週末に届いた『アンナ・コムネナ』5巻、遡って4巻をお浚いしてからの一気読み。書影を見た時点で予想していた展開だったし、次巻が最終巻と知って「ああ😢……」てなってる。4月29日
おはすこ。朝ごぱん。ベーグル2種(ボロネーゼチェダーとナッツカレー)。青空ごはん部2月28日
ジェイムズ・ジョイス/丸谷才一・永川玲二・高松雄一訳『ユリシーズⅣ』を読んだ。やっと初めての通読。とても面白かった。とりわけ言葉への執拗な拘りや言語遊戯などについては、偏に訳注のお蔭で楽しめた。その一方で、何から何まで明け透けな小説が好きなわけではないので(ちょっとぼかしてくれ…)、その点は割り切らなければいけなかったり。第十七挿話「イタケ」の教義問答形式は、ふっ…と笑えて好きだった。ここで出てくるモリーの関係者リストwの答え合わせが、最終挿話「ペネロペイア」で出来るのかと思いきやそうでもなかったり、最後までブルームの性格がはっきりわからないところもよい(妻の不義のお膳立て?そんなオデュッセウス…?)2月27日
お昼ごはん。マルシェで買ってきた「3porcellini3びきのこぶた」の、牛ほほ肉のリボリータbentoとカンパーニュ。ワインも呑む〜青空ごはん部ちなみに夫のお昼ごはん。私と同じ内容(「3porcellini3びきのこぶた」のおbento)なのに、ワンプレートで見た感じもっと美味しそう…(むきっ)。2月25日
お昼ごめん。「幸楽」にて幸楽ラーメンの辛め。旬の韮が柔らかくてむまかった。青空ごはん部ラーメン部2月24日
昨日(もう昨日)は、「3porcellini3びきのこぶた」にてワインの試飲会でした。色々美味しかった。おかわりし放題。気に入ったワインを2本買う。帰宅後の記憶がほぼないけれど、コンタクトレンズを失くした酔っ払い😢2月23日
ジェイムズ・ジョイス/丸谷才一・永川玲二・高松雄一訳『ユリシーズⅢ』を読んだ。とても面白く読めている(これも偏に訳注のお蔭)。とりわけ第十四挿話「太陽神の牛」の文体パスティーシュには圧倒された。古代英語から順々に時代を下って書かれているそうだが、ラテン語散文直訳体は明治の漢文くずしとか、ロレンス・スターンの文体は三遊亭円朝の人情噺の文体、本居宣長の擬古文、石田梅岩の文体とか平田篤胤『古道大意』の文体…とかとか凄い(マニアックw)。それでその内容は、婦人科病院の一室で管を巻く男どもの“猥談の宴”って何なのww巻末のエッセイも面白くて、『ブヴァールとペキュシェ』続編説にはのけ反った。めも)当時のアイルランドの貧しさ、人々の鬱屈と諦めの感覚、大飢饉のトラウマ、パーネル崇拝(メシアニズム)。2月21日
ジェイムズ・ジョイス/丸谷才一・永川玲二・高松雄一訳『ユリシーズⅡ』を読んだ。とても面白く読めている。これは偏に膨大かつ丁寧な訳注のお蔭だなぁ…と。第九挿話のスティーヴンの《ハムレット》論(登場人物をシェイクスピアの家族に置き換えたりw)や、第十二挿話内に挿入される文体パロディ(こういうの割と好き。33もあるw)、第十三挿話における女性向け大衆小説文体からのブルームのク○っぷり、などなど。あまり感じの良いひとは出てこない気がするが、解説にある「ダブリン気質」を聊か誇張して描いている…ということだろうか。2月15日
ジェイムズ・ジョイス/丸谷才一・永川玲二・高松雄一訳『ユリシーズⅠ』を読んだ。漸く遂に読み始めた。流石に面白いけれど訳注が多くて行きつ戻りつ、とても時間がかかるので先は長いなぁ…と。ギリシャ神話もシェイクスピアも一応好きなので(詳しいわけでは全然ないがw)、そういうところから楽しんでいければ。めも)スティーヴンは自分をテレマコスおよびハムレットに見立てている。へレンズやマリガンは求婚者たち、ハムレットの叔父。2月12日
ブランチに辛い麺。「YumYum(ヤムヤム)」のグリーンカレー。青空ごはん部2月9日
クライスト/山口裕之訳『ミヒャエル・コールハースチリの地震他一篇』を読んだ。お目当ての「ミヒャエル・コールハース」がとても面白かったので満足。解説を読んで、多和田葉子の『エクソフォニー』を読み返したくなった。“つまりは、世の中の人たちは彼の思い出を祝福したにちがいない、もし彼が、ある一つの徳について度を越えたふるまいをしていなかったとすれば。しかし、正義の感情が彼を人殺しの盗賊としたのだった。”2月6日
