chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
tetsuda
フォロー
住所
奈良県
出身
和歌山県
ブログ村参加

2006/08/09

arrow_drop_down
  • 饅頭の祖神、菓子の祖神(「饅頭祭」からの発想)

    知人のMさんは、奈良市の林(りん)神社(漢國神社境内)で営まれた饅頭祭(まんじゅうまつり2023.4.19)に、スタッフとして協力された。そんな彼は、ご自身のFacebook(2023.4.20付)に、菓子の祖神などのゆかりの地を思いつくままに記された。※写真は全て饅頭祭で撮影(2023.4.19)。トップ写真はこの日、復元された「奈良饅頭」説明書きには、〈古文献から薯蕷(じょうよ)饅頭に紅粉で一点を打った奈良饅頭を復元〉以下の文章は「裏を取ってない資料もありますので、ご注意ください」とのことだった。あくまで「未定稿」として掲載させていただくので、そのつもりでお読みいただきたい。私はこれをヒントに、ゆかりの地を訪ねてみようと思っている。なお文章は読みやすさを考えて、句読点などを補った。お天気が心配だったが...饅頭の祖神、菓子の祖神(「饅頭祭」からの発想)

  • 田中利典師の「今の苦しみは、ムダにはならない」

    金峯山寺長臈・田中利典師のブログ「山人のあるがままに」から、印象に残った過去の名作を紹介している。今回は「人生に無駄はない」(2009.7.30)。師が「蔵王清風」欄(金峯山時報)に寄稿された文章である。なお、当ブログで利典師の文章を紹介する記事が、120本を超えた。「利典師の文章だけを読みたい」という読者のために、新たに「田中利典師曰(のたまわ)く」というカテゴリを作り、そこにまとめたので、ご覧いただきたい。このカテゴリ名は、論語の「子曰(のたまわ)く」に引っかけている。ところで師の座右の銘は、「人生に無駄はない」だそうだ。そのココロは〈苦しみを乗り越えたとき何事にも代え難い学びが得られるし、生きてこそ花実が咲くのである。今の苦しみは絶対に無駄にはならない。そう信じて、あきらめず、ぐっとこらえて、笑って...田中利典師の「今の苦しみは、ムダにはならない」

  • 「まほろばclub」(南都銀行行員・OBなど)のライブ収録、7月6日(木)開催!(2023 Topic)

    南都銀行の行員・OBなどからなる大人バンド「まほろばclub」の公開録画(ライブ収録)が、7月6日(木)12:30~14:30、東向北のライブハウス「奈良ビバリーヒルズ」(奈良市花芝町6プラザ花芝1F)で開催される。入場は無料だが、ワンドリンクの注文が必要だ。コンテストに応募するために必要な演奏動画の収録のための本格的なコンサートで、オリジナルとカバーの演奏が行われる。チケットは不要で、お申し込みは大村公伸(きみのぶ)さんの携帯へ(090-2060-9410)。なおこれ以外にも、このGW中に、以下のライブが開催される(いずれも入場無料、申し込み不要)。まほろばclubは新メンバー(女性ドラマー)を迎え、ますます脂が乗ってきた。ぜひ、足をお運びください!1.高槻ジャズストリート2023日時5月4日(祝日・木...「まほろばclub」(南都銀行行員・OBなど)のライブ収録、7月6日(木)開催!(2023Topic)

  • 南都銀行退職者による「OB美術展」(第6回)、6月7日(水)~11日(日)!(2023 Topic)

    南都銀行退職者による「第6回OB美術展」が6月7日(水)~11日(日)まで、奈良市美術館(ミ・ナーラ5階)で開催される。10:00~17:00で、最終日(6/11)のみ入場は14:00まで(15:00から撤収のため)。入場は無料だ。「OB」とあるが、実際の出展は「OG」の方が多い。※トップ画像の絵は、OBのN先輩がこのポスターのために描き下ろされたものだこの美術展、初回は2009年(平成21年)だった。以後、2~3年おきに開催されていたが、2018年(平成30年)に開催されてからは、コロナ禍でストップしていた。今回は実に5年ぶりの開催となる。私も嬉しくなって、写真を3点、初出展させていただく(橿原市今井町で撮影したもの)。案内ハガキから内容を抜粋すると、第6回なんとぎんこうOB美術展日時令和5年6月7日(...南都銀行退職者による「OB美術展」(第6回)、6月7日(水)~11日(日)!(2023Topic)

