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平野 浩
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2005/10/19

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  • ●「『3つの4』を実現する日本経済」(第5985号)

    欧米のインフレが収まりません。6月26日に、欧州中央銀行 (ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」がポル トガルで開催されたのですが、ラガルドECB総裁は基調講演で 次のように述べています。 ───────────────────────────── 見通しに重大な変化がなければ7月も利上げを継続する。ユー ロ圏のインフレ率は高すぎで、今後も高止まりするだろう。中央 銀行が近い将…

  • ●「株価の高度恐怖症/4%ライン」(第5984号)

    2023年6月27日付、日本経済新聞の「クローズアップ日 経平均株価」の15日間の星取表です。右端が直近、○は上昇、 ●は下落を表しています。当日の日経平均株価は3万2698円 81銭です。 ───────────────────────────── ◎日経平均株価の過去15日の騰落 ○●●○○○○●○●○○●●● ──────────────────────────…

  • ●「賃金と物価が手を取り合い凍り付く」(第5983号)

    インフレになると何が起きるでしょうか。高インフレが進行す ると、物価が上がり、生計費が上昇します。生計費とは生活者が 生活をするうえで必要になる経費のことです。生計費が上がると 生活をしていけなくなるので、労働者は雇用主に賃上げの要求を 出します。 企業が労働者の要求に素直に応じてくれるとは限らないので、 労働者は賃上げ実現のためにストライキを行ったり、それに応じ てくれる企業に移ろうとした…

  • ●「アマゾンの詐欺は実に巧妙である」(第5982号)

    6月23日にアマゾンで本を一冊購入しました。新刊書なので すが、書店では見つからなかったので、アマゾンで購入したもの です。アマゾンのアカウントはかなり前に取得しており、そのア カウントを使ったのです。 前にもEJで述べたことがありますが、私は書籍を購入すると きは、大型書店(主として池袋・ジュンク堂丸善)に足を運ぶこ とにしています。なぜかというと、本を選ぶのに各階に椅子が多 く用意されて…

  • ●「日本以外の9カ国は逆イールド」(第5981号)

    今回のテーマにおいて「逆イールド」のことを取り上げたのは 6月2日のEJ第5965号でのことです。逆イールドとは、短 期金利と長期金利の逆転現象のことです。米国の2年債と10年 債が逆転したことを伝えています。債券は通常、満期までの期間 が長いほど利回りが高くなります。期間が長ければ、その分返済 が不透明になるため、投資家がより高いリターンを求めるからで す。これが逆転すると不況になるといわれ…

  • ●「賃金・物価スパイラルが起きている」(第5980号)

    欧米のインフレがなかなか収まりません。6月22日の日本経 済新聞から、英国と米国のインフレの状況について、記事をピッ クアップします。 ───────────────────────────── ◎英消費者物価8・7%上昇/5月根強いインフレ懸念 【ロンドン=大西康平】英統計局が21日発表した英国の20 23年5月の消費者物価指数は前年同月比8・7%上昇した。伸 び率は前年比横ばいで、鈍化し…

  • ●「なぜ、ROEが重視されるのか」(第5979号)

    EJでトヨタの「PBR1倍割れ」のことを書いたのは、6月 15日のことです。そうしたら、16日の日本経済新聞に「PB R1倍割れトヨタが解消」の記事が出て、6月19日付、日本経 済新聞夕刊の「ニュースぷらす」に「PBR1倍割れ、何が問題 ?」という解説記事が掲載されています。日本の株価が、なぜ上 がっているのかが大きな関心を呼んでいるのです。 「PBR1倍割れ」とは、企業の成長期待の低さを映…

  • ●「『東証の大改革』について考える」(第5978号)

    2022年4月4日のことです。東京証券取引所(東証)が、 それまでの市場区分を見直し、市場を再編成しています。これが 「東証の大改革」といわれるものです。現在起きている日本株の 株高は、この改革と無関係ではないといわれています。2022 年4月以前の市場区分は次の4つに分かれていたのです。 ───────────────────────────── �@ 市場第一部 ・・ 流通性の高い企業…

  • ●「日本株上昇原因/PERとEPS」(第5977号)

    6月15日〜16日に開催された日銀政策決定会合──植田新 総裁にとって2回目になる会合ですが、長短金利操作(イールド ・カーブ・コントロール/YCC)のもとでの金融市場調節の方 針について現状維持を全員一致で決めています。 この日銀政策の現状維持のニュースを知るや、トレーダーは、 安心して円を売り、また、低利の円を借りて高金利の通貨を買う ことで金利差収益を狙う「円キャリー取引」で、リターン…

  • ●「6月の日米中銀の決定会合の結果」(第5976号)

    6月15日の新聞は「FRBの連続利上げ停止」の記事が満載 です。しかし、欧州中央銀行(ECB)は、15日に開いた理事 会で、0・25%の利上げを決めています。8会合連続の利上げ であり、はじめてのことです。かねてからECBでは、景気後退 が深刻なレベルに陥らない限り、金融引き締めの継続を求めるタ カ派的意見が多いのです。 米FRBパウエル議長は、今回は利上げを停止したものの、困 惑の色を隠せ…

  • ●「FRBによる利上げ見送りの波紋」(第5975号)

    昨日のEJで「PBR(株価純資産倍率)」の話題を取り上げ トヨタの「PBR1倍割れ」について言及しましたが、6月14 日付の日本経済新聞に関連記事が掲載されたので、以下に示して おくことにします。 ───────────────────────────── ◎PBR1倍割れトヨタが解消 米国株高は13日の日本株式市場にも波及した。日経平均株価 は3日続伸し、約33年ぶりに3万3000円台で終…

