月曜日は隔月に講師を務めている句会だった。そこで、ある句集を受け取った。一年前に亡くなられた女性Kさんの遺句集だった。以前は福山支部でご一緒させて頂いていた方である。実はそのKさんが発起人となって、今の句会は始まったのであった。ご遺族や句会の皆さんで協力して遺句集を編んだようだ。この句会で長く指導に当っているTさんのあとがきがある。「どこに居ても朗らかな声と笑顔が印象的で、私には、まさに『花のよう...
月曜日は隔月に講師を務めている句会だった。そこで、ある句集を受け取った。一年前に亡くなられた女性Kさんの遺句集だった。以前は福山支部でご一緒させて頂いていた方である。実はそのKさんが発起人となって、今の句会は始まったのであった。ご遺族や句会の皆さんで協力して遺句集を編んだようだ。この句会で長く指導に当っているTさんのあとがきがある。「どこに居ても朗らかな声と笑顔が印象的で、私には、まさに『花のよう...
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今は令和七年一月一日の午前三時です。昨日は夕方6時くらいに寝て、今日、午前1時に目が覚めました。昨日はお酒は飲まなかったのですが、眠くて眠くて…今朝も6時から仕事です。明日は仕事は休みなので、仕事から帰ればゆっくりできそうです。X(旧Twitter)で2024年の自選十句を上げたのですが、とても好評だったので、画像を添付しておきます。今年はどうな句を...
今日は「香雨」12月号を読み終えた。俳人協会の「俳句文学館」12月号も。今年の締めくくりになったように思う。まだ来ないと心配していた香雨の「新雨賞」の応募原稿が戻って来た。二年前に応募したときは〇の句は一つだけだったが、〇の句が五つになっている。少しは進歩したようだ。「国民の歴史」西尾幹二著という本を読んでいる。800ページ近くに及ぶ大部の日本の歴史書である。今、325ページまで読んだ。一万年続いた縄文時代...
ついに12月になりました。昨夜は19時から22時くらいまで少し寝ました。深夜0時からスマホで句会会場の予約をして、仕事が6時からあるので、しばらくしてまた寝ました。仕事を終えて、昼から毎週日曜日のルーティンである句作をしたあと、スマホを眺めていたんです。Yahooのebookjapanでは電子本が週末で安くて、paypayのクレジットで買えば更に49%ポイントが還ってくるらしいのです。衝動買いで、句集を5冊も大人買いしてしまいま...
このブログを見て下さり、ときおりコメントもお寄せ頂いている馬場公江さんが「香雨」で山雨賞を受賞されました。同時に白雨集同人になられることとなりました。 とても喜ばしいことです。お祝い申し上げます。 そこで今日は、 「香雨」12月号掲載の 第6回山雨賞受賞作品 「遠き窓」 馬場公江 の20句の中から5句を挙げて、僭越ながら感想を述べたいと思います。 木の瘤をすべる雨つぶ秋彼岸「秋彼岸」の季...
ついに終わりました!最後の大きな仕事、モデルと講師。モデルの方の仕事は、その団体の事情で来年はないかも?去年と今年、3日ずつ。合計6回。とても良い経験になりました。講師の方は一人でしたのは今年4回。課題はありますが、勉強しながら何とかやって行けそうです。もう怖くはないです。明日は仕事も休みです。年末年始のシフトも作りました。最高に気分が晴れやかです。今月は土曜が五週あるので、来月までしばらく句会もあ...
10月24日に、今年のモデルの仕事の二回目を終えた。慣れて来ているから、かなり楽だった。今年はあと11月の一回を残すのみ。講師の仕事も、今年は11月に一回して終わり。こちらも大分慣れて、軌道に乗って来た。最近、毎月の句会の会場を予約する仕事も引き受けた。毎月二回、忘れないようにスマホで予約する。三か月前から予約できる。受付が夜中の0時からなので、起きているようにして早めに予約する。会場を確保できなかったら...
遠い空でピストルが鳴る運動会遠い空でということもないのですが、先週の土曜日に、近所の小学校で運動会があった。朝、家でゆっくりしていて、午後から運動会を見に行こうかと思って行ったら、もう終わってました。最近は午前中で終わるのですね。観客席で家族とお弁当食べないのですかね?あれが楽しいのだと思うのですが… 運動会常より太き玉子焼き運動会で印象的なのは音楽ですね。「天国と地獄」「道化師のギャロップ...
私は34歳から俳句を始めた。普通の若い人のような忙しい生活をしていなかったので、 リアルな句会にまるで皆勤賞のように参加してきた。 今まで参加してきた句会を並べてみる。〇は現在も参加している句会です。 NHKカルチャースクール 初めて参加した句会。第二、第四土曜日にある。一回に5句投句。結構なお金がかかるが、実家住みだったので大丈夫だった。 34歳から七年間通ったことになる。 福山支部句会よりお金がかか...
