廉塾の畑にずらりと葱坊主 重枝広樹4月27日の野々口立圃顕彰俳句大会で、ある選者の立圃賞を受賞した句です。この句は他の選者の特選にも選ばれました。ありがとうございます。並んでいる葱坊主が塾生のようにも思えませんか?廉塾(れんじゅく)江戸時代後期の儒学者・菅茶山(1748~1827)は現在の福山市神辺町に生まれ,19歳のときに京都で朱子学を学び,その後ふるさとに帰って,のちに「廉塾」と呼ばれる私塾を開きまし...
廉塾の畑にずらりと葱坊主 重枝広樹4月27日の野々口立圃顕彰俳句大会で、ある選者の立圃賞を受賞した句です。この句は他の選者の特選にも選ばれました。ありがとうございます。並んでいる葱坊主が塾生のようにも思えませんか?廉塾(れんじゅく)江戸時代後期の儒学者・菅茶山(1748~1827)は現在の福山市神辺町に生まれ,19歳のときに京都で朱子学を学び,その後ふるさとに帰って,のちに「廉塾」と呼ばれる私塾を開きまし...
この記事を書いている今は、金曜日の午前4時。なぜだか分からないが、こころが落ち着いて澄み渡っている。今日は仕事が休みであるからか?それだけでもないようである。今日、午前2時頃に起きて、句会のための句稿の校正をした。その後、結社誌をゆっくりと読んでいた。最近、また自炊を始めている。ご飯はレンジでチンする感じのものであるが…昨日の夕飯は焼きそばを作った。スーパーでキャベツ、玉葱、人参などを買った。キャベ...
先ほど、1時間かけて俳句を10句作った。日曜日に句作をするのが基本的なルーティンなのだが、ゴールデンウィークということで、今週末には兄夫婦が実家に帰る。日曜日の午後には句作できそうにないので、今日にした。やっと落ち着いて、今は洗濯機を回しているところだ。それにしても体がだるい。今朝、品出しの仕事でカートラック台車で5台分の飲料を出した。飲料自体で2時間くらい掛かった(かなり早い方だが)。全体の作業終了...
先日のブログの記事で、結社誌の五月号の結果がやばそうだと書きました。あれから五月号が届きました。結果はというと…四句欄でした。何とか踏み止まりました。やばそうな二句のうち、一句は掲載されてました。 なまはげに泣きながら子の立ち向ふという句です。心配していましたが、掲載されてみれば、なかなか良い句のように思えてくるから不思議です。子どもはこれくらい元気でないといけませんね。将来大物になりそうな予感が...
4月20日。午後1時半。久しぶりに落ち着いてこのブログの記事を書いている。 先週の日曜日に句会があるはずだったが、 急遽中止になった。 会場の公民館へ行ってみると、 駐車場の空きがなかったのである。 何かイベントがあったのだろうか? 家へ帰ろうとした丁度その時、 友人から飲まないかとラインが来た。 午後一時過ぎから私のアパートで宅飲みした。 そんなに沢山飲んだつもりはないが、 珍しいことにかなり酔っ払...
4月8日(火)は虚子忌であった。 虚子の句の中で一番好きな句と言えば次の句である。 流れ行く大根の葉の早さかな 俳句を始めて、しばらくして山本健吉の『現代俳句』を読んだ。 そのとき、高浜虚子の章で挙げられていたこの一句を読み、衝撃を受けた。山本健吉の解説を読んだあと、この句を読み直し更に深い感銘を受けた。 皆さんも読んだ事があるかもしれないが、共有したいので長文だが引用する。 流れ行く大根の...
自分の句集を眺めていて、ふと気付いたことがある。私のお気に入りの一句が入っていないということだ。今更気付くのはおかしなことである。その句は、句会に参加し始めて間もない頃に、今の直接の師匠である方に採ってもらった句だ。たしか師匠の一票だけだったので、より印象に残っている。自分でも気付いていなかったその句の良さを言ってもらって、不思議な気持ちになったのを覚えている。 自転車の籠に濡れたる水眼鏡という...
