ、ここからテキスト後半部分がスタートする。試験が近づいているので、急いで要約して掲載した。※写真は藤原宮大極殿跡の説明板のところ。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で、2008.11.16撮影万葉集はある程度勉強したことがあるので、シンプルに要点のみをまとめることができた。なお、テキストに出ている万葉歌は、すべて収録している。では、以下にJPEG形式(画像)で、貼り付けておく。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-1)

  • シンポジウム「神と仏、日本人の信仰」、津市で12月22日(日)開催!(2024 Topic)

    こんなシンポジウムが、12月22日(日)14時から、三重県津市の「三重県総合文化センター」で開催される。登壇されるのは、金峯山寺長臈(ちょうろう)の田中利典師、熊野本宮大社の九鬼家隆(くき・いえたか)宮司、宗教人類学者の植島啓司(うえしま・けいじ)先生のゴールデントリオである。参加費は、鼎談が@3,000円、交流会が@3,500円。利典師のFacebookには、急告!12/22「神と仏、日本人の信仰」紀伊山地の霊場と参詣道/世界遺産登録20周年記念講座私は吉野大峯の世界遺産登録に深く関わったが、じつは奈良県からほとんど、その関係の講演会やシンポジュウムに招請されたことがない。呼んでいただいたのは和歌山県や山梨・静岡など他府県ばかり。とりわけ三重県からのオファーは飛び抜けて多くて、20回を優に超えたかもしれ...シンポジウム「神と仏、日本人の信仰」、津市で12月22日(日)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「デクノボーとして、生きていたい」

    今日の「田中利典師曰く」は、「デクノボー」(師のブログ2016.12.29付)。宮沢賢治の「ミンナニデクノボートヨバレ、ホメラレモセズクニモサレズ、サウイフモノニ、ワタシハナリタイ」の「デクノボー」である。※トップ写真は宮沢賢治の手帳、日本経済新聞のHPから拝借利典師は、「賢治の言うデクノボーは、常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)のことだ」とする。なお「常不軽菩薩」とは、〈『法華経』「常不軽菩薩品」に出てくる菩薩の名。常に身に不軽の行をなし、口に不軽の教を宣(の)べ、人に逢うごとにいずれも仏になるべき人とみて、敬って軽慢せず、うやうやしくこれを礼拝したという〉(例文仏教語大辞典)。なお不軽の行とは、〈他人を尊敬し礼拝し、軽んじあなどらないこと。また、その心〉(同辞典)のこと。では、以下に全文を抜粋する。「...田中利典師の「デクノボーとして、生きていたい」

  • 毎年11月20~26日の献灯祭で、紅葉ライトアップ!「等彌(とみ)神社」(桜井市桜井)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。昨日(2024.11.6)掲載されたのは〈神武天皇が初の大嘗祭(だいじょうさい)/等彌神社(桜井市)〉執筆されたのは、同会会員で橿原市にお住まいの田村基樹さんだった。田村さんは同会の「ガイドグループ」と「講演・講座グループ」に所属され、熱心に活動されている。※トップ写真は、等彌神社上津尾社(かみつおしゃ)の拝殿=桜井市で等彌神社は桜井市立図書館の向かい(多武峰に向かう県道を挟む)にあり、立派な一の鳥居で知られる。この鳥居は、もとは伊勢神宮の内宮(皇大神宮)の鳥居(奥にあり通常は拝観できない)で、これが20年に1度の式年遷宮で撤下(てっか)されたものである。では、記事全文を紹介する。等彌神社(桜井市)鳥見山...毎年11月20~26日の献灯祭で、紅葉ライトアップ!「等彌(とみ)神社」(桜井市桜井)

  • ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)、前半部分が完成(巻1.~巻3.)!