このブログの読者の中で、私が結社で普段どんな句を作っているのか興味がある方もいると思うので、届いて間のない「香雨」9月号の結果をここに載せてみる。 矢羽根めく青麦の穂を活けにけり 花神いまこの山奥に余花白し 葉桜や昨日よりまた影の濃く 若葉風むかしクラスに連絡網 開きたるままの画集や緑さす 緑雨集の五句欄でした。惜しくも(?)清雨集には届きませんでした。手前味噌のようですが、我ながら好きな句...
朝は仕事。最近、職場に若い人が三人入ってきた。 20代男性、30代女性、40代女性の三人。 長いこと私より年配の方ばかりを相手にしてきたので、 とても新鮮である。仕事の覚えも早いようだ。 副業解禁とコロナ開けの効果か、 現役世代の若い人の応募があるらしい。 三人とも前向きに仕事に取り組んでくれてうれしい限りだ。 仕事から帰ると墓参りに行った。 行き道100均で線香を買う。まさかバチは当たらないだろう💦 父方...
今年ももう秋になり、残りが見えるようになった。秋からの仕事で大きなものは、・句会の講師の仕事(9月・11月)・絵画のモデルの仕事(10月・11月)である。絵画のモデルと聞くと驚くかもしれないが、俳句関係の知り合いで絵画もしている人がいて、モデルが足らないので、してくれないかと頼まれたのである。やったことも考えたこともない仕事なので最初は躊躇したのだが、何事も経験だと思いチャレンジしたのだ。それが去年の秋。デ...
「香雨」八月号が来た。 鷹羽狩行名誉主宰の逝去についての片山主宰の文章を読み、 狩行先生が本当に亡くなられたのだと実感した。 私が最後に狩行先生を拝見したのは、 令和二年の「香雨」新年句会の時だった。 新人の饒舌となる年忘れ という句を秀逸で採って頂いた。 良き思い出だ。 平成二十二年に「狩」に入会して、 毎年広島県大会に参加したので、 何回も狩行先生に...
・名句を読むことまず名句とされているものをたくさん読むことが大切だと思う。例えば「NHK名句鑑賞アルバム」片山由美子編著などを読む。ここに掲載されている名句はすべて類想から抜きん出ているものばかりである。類想から抜けるということが感覚的に分かると思う。抜けるという言葉から連想できるように、それは高さの問題でもある。魂がより高い次元に上らないといけない。私の体験ではその魂の上昇は霊性を帯びたものである...
第一句集『春の鴨』Kindle版の無料キャンペーンを開始しました。Amazonのページからダウンロードできます。Kindle使ったことのない方もぜひ試してみてください。下にリンクを貼っておきます。 ↓句集『春の鴨』AMAZON詳細ページへ...
最近このブログの更新頻度が少ないので、景気づけに私の第一句集『春の鴨』の電子版書籍の無料キャンペーンをやりたい。開始は明日7月5日(金)の17:00くらいです。終了は7月8日(月)の16:59くらいまでです。Kindle版なのでAmazonのページからダウンロードできます。Kindle使ったことのない方もぜひ試してみてください。まだ予告の段階ですが、下にリンクを貼っておきます。 ↓句集『春の鴨』AMAZO...
他の人の役に立つのか分からないですが、私が行っている作句法を紹介します。 基本的に俳句を作るのは週に一回二時間くらいです。一度に10句作ります。平均して月に50句ほど作ります。結社誌へ出すのは7句ですから、結構ぎりぎりの量かもしれません。もっとたくさん作れば、何かの賞へ応募できる未発表句が揃うのかもしれませんが、その分自分に負荷がかかるのでやりません。俳句は続けて行かなければならないので、無理はしませ...
寒晴や絵筆洗へば空の色 三島敏恵 横丁に灯の揃ひたる寒暮かな 山下由理子 御降りや神木の下濡れてゐず ふゆきゆふ 庭園に急がざる水春どなり 山口由美 竜の玉みせて手相をほめらるる 吉岡洋子 雪除けて崩れし家に名を呼べる 伊勢弘江 炎にも影生まれたるどんどかな 岩本里美 冬の雨瓦礫の中の猫の声 竹田桐生 年玉やポニーテールを弾ませて 中浴智美 断崖をふはりと飛んで夢はじめ 松崎幹...
香雨の連載に「私の勉強法」というものがある。毎月、同人が二人づつ自分の勉強法を披露するという企画である。そのタイトルを少し借りて、このブログで「私の俳句勉強法」と称する連載記事を始めたいと思う。句作の方法や類想を抜けるためにしていることなど、実践的な内容を書いて行きたい。乞うご期待です。筆者は気ままな性格のため、いつも通り不定期の連載です。第一回目の今日は、『香雨』令和五年一月号に掲載された「私の...
私が読んだ本の中でも、特にお気に入りの本をリストアップしてみました。写真に鶴岡加苗さんの『青鳥』と牛田修嗣さんの『白帆』がないのは、今人に貸しているからです。句集 『鷹羽狩行俳句集成』 鷹羽狩行著 ふらんす堂 『香雨』 片山由美子著 ふらんす堂 『飛英』 片山由美子著 角川書店 『鼓動』 西宮舞著 ふらんす堂 『つむぎうた』 野中亮介著 ふらんす堂 『季語別 鷲谷七菜子句集』 鷲谷七菜子著 ふらん...
