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2006/08/09

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  • 萬葉一日旅行、藤原京方面で5月11日(土)開催、参加無料・申し込み不要!(2024 Topic)

    万葉集の研究者や愛好家からなる「萬葉学会」さんから、恒例の「萬葉一日旅行」のご案内があった。今年は5/11(土)の開催で、藤原京方面を歩く。参加費は無料で申し込みも不要。荒天により中止する場合は、同学会のHPに告知される。同旅行については、学会HPに以下の通り紹介されている。※トップ写真は県のHP(飛鳥・藤原を世界遺産に)から拝借した2024年度萬葉一日旅行開催本会では、令和六(2024)年度の「萬葉一日旅行」を次の通り実施する予定です。なお、当日の天候等により、変更或いは中止する場合もあります。変更や中止のお知らせは、前日までに学会HPに掲載しますので、事前に学会HPをご確認ください。日時2024年5月11日(土)12:30~17:00(予定)集合畝傍御陵前駅(近鉄橿原線)東口12:30行き先藤原京方面...萬葉一日旅行、藤原京方面で5月11日(土)開催、参加無料・申し込み不要!(2024Topic)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第15日 休酒」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行15日目「休酒…」〉(師のブログ2015.5.15付)である。お行に入っている期間中は、禁酒しなければならない。毎日、相当な量のお酒を召上がっておられる利典師も、お行の期間にはピタリと止められるそうで、これはさすがである。健康にも、良いことだろう。師には長生きしてもらわなければ…。では、全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.7撮影)。今年もまもなく桜のシーズンだ蔵王供正行15日目「休酒…」蔵王供正行15日目(5月15日)。晴のち曇り。今日の一日。5時に起床。5時半、第29座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、第30座目蔵王権現供養法修法於脳天堂10時半、本堂法楽・例時作法於本堂12時半、水行於風呂場13時、法楽護摩供修...田中利典師の「蔵王供正行/第15日休酒」

  • 藤原道長直筆の写経が国宝に!/金峯山寺と金峯神社が所有

    昨日(2024.3.16付)の奈良新聞に、〈文化審答申道長直筆の経国宝に金峯山寺200紙、金峯神社は79紙所有〉という記事が載っていた。この写経(金峯山経塚出土紺紙金字経)は、近年になって発見され、国の重要文化財になっていたものだ。※トップ写真は、金峯山経塚出土紺紙金字経(道長筆)。奈良新聞の記事サイトから拝借道長は重度の糖尿病に悩まされていたそうなので、仏の力に頼ったのだろうか。道長は、NHKの大河ドラマ『光る君へ』で注目されているので、これは良いタイミングだった。では、記事全文を紹介する。国の文化審議会は15日、奈良県関係の美術工芸品4件を国宝や重要文化財(重文)に指定するよう文部科学大臣に答申した。奈良県関係では金峯神社(吉野町)と金峯山寺(同町)がそれぞれ所有する「金峯山経塚出土紺紙金字経」(平安...藤原道長直筆の写経が国宝に!/金峯山寺と金峯神社が所有

  • 町家の雛めぐり(高取町)高齢化で最終回…復活祈り(毎日新聞「見聞録」2024)

    先日、〈「町家の雛めぐり」(高取町土佐街道)、今年が最後の開催に!〉という話を当ブログ(2023.3.12付)で紹介した。奈良新聞に載った記事を掲載したものだ。このブログ記事をFacebookに転載したところ、149人の「いいね!」と、26件のコメントをいただいた。※トップ写真は、毎日新聞の記事サイトから拝借その話が今度は毎日新聞奈良版の「見聞録」欄(2024.3.13付)に、大きく取り上げられた。そこでは、代表の野村幸治(ゆきはる)さんが、ご病気で自宅療養されていることや、病床での「終了は残念だが、いつか若い人が行事を復活してほしい」というコメントも掲載されていた。この記事も紹介するに十分な価値があると思うので、以下に全文を抜粋する。町家の雛めぐり(高取町)17段500体中心に50軒が展示高齢化で最終回...町家の雛めぐり(高取町)高齢化で最終回…復活祈り(毎日新聞「見聞録」2024)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第14日 念ずれば花ひらく」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行14日目「念ずれば花ひらく…」〉(師のブログ2015.5.14付)である。この日、利典師は今回の「化他行蔵王供千願百座祈祷行」を始めた動機を明かされる。※写真はすべて師のブログから拝借したタイトルの「念ずれば花ひらく」は、仏教詩人(故人)の坂村真民(さかむら・しんみん)さんの詩で、〈念ずれば花ひらく苦しいとき母がいつも口にしていたこのことばをわたしもいつのころからかとなえるようになったそうしてそのたびわたしの花がふしぎとひとつひとつひらいていった〉。林南院の建立は昭和48年(1973年)だそうだから、今年で51年。宗教法人の認可は平成15年(2003年)なので、今年で21年ということになる。この日の護摩には、ご長男とご長女が加わった。では、以下に全文を紹介する。「念...田中利典師の「蔵王供正行/第14日念ずれば花ひらく」

  • 柿本人麻呂を祭る「人麿神社」(橿原市地黄町)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.3.7)掲載されたのは〈万葉の歌聖祭神に/人麿神社(橿原市)〉、執筆されたのは香芝市在住の平越真澄さんだった。※トップ写真は、人麿神社の拝殿=橿原市でこの人麿神社は、葛城市の柿本神社から、ご祭神(柿本人麻呂)の霊が分祀されて出来た神社だ。柿本神社は以前、「やまとの神さま」にも登場し、当ブログでも紹介した。柿本神社も平越さんにご執筆いただいた。では、以下に人麿神社の全文を紹介する。万葉の歌聖祭神に/人麿神社(橿原市)万葉歌人で歌聖と称される柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)を祭神とする人麿(ひとまろ)神社は、南に畝傍山、西に二上山を望む橿原市地黄町(じおちょう)に鎮座します。橿原市史などによる...柿本人麻呂を祭る「人麿神社」(橿原市地黄町)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第13日 頑張りや!」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行13日目「恩師のお出まし…」〉(師のブログ2015.5.13付)である。なんと、利典師とご長男の共通の恩師が、行見舞いにいらっしゃったという。利典師が出演されたEテレの「こころの時代」をご覧になったことがきっかけになったそうだ、NHK、恐るべし!では以下に全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)蔵王供正行13日目「恩師のお出まし…」蔵王供正行13日目(5月13日)。快晴。今日の一日。5時前に起床。5時半、第25座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、第26座目蔵王権現供養法修法於脳天堂10時半、本堂法楽・例時作法於本堂12時半、水行於風呂場13時、法楽護摩供修法於脳天堂14時、本堂法楽・法華経読誦於本堂参拝者2名。...田中利典師の「蔵王供正行/第13日頑張りや!」

  • 「町家の雛めぐり」(高取町土佐街道)、今年が最後の開催に!(2024 Topic)

    昨日(2024.3.11付)の奈良新聞に、〈高取「町家の雛めぐり」最後の開催集大成、華やかに街道に人形並ぶ31日まで〉という記事が出ていた。2007年から毎年開催されてきた町家の雛めぐりが、今年で最後の開催になるという。※トップ写真は、野村美千子さんと中川圭史さん。奈良新聞の記事サイトから拝借会社を定年退職され、地元に戻って来られた野村幸治(のむら・ゆきはる)さんが「天の川実行委員会」を結成され、初の「町家の雛めぐり」を開催されたのは64歳の年(2007年)だった。それから17年、野村さんは81歳になった。他のメンバーも高齢化した。高取町の雛めぐりをヒントに始まった九度山町(和歌山県伊都郡)の「町家の人形めぐり」は、今も続けられ、今年で第16回となる(「真田まつり」に連動し、商店街の民家で武者人形を飾る)...「町家の雛めぐり」(高取町土佐街道)、今年が最後の開催に!(2024Topic)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第12日 高野山と吉野山」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行12日目「高野山と吉野山」〉(師のブログ2015.5.12付)である。この年は、高野山開創1200年の年で、4月から高野山では慶讃法要が連日、大々的に行われていた。5月11日は金峯山寺が法要を勤める当番の日で、金峯山寺配下の山伏らが全国から集い史上で初めて、高野山で大護摩を修法したのだそうだ。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)また利典師が提唱された「世界遺産・紀伊山地三霊場会議」では、高野山座主の松長猊下に総裁職をお願いし6年間、お勤めいただいたという。また師と同じ京都府綾部市出身の村上保壽氏(当時は金剛峯寺教学部長)と利典師は、手を携えて「高野山開創の道プロジェクト」を成し遂げられた。では、全文を以下に紹介する。「高野山と吉野山」蔵王供正行12日目...田中利典師の「蔵王供正行/第12日高野山と吉野山」

  • シャクヤクどぶろく、今日お披露目・有料試飲、明日から販売開始!(2024 Topic)

    昨日(2024.3.9付)の奈良新聞に〈御所産シャクヤクでどぶろく辛口爽やか「百楽門華」葛城酒造が開発あすお披露目、試飲・販売も〉という記事が出ていた。「シャクヤクどぶろく」の話は、当ブログでも紹介したことがある。※画像はすべて、御所市内でシャクヤクを栽培されている楳田高士さんのFacebookから拝借奈良新聞の記事全文は画像をご覧いただくとして、今日(3/10)開催される「第3回農ザクライメイトEcoResort御所郷さんろくフェスタ」で、このどぶろくが披露され、有料で試飲もできる、ということなのである。このどぶろくは、〈辛口で爽やかな酸味が特徴〉なのだそうだ。4合瓶(720ml)で@1,980円(税込み)、御所市西町の東川酒店で3月11日(月)から販売されるということなので(県内の葛城酒造の特約店でも...シャクヤクどぶろく、今日お披露目・有料試飲、明日から販売開始!(2024Topic)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第11日 東日本大震災 被災地への思いを込めて祈る」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行11日目「被災地への思いを込めて…」〉(師のブログ2015.5.11付)である。※写真はこの日のお護摩の様子、師の奥さまが撮影された。良いタイミングで炎をとらえている師は2011年3月11日に起こった東日本大震災の被災地の慰霊、鎮魂そして「これ以上大きな地震が起こりませんように」との祈りを込めて、地震の翌日から1年間、地震の起きた午後2時46分に毎日、ご祈祷をされた。そして2012年3月12日には被災地に立ち、惨状を目にした。この東北巡礼が、同年8月31日の石巻大護摩供(東日本大震災復興祈願金峯山寺採灯大護摩供)につながって行く。では、全文を以下に紹介する。蔵王供正行11日目「被災地への思いを込めて…」蔵王供正行11日目(5月11日)。晴れ。今日の一日。5時前に起床...田中利典師の「蔵王供正行/第11日東日本大震災被災地への思いを込めて祈る」

  • 近鉄橿原神宮前駅のほぼ駅ナカ、「鳥やまぐち」逸品の数々

    月曜日(2024.3.4)、「鳥やまぐち」(橿原市久米町618)を訪ねた。ここは近鉄橿原神宮前駅の「東口」にくっついているので(改札は出ないといけないが駅構内)、ほぼ駅ナカである。以前はラーメン店が入っていた。※トップ写真は鶏唐揚(600円税込み、以下同じ)右はお通し、左は大根おろし、上が橘胡椒。大根おろしが出てきたのは、銀座鳥繁以来だ!大和橘の城健治(じょう・けんじ)さん(なら橘プロジェクト代表)と2人でお店の前を通りかかったとき、「ここは、ウチの橘胡椒を使うてくれてますねん」。橘胡椒(柚子胡椒のユズの代わりに大和橘を使う)は、とてもおいしいが、とても高価である。そんな高価なものを使うお店は、きっとおいしいに違いない、と見当をつけて1人で立ち寄った。数量限定鶏刺身五種盛り(1,300円)かしわ(もも肉)...近鉄橿原神宮前駅のほぼ駅ナカ、「鳥やまぐち」逸品の数々

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第10日 欠食の日 チベットの平安を祈る」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行10日目「チベットの平安なることを祈る欠食の日」〉(師のブログ2015.5.10付)である。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)師は毎月10日、1食を欠食し、そのおカネをチベットへの支援に回しておられる。行の間は1日2食だから、1食を欠食すると1日1食となり、これは大変なことだ。では、この日の様子を紹介する。「チベットの平安なることを祈る欠食の日」蔵王供正行10日目(5月10日)。晴れのち曇り。今日の一日。5時前に起床。5時半、第19座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、第20座目蔵王権現供養法修法於脳天堂10時半、本堂法楽・例時作法於本堂12時半、水行於風呂場13時、法楽護摩供修法於脳天堂14時、本堂法楽・法華経読誦於本堂...田中利典師の「蔵王供正行/第10日欠食の日チベットの平安を祈る」