今までの人生で読んだ本の中でも、深く心に残っている作家を挙げてみる。 10代 坂口安吾 特に「堕落論」「日本文化私観」。 私が文学の道へ進むのを決定付けた本。 太宰治 「晩年」が良い。 芥川龍之介北原白秋 「思ひ出」「邪宗門」 萩原朔太郎オノレ・ド・バルザック 高校時代、「谷間の百合」に深く感動する。 大学でフランス文学を専攻しようと決めた。シャルル・ボードレール 高校の修学旅行...
今回は「私の履歴書」と題して、 私の仕事のキャリアを振り返ってみました。 今思えば、色々ありました💦 大学時代 ど田舎の島根大学に入学。 フランス文学を専攻。 真面目に勉強して、本ばかり読んでいる学生だった。ただ翻訳ばかり読んでいたので、フランス語習得には至らず(笑)。 スーパーのレジのアルバイトを1年間ほど経験。 大学卒業後20代スーパーに就職も1年続かず辞める。 高等技術専門校で1年間パソコ...
私の新作から、くすっと笑える俳句を10句選びました。 鶯の初音に鴉首傾げ 菱餅の反りの気になる昼下り 大いなる夢を捨つまじ落第生 赤子泣く声か恋猫鳴く声か 算数セットに名前書いたか一年生 内職を手伝ひたがる子猫かな 新社員机にエクセル参考書 酔客の蕗味噌を食べ黙り込む 三菱に人の集まる農具市 金輪際酒は飲まぬと蜆汁 どれか気に入ってくださる句はありましたか?...
今から10年くらい前、私は公文式でアシスタントをしていた。そのときの公文教室の生徒で、小学校高学年の女の子が、学校の宿題で俳句を作っていた。私に作った俳句を見てくれと言ってきて、そのときの俳句の中に次のような一句があった。 夕焼よ恥ずかしそうに顔を上げという句だった。かわいらしい良い句と思ったが、私の好みというか、何となく次のように添削した。 夕焼よ恥ずかしそうに顔を伏せより奥ゆかしさが出るよう...
今日は、私の今までの経験を元に、「スランプ脱出法」について書いてみる。 所属結社の同人になる一歩手前の人を想定している。 ① いつもとは違う時間帯で句作してみる。 これは変化を付けるためで、私の経験では、休みの日の早朝に句作するのが効果的だった。小説家などでも、早朝を重要視する人があるらしい。頭が冴えていて、尚且つ創造力の源である混沌たるマグマが活発である時間帯である。 ② 使ったことのない季語を使う...
今日は暖かい。やっと春を感じることができる。もう最低気温がマイナスになることもなさそうだ。人心地がつく感じである。あとはゆっくり杏や桜の開花を待つのみか。気が早い人もいて、「また暑い夏がくるよ」と言っていた。そんなことを言うと、秋が終わると、また厳しい寒さの冬が来るということになる。今、ほっとして春を楽しむことをせずに、未来の夏の猛暑やその先の冬の厳寒を想像して辛く思うのはおかしなことだ。先のこと...
一昨日の土曜日には句会があった。句会を終えて、夕方、家でゆっくりしていると、玄関の呼鈴が鳴った。誰かと思いながら覗き穴から見れば、女性と男性の二人。何となく気付いて、ドアを開ける。案の定、聖書の話だった。聖書を読んだ事があるか、と聞かれ。新約聖書は一度読んだ事があると言うと、たいそう驚かれた。どういうことで、と聞かれ。自分は文学を勉強していて、西洋文学の背景にキリスト教があり、それで興味を持ち読ん...
昨日届いた『虹』。 涼野海音氏の待望の第二句集。 早速、じっくりと読ませていただきました。 どれも素晴らしい句ばかりですが、 特に共鳴した句をここに10句挙げて、 鑑賞させていただきます。 教師辞めたる友と来て芽吹山 教師の仕事の過酷さに堪えられなかったのだろうか。 疲れもあるのではないかと思う。芽吹山はそんな友の未来も祝福してくれているようだ。 作者との友情もよい。 すれ違ひたる遠足のもう遠き ...
月曜日は隔月に講師を務めている句会だった。そこで、ある句集を受け取った。一年前に亡くなられた女性Kさんの遺句集だった。以前は福山支部でご一緒させて頂いていた方である。実はそのKさんが発起人となって、今の句会は始まったのであった。ご遺族や句会の皆さんで協力して遺句集を編んだようだ。この句会で長く指導に当っているTさんのあとがきがある。「どこに居ても朗らかな声と笑顔が印象的で、私には、まさに『花のよう...
