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2006/08/09

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  • 田中利典師の「ちょっといい話」(後編)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈師の教え〉(利典師のブログ2017.2.12付)。前回の朝日放送ラジオ「ちょっといい話」(一心寺提供)の後編である。師とは、五條順教猊下(げいか)のこと。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020.3.30に撮影したお坊さんになったばかりの利典師が、順教猊下から「志を大きく持ちなさい」というアドバイスを受けられたという話は、別のところでも書いておられた。それが利典師の心の大きな支えになり、のち吉野大峯の世界遺産登録(2004年)として実を結んだ。そこからまた、「紀伊山地三霊場会議」という協議会も生まれるという好循環が続く。では、以下に全文を紹介する。「師の教え」・・・田中利典著述集290212昨日の続きです。****************「師の教え」私は15で...田中利典師の「ちょっといい話」(後編)

  • 田中利典師の「ちょっといい話」(前編)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈一生懸命にお祈りをすることの意味〉(師のブログ2017.2.11付)である。これは、当時朝日放送ラジオで放送されていた一心寺提供の「ちょっといい話」(番組は2023年3月末に終了)のテープ起こしである。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2022.3.30に撮影した師は2012年11月25日に、この番組に出演された。今日は1日に2本収録されたうち、「前編」を以下に紹介する。「一生懸命にお祈りをすることの意味」…田中利典著述集290211宮村金峯山寺と言いますと〈世界遺産〉でございますよね。そして今ちょうど「秘仏本尊特別ご開帳」が行われているということで、今日はどんなお話になるんでしょうか?田中はい。ご本尊のお話とご本尊にお祈りをすることで少しいい話がありましたので...田中利典師の「ちょっといい話」(前編)

  • 世界遺産登録20周年記念シンポジウム、12月7日(土)九度山町(和歌山県伊都郡)で開催!(2024 Topic)

    私の故郷・九度山町(和歌山県伊都郡)のHPを見ていると、こんなイベント情報が見つかった。〈世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」その歴史・信仰・魅力、そして未来を語る〉というシンポジウムだ。参加無料で、要申し込み。パネラーには、つい先日「神職身分特級」(神職の最高峰)を授与された九鬼家隆(くき・いえたか)氏(熊野本宮大社宮司)もいらっしゃる。町のHPには、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」その歴史・信仰・魅力、そして未来を語る世界遺産登録20周年記念事業ラストイベント!2024年は世界遺産登録20周年を記念したさまざまなイベントを開催してきました。ラストを飾るシンポジウムはこの20周年記念事業の総合プロデューサー・北川央(きたがわ・ひろし)氏(九度山・真田ミュージアム名誉館長/大阪城天守閣前館長)がコーディネ...世界遺産登録20周年記念シンポジウム、12月7日(土)九度山町(和歌山県伊都郡)で開催!(2024Topic)

  • 「奈良・ガストロノミー・ナイト・エキスポ」、11/16(土)~24(日)まで!(2024 Topic )

    msn(マイクロソフトのポータルサイト)に〈ライブキッチンでミシュランシェフの技を間近に!奈良公園で夜のイベント開催|NaraGastronomyNightExpowithTheMICHELINGuide〉という記事が出ていた。※画像はいずれも、msnのサイトから拝借奈良公園で、ミシュランガイド掲載店のシェフが、料理を提供してくれるというのだ。食のイベント以外にも、伝統工芸やライブドローイング、日本や酒やラーメンの企画もある。同サイトによると、2024年11月16日(土)から24日(日)までの9日間、奈良公園登大路園地にて、「NaraGastronomyNightExpowithTheMICHELINGuide(ナラ・ガストロノミー・ナイト・エキスポウィズ・ザ・ミシュラン・ガイド)」が開催される。本イベン...「奈良・ガストロノミー・ナイト・エキスポ」、11/16(土)~24(日)まで!(2024Topic)

  • 「とにかく人が多かった!」とお歎きのスペイン人男性に、もの申す

    〈「観光どころではありませんでした」初訪日のスペイン人が嘆いた日本の光景とは〉という話がYAHOO!ニュース(2024.10.31配信もとはサイト「Hint-Pot」)に出ていて、金やん(金田充史さん)が鋭いツッコミを入れていた。※写真は「YAHOO!ニュース」から拝借この人は、2週間かけて大阪→京都→東京と巡り、「とにかく人が多かった」と歎いているのだ。秋の観光シーズンに、ゴールデンルートを旅すれば、人が多いのは当然。親日家なら、もう少し調べてから来てほしかった。私も金やんのツッコミに同感だ。まずは記事全文を紹介する。日本人だけではなく、多くの訪日外国人観光客にも過ごしやすい季節となりました。これから紅葉が美しくなり、さらに見どころ満載となる日本ですが、多くの観光地では混雑も。初めて日本を訪れたスペイン...「とにかく人が多かった!」とお歎きのスペイン人男性に、もの申す

  • 田中利典師の「守られている力」

    今日の「田中利典師曰く」は、「守られている力」(師のブログ2017.1.6付)である。私たちが大事故にも遭わず毎日、無事に過ごせているのは、自分自身の聖なる守りの力、つまり先祖や神仏の力で守られているから。だから、常に先祖や神仏に感謝の気持ちを忘れないことが大切、ということである。では、記事全文を以下に紹介する。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020年3月30日に撮影「守られている力」田中利典著述集290116(2017年)10月末からはじめた金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ欄「蔵王清風」で書いた駄文を、折に触れて転記していますが、今日は7年前(2010年)の文章です。今読み返しても、自分なりに納得が出来る。人には常にそういう見えざる力が働いていると思うし、そう思って生きるところ...田中利典師の「守られている力」

  • パリオリンピック記念「シャンソンの夕べ」(奈良まほろばソムリエの会主催)を開催!

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、理事会(執行部)主催の行事として、文化イベントを開催している。昨年(2023年)は、「師走の文化イベント」として、雅楽・舞楽公演を開催。今回は11月9日(土)、シャンソンのライブ(参加者数=33人)と懇親会(同25人=演者お2人を含む)を開催した。同会の資料によると、※写真はいずれも、奈良ロイヤルホテルで2024.11.9撮影同会の梅田加都さんの司会で、ライブが始まったSARAH(サラ)さんはお歌もトークも、とても楽しい!パリオリンピック記念「シャンソンの夕べ」1.概要2024年11月9日(土)15時00分~16時40分歌とギターでライブ(途中休憩あり、2部構成)ライブ終了後、懇親会(同じ場所で)場所奈良ロイヤルホテルロイヤルホール田村太一さんのパワフルなギターに...パリオリンピック記念「シャンソンの夕べ」(奈良まほろばソムリエの会主催)を開催!

  • 梅乃宿酒造の「ワクワク祭り in 東京」、11月30日(土)開催!(2024 Topic)

    こんな興味深いイベントが東京(千代田区丸の内のJPタワー22階)で開催される。楽しいイベントのほか、おつまみ弁当や限定酒のお土産も付いてくる。参加費は@8,500円で、イベントのHPからの予約が必要だ。全3部構成(各2時間)だ。詳しくは同HPまたは以下のチラシをご覧ください。首都圏の皆さん、ぜひお申し込みください!梅乃宿酒造の「ワクワク祭りin東京」、11月30日(土)開催!(2024Topic)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-1)

    今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要約、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻4(万葉集をはじめとする文学)のPARTⅠ、ここからテキスト後半部分がスタートする。試験が近づいているので、急いで要約して掲載した。※写真は藤原宮大極殿跡の説明板のところ。「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で、2008.11.16撮影万葉集はある程度勉強したことがあるので、シンプルに要点のみをまとめることができた。なお、テキストに出ている万葉歌は、すべて収録している。では、以下にJPEG形式(画像)で、貼り付けておく。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻4-1)

  • シンポジウム「神と仏、日本人の信仰」、津市で12月22日(日)開催!(2024 Topic)

    こんなシンポジウムが、12月22日(日)14時から、三重県津市の「三重県総合文化センター」で開催される。登壇されるのは、金峯山寺長臈(ちょうろう)の田中利典師、熊野本宮大社の九鬼家隆(くき・いえたか)宮司、宗教人類学者の植島啓司(うえしま・けいじ)先生のゴールデントリオである。参加費は、鼎談が@3,000円、交流会が@3,500円。利典師のFacebookには、急告!12/22「神と仏、日本人の信仰」紀伊山地の霊場と参詣道/世界遺産登録20周年記念講座私は吉野大峯の世界遺産登録に深く関わったが、じつは奈良県からほとんど、その関係の講演会やシンポジュウムに招請されたことがない。呼んでいただいたのは和歌山県や山梨・静岡など他府県ばかり。とりわけ三重県からのオファーは飛び抜けて多くて、20回を優に超えたかもしれ...シンポジウム「神と仏、日本人の信仰」、津市で12月22日(日)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「デクノボーとして、生きていたい」

    今日の「田中利典師曰く」は、「デクノボー」(師のブログ2016.12.29付)。宮沢賢治の「ミンナニデクノボートヨバレ、ホメラレモセズクニモサレズ、サウイフモノニ、ワタシハナリタイ」の「デクノボー」である。※トップ写真は宮沢賢治の手帳、日本経済新聞のHPから拝借利典師は、「賢治の言うデクノボーは、常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)のことだ」とする。なお「常不軽菩薩」とは、〈『法華経』「常不軽菩薩品」に出てくる菩薩の名。常に身に不軽の行をなし、口に不軽の教を宣(の)べ、人に逢うごとにいずれも仏になるべき人とみて、敬って軽慢せず、うやうやしくこれを礼拝したという〉(例文仏教語大辞典)。なお不軽の行とは、〈他人を尊敬し礼拝し、軽んじあなどらないこと。また、その心〉(同辞典)のこと。では、以下に全文を抜粋する。「...田中利典師の「デクノボーとして、生きていたい」

  • 毎年11月20~26日の献灯祭で、紅葉ライトアップ!「等彌(とみ)神社」(桜井市桜井)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。昨日(2024.11.6)掲載されたのは〈神武天皇が初の大嘗祭(だいじょうさい)/等彌神社(桜井市)〉執筆されたのは、同会会員で橿原市にお住まいの田村基樹さんだった。田村さんは同会の「ガイドグループ」と「講演・講座グループ」に所属され、熱心に活動されている。※トップ写真は、等彌神社上津尾社(かみつおしゃ)の拝殿=桜井市で等彌神社は桜井市立図書館の向かい(多武峰に向かう県道を挟む)にあり、立派な一の鳥居で知られる。この鳥居は、もとは伊勢神宮の内宮(皇大神宮)の鳥居(奥にあり通常は拝観できない)で、これが20年に1度の式年遷宮で撤下(てっか)されたものである。では、記事全文を紹介する。等彌神社(桜井市)鳥見山...毎年11月20~26日の献灯祭で、紅葉ライトアップ!「等彌(とみ)神社」(桜井市桜井)

  • ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)、前半部分が完成(巻1.~巻3.)!

    お待たせしました!これまで小刻みに当ブログで紹介してまいりました「ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)」、やっと前半部分をまとめ終えることができました。奈良まほろばソムリエの会の公式HPに、PDF形式で掲載されています。同会のKさん、お手数をおかけいたしました!※写真は藤原京跡周辺を巡る「〈ナント〉萬葉チャリティーウォーク」で、2008.11.18撮影半分だけでも、63ページあります。今回は「初級編」の受検者だけではなく、「中級編」の受検者にもお使いいただこうと、やや詳しく紹介しています。奈良検定(奈良まほろばソムリエ検定)と違い、飛鳥・藤原検定(飛鳥・藤原まるごと博物館検定)は、エリアも時代も、範囲が狭いので、公式テキストにはかなりマニアックな情報が出ています(私も、半分は初耳でした)...ズバリ!飛鳥・藤原検定の要点整理(初級編・中級編対策)、前半部分が完成(巻1.~巻3.)!

