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  • 「天然記念物にしたい」温泉現象

    希少な温泉現象 別府市の「地獄めぐり」や、宮城県吹上温泉の「間欠泉」など、温泉現象が観光名所となっている所は数多くあります。全くの天然に由来するものもあれば、人工的な掘削等によって誕生したものもありますが、いずれにしても、稀少で特異な温泉現象を目の当たりにできるという点では、どちらもとても重要なものであることには間違いありません。 別府地獄めぐりの名所「海地獄」 宮城県鬼首の「吹上間欠泉」 一般に公開されている島根県「木部谷間欠泉」 現在、温泉にかかわる自然現象や産物として、12の対象が国の天然記念物または特別天然記念物に指定されています。天然記念物の指定基準は、「動物、植物及び地質鉱物、天然…

  • 「火山活動の中に浸かる」岩手・藤七温泉

    火山活動の直湧き温泉 温泉が浴槽の下から直接湧き出す、いわゆる「直(じか)湧き」温泉はけっこうありますが、野湯でない限り火山活動中の噴気地帯のような場所の「直湧き温泉」は意外と少ないようです。 浴槽では、温度も成分も湧出量も「人間に都合よく」入浴が可能であるように安定している必要があります。火山活動中の地獄の「噴湯」に浸かるには、有毒ガスがなく、入浴に適した温度で安定した量が湧き続ける必要があり、ましてやそれが旅館の敷地内であるというのは至難の業です。 岩手県と秋田県にまたがる「八幡平」は、侵食や噴火によって山頂部が台地のようになだらかになった火山で、「ランクCの活火山」に分類されています。一…

  • 秋田・玉川温泉のこと

    岐阜から遠い所なのですが、しばらくすると何故か「行かなくては」という衝動に駆られるのが秋田県の玉川温泉です。他の魅力的な温泉とも一線を画し、私の中では別次元の「大本山」的な存在として位置づいています。温泉科学の研究対象としても注目を集め、これまで多くの研究者により、数えきれないほどの論文が報告されてきています。 今年もまた、そんな「玉川詣で」に出かけました。 玉川温泉「大噴」泉源 玉川温泉「大噴」泉源 上の2枚の写真は、玉川温泉の「大噴(おおぶき)」泉源です。温泉が自然に湧き出す一つの穴(泉源)としては日本最大(8400L/分)で、1分間におよそドラム缶42本分の温泉が湧き続けています。 玉川…

  • 「強烈な石油臭」の新潟県新津温泉のこと

    強烈な石油臭のする温泉 新潟市秋葉区(旧新津市)の「新津(にいつ)温泉」は、温泉ファンの間で「日本一石油臭が強い温泉」とささやかれています。私もこれまでに石油の香りがする温泉にいくつか入ったことがありますが、ここ新津温泉が匂いに関しては断トツに強い感じがしました。 浴槽の様子(撮影許可をいただいています) 一軒家の新津温泉のレトロな外観 新潟の新津の地に「たまたま石油くさい温泉が湧いた」というより、「温泉が湧くとしたら石油臭くなる」という必然が新津の地にはあります。 新津には日本一の油田があった 新潟県は、国産の原油を産することで知られていますが、特にこの旧新津市にはかつて「新津油田」があり、…

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