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虚虚実実――ウルトラバイバル https://iirei.hatenablog.com/

広く「危機管理」について考察します。自然災害、経済危機、恋愛などがテーマ。東大工学部都市工学科修了。

森下 礼
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2005/12/07

1件〜100件

  • 「動画」全盛時代の盲点(随想録―28)

    「動画」全盛時代の盲点(随想録―28) 以前、知り合いに電話したところ、「ユーチューブ」上にあった動画(3歳児が初めてダンスを踊った映像)が見られなくなった、と嘆いていた。たぶん、彼はこの動画を繰り返し何度も視聴したのだろう。ちなみに彼は「ブログは解らない」とも言っていた。 なんとも知的レベルが低い人ではあった。・・・まあ、卵が先か、鶏が先か、なのだが、解りやすい動画によってユーザーがバカになるのか、ユーザーのレベルが動画を愚劣にしてしまうのか。まあ、両方だろう。 映像は解りやすい。文字であれば多くの字数を要する事態でも、たった一瞥するだけで全て(?)飲み込める。これはマンガの1コマ(画像)で…

  • 素人の怖さ:マルクスと空海を評価すると(随想録―27)

    素人の怖さ:マルクスと空海を評価すると(随想録―27) むかし、評論家の呉智英(くれ・ともふさ)さんが書いていましたが、左翼系の論客:吉本隆明さんは、ほかの左翼系論客を論破しまくったと。呉さんが書くに、吉本さんは、マルクス主義の「神学的体系」をこれっぽっちも信じておらず、むしろその「信者」がバカに見えたというのですね。「神学」は、信者にとってのみ意味があるもので、信者でない素人には無意味であったというわけです。マルクス主義は、宗教だったのです。 さて、日本の「宗教的巨人」:空海と、彼が導入した曼荼羅(まんだら)を問題にしましょう。曼荼羅には2種類ありますが、正方形型に区切られた平面があり、それ…

  • 1人の粗暴犯の逃走は災害並みのインパクトを持つ(随想録―26)

    1人の粗暴犯の逃走は災害並みのインパクトを持つ(随想録―26) 思い返せば、2019年5月、6月は公然と粗暴な犯罪を犯す人物が輩出して、いかにも物騒な世の中になった観があります。神奈川県川崎市で、スクールバスを待つ小学生とその保護者たちを柳葉包丁で襲い、20名を殺傷、うち2名の命を奪い、勝手に自殺した岩崎隆一、大阪府吹田市で3名いた警官のうち2人を呼び出し、残った1人を狙い、包丁で刺して重傷を負わせ、拳銃を奪って逃げた飯森裕次郎、神奈川県愛川町で、保釈中に検察関係者を振り切り、包丁を持って逃げた犯罪の見本市:小林誠・・・あまりに多士済々で枚挙に遑がありません。 通常災害というのは、人間の側にも…

  • 竹里館(王維):1000年早かった象徴詩(随想録―25)

    竹里館(王維):1000年早かった象徴詩(随想録―25) 盛唐の詩人のひとり、王維(おうい)は、李白が「詩仙」、杜甫が「詩聖」と呼ばれたのと同じく、「詩仏」と称され、李白、杜甫とならぶ大詩人でした。ここに「竹里館」という詩を見てみましょう。 竹里館 獨り坐す 幽篁の裏 琴を彈き 復張嘯 深林 人知らず 明月 來って相照らす この呼吸、時代を超えると思います。私は19世紀から20世紀にかけての、フランス象徴詩とそれを担った詩人たち・・・ボードレール、ランボー、ヴァレリーたちを世界最高水準のものである、と私は断言して恥じるところはありませんが、この王維の「竹里館」は、間違いなくその水準に達している…

  • 私の師(師の中の師):「師」とは「先生」のこと。(随想録―24)

    私の師(師の中の師):「師」とは「先生」のこと。(随想録―24) 環境問題を専攻した私には、師と呼べる人たちが多くいた。真っ先には、宇井純さん(助手)、卒論指導教官だった中西準子(助手)さんが思い出されるし、都市工学の秘奥を教えて下さり、また、私の卒論審査の際、不当にも、あやうく不可にされそうになった際、弁護してくださった森村道美助教授には、巨大な恩義を受けた。 でも、よく考えてみると、私の自主講座の同僚だった男にも、極めて大きな恩義を受けたことを思いだした。彼(K)は、アイディアマンで、実務は苦手だったが、当時の私はアイディアの浮かべ方も知らず、実務を分担することで彼と二人三脚をしていた。 …

  • DNAと原形質:男と女、どっちの情報が子に多く伝わるか?+メビウス(随想録―23)

    DNAと原形質:男と女、どっちの情報が子に多く伝わるか? 「それは、対等に伝わるんじゃない?」・・・DNAで言えばその通りですが、実際は、女(母親)からの方が多く伝わるのです。父からの精子が卵子の外壁を破って進入して、精子がわずかに持っていた原形質(ミトコンドリアなど)は、卵子のなかで排除され、消えてなくなるという作用が起き、母由来の原形質だけが、子に伝わるのです。 原形質・・・細胞の本体で、ミトコンドリア、ゴルジ体などの集合体のことですが、この雑多な遺伝子情報の働きは、DNA研究の陰で、未知の分野だと思います。ミトコンドリアは、もともと宿主の細胞に寄生する小生物だったのが、取り込まれ、細胞の…

  • 女性をショーケースに入れる:NiziU(ニージュー)の盲点(随想録―22)

    女性をショーケースに入れる:NiziU(ニージュー)の盲点(随想録―22) これまで、何回か日本人女性9人組のユニット:NiziUを取りあげて来たが、今回は彼女らにまつわるマイナスの局面を書こうと思う。彼女たちは、「作られた」アイドルグループである。公募によって選抜されたからというのもある。まあ、オーディションの一種だとすればAKB48(その他秋元康印の音楽的にはつまらぬ雑多なグループたち)などもそうだし、言ってみればそれまでのことだが、特にNiziUの「Chopstick」のジャケットに本質的に見られることがある。「U」の字が、9つの区分に分かれていて、それぞれの区画に、「一人ずつ、女の子が…

  • 「ためになる」と「ためにする」(随想録―21)

    「ためになる」と「ためにする」(随想録―21) 私は、「また、ためになるお話を聞かせてください」、と言われると、身構えるほうです。あんまりこの表現が好きではないのです。先方に悪気はなくても、先方への気持ちは萎えるという傾向があります。なんだか小馬鹿にされたようでね。 ためになる:「自分にとって有益だ、得るものがあるといった意味の表現。知識が得られるという意味合いで用いられることが多い。」https://www.weblio.jp/content/%E7%82%BA%E3%81%AB+%E3%81%AA%E3%82%8B 一方、「ためにする」という言葉は、はっきり悪い意味でのみ使われます。 ため…

  • 『魔入りました!入間くん』(マンガ、アニメ)の魅力(随想録―20)

    『魔入りました!入間くん』(マンガ、アニメ)の魅力(随想録―20) アニメは、NHK・Eテレで断続的に放映されている。教育的かどうかは解らぬが。設定がスゴイ。まさしく悪魔のような両親に振り回されたあげく、大悪魔:サリバンに売り渡された主人公:鈴木入間(すずき・いるま、当時14歳)。よほどひどい目に会わされるかと思いきや、サリバンは入間にかしづくかのように接し(むしろ溺愛)、悪魔の子供たちが学ぶ魔界学校:バビルスに通うようにする。そして、彼、入間はバビルスで青春を謳歌する。 (青い制服姿のが入間) 悪魔とは言え、その有様は人間の世界と同様だ。期末テストもあれば、部活動、学園祭もある。悪魔にも性別…

  • 「お酢」は全てを解決するか?日本愛酢党はどうなった??(随想録―19)

    「お酢」は全てを解決するか?日本愛酢党はどうなった??(随想録―19) 一昔前の日本の総選挙は面白かった。奇想天外なミニ政党が次々と候補を出し、NHKの場でその「持論」(=お笑い)を披露したのだ。なかでも、「日本愛酢党」は傑作で、政策として「酢をもっと飲みましょう」ということのみ「公約」していた。また、この党の代表は、彼が酢に付いての一般的知識しか持ち合わせなかったのに、ある人から「これは、ノーベル賞が取れるよ」と言われ、その気になっていた。言う方も、それを聞いて喜ぶ方もどうかしていた。 それはさておき、私の地元では、変わった材料を使用して作った酢を販売する店が出来た。だいたい果物を用いた果実…

  • 「玄武」をイメージトレーニングしよう!+リトープスの脱皮(随想録―18)

    「玄武」をイメージトレーニングしよう! 中国でいう東西南北の四方を守る四神(ししん)のうち、北方を守る動物神を「玄武:げんぶ」という。この神は、蛇と亀の二体が合体した姿をしている。まあ、夫婦神だな。ほかの神:青龍、朱雀、白虎は一匹単独であるから、例外的だ。そして、玄武は攻防一体、四神で最強と言われる。(四神は、よく古墳の主の部屋に描かれる。) では、蛇と亀、性別は?・・・蛇は攻撃的であるから、オスで、亀は防御的であるから、メスである、とは言えそうだ。では、見方を変えてみよう。オスの生殖器には「亀@」(自粛)がついているので亀はオスの生殖器で、ぐるぐる巻きにする蛇はメスの生殖器を意味するであろう…

  • ウクライナ人の愛国心:patriotism(随想録―17)

    ウクライナ人の愛国心:patriotism(随想録―17) 主に戦争用語として使われる経験則に「ランチェスターの法則」というのがある。2つのシチュエーションから成っていて、大きな規模の攻撃が行なわれる戦争の第1ステージには、優勢な勢力は快進撃を行なう(第1法則)が、市街戦などに舞台が移ると、勢力が均衡し、戦争は長引く(第2法則)というのがこの法則の意味だ。 ロシアがウクライナに仕掛けたこの戦争は、今まさに第2法則が支配している。これはむしろウクライナのほうが有利な状況になっている。ウクライナ軍は、戦意旺盛で、戦争に嫌気がさしてきてきたロシア軍将兵に反撃する態勢になっている。むしろウクライナ人の…

