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2024/07/17

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  • ホトトギス

    ホトトギスひとり未明に鳴く声を誰が聞くのか私のみ聞く 年を取ってきますと、超早起きになりまして、まだ暗いうちから起きてゴソゴソしております。辺りは皆寝静まっていて、何だか自分だけの世界になったような心地よい時間帯です。そんな静寂の中、ホトトギスの鳴く声がどこからともなく聞こえてきます。「キョッキョッ キョキョキョキョ」って。かわいいもんです。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 雨夜

    晴れ間なく物忌む雨夜の品定め男同士の会話も楽し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 短歌五〇首~その7

    近く見る力士はただのデブでないまるでぽんぽん跳ねるゴム鞠 春休みの学生寮に鳴り響く青春の日の”微笑みがえし” 夜白み鳥啼きだして朝が来る昨日と違う自分を始む 前栽に並んで笑う水仙の待ちわびた春にぎやかに来る 春なれば水に親しみ山このむ知者と仁者に我はなりきる 好きなこと先にすませば調子づく嫌いなこともついでにできる おかげさま春が来ましたおかげさま私の家族もみな元気です 春暁の光を浴びてあの山の向こうの山の向こうにも山 いるだけでただいるだけで価値のある花の如くに我はなりたし ぎっしりと並んですするラーメンの湯気立ち込める博多の屋台 中二の姪自分変えると剣道部今は優しき救命ナース 笑顔なくただ…

  • 短歌五〇首~その6

    結婚に失敗したと言う君はそれでも前をひたすらに見る あのころと同じきれいな君はさぞ優しい夢を追いかけてきた 春秋に富む者たちよ時は短いおろそかにすな 卒業の単位不足に青ざめて飛び起きる夢老いてなお見る あたたかな暖炉の部屋の窓からは冷たい雨のピッツィカート 終電を一人降り立ち人気ない暗いホームも心ほのぼの 帰るたび発展進むふるさとに嬉しくもあり寂しくもあり マスクして美人になれないあの人は顔が小さいマスクがでかい だんだんと人数の減る朝のバスやがて近所はじじばばだらけ 通勤の走行音に揺れ動く重ねた月日何ら悔いなし しとやかな君が持ってる何もかも君の品位に引き立てられる 怒ってもそうは見えない君…

  • 短歌五〇首~その5

    花ならば八重撫子の名の如く曾良が感じた「かさね」という娘 大好きな映画のセリフヴィヴィアンの”Stay cool.”「素敵でいてね」 二人行く遠い道のりだんだんと妻に遅れる心も折れる あと何度食べられるかと語りつつ二人で決めたおせちを予約 引き裂かることとも知らず母さまも早くお乗りと明石姫君 あなたとは二歳差になる五か月間だからどうってことはないけど くだらない物が沢山あるけれど何かの縁でうちに来たヤツ 金曜の君はきれいだでも僕は月曜の君がいちばん好きだ なぜ君はキスしましょうと言ったのかそれからあとはどうなるのですか 遠い地のホテルのテレビ眺むれば天気予報の画面馴染まず 花よりも実を見てくれ…

  • 雨は降る行かねばならぬ傘が無い濡れてしまえば頭がハゲる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 写真

    いつの間に撮られた写真鏡でも見たことがない自分の顔の ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 文鳥

    寝転んだ顔の上にて文鳥が遊ぶついでに糞して逃げる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌

  • アイス

    躓いてアイスの先が跳ね飛んで大泣きした子いま三十五 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 雨の日の都会の空気何となく清しい匂い私は好きだ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 短歌五〇首~その4

    孫の名を考えたけど同僚にやめろと言われそっとしまい込む 寵愛を辞して諫めた班倢伃君子の得べき高潔の美女 万人に愛されし人、哀駘它内に静まり外に乱れず 真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情 泣き疲れ座ったままで眠る子の頬の涙が乾いて光る まごころを込めた老女の灯火は風にも消えず夜どおし燃える 贅沢な音楽を聴くセリフなど理解できないオペラだけれど 逍遥し四天王寺に立ち入ればなぜか此処だけ空気が変わる 何彼とやたらにキレる老人に過去に歩んだ生き様を見る オフィスの机の上にマスコット実は会社を愛すればこそ 美しい夜のビル街父さんが一所懸命がんばっている この前と同じ服だと恥じる君たとえ媚…