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-7)

    いよいよ第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込が締め切られ、試験日が12月14日(土)に迫ってきた。今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅦ.である。※トップ写真は、談山(たんざん)神社参道で2007.11.18に撮影長かった巻3も、これで終わり、要点整理もやっと半分を書き終えた。明日あたりは、前半(巻1~3)をまとめて、PDFで一挙掲載することにしたい(きれいに印刷できる)。ではPARTⅦ.を以下に紹介する。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-7)

  • 田中利典師の「生に習う」

    今日の「田中利典師曰く」は、「生に習う…」(師のブログ2016.12.21付)。仏教には「死に習う」(常に自分の死を念頭において、今日の命を精一杯生きなさい)という言葉があるが、今回はその逆の「生に習う」だ。故村上和雄さん(分子生物学者、天理市出身)によれば、40億年前に1個の生命細胞が誕生し、そこから地球上の全ての生命が生み出された。だから〈5才の子どもも、80才の老人もそう大した変わりはない。40億+5と40億+80の違い〉に過ぎない。〈自分の命の連続性を思うほどに、今の命を大事に生きなければならない〉、なるほど。では、記事全文を引用する。「生に習う…」ー田中利典著述集28122110月末からはじめた金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」で書いた駄文を折に触れて転記しています。今回は4...田中利典師の「生に習う」

  • 中曽司(なかぞし)町(橿原市)に伝わる喫茶文化「挽(ひ)き茶」

    昨日(11/2)に引き続き、奈良新聞「明風清音」に寄稿した記事を紹介する。10/30(木)、〈中曽司の「喫茶文化」〉という文章を寄稿した。NPO法人「奈良の食文化研究会」が主催した「中曽司の挽き茶体験会」の紹介である。※写真はすべて、挽き茶体験会(9/29)で撮影した江戸時代初期から続くという中曽司の挽き茶は、全国的にも珍しい風習(喫茶法)だ。挨拶に立った橿原市長の亀田忠彦さんは、「市長応接室でも、挽き茶を提供したいと考えている」と語った。では、全文を紹介する。中曽司の「喫茶文化」得がたい経験をした。9月29日(日)、橿原市中曽司(なかぞし)町の本町会館で、「中曽司の挽(ひ)き茶体験会」が開催された。主催はNPO法人「奈良の食文化研究会」(木村隆志理事長)。昨年に引き続いての開催だが、私は初体験だった。会...中曽司(なかぞし)町(橿原市)に伝わる喫茶文化「挽(ひ)き茶」

  • これで良いのか?「観光立国」「観光振興」

    奈良新聞「明風清音」欄に、月1~2回、寄稿している。10/17付で掲載されたのは、〈「観光立国」の虚実〉、佐滝剛弘著『観光消滅観光立国の実像と虚像』(中公新書ラクレ)の紹介である。今の若い人はご存じないだろうが、終戦後には〈日本は資源がないから、戦争に負けた。これからの日本は観光と軽工業でやっていくしかない〉と言われた。ここでは「観光」も「軽工業」も、ややマイナスのイメージで語られている。私は紹介しなかったが、本書にも〈もしかしたら、「観光立国」という言葉は、先進国という呼称に疑問符がつき始めた日本の姿を覆い隠す魔法のヴェールにすぎないのではないだろうか?〉と記されている。私はそんなことを考えながら、本書を読んだ。以下、記事全文を紹介する。「観光立国」の虚実佐滝剛弘著『観光消滅観光立国の実像と虚像』(中公...これで良いのか?「観光立国」「観光振興」

  • 田中利典師の「今夜の一言特集 2016年10~11月」

    今日の「田中利典師曰く」は、2016年の「今夜の一言特集・10月11月編」(師のブログ2016.12.6付)。ちなみに同年「7~9月編」は、こちらに掲載されている。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020年3月30日に撮影師は今も時々、Facebookに「今夜の一言」や「夫婦の会話」を載せておられるが、まあよくこんな言葉を思いつかれたものだと、いつも感心しながら読ませていただいている。今回も、「人のためにしてあげたことは忘れた方がいい。けれど人にしてもらったことは忘れてはならぬ」「努力は報われなくても、神さまは知っている」などが心に残った。では、以下に全文を紹介する。「今夜の一言特集・10月11月編」ツイッターやフェイスブックで書き綴ってきた「今夜の一言」。これってその日、その夜、つれづれ...田中利典師の「今夜の一言特集2016年10~11月」

  • 御所まち霜月祭(そうげつさい)、11月10日(日)開催!(2024 Topic)

    毎年11月第2日曜日に開催されている御所(ごせ)まち霜月祭、今年は11月10日(日)、午前10時から、御所まち一帯で開催される。パンフレットは、こちら(PDF)。御所市のHPによると、※柴燈(さいとう)大護摩大祭の写真は、吉祥草寺で撮影(2021.11.14)年に一度の「御所まち霜月祭」にお越しくださいふるさとの誇り、おもてなしの心古き良き風情を残した御所まちを散策してみませんか?江戸時代より栄えた由緒ある町家が特別公開!ほかにも、昔懐かしい町並みがスマホ画面に甦るタイムスリップの旅、町家茶屋、スタンプラリーなど、御所まち総出のおもてなしの心でお迎えします。日時令和6年11月10日(日)10時から場所御所まち一帯※当日は公共交通機関でお越しください。近鉄御所駅・JR御所駅から「御所まち」へは徒歩で5分から...御所まち霜月祭(そうげつさい)、11月10日(日)開催!(2024Topic)

  • これはうまい!手打ち蕎麦 たぬき(斑鳩町龍田南)

    知人から「最近、ブログにグルメ情報が載りませんね」と言われた。言われて初めて、「そういえば最近、書いていないな」と気がついた。おいしいお店に行っていないわけではなく、今の関心が「飛鳥・藤原検定の要点整理」の制作に向いているので、グルメ情報を書く「ゆとり」がなかったのである。店舗は、今年(2024年)9月に建て替えたばかりだそれで今日は、久しぶりにグルメ情報を紹介する。昨日(10/29)訪ねたばかりの「手打ち蕎麦たぬき」(斑鳩町龍田南3-1-31)である。国道25号に面していて、バス停「竜田神社」の近くにある。「奈良グルメ図鑑」には、R25号沿い、法隆寺からも近い場所にある一軒家の蕎麦屋さん。店主は京都の料亭と富山の蕎麦店で10年修行を積んだという経歴の持ち主。そばは茨城産を丸抜きで、製粉から手打ちまで自家...これはうまい!手打ち蕎麦たぬき(斑鳩町龍田南)

  • 田中利典師の「慈母のごとき…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「慈母のごとき…」(師のブログ2016.11.11付)。利典師の師・五條順教猊下(げいか)の奥さまの話である。利典師は15歳のとき、五條順教猊下のもとで得度受戒された。それ以来毎年、五條猊下の自坊の東南院で、林間学校のお手伝いなどをされたそうだ。※トップ写真は吉野山・東南院多宝塔(2023.3.28撮影)。この年は、桜の開花が早かった!本稿では猊下の奥さまについて、〈優しい眼差しの奥にある真実を見通す涼やかな目、そしてその慈母の如き慈しみに満ちたご尊顔。順教猊下の恩徳とともに生涯忘れずに感謝申しあげたい〉とお書きである。では以下に、全文を紹介する。「慈母のごとき…」田中利典著述集281111過去に掲載した金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文...田中利典師の「慈母のごとき…」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-6)

    いよいよ第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込締切が2024年10月31日(木)、試験日が12月14日(土)に迫ってきた。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は、談山(たんざん)神社本殿で2007.11.18に撮影。11/3(日)はけまり祭ださて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅥ.「仏像・古墳壁画・石造物」である。とりわけ石造物がたくさん登場する。すべての石造物の写真がテキストに掲載されているわけではないので、ぜひネットなどで確認しながら、シッカリと覚えていただきたい。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-6)

  • 古祭(ふるまつり)にスコの餅、国津神社(奈良市都祁白石町)/毎日新聞「やまとの神さま」第101回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.10.23)掲載されたのは〈冬を告げる「スコの餅」/国津(くにつ)神社(奈良市)〉、執筆されたのは奈良市にお住まいの同会会員、小西和子さんだった。※トップ写真は、国津神社拝殿=奈良市都祁(つげ)白石町で「国津神社」という名前の神社は、ざっと調べただけでも、三重県や和歌山県にもある。奈良県にも、桜井市箸中や奈良市都祁南ノ庄(=本文に登場)にもある。混同を避けるため、「白石国津神社」と書くこともあるが煩雑になるので、今回は単に国津神社とした。では、全文を紹介する。冬を告げる「スコの餅」/国津神社(奈良市)奈良市東部の都祁白石町にあります。創建の由来は、古代より当社地、字神子尻(かみこじり)に大...古祭(ふるまつり)にスコの餅、国津神社(奈良市都祁白石町)/毎日新聞「やまとの神さま」第101回

  • 田中利典師の「吉野―高野 弘法大師開創の道 プロジェクト」

    今日の「田中利典師曰く」は、「吉野―高野弘法大師開創の道プロジェクト」(師のブログ2016.11.10付)。弘法大師空海がたどったという「吉野山―大峯山―高野山」という「つながり」を掘り起こそうというプロジェクトである。※トップ写真は、高野山・金剛峯寺の蟠龍庭(ばんりゅうてい2024.8.18撮影)これは修験道の役行者と、真言密教の弘法大師空海をつなぐ、という壮大な話である。のち利典師は、弘法大師が創設した綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)の後身の種智院大学客員教授に就任されるが、これもこのようなご縁あっての賜物なのだろう。では、以下に全文を紹介する。「吉野―高野弘法大師開創の道プロジェクト」ー田中利典著述集281110過去に掲載した金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて拙文...田中利典師の「吉野―高野弘法大師開創の道プロジェクト」

  • 雷の神さま、笛吹連(ふえふきのむらじ)が居住「葛木坐火雷神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第100回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.10.16)掲載されたのは〈日露戦争戦利品の砲も/葛木坐火雷(かつらきにいますほのいかづち)神社(葛城市)〉、執筆されたのは同会会員で葛城市にお住まいの東辻裕子さんだった。東辻さんは、今回が初の執筆だ。2022年4月にスタートしたこの連載も、今回で、はや100回目を迎えた。当初、当会の15周年(2026年4月)記念に書籍を出版しようと思い立ち、その準備として本欄への連載がスタートした。当初は神社のリストを作り、計画的に執筆者を募っていたが、途中から「近所にこんな神社がある」「小さいが、村人に守られている祠(ほこら)がある」などという紹介をいただき、リストがどんどん増えている。2026年に掲...雷の神さま、笛吹連(ふえふきのむらじ)が居住「葛木坐火雷神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第100回

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-5)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込締切は、2024年10月31日(木)、試験日は12月14日(土)に迫ってきた。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は談山(たんざん)神社十三重塔と神廟拝所。2007.11.18に撮影。11/3(日)はけまり祭ださて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅤ.遺跡と出土品である。私の聞いたことのない遺跡が多く、出土品にもチンプンカンプンなものが多い。逆に言うと、他の受検者の方も同じようなレベルなので、残された期間内で頭に詰め込んでいくしかない。公式テキストの「巻3」は約130ページもあり、巻...飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-5)