  • 糞尿を上手く処理してこそ環境問題は解決する+ tumblr.(タンブラー)(随想録―16)

    糞尿を上手く処理してこそ環境問題は解決する+ tumblr.(タンブラー)(随想録―16) 以前、乗馬を趣味とする友人から聞いたことだが、乗馬クラブの人が馬を御していたところ、広い農地で、馬が糞をしたというのだ。それで、この農地の持ち主が激怒したという。ともかく”汚いもの“を置いていくな、と立腹したわけ。おいおい、肥やしになるのではないか!? こんな持ち主のような感性では、とてもじゃないが環境問題は解決できない。糞尿は汚いもの、と遠ざけようとしたのが、近代の西欧社会だ。汚物は窓から公道に捨てていたのが、流して川のそばで下水処理場を作ることになった。でも、実際、この下水道は、今に至っても、環境問…

  • 「2人」という言葉の重み+♪「夢で逢えたら」の深層(随想録―15)

    「2人」という言葉の重み 女性は、愛する男性と、自分をまとめて、「わたしたち2人」と称することが、むかしからあるようだ。哲学者のニーチェは、「女はことあるごとに、自分と男を合わせ一体化して“2人”というが、これは女が成熟してない証だ」とか書いたことがある。 成熟しているかいないかはともかく、流行歌にはそんな歌詞がよく見られる。むかし一世を風靡したドラマ「やまとなでしこ」(松嶋菜々子、堤真一)のテーマソング♪「Everything」(MISIA)では「はるか遠い未来に、あなたと(2人で)行きたい、覗いてみたい」といった趣旨の歌詞がある。最近の♪「Chopstick」(NiziU)では「2―1=1…

  • 老子第1章と仏典(特に般若心経)+ラスコリニコフ(随想録―14)

    老子第1章と仏典(特に般若心経) 難解で名高い『老子』でも、出だしの第1章は特に難解だ。この章でつまずき、それ以上読むのを諦めた人も多いだろう。どんな文かと言うと(書き下し文および日本語訳:小川環樹:中公文庫) 道の道う(いう)可きは、常の道に非ず。名の名づく可きは、常の名に非ず。名無きは、天地の始めにして、名有るは、万物の母なり。故に「常に欲無きもの、以て其の妙を観、常に欲有るもの、以て其の徼(きょう)を観る」。此の両つの者は、同じきより出でたるも而も名を異にす。同じきものは之を玄と謂う。玄の又玄、衆妙の門なり。 「道」が語りうる」ものであれば、それは不変の「道」ではない。「名」が名づけうる…

  • マンガと私(その2:2/2):マンガはイマジネーションの源泉(随想録―13)

    マンガと私(その2:2/2):マンガはイマジネーションの源泉(随想録―13) 私が「はてなブログ」を始めて18年、これまで、思い浮かべられる限り、3回ほど、ブログ本文や詩の根拠として、マンガ作品があった。高信太郎のセクシャルな4コママンガ、しりあがり寿の『ヒゲのOL薮内笹子』、そして藤波俊彦の『EDOMAE ・A・MERICAN :江戸前・あ・めーりかん』の3作品だ。私はパクってはいない積りだが、客観的に見れば、パクリに近いと言えよう。どれもシュールな作品だった。 今回は、このうち、『EDOMAE・・・』について書いてみよう。原作のマンガには、ファンキーなキャラクターが多数登場するが、そのうち…

  • マンガと私(その1:1/2):幼き・漫画家(随想録―12)

    マンガと私(その1:1/2):幼き・漫画家(随想録―12) 私はマンガとの付き合いが長い。幼少期から孤独だった私は、絵を描くのが大好きな子どもだった。塗り絵などはよくやったが、小学生のころには、マンガを描いていた。ストーリーマンガとギャグマンガの相の子だったと言えようか、『ノミラ』という題名の連作マンガだった。虫の蚤(ノミ)の怪獣で、「怒ると、体中の血管が切れて巨大化するモンスター」だった。この頃は、いわゆるスポ根物のアニメ・・・『巨人の星』『明日のジョー』などなどの全盛期で、アニメを見ては原作のマンガを読み、また、『ウルトラマン』など、特撮物もよく観ていて、さらには赤塚不二夫を代表とするギャ…

  • 労働者の視点では環境保護はできない+FIP導入の愚(随想録―11)

    労働者の視点では環境保護はできない 水俣病の闘争史において、被害漁民らをもっとも圧迫したのは、チッソ経営陣でもなく、厚生省でもなく、チッソ労働者だった。それはもちろん「生活が懸かっていた」からだ。現在でも、経営陣と労働組合の労使交渉の最大の眼目は「賃上げ」であり、環境保護ではない。 この点、大いに環境汚染が進む中国のような共産主義の国でも、資本主義の国でもあまり変わりはないように思える。掛けがえのない環境、環境問題を解決できるのはこれまでの社会の枠組ではないことは明らかだ。だが、私は社会科学については疎い。資本主義がこの問題に対して、どれほどのことが出来るか、よくは解っていないのが現状だ。 ま…

  • 私は歯磨き粉を使わない:あるオジサンの言葉(随想録―10)

    私は歯磨き粉を使わない:あるオジサンの言葉(随想録―10) 今は鬼籍に入ったオジサンから、弟が聞いたお話:「歯磨きに歯磨き粉はいらない」。歯磨き粉は基本的に研磨剤であり、そして界面活性剤(合成洗剤)の力で、食べかすや歯についた粘り成分を落とすわけだ。私はその意を受け、歯磨き粉は使わない。なにも付けない歯ブラシと、歯間ブラシ、リステリン(成分の塩化亜鉛に歯周病菌を殺菌する作用がある)で手早く歯のケアをする。この方法の妥当性は解らないが。 iirei.hatenablog.com こんな話を聞いたことがある:「歯磨き後、歯磨き粉を口内に入れたまま眠れば、歯磨き粉に含まれるフッ素が虫歯を防ぐ」と。私…

  • カンパンにも危険なマーガリンが入っている!+八方美人の効能(随想録―9)

    カンパンにも危険なマーガリンが入っている! 非常時に命の糧となるカンパン。我が家でも備蓄しているが、成分に、マーガリンの一種であるショートニングが入っている。この物質は人の細胞膜を攪乱するトランス脂肪酸を含んでいる。危険であることを知らずに、人は毎日のようにパン類を食べているのだ。マーガリンは、「金属触媒」を原料に直接まぜて(!)合成される・純然たる工業製品だ。食品とは言い難い。植物油脂が原料だからと言って、ヘルシーなのではなく、無理やりに原料をこねくりまわして、結果としてトランス脂肪酸を生み出す工程で生産されるから危険なのだ。マーガリンには別名が多く、ショートニングのほか、ファットスプレッド…

  • プーシキンと詩「ロシア語」(Русский Язык)のナンセンス(随想録―8)

    プーシキンと詩「ロシア語」(Русский Язык)のナンセンス(随想録―8) プーシキン(Пушкин)はロシアを代表する詩人。ただ、彼の詩は曲者である。「プーシキン詩集」(青磁社)に、以下のような詩がある。: プーシキン(wiki) 復讐心 蜜蜂が熊めのおでこを刺した。 彼女は巣を守って 狼藉者に復讐せんと願った、 ところがどうしたことか?自分の方が針を奪われ死んでしまった。 復讐を渇望するものの運命はなにか?棺である。 137P この詩は意味深だ。ちょうど今で言えば熊という圧倒的に大きな動物がロシア、か弱い蜜蜂はウクライナだ。この詩、どうにも強大なロシアの肩を持つ類の精神的傾向が感じら…

  • ♪WA DA DA (Kep1er:ケプラー)のエロティシズム+児童遊園と駐車場(随想録―7)

    ♪WA DA DA (Kep1er:ケプラー)のエロティシズム+児童遊園と駐車場(随想録―7) この曲は面白い。冷涼な雰囲気から始まるが、曲中で3、4回繰り返される女性9人組の音楽ユニットの9人のメンバーたちの叫び声(あるいは喘ぎ声)がヴィヴィッドだ。元気で、とっても色っぽいのだ。ここだけに(!)惹かれて、私はこの曲を配信で入手した。 彼女らは韓国のユニットで、ちょっとトリッキーなグループ名:Kep1erを持つ。「エル」を「1」に置き換えているが、まあ、天文学者のケプラーにあやかったのだろう。音楽ビデオの冒頭に天体望遠鏡が出てくることからも、それが窺える。「WA DA DA」というのは、ハング…

  • 中国は『孫子』を悪用している!+太田八幡山古墳(随想録―6)

    中国は『孫子』を悪用している!+太田八幡山古墳(随想録―6) 中国の古典(兵書)、『孫子』5章(勢篇)2項に「およそ戦いは、正を以て合し、奇を以て勝つ」という件がある。中国は今でも軍がこの書を研究し続けていると言う。兵書なのだからそれは当然だと言えるが、政治家もよく学んでいるらしい。「正」(正々堂々)と行うべき政治に、「奇」(奇策・騙し)を弄しているのだ。 (意外にも『孫子』と並び称されることのある)『老子』に、上述の事柄を暗示する記述がある。:「正を以て国を治め、奇を以て兵を用い、事無きを以て天下を取る」(57章)・・・習近平以下、中国の政治家は、政治をするにおいて、「正」という言葉を知らず…

  • 筒美京平は天才だった+「岸田首相は難しい梶取りを迫られる」(随想録―5)

    筒美京平は天才だった(随想録―5) 昨2021年に亡くなられた筒美京平(つつみ・きょうへい)さんは紛れもない天才だった。作詞家として駆け出しの頃の松本隆さんが「こんな歌詞には、曲なんか付けられまい」と高を括っていた作品に見事に曲を付けたのが、筒美さんだった。その曲「木綿のハンカチーフ」は大ヒットした。その後2人は組んで多くの名曲を世に送り出した。で、筒美さんの作品を集めたCDを借りてきて、聴いてみたところ、「あなたを・もっと・知りたくて」が気に入った。歌っているのは薬師丸ひろ子。彼女の美声には惹きつけられたが、しばし鑑賞して、さて、作詞は誰かとググってみると、松本隆さんだった。これもこの2人の…