  • 牡丹の花

    降り続く雨にうつむく牡丹花時間はあまりないというのに 花に関する名言 花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり。~林芙美子 花はなぜ美しいか。ひとすじの気持ちで咲いているからだ。~八木重吉 花は優しい。見る人を慰めて何も見返りを求めない。~美輪明宏 秘すれば花なり 秘せずは花なるべからず。~世阿弥 1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には 花を咲かせましょう。~野村克也 咲くも無心、散るも無心、花は嘆かず今を生きる。~坂村真民 花は一瞬にして咲かない。大木も一瞬にして大きくはならない。一日一夜の積み重ねのうえにその栄光を示すのである。~坂村真民 花が…

  • 文鳥の背中

    文鳥の背中に鼻を押しつけてくんくん匂う雨の日の午後 ちょっとヘンですかね。でもですね、文鳥の背中って、とてもいい匂いがするんです。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 薔薇

    早朝の庭さえ煙る雨上がり薔薇の香りが淀み動かぬ ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 花言葉

    スズランのぽつんぽつんと吊り下げた花は装う清らかな愛 スズランは、ユリ科の多年草。北海道~九州の山地や高原に自生し、5、6月ごろに鈴のような花をつりさげ、よい香りを放ちます。花言葉は「清らかな愛」。 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 短歌五〇首~その3

    何よりも私生活こそ大事らしきれいだけではモデルになれず 一つずつ静かに落ちてこの夏の思い出刻む線香花火 台風の進路予想はいつ見ても大きくなると錯覚をする 泣きじゃくる子の口に手をあてがってアワワとやればインディアンになる 遅い夏汗ばむ頬にそっと風秋を探して空を見上げる 「お茶でも入れましょ」と言ったのに「お茶が入りました」の言葉やさしい この夏の思い出拾う間もなくて急かせるようにお日さま沈む あの角をはじめて曲がりささやかな冒険しつつ会社に向かう たわいもない問いかけに「うん」と答えると「うん、て何よ」と聞いてくる 宇宙では塵に過ぎない私でもベテルギウスを心配してる 花の名を知っているのはイイ…

  • メモ

    聞いたまま急ぎメモした備忘録自分の書いた文字が読めない ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 会食

    見て見てと大口開けて肉食べるそんな貴女との嬉しひと時 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 一輪の花

    一輪の花であっても堂々と自分を誇る姿気高し ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 学び舎

    緑濃い蔦の絡まる学び舎に女学生らの声は明るい ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 子供の頃

    午後九時に早く寝よとの鐘が鳴るそんな所で育った時代 ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 子供の頃

    雌猫を拾って育て年ごろになると駆け落ち戻って来ない ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 世の中に辛いお酒の無かりせば如何にぞ憂さを慰めもする ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中短歌

  • 御堂筋

    御堂筋並んで歩くこの女(ひと)は我がポケットにそっと手を入れ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中はてな文芸部

  • 宵に逢い

    宵に逢い深夜の別れは早過ぎて相対性の理論を恨む ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 鞆の浦

    陽光に波がきらめくの鞆の浦繋いだ船の舳先を照らす ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 過ち

    仁徳の現れである過ちを見過ごさずして君子の心 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中短歌

  • 端午の節句

    屈原(くつげん)の高潔偲ぶ端午の節句君の未来に光あれかし 屈原(くつげん)は、中国戦国時代の楚(そ)の政治家で、その高潔で忠義な人がらは、広く中国の人々に慕われました。そして、5月5日は、彼が楚の将来に絶望して川に身を投げて自殺した日です。もともと厄払いの日(端午の節句)だったのを、男の子は屈原のように立派な人になってほしいとして、この日を男の子の節句として祭るようになりました。また、その日に食べる「ちまき」の起源については、『続斉諧記』にこう記されています。 ―― 屈原の死を悲しんだ楚の民衆が、竹筒に米を入れて川に流して命日を祭った。ところがあるとき、屈原の霊が現れて、せっかくの供物が川の悪…

  • 西海橋

    晴れ渡る西海橋にさしかかり遥か眼下に潮の流れる ランキング参加中はてな文芸部 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち

  • 屋久島

    屋久島のモッチョム岳に登り立ちはるか平らの種子島見ゆ 4月に詠んだ歌(後半) 眠りこけ終点に着き折り返し元の駅まで戻りし友よ 乙女から若妻になり母になりずっと見てきた二人の時代 晩春の法円坂を登りゆく女子学生の歩みゆったり 吉野家の機械で注文するよりもひと声ですむ「大盛り一つ」 持ち帰る仕事を命じ付き合えと酒席に誘う昭和の上司 朝いちに提出をしてさりげなく受け取る顔は言葉なくとも 褒めもせず礼の言葉もないけれどそれが昭和の職場風景 万葉の面影見ゆる鞆の浦波おだやかに海人の釣り船 人の名は世界でいちばん短い詩だから漢字は大事にしたい 改めて読み返すたび新しき発見のある良書は楽し だんだんと記憶薄…

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