  • 第17回 奈良検定 2級と1級の解答(2024年3月3日実施)

    昨日と今日(2024.3.5~6)の奈良新聞に、「第17回奈良まほろばソムリエ検定」奈良通2級と1級の解答が出ていた。こんなに早く解答が載るのは、異例のことだ。自己採点したい人も多いと思うので、以下に貼り付けておく。※トップ写真は、検定会場(天理大学)の様子。奈良新聞(3/4付)の記事サイトから拝借奈良通2級奈良通1級問題文も見たが、素直な問題が多かったようだ。なおソムリエの解答は、3/10に掲載されるそうだ。皆さんには、早く2級と1級をクリアして、ソムリエに挑戦していただきたいと願う。第17回奈良検定2級と1級の解答(2024年3月3日実施)

  • テレビドラマで回顧する「平成」という時代/奈良新聞「明風清音」第100回

    奈良新聞「明風清音」欄に、毎月1~2回、寄稿している。前回(2024.2.29付)寄稿したのは、〈「平成」をドラマで回顧〉だった。私は自分でも驚くほど、テレビドラマをよく見る。世相がよく反映されているので、見ていて楽しいのだ。今なら『不適切にもほどがある!』(TBS系)は、傑作だと感心しながら見ている。NHKの朝ドラ『ブギウギ』も、出色のできばえである。平成の時代は、どんなテレビドラマがあったのか、以下に紹介する。「平成」をドラマで回顧私はめったに映画館には足を運ばないが、テレビドラマはよく視聴する。多忙だった現役のサラリーマン時代にも、話題のドラマはビデオに録画して、欠かさず見ていた。影山貴彦著『テレビドラマでわかる平成社会風俗史』(実業之日本社刊)の「はじめに」を読んで、膝を打った。そこには〈テレビド...テレビドラマで回顧する「平成」という時代/奈良新聞「明風清音」第100回

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第9日 沐浴身体 当願衆生 身心清浄 内外無垢」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行9日「沐浴身体当願衆生身心清浄内外無垢」〉(師のブログ2015.5.9付)である。利典師は水行(沐浴)のとき、この「沐浴身体…」を唱えるのだそうである。※トップ写真は、写真家・野本暉房(てるふさ)さんの撮影、名付けて「行者と炎と祈祷札」「沐浴身体…」はリズムがあるので、偈(げ=経典のなかの詩句の部分)のようなものだろう。この日も東京と吹田(大阪府)からご参拝者があった。師の風邪は、まだ治りきらないようだ。では、全文を紹介する。「沐浴身体当願衆生身心清浄内外無垢」蔵王供正行9日目(5月9日)。晴れのち曇り。今日の一日。5時前に起床。5時半、第17座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、第18座目蔵王権現供養法修法於脳天堂10時半、本堂法楽・例...田中利典師の「蔵王供正行/第9日沐浴身体当願衆生身心清浄内外無垢」

  • 奈良市中部公民館の北隣りに、泡系ラーメン「鶏next」がオープン!

    近鉄奈良駅の近くに、新しいラーメン店がオープンした。その名は「鶏next(ネクスト)」(奈良市林小路町23-1)。やすらぎの道沿いで、奈良市中部公民館の北隣りという便利な場所である。プレオープンが2月25日(2024年)、翌日がお休み(仕込みの日)で、2月27日(火)から本格オープンした。※トップ写真はChickenBlackチャーシュー(1,200円税込み、以下同じ)泡系ラーメンで知られる「ラーメン家みつ葉」(奈良市富雄元町3丁目3-15-1)とコラボされているそうで、こちらも泡立てたラーメンが特徴だ。自動販売機で食券を先に買うシステムで、貼り紙には「当店は鶏と豚骨を使った白湯ラーメンとなっております。〇ChickenBlack醤油ベース〇ChickenWhite塩ベース」とある。営業時間は11:00~...奈良市中部公民館の北隣りに、泡系ラーメン「鶏next」がオープン!

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第8日 修行させていただく悦び」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行8日「修行をさせていただく悦び」〉(師のブログ2015.5.8付)である。師はまだ、風邪を引きずっておられたようである。この日、切り絵作家の西村幸祐(こうすけ)さんご夫妻が、大和郡山市からお参りに来られた。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)私はこないだ(2024.2.18)、西村さんの作品をNHKEテレ「こころの時代歎異抄にであう(5)」(再)で拝見したばかりである。複雑な構図の見事な大作だった。作品の一部は西村さんの公式HPで拝見することができる。では、全文を紹介する。「修行をさせていただく悦び」蔵王供正行8日(5月8日)。快晴。今日の一日。ちなみに昨日の就寝は10時、ただし午前1時まで寝付けず。咳が止まらない。5時に起床。5時半、第15座目蔵王権...田中利典師の「蔵王供正行/第8日修行させていただく悦び」

  • 「奈良の食文化 魅力発見フォーラム」、3月12日(火)開催、入場無料!(2024 Topic)

    3月12日(火)14時から、「なら食と農の魅力創造国際大学校附属セミナーハウス」で、「奈良の食文化魅力発見フォーラム」が開催される。入場無料で要申し込み(先着順)である。申し込みは、こちらの専用フォームから入る。チラシはこちら。県(豊かな食と農の振興課)のHPによると、〔奈良の食文化魅力発見フォーラム〕保存食のヒミツとミリョク■基調講演“奈良の食文化と保存食”的場輝佳氏(奈良女子大学名誉教授)■パネルディスカッション“保存食のヒミツとミリョク”●浦西勉氏(元龍谷大学文学部教授)●黒川伸一氏(吉野本葛黒川本家社長)●寺岡伸悟氏(奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所長)●平井孝典氏(総本家柿の葉ずし平宗社長)●森麻理子氏(森奈良漬店社長)■日程令和6年3月12日(火)14時~16時30分(13時30分開場)■内...「奈良の食文化魅力発見フォーラム」、3月12日(火)開催、入場無料!(2024Topic)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第7日 朝題目、夕念仏」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行7日「朝題目夕念仏」〉(師のブログ2015.5.7付)である。天台宗では「朝題目夕念仏」、つまり朝に法華経を読み、夕方に阿弥陀経を唱えるというのが基本なのだそうだ。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)師は40年以上前に履修されたお経を、叡山学院で学ばれたばかりのご長男とお二人で唱えておられるそうで、これは微笑ましい。ご参拝者も、途切れずに続いているとのことだ。では、以下に全文を紹介する。「朝題目夕念仏」蔵王供正行7日(5月7日)。晴れ。今日の一日。ちなみに昨日の就寝は風邪のため、9時。でも結局12時半には目が覚めて、なかなか寝られず。風邪は回復。5時前に起床。5時半、第13座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、第14座目蔵王...田中利典師の「蔵王供正行/第7日朝題目、夕念仏」

  • 読者からのお便り/昼食は「果物」です(奈良新聞「明風清音」)

    私は奈良新聞「明風清音」欄に、毎月1~2回、寄稿している。明日(2024.2.29)はちょうど100回目にあたり、〈「平成」をドラマで回顧〉という記事が載る。※トップ写真は奈良県産イチゴ。向かって左から、古都華、珠姫(たまひめ)、あすかルビー平成の時代にヒットしたテレビドラマで、当時の世相や流行を振り返る、という趣旨だ(私はテレビドラマが大好きである。朝ドラや大河のほか、民放の連続ドラマもよく視聴する)。前々回(1/25)に掲載されたのは〈昼食は「果物」です〉という記事だった。果物好きの私が「もっと果物を食べて、元気になりましょう」と呼びかけたものだ(当ブログ記事は、こちら)。これに対してある女性読者から、こんなお便りが届いた(奈良新聞社に届き、それをデスクがわが家に転送してくださった)。めったにないこと...読者からのお便り/昼食は「果物」です(奈良新聞「明風清音」)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第6日 行不退」

    今日の「田中利典師曰く」は、元に戻って〈蔵王供正行6日目「行不退」〉(師のブログ2015.5.6付)である。「行不退」とは「修行に入れば退くことがない(途中でやめられない)」ということ。東大寺二月堂の修二会(お水取り)も、「不退の行法」と言われる。752年のスタートから今日まで、一度も途切れたことがないからだ。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)この頃利典師は風邪を引いて、37℃を超える熱があったそうだが、だからといってやめるわけには行かない。これまで午後の護摩には必ずご参拝者がいらっしゃるし、ご長男も一緒に行じておられるというから、これは頼もしい。では、以下に全文を紹介する。「行不退」蔵王供正行6日目(5月6日)。晴ときどき曇り。今日の一日。ちなみに昨日の就寝は12時。5時前に起床。5時半...田中利典師の「蔵王供正行/第6日行不退」

  • 渡来系豪族・阿智使主(あちのおみ)夫妻を祭る「於美阿志(おみあし)神社」(明日香村)/毎日新聞「やまとの神さま」第75回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.2.22)掲載されたのは〈渡来系豪族の始祖祭る/於美阿志神社(明日香村)〉、執筆されたのは明日香村にお住まいの清水雅子さんだった。※トップ写真は於美阿志神社の拝殿=明日香村渡来人名の「阿智使主(あちのおみ)」が逆転して転訛(てんか)し、「おみあし(於美阿志)」になったという。しかも境内地は、国史跡「檜隈寺(ひのくまでら)跡」なので、なかなかややこしい。では、以下に全文を紹介する。渡来系豪族の始祖祭る/於美阿志神社(明日香村)於美阿志神社(明日香村檜前(ひのくま))は高台に鎮座し、近くには、いずれも特別史跡のキトラ古墳や高松塚古墳があります。「飛鳥史跡事典」によると、この地は渡来系の豪族・東...渡来系豪族・阿智使主(あちのおみ)夫妻を祭る「於美阿志(おみあし)神社」(明日香村)/毎日新聞「やまとの神さま」第75回

  • 田中利典師の「なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか」(後編)

    今日の「田中利典師曰く」は、2015年の師の「蔵王供正行」日記はお休みして、「NewsPicks+d」というサイトに掲載された師へのインタビュー記事「なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか」(全2回のうちの後編)を紹介する(前編は、こちら)。今回は、20年前の吉野大峯の世界遺産登録のことも紹介されている。〈田中さんの心血注いだ運動のおかげで、わずか半年で文化審議会で答申され、暫定リストに載り、4年で正式に世界遺産となりました。これは世界最速でした〉。以下、「地の文」を黒、「師の発言」を青で表示する。長い記事だが、ぜひ全文をお読みいただきたい。動くことで運は開ける。不安や焦り、怒りから解放されるにはNaraokaShuko(AlphaDrive/NewsPicksforBusiness編集者)山へ...田中利典師の「なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか」(後編)

  • 年齢による違いが消えた!「消齢化(しょうれいか)」社会の到来/奈良新聞「明風清音」第99回

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。早くも、次回で100本目となる。先週(2024.2.15)掲載されたのは〈「消齢化」社会の到来〉、博報堂生活総合研究所の『消齢化社会』(集英社インターナショナル刊)を紹介した。※トップ写真は、フリー素材サイト「ぱくたそ」から拝借した年齢による違いがなくなり、いわば「年齢別マーケティング」の通用しない時代になった、という話で、私は大いに興味をそそられた。以下に全文を紹介する。「消齢化」社会の到来興味深い本を読んだ。博報堂生活総合研究所著『消齢化(しょうれいか)社会~年齢による違いが消えていく!生き方、社会、ビジネスの未来予測~』(集英社インターナショナル刊)だ。同研究所は〈博報堂が「生活者発想」を具現化するために、1981年に設立されました。人間を、単なる...年齢による違いが消えた!「消齢化(しょうれいか)」社会の到来/奈良新聞「明風清音」第99回

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第5日 墨書」

    今日の「田中利典師曰く」は、もとに戻って〈蔵王供正行第5日「墨書」〉(師のブログ2015.5.5付)、「化他行・蔵王権現供養法百座修行」の修行記(第5日)を紹介する。タイトルの「墨書」は、特別祈祷の「お札」と、蔵王供祈願の「護摩木」への墨書のこと。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)「うっかりすると1時間半から2時間かかったりする。就寝時間が遅くなるのはそのせいもある」というから、これは大変だ。お坊さんの日常生活は、一般人には計り知れないが、このように日記スタイルで書いていただくと、「ふーん、こんな陰のご苦労があったのか」とよく分かるのでありがたい。なお文中に登場する「スーパーサイヤ人」とは、漫画『ドラゴンボール』に登場するサイヤ人の変身形態である。では、以下に全文を紹介する。蔵王供正行第5...田中利典師の「蔵王供正行/第5日墨書」