  • 最近の音楽を聴いて(Pretender、魔法の絨毯、Chopstick)(随想録―4)

    最近の音楽を聴いて(Pretender、魔法の絨毯、Chopstick)(随想録―4) これら3曲を最近知り、聴いてみた。「Pretender」(official髭男dism:変な呼称。)の場合、目の前の彼女が結局は自分とは結ばれないだろうという思いを男性が持っているので、「(恋人の)ふりをする者」としてPretenderと自称しているらしい。面白いのは、女性の美しさの表現として「髪を褒め」、「君はキレイだ」と、外面的な美しさを称えていること。 https://youtu.be/TQ8WlA2GXbk:Pretender 解らないでもない。この前終息した私の恋の場合、私は彼女の「唇」とか「瞳」…

  • 現代の世界は2大勢力の抗争で動いている(随想録―3)

    現代の世界は2大勢力の抗争で動いている(随想録―3) 現代の世界では、(アングロサクソン民族)VS(スラブ民族+漢民族)のデスマッチが行なわれている。(今ホットな話題として、ウクライナを巡る米英VSロシアの確執があるね。)両陣営は、不倶戴天の敵同士だ。武力にものを言わせ、「アヘン戦争」で中国(当時:清)の主権を奪い取ったイギリス。現在のロシアが執心するクリミア半島には、イギリスとの抗争の歴史がある。(クリミア戦争には、イギリス、トルコ、おまけでフランスが参戦した。) まあ、代表格がイギリスだろう。中央アジアの覇権をロシアと争った歴史もあるし:ビッグゲーム。)また民主主義の体現者でもあるイギリス…

  • 生き物としての完成度:男と女(随想録―2)

    生き物としての完成度:男と女(随想録―2) 女は「完成されているから」戦争には参加しない。男には「不備が多すぎて」、戦争に参加する。命の大切さに無頓着なのが男だ。で、男の職業軍人は、人の命を数字に置き換えて戦わせる人でなしだ。 昨今、男による無差別殺傷事件が多発している。大阪の心療内科放火事件、東大前での東大理3志望の高校2年生の通り魔事件、埼玉県ふじみ野市の、訪問医を猟銃で撃ち殺した事件などなど・・・(この3つ、どれも医者関連の事件だ。)どうだろうか?男にはこんな事件を起こしやすい傾向があるのだ。そして、これら事件の犯人たちは、揃いも揃って乳離れしていない甘ったれだ。 新書版 性差(ジェンダ…

  • 随筆家になれない必要十分条件(随想録―1)

    随筆家になれない必要十分条件(随想録―1) PEN、つまりP:Poet(詩人)、E:Essayist(随筆家)、N:Novelist(小説家)とあるうち、随筆が、もっとも手軽であると思っている人は多いだろう。だが、決してそうではない。ほかの2つと比較しても、随筆家になるのは容易ではない。 こんな女性ブロガーがいた。「書きたいことを書いてエッセイストになりたい:will,want」と。それは誤りだ。「書きたいことを書く」のではなく、「書かなければならないことを書く:must,shall」のがエッセイストなのだ。 こんな人もいる。「本を1000冊読んだら、エッセイストになれる」と。これも誤り。読書…

  • 私の卒論から~司馬遷讃(私のゲルニカ)&拙ブログ形式変更のお知らせ

    私の卒論から~司馬遷讃(私のゲルニカ)&拙ブログ形式変更のお知らせ “私のゲルニカ” 李陵(中島敦)より↓・・・要するに、司馬遷の欲するものは、在来の史には求めて得られなかった。どういう点で在来の史書があきたらぬかは、彼自身でも自ら欲するところを書上げてみて、はじめて判然とする底のものと思われた。彼の胸中にあるもやもやと鬱積したものを書き表わすことの要求のほうが、在来の史書に対する批判より先に立った。いや、彼の批判は、自ら新しいものを創るという形でしか現れないのである。自分が長い間頭の中で画いて来た構想が、史といえるものか、彼にも自信はなかった。しかし、史といえてもいえなくても、とにかくそうい…

  • 熱帯、温帯、亜寒帯の果物の特徴:6つの果物を例として

    熱帯、温帯、亜寒帯の果物の特徴:6つの果物を例として 今回、表題のような発想で、6つの果物を取りあげました。マンゴー、バナナ(熱帯)、みかん、リンゴ(温帯)、ブルーベリー、ハスカップ(亜寒帯)の6つです。 手始めに、一般的なHPで、果物についてどう取り上げているか見てみます。取り上げるのは、野菜、果物、調味料について、「体を温める、体を冷やす」という観点から分類したPDFです。 http://www.reliance-cosmos.co.jp/cms/wp-content/uploads/2018/01/%E9%A3%9F%E9%80%9A%E4%BF%A1No249-%E3%81%8B%E3…

  • 廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)と日本民衆の精神的付和雷同性

    廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)と日本民衆の精神的付和雷同性 この廃仏毀釈という言葉を広辞苑6版から引いてくるとはいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】(「毀釈」は、釈迦の教えをすてる意)明治初年の仏教排撃運動。1868年(慶応4)の神仏分離令などの神道国教化政策の下で、神道家などを中心に各地で寺院・仏像・仏具・仏典の破壊や僧侶の還俗強制などがおきた。 もとはと言えば、大陸の進んだ文化の象徴である仏教を導入するに当たり、「本地垂迹説:ほんちすいじゃくせつ」という理論を生み出し、仏教の神々が日本でその姿を現したのである、と日本古来の神々と一対一対応を必要とするほど仏教を好んでいたわけです。その流れの…

  • 月にまつわる話題:こんなにも解らない存在

    月にまつわる話題:こんなにも解らない存在 西欧音楽には、月にまつわる音楽の曲が多いです。ベートーベンの「月光ソナタ」とかドビュッシーの「月の光」はどちらも名曲ですが、この両者の音階は、前者がハ短調、後者がハ長調。長・短の違いはありますが、同じ音階であることに驚かされます。月のことを表現するのに、同じタイプの音階が使われるという驚き。それは月が作曲家に要求するものなのでしょうか?月を表現するのに相応しい音階? 月には、優美な側面と恐怖の側面があると思います。以下挙げるのは私の過去ログです。 iirei.hatenablog.com :月と精神の危機〜♪ドッペルゲンゲルと♪月に憑かれたピエロ ドッ…

  • 「鉢の木」とギリシャ神話:物語の構造一致の例

    「鉢の木」とギリシャ神話:物語の構造一致の例 明けましておめでとうございます。↓年賀状です。「五足」という印は、私の雅号です。 小学生のころ、以下のようなお話を聞かされた人も多いと思います。ある大雪のふる夕暮れ、佐野の里の外れにあるあばら家に、旅の僧が現れて一夜の宿を求める。住人の武士は、貧しさゆえ接待も致されぬといったん断るが、雪道に悩む僧を見かねて招きいれ、なけなしの粟飯を出し、自分は佐野源左衛門尉常世といい、以前は三十余郷の所領を持つ身分であったが、一族の横領ですべて奪われ、このように落ちぶれたと身の上を語る。噺のうちにいろりの薪が尽きて火が消えかかったが、継ぎ足す薪もろくに無いのであっ…

  • 大学を遊ぶ・大学で遊ぶ・大学で学ぶ:どう違う?これらの態度。

    大学を遊ぶ・大学で遊ぶ・大学で学ぶ:どう違う?これらの態度。 私は、「大学を遊ぶ」つもりで大学生活(特に専門が決まってからの生活)を送りました。この「を」が重要な言葉です。大学はレジャーランドだと言われた時期があり、それは概ね私が大学にいた頃と重なりますが、大学生として思いっきりレジャーを楽しみ、単位が取れそうにないときには、教授の元に手土産を持っていって、単位を認定してもらうという、なんのために大学に入学したのか解らない大学生もいましたね。特に私立大学で。それでも、バブル景気が日本を覆っていたときには、そんな中身スカスカな学生でもイケイケで採用する企業が多く、レジャーランドからある意味「甘い…

  • 詩経:世界最古の詩集のひとつ~イーリアスと並ぶ古さ

    詩経:世界最古の詩集のひとつ~イーリアスと並ぶ古さ @おおばこ、とれとれ おおばこ、とれとれ ちょいと、それ、とった おおばこ、とれとれ ちょいと、それ、あった おおばこ、とれとれ ちょいと、実を拾え おおばこ、とれとれ ちょいと、実をむしれ おおばこ、とれとれ つまどって入れよ おおばこ、とれとれ 裾(すそ)はさんで入れよ (46P-47P) ・・・これは古代中国の世界最古の詩集の一つ、『詩経』に収録された詩です。ここで「おおばこ」とは、日本でもよく見られる・食用・薬用になる野草で、踏み固められた道に好んで生えるので「車前草」とも呼ばれます。この詩、なにやら現代詩みたいですが、これは紀元前7…

  • キャスターとアナウンサー:混同しているテレビ局

    キャスターとアナウンサー:混同しているテレビ局 近年、テレビのニュース番組を見ていると、アナウンサーのことをキャスターと呼ぶことが半ば常態化しています。キャスターとして、ただちに思い浮かべられる人たちとして、筑紫哲也さん、久米宏さん、国谷裕子さん、池上彰さんたちがいます。 彼らは、確かにキャスターと呼ぶにふさわしい人たちですが、どの辺が普通のアナウンサーと違うのでしょうか。広辞苑第六版では アナウンサー【announcer】1)ラジオやテレビでニュースを読んだり、司会・実況放送などをしたりする人。2)競技場・駅などで、放送により伝達・告知する係。@@@@@@@@@@@@@@@@@@キャスター【…

  • 俳句とは何か?:芭蕉、蕪村、一茶の3大俳人を比較して

    俳句とは何か?:芭蕉、蕪村、一茶の3大俳人を比較して 私が俳句を詠みはじめて(断続的に、ではありましたが)、30年ほど経ちました。色々な事物(いわゆる花鳥諷詠というか)、について書きましたが、もっともネタにしたのは植物、なかでも野草でした。私は雑草とも呼ばれるこのカテゴリーの自然について、興味が集中し、「野草俳人」または「植物俳人」とも自称できるか、と思われます。 さて、松尾芭蕉については、もちろん彼が俳諧(俳句)における古今東西を通じての王者であるとの評価を、世間一般の人と同じく私も付与します。五感すべてを動員して書かれた芭蕉の俳句は、その臨場感において、並ぶ者がありません。 奥の細道(講談…

  • 園芸療法とその展望:私の友人が期せずしてお世話になったこと。

    園芸療法とその展望:私の友人が期せずしてお世話になったこと。 「園芸療法」という言葉をご存じでしょうか。「療法」というからには、医療効果のあるメソッドのように思えますが、実際そうなのです。この療法が確立されたアメリカでは、「園芸療法士」という医療資格もあります。 私の友人は、ある時不運にも人生に躓いて、精神病院のお世話になってしまいました。そのとき、病棟の主任の人が、彼に中庭の管理を任せてくれて、主にハーブを栽培する自由を与えられました。彼は、その園芸作業をする過程で、精神の自由が保障され、退院も比較的早まったと言っていました。 園芸療法(えんげいりょうほう、Horticultural The…

  • 群馬県太田市はメソポタミアだ:ある種の地政学?