    お待たせしました!これまで小刻みに当ブログで紹介してまいりました「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)」、やっと前半部分をまとめ終えることができました。奈良まほろばソムリエの会の公式HPに、PDF形式で掲載されています。同会のKさん、お手数をおかけいたしました!※写真は藤原京跡周辺を巡る「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で、2008.11.18撮影半分だけでも、63ページあります。今回は「初級編」の受検者だけではなく、「中級編」の受検者にもお使いいただこうと、やや詳しく紹介しています。奈良検定(奈良まほろばソムリエ検定)と違い、飛鳥・藤原検定(飛鳥・藤原まるごと博物館検定)は、エリアも時代も、範囲が狭いので、公式テキストにはかなりマニアックな情報が出ています(私も、半分は初耳でした)...ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)、前半部分が完成(巻1.~巻3.)!

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-7)

    いよいよ第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込が締め切られ、試験日が12月14日(土)に迫ってきた。今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅦ.である。※トップ写真は、談山(たんざん)神社参道で2007.11.18に撮影長かった巻3も、これで終わり、要点整理もやっと半分を書き終えた。明日あたりは、前半(巻1~3)をまとめて、PDFで一挙掲載することにしたい(きれいに印刷できる)。ではPARTⅦ.を以下に紹介する。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-7)

  • 田中利典師の「生に習う」

    今日の「田中利典師曰く」は、「生に習う…」(師のブログ2016.12.21付)。仏教には「死に習う」(常に自分の死を念頭において、今日の命を精一杯生きなさい)という言葉があるが、今回はその逆の「生に習う」だ。故村上和雄さん(分子生物学者、天理市出身)によれば、40億年前に1個の生命細胞が誕生し、そこから地球上の全ての生命が生み出された。だから〈5才の子どもも、80才の老人もそう大した変わりはない。40億+5と40億+80の違い〉に過ぎない。〈自分の命の連続性を思うほどに、今の命を大事に生きなければならない〉、なるほど。では、記事全文を引用する。「生に習う…」ー田中利典著述集28122110月末からはじめた金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」で書いた駄文を折に触れて転記しています。今回は4...田中利典師の「生に習う」

  • 中曽司(なかぞし)町(橿原市)に伝わる喫茶文化「挽(ひ)き茶」

    昨日(11/2)に引き続き、奈良新聞「明風清音」に寄稿した記事を紹介する。10/30(木)、〈中曽司の「喫茶文化」〉という文章を寄稿した。NPO法人「奈良の食文化研究会」が主催した「中曽司の挽き茶体験会」の紹介である。※写真はすべて、挽き茶体験会(9/29)で撮影した江戸時代初期から続くという中曽司の挽き茶は、全国的にも珍しい風習(喫茶法)だ。挨拶に立った橿原市長の亀田忠彦さんは、「市長応接室でも、挽き茶を提供したいと考えている」と語った。では、全文を紹介する。中曽司の「喫茶文化」得がたい経験をした。9月29日(日)、橿原市中曽司(なかぞし)町の本町会館で、「中曽司の挽(ひ)き茶体験会」が開催された。主催はNPO法人「奈良の食文化研究会」(木村隆志理事長)。昨年に引き続いての開催だが、私は初体験だった。会...中曽司(なかぞし)町(橿原市)に伝わる喫茶文化「挽(ひ)き茶」

  • これで良いのか?「観光立国」「観光振興」

    奈良新聞「明風清音」欄に、月1~2回、寄稿している。10/17付で掲載されたのは、〈「観光立国」の虚実〉、佐滝剛弘著『観光消滅観光立国の実像と虚像』(中公新書ラクレ)の紹介である。今の若い人はご存じないだろうが、終戦後には〈日本は資源がないから、戦争に負けた。これからの日本は観光と軽工業でやっていくしかない〉と言われた。ここでは「観光」も「軽工業」も、ややマイナスのイメージで語られている。私は紹介しなかったが、本書にも〈もしかしたら、「観光立国」という言葉は、先進国という呼称に疑問符がつき始めた日本の姿を覆い隠す魔法のヴェールにすぎないのではないだろうか?〉と記されている。私はそんなことを考えながら、本書を読んだ。以下、記事全文を紹介する。「観光立国」の虚実佐滝剛弘著『観光消滅観光立国の実像と虚像』(中公...これで良いのか?「観光立国」「観光振興」