  • 田中利典師の「お葬式」論

    金峯山寺長臈・田中利典師のブログ「山人のあるがままに」から、印象に残った過去の名作を紹介している。今回は「葬儀研修の講義」(2008.10.12)。この内容は、「葬儀概論」として、師は実際に研修でお話しになった。※トップ写真は、吉野山「一目千本」からの眺望(2023.3.28撮影)トシを食うと、周囲で亡くなる人が出てくる。お葬式は葬儀屋さんが仕切ってくれるので、家族葬だとお寺に連絡したり、お布施の金額を決めたり、位牌を手配したりという程度で、深い意味を考えることはなかった。だから今回のお話(霊肉分離説)は、とてもタメになった。皆さんも、ぜひ最後までお読みください!葬儀研修の講義。今日から葬儀に関わる特別研修会を開催している。一泊二日の研修に今年は36名が集った。午後から約1時間半、私も講義をしている。私の...田中利典師の「お葬式」論

  • 五世茂山忠三郎さんが指導する「こども狂言いろは」発表会、大神神社能楽堂で 5月7日(日)開催、入場無料!(2023 Topic)

    先日、「大和野菜イタリアンナチュラ」にお邪魔すると、店内に「こども狂言」のチラシがあった。日奈子ママ(女将の野村日奈子さん)によると、たけひとくん(野村家の四男)が、桜井市三輪の大神(おおみわ)神社の能楽堂で「太刀奪(たちうばい)」を演じるのだという。子どもたちだけではなく、講師の五世茂山忠三郎さんの「盆山(ぼんさん)」も披露される。入場は無料。忠三郎さんの岳父(奥さんのお父さん)は、山本太治(たはる)さんだ(桜井市の三輪山本社長で、私の知人)。奈良とは、こんなご縁もあったのだ。「若草こども狂言を育てる会」のHPによると、第17回狂言いろは発表会令和5年5月7日(日)忠三郎先生の番外狂言あり。​見応えたっぷりです。時間と場所日時:令和5年5月7日(日)場所:大神神社(桜井市)三輪山会館・能楽堂開場:12:...五世茂山忠三郎さんが指導する「こども狂言いろは」発表会、大神神社能楽堂で5月7日(日)開催、入場無料!(2023Topic)

  • 「感謝と笑いは命を救う」、助かった兵隊と死んだ兵隊(by muramasaさん)

    田中利典師のブログ「山人のあるがままに」の過去の名作を紹介している。今回は「感謝と笑顔が命を救う」(2008.12.17)。これは検索では出て来ず、師のブログを再読して見つけた。なお優婆塞BBさんが師のブログのコメント欄にお書きの「坂乃茶屋」は、残念ながら閉店した。※写真は吉野山の桜。シロヤマザクラだけでなく、こんな桜もあるのだ(2023.3.28撮影)この話は師のオリジナルではなく、師のマイミク(mixi友達)muramasaさんのmixiへの投稿である。「山人のあるがままに」には、ちゃんともとのmixiのURLが貼ってくれてあったので、さかのぼることができた。15年も前のmixiの記事が閲覧できたことには、驚いたが。私は最近、石井哲代著『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』...「感謝と笑いは命を救う」、助かった兵隊と死んだ兵隊(bymuramasaさん)

  • 頑固おやじの絶品ハンバーグ!「吉川亭」(奈良きたまち)/昭和レトロ食堂(43)

