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虚虚実実――ウルトラバイバル https://iirei.hatenablog.com/

広く「危機管理」について考察します。自然災害、経済危機、恋愛などがテーマ。東大工学部都市工学科修了。

森下 礼
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2005/12/07

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  • コカ・コーラ:USA最大の発明(エッセイ)

    コカ・コーラは不思議な飲料だ。さほど体に良くないと解ってはいても、ついつい飲みたくなる。また飲んだあとの清涼感は、他に比べるものがない。私は環境問題研究家であり、環境・食については行動基準が相当厳しいが、「コカ・コーラを飲む」ことについては自分の生活様式にしっかり取り入れている。USAには多くの有用な発明がある。飛行機、コンピュータ、金融商品etc・・・思うに、コカ・コーラはその中で最大の発明なのではないか。USAだけでなく世界の一般庶民の間に普及した点も、その考えを裏付ける。もちろん、コカ・コーラより緑茶のほうが体に良く、胃腸にも優しいが、この「魔法の水」の実力には測りがたいものがある。それ…

  • 「男が産めるのはうんこだけ」:フェミニズムの破綻(エッセイ)

    集会風景 2025年3月8日は「国際婦人デー」の集会が東京で行われ、外国人優遇大好きで夫婦別姓制度を偏愛する左翼政党の女性国会議員が終結した。社民党の福島瑞穂、立憲民主党の松下玲子、共産党の吉良良子、れいわ新選組の某が勢ぞろいした。ところでその会場でコールされたヘイトスピーチが、表題の「男が産めるのはうんこだけ」という差別語である。これら女性フェミニストはよく男性による女性差別を糾弾するが、このコールは逆に糾弾されるべき言葉ではないのか?逆差別である。さすがにこのコールは問題視され、マスコミの取材が来たが、リーダー格の福島瑞穂は回答を拒否した。さすがに問題発言であることを認識する知能くらいは備…

  • 現代の始皇帝:習近平(エッセイ)

    秦の始皇帝(汚いツラ!)「自分と異なる意見の者がいたとしても、相手の立場は否定せず、対話し妥協点を探る。それらの行動を規定し、利害調整を図るのが「法」である。これは民主主義の要諦である。しかし、この理屈を全く理解できない者がいる・・・中国国家主席:習近平である。彼は自分と異なる意見を、圧殺する。彼が恣意的に制定した「法」によってである。抑圧するための「法」であり、利害調節のための「法」ではない。解りやすい事例として香港がある。香港国家安全維持法によって香港市民の自由を十分奪っているのに加え、区議会議員選挙で、民主派の候補の立候補の機会を、「法」によって「合法的に奪い」、ついにはだれも立候補でき…

  • 「優しくあるためには、力が必要だ」(そして老子の場合)(エッセイ)

    ©Berrystardust's blog 標題の言葉は、タンブラーの投稿者・berrystardustのブログで、Tシャツに印刷されていたものである。実に深い言葉だと思われる。政治哲学者、戦争哲学者として知られる老子(Lao Tzu)の場合、その飛躍的な論理が目につくため、彼がgentleでkindな人だったことを“Lao Tzu”から読み取れるひとは少ないだろう。だが私は何回も”Lao Tzu”を読んできて、彼がgentleでkindだったことを知っている。もう一回”Lao Tzu”を読み返すと、少なくとも7個の章が、それが解る記述を含んでいる。特に、「武器をあげて敵と味方が相対するとき、…

  • 古本屋で値段の付く本こそ価値がある(エッセイ)

    災害の芽を摘む 私は一時期、ヒッピー的生活に憧れ、その種の人脈作りに励んでいた。その頃知り合った女性と恋愛関係に陥ったが破綻し、彼女は別の男を選んで、日本の長野県の山奥でヒッピー生活を始めた。出版社に勤めていたことのある彼女は、そのころ死んだヒッピー仲間の追悼文集の編集を行った。私もその本「足に土」を一冊買ったが、出来は散々で、その男を慕うヒッピーたちの雑文を寄せ集めただけの本だった。私は彼女に手紙を書いた:「こんな本は、本と呼ぶに値しない。彼が優れているらしいことは認めるが、どんな業績かを社会に訴えることが書けなくては客観的な本とは言えない。貴女は、出版業界で何を学んだのか?」と。彼女はこの…

  • タリフマン(関税男)としてのドナルド・トランプ(エッセイ)

