迷った末、栗原眼科病院(羽生市下岩瀬)へ足を運んだ。眼圧を下げる目薬が残りわずかになったからで、数か月後に1度の割合で足を運ぶのがルーティンになっている。診療時間開始前に行ったにも関わらず、病院はひどく混んでいた。待合室は広いのに、ベンチに座れない。混雑は覚悟の上だったから、持参した数冊の本を併読しながら、名前が呼ばれるまで待っていた。目薬を貰うだけのつもりだった。が、なぜか定期検査となる。何枚か写真を撮られるだけだったのに、気が付けばひどく肩がこっていた。医師の診察を受け、病院を出るときにはぐったりしていた。激しい運動を強制されたわけではない。それなのに、疲労感を覚えるのは精神から来るものなのだろうか。気が付けば、立ったまま順番を待っている来院者はさらに増えていた。病院内の独特な空気に慣れるには、数日か...羽生の歴史でこんな変貌はあったか?―下岩瀬にて―