    久々に「吉川亭」(奈良市花芝町17)を訪ねた(2023.4.20)。ここは若い頃(昭和50年代後半)によく通った。知人から、まだ営業していると聞き、ハンバーグが懐かしくなって訪ねた。1981年の創業から42年、ご店主も後期高齢者の75歳になっていた。※トップ写真はハンバーグランチ、税込み@1,000円!12時半頃に訪ねると満席だった。入り口で20分ほど立って待ったメニューは2つだけ、コーヒーもデザートもない注文すると、まずサラダが出てきた。ダイコンは酢漬け。酸味のきいたドレッシングがうまい!いつ行ってもよく流行っていた。他のお客さんと相席になったことも多いが、ほとんどが中年から初老の女性客だった。過去にはいろんなメニューがあったが、ご店主の高齢化の影響か、今は2つの定食メニューだけになっていた。「あー忙し...頑固おやじの絶品ハンバーグ!「吉川亭」(奈良きたまち)/昭和レトロ食堂(43)

  • 「Be Quiet!」(by 田中利典師)

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師のブログ「山人のあるがままに」から、印象に残った過去の名作を紹介している。今日は「言うてもた!!」(2009.4.2)。ちょっと笑える話なので、名作と言うよりカタカナの「ケッサク」かも知れないが…。まずは全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.31撮影)言うてもた!!今日、近鉄電車の中、途中から乗ってきたオーストラリア人らしき外国人が、私の斜め後ろの座席に座るやいなや、大きな声で会話する…なんだろう?と思ってふり返ると、携帯電話でしゃべっている。しばらく我慢したら電話が切れて、数分はしずかにしていたが、またまた大声で電話をし出した。「車内での携帯電話はご遠慮下さい…」という車内アナウンスもなんのその。延々と大声で会話するのだ。うぅ、がまんでけへん!とし...「BeQuiet!」(by田中利典師)

  • どうとんぼり神座「奈良東向商店街店」がオープン!

    月曜日(2023.4.17)、奈良市の東向商店街に、ラーメンの「どうとんぼり神座(かむくら)」がオープンした。昨日(4/20)の正午過ぎに前を通りかかると、外国人観光客を中心に行列ができていた。「では夕方に出直そうか」と考え、用事を済ませ17時頃にお店に向かうと、もう行列はなくなり、店内も混み合ってはいなかった。※トップ写真は「ゆず香る鶏ラーメン」1,040円(税込み、以下同じ)17時過ぎの南都銀行本店前この日は、奈良まほろばソムリエの会の理事会があるので(18時~20時過ぎ)、腹ごしらえが必要だったのだ。お店に入ると長いカウンターがあり、奥はテーブル席になっていた。「全席卓上タブレットオーダー」と聞いていたが、それはまだ導入されていなかった。ダイソー、牛カツ京都勝牛、神座、とんかつがんこと大手チェーンが...どうとんぼり神座「奈良東向商店街店」がオープン!

  • 「修験道と法螺(ホラ)と熊」(by 田中利典師)

    田中利典師のブログから、過去の名作を紹介しています。タイトルがうろ覚えでも、検索をかけるとちゃんと出てきました。一昨日は「かきくけこ」運動でしたが、今回は「修験道と法螺と熊」(2008.8.13)です。※トップ写真は吉野山の桜(2023.3.28撮影)私は利典師のブログを開設当初(2006.4.24)から、愛読していました。私もブログを開設していた(2005.11.12~)ので、とても参考になりました。ふと「もう忘れているものもあるだろうな」と思いついて、開設当初からの師のブログを再読し始めましたが、これは面白い!過去の記憶がどんどんよみがえりました。これから順不同で、当ブログに掲載させていただこうと思っています。今回はタイトルにあるように、修験者が吹く法螺貝と、熊など森の動物たちとの関わりで、山伏ならで...「修験道と法螺(ホラ)と熊」(by田中利典師)