  • 田中利典師の「今夜の一言特集 2016年10~11月」

    今日の「田中利典師曰く」は、2016年の「今夜の一言特集・10月11月編」(師のブログ2016.12.6付)。ちなみに同年「7~9月編」は、こちらに掲載されている。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020年3月30日に撮影師は今も時々、Facebookに「今夜の一言」や「夫婦の会話」を載せておられるが、まあよくこんな言葉を思いつかれたものだと、いつも感心しながら読ませていただいている。今回も、「人のためにしてあげたことは忘れた方がいい。けれど人にしてもらったことは忘れてはならぬ」「努力は報われなくても、神さまは知っている」などが心に残った。では、以下に全文を紹介する。「今夜の一言特集・10月11月編」ツイッターやフェイスブックで書き綴ってきた「今夜の一言」。これってその日、その夜、つれづれ...田中利典師の「今夜の一言特集2016年10~11月」

  • 御所まち霜月祭(そうげつさい)、11月10日(日)開催!(2024 Topic)

    毎年11月第2日曜日に開催されている御所(ごせ)まち霜月祭、今年は11月10日(日)、午前10時から、御所まち一帯で開催される。パンフレットは、こちら(PDF)。御所市のHPによると、※柴燈(さいとう)大護摩大祭の写真は、吉祥草寺で撮影(2021.11.14)年に一度の「御所まち霜月祭」にお越しくださいふるさとの誇り、おもてなしの心古き良き風情を残した御所まちを散策してみませんか?江戸時代より栄えた由緒ある町家が特別公開!ほかにも、昔懐かしい町並みがスマホ画面に甦るタイムスリップの旅、町家茶屋、スタンプラリーなど、御所まち総出のおもてなしの心でお迎えします。日時令和6年11月10日(日)10時から場所御所まち一帯※当日は公共交通機関でお越しください。近鉄御所駅・JR御所駅から「御所まち」へは徒歩で5分から...御所まち霜月祭(そうげつさい)、11月10日(日)開催!(2024Topic)

  • これはうまい!手打ち蕎麦 たぬき(斑鳩町龍田南)

    知人から「最近、ブログにグルメ情報が載りませんね」と言われた。言われて初めて、「そういえば最近、書いていないな」と気がついた。おいしいお店に行っていないわけではなく、今の関心が「飛鳥・藤原検定の要点整理」の制作に向いているので、グルメ情報を書く「ゆとり」がなかったのである。店舗は、今年(2024年)9月に建て替えたばかりだそれで今日は、久しぶりにグルメ情報を紹介する。昨日(10/29)訪ねたばかりの「手打ち蕎麦たぬき」(斑鳩町龍田南3-1-31)である。国道25号に面していて、バス停「竜田神社」の近くにある。「奈良グルメ図鑑」には、R25号沿い、法隆寺からも近い場所にある一軒家の蕎麦屋さん。店主は京都の料亭と富山の蕎麦店で10年修行を積んだという経歴の持ち主。そばは茨城産を丸抜きで、製粉から手打ちまで自家...これはうまい!手打ち蕎麦たぬき(斑鳩町龍田南)

  • 田中利典師の「慈母のごとき…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「慈母のごとき…」(師のブログ2016.11.11付)。利典師の師・五條順教猊下(げいか)の奥さまの話である。利典師は15歳のとき、五條順教猊下のもとで得度受戒された。それ以来毎年、五條猊下の自坊の東南院で、林間学校のお手伝いなどをされたそうだ。※トップ写真は吉野山・東南院多宝塔(2023.3.28撮影)。この年は、桜の開花が早かった!本稿では猊下の奥さまについて、〈優しい眼差しの奥にある真実を見通す涼やかな目、そしてその慈母の如き慈しみに満ちたご尊顔。順教猊下の恩徳とともに生涯忘れずに感謝申しあげたい〉とお書きである。では以下に、全文を紹介する。「慈母のごとき…」田中利典著述集281111過去に掲載した金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文...田中利典師の「慈母のごとき…」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-6)