今日はとても暖かい。年末年始の繁忙期が過ぎて、ゆっくりしていたのですが、驚くべき出来事がありました。詳しくは言えないのですが、ある句会の講師として指導に当ってくれないか、という話が私に来たのです。とても驚きました。結論を言えば、引き受けることにしました。俳句の勉強もこれ以上何をするかなと思っていたところです。人に教えなければいけない立場になれば、責任があるし、色々自分の勉強にもなりそうです。これか...
皆さま。 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 明るく新年を迎えたいところでしたが、 元日から痛ましいニュースが入って来ました。 石川県能登地方を震源とする地震。 二日には、羽田空港での日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機の衝突事故。 多数の死者が出てをり、謹んで哀悼の意を表します。 私個人の事を言えば、 今年の目標を色々考えています。 まず去年、万葉集の勉強を...
12月29日。今年も残すところあとわずかとなりました。先日、結社誌「香雨」が届いたのですが、結果はいまいちでした。7句投句して、3句載りました。少し振り返りたいと思います。「香雨」2024年1月号さざ波の生まれては消え秋の湖(静かな景で、何ということはないですが、気に入っています)ゴッホの絵少しわかりて星月夜 (写生句ではないのですが、ゴッホの悲しみのようなものが伝わればと)泡一つ上がり水面を覗き秋(これは...
へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元不死男以前はこの句の良さがあまり理解できていなかったが、最近はよく分かる。この作者の苦労の多い人生を思うと、余計に共感する。「へろへろと」は「ワンタンすする」という動詞を修飾しているが、ワンタンの形容にも相応しい。疲れ切った中年男性の孤独があり、豪華な料理やケーキを食べて祝ってはいないが、クリスマスによって浮かれる気持ちも、全く無しではないように読める。ク...
今日は私と同年代の俳人SUさんに誘われて、尾道を吟行した。午前11時に尾道駅で待ち合わせ。私は早朝に仕事だったのだが、幸い仕事は早く終わり、余裕をもって福山から尾道へ行くことが出来た。今日同行したSUさんは高松から来られた方で、休みの日だったらしく、私より早めに尾道へ着いたそうだ。合流してから1時間はひたすら歩き、急な坂を上りつつ千光寺へ行った。途中で休憩は取ったのだが、さすがに少しきつかった💦お互いまだ...
今日は朝の仕事を終えて、9時から自宅アパートの大掃除をした。最初から大掃除の本丸であるキッチンに手を付ける。まずガスレンジから換気扇回りなど、日ごろ揚げ物などはしないが、油をひいて物を焼いたりはたまにするので、それなりに汚れている。今年は壁のクロスも濡れ布巾で拭いてみた。水回りの汚れはそれ程ではない。床を濡れ雑巾で拭くと、だいたいキッチンは1時間で片付いた。次はトイレ。トイレは日ごろ掃除しているの...
最近、結社誌での私の成績は少し低迷している。句友に「どうしたの」と、心配されることがある。それには理由というか、思い当たる節がある。私は結社の同人になって三年たつが、同人になる前の三年間はかなり力が入っていた。努力もしていたと思う。同人になった後の三年間も手を抜かず、努力を継続して来た。それで、ある程度は納得できる句が出来たように感じ、評価もしてもらったように思った。そこで急に脱力感に襲われたので...
今日はとても天気が良い。小春日和という感じ。この一ヶ月で色々な用事や仕事が片付いた。最近、気持ちが落ち着いてきている。もう少しで12月になる。仕事の方は年末年始で一番忙しくなるが、朝だけの仕事なので何とかなるだろう。来年の事を考える。日記を付けてみたいなと思う。大げさなことを書くのではなく、今日仕事があったか、何を食べたか、誰と会ったかなど。簡単に書いておきたいと思う。スケジュール帳みたいなものでも...
「芦田川」 重枝広樹橋脚の著き赤錆夏の草水嵩の少なき中洲茂りけり 岸歩きゐてふと匂ふ夏蓬 白鷺の二羽に離れて一羽かな 白鷺の遠く川面を消え行けり 秋の日の届かぬ方へ鯉流れ 白煙の紫に映え秋の川 沈下橋より飛び込みし日や秋夕焼 秋燕や今渡りゐる沈下橋 この先は高き葦原夕間暮れ...
句集『春の鴨』 重枝広樹 ◆自選10句 手花火の落つる雫を慈しむ 春駒の駆けては風を起こしけり 学校をさぼりて酸葉噛みしこと 冬薔薇心に秘めしままの恋 揺れ止みてなほ花こぼす雪柳 兜虫死していよいよ艶増せり 漣の光に消えて春の鴨 白南風や湖と海つなぐ川 音もなく風に転がり蝉の殻 足らぬ色買ひ足すやうに檸檬買ふ 書籍の詳細はこちらから...