  • 大和の総社か、下ツ道沿いの「国府(こくふ)神社」(高市郡高取町)/毎日新聞「やまとの神さま」第74回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.2.15)掲載されたのは〈「大和国の総社」と伝わる/国府神社(高取町)〉、執筆されたのは高取町在住の吉田英弘さんだった。※国府神社の本殿=高取町でよく車で大和郡山市今国府町(いまごうちょう)付近を通るが、「今国府ということは、どこかに旧国府があったのだろうな」と思っていたが、もしかするとそれが高取町だったのかも知れない。では、以下に全文を紹介する。国府神社(高取町)国府神社(高取町)の由緒は不詳ですが、説明板に「大和国(やまとのくに)の総社(そうじゃ)」だったと書かれています。総社とは特定地域の神社の祭神を集めて祭った社。古代の国司(こくし=現在の知事)は管内の神社を巡回するのが務めでした...大和の総社か、下ツ道沿いの「国府(こくふ)神社」(高市郡高取町)/毎日新聞「やまとの神さま」第74回

  • 田中利典師の「なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか」(前編)

    今日の「田中利典師曰く」は、2015年の師の「蔵王供正行」日記はお休みして、「NewsPicks+d」というサイトに掲載された師へのインタビュー記事「なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか」(全2回のうちの前編)を紹介する。このサイトについては、〈「NewsPicks+d」はNewsPicksとNTTドコモが共同で運営するメディアサービスです。日本各地のビジネスパーソンが身近に使える経済情報を届けます〉というものだ。私が以前紹介した養老孟司著『唯脳論』のことにも、触れていただいている。以下、「地の文」を黒、「師の発言」を青で表示する。やや長いが、ぜひ全文をお読みいただきたい。なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか(2024.2.10)NaraokaShuko(AlphaDrive/Ne...田中利典師の「なぜ、一流のビジネスリーダーは修験道にハマるのか」(前編)

  • 第4回王寺町クイズ大会「ゆきまるQ」、王寺観光ボランティアガイドの会が初優勝!(2024 Topic)

    2月17日(土)14時から、「王寺町地域交流センターリーベルホール」で、第4回クイズ大会「ゆきまるQ」が開催された(王寺町観光協会・奈良まほろばソムリエの会共催)。観覧自由(予約無用)、入場無料だった。出場チームは過去最高の10チームだ。今回は初めて、奈良検定の過去問など、地元奈良県に特化したクイズ問題が出題された(王寺町観光協会のHPは、こちら)。問題の制作はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」だったので、私は浮世博史さん(西大和学園社会科教諭)とともに登壇して、問題文の解説をした。ちなみに過去3回の問題は、すべて浮世さんが作成された。いかにも中高生クイズ大会向けの「元素記号」とか「新人歌手の名前」「アニメのタイトル」を問うような問題だった。今回出場したのは、〈大人チーム〉①斑鳩の里観光ボランティアの...第4回王寺町クイズ大会「ゆきまるQ」、王寺観光ボランティアガイドの会が初優勝!(2024Topic)

  • 田中利典師の「8分間修験道入門」(福島県郡山市「祈りの回廊フォーラム」基調講演 2013.2.14)

    今、当ブログでは「田中利典師曰く」として、2015年の師の「蔵王供正行」を追いかけているが、今日は一旦お休みにして、師が3日前にFacebookにアップされた思い出「8分間修験道入門」(師のブログ2017.2.16付)を紹介したい。何しろ、わずか8分間で修験道1300年の歴史を話されたというのだから、すごい。以下、全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)「8分間修験道入門」ー田中利典著述集(2017.2.16)4年前(2013年)の2月14日に、東日本大震災復興支援の企画(奈良県・観光庁共同)で、東大寺、薬師寺、法隆寺、興福寺、唐招提寺、西大寺をはじめ、春日大社、石上神宮など、奈良県を代表する寺社のみなさんとともに、当時金峯山寺の執行長だった私は、福島県郡山市での「祈りの回廊フォ...田中利典師の「8分間修験道入門」(福島県郡山市「祈りの回廊フォーラム」基調講演2013.2.14)

  • 私の昼食は、果物です!/奈良新聞「明風清音」第98回

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。先月(2024.1.25)掲載されたのは〈昼食は「果物」です〉。政府の「食事バランスガイド」(厚生労働省・農林水産省)では、果物の摂取目標を「1日200グラム」(ミカンなら2個、カキなら1個)としているが、なかなかこんなに食べている人は少ないし、そもそも日本人の果物摂取量(140~105グラム)は、世界でも最低レベルだ。※写真はアルギット農法ミカン、ゆら早生(以上、よってって)、味自慢みかん(ダイエー)なぜこんなに少ないのか、なぜ果物を食べないといけないのか、このようなことを果物好きの私が書いた。私は1日2食にしているが、果物はたくさん食べる。主に朝食と夕食の間に食べるので、「昼食は果物」なのだ。果物はカロリーが低いので、太る心配もない。では、以下に全文...私の昼食は、果物です!/奈良新聞「明風清音」第98回

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第4日 時間がない」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行第4日・・・「時間がない」〉(師のブログ2015.5.4付)、「化他行・蔵王権現供養法百座修行」の修行記(第4日)である。「時間がない」とは、14時に行を終えたあとも、事務処理などに追われてバタバタされている、ということのようだ。離職される直前まで、イベントや「こころの時代」(NHKEテレ)への出演などで、行の準備ができなかったのだ。「里の行」も大変なのである。それでも「こころの時代」を視聴してお参りされる方もいて、林南院への注目度も上がっている。では、全文を紹介する。蔵王供正行第4日・・・「時間がない」蔵王供正行第4日ー5月4日。曇り一時雨。今日の一日。ちなみに昨日の就寝は11時。5時前に起床。5時半、第7座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本...田中利典師の「蔵王供正行/第4日時間がない」

  • いよいよ明日(2/17)は「王寺町クイズ大会」です、観覧自由・入場無料!(2024 Topic)

    いよいよ明日・2月17日(土)14時から、「王寺町地域交流センターリーベルホール」(王寺駅前・西友のあるリーベル王寺東館の5階)で、第4回クイズ大会「ゆきまるQ」が開催される(王寺町観光協会と奈良まほろばソムリエの会の共催)。観覧自由(予約無用)、入場無料だ。今回は初めて、奈良検定の過去問など、地元に特化したクイズ問題が出題される。出場チームは過去最高の10チームだ。〈大人チーム〉①斑鳩の里観光ボランティアの会②王寺観光ボランティアガイドの会③おうじ・まちの宣伝隊④交通三社JNK連合軍(JR西日本、奈良交通、近鉄)⑤チーム食(王寺町食品衛生協会)⑥チーム東横イン〈中高生チーム〉⑦大阪星光学院中・高等学校クイズ研究会(*前回優勝校)⑧四天王寺中・高等学校クイズ研究部⑨東大寺学園中・高等学校クイズ研究部⑩西大...いよいよ明日(2/17)は「王寺町クイズ大会」です、観覧自由・入場無料!(2024Topic)

  • 蘇我氏の始祖を祭る「宗我坐宗我都比古(そがにますそがつひこ)神社」(橿原市曽我町)/毎日新聞「やまとの神さま」第73回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.2.8)掲載されたのは〈蘇我氏の始祖を祭る/宗我坐宗我都比古神社(橿原市)〉、執筆されたのは、同会会員で橿原市在住の田村基樹さんだった。※トップ写真は、宗我坐宗我都比古神社の拝殿=橿原市曽我町で同欄では前回、〈蘇我入鹿を祭る唯一の神社「入鹿神社」(橿原市)〉(近鉄橿原線の八木西口駅から徒歩約10分)を紹介したが、今回は蘇我氏の「先祖」を祭る神社で、近鉄大阪線の真菅駅からすぐのところにある。では、全文を紹介する。宗我坐宗我都比古神社(橿原市)飛鳥時代に活躍した豪族、蘇我氏の始祖を祭る宗我坐宗我都比古(そがにますそがつひこ)神社(橿原市)は、蘇我氏の本拠地として有力な曽我町に鎮座します。この地...蘇我氏の始祖を祭る「宗我坐宗我都比古(そがにますそがつひこ)神社」(橿原市曽我町)/毎日新聞「やまとの神さま」第73回

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第3日 NHK 恐るべし…」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行第3日「NHK、恐るべし・・・」〉(師のブログ2015.5.3付)、「化他行・蔵王権現供養法百座修行」の修行記(第3日)である。この前月(2015.4.26)、師はNHKEテレ「こころの時代」に出演された。私も拝見したところ、師の思いがビンビン伝わってくる良い番組だった。※トップ写真は、師のブログから拝借した師は〈録画でじっくりみると、まあまあ、言いたいこと、伝えたいことが、だいたい出ていたのではないかと思っています。見ていただいた私の周りの方の感想も概ね、上等でした。再放送は5月2日午後1時からです。見逃した方は是非、ご覧下さい。自坊の映像も、おもったより、美しく処理されていました〉(2015.4.27付)とお書きだった。この番組の再放送とラジオ版がこの頃にオンエ...田中利典師の「蔵王供正行/第3日NHK恐るべし…」

  • 「シャクヤクどぶろく」で地域活性化!御所市の葛城酒造と、さんろく自然塾うめだファームがコラボ

    日曜日(2024.2.11付)の毎日新聞奈良版に、〈シャクヤク酵母で酒の花咲かす葛城酒造、新人女性杜氏が挑む仕込み終え月末に完成予定〉という記事が出ていた。※トップ写真は、毎日新聞の記事サイトから拝借したシャクヤク(芍薬)の花から分離した酵母(花酵母)を使って、どぶろく(濁り酒)を作るというのだ。仕込む量が少なくて搾れないので、搾らない「どぶろく」になったそうだ。どんな味がするのか、これは楽しみだ。以下、記事全文を紹介する。銘酒「百楽門」で知られる御所市名柄の「葛城酒造」が、薬草のシャクヤクの花由来の酵母菌を使った日本酒造りに取り組んでいる。作り手不足で一時は事業断念の危機にあった老舗酒造を救おうと、他業界から飛び込んだ新人女性杜氏(とうじ)が前人未到の挑戦を決めた。9日に仕込みを終え、順調なら今月下旬に...「シャクヤクどぶろく」で地域活性化!御所市の葛城酒造と、さんろく自然塾うめだファームがコラボ

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第2日 妙音声」

    今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行第2日「妙音声」〉(師のブログ2015.5.2付)である。金峯山寺から自坊に帰られた師は、22年ぶりに自坊での護摩供修行と、「化他(けた)行・蔵王権現供養法(蔵王供)百座千願祈祷」を発願された。※トップ写真は、師のブログから拝借した今回はその2日目である。1日2回(2座)の修法なので、すべて(百座)やり遂げるには、50日かかる。なお「千願」とは、「多くの願」ということのようだ。タイトルの「妙音声」とは、修行中に聞こえてくるウグイスの声や耕耘機の音。動物と人が調和しながら自然の中で暮らしているという有り難みを感じられたという。時々座禅を組む私の友人も、「目を閉じて座っていると、鳥のさえずりや野良猫などがガサゴソする音がよく聞こえる」という。時には、静寂の中に身を置くこ...田中利典師の「蔵王供正行/第2日妙音声」

  • 奈良まほろばソムリエの会「こころときめく春、大和路」(3~4月)、4本のツアーを募集中!(2024 Topic)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」ガイドグループは、「こころときめく春、大和路」として、4本のツアーを募集している。懇切丁寧なガイドと低廉な参加費で、いつもすぐに満員になる。ぜひ、お早めにお申し込みを!参加者募集ツアー奈良まほろばソムリエと巡る2024春こころときめく春、大和路◆ただいま受付中。各コ-スのタイトルをクリックし、コースの記事内からお申し込みくださいR1~R4受付開始2月1日午前9時R1)春の奈良公園から高円へ:2024年3月30日(土)R2)畝傍山周辺四代の天皇陵を巡る:2024年4月7日(日)R3)いにしえの「大和郷」をぐるり探訪:2024年4月13日(土)R4)大和高田の歴史をタイムトラベル!:2024年4月29日(月・祝)奈良まほろばソムリエの会「こころときめく春、大和路」(3~4月)、4本のツアーを募集中!(2024Topic)