    いよいよ第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込締切が2024年10月31日(木)、試験日が12月14日(土)に迫ってきた。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は、談山(たんざん)神社本殿で2007.11.18に撮影。11/3(日)はけまり祭ださて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅥ.「仏像・古墳壁画・石造物」である。とりわけ石造物がたくさん登場する。すべての石造物の写真がテキストに掲載されているわけではないので、ぜひネットなどで確認しながら、シッカリと覚えていただきたい。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-6)

  • 古祭(ふるまつり)にスコの餅、国津神社(奈良市都祁白石町)/毎日新聞「やまとの神さま」第101回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.10.23)掲載されたのは〈冬を告げる「スコの餅」/国津(くにつ)神社(奈良市)〉、執筆されたのは奈良市にお住まいの同会会員、小西和子さんだった。※トップ写真は、国津神社拝殿=奈良市都祁(つげ)白石町で「国津神社」という名前の神社は、ざっと調べただけでも、三重県や和歌山県にもある。奈良県にも、桜井市箸中や奈良市都祁南ノ庄(=本文に登場)にもある。混同を避けるため、「白石国津神社」と書くこともあるが煩雑になるので、今回は単に国津神社とした。では、全文を紹介する。冬を告げる「スコの餅」/国津神社(奈良市)奈良市東部の都祁白石町にあります。創建の由来は、古代より当社地、字神子尻(かみこじり)に大...古祭(ふるまつり)にスコの餅、国津神社(奈良市都祁白石町)/毎日新聞「やまとの神さま」第101回

  • 田中利典師の「吉野―高野 弘法大師開創の道 プロジェクト」

    今日の「田中利典師曰く」は、「吉野―高野弘法大師開創の道プロジェクト」(師のブログ2016.11.10付)。弘法大師空海がたどったという「吉野山―大峯山―高野山」という「つながり」を掘り起こそうというプロジェクトである。※トップ写真は、高野山・金剛峯寺の蟠龍庭(ばんりゅうてい2024.8.18撮影)これは修験道の役行者と、真言密教の弘法大師空海をつなぐ、という壮大な話である。のち利典師は、弘法大師が創設した綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)の後身の種智院大学客員教授に就任されるが、これもこのようなご縁あっての賜物なのだろう。では、以下に全文を紹介する。「吉野―高野弘法大師開創の道プロジェクト」ー田中利典著述集281110過去に掲載した金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて拙文...田中利典師の「吉野―高野弘法大師開創の道プロジェクト」

  • 雷の神さま、笛吹連(ふえふきのむらじ)が居住「葛木坐火雷神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第100回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.10.16)掲載されたのは〈日露戦争戦利品の砲も/葛木坐火雷(かつらきにいますほのいかづち)神社(葛城市)〉、執筆されたのは同会会員で葛城市にお住まいの東辻裕子さんだった。東辻さんは、今回が初の執筆だ。2022年4月にスタートしたこの連載も、今回で、はや100回目を迎えた。当初、当会の15周年(2026年4月)記念に書籍を出版しようと思い立ち、その準備として本欄への連載がスタートした。当初は神社のリストを作り、計画的に執筆者を募っていたが、途中から「近所にこんな神社がある」「小さいが、村人に守られている祠(ほこら)がある」などという紹介をいただき、リストがどんどん増えている。2026年に掲...雷の神さま、笛吹連(ふえふきのむらじ)が居住「葛木坐火雷神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第100回

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-5)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込締切は、2024年10月31日(木)、試験日は12月14日(土)に迫ってきた。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は談山(たんざん)神社十三重塔と神廟拝所。2007.11.18に撮影。11/3(日)はけまり祭ださて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅤ.遺跡と出土品である。私の聞いたことのない遺跡が多く、出土品にもチンプンカンプンなものが多い。逆に言うと、他の受検者の方も同じようなレベルなので、残された期間内で頭に詰め込んでいくしかない。公式テキストの「巻3」は約130ページもあり、巻...飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-5)