  • 田中利典師の「血はウソをつかない」

    今日の「田中利典師曰く」は、「血脈(けちみゃく)を白骨にとどめ,口伝(くでん)を耳底(じてい)に納む」(師のブログ2016.11.9付)。※トップ写真は、小学生の利典師とご父君。金峯山寺蔵王堂前でずいぶん難しい言葉だが、血脈とは〈教理や戒律が師から弟子へと代々伝えられることを血のつながりにたとえた語〉、口伝とは〈仏教の世界で用いられたことばで、仏典を筆録することは神聖を害するものとして行なわず、教えの聖性保持のために、口づたえで伝授したことをいう〉とある(いずれも日本国語大辞典)。では、以下に全文を紹介する。「血脈を白骨にとどめ,口伝を耳底に納む」ー田中利典著述集281109過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日は父母のことを少...田中利典師の「血はウソをつかない」

  • シンポジウム「奈良インバウンド最前線」、ホテル日航奈良で11月11日(月)開催!(2024 Topic)

    株式会社梅守本店(奈良市法華寺町221)の梅守康之社長から、こんなシンポジウムを紹介していただいた。タイトルは「奈良インバウンド最前線訪日客を惹きつけるビジネスのヒント」。講演会、パネルディスカッション、交流会(食事つき)がセットされている。主催は奈良県インバウンド協会(会長=梅守康之さん)。県の観光サイト「なら旅ネット」によると、奈良インバウンド最前線訪日客を惹きつけるビジネスのヒント(奈良市)日航ホテル奈良で、香港からの訪日観光客の送客数No.1の旅行社EGLToursの袁(えん)社長の講演会を開催。奈良のインバウンド状況について語るとともに、訪日外国人を惹きつけるビジネスのヒントを学びます。開催情報開催名奈良インバウンド最前線訪日客を惹きつけるビジネスのヒントhttps://naranbndinbo...シンポジウム「奈良インバウンド最前線」、ホテル日航奈良で11月11日(月)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「吉野町からの感謝状」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈吉野町の町制60周年で、感謝状を授与されちゃいました〉(師のブログ2016.11.8付)。吉野町は町制60周年を記念した事業の一環として、毎年の表彰式の他に、過去10年の間に、町行政、地域の発展などに貢献された7人に感謝状を贈った(広報よしの2016年12月号)。※トップ写真は、「広報よしの」60周年記念号の表紙から拝借したその中で菅谷文則さん、上野誠さん、松坂慶子さんなどとともに、田中利典師も感謝状を授与されたのである。おめでとうございます!この頃の師の八面六臂のご活躍が、町から認められたのである。師は、このように表だって褒められたのは、「生涯ではじめてのこと」とお書きで、ちょっと意外な気がした。以下、全文を紹介する。吉野町の町制60周年で、感謝状を授与されちゃいました11...田中利典師の「吉野町からの感謝状」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-4)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)の申込締切は、2024年10/31(木)、試験日は12/14(土)である。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は、談山(たんざん)神社境内。2007.11.18に撮影さて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅣ、古墳編である。公式テキストのなかでは、この「巻3」に最も多くのページが割かれていることにご注意いただきたい。では、以下に画像を貼っておく。飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-4)

  • 謎の盃状穴(はいじょうけつ)、牛頭天王(ごずてんのう)を祭る 神波多神社(山添村中峰山)/毎日新聞「やまとの神さま」第99回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週水曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.10.9)掲載されたのは〈大和守る要衝除疫神祭る/神波多神社(山添村)〉、執筆されたのは同会会員の藤井哲子さんだった。藤井さんのご主人が山添村のご出身なので、村のことには、とてもお詳しい。※トップ写真は、神波多神社拝殿と本殿(右奥)=山添村中峰山で本文中に、さらりと「盃状穴」という言葉が出てくる。厄除け祈願の痕跡かとも言われているが、よく分からない。以前、同会の藤村清彦さん(故人)が産経新聞奈良版の「なら再発見」で取り上げたこともある。10月26日(土)は、秋祭りの「天王祭り」(10月第4土曜日)なので、ぜひお参りいただきたい。では、全文を紹介する。大和守る要衝除疫神祭る/神波多神社(山添...謎の盃状穴(はいじょうけつ)、牛頭天王(ごずてんのう)を祭る神波多神社(山添村中峰山)/毎日新聞「やまとの神さま」第99回

  • 田中利典師の『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」』(扶桑社新書)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」…ほんまにほんま、驚いた!〉(師のブログ2016.11.8付)。利典師のことが、綾部市を代表する人物の1人として、2016年11月発行の蒲田正樹著『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」~上場企業と「半農半X」が共存する魅力』(扶桑社新書)に、大きく取り上げられていたのである。なお蒲田さんには『驚きの地方創生「木のまち・吉野の再生力」――山で祈り、森を生かし、人とつながる』(扶桑社新書)という著作もあり、私はこの本を利典師のブログで知り、拙ブログで紹介したことがある。では、利典師のブログ記事全文を以下に紹介する。驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」…ほんまにほんま、驚いた!11月はじめに出版された『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」...田中利典師の『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」』(扶桑社新書)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-3)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定(初級編・中級編)、申込締切は2024年10/31(木)に迫ってきた。試験日は12/14(土)である。詳しくは公益財団法人「古都飛鳥保存財団」の公式HPをご覧いただきたい。※トップ写真は、談山(たんざん)神社の木造十三重塔。修理が完了した2007.11.18に撮影さて、今日は『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)からの抜粋、「飛鳥・藤原検定の要点整理」巻3(遺跡・古墳、寺社、文化財)のPARTⅢ.である。公式テキストのなかでは、この「巻3」に最も多くのページが割かれている。ということは出題も、この巻から最も多く出題されると予想がつく。しかしまあ、難しい記述が多い。私も「奈良まほろばソムリエ検定」を受検する過程で、結構勉強したつもりであるが、「全...飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-3)

  • お味噌4kgのお土産がつく「味噌づくり教室」 奈良市生涯学習センターで10月27日(日)開催、残席わずか!(2024 Topic)

    NPO法人「奈良の食文化研究会」主催で、こんなイベントがあると教えていただいた。江戸時代から続き、「茜八(あかはち)味噌」のブランドで知られる嶋田味噌(磯城郡田原本町505)の19代目ご主人・嶋田稔さんが、味噌づくり教室を開催されるというのだ。しかもお土産として4kgのお味噌がついてくる(毎日味噌汁を作る4人家族のご家庭の約半年分)。定員は25名だが、あと少し空きがあるとのこと。奈良の食文化研究会のHPによると、10月27日(日)手作り味噌づくり教室の参加者募集日時:10月27日(日)午後13時〜15時場所:奈良市生涯学習センター奈良市杉ヶ町23(JR奈良駅より南へ徒歩5分)会費:5,200円(=4,800円+容器代400円)味噌コース:赤味噌、白味噌、麦味噌のいずれかを選択江戸時代から260年以上続く老...お味噌4kgのお土産がつく「味噌づくり教室」奈良市生涯学習センターで10月27日(日)開催、残席わずか!(2024Topic)

  • 田中利典師の「上求菩提、下化衆生」

    今日の「田中利典師曰く」は、「善とは、悪とは?」(師のブログ2016.11.5付)。『金峯山時報』の「蔵王清風」欄に執筆された文章である。師は、善とは「上求菩提、下化衆生(じょうぐぼだい、げけしゅじょう)」、つまり「自らは悟りをめざしてひたすら修行しながら、同時に自分以外の人はひたすら救っていこう」ということだとする。では、以下に全文を紹介する。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ禍で「StayHome」中の2020.3.30に撮影「善とは、悪とは?」過去に掲載した金峯山寺の機関誌『金峯山時報』のエッセイ欄「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日は仏教における善とはなにか?悪とはなにかについて2年前(2014年)に書いた文章。私の持論であるが、よろしければお読みください。****...田中利典師の「上求菩提、下化衆生」

  • 奈良町見知ル、11月4日(月・休)~10日(日)まで!(2024 Topic)

    奈良町一帯で開催される「奈良町見知(みし)ル」、今年は11月4日(月・休)~10日(日)まで開催される。なお漢字で書く「奈良町」は、「きたまち、ならまち、高畑、京終」一帯のこと。イベントの公式HPによると、奈良町見知ル奈良町のきたまち、ならまち、高畑、京終では、各エリアの特色を探りつつ、それを「まちの個性」としていかした「まちづくり」が行われています。「奈良町見知ル」は、これらのエリアにある歴史的建造物・社寺・生業の場所といった「地域の宝」となっている「ちょっといいところ」を見て知ることができるイベントです。2021年、第44回全国町並みゼミ奈良大会の企画の一環で始まった奈良町見知ル。とても楽しかったとの好評のお声を受け、また、もっと早く知っていたら行きたかった、企画に参加したかったとのありがたいお声もい...奈良町見知ル、11月4日(月・休)~10日(日)まで!(2024Topic)

  • 聖徳太子 虚構説、怨霊説を読み解く

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。先月(2024.9.19)掲載されたのは、〈「オカルト聖徳太子」考〉だった。聖徳太子については、虚構説や怨霊説など、さまざまに取り沙汰され、全体像が見えにくくなっている。そこで、オリオン・クラウタウ著『隠された聖徳太子――近現代日本の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)をもとに、いろんな説をスッキリとまとめることにしたので、ご参考にしていただきたい。「オカルト聖徳太子」考私はよく、聖徳太子に関する講演の依頼をいただく。年に1度くらいは必ずリクエストがあり、2021(令和3)年の太子1400年遠忌の年には、各地で何度もお話しした。聞きに来られるのはシニア世代なので、教科書に載るような話だけでは、納得してもらえない。虚構説や怨霊説にも触れながら、様々な太子像を...聖徳太子虚構説、怨霊説を読み解く

  • 田中利典師の「仏法は時によるべし」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈仏法は時によるべし〉(師のブログ2016.11.2付)。これは日蓮上人の言葉で、「仏法は、時宜に即して実践すべきである」ということである。※トップ写真はウチの近隣公園の桜。コロナで「StayHome」渦中の2020.3.30に撮影もと原稿を書かれた2000年(平成12年)、師は「役行者1300年遠忌」という大事業を成し遂げられた。この年、師は45歳の働き盛り。そのあと「修験道ルネッサンス」活動に邁進され、大きな成果を上げられたことは、皆さんご存じの通りである。では、以下に全文を紹介する。「仏法は時によるべし」ー田中利典著述集281102過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日のは、これも古いエッセイで...田中利典師の「仏法は時によるべし」

  • いよいよ明日です、「奈良酒食と雅楽のゆうべ」。奈良市役所前芝生広場で16時スタート!(2024 Topic)

    いよいよ明日(10/12)開催です!「奈良酒食(しゅしょく)と雅楽のゆうべ」(16:00~21:00)。主催は、女性ばかりの雅楽集団「奈良凛雅会(りんがかい)」さんです。たくさんの飲食店や酒販店が参加します。司会は、奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」でおなじみの高井俊彦さん(吉本興業)、元山万規子(もとやま・まきこ)さんと、私です!入場無料(飲食は有料)。5時間の長丁場ですが、ご都合の良い時間帯にお越しいただき、雅楽の音色に耳を傾けながら、おいしい奈良のお酒と食をお楽しみください!詳しくは、チラシをご覧ください。「なら旅ネット」(奈良県観光公式サイト)によりますと、開催名奈良酒食と雅楽のゆうべ開催期間2024年10月12日(土)16:00~21:00開催場所奈良市役所前芝生広場お問合わせ先0743-62-02...いよいよ明日です、「奈良酒食と雅楽のゆうべ」。奈良市役所前芝生広場で16時スタート!(2024Topic)

  • 田中利典師の「拝金主義からの脱却」

    今日の「田中利典師曰く」は、「衣食(えじき)の中に道心なし、道心の中に衣食あり」(師のブログ2016.11.1付)。利典師が金峯山寺の『金峯山時報』に寄稿した文章である。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナで「StayHome」中の2020.3.30に撮影このタイトルは伝教大師最澄の言葉で、〈道心とは、仏教を学び実践する心をいい、衣食とは、衣食住の生活環境のことです。道を求めて努力を重ねる向上心があれば、その目的を達成するのに必要な衣食住は、十分とはいえないまでも、おのずとついてくる、一方いくら生活に恵まれていても、その生活の中からは、むしろ安逸に流されて、道を求め、自分を高めようとする心は起きてこないということです〉(妙心寺「法話の窓」)。2016年(平成28年)といえば、明仁天皇が生前譲位の意向...田中利典師の「拝金主義からの脱却」