  • 田中利典師の「蔵王供正行/第1日 初日」

    今日の「田中利典師曰く」は、「蔵王供正行初日」(師のブログ2015.5.1付)である。金峯山寺から自坊に帰られた師は、22年ぶりに自坊での護摩供修行と、「化他(けた)行・蔵王権現供養法(蔵王供)百座千願祈祷」を発願された。いよいよこの日から、正行(本行)が始まった。5月に入ったばかりなのに、〈護摩道場の中は、護摩中は60度近くになる〉とは、大変だ。以下、全文を紹介する。蔵王供正行初日「初日」蔵王供正行初日ー5月1日。晴。今日の一日。5時前に起床。5時半、第1座目蔵王権現供養法修法於脳天堂7時、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、第2座眼蔵王権現供養法修法於脳天堂10時半、本堂法楽・例時作法於本堂12時半、風呂場にて水行13時、法楽採灯壇護摩供修法於脳天堂14時本堂法楽・法華経読誦於本堂以下、作務と事務に没頭。*...田中利典師の「蔵王供正行/第1日初日」

  • 御所市出身のJRA騎手・藤井勘一郎さん

    会社の先輩だった藤井さんのご長男は、日本中央競馬会(JRA)の騎手だ。御所市の中学を卒業後、オーストラリアに渡り騎手デビューを果たし、シンガポール、韓国などでレースに騎乗した。2019年にはJRAの騎手免許を取得した。当ブログでも、2011年と2013年の2回、彼を紹介している。※写真は承諾を得て、ご本人のX(旧旧Twitter)から拝借したしかし残念ながら2022年4月のレース事故で落馬し、脊髄を損傷された。今は懸命にリハビリに取り組まれているが、このたび引退が正式に決まり、今年2月17日(土)京都競馬場で引退式が行われるという。藤井さんはこの間の経緯を日本経済新聞「スポートピア」(2024.1.30付)に寄稿された。以下に全文を紹介する。〈スポートピア〉藤井勘一郎落馬後の歩みは「冒険」レース終盤、近く...御所市出身のJRA騎手・藤井勘一郎さん

  • 田中利典師の「修行日記/前行3日目」

    今日の「田中利典師曰く」は、「前行3日目ー4月30日」(師のブログ2015.4.30付)である。金峯山寺から自坊に帰られた師は、20年ぶりに自坊での護摩供修行と、「化他(けた)行・蔵王権現供養法(蔵王供)百座千願祈祷」を発願された。正行(本行)の前の3日間、師は「前行」に取り組まれた。今日はその最終日である。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)翌日(5/1)から、50日間の正行(本行)が始まる。師は〈事務の面ではまだまだ準備不足であるが、十八道行法を九座行ずることで、蔵王供に向かう心と体の準備がだいぶ整ってきた〉とお書きである。22年前に建てたプレハブの物置きで寝泊まりされるとは少し心配だが、無事、満行されることをお祈りしたい。故五條順教猊下が揮毫された色紙は、「一行三昧」と読むのだろうか。...田中利典師の「修行日記/前行3日目」

  • 蘇我入鹿を祭る唯一の神社「入鹿神社」(橿原市)/毎日新聞「やまとの神さま」第72回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2024.2.1)掲載されたのは〈全国唯一蘇我入鹿祭る/入鹿神社(橿原市)〉、執筆されたのは、同会会員で橿原市在住の田村基樹さんだった。※入鹿神社の本殿=橿原市でこの神社は私もお参りしたことがあるが、明治政府からご祭神と神社名を変えるように指示されたが、住民が拒んだ、という話は初耳だった。では、全文を紹介する。入鹿神社(橿原市)飛鳥時代の豪族、蘇我入鹿(そがのいるか)の名を冠した入鹿神社(橿原市)は、近鉄大和八木駅の西に鎮座しています。この辺りは入鹿の母の出身地で、入鹿は幼少期をこの地で過ごしたとも伝わります。祭神は蘇我入鹿と素戔嗚尊(すさのおのみこと)で、入鹿を祭神とする全国で唯一の神社です。64...蘇我入鹿を祭る唯一の神社「入鹿神社」(橿原市)/毎日新聞「やまとの神さま」第72回

  • 田中利典師の「修行日記/前行2日目」

    今日の「田中利典師曰く」は、「修行日記/前行2日目」(師のブログ2015.4.29付)である。金峯山寺から自坊に帰られた師は、20年ぶりに自坊での護摩供修行と、「化他(けた)行・蔵王権現供養法(蔵王供)百座千願祈祷」を発願された。正行(本行)の前の3日間、師は「前行」に取り組まれた。今日はその2日目である。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)「修行日記/前行2日目」日程は昨日通り。やっぱり準備が整っていないので、空いた時間にいろいろ雑務に追われる。とくに1座目と2座目があまり時間がないので、食事をするだけで、休息が取れない。幸い家人が道場の支度をやってくれるので、食事はゆっくり出来る。2座目が終わって、あやべ市民新聞の取材を受ける。行中とは言え、全てを受け入れる気持ちで、やっていくつもり…。...田中利典師の「修行日記/前行2日目」

  • おしゃれな中華ビストロ、「中華屋 炫(げん)」(橿原市今井町)

    2023年11月、中華屋炫(橿原市今井町1丁目4-12)がオープンしたと、会社で先輩だったFさんに教えていただいた。お店の公式インスタグラムは、こちら。※トップ写真は1/26(金)夜の部に撮影これらの写真は、2/2(金)に撮影した「奈良グルメ図鑑」には、〈八木西口駅から飛鳥川を渡ってすぐ、町屋風の建物。奈良県の食材を使った創作中華がいただける。店内はテーブルが5つとカウンター席、清潔感があり、高級感も漂う〉とある。私はこれまでに昼2回、夜に1回、お邪魔した。以下、訪問日ごとに紹介させていただく。場所は今井の町なかではなく、飛鳥川に沿った南北の広い道沿いなので、比較的分かりやすい。蘇武橋を渡り、「今井まちなみ交流センター華甍」に向かって南下する途中にある。二階建ての長屋の一部をリノベーションされている。駐車...おしゃれな中華ビストロ、「中華屋炫(げん)」(橿原市今井町)

  • 田中利典師の「修行日記/前行初日」

    今日の「田中利典師曰く」は、「修行日記/前行初日」(師のブログ2015.4.28付)である。金峯山寺から自坊に帰られた師は、20年ぶりに自坊での護摩供修行と、「化他(けた)行・蔵王権現供養法(蔵王供)百座千願祈祷」を発願された。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)正行(本行)のスタートは5月1日だが、師はその前の3日間、「前行」に取り組まれた。行の合間には来客応対や作務・事務に従事されているので、これは忙しい。今日はその初日の様子を紹介する。「修行日記/前行初日」今日からいよいよ蔵王供前行。今日はその初日。行中は日記がわりの備忘録をつけたいと思うが、毎日、アップ出来るかどうかは自信がないです。今日の一日。5時すぎに起床。6時、十八道行法修法於脳天堂7時10分、本堂法楽・法華懺法於本堂9時、十...田中利典師の「修行日記/前行初日」

  • 王寺町クイズ大会「ゆきまるQ」(第4回)、装いも新たに2月17日(土)開催!(2024 Topic)

    2月17日(土)14:00~17:00、王寺町観光協会と奈良まほろばソムリエの会の共催で、第4回王寺町クイズ大会「ゆきまるQ」が開催される。会場は、王寺駅北口の「リーベルホール」(リーベル王寺東館5階)で観覧は無料だ。詳細は末尾に掲載(王寺町観光協会のHP)したが、すでに8チームの出場が決まっている。私も問題解説の補助員として、登壇することになっている。今回、初参加されるのが「交通3社JNK連合軍」と「東横インチーム」。前者はJR西日本、奈良交通、近鉄の交通3社からお1人ずつ参加して1つのチームとして戦う。後者は東横INN奈良王寺駅南口の従業員さんで構成されるチームだ。しかも今回から、問題は、「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)の過去問を中心に、出題される。「地元を知って、地元愛を育んでもらう」という...王寺町クイズ大会「ゆきまるQ」(第4回)、装いも新たに2月17日(土)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「自坊生活3週間…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「自坊生活3週間…」(師のブログ2015.4.22付)。この年の3月末、利典師は34年間お務めになった金峯山寺を退職され、京都府綾部市の自坊「林南院」にお戻りになった。今回は、この3週間の様子をお書きになっている。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)師は、学校を卒業されたご長男の助けを借りながら、相変わらず精力的に仕事をこなしておられる。5月からの「化他行蔵王供千願百座祈祷行」も目前だ。そんなあわただしい日々の生活(里の行)を読み取っていただきたい。では、全文を紹介する。自坊生活3週間…まあ、3週間と言っても、じっとしていたわけではなく、九州への出向巡拝や沖縄旅行などがあり、実質は10日あまりしか、いなかったのですが…。九州では10体の蔵王権現様を開眼させていただ...田中利典師の「自坊生活3週間…」

  • 雨乞いにご利益、池がご神体の「池神社」(吉野郡下北山村)/毎日新聞「やまとの神さま」第71回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。今週(2024.1.25)掲載されたのは、〈役行者ゆかり池がご神体/池神社(下北山村)〉、執筆されたのは同会会員で、吉野郡天川村にお住まいの奥田八尋(やひろ)さんだった。※トップ写真は池神社の拝殿、下北山村で下北山村と言えば1ヵ月ほど前、国道169号で土砂崩れがあり、今も通行止めが続いている。池神社の取材や写真撮影は、土砂崩れの前に済ませていたようで、原稿が間に合って安堵している。では、全文を紹介する。池神社(下北山村)池神社は下北山村池峰にある明神池のほとりに鎮座します。この池は周囲が約1㌔もある県内最大の天然池で、神社のご神体です。1300年ほど前に池の水面が荒れ狂ったとき、修験道の開祖、役行者(えん...雨乞いにご利益、池がご神体の「池神社」(吉野郡下北山村)/毎日新聞「やまとの神さま」第71回

  • 田中利典師の「花も終わりになりにけり…」

    今日の「田中利典師曰く」は、「花も終わりになりにけり…」(師のブログ2015.4.14付)。この年の3月末、利典師は34年間お務めになった金峯山寺を退職され、京都府綾部市の自坊「林南院」にお戻りになった。今回は、それから2週間の様子をお書きになっている。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)こんなに多忙にされているのに、沖縄へご家族で5日間のご旅行をされていて、これはご立派だ。同年4/3付のブログには、〈1日からは腸炎になり、下痢が続いています〉とあったが、おそらくストレスや生活の変化から急性腸炎を発症されたのだろう。まあ、よく乗り越えられたものだ。なおタイトルの花の終わりとは、〈今年こそ、蔵王堂の四本桜の苗を移植した、自坊のご神木桜の満開を見られると思っていたのに、九州に行く前に咲きかけて、...田中利典師の「花も終わりになりにけり…」

  • 吉野山の金峯山寺で「仁王門修理現場見学会」、2月25日(日)開催!(2024 Topic)

    金峯山寺では、国宝の仁王門を修理中である。その現場で2月25日(日)、見学会(説明会)が開催される。参加費は3,000円、要申し込みで定員は20名。先着順なので、ぜひ今からお申し込みを!同寺のHPによると、※トップ写真は、同寺のHPから拝借した国宝仁王門修理現場見学会参加者募集金峯山寺仁王門の大修理事業は、建物の解体が完了し、基壇の発掘調査が行われています。建物の解体途中には新たに墨書が発見され、発掘調査では古銭などが発見されるなど、仁王門の歴史解明に近づいています。その仁王門の修理現場見学会を下記のとおり開催いたします。*開催日時:令和6年2月25日(日)13時30分~15時30分*集合場所:金峯山寺蔵王堂前受付所(13時より受け付け開始)*参加費用:3,000円(蔵王堂拝観料・資料代を含む)*募集定員...吉野山の金峯山寺で「仁王門修理現場見学会」、2月25日(日)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「宝勝院誕生!!」

    今日の「田中利典師曰く」は、「宝勝院誕生!!」(師のブログ2015.4.1付)。この前日、利典師は34年間お務めになった金峯山寺を退職され、京都府綾部市の自坊「林南院」にお戻りになった。今回は、その感慨をお書きになっている。以下、全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)宝勝院誕生!!今日は4月1日…こんな日に情報を出すと、真実みがないがねえ。昨日、吉野を帰山しました。たくさんの方に別れを惜しんで泣いていただきました。いろいろな思いも交錯して、帰りの車での道中ではちょっとうるうるしました。ただまあお坊さんを辞めるわけでもありません。少し本山を離れざるを得ないのですが、これは新管長さまの就任時に2年で離職するのは決まっていましたので、淡々と仕事に専念してきましたから、ありがたく全う出...田中利典師の「宝勝院誕生!!」

  • 磯田道史さん、桜井市で講演会「考古学ファンとしてヤマトを語る」2月18(日)開催!(2024 Topic)