    群馬県太田市はメソポタミアだ:ある種の地政学? メソポタミア(ギリシャ語: Μεσοποταμία、ラテン文字転写: Mesopotamia、ギリシャ語で「複数の河の間」)は、チグリス川とユーフラテス川の間の沖積平野である。現在のイラクの一部にあたる。wikipedia メソポタミア【Mesopotamia】(ギリシア語で「川の間の地」の意)西アジア、チグリス・ユーフラテス両河の間、アルメニア高原からペルシア湾にわたる地域。エジプト文明とならぶアッシリア文明およびバビロニア文明の発祥地。広辞苑第六版より引用 これらの説明は中学校でも学ぶ基本的な地理・歴史用語です。さて、メソポタミアという概念は…

  • 壮大なるファンタジー:浄土系仏教のロジック

    壮大なるファンタジー:浄土系仏教のロジック ここで話題にするのは、根本経典を無量寿経などに取る、具体的には浄土宗、浄土真宗です。この宗派の発想は、もと大乗仏教の3つの経典(浄土三部経)について、これらの宗派の発案者:中国(ないし西域)のある僧が、驚くべき思考のトリックを発明するのですね。(中国では、唐の時代には、浄土宗と呼び得るものが存在していたと聞きます。) 「阿弥陀如来(あみだにょらい)は、自分に縋って来る者、全員を極楽浄土に生まれさせない限りは、自分も成仏しない、との願を立てられた。(無量寿経にある、阿弥陀如来48願の1つ、第18願に拠ります。)いま阿弥陀如来は、ちゃんと如来になっていら…

  • 『図解保健体育』(高校教科書):医学への導入に当たる科目

    『図解保健体育』(高校教科書):医学への導入に当たる科目 私は以前、朝ゴミ出しされた物品を拾う趣味があり、金物、陶器、書籍などを拾い集めていました。その中には今でも大切に使っているものもあり、中国の古典『易経』とか、小鍋(ゲンノショウコなどの薬用植物を煎じるのに最適)とかがあり、面白い所では、中学・公民の教科書にあった「米代、銭湯、鉄道初乗り料金、理髪料」などの経時的上昇の一覧表から、理髪料の上昇が他の料金より高騰していたことを読み解き、ブログに記載したことがあります。 iirei.hatenablog.com :理髪料金の不思議 さて、『図解保健体育』(一橋出版)。保健体育と言えば、中学生と…

  • ウィトゲンシュタインとアカシックレコード:知的格闘の記録

    ウィトゲンシュタインとアカシックレコード:知的格闘の記録 イギリス:ケンブリッジ大学特集(2/2) ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン(1889―1951)は、20世紀前半を代表する論理哲学者、さらには、普通に言う哲学者としても、20世紀前半を代表します。その主著『論理哲学論考』(1921)は、後代の分析哲学に大いなる影響を与えました。その本の出出しはこのようです―― 世界は、論理的空間における事実の総和である1. 世界は、成立していることがらの全体である。 1-1. 世界は事実の寄せ集めであって、物の寄せ集めではない 1-1-1.世界はもろもろの事実によって規定されている。さらにそれらが事…

  • チューリングと群論とOR(オペレーショナル・リサーチ):戦争で負けない研究

    チューリングと群論とOR(オペレーショナル・リサーチ):戦争で負けない研究 イギリス:ケンブリッジ大学特集(1/2) 先日、極めて興味深い映画のDVDを観ました。それはid:SPYBOYさんからの情報でした。『イミテーション・ゲーム』。ここにチューリングとはイギリスの数学者で、WW2当時ナチス・ドイツが使っていた、解読不可能と言われていた暗号「エニグマ」(謎という意味)を、数学の一分野、「群論」を駆使して「解読」したわけです。コンピュータの魁である「チューリング・マシン」をも開発して。この解読成功はイギリスを含め連合国軍に勝利をもたらす支柱の一つになったわけです。一説に、チューリングのおかげで…

  • 「無」(道家)と「空」(仏教):哲学用語の受容と変容+「士為知己者死、女為説己者容」

    「無」(道家)と「空」(仏教):哲学用語の受容と変容 仏教がインドから中国に伝えられたとき、「空」という概念が、大変難解で、中国人はたいへん悩みました。その時、自分たちの文明にもこの「空」と同じように難解な概念があったことに思い至りました。それが老子や荘子に代表される「無」というものだったわけです。 傍から見ると、どっちも難しいのは同じでしたが、中国人は、「空」を「無」に絡めて解釈することで、一応の理解を得たのでしょう。中国人たちはそのようにして仏教を受容したのですね。 私は、きっぱり、仏教の門外漢ですが、漢字の語源を辿ることで、この2つ「無」「空」を迫っていきます。(今回ブログでは、下記の図…

  • 各種お茶の栄養価比較:同じ世界三大茶と言っても・・・

    各種お茶の栄養価比較:同じ世界三大茶と言っても・・・ お茶(緑茶、紅茶など)、コーヒー、マテ茶は、「世界三大茶」と並び称されますが、性質はかなり異なり、栄養価が飛び抜けて高いマテ茶、ほどほどなお茶、ほとんどないコーヒーとグループ分けできます。ここでそれぞれのお茶について、以下のようにネット上の文献に当たってみました:コーヒー:https://beans-express.com/article/detail.php?article_id=10009緑茶:https://shinryokuen.co.jp/?mode=f182紅茶:https://www.eiyoukeisan.com/foods…

  • 在原業平(ありわらのなりひら)の傑作叙景詩とそれを駄作だとする俵万智(たわらまち)

    在原業平の傑作叙景詩とそれを駄作だとする俵万智 伊勢物語についての一話 伊勢物語第87段に、極めて美しい叙景詩が登場します。それは ぬきみだる 人こそあるらし 白玉の まなくも散るか 袖のせばきに これは、今の兵庫県にある名瀑(有名な滝:布引の滝)を何人かで訪れた際、業平が詠んだ歌です。滝の上に人がいて、宝石をつなげたネックレスの紐を切り離し、つながれていた宝石が落ちかかってくる、でもそれらを受け取るには、私の袖は狭すぎて、宝石はむなしく流れ去ってしまう、ということです。 なんとも見事な風景描写!日本の生んだ詩人たちの幾多の詩と比べても、最高の部類になるであろう詩です。この詩が生まれる前段とし…

  • 毒を持つハーブ2種:セージとコンフリー(二本立て)

    ハーブ:セージ(薬用サルビア)~薬と毒の二面性 私は、はてなブログ開始当時、ハーブのセージについて取り上げたことがありますがhttps://iirei.hatenablog.com/entry/20051227その中で、セージの薬効について、以下のように記述しました。薬草としての効用は、過労、神経衰弱、強壮、収れん、利尿、解熱、血糖値低下などがある。(モーリス・メッセゲ:フランスのハーブ医療研究家) セージ(自宅:2021.09.19) 聞いた話によると、ヨーロッパ人がセージを中国に持ち込んだ際、中国人はセージの薬効の高さを理解し、セージ1と高級中国茶3を、喜んで交換したとのことです。 ただ、…

  • ヴァレリーの詩とポトラッチ:現代の未開文化(カッコイイ!)

    ヴァレリーの詩とポトラッチ:現代の未開文化(カッコイイ!) ポトラッチ2(2/2) 失われた酒 ポール・ヴァレリー いつだったか、私は大海に (どんな空の下だったかは覚えていない) 少々の高貴な酒を投げた。 まるで「虚無への供物」のように。・・・ おお、酒よ、誰がお前を捨てようか? 神の意志に従ったのか? 心の寂しさからなのか 血に飢えて、酒を投げたのか? 少々バラの香りがしたあと 海はまた透明になり 静けさを取り戻した・・・ 酒は投げた、波が酔った!・・・ 私は見た、苦い大気の中 この上なく深いものの姿を・・・・ これは、私自身による訳です。この詩は、かつて読んだ詩のなかで、「最高位」に位置…

  • 『ネイティブアメリカンの美味しい生活』:彼らの食生活の大元は?

