米国、AI技術重用・新戦略

米国、AI技術重用・新戦略

米国の狙い米国防総省が中国を念頭に、無人機(ドローン)や人工知能(AI)を活用する新たな戦略に着手した。米軍を近海に近づけないという中国の「接近阻止・領域拒否」(A2/AD)戦略を打ち破る狙いがある。兵員や艦船、ミサイルの「数」で優位にある中国にAI技術を搭載した大量の無人機や無人艇で対抗することが柱だ。数千規模配備新戦略は、レプリカ(複製)の関連語から「レプリケーター・イニシアチブ」という。全貌は公開してはいないが、ヒックス国防副長官が最近、一端を明かした。それによると、米軍はAI技術を組み込んだ無人機や無人艇等、数千規模の「自律システム」を2年以内をめどに配備することを目指している。核兵器や空母、戦闘機といった従来の大型兵器とは異なり、無人機では「小型、高性能、安価」という特徴を生かす。大量展開により...米国、AI技術重用・新戦略

2023/12/22 04:51