  • 田中利典師の「血はウソをつかない」

    今日の「田中利典師曰く」は、「血脈(けちみゃく)を白骨にとどめ,口伝(くでん)を耳底(じてい)に納む」(師のブログ2016.11.9付)。※トップ写真は、小学生の利典師とご父君。金峯山寺蔵王堂前でずいぶん難しい言葉だが、血脈とは〈教理や戒律が師から弟子へと代々伝えられることを血のつながりにたとえた語〉、口伝とは〈仏教の世界で用いられたことばで、仏典を筆録することは神聖を害するものとして行なわず、教えの聖性保持のために、口づたえで伝授したことをいう〉とある(いずれも日本国語大辞典)。では、以下に全文を紹介する。「血脈を白骨にとどめ,口伝を耳底に納む」ー田中利典著述集281109過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日は父母のことを少...田中利典師の「血はウソをつかない」

  • シンポジウム「奈良インバウンド最前線」、ホテル日航奈良で11月11日(月)開催!(2024 Topic)

    株式会社梅守本店(奈良市法華寺町221)の梅守康之社長から、こんなシンポジウムを紹介していただいた。タイトルは「奈良インバウンド最前線訪日客を惹きつけるビジネスのヒント」。講演会、パネルディスカッション、交流会(食事つき)がセットされている。主催は奈良県インバウンド協会(会長=梅守康之さん)。県の観光サイト「なら旅ネット」によると、奈良インバウンド最前線訪日客を惹きつけるビジネスのヒント(奈良市)日航ホテル奈良で、香港からの訪日観光客の送客数No.1の旅行社EGLToursの袁(えん)社長の講演会を開催。奈良のインバウンド状況について語るとともに、訪日外国人を惹きつけるビジネスのヒントを学びます。開催情報開催名奈良インバウンド最前線訪日客を惹きつけるビジネスのヒントhttps://naranbndinbo...シンポジウム「奈良インバウンド最前線」、ホテル日航奈良で11月11日(月)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「吉野町からの感謝状」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈吉野町の町制60周年で、感謝状を授与されちゃいました〉(師のブログ2016.11.8付)。吉野町は町制60周年を記念した事業の一環として、毎年の表彰式の他に、過去10年の間に、町行政、地域の発展などに貢献された7人に感謝状を贈った(広報よしの2016年12月号)。※トップ写真は、「広報よしの」60周年記念号の表紙から拝借したその中で菅谷文則さん、上野誠さん、松坂慶子さんなどとともに、田中利典師も感謝状を授与されたのである。おめでとうございます!この頃の師の八面六臂のご活躍が、町から認められたのである。師は、このように表だって褒められたのは、「生涯ではじめてのこと」とお書きで、ちょっと意外な気がした。以下、全文を紹介する。吉野町の町制60周年で、感謝状を授与されちゃいました11...田中利典師の「吉野町からの感謝状」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-4)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込締切は、2024年10/31(木)、試験日は12/14(土)である。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は、談山(たんざん)神社境内。2007.11.18に撮影さて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅣ、古墳編である。公式テキストのなかでは、この「巻3」に最も多くのページが割かれていることにご注意いただきたい。では、以下に画像を貼っておく。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-4)

  • 謎の盃状穴(はいじょうけつ)、牛頭天王(ごずてんのう)を祭る 神波多神社(山添村中峰山)/毎日新聞「やまとの神さま」第99回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.10.9)掲載されたのは〈大和守る要衝除疫神祭る/神波多神社(山添村)〉、執筆されたのは同会会員の藤井哲子さんだった。藤井さんのご主人が山添村のご出身なので、村のことには、とてもお詳しい。※トップ写真は、神波多神社拝殿と本殿(右奥)=山添村中峰山で本文中に、さらりと「盃状穴」という言葉が出てくる。厄除け祈願の痕跡かとも言われているが、よく分からない。以前、同会の藤村清彦さん(故人)が産経新聞奈良版の「なら再発見」で取り上げたこともある。10月26日(土)は、秋祭りの「天王祭り」(10月第4土曜日)なので、ぜひお参りいただきたい。では、全文を紹介する。大和守る要衝除疫神祭る/神波多神社(山添...謎の盃状穴(はいじょうけつ)、牛頭天王(ごずてんのう)を祭る神波多神社(山添村中峰山)/毎日新聞「やまとの神さま」第99回