  • 奈良市杉ヶ町界隈、ビブグルマンに輝く「串づ串」

    紹介するのが遅くなった。年初に友人と2人で「串づ串」(奈良市柳町31)を訪ねた(2023.1.15)。「ならまち大通り」沿いの杉ヶ町(するがまち)の辺りである。この店は『ミシュランガイド奈良2022特別版』で、「ビブグルマン」に選ばれている。ミシュランのサイトには、ならまち大通り沿いのビル1階、隣りは二郎系ラーメンの「夢を語れ奈良」三笠コースは、こんな感じだ旬の素材と珍しい食材を扱う創作串揚げ。春の白海老、秋の子持ち鮎、冬の牡蠣は季節の好例。奈良漬けや胡麻豆腐といった串種は奈良を感じさせる。締めは喉越しの良い煮麺、又は兄が育てた米を使うだし茶漬。串ごとの食感と風味に工夫を凝らしたコースはまさに“串尽くし”。お店のHPに、紹介文が出ていた。おお、こんなにちゃんとした前菜が出てきた!やはりエビ(活車海老)は、...奈良市杉ヶ町界隈、ビブグルマンに輝く「串づ串」

  • 大島清氏提唱の「かきくけこ」運動は、感動、興味、工夫、健康、恋心

    ずいぶん以前、田中利典師がご自身のブログ(2008.1.14付)で、大島清氏(京都大学名誉教授、医学博士)の「かきくけこ運動」のことを紹介されていて、興味を持った。大島氏ご本人は、こちらのサイトで詳しく紹介されているので、要点を抜粋すると、※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.28撮影)定年以降「かきくけこ運動」をみんなに奨めている。そりゃ一体何だ、を語るのが本稿の目的である。「かきくけこ」の行動を支えるのは、勉強で身につけた類(たぐい)の知識にあらず、自然に体内からわきあがってくる感性、つまり生命力といってもいいだろう。「か」は感動すばらしい出来事に出合う、未知のからくりが解ける、会いたかった人に出くわす、どんな小さなことでも感動のさざ波が全身を包み込むことで自他の境界がなくなった状態だ。感ずれば全...大島清氏提唱の「かきくけこ」運動は、感動、興味、工夫、健康、恋心

  • 完全無農薬!大和野菜イタリアン ナチュラ(近鉄学園前駅北口)

    奈良まほろばソムリエの会の(女帝改め)女王・友松洋之子(ともまつ・よしこ)さんご推薦の「大和野菜イタリアンナチュラ」(奈良市学園北1-14-5モンテクール学園前1F)を、友人と2人で初訪問した(2023.4.12)。近鉄学園前駅北口から徒歩5分ほどの、閑静な住宅地の中にある。案外場所が分かりにくいので、末尾に地図(いただいた名刺の裏面)を貼っておく。ご主人(ワインのソムリエ)が集められた貴重なワインの数々お通し350円(税込み、以下同じ)メニューに「お肉はかたまりで焼き、時間がかかります」とあったので、真っ先に注文した。「青森・西津軽長谷川自然牧場熟成豚肩ロースのグリル」税込み3,800円、これを2人でシェアした(=トップ写真)。とても明るい奥さんが、給仕をしてくれた。お店のHPには、畑でとれたじゃが芋の...完全無農薬!大和野菜イタリアンナチュラ(近鉄学園前駅北口)

  • 田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(5)地球外から、人間の精神を問い直す

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師の「宇宙飛行士と山伏」(全5回)を追っかけている。師は2007年12月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)主催「宇宙ことづくりフォーラム大阪講演会」で、「山に伏し野に伏す修験道の世界宇宙飛行士と山伏修行」という講演をされた。※トップ写真は、吉野山・吉野水分神社の桜(2023.3.31撮影)講演録は残っていないがこのあと、JAXA理事の小林智之氏から公式サイト用のインタビュー取材を受けられ、師はその内容を5回に分けてご自身のブログにアップされた。最終回となる第5回のタイトルは「宇宙とどうつきあっていくか」。今回のインタビューで小林理事は、立花隆著『宇宙からの帰還』(中公文庫)に触れている。この本は私も読み、感銘を受けた。BOOKデータベースには、〈宇宙から地球を見る。...田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(5)地球外から、人間の精神を問い直す

  • 久々の「粟ならまち店」で、野菜コースを満喫!