  • 秋篠音楽堂で、鹿谷勲さんのサロン講座(1)「祭りと芸能の音」10月26日(土)開講!(2024 Topic)

    こんな講座が、秋篠音楽堂(近鉄百貨店奈良店6階)で開催される。昭和50年代以降、奈良県内を中心とした祭りや民俗芸能で録音された音源が、公開されるのである。講師は鹿谷勲さん(奈良民俗文化研究所代表)で、参加費はわずか500円だ(当日購入可)。奈良民俗文化研究所のFacebookによると、当研究所代表の講座のご案内です。お買い物のついででも結構です。ロビーに椅子を並べて聴講いただきます。お誘いあわせの上、気楽にご参加ください。秋篠音楽堂サロン講座第1回「祭りと芸能の音」話者奈良民俗文化研究所代表鹿谷勲昭和50年代以降の大和を中心に、現地で録音した祭りや民俗芸能の貴重な音源を紹介します。日時:2024年10月26日(土)14時~15時30分(開場13時30分)場所:秋篠音楽堂ロビー(ならファミリー6階)近鉄大和...秋篠音楽堂で、鹿谷勲さんのサロン講座(1)「祭りと芸能の音」10月26日(土)開講!(2024Topic)

  • 「奈良まほろばソムリエ歴史講座」(近鉄百貨店 橿原店)、いよいよ10月25日(金)開講!(2024 Topic)

    コロナ禍で、私の講演活動もストップしていましたが、やっと例年並みに戻ってまいりました。近鉄百貨店橿原店7階の「近鉄文化サロン橿原」で、本年10月から毎月第4金曜日(15:30~17:30)、全6回の「奈良まほろばソムリエ歴史講座」に登壇いたします!初回(10月25日)は体験レッスン(1回1,485円)、11月~3月は全5回シリーズで計11,935円です。内容は、10月(体験レッスン)奈良の食文化~『奈良にうまいものあり!』刊行記念~11月修験道入門~「紀伊山地の霊場と参詣道」~世界遺産登録20周年記念~12月お伊勢参りと熊野詣で~「紀伊山地の霊場と参詣道」~世界遺産登録20周年記念~1月小説で知る今井宗久~『覇商の門』で読み解く~2月吉野山の謎~なぜ全山が桜の山になったのか~3月箸墓は卑弥呼の墓~邪馬台国...「奈良まほろばソムリエ歴史講座」(近鉄百貨店橿原店)、いよいよ10月25日(金)開講!(2024Topic)

  • 田中利典師の「人の悪きことはよくよく見ゆるなり、我が身の悪きことは覚えざるものなり」

    今日の「田中利典師曰く」は、「人の悪きことはよくよく見ゆるなり…」(師のブログ2016.10.31付)。これは蓮如上人の言葉で、原文は〈人の悪きことはよくよく見ゆるなり、我が身の悪きことは覚えざるものなり〉。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中(StayHome中)の2020.3.30に撮影今回の文章の中に〈九紫火星生まれの人は一見冷静沈着のように見えるけど、一端切れると抑えが効かない性分なんだそうな〉というくだりがある。利典師は、「九紫火星」(1955年)のお生まれだったのだ。その性格は、まさにお書きの通りと言われている。私は「二黒土星」(1953年)の生まれで、一般に〈温和で人当たりがよく、母性あふれる包容力で慈しむ世話焼きタイプ。忍耐強く、縁の下の力持ち役で周りを支えます。穏やかで明るく、...田中利典師の「人の悪きことはよくよく見ゆるなり、我が身の悪きことは覚えざるものなり」

  • 蛇(じゃ)祭りで知られる織物の神「倭文(しずり)神社」(奈良市西九条町)

    今週から、毎週「水曜日」の連載となった「やまとの神さま」(毎日新聞奈良版)、水曜の初回(2024.10.2)は〈常陸平定に貢献織物の神/倭文神社(奈良市)〉、執筆されたのは、奈良市にお住まいの青木章二さんだった。青木さんは歴史をテーマとした講演の講師として、ご活躍中である。※トップ写真は、倭文神社本殿。奈良市西九条町でこの神社のことは以前、同じ毎日新聞奈良版のコーナー「ディスカバー!奈良」で紹介したことがある。なお「倭文」とは〈古代の織物の一種。梶木(かじのき)、麻などで筋や格子を織り出したもの。荒妙(あらたえ)。しずおり。しずぬの〉(日本国語大辞典)。同神社の「蛇祭り」は、理源大師聖宝(しょうぼう、当山派修験道の祖)の大蛇退治に由来するという。では、以下に全文を紹介する。常陸平定に貢献織物の神/倭文神社...蛇(じゃ)祭りで知られる織物の神「倭文(しずり)神社」(奈良市西九条町)

  • 田中利典師の「人間主義的宗教」

    先日、こんなニュースが発信され、田中利典師もご自身のFacebookで紹介されていた。TOPPANのニュースリリースによると、※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中でStayHome中の2020.3.30に撮影したTOPPAN、世界文化遺産金峯山寺の秘仏を超高解像度16KでVR化金峯山寺の国宝「蔵王堂」と重要文化財「蔵王権現立像」を自由に鑑賞できるVRコンテンツで没入感のあるデジタル文化体験を提供TOPPANホールディングス株式会社のグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤昌典、以下TOPPAN)は、金峯山修験本宗総本山金峯山寺(所在地:奈良県吉野郡、以下金峯山寺(きんぷせんじ))の協力のもと、本堂である国宝「蔵王堂(ざおうどう)」と秘仏本尊である重要文化財...田中利典師の「人間主義的宗教」

  • 灯台もと暗し、おススメ!餃子の王将「味噌ラーメン」

    日曜日(9/29)橿原市内でイベントがあり、そこで上牧町にお住まいのAさんという方にお目にかかった。当日、私がお話しした講話の中の「奈良のラーメン」(天理ラーメン、富雄のラーメン、王寺のラーメン)に、興味を持たれたようだった。帰り、最寄り駅まで歩く間、ラーメンの話をいろいろとうかがった。福岡のご出身なので、豚骨ラーメンがお好きだそうだが、ピリ辛味の「王寺ラーメン」もお好みだとか。駅での別れ際、「奈良県内で食べられるラーメンで、最もおいしいラーメンは何ですか?」とうかがった。穴場をご存じかと思ってお聞きしたのだが、お答えは「餃子の王将(京都王将)の味噌ラーメンです」。これにはちょっと驚いた。餃子の王将にはよく足を運ぶが、味噌ラーメンは食べたことがなかったからだ。「餃子の王将ラーメンセット」1,235円(税込...灯台もと暗し、おススメ!餃子の王将「味噌ラーメン」

  • 田中利典師の「法華経の冥加」

    今日の「田中利典師曰く」は、「法華経の冥加(みょうが)」(師のブログ2016.10.29付)。冥加とは、〈神仏から知らず知らずに受ける加護〉のことである。※トップ写真は近隣公園の桜。コロナ渦中で「StayHome!」を言われた2020.3.30.撮影師は法華経「如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)」の最後の4句を読み上げていたとき、〈どうにも有り難くなってきて、自分ながら驚いてしまったのである。涙が出そうに有り難く心に響くのであった〉とお書きである。その後、師は「法華経一昼夜不断経」という修行を、金峯山寺の年中行事に、取り入れられた。では全文を以下に紹介する。「法華経の冥加」ー田中利典著述集281029今回からしばらく、私が26才から金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」に書かせていただい...田中利典師の「法華経の冥加」

  • 地元民に絶大な支持!「レストラン ラ ポッシェ」/昭和レトロ食堂(52)

    久々の「昭和レトロ食堂」シリーズである。今回は近鉄大和八木駅と八木西口駅の間(やや八木西口寄り)にある「スーパーヤマトー八木店」1階に入居する「レストランラポッシェ(LaPoche)」(橿原市八木町1-8-15)を紹介する。暑さが少し和らいだ9/22に訪問した。※トップ写真は、この日の「日替わりランチ」、ドリンクがついて、わずか税込み780円!道路からはこんな看板が見えるなお「LaPoche」とは、フランス語で「ポケット」という意味だそうだ、「昭和レトロ」というと失礼かも知れないが、雰囲気はまさに「昭和の洋食屋」さんだ。なおこのスーパーの食料品売り場からは「ヤマトー」が9月20日に撤退し、11月からは「マツゲン」が入るそうだ。ヤマトーに入ると、こんなサイン(看板)があったここはよく前を通るのだが、いつもよ...地元民に絶大な支持!「レストランラポッシェ」/昭和レトロ食堂(52)

  • 田中利典師の「吉田拓郎 LIVE 2016」

    今日の「田中利典師曰く」は、「吉田拓郎LIVE2016in東京国際フォーラム」(師のブログ2016.10.21付)。この年のこの月、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した。この拓郎のライブでも、ギター1本で「Blowin'intheWind(風に吹かれて)」をフルコーラス歌ってくれたそうなので、これにはシビれたことだろう。ラスト(アンコールの前)の「流星」も、良い曲である。では、全文を紹介する。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020.3.30に撮影「ブルボンpresents吉田拓郎LIVE2016in東京国際フォーラム」もう一昨日になるが10月19日、東京国際フォーラムで行われた「ブルボンpresents吉田拓郎LIVE2016」に行ってきた。その感想です。実は、年甲斐もなく、始まる前...田中利典師の「吉田拓郎LIVE2016」

  • 鈴御はん(りんごはん)こと ファイブシーズン頭にりんごさんが、クラウドファンディングで資金を募集中、10月23日(水)まで!(2024 Topic)

    頭にリンゴを載せた鈴御はんをご存じだろうか。以前は、ファイブシーズン頭にりんごさんといい、「アトリエショップりんご・さん」を運営、歌手として、またイラストレーターとしてご活躍中である。そんな鈴御はんがクラウドファンディングで資金を募っている。CAMPFIREのサイトには、"鈴御はん"の歌とイラストを支援!カラオケ配信&ベストアルバム制作プロジェクト歌謡曲の歌手&イラストレーターとして活動する“鈴御はん”(りんごはん)。2025年の春に、「オリジナルソングのカラオケ配信」のための動画と、「ベストアルバムの制作」、そして「オリジナル絵本の制作」という3つの夢を実現するために、プロジェクトを立ち上げました!ぜひ鈴御はんへの応援をよろしくお願いいたします!本プロジェクトの返礼品は末文にご紹介しておりますが、まずこ...鈴御はん(りんごはん)ことファイブシーズン頭にりんごさんが、クラウドファンディングで資金を募集中、10月23日(水)まで!(2024Topic)

  • 田中利典師の「今夜の一言特集 2016年7~9月」

    今日の「田中利典師曰く」は、「今夜の一言特集・7月8月9月編」(師のブログ2016.10.8付)。これまで書きためて来られた珠玉の言葉「今夜の一言」の3ヵ月分を、一挙に蔵出しされた。ちなみに一昨日(2024.9.27)、師はFBに久々の「夫婦の会話」を紹介された。こちらもぜひ「総集編」を期待したいところだ。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜。コロナ渦中の2020年3月30日に撮影このブログで師は「皆さんのお気に入りの言葉を」とお書きなので、私は「お誕生日は父母(ちちはは)に『生んでいただいて、ありがとう』と伝える日。父母の生きているうちに言いたいね」。私はこのことに気付かず、父母を見送ったことを今も後悔している。では、以下に全文を紹介する。「今夜の一言特集・7月8月9月編」(2016年)実はもうずいぶん前...田中利典師の「今夜の一言特集2016年7~9月」