    パウエルFRB議長ドナルド・トランプ大統領は、自らをタリフマンと呼び、タリフ(関税)を世界一美しい言葉だとしている。そしてほとんど全ての国際摩擦をタリフの行使によって解決しようとする。デンマーク領グリーンランドをUSAが領有するのが望ましいと言い、もしデンマークが抵抗するならタリフを掛けると脅す。トランプがタリフに掛ける「バカの一つ覚え」は顕著だ。だがタリフはそれほど万能なのだろうか?タリフを掛けるということは、輸入品の価格が吊り上がり、USA国内の物価は上昇する。トランプは狂乱物価を解決することを公約の一つとして再選した。タリフを掛けまくるのは物価を押し上げ、矛盾した結果をもたらすのではない…

  • 日本の焼酎は、2流の酒だ(エッセイ)

    シャルトリューズ 日本で作られた酒で、世界的に最も評価が高いのはウイスキーで、最も人気がないのは焼酎だという。ウイスキーは、雑味と雑香のない、完璧な酒である。焼酎は雑味と雑香だらけの不完全な酒で、特にサツマ芋を原料とする焼酎に、その傾向が強い。私は、以前、フランスのリキュール:シャルトリューズを、ある人のところに手土産として持っていった。飲むなり、この人は好意であるお土産を「不味い!」と言った。彼は芋焼酎を好んで飲んでいた。「完璧な酒であるブランデーをベースに構築された芸術品に対して、なんたる無礼か!」と私は怒った。(もちろん、私に対しても無礼な態度だった)焼酎好きの人は、雑味と雑香を偏愛して…

  • 中国人が好きな「危険な四字熟語」(エッセイ)

    南水北調 中国は現代でも漢字の国である。毛沢東は共産主義の知識を、ドイツ語からではなく、マルクスを翻訳した日本語の漢字を読んで学習した。毛沢東という男、中国に厄災ばかりもたらしたが、その精神は今でも生きている。現代中国の2つのスローガン「退林還耕」と「南水北調」といった四字熟語も、その影響下にある。前者は森林などの「荒地」を切り開き、小麦などの穀物を増産しようという試みで、後者は長江など中国南部の豊富な水を、華北に運んで利用しようというものである。いずれも、毛沢東の思想の影響が強い。だが毛沢東は、発想は大胆だが数理的な裏付けはできない人なので、これら2大スローガンも現実との乖離が顕著に見られる…

  • D.トランプは、ありふれたアメリカ人だ。(エッセイ)

    私が以前ブログを公開したとき、あるアメリカ人が「お前は共産主義者か?」と書いてきた。もちろん私は共産主義者ではない。普通の市民だ。このバカ男は、「USAの栄光は高々25年に過ぎず、その過去の栄光にアメリカ人がすがりつき、MAGA(Make America great again) と叫んでいる」と私が書いたことに、憤慨したのだろう。自分の理解を超えるものにレッテルを貼って排除するのは、「赤狩り」にも見られるアメリカ人の特徴だ。D.トランプは、ステーキ、ポテトチップス、コカコーラをこよなく愛し、いかにも短命に終わりそうな乱れた食生活をしているが、このようなライフスタイルも一般的でありふれたアメリ…

  • コンティンジェンシープランと日本人(エッセイ)

    万博キャラクター“ミャクミャク” 物事を計画するとき、その計画がうまく行かなかったときの代替案を、コンティンジェンシープランという。特に危機管理の観点から重視される。実際そのようなケースはよく起こることであり、コンティンジェンシープランを立てるのは、当然のことである。ところが日本では、この概念が徹底していないのが実情である。2025年、間違いなく大失敗することが決定付けられている大阪万博で、その旨問われた斎藤健経産大臣(当時)は「失敗しないようにする」と答えた。これは大臣失格で、欧米ならただちに罷免されるだろう。失敗した場合について、なんのプランも持っていない。また、2011年に東日本大震災が…

  • いぶりがっこ(smoked pickles)がなくなる?(エッセイ)

    いぶりがっこ(©秋田県漬物協同組合) いぶりがっこは、燻した大根などを漬物にした、日本の秋田県特産の美味しいたくあんの一種で、日本全国でも知名度が高い。世界的にも珍しい。たくあんには乾燥させる工程が入るが、産地の横手地方は湿度が高いので煙によって燻すのである。さて、最近いぶりがっこは存続の危機に立たされている。国の方針で、いぶりがっこを作るために、専用の製造所を設置する義務が生じたり営業許可の取得を義務付けられたりしたのである。いぶりがっこは個人の事業所で作られることが多いので、この措置はハードルが高いのだ。狙い撃ちだと言えよう。所轄官庁は消費者庁(Consumer Affairs Agenc…

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