    先月(2023.3.2)ずいぶん久しぶりに、知人と2人で「粟ならまち店」を訪ねた。久しぶりなのに店長の新子大輔さんは、変わらず温かく迎えてくださった。お店のHPには、※トップ写真は、コースのメイン料理「旬のお野菜と大和芋のとろろの蒸し鍋」「大和と世界の野菜」コース@4,600円(税込)の全貌。この写真のみ、お店のHPから拝借ずらり並んだ前菜。コンニャクは芋から手作り、サツマイモのユズ煮、大和完熟ほうれん草などならまちの町屋で奈良の食材を築140年の町屋を改装したお店です。ならまち古民家の落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間をお過ごしください。「粟ならまち店」では「奈良の食材を広く紹介したい」という想いから、大和牛や大和の地酒など奈良県産の食材をご提供しております。歴史ある風土で育まれてきた、奈良県の食文...久々の「粟ならまち店」で、野菜コースを満喫!

  • 田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(4)肉体を鍛えることで、精神を鍛える

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師の「宇宙飛行士と山伏」(全5回)を追っかけている。師は2007年12月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)主催「宇宙ことづくりフォーラム大阪講演会」で、「山に伏し野に伏す修験道の世界:宇宙飛行士と山伏修行」という講演をされた。※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.28撮影)講演録は残っていないがこのあと、JAXA理事の小林智之氏から公式サイト用のインタビュー取材を受けられ、師はその内容を5回に分けてご自身のブログにアップされた。第4回のタイトルは「脳だけが肥大している」。養老孟司氏も、よくそれを言う。小林理事がおっしゃる「唯脳論」も養老孟司氏の造語で、養老氏は「脳化社会」とも言う。利典師の〈肉体を鍛えることが精神を鍛えることにもなる〉は、まさに修験道の〈体を使っ...田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(4)肉体を鍛えることで、精神を鍛える

  • 「義経千本桜」に登場する白狐を祭る源九郎稲荷神社(大和郡山市)/毎日新聞「やまとの神さま」第40回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.4.6)掲載されたのは〈「義経千本桜」深い関わり/源九郎稲荷神社(大和郡山市)〉、執筆されたのは奈良市在住の藤井哲子さんだった。※トップ写真は、源九郎稲荷神社の本殿と狛狐=大和郡山市洞泉寺町で歌舞伎や文楽で「義経千本桜」を見たことのある人なら、おなじみの「河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の段」に登場する「佐藤忠信実は源九郎狐」の白狐である。なお義経が吉野山に逃れたのは、金峯山寺を中心とする山伏勢力の力を借りるためだったそうだ。私は、田中利典師の話で初めて知った。では、記事全文を紹介する。源九郎稲荷神社(大和郡山市)源九郎稲荷神社は、秀吉の弟で、郡山城主だった大和大納言・豊臣秀長が、郡山...「義経千本桜」に登場する白狐を祭る源九郎稲荷神社(大和郡山市)/毎日新聞「やまとの神さま」第40回

  • 田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(3)伝統教団も、時代性・社会性が必要

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師の「宇宙飛行士と山伏」(全5回)を追っかけている。師は2007年12月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)主催「宇宙ことづくりフォーラム大阪講演会」で、「山に伏し野に伏す修験道の世界:宇宙飛行士と山伏修行」という講演をされた。※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.28撮影)講演録は残っていないがこのあと、JAXA理事の小林智之氏から公式サイト用のインタビュー取材を受けられ、師はその内容を5回に分けてご自身のブログにアップされた。第3回の今回のタイトルは「時代性、社会性が大事」だ。小林氏はJAXAでも、5年前、10年前に立てた計画にとらわれるあまり、時代性や社会性を欠くケースがあると言う。利典師は、伝統教団も、時代性・社会性をもっと注視しなければいけないと説く。で...田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(3)伝統教団も、時代性・社会性が必要

  • 葛城市産の食材を駆使した革新的イタリアン「 L'ega(レガ)」(近鉄尺土駅前)