    歴史学者・磯田道史(いそだ・みちふみ)さんの講演会が、2/18(日)14時から、「桜井市立図書館」(桜井市河西31)で開催される。要申し込み、定員は300人で先着順、参加費は1,000円(当日現金支払)。主催者である「うるわしの桜井をつくる会」のHPによると、NHK「英雄たちの選択」や多くの著書で知られる歴史学者磯田道史氏の公開講演会を開催します演題「考古学ファンとしてヤマトを語る」1日時2024年2月18日(日)14:00から16:00先着300名2場所桜井市立図書館0744-44-2600奈良県桜井市河西31番地3参加費1000円4申込みチラシをダウンロードしてFAXにて、又は下記メールアドレスへ氏名・住所・電話番号をご記入し申し込んでください。後日、参加証を郵送しますので、当日はご持参いただき受付に...磯田道史さん、桜井市で講演会「考古学ファンとしてヤマトを語る」2月18(日)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「さらば吉野!また会う日まで」(退任のご挨拶)

    今日の「田中利典師曰く」は、〈さらば吉野!また会う日まで…「退任のご挨拶」〉(師のブログ2015.3.31付)である。この日、利典師は34年間お務めになった金峯山寺を退職され、京都府綾部市の自坊「林南院」にお戻りになった。この年、師は還暦の60歳だった。※トップ写真は朝日新聞奈良版(2015.3.31付)このあとも師は怠ることなく、自坊で50日間の参籠修行などをされている。「これは、60歳のお体には堪(こた)えただろうな」と思いながら拝読したが、それはまた追って紹介する。では、ご退任の日の全文を以下に抜粋する。さらば吉野!また会う日まで…「退任のご挨拶」私は3月31日を以て、金峯山修験本宗の宗務総長を辞するところとなりました。足かけ15年の長きにわたる在任中、本当に多くの方々に支えていただきましたこと、心...田中利典師の「さらば吉野!また会う日まで」(退任のご挨拶)

  • 村の恵みを凝縮した「山添プレート」 by 奈良ホテル

    月曜日(2024.1.22)、当ブログに〈山添村の野菜がたっぷり、奈良ホテルのプレートランチ、2月29日(木)まで!〉という記事をアップし、「お客さんの少なそうな日に、訪ねてみることにしよう」と締めた。ちょうど水曜日(1/24)に時間が取れたので、午前11時のスタート時間に合わせて、奈良ホテルを訪ねた。こんな「お品書き」をいただいたランチが提供されているのは「メインダイニング」かと思ったが、そこは「準備中」だった。聞いて見ると「ティーラウンジ」だと言うことだったので、そちらに向かった。早い時間帯だったので、お客さんは1組(2人)だけで、そのあと1人と1組(2人)が入って来られた。「山添プレート」を注文したのは私1だけのようだった。まずはライスバーガーとピクルスが到着。ライスバーガーにはたっぷりのミンチ肉と...村の恵みを凝縮した「山添プレート」by奈良ホテル

  • 田中利典師の「修験道の廃絶」(世界遺産登録10周年記念講座)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道の廃絶」(師のブログ2015.3.6付)、前年に開催された「吉野大峯世界遺産登録10周年記念連続講座in東京」の中の〈日本が日本のままで生きている世界遺産「吉野大峯」〉(2014.7.11)の話である。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)明治維新後の神仏分離令・修験道廃止令によって、日本の宗教は大きく変わった。しかも〈これは何も修験だけの問題であったわけではなくて、日本国全体の大きな転換期でありました。私はある種の文化大革命、日本人の精神文化がここで大きく変えられたと思っています〉と持論を展開されている。ぜひ、全文をお読みいただきたい。「修験道の廃絶」今から1400年ほど昔、西暦538年、あるいは552年といいますが、仏教が正式に日本に伝わってまいりました...田中利典師の「修験道の廃絶」(世界遺産登録10周年記念講座)

  • 當麻寺「練供養」が、国の重要無形民俗文化財に指定!

    當麻寺の「聖衆来迎練供養会式(しょうじゅうらいごうねりくようえしき)」が、国の重要無形民俗文化財に指定されることになった、おめでとうございます!発表当日(2024.1.19)のNHK奈良放送局のサイトには、※トップ写真は、奈良新聞の記事サイトから拝借した葛城市の當麻寺に伝わる菩薩に扮した人たちが境内を練り歩く伝統行事「練供養」が、新たに国の重要無形民俗文化財に指定されることになりました。葛城市の當麻寺の「練供養」は、寺の本尊になっている、国宝の曼荼羅を一晩で織り上げたとされる「中将姫」の伝説を再現した平安時代から続く伝統行事です。毎年、4月に生きたまま仏になったという中将姫の化身の仏像を迎えようと、仮面をかぶって菩薩に扮した人たちが、寺の境内に設けられた長さ100メートルほどの橋の上を練り歩く様子が見どこ...當麻寺「練供養」が、国の重要無形民俗文化財に指定!

  • 田中利典師の「蔵王権現信仰の伝播」(世界遺産登録10周年記念講座)

    今日の「田中利典師曰く」は、「蔵王権現信仰の伝播」(師のブログ2015.2.28付)、前年に開催された「吉野大峯世界遺産登録10周年記念連続講座in東京」の中の〈日本が日本のままで生きている世界遺産「吉野大峯」〉(2014.7.11)の話である。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)スキー場としてよく知られている山形の「蔵王」、もとの名前は「刈田嶺(かったみね)」。ここにあった刈田嶺神社の寺(神社寺、別当寺)に吉野山の蔵王権現を勧請した(招いた)。そこから山の名前も、蔵王と呼ばれるようになったそうだ。このように吉野山・金峯山寺の蔵王権現は全国に勧請され、伝播していった。では、全文を以下に紹介する。「蔵王権現信仰の伝播」吉野の権現信仰を中心とする修験信仰は、全国に伝播をいたします。蔵王権現の話を...田中利典師の「蔵王権現信仰の伝播」(世界遺産登録10周年記念講座)

  • 山添村の野菜がたっぷり、奈良ホテルのプレートランチ、2月29日(木)まで!(2024 Topic)

    金曜日(2024.1.19)の奈良新聞に〈地域共生地産地消村産野菜たっぷり奈良ホテルがランチメニュー「山添プレート」開発〉という記事が出ていた。山添村(奈良県山辺郡)の野菜や味噌などを使ったプレートランチに、村産の茶葉を使った和紅茶がセットされていて@3,500円(税サ込)なのだそうだ。記事によると、※トップ写真は、奈良新聞の記事サイトから拝借した奈良市高畑町の奈良ホテル(原田隆太社長)は、山添村産の野菜をふんだんに用いたランチメニュー「山添プレート」を開発した。同村や地元農家の協力を得て企画された地域共生、地産地消を意識した期間限定商品で、20日から提供される。県内市町村の魅力を発信しようと同ホテルが昨年5月から展開している体験イベント「奈良をつなぐ・チェーンなら」に合わせて考案。ランチ提供は今回が初め...山添村の野菜がたっぷり、奈良ホテルのプレートランチ、2月29日(木)まで!(2024Topic)

  • 田中利典師の『山に祈る~峯寺(みねじ)老僧随想録~』レビュー

    今日の「田中利典師曰く」は、〈『山に祈る~峯寺老僧随想録~』を読んで…〉(師のブログ2025.2.25付)である。真言宗の機関誌「六大新報」に寄稿された書評である。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)本書著者の松浦快芳大僧正は、峯寺(島根県雲南市)の名誉住職である。利典師は〈山あいの風土に溶け込んだ老僧の人柄と、まさにローカリズムを生きることの豊かさを教えてくれる〉と評されているように、いかにも「近代と戦う山伏」らしい書評をお書きである。以下に全文を紹介する。先日少し書いた『山に祈る~峯寺老僧随想録~』の書評が、六大新報の2月25日号に掲載された。ちょっと分量が多すぎたので、200字ほどカットされたが、読み返して、まあ、頑張って書いていると思う。以下、オリジナルの文章を貼り付けます。掲載され...田中利典師の『山に祈る~峯寺(みねじ)老僧随想録~』レビュー

  • 2月11日の奇祭・砂かけ祭で知られる廣瀬大社(河合町)/毎日新聞「やまとの神さま」第70回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。早いもので、今回(2024.1.18付)で70回を迎えた。今回は〈河川群交わる地に水神/廣瀬大社(河合町)〉、執筆者は同会会員で、京都市在住の砂田信夫さんだった。※トップ写真は、廣瀬大社の拝殿=河合町川合で廣瀬大社は古くから「水の神」として知られ、「風の神」の龍田大社(三郷町)と合わせて祭られ、かつては2つの神社に毎年4月と7月、勅使が遣わされていた。では、全文を紹介する。廣瀬大社(北葛城郡河合町)廣瀬大社(河合町)は、大和川、飛鳥川、曽我川など奈良盆地を流れる多くの河川が合流する地に鎮座します。このため、主祭神は水をつかさどる若宇加能売命(わかうかのめのみこと)(大忌神=おおいみのかみ)です。山谷の悪水...2月11日の奇祭・砂かけ祭で知られる廣瀬大社(河合町)/毎日新聞「やまとの神さま」第70回

  • 田中利典師の「能 春日龍神」鑑賞記

    「田中利典師曰く」、朝日新聞連載の紹介が終わったので、今回から師のブログ記事の紹介に戻る。今日は「能春日龍神」(師のブログ2015.1.21付)、NHK奈良放送局による「能春日龍神」(於:奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~)の鑑賞記である。※トップ写真は、フリー素材サイト「ぱくたそ」から拝借した師は〈昔の人たちは、とても細やかに生きていたのだなあという感想である。近代の幕開け以降、年を経るほどに、日本人の消費生活が蔓延して、おおざっぱで無教養な生活が広がっているように思えてならない〉とお書きである。確かにテレビをつけると「おおざっぱで無教養な」番組が多いので、それが原因かも知れない。では以下に全文を紹介する。「能春日龍神」今日は奈良県新公会堂で行われた「能春日龍神」に招かれて、行ってきた。大変勉...田中利典師の「能春日龍神」鑑賞記

  • おめでとうございます、鶴舞東町の「万惣」さんが40周年!

    日曜日(2024.1.1411:00~16:00)、「小粋料理万惣(まんそう)」(奈良市鶴舞東町2-26サンクレイン201)さんの開店40周年記念パーティが、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~別館」(もと奈良公園シルクロード交流館)で開催された、おめでとうございます!写真で、楽しかったパーティの模様を振り返ることにしたい。開会のご挨拶、ご店主・長田耕爾さんと奥さん主賓として挨拶された石村由起子さん(くるみの木代表)と、乾杯ご発声の仲川げん市長当日のご参加者は、スタッフを含めて約160人だった。飲食コーナーでは、約10店舗が料理を提供された。お酒もたっぷりあった。いただいたご案内状に、お店の名前が出ていた。BarSavant(バー・サヴァン)、焼肉とみや、中華料理桂花、元町NEWS、寿司れんと、...おめでとうございます、鶴舞東町の「万惣」さんが40周年!

  • 田中利典師の「修験道ルネサンス」(朝日新聞「人生あおによし」第20回)

    田中利典師の「人生あおによし」(朝日新聞奈良版に2014年11月9日から20回掲載)、私は2023年12月4日から断続的に紹介させていただいたが、いよいよ今日で最終回となった。最終回にふさわしく、タイトルは「修験道ルネサンス」だ。※写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)修験道では、人工物ばかりの都市で病んだ心を修行で回復させる。私は、これは養老孟司氏の『唯脳論』(ちくま学芸文庫)での主張と同じだ、と気がついて〈「脳化社会」と修験道〉という文章を奈良新聞に寄稿したことがある。近代と戦う山伏・利典師の面目躍如である。以下に全文を紹介する。修験道ルネサンス暑ければ冷房、寒ければ暖房、移動は車や飛行機で、電子レンジに冷蔵庫……便利なもの、体が楽をできるものばかりが増えました。高度な物質文明社会の発展は肉体が楽...田中利典師の「修験道ルネサンス」(朝日新聞「人生あおによし」第20回)

  • 西大和さえき(北葛城郡河合町)新年のグルメサークルは、お正月料理!

    シニア向けのカルチャースクール「奈良シニア大学」有志によるクラブ活動として、年に何回か「グルメサークル」を開催している。今月(2024年1月)は、12日(金)のランチタイムに、「西大和さえき」(北葛城郡河合町大輪田1674-2)を訪ねた。※トップ写真はお雑煮。さすが、料亭のお雑煮はとてもおいしい!お正月らしい器に入って、前菜が出てきた蓋を取ると、こんな感じ近鉄大輪田駅(田原本線)から、徒歩10分とかからない(下見では道を間違えて、30分もかかったが)。総勢28人。メニューは平日限定の「古都点心」にソフトドリンクをセットした。お正月には「お正月料理」が出てくると聞いていたので、大いに期待していたが、全く期待以上の素晴らしい料理と設(しつら)えだった。お店のHPには、関西風白味噌雑煮。この下には薄く切ったダイ...西大和さえき(北葛城郡河合町)新年のグルメサークルは、お正月料理!

