「空気を読む脳」2020/2/20中野信子全体を読んでみての感想は、脳科学って知れば知るほど面白いのだけれど、知らなければよかったと思う部分もあったりで、少々複雑な気持ちになりました。その中で興味深かった箇所をいくつかあげて感想を書いてみようと思います。P21日本人の脳にあるセロトニントランスポーターの量は、世界でもいちばん少ない部類に入ります(量を決める遺伝子にバリエーションがあり、量を少なく産生するSS型という遺伝子型を持つ割合が日本に多いため)。ようするに、世界でも最も実直で真面目で自己犠牲をいとわない人々ではありますが、いったん怒らせると何をするかわからなくなるということです。P24~25それでは、セロトニンが出ていれば出ているほど良いのか、というと、そうとも限りません・・・不安の度合いがある程度...「空気を読む脳」中野信子