    『ネイティブアメリカンの美味しい生活』:彼らの食生活の大元は? 図書館で、たまたま手にした本。他の本を探していて見つからず(貸し出しされていたのですが)、隣あたりにこの本を見ました。インディアン=ネイティブアメリカンについては、どうしても白人による迫害の歴史が思いだされ、現在の彼らの食生活には思いを馳せたことがありませんでしたので、これは面白そう!!と、一も二もなく借りてきました。 本のフルネームは『心と体がよろこぶ!ネイティブアメリカンの美味しい食生活』。 著者は塩浦信太郎さん(画家):PHP(本体1400円・2009年初版です。) 民俗や国民の生活様式や宗教観を研究する学問としては民俗学や…

  • 恐るべき料理人:易牙(えきが)~実子の肉を王に出す

    恐るべき料理人:易牙(えきが)~実子の肉を王に出す むかし、本宮ひろ志のマンガ「男一匹ガキ大将」という作品で、主人公の前に立ち塞がる男が登場しますが、その男:仲代は、元天ぷら職人で、彼をスカウトすることになる裏社会の大物が、「お前は何でも天ぷらに揚げられるというが、お前の指も天ぷらにできるか?」と言われ、職人「食べてもらえますか?」と聞き返すと、大物「食べよう」・・・そこで男は自分の左小指を切り、天ぷらにするのですね。大物:「ほお、こりこりしていて、美味いの」恐るべき主従関係です。 中国には、この男にも増して怖い人物が登場します。それが春秋戦国時代の料理人;易牙です。(史記より) wiki(易…

  • 二項対立と男女:2進法で世界は作られる

    二項対立と男女:2進法で世界は作られる PCでMP3などの音楽を聴くとき、スクリーンセイバーのように表示されるイメージに、「視覚エフェクト(Z)→アルケミー→ランダム」というものがあります。この表示の様式では、必ず画面のどこかに2つの極が現れます。もちろん、そうでない画像もありますが、どこかから2つの極が現れるのです。そして、その2極は、干渉しあいながら延々と(曲が続く限りは)画面上を疾走するのです。 この「2」という数字はなんなのでしょうか?・・・数秘学的には「男性・女性」の両極な存在同士の「睦みあい、あるいは闘争」を意味したようです。男女の間には「愛」と「憎」、相反する感情が出ては消え、消…

  • 主婦たちに解って欲しくて書いた文章:水質分析の話

    主婦たちに解って欲しくて書いた文章:水質分析の話 私は学生時代、水を専門としていて、水の問題の解決の重要なファクターとして、生活の場で水に接する主婦たちに語りかけることが大事だと思っていました。とくに@@生協と、水道水に含まれる「発がん物質:トリハロメタン」の月別濃度の調査を卒業論文として行ったこともあり、蛇口から彼女らとの付き合いが生まれました。そして月一回のデータおよび「読み物」としての水談義を、試験水と交換する形で、@@生協の担当者に渡したのですね。 調査自体は2年行い、初年度に千葉県&東京都、2年目に神奈川県&東京都と実施しました。当時トリハロメタンは騒がれていて、初年度の研究成果は、…

  • 「占い」は信じるな!(佐藤六龍):日本の占いはインチキ!

    「占い」は信じるな!(佐藤六龍):日本の占いはインチキ! この本『「占い」は信じるな!』の著者は、超常現象に否定的な科学者ではなく、占いの世界に長くいる、占いを生業とする人物です。たぶん、Dr.コパとか細木数子とかをよく知っている一般の人には馴染みのない占い師ですが、もっと踏み込んで占いを学んだ人には有名な方です。私の場合、「奇門遁甲:きもんとんこう」という方位術をかじり、神田の古本屋街にある、占い書専門店の原書房で、かなり高価な奇門遁甲の学習書を買ったことがありますが、その著者の一人が佐藤六龍さんだったのです。 佐藤さんの場合、「中国五術」という中国の占い体系を正確に継承していて、日本におけ…

  • ギャグ漫画の華:赤塚不二夫、ほりのぶゆき、中川いさみ

    ギャグ漫画の華:赤塚不二夫、ほりのぶゆき、中川いさみ マンガには大きく分けて2ジャンルあります。ストーリー漫画とギャグ漫画です。前者は長さは色々ですが話の筋があり、その筋書に従って話が進行する漫画で、「マンガの神様」:手塚治虫さんが代表格です。世にあふれる漫画のほとんどはストーリー漫画と言えるでしょう。一方後者は、比較的短く、おおむね4コマくらいの分量で笑いを提供する漫画です。赤塚不二夫さんが代表格です(注:赤塚さんには4コマ漫画はほとんどありません)。集英社主催の漫画賞には、ストーリー漫画の領分の「手塚賞」、ギャグ漫画の領分の「赤塚賞」というのがあり、今でも若手漫画家の登竜門になっています。…

  • 知を楽しむから「ニセ学生」:単位にならなくても聴講する

    知を楽しむから「ニセ学生」:単位にならなくても聴講する むかし、今東光(こん・とうこう1896-1977)という男がいました。職業は、小説家・僧侶・政治家(自民党、参議院議員)。多才な人です。かの瀬戸内寂聴(俗名:瀬戸内晴美)を出家させた張本人でもあります。 私が今氏を知ったのは、週刊プレイボーイの連載エッセイ「極道辻説法」でした。若いころからヤンチャな今氏、いろいろ破天荒なことを行うので、面白く読んだのですが、いくつか書いておられたエピソードで、かれの文学的経歴に関するお話しが特に印象に残っています。今さんは、ノーベル文学賞受賞者:川端康成さんの親友で、川端さんは東京帝国大学文学部の学生であ…

  • 脱力系ヒーロー:ワンパンマン+午後3時ごろ咲く花たち(2本立て)

    ワンパンマン:(趣味でやっている)驚異の脱力系ヒーロー ここに恐るべき男がいます。卵のようにつるつるなスキンヘッド。むかしのヒーロー:月光仮面のようにマント。ヒーロー協会という団体に加入するまでは、次々に登場する怪人たちを、「たった一発のパンチで粉砕し」、人類を何度も消滅の危機から救ってきました(加入後も)。それでOne punch man:ワン・パンチ・マン(略してワンパンマン)。ただ、ヒーロー協会の役員はひとを見る目がなく、ニックネームが「ハゲマント」といういささかアブナイ人物のように聞こえるものです。(小学生の女の子に、マントを広げて局部を見せびらかす変態のおっさんのように。) このマン…

  • 『老子』の「ひねくれた」文体~第42章を例にして

    『老子』の「ひねくれた」文体~第42章を例にして まず、私の著作:『災害の芽を摘む』から引用します。老子の文体 老子の文章は81章5000字、極めて短い文献です。しかしその理解しにくさは、世界の古典の中でも群を抜いています。その理由は、老子が固定的な読み方を許さないからです。たとえば42章で「凶暴なもの(優しくないもの、筆者注)はよい死に方をしない」と言っていながら、5章では「天地は仁あらず(優しくない、筆者注)」と抜け抜けと言います。全く逆の主張をしています。近代的な文章を読み慣れた目には矛盾だらけですが、私の見解を言えば、「矛盾はない」。例えば同一人物でもその精神状態によって、全く別の行動…

  • 各種伝染病の発生地:ペスト、コレラ、結核、天然痘・・・シャーガス病。

    各種伝染病の発生地:ペスト、コレラ、結核、天然痘・・・シャーガス病。 比較的孤独な少年時代を送った私は、国語辞典を引いて、色々な物の名前を調べるのが趣味でした。そのうちの一つが「病気の名前」です。「隅々まで」国語辞典を引き、病気の名前をチェックしたのです。その一つ「花柳病」という病気の説明が理解できず、若い工場事務員の女性たちに訊いてみたところ、口ごもっていました。数年後、その病気についてほんとのところを聞いたら、「性病の総称」であると知れました。まあ、そんな趣味は人によっては迷惑になるのでしょう。そのような私の性質は大人、もっと言えば還暦すぎても治らず、いまこの場で展開しようと思います。強力…

  • 「雪国はつらいよ条例」から発想を転換した旧・中里村

    「雪国はつらいよ条例」から発想を転換した旧・中里村 新潟県魚沼郡・中里村は、地域を活性化するため、「雪国はつらつ条例」というものを制定しましたが、ある教科書出版会社が、これを読み間違え、「雪国はつらいよ条例」として教科書に載せてしまいました。・・・なるほど、雪国の人にとって降雪は辛いものです。その先入観をもって、誤記したのですね。 フーテンの寅(男はつらいよ) 当の中里村、もちろんカンカンでしたが、そこは粘り強い雪国の人たち、これを逆手にとって、「@@はつらいよ常例(条例)」というものを広く全国一般の人たちを対象に公募しました。それは3部門からなり、「雪国はつらいよ常例」「農山村はつらいよ常例…

  • 私の文章修業:環境問題とPOPと

    私の文章修業:環境問題とPOPと 私は、現在「環境問題研究家、詩人、エッセイスト」と名乗っていますが、そう自称するルーツは、大学生時代にありました。東京大学工学部都市工学科・衛生コースに専門が決まり、研究室に入るまでの2年弱、都市工学科助手の宇井純さんが主宰する「自主講座」、そのうちの1つ「グループ水」で、宇井さんとはテーマが被るけれども、彼とは少々距離を置き、水問題を中心にして講座を開いていました。そこで呼んでくる講師は、東大関係者は少なく、他大学の人や社会的運動の実践者が多くいました。東京大学で詰まらぬ授業を展開する教授たちではなく、在野でも、水を始めとする環境問題にすばらしい取り組みをし…

  • 足かけ3年かけてレホールを栽培し、ローストビーフを作る

    足かけ3年かけてレホールを栽培し、ローストビーフを作る 2019年8月に、東京の紀ノ国屋から、レホールの根を通販で購入しました。これはこの植物を栽培するため。根があれば、植物全体が再生されます。ハーブでもあり、ホースラディッシュとも呼び、日本の本ワサビの代用品として、多く消費されます。本ワサビは、現在貴重品であり、出回っているのはほぼ100%、レホールです。冗談のようにも見えますが、ホントのことです。それほど風味が本ワサビに似ていて、しかも安価で大量に収穫できるのですから、置き換わってしまうのも、仕方のないことかも知れません。本ワサビもレホールも、アブラナ科です。 まずは、太目の蝋燭のような根…

  • あるプラン:私が山暮らしを決行した時の行動指針

    あるプラン:私が山暮らしを決行した時の行動指針 以下に掲載するのは、私が山暮らしをする時の計画書として、グループKの執行部に提出した文書(プラン)です。 B町での生活プラン 1986年10月30日 森下礼 基本的に「Fの家」の管理人、「Bの森」の案内人となる。もちろん、生活者として、自分のために住む。 @二階の屋根裏部屋を改造して、居住スペース、アトリエ、スタジオ、(図書館)にする。ここは少々散らかっても、良しとする。(その方が、創作意欲が湧く)1Fは、僕がいてもいなくても、従来の通り使える。 @塾をひらく。「以楽塾」・・・・「こんにゃく」の「にゃく」から仁楽→以楽とした。(注:ちょっと苦しい…