  • 御霊神社(ならまち)のクラウドファンディングに、ご協力を!(2024 Topic)

    ならまちの「御霊(ごりょう)神社」(奈良市薬師堂町24番地)は、桓武天皇の勅願社で、ならまちのシンボルともいえる古社です。今、同神社では、クラウドファンディングで修復費用を募っておられます。同神社のHPには、【ご支援のお願い】神輿・神輿蔵・奉納刀修復のクラウドファンディングが、本日(9/24)よりスタートしました!当社は、令和7年には御祭神の井上内親王が薨去されて、1250年の節目を迎えます。毎年行われる秋の祭礼は、少なくとも中世にまで遡る歴史を持ち、「ならまち」の伝統行事として地域の皆さまに親しまれてきました。しかし、その祭礼の中心となる氏子地域を巡る神輿は、長い年月の間に劣化が進んで傷みも激しく、また神輿蔵も同様の状況にあり、双方共に修理をしなければならない状態です。修復のためには、多額の費用が必要と...御霊神社(ならまち)のクラウドファンディングに、ご協力を!(2024Topic)

  • 約100年ぶりに復活!「なもで踊り」の飽波(あくなみ)神社(安堵町東安堵)/毎日新聞「やまとの神さま」第97回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している(10月からは、掲載日は水曜日に変更)。先週(2024.9.19)に掲載されたのは、〈太子ゆかり「腰掛け石」も/飽波神社(安堵町)〉、執筆されたのは斑鳩町にお住まいの河添正雄さんだった。飽波神社は太子道(筋違道)沿いにあり、聖徳太子が休憩したとされる「太子腰掛け石」も残る。毎年10月の「なもで踊り」(雨乞い祈願の結果、雨が降ればお礼として奉納される踊り)で知られている。なお「なもで」は、「南無阿弥陀仏」が訛(なま)った「ナムデー」なのだそうだ。では、以下に全文を紹介する。これら2枚の写真は、なもで踊りのひとコマ(2014.10.25撮影)太子ゆかり「腰掛け石」も/飽波神社(安堵町)飽波神社は安堵町の太子道(...約100年ぶりに復活!「なもで踊り」の飽波(あくなみ)神社(安堵町東安堵)/毎日新聞「やまとの神さま」第97回

  • 田中利典師の トイレの神様 「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」

    今日の「田中利典師曰く」は、「トイレの神様」(師のブログ2026.10.2付)である。トイレの神様というと、植村花菜の歌でよく知られている。「小3の頃からなぜだかおばあちゃんと暮らしてた~♪」という歌である。紅白にも出演したので、覚えている方も多いことだろう。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜(コロナ渦中の2020.3.31に撮影)しかし、本当に「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」というトイレの神様がいたということは、この記事で初めて知った。しかも金峯山寺では、この神様のお札を授けてくれるとのことである。ウチも最近、温水洗浄便座を取り替えたので、今度お参りしたときは、ぜひいただいてきたいと思う。では、以下に全文を紹介する。「トイレの神様」7月からはじめた自坊のトイレ工事は先月ようやく終了し、先月末には、...田中利典師のトイレの神様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」

  • 木に生きる書/田舎コンサート 10~11月に開催!(2024 Topic)

    川上村にお住まいの書家・刻字家の土井一成(どい・いっせい)さんから、フライヤーが2枚、届いた。1枚はご本人の個展、1枚は土井さんの奥さん(谷田雄子さん)が出演される音楽イベントである。土井さんのFacebookには、〈久しぶりの投稿私の個展、木に生きる書嫁さんの田舎コンサートよかったら足を運んでくださいお待ちしております〉。チラシから情報を拾うと、1.木に生きる書土井一成展日時2024年11月5日(火)~11日(月)10:00~18:00(最終日は16:00まで)場所ギャラリー天平ならまち(ホテル天平ならまち内)奈良市樽井町1-1猿沢池畔入場無料2.第4回田舎コンサート日時2024年10月27日(日)13:00開場13:30開演場所やまぶきホール(川上村迫1374-1)入場無料第1部谷田雄子(作曲家)、清...木に生きる書/田舎コンサート10~11月に開催!(2024Topic)

  • 秋が来た!/It feels like fall!(2024 Topic)

    秋の彼岸(9/19~25)に入ったのに、相変わらず暑いなぁ」と思っていたが、中日(秋分の日)の日曜日(9/22)、久しぶりに雨が降り、涼しくなった。それまでの最高気温が30℃を超えていたのに、9/22は29.5℃、9/23は28.7℃と、随分涼しくなったのである。※トップ写真は、御所市森脇のヒガンバナ(2021.9.22撮影)。遠くの屋根は一言主神社待ちに待った秋の訪れを感じて、こんな文章を書いている。今まで「春が来た!/Springhascome!」という記事は何度か書いたことがあるが、「秋が来た!」と書くのは初めてである。英訳は以前、英会話スクールで教わったものだ(アメリカ英語で秋はfall、イギリス英語ではAutumだそうだ)。次の日曜日(9/29)に橿原市で講演をする予定なので、現地の写真を撮りに...秋が来た!/Itfeelslikefall!(2024Topic)

  • 田中利典師の「今夜の一言 2016年度上半期編」

    今日の「田中利典師曰く」は、「今夜の一言特集・上半期編」(師のブログ2016.9.22付)。2016年度上半期の名言集である。私はいつも、「よくこんな名言を、次から次へとつぶやけるものだなぁ」と感心している。お坊さんはいろんなところで法話をされるから、日頃から考えておられるのだろう。※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜(2020.3.30撮影)師はこの記事の最後で、〈みなさんのお気に入りはありますかねえ?〉と問いかけておられる。私は冒頭の一文、「人は愛した分だけ愛される。嫌った分だけ嫌われる。人生はおおむね、トントンくらいで上出来だ」がいいな、と思った。やはり人生は、フィフティ・フィフティで、損得なしなのだ。皆さんは、いかがだろうか。では、全文を紹介する。「今夜の一言特集・上半期編」実はもうずいぶん前からツ...田中利典師の「今夜の一言2016年度上半期編」

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-2)

    飛鳥・藤原検定の初級編・中級編を受検される方向けに、『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要点をまとめ、当ブログで無料公開している。そのうち今日は、「巻3.文化財」のPART2(P132~153)をアップするので、ご参考にしていただきたい。※トップ写真は石舞台(2024.4.6撮影)なおこの試験の本年度分は、2024年12月14日(土)に実施される。今回から「初級編」に加え「中級編」(初級編の合格者対象)も実施される。お申し込みは、2024年10月31日(木)まで。詳しくはこちらの記事をご覧いただきたい。この試験は、エリアが「飛鳥、藤原」に限定されているので、地理的に狭い分、かなり深い。マニアックな知識も試されるが、この「要点整理」で、頭を整理して本番に臨んでいただきたい。では、...飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-2)

  • 田中利典師の「地元の運動会に出場」

    今日の「田中利典師曰く」は、「ローカルな日々…運動会の私」(師のブログ2016.9.18付)。久しぶりに地元の運動会(子どもさんが通う小学校と地域の「合同運動会」)に出場されたというお話である。※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.5撮影)吉野での長い単身赴任生活を終え、綾部に戻られた利典師は、念願の地元デビューを果たされた。自坊での祭事や地元FMラジオへの出演、法話などをこなされ、ローカルな活動をされている。その一端が、運動会への出場ということである。では、以下に全文を紹介する。「ローカルな日々…運動会の私」私は15の時、家を出た。その後、吉野で家庭を持って、家族とともに一度は家に戻ったが、すぐに単身生活に入り、結婚後もほとんど綾部での生活はしていない。つまり自治会もPTAも家内に任せっきりだった。...田中利典師の「地元の運動会に出場」

  • 悪疫退散の神、信州にも分祀「墨坂神社」(宇陀市榛原萩原)/毎日新聞「やまとの神さま」第96回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.9.12)掲載されたのは〈日本最古健康の神祭る/墨坂神社(宇陀市)〉、執筆されたのは、信州のご出身で木津川市在住の島田宗人さんだった。信州(長野県須坂市)に墨坂神社があることは、今回、初めて知った。では、全文を以下に紹介する。※墨坂神社本殿=宇陀市榛原萩原で日本最古健康の神祭る/墨坂神社(宇陀市)墨坂神社は伊勢本街道に近い宇陀川の右岸に鎮座しています。「墨坂」の地名は、神武東征の際に、八十梟帥師(やそたける)軍が焃炭(おこしすみ=山焼き)をして進攻を妨げた故事によっています。「古事記」には崇神天皇の御代に国中に疫病が蔓延(まんえん)していた時、神人(じにん)が天皇に「赤盾八枚(あかたては...悪疫退散の神、信州にも分祀「墨坂神社」(宇陀市榛原萩原)/毎日新聞「やまとの神さま」第96回

  • 田中利典師の「加持祈祷の心得」(夏期大学講座 2016)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「加持祈祷の心得」ー昨日の夏期大学講座から〉(師のブログ2016.9.18付)。金峯山寺を離れてからも、利典師は夏期大学講座の講師をお務めになっている。今年(2024年)の夏期大学講座では、〈回向作法の概論ですが、死んだら始まる物語を中心に追善回向のあり方を熱く語りました〉。※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.5撮影)なお回向(えこう)とは〈仏教において、自己が仏道を修めた善い行為や功徳(くどく)を、すべての人々の悟りのために振り向けることをいう〉(日本大百科全書)。追善回向とは〈死者のために読経など善根を積んで、その功徳を死者にふり向けること〉(例文仏教語大辞典)。では、以下に全文を紹介する。「加持祈祷の心得」ー昨日の夏期大学講座から〇私の持論「葬儀葬祭は霊魂の存在が...田中利典師の「加持祈祷の心得」(夏期大学講座2016)

  • 飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-1)

    『飛鳥・藤原まるごと博物館検定公式テキストブック』(淡交社刊)の要点をまとめ、当ブログで無料公開している。そのうち今日は、「巻3.文化財」の冒頭部分をアップいたするので、受検される方は、ご参考にしていただきたい。※トップ写真は石舞台(2024.4.6撮影)。ご両親は余所行(よそゆ)きだったので、入学式かなおこの試験の本年度分は、2024年12月14日(土)に実施される。今回から「初級編」に加え「中級編」(初級編の合格者対象)も実施される。お申し込みは、2024年10月31日(木)まで。詳しくはこちらの記事をご覧いただきたい。この試験は、エリアが「飛鳥、藤原」に限定されているので、かなり深い。マニアックな知識も試されるが、この「要点整理」で、頭を整理して本番に臨んでいただきたい。では、以下に全6ページ分を貼...飛鳥・藤原検定の要点整理(巻3-1)

  • 田中利典師曰く「チベット旅行記」(9)最終回

    今日の「田中利典師曰く」は、「チベット旅行記」(9)(師のブログ2016.9.8付)、チベット旅行記の最終回である。師は〈チベットの大地を這いずり、仏教の教えのみを信じて生きているような人々にたくさん出会って、私は仏教者としてもう一度、人が生きるとはなんなのかという問いかけを続けていた〉とお書きである。では、全文を以下に紹介する。※2枚の写真は、利典師のブログから拝借「チベット旅行記」⑨ー田中利典著述集を振り返る28090810年前に綴ったチベット旅行記のその9ー最終回です。長かった…おつきあいいただき、ありがとうございました!***************「旅の終わりに…」旅に出ると私はいつも思う。旅先で多くの人々に出会うたびに「人間はなにかをして生きているんだなあ」と漠然と思うのである。人間はなにかを...田中利典師曰く「チベット旅行記」(9)最終回

