30年近く生きていますが、眠りとの付き合い方がいまだにわかりません。 眠りのことを考えてまず思い出すのは、子供のころ、保育園のお昼寝の時間。私はこの時間がとても苦痛でした。どうにも、「自主的に寝る」という感覚がわからなかったのです。どうしたら自分が眠れるのか、よくわからないのです。他の子がすやすやと眠る中、「どうしたらうまく眠れるのか」が頭の中でぐるぐる回り、泣きそうになりながら葛藤していました。 静寂の中の、保育園の天井、ブランケットの模様、先生の忍び足の足音、布団の中の息苦しさ。今でもありありと思い出せます。 子供なりに、「あえて目を閉じずにいればよいのでは?」「深呼吸をしてみると眠れるか…