    紹介するのが遅くなった。今年1月(2023.1.16)、近鉄尺土駅から徒歩約5分のイタリア料理店「L'ega(レガ)」(葛城市八川133)に友人と2人でお邪魔した。1月28日(土)に、ガストロノミーツーリズムに関するシンポジウムを控えていて、私はパネルディスカッションのパネリストとして登壇することになっていた。※トップ写真は、大和牛のすね肉を3時間半煮込んだもの。トリュフがこんなにかかっている!店名は、壁に小さく載っていた基調講演とパネルディスカッションのメインは、もと『あまから手帖』編集長でフードコラムニストの門上武司さんだった。その門上さんは、ご自身のブログで「2022年ベスト5」を公表されていて、そこで奈良県のお店で唯一、「L'ega」が紹介されていたのである。「これは予習しておかないと」と、急いで...葛城市産の食材を駆使した革新的イタリアン「L'ega(レガ)」(近鉄尺土駅前)

  • 田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(2)ことを起こすには「無私、理念、人とのつながり、時代・社会との適合性」が必要

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師の「宇宙飛行士と山伏」(全5回)を追っかけている。師は2007年12月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)主催「宇宙ことづくりフォーラム大阪講演会」で、「山に伏し野に伏す修験道の世界~宇宙飛行士と山伏修行~」という講演をされた。※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.28撮影)講演録は残っていないがこのあと、JAXAの小林智之氏から公式サイト用のインタビュー取材を受けられ、師はその内容を5回に分けてご自身のブログに、アップされた。第2回の今回のタイトルは「ことを起こす4つのキーワード」だ。ご存じの通り、利典師の多大なご尽力により、「紀伊山地の霊場と参詣道」が2004年(平成16年)世界遺産に登録された。師は、このようなことを起こすキーワードは、①無私であること、②...田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(2)ことを起こすには「無私、理念、人とのつながり、時代・社会との適合性」が必要

  • 東大寺を守った実英(じつえい)の特別展、東大寺ミュージアムで4月25日(火)まで開催中!(2023 Topic)

    東大寺の寺領を維持して復興の礎を築いた僧侶・実英の特集展示が、東大寺ミュージアムで開催されている。東大寺の公式HPによると、特集展示「東大寺と徳川家康」2023年3月23日(木)~4月25日(火)戦国時代、永禄10年(1567)に東大寺は兵火により大仏殿をはじめ多くの堂舎を失いました。徳川家康が慶長8年(1603)に江戸幕府を開いてから約100年後に、ようやく大仏さまと大仏殿の再興が成し遂げられました。この復興勧進を担ったのが公慶(こうけい)上人であることは広く知られています。しかし、それ以前、江戸幕府草創の混乱期の中で、自らの学識を以て東大寺の所領を家康に認めさせた人物がいました。寺内無双の学僧と称された彼の名は実英(じつえい)。江戸時代の東大寺復興について、罹災から公慶上人が登場するまでの間のことは意...東大寺を守った実英(じつえい)の特別展、東大寺ミュージアムで4月25日(火)まで開催中!(2023Topic)

  • 田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(1)修験道という前近代的なものから学ぶ

    田中利典師を追っかけるシリーズ、今日からは「宇宙飛行士と山伏」(全5回)だ。金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師は2007年12月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)主催の「宇宙ことづくりフォーラム大阪講演会」で、「山に伏し野に伏す修験道の世界~宇宙飛行士と山伏修行~」という講演をされた。※トップ写真は、吉野山の桜(2023.3.28撮影)講演録は残っていないがこのあと、JAXAの小林智之氏から公式サイト用のインタビュー取材を受けられ、師はその内容を5回に分けてご自身のブログ「山人のあるがままに」に、アップされた。ヨソでは聞けない貴重な話なので今日からは、これを追っかけて紹介することにしたい。初回のタイトルは「気づきを共有しあうこと」。師のブログ(2016.1.1付)から全文を抜粋する。「気づきを共有...田中利典師「宇宙飛行士と山伏」(1)修験道という前近代的なものから学ぶ

  • 奈良まほろばソムリエの日々/毎日新聞「奈良へ」(第23回)