  • 田中利典師の「修験道とエコロジー/世界遺産登録への思い」(朝日新聞「人生あおによし」第19回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道とエコロジー/世界遺産登録への思い」、2014年の朝日新聞「人生あおによし」の第19回である。2004年、利典師の格別のお骨折りで、「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界文化遺産に登録された。※トップ写真は吉野山の桜(2022.4.7撮影)今年は、世界遺産登録20周年の年である。師は世界遺産をめざした理由の1つとして「吉野大峯の自然環境の保全」を挙げられている。今回は、そんな師の思いが綴られている。ぜひ、全文をお読みいただきたい。修験道とエコロジー/世界遺産登録への思い世界遺産を目指したもう一つの目的は、吉野大峯の自然保全への願いです。修験道の本分は山を拝み、樹を拝み、祈りの心を持って山々を修行することです。自然を征服するのではなく、歩かせていただくという祈りの心で...田中利典師の「修験道とエコロジー/世界遺産登録への思い」(朝日新聞「人生あおによし」第19回)

  • 奈良町物語館で「第2回 ワーズウィングスまつり」、1月20日(土)~21日(日)開催!(2024 Topic)

    1月20日(土)~21日(日)10:00~17:00(1/21は16:00まで)、ならまちの「奈良町物語館」(奈良市中新屋町2-1)で、「第2回ワーズウィングスまつり」が開催される。入場無料。イベントに出演される小町座のFacebookには、小町座、新年始動いたしました!まずは、1月20日(土)、21日(日)に、奈良町物語館で行われる「ワーズウィングスまつり」!!小町座は、20日(土)の4時から、荒木涼介さんと共に井原が朗読劇『きりぎりすないた』。原作は太宰治の「きりぎりす」小町座主宰の小野が脚本化し演出しました。2人の会話劇ですが、観ていると2人のキャラクターが浮き彫りにされてきて、これからどうなるのか、面白くて見入ってしまいました。翌日21日(日)の2時からは短編劇『なゐのことばよあれ〜いすものがたり...奈良町物語館で「第2回ワーズウィングスまつり」、1月20日(土)~21日(日)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「多神教的世界観の再興/世界遺産登録への思い」(朝日新聞「人生あおによし」第18回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「多神教的世界観の再興/世界遺産登録への思い」、2014年の朝日新聞「人生あおによし」の第18回である。2004年、利典師の格別のお骨折りで、「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界文化遺産に登録された。※トップ写真は吉野山の桜(2022.4.7撮影)今年は、世界遺産登録20周年の年であるが、「修験道」の歩み、特に明治初期の「修験道廃止令」以降の歩みを追ったのが本稿である。全文を以下に紹介する。⑱多神教的世界観の再興/世界遺産登録への思い私が吉野大峯を世界遺産登録したいと思い立った目的の一つは、修験道が培ってきた歴史的文化的価値が再認識される土壌をつくりたい、という熱い思いでした。明治の神仏分離政策はいわゆる我が国の「近代化宣言」でした。富国強兵を目指す政府からすれば、何より...田中利典師の「多神教的世界観の再興/世界遺産登録への思い」(朝日新聞「人生あおによし」第18回)

  • 「元伊勢」鳥形山に鎮座、2月に奇祭「おんだ祭り」 飛鳥坐神社(明日香村)/毎日新聞「やまとの神さま」第69回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。年末年始のお休みを経て今週(2024.1.11)掲載されたのは、〈大国主命の子が神々集め/飛鳥坐神社(明日香村)〉、執筆されたのは大谷巳弥子(おおたに・みやこ)さんだった。※飛鳥坐神社の拝殿=明日香村で飛鳥坐神社は、2月第1日曜日の「おんだ祭り」でよく知られている。では、全文を以下に紹介する。飛鳥坐神社(明日香村)古代から歴代天皇の宮が置かれた「飛鳥京」の地を、見守り続けているのが飛鳥坐(あすかにいます)神社(明日香村)です。日本書紀によると、大国主命(おおくにぬしのみこと)の子、事代主神(ことしろぬしのかみ)が神々を集めて「天高市」と記された飛鳥に鎮まったとされます。その地は「かんなび山」とあがめられ、...「元伊勢」鳥形山に鎮座、2月に奇祭「おんだ祭り」飛鳥坐神社(明日香村)/毎日新聞「やまとの神さま」第69回

  • 田中利典師の「世界遺産登録への道のり」(朝日新聞「人生あおによし」第17回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「世界遺産登録への道のり」、2014年の朝日新聞「人生あおによし」の第17回である。利典師のお骨折りで「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界文化遺産に登録されたのは2004年、ということは今年で20周年だ、おめでとうございます!これにちなんで〈「紀伊山地の霊場と参詣道」記念サミット〉が2月8日(木)、東京・秋葉原で開催される。地元・吉野でも、大いに盛り上げていただきたいものだ。では、以下に全文を紹介する。世界遺産登録への道のり2004年7月、吉野大峯を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界文化遺産に登録されました。これは金峯山寺にとっても、そして修験道全体にとっても大変大きな慶事でした。私が推進活動に手を付けたのは1999年です。「日光の社寺」が世界遺産登録されたこ...田中利典師の「世界遺産登録への道のり」(朝日新聞「人生あおによし」第17回)

  • 富雄に疎開していた!中村メイコさん

    昨年末(2023.12.31)、中村メイコさんがお亡くなりになったと、所属事務所が1/7に発表した。年末に「徹子の部屋」で元気なお姿を拝見していたので、突然の訃報には驚いた。昨日(1/9)は同番組で、過去の映像を満載した「追悼・中村メイコさん」が放送された。※トップ写真は、番組のHPから拝借享年89と、ほぼ私の母親と同世代だった。今、NHK総合テレビで朝ドラ「さくら」(2002年度上半期)が再放送されていて、メイコさんはそこに出演している(主人公・松下さくらの祖母役。その夫役は小林亜星)。江戸っ子らしいキレのいい演技が光っている。そんなメイコさん、戦時中は奈良市の富雄(当時は生駒郡富雄村)に疎開していたそうだ。父親で作家だった中村正常氏の「奈良は文化財がたくさんあるから爆撃はないだろう」という考えで移り住...富雄に疎開していた!中村メイコさん

  • 田中利典師の「父と子/父への思いと子への思い」(朝日新聞「人生あおによし」第16回)

    今朝(1/9)の毎日新聞1面トップの見出しは、〈168人犠牲安否不明323人避難所で死亡初確認能登地震1週間〉。死者の数は、前日より40人も増えていて、やりきれない気持ちである。自治体へは、災害関連死対策に注力していただくことを願う。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)さて、今日の「田中利典師曰く」は「父と子/父への思いと子への思い」、2014年の朝日新聞「人生あおによし」の第16回である。利典師のご父君はもと国鉄職員。務めを続けながら山修行をされていたが、のち退職されて専業の僧侶となった。利典師のご長男も、修験僧の道を歩んでおられる。では、以下に全文を紹介する。父と子/父への思いと子への思い父は若くして在家から宗門に入り、宗議会議長の重職を5期15年務めました。私が修験僧となり、宗門の実務...田中利典師の「父と子/父への思いと子への思い」(朝日新聞「人生あおによし」第16回)

  • 懐かしの昭和レトロ FOODs (1.1)「江戸むらさき」と「御飯の友」

    昨年末(2023.12.24)、懐かしの昭和レトロFOODs(1)として、丸美屋のふりかけ「のりたま」と「すきやき」を紹介した。この記事に対して、2人の知人からコメントをいただいた。まずは奈良市出身で関東在住のIさん。同記事の「コメント欄」に、お書きいただいた。ふりかけと言えば、のりたまが全国区だと思うのですが、牛肉すきやきふりかけは関東ではそれほど一般的ではなく、一方、関東で一般的なおかかのふりかけは関西ではあまり食されないように思います。関西の牛肉文化が関係しているのでしょうか。あるいは、関西は昆布だしの地域で鰹節がそれほど使われなかったことによるのか。ごはんのおともといえば、のり佃煮がありますが、関西で人気のある磯じまんは関東ではまったく知られておらず、関東では江戸むらさきがメジャーです。神奈川出身...懐かしの昭和レトロFOODs(1.1)「江戸むらさき」と「御飯の友」

  • 田中利典師の「女性と修験道」(朝日新聞「人生あおによし」第15回)

    今朝(1/7)の毎日新聞一面トップの見出しは〈能登地震死者126人安否不明210人全容見えず〉、何ともやりきれない気分である。そんな中、石川県珠洲市の民家で、90歳代の女性が124時間ぶりに救出されたと聞いて、快哉を叫んだ。生きる希望を捨てず、よほど気をシッカリと持っておられたのだろう。※トップ写真は吉野山の桜(2022.4.7撮影)さて今日の「田中利典師曰く」は、「女性と修験道」、2014年の朝日新聞奈良版「人生あおによし」第15回である。大峯山の山上ヶ岳が女人禁制なので、よくその是非が議論される。利典師も「山人vs楽女/大峯山の女人禁制」などで、それを書いている。まあこれは「ジェンダーフリー」の問題ではなく、利典師がお書きのように「信仰上の問題」として、信者さん同士でお決めになれば良いことだろう。では...田中利典師の「女性と修験道」(朝日新聞「人生あおによし」第15回)

  • たわらもと歴史講座、2月12日(月・祝)と 25日(日)開催!(2024 Topic)

    本年(2024年)2月12日(月・祝)と25日(日)、田原本青垣生涯学習センターで「たわらもと歴史講座」が開催される。申し込み不要(先着順)で、受講料は@700円(当日現金集金)。主催は、一般社団法人「田原本まちづくり観光振興機構」だ。以下、内容を同イベントの特設ページから拾っておく。会場は「唐古・鍵遺跡史跡公園」の南方だ。ぜひご参加ください!2024年2月、田原本ゆかりの「太安万侶」と「桃太郎」をテーマに、歴史講座を2回開催!たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております!開催概要【第1回】「古事記と太安万侶」▣日時:2024年2月12日(月・祝)14:00~15:30(受付:13:00~)▣講師:奈良県立図書情報館館長千田稔氏▣会場:田原本青垣生涯学習センター2階研修室(田原本町阪手233-1:近鉄田原...たわらもと歴史講座、2月12日(月・祝)と25日(日)開催!(2024Topic)

  • 田中利典師の「吉野の桜」(朝日新聞「人生あおによし」第14回)

    今朝(1/5)の新聞一面トップの見出しは、「能登地震死者84人に179人連絡取れず」。奈良県警は27人の「広域緊急援助隊」を派遣、県は医師や看護師で構成される「災害派遣医療チーム(DMAT)」7チーム計32人を派遣(いずれも1/4)、田原本町は「トイレトレーラー」1台を貸し出した(1/3出発、1/4到着)。田中利典師は、「金峯山寺蔵王堂修正会」などで、能登半島の地震鎮静などをお祈りされた。※トップ写真は、花矢倉展望台から望む吉野山の桜(2023.3.31撮影)さて新年最初の「田中利典師曰く」は、「吉野の桜」、2014年の朝日新聞奈良版「人生あおによし」第14回である。今日は西行法師も讃えた桜の話である。この素晴らしい桜の景観は〈長い時代に繰り返された、吉野という地の、信仰の積み重ねであることを心の隅に置い...田中利典師の「吉野の桜」(朝日新聞「人生あおによし」第14回)

  • 神武天皇橿原宮跡に立つ「橿原神宮」(橿原市久米町)/毎日新聞「やまとの神さま」第68回

    今朝(1/4)の新聞一面トップ記事によると、「能登地震死者73人」と、また増えている。やりきれない気持ちなので、ひとまずクラウドファンディング(キャンプファイヤー)を通じて寄付をしておいた。現地ボランティアに行くことができないので、まずはここからだ。※トップ写真は、畝傍山をバックに建つ外拝殿(げはいでん)=橿原神宮提供さて、今日の「やまとの神さま」は、「橿原神宮(橿原市)/神武天皇祭る即位の地」、執筆されたのは、奈良まほろばソムリエの会会員で、大和高田市在住の磯村洋一さんである。橿原神宮は、春日大社、大神(おおみわ)神社(三輪明神)と並んで、いつも初詣客のベスト3に名を連ねる。特に橿原神宮は、「南阪奈道路」が開通してから、参拝者が急増したそうだ。磯村さんが取材に行かれたとき、写真の外拝殿は工事中だったそう...神武天皇橿原宮跡に立つ「橿原神宮」(橿原市久米町)/毎日新聞「やまとの神さま」第68回