  • 第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館検定」、12月14日(土)実施、申し込みは10月31日(木)まで!(2024 Topic)

    昨日(2024.9.15付)の奈良新聞に、〈飛鳥・藤原深く広く第2回「まるごと博物館」検定受検者を募集12月14日に県内外3会場〉という記事が出ていた。今回は「初級編」だけでなく、初級編の合格者を対象とした「中級編」の試験も実施される。※トップ写真は、石舞台古墳(2024.4.6撮影)なお私は今、初級編の受検者に使っていただこうと、『飛鳥・藤原検定初級編の要点整理』を制作中である。できたところから順次、当ブログにアップしているので、受検される方は、ぜひ参考にしていただきたい。では記事全文を紹介する。巻1https://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/3d266a0d0e24453a90efb169f73e4a83巻2-1https://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n...第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館検定」、12月14日(土)実施、申し込みは10月31日(木)まで!(2024Topic)

  • 獅子舞とお葉付イチョウ「門僕(かどふさ)神社」(曽爾村今井)/毎日新聞「やまとの神さま」第95回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。月初(2024.9.5)に掲載されたのは〈雄略天皇の御代に創建/門僕神社(曽爾村)〉、執筆されたのは同会会員で奈良市にお住まいの本井良明さんだった。※トップ写真は、門僕神社の拝殿(手前)と本殿=曽爾村今井でこの神社は、華麗な「曽爾の獅子舞」で知られている。毎年、スポーツの日前日の日曜日(2024年は10/13)の秋の例祭の日に開催される。では、以下に全文を紹介する。門僕神社(曽爾村)雄略天皇の御代に創建と伝わる門僕(かどふさ)神社は、曽爾村の中央部、青蓮寺(しょうれんじ)川(曽爾川)の西岸に鎮座しており、延喜式神名帳に大和国宇陀郡17座のうちに記載された由緒ある神社です。祭神は、天津児屋根命、(あまのこや...獅子舞とお葉付イチョウ「門僕(かどふさ)神社」(曽爾村今井)/毎日新聞「やまとの神さま」第95回

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(8)

    今日の「田中利典師曰く」は、「チベット旅行記」(8)(師のブログ2016.9.7付)である。チベットの平均高度は約3,700㍍、富士山ほどの高さなので、常に「高山病」のリスクがつきまとう。師は大丈夫だったようだが、同行のメンバーが肺水腫寸前に陥り、病院に担ぎ込まれるという事態が起きた。以下、全文を紹介する。※トップ写真は、ラサ(チベット)のポタラ宮(きゅう)、Wikipediaから拝借した「チベット旅行記」⑧ー田中利典著述集を振り返る28090710年前に綴ったチベット旅行記のその8です。次回で最終回です。***************「高山病について」もう20年近く前、富士山に登ったことがある。たしか7合目か8合目の山小屋で一泊し翌朝登頂した。朧気な記憶だが、蟻の行列のような登山者が続く中、前を行く人の...田中利典師の「チベット旅行記」(8)

  • 祝!「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産の国内推薦候補に!(2024 Topic)

    火曜日(2024.9.10付)の新聞各紙に、国の文化審議会の答申で、「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産の「国内推薦候補」に決まった、と報じられていた。暫定リストに載ったのは2007年だから、ここへ来るまでに足かけ17年が経過したことになる。※トップ写真は、明日香村の石舞台古墳で撮影(2024.4.6)奈良県内の世界遺産と言えば、20年前に吉野大峯が登録されてから、新規登録がなかった。ここへ来て「飛鳥・藤原」が推薦候補に選ばれたことは、とても嬉しい。今日は同時代の記録として、同日の2つの大きな記事を以下に紹介しておく。まずは、毎日新聞朝刊総合面(9/10付)には、「飛鳥・藤原」推薦へ世界遺産、26年登録目標文化審国の文化審議会は9日、2026年の登録を目指す世界文化遺産の推薦候補に「飛鳥・藤原の宮都」(奈良...祝!「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産の国内推薦候補に!(2024Topic)

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(7)

    今日の「田中利典師曰く」は、「チベット旅行記」(7)である。しかしこの頃、師のPCが不調だったようで、この第7回の記事が見当たらない。しかし、「仏教タイムス」連載のモトとなったブログ記事(日記のように詳しく書いておられた)が見つかった(師のブログ2006.9.14付)。この記事から、日記の部分を省き、師の随想部分だけを以下に紹介する。「チベット高原について」もう随分前に、私はシルクロードの各地を訪ねた。新彊ウイグル自治区のウルムチ、トルファン、敦煌など…。ゴビタンに広がる漠々たる褐色の大地がそこにはあった。大ざっぱに言うと、チベット高原は崑崙山脈をはさんで、新彊ウイグル自治区の南側に位置する。にわか勉強仕入れた知識であるが、ある種、シルクロード各地の延長線上というイメージがあった、ところがラサからバスで約...田中利典師の「チベット旅行記」(7)

  • 若草山麓に「VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)」が明日(9/12)オープン!(2024 Topic)

    先日、COMMUNICOの堀田大樹さんから、9月12日(木)、「VILLACOMMUNICO(ヴィラコムニコ)」(奈良市雑司町486-5)がオープンします、というおハガキをいただいた。若草山麓のお土産物屋さんや飲食店が建ち並ぶ一角である。※画像はいずれも、堀田さんからいただいたハガキの表と裏すでに、お洒落なHPが立ち上がっていた。東生駒にあった頃のリストランテ「communico」は、こんなお店だった。YAHOO!ニュース〈【奈良市】若草山山麓に9月12日、オーベルジュ「VILLACOMMUNICO」が誕生〉(2024.9.9付)によると、奈良公園内の若草山山麓に9月12日、全5室のオーベルジュ「VILLACOMMUNICO(ヴィラコムニコ)」がオープンする。予約の受付は開始している。開業するのは、「地域...若草山麓に「VILLACOMMUNICO(ヴィラコムニコ)」が明日(9/12)オープン!(2024Topic)

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(6)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「チベット旅行記」(6)〉(師のブログ2016.9.5付)。今回の旅行のハイライト、白居寺・クンブム大塔の前で、師の一行は思わぬハプニングに見舞われる。どんなハプニングかは、本文をじっくりお読みいただきたい。※トップ写真は、白居寺とギャンツェ・クンブム。西遊旅行のHPから拝見したハプニングに見舞われる直前の利典師(2006年)「チベット旅行記」(6)田中利典著述集を振り返る28090510年前に綴ったチベット旅行記のその6です。***************「白居寺の感動」ーその2本堂参観に続いていよいよクンブム大塔へ向かう。「チベット密教中、最も優れた壁画群」が残る期待の場所である。ところが大塔前で、私と同行の一人が巡礼者たちに取り囲まれてしまった。「あの二人は日本のお上人...田中利典師の「チベット旅行記」(6)

  • 西山塚古墳(天理市萱生町)に隣接した古民家を宿泊施設「cofunia(コフニア)」として再生!

    面白いブロジェクトがスタートした。現在、クラウドファンディングで資金を募っている。山の辺の道沿いの天理市萱生(かよう)町にある「西山塚古墳」にくっついた古民家を宿泊施設として再生しようという取り組みである。※トップ画像は、CAMPFIREのサイトから拝借したプロジェクト名は〈日本初・古墳の麓で宿がスタート!悠久・奈良の地で、五感×五行を楽しむ旅を〉。この事業を手がけるのは、株式会社cofuniaである。クラウドファンディングを担うCAMPFIREのサイトには、奈良県天理市にて、6世紀前半の築造と言われる西山塚古墳、その麓にある古民家を宿「cofunia」として再生。「五感・五行」をコンセプトにした客室や宿泊プログラムで、感性を刺激する旅を提供します。プロジェクトについて古墳に泊まる6世紀前半の築造と言われ...西山塚古墳(天理市萱生町)に隣接した古民家を宿泊施設「cofunia(コフニア)」として再生!

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(5)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「チベット旅行記」(5)〉(師のブログ2016.9.4付)である。師はパルコン・チューデ(白居寺)にお参りし、チベット最大の仏塔・クンブム(八角塔)に感動する。では、全文を以下に紹介する。※トップ写真は、クンブム。西遊旅行のサイトから拝借したこの写真は、チベットのお寺で勤行される利典師ご一行「チベット旅行記」(5)田中利典著述集を振り返る28090410年前に綴ったチベット旅行記のその5です。***************「白居寺の感動」ーその1今回のチベット巡礼で一番感動したのはギャンツェの街で訪れたパルコン・チューデ(白居寺)だった。白居寺は15世紀初頭の創建で、当初はサキャ派の寺院だったが、その後、シャル派、ゲルク派が相次いで入り、各派共存の寺として存続している。この寺...田中利典師の「チベット旅行記」(5)

  • 奈良市の観光力回復、道半ば/観光地奈良の勝ち残り戦略(140)

    先日、産経新聞Web版(2024.9.37:30)に〈奈良市の観光客数は好調に回復も、経済効果は市外流出〉という記事が出ていた。これは奈良市のニュースリリース〈宿泊客数がコロナ前の2019年超えの174.8万人!(2019年比1万人増)2023年奈良市観光入込客数調査について【市長会見】(令和6年7月31日発表)〉に基づいて書かれた記事である。※写真・グラフは、奈良市観光戦略課のHPから拝借した産経の記事や奈良市のニュースリリースは楽観視しているが、私としてはもう少し慎重に考えている。まずは記事全文をお読みいただきたい。なおアンダーラインと番号は私がつけた。奈良市は、令和5年(2023年)の観光入り込み客数が1219万9千人①で、前年を31・3%上回ったと発表した。新型コロナウイルス禍前の元年(2019年...奈良市の観光力回復、道半ば/観光地奈良の勝ち残り戦略(140)

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(4)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「チベット旅行記」(4)〉(師のブログ2016.9.3付)。チベットの仏教は後期密教で、他の国には、ほとんど伝播していない(日本への伝播は中期密教まで)。師は、チベットの寺に残る膨大な数の曼荼羅に目を見張る…。では、全文を以下に紹介する。「チベット旅行記」(4)田中利典著述集を振り返る28090310年前に綴ったチベット旅行記のその4です。***************「チベット仏教と夥(おびただ)しい仏」インドで生まれた仏教は8世紀後半、母国では廃れる。そのインド仏教が行き着いた後期密教はそのままの形でチベットに流伝した。インド仏教は開祖の釈尊以来、発展と変容を生むが、中国や日本に伝わったものは中期密教までで、最後の精華というべき後期密教はほとんど伝播していない。その意味で...田中利典師の「チベット旅行記」(4)

  • コメが買えない本当の理由 by 山下一仁氏(キヤノングローバル戦略研究所)

    相変わらず、コメがスーパーの店頭に並ばない。ウチはパスタや麺類をよく食べるので、今のところ不便はないが、それでも「いつまで続くのだろう」と、一抹の不安を覚える。今朝(9/5付)の毎日新聞では、新米の店頭価格が5㌔で3,000円と、例年より1,000円ほど高い、という事例も紹介されていた。※トップ写真は、明日香村橘で2020.9.28に撮影先週(2024.8.31付)の毎日新聞「オピニオン」欄に、「コメが買えない本当の理由」という記事が出ていた。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の山下一仁氏へのインタビュー記事である。見出しは〈減反政策こそ主因/生産態勢ギリギリ/目指すべきは増産〉。減反をやめてコメを増産し、輸出に回すべきだという。以下に全文を紹介する。スーパーや飲食店ではコメが品薄状態となり、コメの価格...コメが買えない本当の理由by山下一仁氏(キヤノングローバル戦略研究所)

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(3)

