三国志の疑問や謎について、自分なりに調べて考えた答えを書いています。どさくさに紛れて、前後の時代や三国志のゲームのことなども書きます。
劉備は関羽と張飛のどちらと関係が深かったのか(五・まとめ)-全五回
4.まとめここまで、劉備が関羽と張飛をどのように扱っていたか、3つの観点で見てきました。・軍事行動や統治した地域からは、関羽は劉備に代わり統治することや、一軍…
劉備は関羽と張飛のどちらと関係が深かったのか(四・通婚関係)-全五回
3.通婚関係最後に劉備、関羽、張飛の通婚関係を確認します。・張飛の長女は劉禅の皇后になる(敬哀皇后)。・敬哀皇后の妹も劉禅の貴人になり、237年に敬哀皇后が逝…
劉備は関羽と張飛のどちらと関係が深かったのか(三・地位や官職)-全五回
2.地位や官職続いて、関羽と張飛の地位や官職を確認します(※1)。・(199年)曹操軍とともに劉備軍は呂布を破り、曹操は張飛を中郎将に任命した。・(200年)…
劉備は関羽と張飛のどちらと関係が深かったのか(二・軍事行動や統治 後編)-全五回
1.軍事行動や統治(前回の続き)関羽は劉備と別行動で軍を率い、要地を任される傾向があります。196年に下邳[下ヒ]を守ったことは呂布への備え、209年に襄陽太…
劉備は関羽と張飛のどちらと関係が深かったのか(一・軍事行動や統治 前編)-全五回
劉備、関羽、張飛は単なる主従関係を超えた、強い絆で結ばれていました。三国志演義で3人は義兄弟の契りを結び、同じ日に死ぬことを願う姿が描かれています。正史三国志…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(九・董卓編)-全九回
前回まで、三国志の様々な人物の形象を見てきましたが、董卓はどのような容姿を思い出すでしょうか。多くの場合、肥えた体、悪辣な印象を受ける顔や表情、耳の下から顎ま…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(八・孫権編)-全九回
孫権の形象としては、以下のような記述が見られます。・人なみ外れた容貌で、骨相も非凡。ちくま学芸文庫「正史三国志」呉書呉主伝)・頤(あご)が張り、口が大きく、瞳…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(七・劉備編)-全九回
劉備の姿ですが、正史三国志、三国志演義に以下のような記述が見られます。・身の丈七尺五寸、手を下げると膝にとどき、振り返ると自分の耳が見えた(ちくま学芸文庫「正…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(六・曹操 後編)-全九回
現在見られる曹操の姿は、英雄らしい堂々とした風貌、野心を抱く風雲児、狡猾そうな人相といった形象がほとんどで、逆に冴えない外見や、穏やかで人のよさそうな人相は見…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(五・曹操 前編)-全九回
三国志における曹操、孫権、劉備は、三国の建国者という重要な存在でありながら、これぞ曹操、孫権、劉備だという要素があまりなく、様々な形象が見られるように思います…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(四・容姿や外見)-全九回
前回から引き続き、三国志の登場人物から容姿や外見がイメージできそうな例を挙げます。 馬良 白い眉 龐統[ホウ統] 醜い容姿 張松 醜い容姿、歯が出ている…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(三・武器とアイテム)-全九回
関羽には髯や青龍偃月刀、諸葛亮には羽扇、綸巾、鶴氅[鶴ショウ]のように、強いアイコン(姿、武器、アイテムなどの特徴を示す意味で使います)があると言えますが、他…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(二・関羽と諸葛亮 後編)-全九回