  • 横大路と中ツ道の交差点に立つ「三輪神社」(桜井市西之宮)/毎日新聞「やまとの神さま」第67回

    今朝(2024.1.3)の毎日新聞朝刊一面を見て、目を見張った。そこには「能登で震度7死者55人」。昨日の同時刻ではわずか「8人」という発表だったが、被害の内容が分かるにつれ惨状が明らかになりつつあるのだ。昨日(1/2)の夕方、羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突し隊員5人が死亡したが、この海保機は能登半島地震の救援物資を新潟航空基地に輸送するところだったというから、これは二次災害と言うべきものだろう。徐々に義援金の受け付けも始まっているので、これはぜひ協力しなければ…。さて昨日に引き続き、毎日新聞「やまとの神さま」の年内積み残し分を紹介させていただく。今日は12/14付の〈古代の交通路交わる地/三輪神社(桜井市)〉、執筆者は奈良まほろばソムリエの会会員で、桜井市にお住まいの梅田加都(うめだ・かづ)...横大路と中ツ道の交差点に立つ「三輪神社」(桜井市西之宮)/毎日新聞「やまとの神さま」第67回

  • 仁賢天皇の皇居跡か、銅鐸も出土した「姫丸稲荷神社」(天理市石上町)/毎日新聞「やまとの神さま」第66回

    よりによって元旦に、震度7という能登半島地震が起きました。奈良県内でも突然の地震アラートと揺れに、驚かれた方も多かったのではと思います。現在までに、8人の死亡が確認されました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。さて、昨年12月に掲載されながら当ブログで紹介できていなかった「やまとの神さま」の記事を、新聞掲載順に紹介させていただきます。今回紹介するのは、12月7日に掲載された〈仁賢天皇の皇居跡/姫丸稲荷神社(天理市)〉です。筆者は奈良市在住の西慶子さん。現役でお仕事をされながら、最近は各地で講演されています。選ばれるテーマも多彩なので、注目しています。では、全文をお読みくさい。姫丸稲荷神社(天理市)姫丸稲荷神社は天理市石上(いそのかみ)町の平尾山という丘にあります。辺りは平安時代の延喜式神名帳...仁賢天皇の皇居跡か、銅鐸も出土した「姫丸稲荷神社」(天理市石上町)/毎日新聞「やまとの神さま」第66回

  • あけましておめでとうございます/2024年、もはや「コロナ後」ではない!

    皆さま、あけましておめでとうございます。今年は、穏やかな天気の年明けとなりました。年末に坂田利夫さんの訃報が舞い込んできて、しかも82歳で「老衰」ということに、少し驚きました。自宅に届いた年賀状にも、体調不良を書かれたものが多く、「トシを重ねるというのはこのようなことなのか」と感じ入っています。さて今年は、昨年の「アフターコロナ」とは決別して、個人的には「もはや『コロナ後』ではない」と申し上げたいと思います。コロナ禍で染みついたいろんな生活習慣から脱却して、ひたすら前を向いて歩んで行きましょう。既往症のある方などからすれば、誠に能天気な話で申し訳ないのですが、少なくとも私は、そのように心がけたいと思います。年末には、新たな講演テーマを探すべく、たくさんの本を買い込んで来ました。ここからどれだけのテーマが見...あけましておめでとうございます/2024年、もはや「コロナ後」ではない!

  • 2023年回顧/ウィズコロナから、アフターコロナへ

    2023年(令和5年)も今日で終わる。この1年を振り返ると、「コロナ禍の終息」が大きく影響している。いわゆる「ウィズコロナ」の時代から、「アフターコロナ」の時代への移行だ。※トップ写真は、年越しそばならぬ「年越しにゅうめん」新型コロナウイルス感染症が、季節性インフルエンザ並みの「5類感染症」に移行した。移行したのは5月8日だったが、年初から「そろそろ終息かな」という声が聞こえてきた。思えば「ステイホーム」は、最悪の政策だった。感染はある程度防げるのかも知れないが、精神衛生上は最悪だ。私は「奈良県内なら良いだろう」と勝手に解釈して、車や電車で動いていた。もし家に閉じこもっていたら、精神に変調を来したことだろう。コロナ禍で講演やガイドが中止に追い込まれたので、時間ができた。しかし、その空き時間を活用して何かを...2023年回顧/ウィズコロナから、アフターコロナへ

  • 寿命が尽きる前に、心づもりをしておきましょう!/奈良新聞「明風清音」第97回

    奈良新聞「明風清音」欄に月1~2回、寄稿している。12月は年末進行のためお休みだったが、その代わり11月は2回、順番が回ってきて、今回の「寿命が尽きる2年前」は、2回目(2023.11.30)に掲載された。厚生労働省の「令和4年簡易生命表」によると、70歳の平均余命は15.56年、つまり私は(統計上は)あと15.56年、85.56歳まで生きられる。だから寿命が尽きる2年前は、約13年後ということになる。そう考えれば「まだまだ先だな」とも思うが、「メメント・モリ」(死を意識して生きよ=今を楽しめ)の精神で、この13年を精一杯生き切り、残る2年間では仏教書などを読みながら、心静かに「その日」を迎える準備をしたいと思う。では、全文を紹介する。寿命が尽きる2年前私の周囲には、元気なお年寄りが多い。中には、「日本1...寿命が尽きる前に、心づもりをしておきましょう!/奈良新聞「明風清音」第97回

  • 田中利典師の「金剛蔵王権現の怒りと救世」(朝日新聞「人生あおによし」第13回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「金剛蔵王権現の怒りと救世」、2014年の朝日新聞奈良版「人生あおによし」第13回である。師は〈蔵王権現様は人間の愚かさを怒っているのではないでしょうか〉とお書きだが、怒っているのは利典師の方ではないだろうか。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)海外ではウクライナ戦争、ガザでの戦闘、国内では自民党の裏金疑惑やダイハツの認証不正問題…。来年こそ、マトモな年であってほしいものだ。では、全文を紹介する。金剛蔵王権現の怒りと救世蔵王堂の秘仏金剛蔵王大権現は、ほぼ同じ形相のお姿で三体で祀られています。三尊は釈迦如来、千手観世音菩薩、弥勒菩薩が本地(元のお姿)で、それぞれが過去、現世、未来を司る守護仏です。白鳳の昔、金峯山上で千日間の苦行に入られた役行者が、衆生を三世に渡って...田中利典師の「金剛蔵王権現の怒りと救世」(朝日新聞「人生あおによし」第13回)

  • 2023年の締めは、贅を 尽くした「富小路やま岸」珠玉の季節料理!

    2023年を締めるにふさわしい、贅(ぜい)を尽くした季節の京料理をいただいた(2023.12.2616:00訪問)。それが「富小路(とみのこうじ)やま岸」(京都市中京区富小路通六角下る骨屋之町560)だ。三条高倉の京都文化博物館の近くで、お店から少し下がると錦市場である。私は通い慣れた地下鉄「烏丸御池」駅から、徒歩で訪ねた。烏丸通の花屋さんでは、門松にする松が、こんなにたくさん並んでいた!縁あって、この予約困難な名店に伺うことができた。たくさんお酒をいただいたので値段は書きにくいが、食べログでは「¥60,000~¥79,999」と出ている。食べログの出だしは、風情のあるアプローチ。奥から入り口に向けて撮った大きな活松葉ガニがお出迎え(=トップ写真)。浜坂(兵庫県美方郡新温泉町浜坂)産タグつき初めて見た!松...2023年の締めは、贅を尽くした「富小路やま岸」珠玉の季節料理!

  • 田中利典師の「役行者」(朝日新聞「人生あおによし」第12回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「役行者(えんのぎょうじゃ)」。2014年の朝日新聞奈良版「人生あおによし」第12回である。役行者は、修験道の開祖と言われる。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)修験道の基本的な考え方は、「体を使って心をおさめる」。それは役行者の遺訓とされる「身の苦によって心乱れざれば、証果自ずから至る」にも、現われている。では、以下に全文を紹介する。役行者修験道の開祖は役小角(えんのおづぬ)、尊称して役行者と呼びます。飛鳥時代後期に大和・葛城山麓に住んだ山林行者です。空を飛んだとか、鬼神を使役したとか超人的な伝説が残っていますが、架空の人ではありません。続日本紀にも正しく名前が残っています。その役行者が根本道場と定めたのが大峯山であり、開いたのが修行道が大峯奥駈道です。大峯の峰...田中利典師の「役行者」(朝日新聞「人生あおによし」第12回)

  • おいしいミカンを発見!

    長年、ミカン類(柑橘類)には悩まされてきた。大和にはおいしい果物がたくさんあるが、柑橘類に限っては、どうも感心しない。紀州生まれの私は、子どもの頃からおいしいミカンに恵まれてきたので、1978年(昭和53年)に奈良に住み着いて以来、これを不満に思っていた。※トップ写真は糖度12度以上の「味自慢みかん」。袋入りはSサイズ、右はMサイズ仕方なく伝手を頼って、「ゆら早生(わせ)」などを故郷のミカン農家から取り寄せていた。何しろこの時期、私は「昼食はミカンかオレンジ」というほど、ミカン類を食べるのである。しかしふとしたきっかけで、大和小泉の「産直市場よってって大和郡山店」で、おいしい和歌山のミカンを見つけ、もっぱらここで「ゆら早生」や、「アルギット(海藻)農法」で育てたミカンを買うようになった。クリスマスイブの一...おいしいミカンを発見!

  • 田中利典師の「自然の脅威」(朝日新聞「人生あおによし」第11回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「自然の脅威」。2014年の朝日新聞奈良版「人生あおによし」第11回である。利典師もよくお書きであるが、西洋ではキリスト教的な考え方で、「自然は人の手によって支配するもの」とし、人間中心的な自然観が広がっている。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)一方東洋では、「自然は『おのずからある』もの」「自然は神聖なもの」と考え、敬うと同時に恐れながら、常に「自然との調和」を考えてきた。それは、修験道の考え方にも通じるものである。では、全文を以下に紹介する。自然の脅威天変地異が続きますね。先日噴火した御嶽山(おんたけさん)は役行者が開山したと伝わっています。火山性の微動が続く東北の蔵王山も金峯山寺の蔵王権現を勧請した由縁による呼称です。蔵王権現が自然の災いを鎮める力があると...田中利典師の「自然の脅威」(朝日新聞「人生あおによし」第11回)

  • 懐かしの 昭和レトロ FOODs(1)丸美屋のふりかけ「のりたま」「すきやき」

    最近はコンビニなどへ行くと、どんな味なのか見当のつかない食品が並べられていて、困惑することが多い。「スンドゥブチゲうどん」(日清・どん兵衛)、「はちみつうめ味」(カルビー・ポテトチップス)、「きびだんごグミ」(クリート)など。おいしいのかも知れないが、このようなものにオジさんは、なかなか手が出せない。振り返ると、昭和の時代に発売されて、今もロングセラーを続けるおいしい食品は数多い。古稀を迎えたことを期に、そんな今でも手に入る「昭和レトロなおいしい食品」を思いつくまま紹介することにしたい。初回は「ふりかけ」。ふりかけといえば、丸美屋(丸美屋食品工業)だ。丸美屋といえば「のりたま」(1960年~)だが、私は「すきやき」(1963年~)の方が好みである。「すきやき」は、当初は「牛肉すきやきふりかけ」だった。高級...懐かしの昭和レトロFOODs(1)丸美屋のふりかけ「のりたま」「すきやき」

  • お酒がススむ!シックな「和いんと日本酒 kuriya」(奈良市東向商店街)

    水曜日(2023.12.20)奈良市東向商店街で、南都銀行本店の向かいにある「和いんと日本酒kuriya」(奈良市東向南町一番地AMIビル1F)にお邪魔した。前はよく通るが、訪ねるのは初めてである。知人と2人でお邪魔した。うかがうと、来年ではや開業20周年なのだそうだ。※トップ写真は、お造り盛り合わせ(2人前)この写真のみ、お店のHPから拝借した。ウナギの寝床のように、細長い造りだこのお店を営む中川亮(りょう)さんは、「想ふ壷」の中川健(けん)さんのご長男だそうだ。なお次男さんはイタリアンのバル「オステリアオルベテッロ」(大和郡山市紺屋町10)を営んでおられる。この日は最初の1時間、お父さんにも同席していただいた。お店の公式HPには、隣は「想ふ壷」の中川健さんマスターの亮さん。手にするのは、埼玉県羽生市...お酒がススむ!シックな「和いんと日本酒kuriya」(奈良市東向商店街)

  • 田中利典師の「修行と法力」(朝日新聞「人生あおによし」第10回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修行と法力(ほうりき)」。2014年の朝日新聞奈良版「人生あおによし」第10回である。師は山伏として厳しい山修行をすることで、自然と法力・験力(げんりき)を身につけられ、それを自坊で加持祈禱や回向法要に活用しているという。これは興味深い話だ。以下、全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)修行と法力あなたは修験者かと聞かれてたじろぐことがあります。確かに山を行じているので山伏ではありますが、験力(げんりき)、いわゆる不可思議な力を修めた者を修験者と言うなら、大した力のない私は厳密には修験者とは言えないことになります。とはいえ不可思議な経験をしていない訳ではありません。一千座護摩供の修法中は、行中に何度も金粉が降ったことがありますし、病気平癒の効験も驚く...田中利典師の「修行と法力」(朝日新聞「人生あおによし」第10回)

  • 「年越しにゅうめん」で行こう!