    今日の「田中利典師曰く」は、「チベット旅行記」(3)(師のブログ2016.9.2付)、「仏教タイムス」に2006年に連載された旅行記(全9回)の3回目である。師は中国に併合されたチベットの現状を目にして、立ち尽くす…。では、以下に全文を紹介する。「チベット旅行記」(3)田中利典著述集を振り返る28090210年前に綴ったチベット旅行記のその3です。***************「文化大革命とチベット国」周知の如く、第二次大戦後、中国の侵攻によって、チベットは大中国併合される。そして漢人たちのチベット移入はあたかも大波が小舟を飲み込むが如く、怒濤のように押し寄せていった。その道程の初期には、凄まじい文化大革命の破壊活動がチベット全土を襲う。中国本土でさえ、自国のあらゆる歴史・文化と文物を否定した文革の嵐であ...田中利典師の「チベット旅行記」(3)

  • 境内に飛鳥時代の西安寺(さいあんじ)跡/舟戸神社(北葛城郡王寺町舟戸)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.8.29付)掲載されたのは、〈渡し船の地旅人守る神/舟戸神社(王寺町)〉、執筆されたのは姫路市在住の池内力さんだった。※トップ写真は、舟戸神社の参道と拝殿=王寺町で舟戸神社の境内には、「西安寺跡(さいあんじあと)」がある。西安寺は飛鳥時代に創建された寺で、聖徳太子が創建した46ヵ寺の1つだ。「奈良県歴史文化資源データベース」によると、平成26年度(2014年度)の発掘調査で初めて塔跡の遺構を確認し、平成29年度(2017年度)には柱を支えた礎石や乱石積基壇が良好な状態で残っていることが明らかになり、その大きさを復元すれば塔の建物は6.75m四方、基壇は13.35m四方で、法隆寺五重塔と同じ...境内に飛鳥時代の西安寺(さいあんじ)跡/舟戸神社(北葛城郡王寺町舟戸)

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(2)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「チベット旅行記」(2)田中利典著述集を振り返る280831〉(師のブログ2016.8.31付)。「仏教タイムス」に連載された旅行記(全9回)の第2回である。観光資源(博物館)と化したポタラ宮をご覧になり、かつて神仏分離令・修験道廃止令が出された明治期の日本の状況を述懐されている。では、以下に全文を紹介する。「チベット旅行記」(2)田中利典著述集を振り返る280831昨日から始めた、10年前に綴ったチベット旅行記の2です。主なきポタラ宮にたたずみ、正直に感じた当時の私がよみがえります。***************「主なきポタラ宮」ダライ・ラマ法王のインド亡命以来、主なき城となったポタラ宮殿は、今は中国政府によって博物館とされてしまった。実際に目の当たりにしたのは、巡礼者たち...田中利典師の「チベット旅行記」(2)

  • 雨の神さまの磐座(いわくら)「くつな石」/龗(おかみ)神社(明日香村阪田)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先月(2024.8.22)掲載されたのは、〈雨の神の大石祭る/龗神社(明日香村)〉、執筆されたのは同会会員で、大阪府堺市にお住まいの柳原恵子さんだった。※トップ写真は、くつな石(中央)と木の鳥居くつな石の「くつな」は、くちなわ、つまり蛇のことだろう。ご祭神の高龗神(たかおかみのかみ)は、山峰の水を掌る蛇体の神さまのことだ。今は麓の葛神社に合祀されているということなので、龗神社跡と言うべきかも知れないが。では、全文を以下に紹介する。雨の神の大石祭る/龗神社(明日香村)龗(おかみ)神社は、明日香村の石舞台から南の細川山の東の谷間にひっそりと鎮座しています。社殿はなく、ご神体は「くつな石」と呼ばれる磐座(いわく...雨の神さまの磐座(いわくら)「くつな石」/龗(おかみ)神社(明日香村阪田)

  • 田中利典師の「チベット旅行記」(1)

    今日の「田中利典師曰く」は〈「チベット旅行記」(1)田中利典著述集を振り返る280830〉(師のブログ2016.8.30付)。2006年(平成18年)9月から「仏教タイムス」に9回にわたって連載された旅行記の初回だ。師の盟友で、宗教学者の正木晃氏に同行された。長い連載だが、ぜひ最後までお付き合いいただきたい。チベット旅行記(1)もう10年前になる。ちょうどチベットに、西寧とを結ぶ青蔵鉄道が開業する直前のラサの町を、盟友の正木晃先生一行とともに訪れたのだった。先生はもう6度目か7度目のチベット訪問だったように聞いている。稚拙ながらそのときの旅行記を、「仏教タイムス」に連載させていただいた。心が痛むのだが、あれから、チベットはますます混迷を深めている。鉄道が敷延されたことで、それまで以上に漢族が大量に流入し、...田中利典師の「チベット旅行記」(1)

  • 追悼!山の達人・辻谷達雄さん(川上村柏木)

    今月初旬、辻谷達雄さんがお亡くなりになった。山仕事の達人であり、吉野式林業の後継者、森の語り部でもあった。1つの時代の終わりを感じさせられた。ご著書を再読し、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿した(2024.8.29)。以下に全文を紹介しておく。辻谷さんのご冥福をお祈りいたします。※トップ写真は辻谷さん。写真は川上村の「水源地のブログ」から拝借した今月、「山の達人」と呼ばれ親しまれた辻谷達雄さんが、お亡くなりになった。91歳だった。辻谷さんのご著書『山が学校だった』(洋泉社刊)には、〈1933(昭和8)年、日本三大美林のひとつ、吉野杉の中心地、奈良県吉野郡川上村柏木に生まれる。地元の小・中学校を卒業後、15歳で山仕事に従事する。71年に独立し、林業請負業・ヤマツ産業有限会社を設立、テレビCMを活用したりユニーク...追悼!山の達人・辻谷達雄さん(川上村柏木)

  • 田中利典師の「島原 水まつりで法話」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「水まつり法話会水に感謝」備忘録〉(師のブログ2016.8.11付)である。利典師はこの年の8月4日、長崎県島原市の「水まつり」前夜祭で、法話をされた。※トップ写真は、利典師の法話の様子(2016.8.4)。「水まつり」とは、島原の豊かな水の恵み(湧水)への感謝、自然への畏敬、神仏への祈りなどを込めて行われるお祭りで、1987年(昭和62年)に始まり毎年開催、今年で37回目を迎えた(今年の水まつりの概要は、こちら)。今年も、番傘のオブジェや夜市、「ダンボールイカダレース」など、賑やかに開催されたようである。利典師はこのお祭りの前夜に、島原の歴史を重ね合わせた法話をされたのだった。では、全文を以下に紹介する。見事な番傘のオブジェ。今年(2024年)の水まつりのサイトから拝借「水...田中利典師の「島原水まつりで法話」

  • 王寺町で「奈良検定2級受験講座」10月6日(日)スタート!(2024 Topic)

    今年で3年目となる王寺町(りーべる王寺東館)での「奈良検定2級受験講座」は、10月6日(日)からスタートする。全8回で、受講料は5,000円(8回分の合計金額、テキスト・問題集の代金を含む)。合格のコツが詳細に伝授されるので、これはお薦めだ。定員の30名までには、まだ余裕があるそうだ。お申し込みフォームは、こちら。詳細は末尾のチラシに出ているが、概要を紹介すると、※トップ写真は、受験講座の講義風景(2022.10.2撮影)奈良検定2級受験講座今年も開講!NPO法人奈良まほろばソムリエの会および王寺町観光協会連携事業奈良まほろばソムリエ検定(=奈良検定)は、奈良県の歴史や文化、観光などの分野から「奈良通」度を認定するご当地検定です。あなたも奈良の魅力の伝道師になりませんか?募集人員/30名(先着順)※奈良県...王寺町で「奈良検定2級受験講座」10月6日(日)スタート!(2024Topic)

  • 田中利典師の「金峯山寺の体験修行」

    今日は田中利典師のお誕生日、69歳、おめでとうございます!さて、今日の「田中利典師曰く」は、〈山伏の山修行〉(師のブログ2016.8.1付)である。師は「科研・身心変容技法の比較宗教学:大荒行シンポジウム」(2014.11.20)に登壇され、こちらはその質疑応答での師の発言である。なおこのイベントは、哲学者・宗教学者の鎌田東二さんが主宰する研究プロジェクトの一環である。※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.5付)利典師は、正式な入峯修行の前に体験してもらう「体験修行」をお考えになった。それは〈今までなら連れていってはいけないような一般の人が申し込んできて、連れていくようになって、どんどん自分たちの勝手な気持ちで入って来る人が増えてくるわけです〉。勝手な気持ちで入ってくると、危険なことが起きる。それで前...田中利典師の「金峯山寺の体験修行」

  • 飛鳥・藤原検定 初級編の要点整理(巻2-2)

    第2回「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定は、2024年12月14日(土)に実施される。申し込み開始は、2024年9月1日(日)からだ。このたび何とか、公式テキストの巻2(歴史)の中盤部分をまとめることができた(中盤だけで、6ページもある)。なお巻1は、こちら、巻2-1は、こちらに掲載している。※トップ写真は、石舞台周辺の桜(2024.4.6撮影)。私も聞いたことのない地名や人名が登場し、「かなり網羅的なテキストだな」とは思ったが、出題傾向が分からないので、詳しいめに紹介しておいた。検定試験が回を重ねるたびに、加除修正をしていきたいと思っている。第2回試験にチャレンジされる方は、ぜひ参考にしていただきたい。飛鳥・藤原検定初級編の要点整理(巻2-2)

  • 田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」④)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈山の行より里の行④「りてんさんといく拝観講座」〉(師のブログ2016.7.26付)、4回連載の最終回である。当時はオウム真理教事件、最近は旧統一教会問題と、宗教への向き合い方が問われる事象が発生していた。※トップ写真は、利典師がガイドされる1泊2日(2024.10.12~13)のバスツアーのチラシそんな中、宗教から遠ざかっている人たちに、もっと身近に宗教に接してもらおうと考えられたのが、このような企画である。日常生活において、私たちがお坊さんに接する機会といえば、法事やお盆・お彼岸参りの時くらいだし、それもお経を上げていただいてそれで終わり、ということが多い。このような機会を通じて、宗教者と触れ合うことは、大いに意義のあることだと思う。なお今年(2024.10.12~13)も...田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」④)

  • 奈良検定の「体験学習プログラム」がオススメ!(2024 Topic)

    奈良検定(奈良まほろばソムリエ検定)の「体験学習プログラム」をご存じだろうか。本来は、奈良検定2級合格者が、1級を受験するための「受験要件」だったが、今はその「縛り」はなくなった。奈良検定2級以上の合格者と、合格者の同伴者(1名)は、申し込みができる。奈良検定のHP(奈良商工会議所のHP内)には、※トップ写真は、橿原市今井町を案内される若林稔さん(2017.9.8撮影)奈良まほろばソムリエ検定では、単なる知識の習得だけでなく、様々な体験を通して奈良の良さを理解していただくために、検定合格者を対象に体験学習プログラムを提供しております。プログラムは全21本。このプログラムは年々充実していて、私も「これはぜひ行きたいな!」と思うものもたくさんあるが、お邪魔になってはいけないので、グッと我慢している。その中に、...奈良検定の「体験学習プログラム」がオススメ!(2024Topic)

  • 田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」③)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「山の行より里の行」③寺社フェス向源(こうげん)にて〉(師のブログ2016.7.25付)、中外日報「随想随筆」欄への連載(全4回)の第3回である。師は同フェスの「神道vs仏教vs修験道」というトークショーに出演された(2016年5月)。※トップ写真は、吉野山の桜(224.4.5撮影)トークショーのあと、控え室に戻ると見知らぬ若者から、〈どこかの宗教に入るとなるといろいろ制約を受けそうで、窮屈な感じがして腰が引けます。どうしたらいいのでしょうか?〉という質問を受けた。その回答を含めた利典師の見解をお書きになっている。では、以下に全文を紹介する。「山の行より里の行」③寺社フェス向源にて田中利典著述集280725先週から掲載している田中利典著述集の3回目。今年5月に中外日報社で連載...田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」③)

  • 働いている人たち、もっと本を読みましょう!