  • 田中利典師の『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」』(扶桑社新書)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」…ほんまにほんま、驚いた!〉(師のブログ2016.11.8付)。利典師のことが、綾部市を代表する人物の1人として、2016年11月発行の蒲田正樹著『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」~上場企業と「半農半X」が共存する魅力』(扶桑社新書)に、大きく取り上げられていたのである。なお蒲田さんには『驚きの地方創生「木のまち・吉野の再生力」――山で祈り、森を生かし、人とつながる』(扶桑社新書)という著作もあり、私はこの本を利典師のブログで知り、拙ブログで紹介したことがある。では、利典師のブログ記事全文を以下に紹介する。驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」…ほんまにほんま、驚いた!11月はじめに出版された『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」...田中利典師の『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」』(扶桑社新書)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-3)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)、申込締切は2024年10/31(木)に迫ってきた。試験日は12/14(土)である。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は、談山(たんざん)神社の木造十三重塔。修理が完了した2007.11.18に撮影さて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅢ.である。公式テキストのなかでは、この「巻3」に最も多くのページが割かれている。ということは出題も、この巻から最も多く出題されると予想がつく。しかしまあ、難しい記述が多い。私も「奈良まほろばソムリエ検定」を受検する過程で、結構勉強したつもりであるが、「全...飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-3)

  • お味噌4kgのお土産がつく「味噌づくり教室」 奈良市生涯学習センターで10月27日(日)開催、残席わずか!(2024 Topic)

    NPO法人「奈良の食文化研究会」主催で、こんなイベントがあると教えていただいた。江戸時代から続き、「茜八(あかはち)味噌」のブランドで知られる嶋田味噌(磯城郡田原本町505)の19代目ご主人・嶋田稔さんが、味噌づくり教室を開催されるというのだ。しかもお土産として4kgのお味噌がついてくる(毎日味噌汁を作る4人家族のご家庭の約半年分)。定員は25名だが、あと少し空きがあるとのこと。奈良の食文化研究会のHPによると、10月27日(日)手作り味噌づくり教室の参加者募集日時:10月27日(日)午後13時〜15時場所:奈良市生涯学習センター奈良市杉ヶ町23(JR奈良駅より南へ徒歩5分)会費:5,200円(=4,800円+容器代400円)味噌コース:赤味噌、白味噌、麦味噌のいずれかを選択江戸時代から260年以上続く老...お味噌4kgのお土産がつく「味噌づくり教室」奈良市生涯学習センターで10月27日(日)開催、残席わずか!(2024Topic)

  • 田中利典師の「上求菩提、下化衆生」

    今日の「田中利典師曰く」は、「善とは、悪とは?」(師のブログ2016.11.5付)。『金峯山時報』の「蔵王清風」欄に執筆された文章である。師は、善とは「上求菩提、下化衆生(じょうぐぼだい、げけしゅじょう)」、つまり「自らは悟りをめざしてひたすら修行しながら、同時に自分以外の人はひたすら救っていこう」ということだとする。では、以下に全文を紹介する。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ禍で「StayHome」中の2020.3.30に撮影「善とは、悪とは?」過去に掲載した金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日は仏教における善とはなにか?悪とはなにかについて2年前(2014年)に書いた文章。私の持論であるが、よろしければお読みください。****...田中利典師の「上求菩提、下化衆生」

  • 奈良町見知ル、11月4日(月・休)~10日(日)まで!(2024 Topic)

    奈良町一帯で開催される「奈良町見知(みし)ル」、今年は11月4日(月・休)~10日(日)まで開催される。なお漢字で書く「奈良町」は、「きたまち、ならまち、高畑、京終」一帯のこと。イベントの公式HPによると、奈良町見知ル奈良町のきたまち、ならまち、高畑、京終では、各エリアの特色を探りつつ、それを「まちの個性」としていかした「まちづくり」が行われています。「奈良町見知ル」は、これらのエリアにある歴史的建造物・社寺・生業の場所といった「地域の宝」となっている「ちょっといいところ」を見て知ることができるイベントです。2021年、第44回全国町並みゼミ奈良大会の企画の一環で始まった奈良町見知ル。とても楽しかったとの好評のお声を受け、また、もっと早く知っていたら行きたかった、企画に参加したかったとのありがたいお声もい...奈良町見知ル、11月4日(月・休)~10日(日)まで!(2024Topic)