    昨日(2023.4.6)の毎日新聞奈良版に、〈大和熟知、できることを文化財調査や「食」魅力発信まほろばソムリエの会・鉄田憲男さん〉という記事が出た。西山厚教授と語り合うセミナー「奈良へ」(2023.3.25開催)の内容が、紹介されていたのである。最初に私が40分、次に西山教授が40分、最後に2人で40分、という計2時間のセミナーである。※トップ写真は主催者から拝借。写真撮影禁止だったのでソムリエの会会報紙用にお借りした早くに登壇のオファーをいただいていた。これまでのご出演者は、その道のプロフェッショナルばかりで、「何をお話しすれば良いのかな」と考え込んでいたが、いただいた演題は、「奈良まほろばソムリエの日々」だった。なるほどこれならお話できる、と、40分のパワポ資料の作成に取りかかった。うまくお話しできた...奈良まほろばソムリエの日々/毎日新聞「奈良へ」(第23回)

  • 田中利典師「吉野山と嵐山」(7)風土(ローカル)を忘れてグローバルに突っ走ることの危険性

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師は、2016年(平成28年)11月、東京の奈良まほろば館で「吉野と嵐山の縁(えにし)」という講演をされた。師はその講演録を7回に分けてご自身のFacebookに連載された(2023.2.28~3.6)。あまり聞く機会のない貴重なお話なので、当ブログでも追っかけて紹介させていただく。※トップ写真は、金峯山寺蔵王堂の遠望(2023.3.31撮影)最終回の今回は、師ご自身が〈近代との戦いに挑んできた私の真骨頂のまとめ〉とお書きのように、〈グルーバルがローカルを食い尽くす社会〉の危険性に警鐘を鳴らしておられる。コロナ禍で、大都市集中の脆(もろ)さが明らかになった。これを機に、地方に移住する家族も増えてきている。まるで、このような状況を見通しておられたようなお話である。なお吉野山...田中利典師「吉野山と嵐山」(7)風土(ローカル)を忘れてグローバルに突っ走ることの危険性

  • 第1回全国いちご選手権「古都華」は銅賞、最高金賞は埼玉県の「あまりん」

    毎日新聞奈良版(2023.3.5付)〈いちご選手権全国銅賞に「古都華」生駒、平群で生産〉という記事が出ていた。全文は末尾に載せるが、私が驚いたのは、奈良の「古都華」が最高金賞でも金賞でもなく「銅賞」だったことだ。あんなに美味しい古都華をしのぐイチゴがあったとは!※写真は下の1枚を除き埼玉県産「あまりん」。2023.3.29撮影この写真のみ平群町産「古都華」。「道の駅大和路へぐりくまがしステーション」で2022.12.11撮影最高金賞の「あまりん」を食べたいと思い、早速ネットで注文した(3/7)。最高金賞のあまりんは、埼玉県春日部市のヒロファームが出品したものだったが、見当たらなかったのでJA全農さいたま(JAほくさい北川辺支店)の「あまりん」を注文した(楽手市場「林フルーツ」)。ところが注文が殺到していて...第1回全国いちご選手権「古都華」は銅賞、最高金賞は埼玉県の「あまりん」

  • 田中利典師「吉野山と嵐山」(6)足利尊氏は後醍醐天皇の菩提を弔うため、嵐山の対岸に天龍寺を建立した

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師は、2016年(平成28年)11月、東京の奈良まほろば館で「吉野と嵐山の縁(えにし)」という講演をされた。師はその講演録を7回に分けてご自身のFacebookに連載された(2023.2.28~3.6)。あまり聞く機会のない貴重なお話なので、当ブログでも追っかけて紹介させていただく。※トップ写真は、吉水神社「一目千本」の桜(写真はいずれも2023.3.31に撮影)今日(第6回)は、前回の話の続きである。なんと〈後醍醐天皇が亡くなった後、吉野を滅ぼした足利尊氏は後醍醐天皇を弔うためにお寺を建てます。この寺が京都嵯峨野の天龍寺です。後醍醐天皇のお父さんが後宇多天皇。後宇多天皇のお父さんが亀山天皇。亀山天皇のお父さんが後嵯峨天皇〉。申すまでもなく、天龍寺は嵐山の対岸にある。〈じ...田中利典師「吉野山と嵐山」(6)足利尊氏は後醍醐天皇の菩提を弔うため、嵐山の対岸に天龍寺を建立した