お昼ごめん。「麺と酒蔵一」にて塩角煮そば(偶々ありつけた)。いつものチャーシューも好きだけど、ごろっとした角煮は食べ応えあってよかた🍖青空ごはん部ラーメン部2月3日
ジャック・ダデルスワル=フェルサン/大野露井訳『リリアン卿──黒弥撒』を読んだ。十九世紀末の、オスカー・ワイルド事件や作者自身が起こした「黒ミサ事件」を元に描かれた鍵小説。爛熟と頽廃と、“花と香水と病的な精神の狂宴”の中、貪婪と恥に塗れていくナルキッソスの如きリリアン卿の物語。“十五歳。可愛らしく、瑞々しく、生命に満ちて、それが何かもわからぬままに愛を渇望する。愛については本で読んだだけ、あるいは夢に心の声を聞いただけである。”2月2日
1月の読書メーター読んだ本の数:15読んだページ数:5267若い藝術家の肖像(集英社文庫ヘリテージシリーズ)読了日:01月31日著者:ジェイムズ・ジョイス本の背骨が最後に残る(文芸書・小説)の感想大変に好みな短篇集。血の臭気に塗れて悍ましくて酷くて、それでも…容赦のない美しさが胸を衝く。人の嗜虐性や暴力、痛覚、身体改造などへの拘りからも目を逸らせなくなる。そして“物語に淫した”という言葉にぎくっ、射竦められた。とりわけ好きだったのは、表題作や「ドッペルイェーガー」(これ、男女が逆だったらあの話…)、「痛妃婚姻譚」(絢爛に飾り立てられた搾取、怖過ぎる)、「本は背骨が最初に形成る」(“焼くのが先か──”)。読了日:01月29日著者:斜線堂有紀源氏物語3(河出文庫か10-8)の感想再読(源氏物語は他の訳者で幾度...1月に読んだ本
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週末に届いた『アンナ・コムネナ』5巻、遡って4巻をお浚いしてからの一気読み。書影を見た時点で予想していた展開だったし、次巻が最終巻と知って「ああ😢……」てなってる。4月29日
お昼ごめん。「ばり嗎」にて、味玉ばり嗎。4月27日
角田光代訳『源氏物語5』を再読した(角田源氏は初めて)。「若菜」から「鈴虫」まで。「若菜」は流石の面白さで、容赦ない因果応報の巻。もうそんなことも起こるまい…と安心していた矢先、光源氏に信頼を裏切られた紫の上は、それまで考えてもみなかった将来への不安まで抱く(辛…)。女三の宮を迎えることを決めた光源氏が、以前と同じように紫の上が妬いてくれると思い込んでいる辺り、如何なものか。紫の上から見て、女三の宮は嫉妬するには身分が高過ぎるし、そもそういう気持ちが薄れて心が離れつつあることもわからないのか…など。女三の宮もただ気の毒で…。あとがきにもあったけれど、六条御息所の怨霊がここまで残っているのは何故…とあらためて(え、ファンがいたから?)4月25日
金井美恵子『快適生活研究』を読んだ。目白連作の短篇集、面白くてつい読み耽ってしまう。未熟で鈍感な自己愛を持ち、慢性的な幸福症に陥った人たちの“憎々しいおかしさ”が、これでもかと絶妙な按配に描かれていて堪らない。とりわけ、長々しい手紙を書く癖(ヘキ)をお持ちのアキコの造形には引きこまれた。(“おちこぼれ系”のおばさんや桃子たちは相変わらず)4月23日
ダンテ・アリギエリ/原基晶訳『神曲天国篇』を読んだ。まず、行き届いた各歌解説が素晴らしかった。ダンテの抱いた神の真理に近付くことへの絶望の深さが、この作品を書かせたのかと思うと気が遠くなる。(神学的理論と哲学用語が頻出する詩…)以下、解説からの覚書。神がいる至高天は満たされているので静謐であり、原動天(天使の世界)は最も至高天に近いので神を最も欲し最速で回転する。その愛ゆえに天体は神と一体になろうとして回転する。自由意志は神から人類への「最大の贈り物」で、神との契約(誓願)は自由意志の放棄で成立する。神の本質は知性であり、その知性による認識から自由意志による神への愛がもたらされるとされ、その結果、天上と地上の愛の照応関係が成立する(ゆえに、教皇達が神の調和の表現である法を無視するのは駄目)。4月22日
お昼はパンを食べて、デザートにニューヨークチーズケーキ(因島産はっさく)。美味…4月21日