  • 釈迦(シャカ)の頭はパンチではなくウンチだった:仏教の盲点

    釈迦(シャカ)の頭はパンチではなくウンチだった:仏教の盲点 この前、「ウンチを頭に乗せた人物の絵」を描き、案外好評だったことを受け、釈迦の頭のイボイボはなんなのかと考えてみました。 iirei.hatenablog.com これは正式には「螺髪:らはつ」と言い、釈迦をはじめとする如来像に大部分使われている「ファッション」です。これまでも、「あれはパンチ・パーマだ」という意見が定説になってきていました。ところが、「螺髪」は螺旋を模倣していて、渦を巻いていますから、これは「ウンチ:糞」と見ても問題ありますまい。そうすると、仏像1体、500個くらいは螺髪がありますから、これくらいの人数分の「ウンチ」…

  • 宇井純氏が導入した下水処理技術:酸化溝(オキシデーション・ディッチ)

    宇井純氏が導入した下水処理技術:酸化溝(オキシデーション・ディッチ) 今は亡き、公害問題の第一人者、(そして私の先生の一人:東京大学工学部都市工学科助手であった)宇井純氏は多才な人でしたが、彼がオランダ・デルフト市にある下水処理場を見学し、その施設:オキシデーション・ディッチ(日本語に訳すと「酸化溝」)に興味を抱き、数日滞在して、これを観察したそうです。開発した技術者が言うには、「この施設を訪れる日本人は多いが、貴方のように長く滞在して観察する人は他にはいなかったな。」と。 宇井純氏はこのオキシデーション・ディッチの原理を理解し、彼本人も、この技術を日本に広めるべく、彼に理解のある個人・団体の…

  • 恋の行方は?:2020年7月4日の易経占いと「物語の構造」

    恋の行方は?:2020年7月4日の易経占いと「物語の構造」 昨2020年は、私にとって、特に恋愛に関して忘れられない年でした。某女性ブロガー(Jさんとしておきます)と、熱い関係になり、逢ってみたいという私と、関係はネット上だけで、というJさんと、それが大きな争点になりました。そこで、かれこれ5か月ほどネット上でやり取りしたあと、私は彼女に「2人の未来を占ってみるね」と断り、身を清めて易経占いをやってみたのですね。 その結果を書き記したのが、以下のノートです。 カイエ(フィールド・ノート) 2020年7月4日・易断解釈ノート テーマは「恋愛がもし成就したら、その後どうすればいいか?」 @中筮法に…

  • 西條八十の詩~天才詩人:ランボーとの比較~色彩感覚

    西條八十の詩~天才詩人:ランボーとの比較~色彩感覚 西條八十(さいじょう・やそ)と言えば、群馬県立太田高校の関係者で知らない者はたぶんいないでしょう。太田高校の校歌は、この詩人の歌詞によるもので、「♪止まざる流れ、高き山・・・」と歌い上げるもので、利根川、赤城山、浅間山を歌詞に織り込み、独特な味わいのある校歌です。私も太田高校のOB、この曲はよく覚えています。(一説には「止まざる」は「山猿」を意味していて、田舎の高校をバカにしているのではないか、という都市伝説もあります。) さて、知人に西條八十の第一詩集『砂金』を友人に借りて読んでみました。もっとも感じられるのは、それら韻文詩の「色彩感覚」が…

  • 土木系だが測量の授業を取らなかった私:それからどうした?

    土木系だが測量の授業を取らなかった私:それからどうした? 私が専門とした東京大学工学部都市工学科・衛生コース(現:環境科学コース)は、本来土木工学科(現:都市基盤工学科)の一分野だったので、測量の授業は、必須ではなくても、履修は推奨されていました。 ところが、私の場合、自主講座を主催していた宇井純さん(当時衛生コース助手)の影響で、「こんな環境破壊の手助けになるような学問、絶対取るもんか」、と思い、実際履修しませんでした。 そのころは、専門が決まるまでたいそう勉強したフランス語も捨ててしまいました。でも、今考えると、測量にせよ、語学にせよ、自分が考えていたことと違う一面も持つのでしょうから、あ…

  • 「自分探し」をいつまでも続ける者は、大人になれない。

    「自分探し」をいつまでも続ける者は、大人になれない。 ある人のコメント欄に書いた私のコメントから、引いて来ます。 ずばり、この詩は「自分探しをし続けたい」という願望の表出だと思います。私の知っている女性、なんども結婚するのですが、その都度離婚を繰り返しています。彼女は大変才能があり、書道でも優れた才能を発揮し、私も彼女の個展を見に行きましたが、お礼のハガキに「自分探しは永遠に」と書いてきました。・・・問題はこれなんですね、「自分探し」は、「大人のやることではない」、とひとまず書いておきます。 まあ、「自分探し」というコトバを、好きな人は案外いて、なんとなくカッコいいことと思う人も多いでしょうが…

  • 孔子の学問の本質は「礼」である:葬式ごっこを好んだ彼。+『弟子』

    孔子の学問の本質は「礼」である:葬式ごっこを好んだ彼。 二週間ぶりのエントリーです。 中国哲学と言えば、真っ先に「孔子」、また彼の言動を記した「論語」が思い浮かべられます。「論語」について、「宇宙第一の書」という言う人もあり、いかに彼の評価が高いか解ります。 ただ、このブログでは、孔子の欠点と限界を記述してみたいと思います。私は、中島敦を、日本最高の小説家だと思っていますが、『弟子』という彼の代表作の一つを取りあげてみます。生来無頼で遊侠の徒だった「子路」は、「偽賢者をとっちめてやろう」と孔子の許へ行き、実際に出会って、その人格の偉大さに兜を脱ぎ、その日のうちに、入門の手続きを取り、孔子門下に…

  • しばらく休みます

    ASUSのPCの電源コードがまた壊れ、10日間くらい本式のブログがエントリーできません。読んで下さる方、少々お待ちを。詩一つ。少年に少女。 青年には❓ーーーーー青女❓(2021.4.23)

  • モーツァルトとベートーベンの徹底比較:神童VS楽聖

    モーツァルトとベートーベンの徹底比較:神童VS楽聖 この2人の作曲家は、ヨーロッパ音楽の最高峰に位する人たちであり、それでも持ち味は正反対とも言えるほど違うので、どんなものだか考えてみました。 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトは1756-1791。子供のころから「神童」と呼ばれ、35歳で死ぬまでそう呼び続けられた天才です。ルートビッヒ・ファン・ベートーベンは1770-1827。モーツァルトによって大成された古典派音楽を発展させ、ロマン派音楽の興隆に道をつけました。57歳で没します。晩年は難聴に苦しみ、その中で「交響曲第9」を作曲し、その苦難とその克服を成し遂げたことを称え、「楽聖」とも…

  • 歴史を動かした病人たち:病跡学(パトグラフィー)の迷宮

    歴史を動かした病人たち:病跡学(パトグラフィー)の迷宮 私は今『歴史の主役はみな病人』(九次米義敬:くめじ・よしたか/主婦の友インフォス情報社/2013)を読んでいます。この本は、各界の歴史に影響を与えた人物たちを病理的視点から見直してみるという視点で書かれています。この際、病跡学(パトグラフィー)の開陳が見られます。そもそも病跡学について、引用してみますと、 (日本大百科全書(ニッポニカ)の解説) 病跡学 びょうせきがく精神病理学の応用領域の学問で、病誌、パトグラフィーpathographyともいう。ドイツの精神医学者メビウスP. J. M bius(1853―1907)によって初めて使われ…

  • ヘアリー・ベッチ(緑肥用植物)の凄い特性+ベトナム生春巻き

    ヘアリー・ベッチ(緑肥用植物)の凄い特性+ベトナム生春巻き 2020年朝散歩をしていて、見慣れない植物に出会いました。 この植物は、葉の付き方とか、花の形から、マメ科の植物であることは解りましたが、四季の植物図鑑を見ても、なにやら解らない。でも、偶然ブログ友( id:Greenweekendsさん)の記事を見てみて、その疑問が氷解しました。――この草は、ヘアリーベッチ、やっぱりマメ科の緑肥用植物なのでした。 この草は独特な作用を持ち、有用な植物なのですね。その解ったことを、彼のブログに投稿しました。ヘアリーベッチについて、面白い情報を得ました。この植物「石灰窒素:CaCN2」を生合成し、はじめ…

  • キルケゴールとムンクの共通点:生存することへの畏怖

    キルケゴールとムンクの共通点:生存することへの畏怖 キルケゴール【Sren Kierkegaard】デンマークの思想家。合理主義的なヘーゲル的弁証法に反対し、人生の最深の意味を世界と神、現実と理想、信と知との絶対的対立のうちに見、個的実存を重視、後の実存哲学と弁証法神学とに大きな影響を与えた。著「あれか、これか」「不安の概念」「死に至る病」など。キェルケゴール。(1813~1855) 広辞苑第六版より引用 ニーチェ【Friedrich Wilhelm Nietzsche】ドイツの哲学者。キリスト教倫理思想を弱者の奴隷道徳とし、強者の主人道徳を説き、この道徳の人を「超人」と称し、これを生の根源に…

  • 『誰も知らない世界のことわざ』:興味深い絵本+口上

    『誰も知らない世界のことわざ』:興味深い絵本+口上 こんなことわざがあります:「あなたのレバーをいただきます。」・・・いつか拙ブログで取り上げた青春小説『君の膵臓をたべたい』によく似た表現。これはFARSI(ペルシャ語)のことわざで、一種の愛情表現なのだとか。深い愛情を表現し、家族や近しい友人同士で」交わされます。「あなたのためなら、なんでもする」「心から愛している」「食べてしまいたいくらい、あなたが好き」といった用例を持ちます。 iirei.hatenablog.com :『君の膵臓をたべたい』:自己完結型だった「僕」が変身するまで このエピソードを書き記している本こそ、このブログの表題の『…