  • 絶品ハンバーグ!ホテルで鍛えたフレンチの腕「グリル佐々木」(田原本町千代)/昭和レトロ食堂(42)

    磯城郡田原本町千代(ちしろ)、国道24号を奈良から南下し、ラー麺ずんどう屋の南の橋を渡ってすぐ右側に、「グリル佐々木」(田原本町千代75-1KSGビル2階)がある。私は土曜日(2023.4.1)の夜の部に、お邪魔した。お酒を飲むので、この日は電車で。近鉄笠縫(かさぬい)駅から、500mほどのところにある。駅前(東北側)では、ソメイヨシノが満開だった。オープンして昨年で10年というから、「昭和レトロ食堂」は失礼なのだが、店内の設(しつら)えや洋食メニューは、レトロないい雰囲気出しているので今回、昭和レトロ食堂として紹介させていただく。奈良グルメ図鑑には、これがKSGビルビルの向かって右端の2階に、こちらのお店がある24号線沿い、2Fにあるので目立たない立地ながら、洋食が食べたいという地元の人が日々集まってく...絶品ハンバーグ!ホテルで鍛えたフレンチの腕「グリル佐々木」(田原本町千代)/昭和レトロ食堂(42)

  • 田中利典師「吉野山と嵐山」(5)吉野山下千本・嵐山の桜を京都に移植し、そこを「嵐山」と名づけた!

    金峯山寺長臈(ちょうろう)田中利典師は、2016年(平成28年)11月、東京の奈良まほろば館で「吉野と嵐山の縁(えにし)」という講演をされた。師はその講演録を7回に分けてご自身のFacebookに連載された(2023.2.28~3.6)。あまり聞く機会のない貴重なお話なので、当ブログでも追っかけて紹介させていただく。※写真はいずれも、吉野山下千本「嵐山」のとれとれの写真(2023.3.31撮影)今日のお話は、とても興味深い。鎌倉時代、後嵯峨上皇が吉野の嵐山(吉野山の下千本駐車場の近く)の桜を京都に移植し、そこを嵐山と名づけた。同時に、蔵王権現も嵐山に分祀し、蔵王堂を設けた。しかも「ほおづき尾」(近鉄吉野駅の改札を出た左側の尾根)という名前も、京都に持って行って「保津峡(ほづきょう)」と名づけた。こないだ舟...田中利典師「吉野山と嵐山」(5)吉野山下千本・嵐山の桜を京都に移植し、そこを「嵐山」と名づけた!

  • 再訪!国道24号から少し北入る、「お食事処 大和路」(御所市南郷)

    晴天の水曜日(2023.3.29)、陽気と桜に誘われて御所市へ。山麓線(県道30号御所香芝線)周辺にはソメイヨシノがとても多い。京奈和道ができるまでは、紀州九度山に帰省するときはよくこの道を使い、春には車窓の桜を楽しんでいた。この日はソメイヨシノが「満開」と出ていたので、期待して行った。兄川橋(御所市小林)から見下ろす桜も見事だったが、車が駐められなかったので、もう少し五條市方面へと進んだ。五條市との市境も近い御所市西佐味(にしさび)のあたりで、桜の群落を発見!それがこれら2枚の写真である。農業用溜め池の周囲に植えた桜が大きく育ったのだろう、たくさんのソメイヨシノが出迎えてくれた。花見の後はランチだ。国道24号へ車を回し、以前にも紹介した昭和レトロ食堂「お食事処大和路」(御所市南郷857)へ向かった。国道...再訪!国道24号から少し北入る、「お食事処大和路」(御所市南郷)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、tetsudaさんをフォローしませんか?

ハンドル名
tetsudaさん
ブログタイトル
日々ほぼ好日
フォロー
日々ほぼ好日

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用