お昼ごはん。「なにわ料理藤」にてミニ会席。昼ビールと前菜\(^-^)/お昼ごはんの続き。造り3種と煮物(鯛の桜蒸し)、ちょっと日本酒もいただき、八寸(鰆とか焼き筍とか)、デザート。どれも美味でした。4月20日
金井美恵子『道化師の恋』を再々読。金井美恵子を読みだすと後を引く。主人公の善彦がナボコフの『青白い焔』を読んでいたので、私も読み返したくなってしまった。4月16日
毬矢まりえ/森山恵『レディ・ムラサキのティーパーティらせん訳「源氏物語」』を読んだ。とても素晴らしかった。まず、〈らせん訳〉とは何ぞや…。それは、A・ウェイリーが成した『源氏物語』の英語版から日本語に訳す〈戻し訳〉が、多層的時間空間を巻き込んでらせん状になる(直線的な翻訳ではない)ことから名づけられた。例えば、光源氏の“光”がシャイニングという単語に置き換わったとき、光源氏のこの世を越えた神々しさが、いつか月に帰るかぐや姫と同様なものとして伝わってくる(だから彼の色好みはゼウスのそれに近い、とか)。源氏物語の重層性(和歌の本歌取りや歴史書への言及など)に共鳴させるように、A・ウェイリー版ではシェイクスピア詩の引用や聖書的語彙が使われている、という話。全12章のうちの2章が末摘花(サフラン姫)に割かれている...4月15日
録画しておいた「アリバイ崩し承りますスペシャル」、観たわ。浜辺美波の時乃ちゃんが可愛くて(「時をかける少女」歌ってて可愛い、お風呂でコロッケぱくついて可愛い、お洋服も可愛い)、ふにゃふにゃになりました。続きがありそうな終わり方だったけど、どうなのかな。4月14日
お昼ごめん。又来軒にて、四川酸辣麺。予想以上に麻(マー)の痺れる辛さがビリビリ来た。4月13日
角田光代訳『源氏物語4』を読んだ。源氏物語は他の訳者で幾度か読んだが、角田源氏は初めて。今のタイミングで「蛍」の物語論を読むと、「光る君へ」のまひろの声で響いてくるような気がする。そして「藤裏葉」の大団円。おそらくここまでで紫式部は一旦筆を置いたのではないか、という話を聞いた。いよいよ次巻で「若菜」。4月11日
金井美恵子『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』を再読した。──“そこに夢見るものなんか、何もないけれど”。『小春日和(インディアン・サマー)』からほぼ10年後の、桃子、花子、小説家のおばさんたちを描いた姉妹作。少し本整理をしようとして目に留まり、懐かしさについ読み耽ってしまった。(フローベール『紋切型辞典』が出てくるとにやにやしてしまう)4月10日
ダンテ・アリギエリ/原基晶訳『神曲煉獄篇』を読んだ。引き続き、素晴らしい各歌解説のお蔭でとても面白い。以下、解説からの覚書。ダンテは地獄のような世界を糾弾し、その報われない現実の中で人はいかに生きればよいのかを考察している。煉獄篇は〈友情篇〉という別名を持つ(友情をもとにした調和の世界の再構築)。第九歌から主題と表現が更に高度化し、読者にアレゴリー的解釈を呼びかけている。愛と自由意志との関係の前提に、タブラ・ラサ「白紙」理論がある(神がそこに“第一概念”を書き込む)。第21歌から第26歌までの主題は詩。可能的知性(事物の認識を可能にする能力としての知性)があって初めて人は神と対話できる。そしてダンテはその対話を〈愛〉と呼ぶ(〈愛〉の捉え方の違い→清新体派からの決別)。4月8日
夫とお店で宵呑み。焼き鳥〜夫の〆の釜飯、など。4月5日
3月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:4172スピン/spin第7号読了日:03月31日著者:恩田陸,尾崎世界観,斉藤壮馬メイド服とレインコート:ブリティッシュ・ファッションの誕生の感想再読。ブリティッシュ・ファッションの起源を19世紀後半から1920年頃に求めた考察。ヴィクトリア朝後期、そこそこの経済力を持つミドルクラスが台頭するが、彼らの多くは色彩音痴だった(なんと!)。フランスへのコンプレックスを克服する為の努力から生み出された、イギリスらしいファッション。例えば女性用乗馬服は、男性スーツが完成させた地味なエレガンスを、乗馬服の美的近代化に向けた結果、モダンな健康美と洗練というイギリス人らしさを表すのに最適な女性服となった。メイド服は、雇用主と使用人の間の階級闘争から生まれた…など読了...3月に読んだ本