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今は令和七年一月一日の午前三時です。昨日は夕方6時くらいに寝て、今日、午前1時に目が覚めました。昨日はお酒は飲まなかったのですが、眠くて眠くて…今朝も6時から仕事です。明日は仕事は休みなので、仕事から帰ればゆっくりできそうです。X(旧Twitter)で2024年の自選十句を上げたのですが、とても好評だったので、画像を添付しておきます。今年はどうな句を...
今日は「香雨」12月号を読み終えた。俳人協会の「俳句文学館」12月号も。今年の締めくくりになったように思う。まだ来ないと心配していた香雨の「新雨賞」の応募原稿が戻って来た。二年前に応募したときは〇の句は一つだけだったが、〇の句が五つになっている。少しは進歩したようだ。「国民の歴史」西尾幹二著という本を読んでいる。800ページ近くに及ぶ大部の日本の歴史書である。今、325ページまで読んだ。一万年続いた縄文時代...
ついに12月になりました。昨夜は19時から22時くらいまで少し寝ました。深夜0時からスマホで句会会場の予約をして、仕事が6時からあるので、しばらくしてまた寝ました。仕事を終えて、昼から毎週日曜日のルーティンである句作をしたあと、スマホを眺めていたんです。Yahooのebookjapanでは電子本が週末で安くて、paypayのクレジットで買えば更に49%ポイントが還ってくるらしいのです。衝動買いで、句集を5冊も大人買いしてしまいま...
このブログを見て下さり、ときおりコメントもお寄せ頂いている馬場公江さんが「香雨」で山雨賞を受賞されました。同時に白雨集同人になられることとなりました。 とても喜ばしいことです。お祝い申し上げます。 そこで今日は、 「香雨」12月号掲載の 第6回山雨賞受賞作品 「遠き窓」 馬場公江 の20句の中から5句を挙げて、僭越ながら感想を述べたいと思います。 木の瘤をすべる雨つぶ秋彼岸「秋彼岸」の季...
香雨の連載に「私の勉強法」というものがある。毎月、同人が二人づつ自分の勉強法を披露するという企画である。そのタイトルを少し借りて、このブログで「私の俳句勉強法」と称する連載記事を始めたいと思う。句作の方法や類想を抜けるためにしていることなど、実践的な内容を書いて行きたい。乞うご期待です。筆者は気ままな性格のため、いつも通り不定期の連載です。第一回目の今日は、『香雨』令和五年一月号に掲載された「私の...
私が読んだ本の中でも、特にお気に入りの本をリストアップしてみました。写真に鶴岡加苗さんの『青鳥』と牛田修嗣さんの『白帆』がないのは、今人に貸しているからです。句集 『鷹羽狩行俳句集成』 鷹羽狩行著 ふらんす堂 『香雨』 片山由美子著 ふらんす堂 『飛英』 片山由美子著 角川書店 『鼓動』 西宮舞著 ふらんす堂 『つむぎうた』 野中亮介著 ふらんす堂 『季語別 鷲谷七菜子句集』 鷲谷七菜子著 ふらん...
ついに終わった。野々口立圃顕彰俳句大会。今日、入選句集作成のためのデータを印刷会社に送った。後はExcelによる会計報告の清書の仕事を残すのみとなった。四年に一度、運営の当番が回ってくる地元の俳句大会。毎回、憂鬱の種なのである。しかし今回、選者でもあるTさんが運営の筋書きをしっかり書いてくれたので、次回は簡単にできるような気がする。何だか自信がついた。今回、私がした仕事は、選者の席に貼る名札作成。苦労し...
初鴉人影のなき大手町 田村祐巳子着水の白鳥首の力抜き 安里道子街の灯に馴染まぬネオン久女の忌 岡田憲幸夢殿をひと回りして春惜しむ 岡田眞利子踏青や佐渡が見ゆるといふ岬 荻原正三大仏の頬をつたひて花の雨 荻原八重子落葉掻く音に目覚めて山の宿 佐藤徳守しぐるるや影から描く木炭画 田中雅子シスターも袋抱へて十二月 深津一葉鈍色の雲の広ごる冬田打 藤田幸子落葉踏みゆけば濃くなる日の匂ひ...