関羽と諸葛亮は人物を特定できるアイコン(姿、武器、アイテムなどの特徴を示す意味で使います)があると考えていますが、どのような要素がより強く関羽と諸葛亮を想起さ…
董卓は突出したキャラクターと容姿が結び付いた(一・関羽と諸葛亮のアイコン)-全八回
関羽の名前を聞いた時に、どのような姿を頭に浮かべるでしょうか。漫画やゲーム、関帝廟の像、三国志の連環画、昔の中国で書かれた肖像画など、人により様々な姿を思い出…
戦略シミュレーションゲームで三国志とゲーム性のどちらを取るか(五・誰でも大差ない)-全五回
5.誰を選んでもやることに大差はない三国志のゲームでは多くの場合、勢力を率いる人物(群雄・君主)を選び、勢力を強化して全土統一(クリア)を目指します。ゲームを…
戦略シミュレーションゲームで三国志とゲーム性のどちらを取るか(四・人材の扱い)-全五回
4.人材の扱い三国志には多彩な登場人物がおり、これらの人物を扱えることが、ゲームの楽しみのひとつになっています。勢力のトップしか登場せず、配下がいないと相当味…
戦略シミュレーションゲームで三国志とゲーム性のどちらを取るか(三・終盤が作業になる)-全五回
3.勢力が大きくなった終盤には作業になる歴史や戦争をテーマにしたシミュレーションゲームでよく言われることですが、序盤は苦心しながら自分の勢力が伸びていくのが面…
戦略シミュレーションゲームで三国志とゲーム性のどちらを取るか(二・人物に感情がない)-全五回
2.人物に感情がないゲームにおいて大抵の人物は仕える勢力に従順であり、大軍を相手にしても全滅するまで戦い、不得手なことでも黙々とやり続けてくれます。しかし三国…
戦略シミュレーションゲームで三国志とゲーム性のどちらを取るか(一・歴史のif)-全五回
三国志をテーマにしていた戦略シミュレーションゲーム(※1)をしていると、三国志の世界ではありえないこと、現実味に欠けていることに遭遇し、三国志から離れているよ…
最後に曹操ですが、存命中に皇帝になっておらず、逸話の存在が必須ではなかったと思います。それどころか、正史三国志には曹嵩(曹操の父)の出自は明確にできないと記さ…
袁術は自ら皇帝を名乗り、国号を「仲」としました。帝位につく根拠は「袁という姓は陳から出ており、陳は舜の子孫であるので、土(=舜)は火(=漢)を受け継ぐと考えた…
古代中国において、高貴な位に昇った人物や尊い人物には、異相、出生譚、預言の類(本稿ではこれらの神秘性を帯びる話を「逸話」としてまとめます)がよく見られ、以下の…
『夏侯惇の読み方から、呂布の読み方を考える』の(二)から(四)にかけて、名前の読み方が複数見られる人物をパターン分けしてきましたが、一度ここで整理します。・漢…
7.複数の読みがあるのはそういうもの対象:杜預(とよ/どよ)「杜」の読み方は漢音が「と」で、呉音に「ど」があります。「と」で読む言葉は「杜仲茶」がありますし、…
4.漢音、呉音ともに読み方はあるが、呉音の方が一般的な漢字対象:陳式(ちんしき/ちんしょく)、孫和(そんわ/そんか)漢字の読み方には漢音と呉音があり、日常的に…
1.研究の対象になっている人物対象:曹植(そうしょく/そうち)、鄭玄(ていげん/じょうげん)曹植と鄭玄の名前には2つの読み方が見られますが、同じ漢字を使う他の…
「夏侯惇」を普段どのように読まれているでしょうか?多くの方は普段「かこうとん」と読み、「かこうじゅん」派は少ないと思います。両方の読みがあることを知っている方…
戦略シミュレーションゲームで三国志をテーマにすることとは(下)
4.官職や将軍号政治や軍の制度は国や時代が違えば異なるものになり、同じ国であっても年代が進むと少しずつ形を変えていきます。その点では、三国時代の官職や将軍号は…
戦略シミュレーションゲームで三国志をテーマにすることとは(中)
2.戦闘における計略三国志における計略は、知略を武器にする人物の見せ場で、不利な戦況を一気に打開して逆転勝利に導けることもあれば、相手に策を読まれて窮地に陥る…
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