『セシルの女王』6巻が届いたので、早速読んだ。5巻ほどはきつくなかったけど、人は亡くなる…。メアリ・ステュアートが生まれて、ヘンリー8世は遂に6回目の結婚をば。(次巻の表紙は誰かな。ヘンリー8世来ないかなw)4月3日
小川公代『ゴシックと身体想像力と解放の英文学』を読んだ。19世紀におけるゴシック小説が果たした役割を読み解く、“戦術”という切り口が思いがけなくて頗る面白かった。フランス革命、バラッド的テーマの流行、当時の自己保存の思想…などが重なって生まれた特異なジャンルが、新しいヒロイン像を描くことで、家父長的な文化に異議を唱えたり女性解放のテーマを推し進めることになっていく。『ユドルフォの謎』の想像力と空想力の件、『放浪者メルモス』の結婚というメタファーについて、『嵐が丘』の「内なる神」という思想、マイノリティ性を抱える人たちのヴァンパイア物語…などなど、「なるほど!」と頷きまくりだった。4月2日
mynewgear…ケニアから遥々、アフリカンテキスタイル・キテンゲのお洋服が届いた。ピンタックスモックワンピ♪個性的な色柄で少し迷ったけど、ピンタックが美しくて気に入った(๑˃̵ᴗ˂̵)4月1日
久しぶしの落語、楽しかった〜(*^m^*)3月31日
@rnakko『文明交錯』借りてきたし、ドーナツ食びた(*^m^*)4月29日
@rinakko【花びらとその他の不穏な物語/グアダルーペ・ネッテル】を読んだ本に追加4月25日
@rinakko先週末からうちの本。ようこそようこそ。『輾転反側する鱏たちへの挽歌のために』、『月の三相』『五月その他の短篇』『ノヴァ・ヘラスギリシャSF傑作選』。こないだ文學界で読んだ「マルギット・Kの鏡像」が大変好みだったので、『月の三相』楽しみ。@rinakko装幀をねぶねぶしていて気付いたけど、『輾転反側する鱏たちへの挽歌のために』と『ノヴァ・ヘラスギリシャSF傑作選』の表紙がたぶん同じ紙。月面のクレーター状に凸凹している。4月24日
@rinakko【悪所(ジュリアン・グリーン全集)/ジュリアン・グリーン】を読んだ本に追加純粋無垢な存在として描かれる13歳の少女ルイーズ、その美貌を目にして欲望を掻き立てられた大人たちの醜悪さが悍ましくて流石だ。ルイーズの心情には殆ど触れられず、物語の要でありながら美しさだけが際立ち、彼女はまるで虚のようだった。鏡に映った自身の肉体を見て“自分のからだを発見し”、不安と喜びを味わう場面が印象的だったけれど、その先へと踏み込むことはないまま。“そのエキゾチックな照明を浴びると、ルイーズの顔は異様な美しさに輝いて現実の世界から抜け出したように見えた。”4月23日
@rinakkoちみちみ読んできたジュリアン・グリーン全集(全14巻)、とうとう未読作品が後一冊になってしまったじゃが来月になれば、新訳で『モイラ』を読み返すことが出来る、るるる、、@rinakko岩波文庫からジュリアン・グリーン、しかも新訳が出ると知ったときは頗る驚嘆したけど、続くよね。続きますよね。あどりえんぬむじゅらとか、とか‥(´ー`)@rinakko【文学界2023年05月号[雑誌]】を読んだ本に追加お目当ての特集「12人の“幻想”短篇競作」を堪能した。とりわけ好きだったのは、石沢麻依「マルギット・Kの鏡像」と高原英理「ラハンドーサ手稿」。川野芽生「奇病庭園(抄)」は書き下ろしの続きが楽しみ。あと、追悼・大江健三郎の〈対談〉島田雅彦×朝吹真理子も面白かった。朝吹さんの大江が好きすぎて気絶した話、...4月20日
@rinakko【昏き聖母上(創元推理文庫)/ピーター・トレメイン】を読んだ本に追加@rinakko【昏き聖母下(創元推理文庫)/ピーター・トレメイン】を読んだ本に追加4月18日
@rinakko先週末からうちの本。ようこそようこそ。『ディンマスの子供たち』と『昏き聖母』(上下)。トレヴァーは即読んじゃった。待ってろよエイダルフ4月17日
@rinakko【女の子がいる場所は(ビームコミックス)/やまじえびね】を読んだ本に追加4月16日