結社誌へ投句したが掲載されなかった作品の中から、捨てるには惜しいと思っている句をここに載せたいと思います。 期間は同人になってから三年間。(2021年~2023年) ただし、ここに復活させた句は、その句を含む七句を投句した結果が清雨集五句の場合に限ります。光るもの近寄ればそは春の水サハラの砂入れたる瓶や晩夏光かの夕も噴水果つるまで眺め美しければ指で散らして白牡丹雨跡の日に乾きゆく立夏かな詩神よりの言...
尾道二十五句 重枝広樹 冬景 小春日や尾道水道日を揺らし 時に雨宿りする旅初しぐれ 銅像を芭蕉と紛ふ時雨かな 片時雨直哉旧居の閉ざされて ラーメンの背脂沁みる冬の暮 桟橋に船の振動雪催 凍港や我より大き錨揚げ 春景 急坂を上り詰めれば春の海 風光る狩行句碑より海を見て さまざまの人と見し花千光寺 千光寺より水道へ花吹雪 春の海だんだん広くロープウェイ ロープウェイ霞隠れに...
春分の日切株が野に光る 安養白翠 春分の日をやはらかくひとりかな 山田みづえ 見上げゐる春分の日の時刻表 井上康明 春分の日のわが影と門を出づ 片山由美子 ゆるやかに春分の日を仕事して 重枝広樹 今日は春分の日。 早朝は風が強く雨も降りましたが、 午後からは晴れてきました。 今は午後二時。 パソコンに向ってこの記事を書いています。 カーテンからやわらかい日差しがもれて...
夕空をすこし汚しぬ落葉焚 岡根尚美枯菊の焚くには惜しき色留め 熊谷尚絵硝子の青美しき霜夜かな 小松章子水底は流れなきごと散紅葉 田村登代子 跳ね上がる鯉泥まみれ池普請 高橋裕子 消えさうで消えぬ足跡秋の浜 平松貴子 小春日や銘菓のしをりに万葉歌 三島敏恵 木犀の香の重なれる小路かな 景山典子 水道に船影いくつ秋入日 山県章宏 枝移るたび日を零し冬の鳥 山越桂子 冬夕焼かなたに青...
今日は趣向を変えて、過去に私が作った問題俳句を紹介します。 闇汁に悪魔の尻尾のごときものだいぶ前の作品です。投句はしましたが、結社誌「狩」には載りませんでした。自分ではとても気に入っているのですが、今から思えば、載るわけないですよね。 檸檬撫で起爆装置を探しをり私の師匠が気に入ってくれた作品です。支部句会でも話題になりました。「怖い」という人もいました。作者としては、梶井基次郎の短編小説『檸檬...
今日は早朝は寒かったが、日中は暖かく過ごしやすい一日だった。少しずつ春らしくなってきている。最近やるべきことが多くなってきて忙しい。頭を整理するためにブログの記事にする。まずは仕事のこと。私はスーパーの品出しなどを請け負う会社の契約社員である。私の勤務場所であるスーパーマーケットの広島の本社がサイバー攻撃を受けて、全社的なシステム障害を起こしている。発注システムも被害を受けており、入荷が不安定な状...
酒蔵の二階灯され蔦もみぢ 矢野みはる 草紅葉夕暮はもう足もとに 関田独鈷 落葉より矢印のぞく道標 表泰成 秋灯や古きホテルの画廊めく 網倉朔太郎 鬼やんま父の遺影に体当り 大槻美千江 月光に身の濡るるまで佇みぬ 大橋節子 誰もゐぬ部屋も灯して盆の家 武井清子 発掘の陶片あまた秋のこゑ 佐藤史男 海風に艶の生まれて新松子 千鳥由貴 実柘榴や夕日差し込む美術室 岡田憲幸 直進の標識秋...
面接を終へて蒲公英眺めゐる 『春の鴨』より面接と言ってもパートの面接である。正社員の仕事などは応募しない。スキルもないし、きつくて無理だから。拘束時間も長すぎる。今の自分の境遇も「就職氷河期」の影響を受けたのだろうか?そうかもしれないし、好きでこうなったような気もする。私の持っている資格は、20年前に取得した「日商簿記3級」と「初級シスアド」のみである。事務とかはしないので、...