  • 大数学者アーベル(ノルウェイの誇り):人類史上不滅の業績

    大数学者アーベル(ノルウェイの誇り):人類史上不滅の業績 ここに、スゴイ数学者がいる。ノルウェイの首都:オスロに彼の銅像が建ち、肖像画はノルウェイの最高額紙幣(500クローネ)の顔にもなった・・・この男の名は、ニールス・ヘンリック・アーベル。(田口トモロヲ風に、「プロジェクトX」←古くてすいません。) (注:調べてみると、ノルウェイ・クローネは1000クローネまでありますが、この紙幣はあまり流通しておらず、実質500クローネが最高額紙幣です。) アーベル(wiki) 彼、アーベル(1802-1829)の業績について、アーベル(wiki)より(抄)、 1818年に、数学教師ベルント・ミハエル・ホ…

  • イワシあれこれ:この用途の広い「高級魚」

    イワシあれこれ:この用途の広い「高級魚」 イワシほどたくさん獲れて、食用・肥料用として多岐の用途に渡る魚はそうそうありません。「タタミイワシ」は、その珍しさも相俟って、高級食材なのですから。イワシの概略はwikipediaより、 日本で「イワシ」といえば、ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシ計3種を指し、世界的な話題ではこれらの近縁種を指す。ただし、他にも名前に「イワシ」とついた魚は数多い。古くは女房言葉で「むらさき」とも呼ばれる。 (中略)海水魚で、沿岸性の回遊魚である。遊泳能力が高く、群れで行動する。 全長は成魚で10cm–30cmほどである プランクトン食で…

  • 衛生工学を舐めるな!:素人受けする水質浄化グッズ

    衛生工学を舐めるな!:素人受けする水質浄化グッズ 私は、衛生工学の専門家です。特に、水という分野については人後に落ちない研究をやって来ました。水関係の諸技術にも大いに取り組みました。ここに、あるブログで、ある種の水浄化技術が取り上げられました。どれどれ、どんな物か見てみると、なんだか火山礫から、「微生物を元気にする成分が流れだすので、これによって微生物が元気になり、水質浄化が期待でき、地球さんに恩返しができる」のだそうです。・・・素人の考えることは、これだから怖いです。こんなチャチなグッズで、水質浄化できるのなら、水処理技術は要りませんし、ひいては衛生工学など、必要ありません。その衛生工学です…

  • 『キッチン』(吉本ばなな)を読んで:女性と食生活

    『キッチン』(吉本ばなな)を読んで:女性と食生活 この小説は、30年前くらいの発刊時から注目された作品です。著者の吉本ばななさんは、有名な評論家・哲学者の吉本隆明さんの娘で、父の名声とも合わせ、「やはり鷹の子は鷹だ」と称賛されていました。私個人は隆明さんの『共同幻想論』を読んでみて、まったく解らず本を放り投げた口で、その娘のばななさんを読んでも理解できまい、と思っていて、敬遠していました。ところが、ブログ友の女性ブロガーさんが熱心に「読んでみて」、と薦めるので、図書館で借りて読んでみた次第です。 とくに難解なところはない平易な文体です。好感が持てました。で、表題の『キッチン』の続編として『満月…

  • 人と絶対に絶縁できる文例2題+「かわいい」について

    人と絶対に絶縁できる文例2題+「かわいい」について 人間関係のミニマリズムシリーズ(2/2) これまで私は、なかなかに得難い友人に対し、しばしば「縁切り状」とも言える文章を送ってきました。読者としては「不快だ」とかの異論はあるかもしれませんが、ここに2例を公開します。「縁切り状」を受け取った人は例外なく私の前から姿を消しました。成功率100%です。 その1 ある友人に宛てた文面 拝啓 S様残念なことを書かねばなりませんが、私の中では、貴方との友人関係は既に終わっています。 昨年の年賀状で貴方は旅行へのお誘いが無神経だったと仰っておられましたが、それより前、私が3通の手紙(など)を送ったとき、貴…

  • 人間関係自体をミニマリズムする:その実例3つ

    人間関係自体をミニマリズムする:その実例3つ 人間関係のミニマリズムシリーズ(1/2) ある意味、私は人間関係の維持が下手で、折角できた友人や恋人を切り捨ててきたという負の実績があります。それを、これまでは私のミステイクだと思ってきましたが、最近の若者に支持されている「ミニマリズム」と照らし合わせると、必ずしもミステイクではなく、正確な判断だったという側面もあることに気づきました。ここでは、最近の実例3つを挙げていこうと思います。 まず、あるお弁当屋さん。今いる会社に勤めはじめて5年、週1回、「五目ひじき弁当」を買っていました。この弁当は美味しくもあり、栄養豊富で、360円と安くもあり、3拍子…

  • ポリリジン、これって危なくね?~アミノ酸から作ると言っても。

    ポリリジン、これって危なくね?~アミノ酸から作ると言っても。 ポリリジンという化学物質、私は最近知ったのですが、アミノ酸のリジンを重合させて作る、防腐剤、抗菌剤です。そのあらましはwikiから(抄)。 ポリリジン(ε-ポリ-L-リジン、EPL)は、必須アミノ酸の一つL-リジンの低分子天然ホモポリマーで、細菌による発酵によって生産される。ε-ポリ-L-リジンは、食品の天然の防腐剤として使用される。 ε-ポリリジンはカチオン性ポリマーに属する。ε-ポリリジンは親水性アミノ基を含み、水中では正に帯電する。 研究によれば、ε-ポリリジンは細菌の細胞表面に静電的に吸着されたのち細菌の外膜を剥離させる。こ…

  • 現代の法家思想(韓非の発想):スマホによる例外なき支配

    現代の法家思想(韓非の発想):スマホによる例外なき支配 2020年5月9日の東京新聞の紙面で、以下のような記事が掲載されていました。 殺人、逃走24年男 コロナで観念 【上海=白山泉】二十四年前に中国甘粛省で人を殺害し、全国各地を逃げ続けていた男(四十八)が今月に入って浙江省杭州市の警察署に自首した。携帯電話を持っていなかったことから、政府が新型コロナの予防対策として導入を進める「健康QRコード」を提示できず、ホテルや小売店などを利用できなくなった。 この男は、身分証も携帯電話も持たず、日雇い労働をして手にした現金を使って生活していたそうです。ところが杭州市に移動したのが運の尽き、ここには「健…

  • 私はゴミ?:ゴミ談義あれこれ

    私はゴミ?:ゴミ談義あれこれ 学生のころ、私は環境問題、特に水問題に取り組んでいました。専門がそうだったし、市民運動家としても、水の汚染に関する問題には積極的に取り組んでいました。当時汚染度が日本一だった千葉県:手賀沼(柏市や我孫子市の生活排水で汚れていました。)の調査を自ら企画し、市民生協や漁協の協力も得て、水質分析を行い、その結果は生協の代表に報告し、そのまま国会と言う場で質問されました。 それから、霞ヶ浦の市民による水質調査、これは協力者として、でしたが、簡単に安価で多くの地点で水質分析が出来るキットを使い、霞ヶ浦、北浦の全水域を網羅した調査でした。私は主に3つのグループの一つ、北浦を調…

  • 葛飾北斎と北斎漫画:江戸の庶民は教養があった。

    葛飾北斎と北斎漫画:江戸の庶民は教養があった。 かつしか‐ほくさい【葛飾北斎】「江戸後期の浮世絵師。もと川村氏、のち一時中島氏。江戸本所に生まれる。葛飾派の祖。初め勝川春章の門に入り、春朗と号し、のち宗理・画狂人・戴斗・為一いいち・卍など、画風と共にしばしばその号を変えた。洋画を含むさまざまな画法を学び、すぐれた描写力と大胆な構成を特色とする独特の様式を確立。版画では風景画や花鳥画、肉筆画では美人画や武者絵に傑作が多く、「北斎漫画」などの絵手本や小説本の挿絵にも意欲を示した。代表作「富嶽三十六景」。(1760~1849)」広辞苑第六版より引用 『北斎漫画』(ほくさいまんが)は、葛飾北斎が絵手本…

  • 中国哲学には救済の2文字はない:一般の宗教と違う点

    中国哲学には救済の2文字はない:一般の宗教と違う点 私は、中国古代から伝わる書物:『老子』、『荘子』、『易経』、『書経』などを読んできて、最近気づいたことがあります。それは、中国哲学には「救済」の概念は、限りなく乏しいか、または無い、ということです。 『老子』(小川環樹:訳注:中公文庫) 一般の宗教の場合、世界3大宗教・・・キリスト教、イスラム教、仏教においては、「救済」という概念は不可欠です。いや、これがないと、信者は安心して信仰生活には入れません。「罪深い、また穢れた私を救って下さい」という声が無ければ、宗教だって成立しないのです。 そう思考して、「中国哲学に救済という言葉があるか」という…

  • フクジュソウとフキタンポポ:早春を祝う黄色い花

    フクジュソウとフキタンポポ:早春を祝う黄色い花 春風献上!!A happy new year!! 以前、ひと昔前は、正月の飾り物として、フクジュソウ(福寿草)を神棚に飾って祝うという風習がありました。いまだ緑のものが地上に多く現れてないころに鮮やかな黄色に咲くフクジュソウは、まさに縁起物でした。その透き通るような黄色い花弁は、確かに邪気を祓い、一家に幸福をもたらすものと認識されていたのでしょう。 フクジュソウ(wiki) ところが、ある時から(30年前くらい?)、フクジュソウの地位を脅かす植物が出てきました。フキタンポポです。この植物はフキ(蕗)のような葉、タンポポのような黄色い花をつける、キ…

  • 世界各国の「おバカ指数:IF」:なぜ我々は政治的におバカなのか?