@rinakko昼ビール部です。お寿司食びにきた。これから鮪の解体ですて@rinakko鯖とかサーモン、捌きたての鮪ほほ肉。4月15日
@rinakko【ディンマスの子供たち(ウィリアム・トレヴァー・コレクション)/ウィリアム・トレヴァー】を読んだ本に追加4月14日
@rinakko【他者(1979年)(ジュリアン・グリーン全集〈6〉)/ジュリアン・グリーン】を読んだ本に追加“祈り。じつを言うと、わたしはたったひとつの祈り、キリストがみずから教えた主の祈りしか知らなかった。わたしはさまざまなひどい矛盾に満ちてはいたが、むかしからつぎの一点では変わらなかった。わたしは人間としてのキリストを愛していたのだ。”“その真実のために死ななければならないというのなら、わたしにはその覚悟があった。(略)わたしの周囲の世界は、悪夢のように消えてなくなり、わたしは愛しか存在しない別の世界のなかで呼吸していたのだが、その世界は真実だったのだ。”4月13日
@rinakko【スピン/spin第3号/恩田陸他】を読んだ本に追加4月9日
@rinakko【グロサ/フアン・ホセ・サエール】を読んだ本に追加4月8日
@rinakko【増補夢の遠近法:初期作品選(ちくま文庫)/山尾悠子】を読んだ本に追加再読。『迷宮遊覧飛行』の自作解説で、また読み返したくなった。今回はあらためて「パラス・アテネ」にうとり。4月6日
@rinakko【Lilith/川野芽生】を読んだ本に追加再読。〈夕かげは紅茶を注ぐやうに来て角砂糖なるわれのくづるる〉〈疎まれし少女時代を聖痕となしゐしに雲は日ごと生(あ)れくる〉〈幾重もの瞼を順にひらきゆき薔薇が一個の眼となることを〉〈地下書庫に体熱を奪はれながらひとは綴ぢ目の解けやすき本〉〈かつて神女そして妖姫へ変へられて椿の、モルガン・ル・フェの長身〉〈朝なさな燃えあがるアレクサンドリア図書館ありてわれらもその火〉〈薄明に活字褪せつつ亡びたる透明獣の名か、たましひは〉〈うつつとは病めるまぼろし手をのべて瑪瑙を馬(むま)の腦(なづき)へかへす〉〈こころとは異土のこと尾を喪ひし人魚を夜の森に放てよ〉〈月の鳥を撃ち落とさむに星なべて弾痕、われのふたつまなこも〉〈葩(はなびら)に顔を喰ひ荒らされながら運河...4月3日
@rinakko【迷い猫あずかってます(中公文庫,か15-4)/金井美恵子】を読んだ本に追加4月1日
3月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:3932迷い猫あずかってます(中公文庫か15-4)読了日:03月31日著者:金井美恵子詩と散策の感想素晴らしかった。なるべくゆっくり…と、幾度も立ちどまりながら読んだ。“くだらないと思う人もいるかもしれないが、私は生きていくうえで幻想は必要だと思っている。真実に目を背けず向き合うためにも、自分だけの想像を秘めておいたほうがいい。想像は逃避ではなく、信じる心をより強く持つことだから。”“私は幸せうんぬんにうんざりしていて、「幸せ」という言葉を辞書から削除してしまいたいと思っている。もしくは意味を変えるとか。”読了日:03月30日著者:ハン・ジョンウォン辮髪のシャーロック・ホームズ神探福邇の事件簿の感想面白かった。19世紀末の東アジアの歴史や、当時の香港なら...3月に読んだ本
@rinakko【詩と散策/ハン・ジョンウォン】を読んだ本に追加素晴らしかった。なるべくゆっくり…と、幾度も立ちどまりながら読んだ。“くだらないと思う人もいるかもしれないが、私は生きていくうえで幻想は必要だと思っている。真実に目を背けず向き合うためにも、自分だけの想像を秘めておいたほうがいい。想像は逃避ではなく、信じる心をより強く持つことだから。”“私は幸せうんぬんにうんざりしていて、「幸せ」という言葉を辞書から削除してしまいたいと思っている。もしくは意味を変えるとか。”3月30日
@rinakko【辮髪のシャーロック・ホームズ神探福邇の事件簿/莫理斯(トレヴァーモリス)】を読んだ本に追加面白かった。19世紀末の東アジアの歴史や、当時の香港ならではの文化が描かれている点でも楽しめる3月29日
@rinakko先週末からうちの本。ようこそようこそ。『詩と散策』、『グロサ』『迷い猫あずかってます』。わくわくだ3月27日