  • 聖徳太子 虚構説、怨霊説を読み解く

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。先月(2024.9.19)掲載されたのは、〈「オカルト聖徳太子」考〉だった。聖徳太子については、虚構説や怨霊説など、さまざまに取り沙汰され、全体像が見えにくくなっている。そこで、オリオン・クラウタウ著『隠された聖徳太子――近現代日本の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)をもとに、いろんな説をスッキリとまとめることにしたので、ご参考にしていただきたい。「オカルト聖徳太子」考私はよく、聖徳太子に関する講演の依頼をいただく。年に1度くらいは必ずリクエストがあり、2021(令和3)年の太子1400年遠忌の年には、各地で何度もお話しした。聞きに来られるのはシニア世代なので、教科書に載るような話だけでは、納得してもらえない。虚構説や怨霊説にも触れながら、様々な太子像を...聖徳太子虚構説、怨霊説を読み解く

  • 田中利典師の「仏法は時によるべし」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈仏法は時によるべし〉(師のブログ2016.11.2付)。これは日蓮上人の言葉で、「仏法は、時宜に即して実践すべきである」ということである。※トップ写真はウチの近隣公園の桜。コロナで「StayHome」渦中の2020.3.30に撮影もと原稿を書かれた2000年(平成12年)、師は「役行者1300年遠忌」という大事業を成し遂げられた。この年、師は45歳の働き盛り。そのあと「修験道ルネッサンス」活動に邁進され、大きな成果を上げられたことは、皆さんご存じの通りである。では、以下に全文を紹介する。「仏法は時によるべし」ー田中利典著述集281102過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日のは、これも古いエッセイで...田中利典師の「仏法は時によるべし」

  • いよいよ明日です、「奈良酒食と雅楽のゆうべ」。奈良市役所前芝生広場で16時スタート!(2024 Topic)

    いよいよ明日(10/12)開催です!「奈良酒食(しゅしょく)と雅楽のゆうべ」(16:00~21:00)。主催は、女性ばかりの雅楽集団「奈良凛雅会(りんがかい)」さんです。たくさんの飲食店や酒販店が参加します。司会は、奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」でおなじみの高井俊彦さん(吉本興業)、元山万規子(もとやま・まきこ)さんと、私です!入場無料(飲食は有料)。5時間の長丁場ですが、ご都合の良い時間帯にお越しいただき、雅楽の音色に耳を傾けながら、おいしい奈良のお酒と食をお楽しみください!詳しくは、チラシをご覧ください。「なら旅ネット」(奈良県観光公式サイト)によりますと、開催名奈良酒食と雅楽のゆうべ開催期間2024年10月12日(土)16:00~21:00開催場所奈良市役所前芝生広場お問合わせ先0743-62-02...いよいよ明日です、「奈良酒食と雅楽のゆうべ」。奈良市役所前芝生広場で16時スタート!(2024Topic)

  • 田中利典師の「拝金主義からの脱却」

    今日の「田中利典師曰く」は、「衣食(えじき)の中に道心なし、道心の中に衣食あり」(師のブログ2016.11.1付)。利典師が金峯山寺の『金峯山時報』に寄稿した文章である。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナで「StayHome」中の2020.3.30に撮影このタイトルは伝教大師最澄の言葉で、〈道心とは、仏教を学び実践する心をいい、衣食とは、衣食住の生活環境のことです。道を求めて努力を重ねる向上心があれば、その目的を達成するのに必要な衣食住は、十分とはいえないまでも、おのずとついてくる、一方いくら生活に恵まれていても、その生活の中からは、むしろ安逸に流されて、道を求め、自分を高めようとする心は起きてこないということです〉(妙心寺「法話の窓」)。2016年(平成28年)といえば、明仁天皇が生前譲位の意向...田中利典師の「拝金主義からの脱却」

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