    一昨日(2024.8.20)当ブログで、三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)を紹介しました。とは申しましても、私はわりと本をよく読む方で、むしろ「日本のサラリーマンは、本を読まないのか」と不思議に思っていましたし、「多少はベストセラー本も読んどかないと、時代の流れについて行けないのでは」と心配していました。しかし新聞はよく読むようで、通勤の車中ではたいてい皆さん、日本経済新聞を読み、会社の「古紙回収箱」には、日経新聞ばかりがたくさん入っていたという記憶があります。しかし、これもおかしなことです。私が68歳まで勤務していたのは、地方銀行でした。何より必要なのは、地元の情報のはずです。それで私は早くから奈良新聞を購読するようになり、現在に至っています。三宅さんの著書に、読書には「ノ...働いている人たち、もっと本を読みましょう!

  • 田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」②)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「山の行より里の行」②僧侶派遣業〉、中外日報「随想随筆」欄に、4回連続で掲載された文章の第2回である(師のブログ2016.7.24付)。当時、アマゾンが始めた「お坊さん便」(僧侶派遣業務)が話題になっていた(2019年10月、アマゾンでの取り扱いは終了)。※トップ写真は、株式会社よりそうのサイトから拝借より正確に申し上げると、株式会社よりそうが取り扱う「お坊さん便」の、アマゾンのサイトでの取り扱いを停止したということで、同社はまだこの業務を取り扱っている。それなら、地域の葬儀社が提供しているサービスと同じことなので、あまり抵抗はないように思われる。では、以下に全文を紹介する。「山の行より里の行」②僧侶派遣業田中利典著述集280724しばらく休んでいました回顧著述集です。今回は...田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」②)

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか by 三宅香帆さん/奈良新聞「明風清音」第107回

    奈良新聞「明風清音」欄に、月1~2回、寄稿している。先週(2024.8.15)掲載されたのは、「読書する余裕ある社会」。ベストセラー街道をひた走る三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)を紹介した。読む前は、端的に「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という疑問に答える本だと思っていたが、そうではなかった。私は〈若い女性のおしゃべりに長々と付き合わされ、「いつ本題に入るのだろう」と不安に思っていた〉と書いたが、これは正直な気持ちだった。しかし最終章に近づくと、「読書はノイズになった」「半身(はんみ)で働く社会をめざそう」など、興味深い話が登場するので、お楽しみに。では、以下に全文を紹介する。出版社は、こんなにたくさんのカラフルな「帯」を用意していた!読書する余裕ある社会今や15万...なぜ働いていると本が読めなくなるのかby三宅香帆さん/奈良新聞「明風清音」第107回

  • 田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」①)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈「山の行より里の行」①仏教者として思うこと〉(師のブログ2016.7.20付)。この年の5月、中外日報「随想随筆」欄に4回にわたって掲載された連載の初回である。中外日報は、仏教など宗教と文化の専門紙で、利典師は時々、請われて寄稿されている。60歳で自坊に帰山されてからの活動と、その思いを綴られている。全文を紹介する。※トップ写真は、金峯山寺・南朝妙法殿の桜(2024.4.5撮影)「山の行より里の行」①仏教者として思うこと…田中利典著述集280720パソコンの不具合などのせいで休んでいましたが、久しぶりの回顧著述集です。今回は、今年(2016年)5月に中外日報「随想随筆」欄に連載させていただいた原稿の元原稿です。1行12字での執筆依頼を1行17字で書いてしまったので、編集者から...田中利典師の「山の行より里の行」(中外日報「随想随筆」①)

  • 小町座の演劇&音楽イベント、9月29日(日)開催、要申込・入場無料!(2024 Topic)

    奈良市に本拠を置く劇団「小町座」のNさんから、こんなご案内をいただいた。第1部はお芝居「少年万博物語」、第2部はコンサート「小宮ミカの音楽」である。場所は「ならまちセンター市民ホール」。入場無料、事前申し込み要。ぜひ、お出かけください!※トップ写真は、今回のお芝居の稽古の様子。小町座のFBから拝借したみなさま、お元気ですか?小町座のご案内です。小町座・演劇&音楽企画のチラシができました!一部では、昨年音声館で公演し、大好評をいただいた「少年万博物語」を再演します。1970年の大阪万博に行けなかった家族の物語を新キャストと共にお届けします!広い舞台をどう使うか、あちこち演出を変えながら、絶賛練習中です!二部では、小町座の歌や舞台音楽、放送番組のBGMなども作曲してくれてきた、小宮ミカの代表作を紹介します。歌...小町座の演劇&音楽イベント、9月29日(日)開催、要申込・入場無料!(2024Topic)

  • 田中利典師の「ご祈祷師の日々…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「ご祈祷師の日々…」(師のブログ2016.5.19付)。山修行で験力(げんりき=超人間的な力)を得た山伏が、里に降りてご祈祷をする。※トップ写真は、利典師とご長男の護摩。師のブログから拝借自坊でそのような活動を始められた師が、当時の心境を述懐されている(うっかりしていて、2016.6.2付「種智院大学の客員教授になりました」を先に紹介してしまった)。以下にブログ記事全文を紹介する。「ご祈祷師の日々…」今朝は自坊の脳天堂月例護摩の日。終わって信者さんのご相談日をこなして、午後は月参りをしている信者さん宅へ出向。里に下りたまさに修験の行者さん、ご祈祷師さんの一日でした。父はそういう生活を、鉄道員(国鉄)を辞めてから約50年ちかくやっていた。私もそういう背中をみて大きくなったが、「拝...田中利典師の「ご祈祷師の日々…」

  • 飛鳥・藤原検定 初級編の要点整理(巻2-1)

    「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定は、第2回が2024年12月14日(土)に実施される。申し込み開始は、2024年9月1日(日)からだ。このたび何とか、巻2(歴史)の前半部分をまとめることができた(前半だけで、6ページもある)。※トップ写真は、石舞台古墳周辺の桜(2024.4.6撮影)。石舞台は、蘇我馬子の墓か公式テキストには、かなり詳しく「歴史的人物」が紹介されている(奈良検定には、このような章立てはない)。しかも、初級編の第2回試験の「公開特別テーマ」は、「蘇我三代とその時代」で、全70問中7問がここから出題される(蘇我三代とは、馬子、蝦夷、入鹿)。今後もこのような出題傾向が続くと思われるので、歴史的人物はやや詳しく紹介しておいた。結果、かなりのページを割くことになったが、ご了承いただきたい。飛鳥・藤原検定初級編の要点整理(巻2-1)

  • 田中利典師の「種智院大学の客員教授になりました」

    今日の「田中利典師曰く」は、「種智院大学の客員教授になりました」(師のブログ2016.6.2付)。師は今も客員教授を務めておられ、2泊3日の「修験学実践講座」などを担当されている。では、ブログ記事の全文を紹介する。※トップ写真は客員教授の辞令、師のブログから拝借「種智院大学の客員教授になりました」内緒にしていたわけではありませんが、先月から種智院大学の客員教授を仰せつかりました。種智院(綜藝種智院)といえば、日本で一番古い歴史のある学校です。ますますお大師様とのご縁が深まります。私的には母校の龍谷大学でもなく、叡山学院でもなく、なぜ種智院なのかという思いも若干よぎりますが、吉野ー高野の道再生プロジェクト以来、弘法大師さまとのご縁が広がり、有り難い仏縁のなすところだと感激をしております。まあ、客員ということ...田中利典師の「種智院大学の客員教授になりました」

  • 奈良好きによる奈良好きのためのマニアックツアー(by 毎日新聞奈良版「支局長からの手紙」)

    一昨日(2024.8.12)の「支局長からの手紙」(毎日新聞奈良版)のタイトルは、「酷暑より熱きもの」だった。奈良支局長の井上大作さんが、「ホテルアジール・奈良」と、「なら・観光ボランティア団体ガイドの会朱雀」が共催する4時間半のウォーキング・ツアーに参加され、レポートされていた。記事には、きっかけは1枚の報道資料です。「奈良好きによる奈良好きのためのマニアックツアー」。ならまち周辺を半日歩き、奈良漬けとしょうゆの製造現場を訪問。日本酒を飲み比べる「醸(かも)してめぐる奈良」とあります。発信元は、奈良市の「ホテルアジール・奈良」。昔から工場見学や職人さんの仕事場を見るのが大好きです。しかも資料からむんむんとした熱量が伝わってきます。早速、同行取材をお願いしました。地元の人は「うまいものなし」発言をどう捉え...奈良好きによる奈良好きのためのマニアックツアー(by毎日新聞奈良版「支局長からの手紙」)

  • 田中利典師の「世界平和の祈り」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈世界平和のお祈り2016.5.15〉(師のブログ2016.5.16付)。白光真宏会(びゃっこうしんこうかい)という団体の〈SOPP(SymphonyofPeacePrayers)「富士聖地・世界平和の祈り」レセプション〉に招かれたときのご挨拶である。※トップ写真は、師のブログ記事から拝借した白光真宏会は、「世界人類が平和でありますように」(Maypeaceprevailonearth)という柱(ピースポール)を建立する活動をされていて、利典師の「林南院」にも建立されている。では、記事全文を紹介する。白光真宏会SOPP「富士聖地・世界平和の祈り」レセプション挨拶今日は世界平和のお祈りにお招きをいただき、一緒にお祈りできましたことを深く感謝致します。素晴らしいお祈りでした。私は3...田中利典師の「世界平和の祈り」

  • パリオリンピックを振り返る(女子ホッケー)

    17日間、熱戦が繰り広げられたバリオリンピックが終了した。閉会式にはトム・クルーズが、上空から現われたのには驚いた。次のロサンゼルス大会に五輪旗をつなぐという、粋な演出だった。※トップ写真は、奈良新聞の記事サイトから拝借。向かって右が鳥山選手さて、3大会ぶりに勝利した女子(陸上)ホッケーのことは、当ブログ(2024.8.5付)でも紹介したが、昨日(8/11)付の奈良新聞1面トップ記事〈女子ホッケー大舞台、12年ぶり勝利〉で、「南都銀行SHOOTINGSTARS」の鳥山麻衣選手と島田あみる選手が、インタビューに応えていた。鳥山選手は私の銀行時代、同じ部署にいたことがあるので、注目していた。3大会ぶりに勝ち星を挙げたのも、鳥山選手のシュートだった。記事全文は画像を見ていただくとして、鳥山選手のコメントを以下に...パリオリンピックを振り返る(女子ホッケー)

  • 田中利典師の「林南院の桜」

    今日の「田中利典師曰く」は、「自坊の桜…」(師のブログ2016.4.7付)。利典師は、金峯山寺蔵王堂の4本桜の苗木を、自坊である「林南院」の庭に植えた。それが5~6年前から花をつけるようになったという。昨年までは金峯山寺に勤務していたので、自坊で満開の時期を迎えることはなかった。いよいよ今年は満開を見ることができるか。以下、ブログの全文を紹介する。※トップ写真は、師のブログ記事から拝借した「自坊の桜…」10数年前に、吉野山蔵王堂の4本桜の種から育てた苗木をもらいうけ、自坊林南院に移植したその山桜がようやく開花した。実は5,6年前から少しずつ咲き出したが、本山勤務の関係で、4月の満開の時期には自坊にいたことがなく、今年こそとは期待をして、開花を待っていた。1日頃から咲き出して、いよいよだなあと心待ちにしてい...田中利典師の「林南院の桜」

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