罪と罰〈下〉(新潮文庫)ドストエフスキー新潮社2025/3/25マルメの妻カテリーナと家主のアマリアの口論が続く。この二人、一緒に葬式の運営をしていたのに何でこんな仲たがいしているのかよくわからない。故人と子供と来客の前でいったい何やってるんだ。唐突にアマリアの父称の話題になる。イワーノヴナかリュドヴィーゴブナなのかはっきりしないらしい。本人はアマリ・イワンだと言う。フョードロヴナやリッペヴェフゼフはどこにいったのか。メモを間違えたのか。ルージンが突然ソーニャを呼び出した意味がわからなかったが、彼の策略だったことが判明する。姑息。この雑な作戦が通るんじゃないかと思ってしまうところが残念。今までも理不尽なことを言って強引に通した経験があるんだろう。ラスコがかっこよくソーニャを助けるシーンではあるけど、そもそ...ドストエフスキー『罪と罰(下)』(200~230p)