  • ●「日本株はどうして上がっているのか」(第5974号)

    日経平均株価の6月12日の終値は3万2434円です。相変 わらず3万円台を安定的にキープしています。昨日のEJで、政 府の「埋蔵金」(「外国為替資金特別会計(外為特会)」)の話 を取り上げましたが、現在ネットでは、日銀の埋蔵金の話が話題 になっています。 日銀の埋蔵金とは何でしょうか。 それは日銀が保有するETF(上場投資信託)の含み益です。 ETFとは、特定の指数、例えば、日経平均株価や…

  • ●「誰もいわなくなった『悪い円安論』」(第5973号)

    「安いニッポン」の続きです。とにかく2022年は、いわゆ る「円安亡国論」花盛りであったといえます。『週刊ダイヤモン ド』の2022年5月21日号では、次のタイトルの大特集を組 んでおり、次のリード文が書かれています。 ───────────────────────────── ◎ニッポンの「国力」低下危機「円安の善と悪」 急激な円安が日本経済を激しく揺さぶっている。円が急落した 背景には、…

  • ●「『安いニッポン』から脱却できるか」(第5972号)

    「安いニッポン」という言葉があります。「悪い円安論」とも いわれます。本来「円安」は、日本にとって歓迎すべきことだっ たはずです。とくに輸出企業にとっては。しかし、2022年3 月以降の経済界の声は、すこぶる厳しいのです。時の黒田日銀総 裁への不満をあからさまにする経営者もいます。そういう不満の 声をひろってみました。すべて2022年の発言です。 ───────────────────────…

  • ●「名目GDPはどこまで伸長するか」(第5971号)

    先週の金曜日、6月9日の日経平均株価の終値は3万2265 円です。7日と8日は少し下落したものの、9日には持ち直して います。これは、きわめて注目すべき出来事なので、少し書くこ とにします。 日経平均株価が3万円を超えたのは6月1日(木)のことであ り、終値は3万0976円でした。直近で3万円を超えたのは、 2021年9月14日の3万0670円以来のことです。日経平 均株価の過去最高額と最低…

  • ●「スタグフレーションにどう対応するか」(第5970号)

    6月7日の朝日新聞には、「世銀見通し/金融不安を懸念」の 記事が出ています。世界インフレとも関係があるので、お知らせ しておきます。 ───────────────────────────── ◎24年の世界成長率「最悪なら0・3%」 世界銀行は6日、最新の世界経済見通しを発表した。先進国の 金融不安が銀行の深刻な貸し出しの縮小(信用収縮)を招けば、 2024年の世界の経済成長率は、1・3%…

  • ●「米国の利上げはラッシュはまだ続く」(第5969号)

    いま起きている世界インフレがどうなるか。これについては、 予断を許さない状況になっているといえます。問題は、インフレ がなかなか収まらないことです。 日本の日本銀行に当たる米国のFRBは、5月2日〜3日に行 われたFOMC(米連邦公開市場委員会──日本の金融政策決定 会合)で、政策金利を0・25%引き上げる利上げを実施してい ます。この会合の1日前、5月1日にはファースト・リパブリッ クバン…

  • ●「日本人は値上げを受け入れつつある」(第5968号)

    ちょうど1年前の2022年6月6日のことです。当時日本銀 行の黒田総裁は「日本の家計は値上げを受け入れている」と発言 し、国民から非難が殺到し、釈明に追われるという事件がありま したが、覚えているでしょうか。そのときの産経新聞ニュースを 以下に再現します。 ───────────────────────────── 日本銀行の黒田東彦総裁は、2022年6月6日、東京都内で 講演し、商品やサー…

  • ●「物価に関する日本人の意識変化」(第5967号)

    現在、証券会社といえば、野村證券、大和証券、SMBC日興 証券の3大証券が頭に浮かびますが、かつて、野村證券、大和証 券、日興証券の3社に「山一證券」を加えて4大証券と呼称して いました。 山一證券は、創業1897年という歴史ある証券会社であり、 戦後の一時期には業績は業界トップの地位を占めていたこともあ ります。法人向け業務が強く、企業の新規上場の際の主幹事証券 も数多く担い、「法人の山一…

  • ●「インフレの犯人は企業の便乗値上げ」(第5966号)

    インフレが起きると、欧米の企業はためらいなく製品や商品に 価格転嫁するといいます。トルコのエコノミスト、エミン・ユル マズ氏にいわせると、平気でインフレ率以上の価格転嫁をして利 益を増やしているそうです。 日本経済新聞の米駐在コメンテーターである西村博之氏による と、現在米国市内では「SALE」を行う店舗が拡大し、値下げ 競争が起きています。こういう状況を踏まえて西村博之氏は、6 月1日付、…

  • ●「日本人の『物価・賃金ノルム』」(第5965号)

    5月31日付の日本経済新聞は、米金利の逆転を次のように報 道しています。 ───────────────────────────── ◎米金利逆転/42年ぶりの長さ 債券市場では米景気の先行きを不安視する見方が増えている。 期間が短い米国債利回りが、長いものを上回る異例の状態を「逆 イールド」と呼び、景気後退のサインとされる。満期まで2年の 国債と10年の国債を比べると、逆イールドの状態が2…

  • ●「日本のインフレ率はなぜ低いのか」(第5964号)

    世界インフレはなぜ起きたのでしょうか。ここで話を整理して 先に進むことにします。 世界インフレを引き起こした最大の原因はパンデミックです。 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中の人と企業が、 行動変容を起こした結果、世界インフレが発生しています。 第1に、人の行動変容です。人には「消費者」という側面と、 「労働者」の側面があります。消費者としての行動変容は、サー ビス消費からモノ消…

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