    年の瀬も押し詰まってきました。大晦日が来ると年越しそば、ということで、デパートやスーパーでは、バラエティ豊かな麺・ツユ・具材のセット商品などが並べられています。※トップ写真は、桜井市商工会から貸していただきました年越しそばの習慣は、江戸時代に江戸で始まったようです。由来には諸説ありますが私は、細く長い麺から「寿命や家運を延ばす縁起担ぎ」という説をとりたいです。しかし江戸時代に江戸で始まったこの食習慣、全都道府県で「右へならえ」しないといけないのでしょうか。奈良県内では、三輪そうめんなど「県産手延べそうめん」の製造が盛んです。桜井市商工会では毎年「三輪にゅうめんマップ」を作り、にゅうめん(煮麺)の普及に努めています。皆さん、奈良県内では年越しそばではなく「年越しにゅうめん」を食べませんか?夏場のイメージの強...「年越しにゅうめん」で行こう!

  • 田中利典師の「一千座護摩供」(朝日新聞「人生あおによし」第9回)

    今日の「田中利典師曰く」は、「一千座護摩供(いっせんざごまく)」。2014年の朝日新聞「人生あおによし」第9回である。師は京都府綾部市の自坊で、1日10回護摩を焚き、それを100日続けた。食事は1日2回で、睡眠時間はわずか4時間。これは金峯山寺ではなく、比叡山で行われている修法だそうだ。これは奥さんも、さぞ心配されたことだろう。※トップ写真は、吉野水分(みくまり)神社の桜(2022.4.7撮影)この荒行のことは、別のところ(一千座護摩供)でも書かれていて、そこでも「修行をしても何にもならんかった」とお書きだった。しかし決してそんなことはなくて、その後の八面六臂のご活躍は、このときに得たパワーが基になっていた、と振り返っておられる。では、全文を以下に紹介する。一千座護摩供平成5年6月、金峯山寺を休職し、私は...田中利典師の「一千座護摩供」(朝日新聞「人生あおによし」第9回)

  • 「三輪にゅうめんマップ vol.2」が 発行されました!

    このたび桜井市商工会は、「三輪にゅうめんマップvol.2」(2023年度版)を発行されました。好評だったvol.1(2022年度版)の続編で、お店の数も22ヵ店から34ヵ店に増え、にゅうめん(煮麺)メニューも充実しています。桜井市商工会のサイトには、桜井のまちでオリジナルの三輪にゅうめんがたべられるお店を掲載した「三輪にゅうめんマップ」の2023年度版を発行しました。今回は、掲載店舗が34店舗に増え、オリジナルにゅうめんの種類もさらに増えました!お馴染みのお店。はじめてのお店。いろんなお店をまわって、お気に入りの1杯を見つけてください。冊子の現物は同商工会で入手できますが、ネット(PDF)でも、ダウンロードできます。また、こんな楽しいアニメーションもあります。夏場のイメージのあるそうめんですが、冬場も「温...「三輪にゅうめんマップvol.2」が発行されました!

  • 田中利典師の「奥駈(おくがけ)で見えるもの」(朝日新聞「人生あおによし」第8回)

    今日の「田中利典師曰く」は、朝日新聞奈良版「人生あおによし」の第8回「奥駈で見えるもの」。この連載は2014年11月9日から、20回のシリーズとしてスタートした。掲載当時の原稿に少し手を入れたものを師から送っていただいたので、掲載順に紹介させていただいている。この頃、還暦をお迎えになった利典師の「前半生の振り返り」である。※写真は、吉野山の桜(2022.4.7撮影)前回「奥駈の1日(下)」を掲載すると、師からFBに〈連載はまだ続きます。そして人生の奥駈はまだ続いています〉というコメントをいただいた。修験道では「山の行(山修行)より里の行」というそうだ。現実の奥駈修行からリタイヤされた師は今、自坊のご住職として日常生活を営まれながら、「里の奥駈修行」を実践しておられるところで、その様子はFBでいつでも拝読で...田中利典師の「奥駈(おくがけ)で見えるもの」(朝日新聞「人生あおによし」第8回)

  • 春日荷(にない)茶屋の「奈良のっぺい」/全国の「のっぺい汁」のルーツか

    年に2日しか味わえない「奈良の郷土料理」がある。それが春日荷茶屋(春日大社境内)の「奈良のっぺい」だ。春日若宮おん祭(まつり)の時期、12月16日と17日の2日間限定で提供される。@660円(税込み、以下同じ)だ。私は、昨日(2023.12.16)の正午少し前にお邪魔した。店頭には、こんな貼り紙があった。参道には、こんな看板が出ていた奈良のっぺい昭和40年頃まで、奈良の町家でおん祭の17日に、お祭りのご馳走として食べられてきた野菜の煮物です。材料は、大根、人参、ごぼう、里芋、油あげ。もとは寺院で食べる精進料理だったそうですが、現在日本の各地にのこるのっぺい・のっぺい汁は、奈良のものが原形であろうといわれています。奈良の食文化の伝承のため、再現しました当店特製ののっぺいをお召し上がりください。春日荷茶屋外国...春日荷(にない)茶屋の「奈良のっぺい」/全国の「のっぺい汁」のルーツか

  • 田中利典師曰く「奥駈の1日(下)」(朝日新聞「人生あおによし」第7回)

    今日の「田中利典師曰く」は、朝日新聞奈良版「人生あおによし」の第7回「奥駈(おくがけ)の1日(下)」。この連載は2014年11月9日から、20回のシリーズとしてスタートした。掲載当時の原稿に少し手を入れたものを師から送っていただいたので、掲載順に紹介させていただいている。※写真は三重テレビ放送「新・ええじゃないか」(11/13)。僧侶は師のご子息の佑昌さんこの頃、還暦をお迎えになった利典師の「前半生の振り返り」である。前回、「奥駈の1日(上)」を掲載すると、師から「もう奥駈修行はとても行けないです」というコメントをいただいた。それほど大変な修行なのである。では、全文を紹介する。奥駈の1日(下)奥駈の初日は夜9時に床に就きます。2日目は朝3時起床、4時に山上本堂前で勤行をし、弥山山頂を目指し出立します。3日...田中利典師曰く「奥駈の1日(下)」(朝日新聞「人生あおによし」第7回)

  • NOROMANIA(麺屋NOROMA 3号店)を初訪問!/近鉄大和西大寺駅構内

    ついこないだ「冬場になると、いつもラーメンが恋しくなる」と書いて「麺々結び」を紹介したが、今日もラーメンの話である。日曜日(2023.12.10)、近鉄大和西大寺駅構内の「NOROMANIA」を訪ねた。2022.6.1にオープンしていたが、訪ねるのは初めてだった。何しろよく利用する駅なので、「まあ、今日でなくてもいいか」とスルーしているうちに1年半が経過した、という次第である。訪ねたのは12/10(日)の正午、「誰も並んでいなくてラッキー」と思ったら、違っていた店内に10人ほど座れるシートがあり(看板の裏)、そこにお客さんが座って並んでいた!ここは、「麺屋NOROMA」の3号店という位置づけである。なお2号店は「MENYABIBIRI」である。2軒とも訪問し、当ブログでも紹介した。どちらも、とても良いお店...NOROMANIA(麺屋NOROMA3号店)を初訪問!/近鉄大和西大寺駅構内

  • 田中利典師の「奥駈の1日(上)」(朝日新聞「人生あおによし」第6回)

    今日の「田中利典師曰く」は、朝日新聞奈良版「人生あおによし」の第6回「奥駈(おくがけ)の1日(上)」。この連載は2014年11月9日から、20回のシリーズとしてスタートした。※写真は三重テレビ放送「新・ええじゃないか」(11/13)。僧侶は師のご子息の佑昌さん掲載当時の原稿に少し手を入れたものを師から送っていただいたので、掲載順に紹介させていただいている。この頃、還暦をお迎えになった利典師の「前半生の振り返り」である。奥駈の1日(上)では奥駈の修行が実際にどのようなものかをお話ししましょう。私が行じた奥駈は吉野から熊野本宮まで7泊8日の行程です。1日目は朝4時、蔵王堂を出立します。吉野水分(みくまり)神社、金峯神社では新客と呼ぶ初参加の人々の行を行い、本格的な山修行になります。11時間24㌔の行程を黙々と...田中利典師の「奥駈の1日(上)」(朝日新聞「人生あおによし」第6回)

  • 鶏ガラと豚骨の濃厚スープ、味変も楽しめる「麺々結び」(奈良市西木辻町)

    冬場になると、いつもラーメンが恋しくなる。しかし最近は以前に比べて、ラーメン情報に疎(うと)くなっている。そこで、発売されたばかりの『究極のラーメン2024』(ぴあMOOK関西税込み990円)を買って、情報を仕入れることにした。今回も、宇陀市のTAR-KUNこと林岳史さんが「ラーメン四天王」に選ばれ、誌面座談会にも出ておられた(TAR-KUNのラーメンブログは、こちら)。ぱらぱらとページをめくっていると、「究極のラーメンアワード2023」の「新店部門」に、「麺々結び」(奈良市西木辻町86-1)がグランプリを受賞されていた。「JR奈良駅から徒歩12分」とあるが、ここなら市内循環バス「瓦町」バス停から徒歩数分のところだ。本書には、名店「みつ葉」出身の店主が独立開業鹿児島県出身の麺好きで、奈良の名店「みつ葉」の...鶏ガラと豚骨の濃厚スープ、味変も楽しめる「麺々結び」(奈良市西木辻町)

  • 田中利典師の「大峯奥駈」(朝日新聞「人生あおによし」第5回)

    今日の「田中利典師曰く」は、朝日新聞奈良版「人生あおによし」の第5回「大峯奥駈」である。この連載は2014年11月9日から、20回のシリーズとしてスタートした。掲載当時の原稿に少し手を入れたものを師から送っていただいたので、掲載順に紹介させていただく。※写真は三重テレビ放送「新・ええじゃないか」(11/13)。僧侶は師のご子息の佑昌さん大峯奥駈修験を代表する修行である大峯奥駈修行は、大峯山脈伝いに170キロを跋渉する修行です。役行者以来、山伏修行の中でも、最も尊ばれた修行道です。吉野・大峯とその地で伝承された修験道の営みを知ることは、神と仏を分け隔てなく拝み、大自然とともに育まれた日本の基層の文化と宗教に触れることであり、大げさに言えばそれは日本人のアイデンティティを取り戻すことにさえつながると私は思って...田中利典師の「大峯奥駈」(朝日新聞「人生あおによし」第5回)

  • 師走の文化イベントを盛大に開催!/奈良まほろばソムリエの会

    昨日(2023.12.10)、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、「師走の文化イベント」として、奈良ロイヤルホテルで「雅楽・舞楽公演」と「懇親会」を開催した。公演には50人(ゲスト2名様を含む)、懇親会には40人(ゲスト11名様を含む)が出席した。※トップ写真は、この日の舞楽の1コマ。両手の指2本を揃える独特の仕草に注目!左端は、ゲストの難波利光さん(周南公立大学教授)コロナ禍でイベントの中止・延期が相次いでいたが、今回は久々の大イベントとなった。雅楽公演は、実に10年ぶりの開催だ(10年前のイベントは、こちら)。豊田理事長の開会挨拶山口創一郎さんのレクチャーが始まった雅楽公演は、雅楽演奏家の山口創一郎さんが主宰する「陽雅会」(陽気に雅楽をやろうという団体)にお願いした。演目は、「雅楽とは何か」(講...師走の文化イベントを盛大に開催!/奈良まほろばソムリエの会

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