    世界各国の「おバカ指数:IF」:なぜ我々は政治的におバカなのか? 以下の記述は、私のブログ「ジョン・ロック、孟子、荀子」のコメント欄からの引用です。私:むかし(と言ってもブッシュJr.の頃)の与太話ですが、アメリカの内陸部の白人はIQが低く、沿海部の白人は、IQが高い・・・それは、臨海部が外来の危険に常に晒されていて、物を考えざるを得ないのに対し、内陸部ではなーんにも危険がないので、極楽トンボになっちゃう、というお話しでした。考えてみると、イギリス、台湾、香港は、臨海の国々で、頭の悪い人は生きていけない。そこへ行くと、中国本土、アメリカ内陸部、ロシア内陸部は馬鹿揃いです。今、国別の「バカさ指数…

  • 不器用な社会人&生活者&哲学者:セーレン・キルケゴール

    不器用な社会人&生活者&哲学者:セーレン・キルケゴール キルケゴール【Sren Kierkegaard】デンマークの思想家。合理主義的なヘーゲル的弁証法に反対し、人生の最深の意味を世界と神、現実と理想、信と知との絶対的対立のうちに見、個的実存を重視、後の実存哲学と弁証法神学とに大きな影響を与えた。著「あれか、これか」「不安の概念」「死に至る病」など。キェルケゴール。(1813~1855) (広辞苑第六版より引用) キルケゴール(wiki) 哲学者という人種は、他分野の人たちとちょっと異なるのだと思います。たとえば、詩人で政治家、(広い意味での)科学者のゲーテは、哲学というジャンルで業績を挙げた…

  • 「知の巨人たち」:宇沢弘文、立花隆、渡部昇一

    「知の巨人たち」:宇沢弘文、立花隆、渡部昇一 「知の巨人」だと評された学者、評論家など、最近多く聞くようになりました。↑の表題で挙げたように、少なくとも3人の名前が浮かびます。私自身はこの順で初めのほうにいる人ほど、その称号に相応しいと思います。 思いますに、「知の巨人」たるもの、必須条件として、「文・理」、いずれにも優れた人であることが必要だと考えます。一方の教養を持つだけではダメなのです。宇沢弘文さん(故人)は、学生時代には東大理学部数学科で学び、指導教官からは研究室に残れ、と言われたのですが、人の幸福を追求する経済学をやりたい、ということで転進し、ノーベル経済学賞にもっとも近い日本人だと…

  • プロポーズの言葉あれこれ:『美味しんぼ』・友人の場合

    プロポーズの言葉あれこれ:『美味しんぼ』・友人の場合 英語で言うpropose(プロポーズ)の語源は「前に(pro)、置く(pose)」です。概ね男性が愛する女性に対して、「心情を吐露して、女性の反応を待つ」という行為のことです。昨今は女性が男性に行うケースも多いでしょうし(このケースは女性が男性の役割を演じているわけです)、同性愛者でも、男性的なほうが女性的なほうに働きかけて、恋が実るのでしょう。色色な場合を総括して、「働きかける者」と「それを受容する者」の2者がいることで、この共同行為は成り立つわけですね。 これまでなされたプロポーズの類型としては、例えば以下のようなものがあると思います。…

  • 『ニジンスキーの手記』:天才バレエダンサーの悲劇

    『ニジンスキーの手記』:天才バレエダンサーの悲劇 私が大学生初期のころ、『ニジンスキーの手記』を読み、興味深く読了したのを覚えています。そのときの本は今では入手困難ですが、代わりに鈴木晶さんの「完全版:新書舘」が読めるのでなかなか重宝です。 ニジンスキーにとっての転機は セルゲイ・ディアギレフとの出会いであった。二人は深い親交を結び(同性愛の関係だった)、ディアギレフはニジンスキーの活動に大きく関与するようになった。 1909年、ディアギレフはマリインスキー劇場を出たニジンスキーとアンナ・パヴロワ、振付師のミハイル・フォーキンらと共にパリでバレエ・リュスを旗揚げした。公演は各地で大成功を収め、…

  • 空談という井戸端会議:私は「ああした、こうしたブログ」が嫌い

    空談という井戸端会議:私は「ああした、こうしたブログ」が嫌い 「空談」と言う言葉はドイツの哲学者:マルティン・ハイデガ-(1889-1976)が発案したものですが、以下のように説明されます。 ドイツの哲学者・ハイデガーが用いる基本概念。語りの頽落形態であり、お喋り・井戸端会議などがそれに当たる。つまり無意味な会話のこと。 頽落とは:頽廃してしまった人間存在。堕落と言い換えてもよいだろう。ハイデガーの言葉。 はてなキーワード「空談」「頽落」 この説明にピンと来ないひとは、たぶんこの種の問題を考えたことがないだろうと思います。以前私がいた職場で、昼食時、男女三々五々、好きな席に座り雑談していた時、…

  • 不敗の小国:ベトナム~元(モンゴル帝国)、アメリカに勝った国

    不敗の小国:ベトナム~元(モンゴル帝国)、アメリカに勝った国 (前書き:今回の拙ブログは、ベトナムがテーマです。最近、群馬県を舞台にして、ベトナムからの技能研修生などが、やれ豚を盗んだとか、料理して食べたとかのニュースが流れたのを皮切りに、日本各地からも、これら不良ベトナム人の犯罪行為が相次いで報道されています。だいぶんベトナム人は株を下げましたが、悪行をする人は、どんな国にもいて、ベトナムだけが悪人を日本に輸出しているのではないと思います。日本人にも、悪人がたくさんいるではありませんか。政府のトップの連中なんか、悪い見本です。) ************************ あの悪名高い…

  • 断捨離(だんしゃり)とミニマリズム:「もの」と「こころ」

    断捨離(だんしゃり)とミニマリズム:「もの」と「こころ」 私は以前(5、6年ほど前)、その頃話題となっていた断捨離という方法論を拙ブログで取り上げたことがありますが、その当時とは受け取り方が違ってきたため、この断捨離と、とても近い意味を持つミニマリズムを、併せて考察しようと思います。 まず、そのブログから、めぼしい点を引いてきます。iirei.hatenablog.com この断捨離という言葉は、ヨガの発想から学んだという「やましたひでこ」さんが発案し、流行語にもなり、あまりの反響に彼女は登録商標したそうです。一種の「掃除術」「片付け術」ではあると思うのですが、やましたさんに言わせると、それに…

  • 世界史的に重要な年号:私的で恣意的な選定基準で。

    世界史的に重要な年号:私的で恣意的な選定基準で。 世界史は、地球上の無数の国家、地域によって織りなされる事柄なので、任意の年が(なにやら大事なことが起きているにせよ)重要かどうかは一般的に判別しにくいでしょう。そこのところを曲げて、6つの年号を恣意的に挙げて、私の思考の偏りを公開しようと思います。(古い順に) @751年:「タラスの戦い」。これって覚えてない人も多いでしょうが、高校の世界史の教科書では取り上げられていたと思います。中央アジア・キルギスで、その地域の支配権をめぐって行われた唐とイスラム帝国、当時の大国同士、いまなら中国とアメリカが戦うような大戦争でした。この戦い自体は、唐に対する…

  • ジョン・ロック、孟子、荀子:人の政治的本性とは?

    ジョン・ロック、孟子、荀子:人の政治的本性とは? ジョン・ロック(John Locke)はイギリスの哲学者・政治哲学者。17世紀に活躍し(1632-1704)、その政治思想は後のモンテスキュー(1689-1755)とかJ.J.ルソー(1712-1778)に大きな影響を与えました。孟子、荀子は古代中国の哲学者。それぞれ「性善説」「性悪説」を唱えました。 性善説、性悪説、一見単純な概念ですが、世の理解とは隔絶したものだと思います。どちらも誕生後の学習で性質は変るとされます。もちろん「性善説」の場合、正しく誕生直後では「性は善なのですが」、後の学習の結果、性も悪になる、とされます。「性悪説」の場合、…

  • 空海と理趣経(りしゅきょう):その無意味性~コイツは馬鹿だ

    空海と理趣経(りしゅきょう):その無意味性~コイツは馬鹿だ 初めに:私は無宗教です。もし死んだら、葬式はせずに、県内の国立大学医学部に遺体を提供し、研究用に解剖してもらい、あとは共同遺骨置き場に置いてもらう:「献体」の契約をしています。私は、どんな宗教であれ、どんな宗派であれ、葬式をしてもらう積りはありません。そんな立場で、以下の文章を書きました。なお、我が家は真言宗でしたが、私と弟の代で、無宗教になったのです。 かつて学生の時、『空海の風景』という司馬遼太郎さんの伝記小説を読んだことがあります。宗教家を主人公にするという意欲的な作品でしたが、読後、人生経験を重ねる度に「あそこが変、こちらも変…

  • 曼荼羅(マンダラ)とアラベスク:出来具合は似ているけど。

    曼荼羅(マンダラ)とアラベスク:出来具合は似ているけど。 ここに掲示した絵は、以前私があるワークショップで塗り絵をやった完成品です。これは中央にボスの坊主を描き、そこから八方に坊主の団体がおり、一方位10名の坊主がいるので、坊主の数は8×10+1=81になります。これは9×9という計算をしているのかも知れません。 坊主マンダラ この塗り絵をする際、一日では出来ず、2日に渡って取り組みました。私は使う色はなるべく少なく、コンパクトにしたのですが、それでも、坊主一人、また坊主の間隙の色を塗るのに、相当な労力が必要だったのです。 こういった塗り絵の、たぶん行き着く先にあるのが「曼荼羅:マンダラ」でし…

  • キノコ(茸)の様々な顔:地球にとって重要な生物

    キノコ(茸)の様々な顔:地球にとって重要な生物 キノコとカビはほとんど同一な生き物で、植物でもなければ動物でもありません。傘を開く形のものがキノコ、作らないのがカビです。キノコについてwikiから、キノコ(茸、菌、蕈、Mushroom)とは、特定の菌類(Fungi)のうちで、比較的大型の(しばしば突起した)子実体(Fruiting body)あるいは、担子器果そのものをいう俗称である。またしばしば、キノコという言葉は特定の菌類の総称として扱われるが、本来は上述の通り構造物であり、菌類の分類のことではない。子実体を作らない菌類はカビである。植物とは明確に異なる。ここでいう「大型」に明確な基準はな…

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