今から14年前の平成22年3月頃、一人で俳句を作り始めた。34歳になる少し前である。それ以前は小説を書いていたのだが、自分ながら話にならないと思い、何か文学の修行をしなければ、と考えていた。作った俳句は大学ノートに書き込んでいた。しかし、作品を見せる人もなく、出来が良いのか悪いのかもさっぱり分からない状態だった。一人で途方に暮れていた。そんな時、新聞の折り込みチラシに、NHKカルチャースクールの広告を見つけ...
水澄むや聖書のことばつと口に 矢野みはる神在の峰の際立つ出雲かな 岩水節子引き潮となり流灯のもう小さく 岡田眞利子軒雫月の光を溜めて落つ 木下仁司秋風や色まだ置かぬままに画布 田村祐巳子陵のほとりに消えて黒揚羽 吉岡昭子秋蝶の木漏れ日ひろひゆくごとく 石川のぶよし犬小屋のことりともせぬ良夜かな 小森広司十六夜や指に吸ひつく遊び紙 馬場公江深秋や返せば黒き畑の土 藤田かよ子枯るる...
初日待つ胸の次第に昂り来 重詰やわさび醤油でかまぼこを 一つでも足りる大きさ雑煮餅 数の子の今年の味は薄めなり 雲一つなき初空に鳶の輪 くすくすと笑うて行きぬ春着の子 いつもより安全運転初詣 三振を取るぞと絵馬に初詣 出さざれば今年は来ずに年賀状 書初や道といふ字を十書きぬ 初夢や念じて茄子の現はれて 買初のAMAZONの荷の届きけり パソコンに指差し確認事務始 行きがけに神社に寄りて初句会 成人...
今日はとても暖かい。年末年始の繁忙期が過ぎて、ゆっくりしていたのですが、驚くべき出来事がありました。詳しくは言えないのですが、ある句会の講師として指導に当ってくれないか、という話が私に来たのです。とても驚きました。結論を言えば、引き受けることにしました。俳句の勉強もこれ以上何をするかなと思っていたところです。人に教えなければいけない立場になれば、責任があるし、色々自分の勉強にもなりそうです。これか...
皆さま。 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 明るく新年を迎えたいところでしたが、 元日から痛ましいニュースが入って来ました。 石川県能登地方を震源とする地震。 二日には、羽田空港での日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機の衝突事故。 多数の死者が出てをり、謹んで哀悼の意を表します。 私個人の事を言えば、 今年の目標を色々考えています。 まず去年、万葉集の勉強を...
12月29日。今年も残すところあとわずかとなりました。先日、結社誌「香雨」が届いたのですが、結果はいまいちでした。7句投句して、3句載りました。少し振り返りたいと思います。「香雨」2024年1月号さざ波の生まれては消え秋の湖(静かな景で、何ということはないですが、気に入っています)ゴッホの絵少しわかりて星月夜 (写生句ではないのですが、ゴッホの悲しみのようなものが伝わればと)泡一つ上がり水面を覗き秋(これは...
へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元不死男以前はこの句の良さがあまり理解できていなかったが、最近はよく分かる。この作者の苦労の多い人生を思うと、余計に共感する。「へろへろと」は「ワンタンすする」という動詞を修飾しているが、ワンタンの形容にも相応しい。疲れ切った中年男性の孤独があり、豪華な料理やケーキを食べて祝ってはいないが、クリスマスによって浮かれる気持ちも、全く無しではないように読める。ク...
今日は私と同年代の俳人SUさんに誘われて、尾道を吟行した。午前11時に尾道駅で待ち合わせ。私は早朝に仕事だったのだが、幸い仕事は早く終わり、余裕をもって福山から尾道へ行くことが出来た。今日同行したSUさんは高松から来られた方で、休みの日だったらしく、私より早めに尾道へ着いたそうだ。合流してから1時間はひたすら歩き、急な坂を上りつつ千光寺へ行った。途中で休憩は取ったのだが、さすがに少しきつかった💦お互いまだ...