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2022/11/27

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  • 「空虚」の対義語は「トンカツ」

    長期入院によって人の価値観はどう変わっていくのだろうか? 僕の場合は意外や意外、「食」の価値観に圧倒的な変化があった。 これまで、食への関心は人よりかなり薄い方だったかと思う。 朝食はフルグラやクリーム玄米ブランで済ますか、何も食べない、または寝てるか。朝食の為に起きようなんて気は微塵もない。昼食も夕食も特に何も考えていない。そもそも昼と夜の区別をしてない。適当に空いてる時間に、そこら辺にある物で胃の中を「埋め」て、サプリメントで栄養を補う感じ。認知症チェックでよく使われる質問の「昨日何食べましたか?」、答えられません。食についてはボケボケでピントを合わせてこなかった。 なので入院初期は、朝昼…

  • POPな虚しさ溢れる看護師さんのセリフ3選

    体調管理や採血等処置を行ってくださる担当看護師は、晩~翌夕の一日交代制である。だから長い目で見ると、多くの看護師が部屋を訪れては数十%の確率で印象的なセリフを残して去ってゆく、という一連のくだりが幾度となく繰り返されることになる。 中でも特に印象的だったセリフを3つ選んで記録する。初めに断っておくと、多分僕以外の第三者が聞いてもあまり心は動かない。そこで得られる「虚しさ」を是非味わっていただこう。 指先の酸素濃度はね、人生の点数だから。 パルスオキシメーターを使って指先で血中酸素濃度を測定したら「100%」と表示された時、頼もしいベテラン看護師(その病棟の副看護長を勤めていた)から、真剣なトー…

  • 改めて「虚シコウ」という概念について整理する

    当たり前、常識のような素振りをして「虚シコウ」というタイトルのブログを更新しているわけですが、勿論この「虚シコウ」はただの個人的な造語です。そして、自分が自分なりに世界や人生を理解するために導入した概念であり、故に長いこと考えている概念でもあります。 今このタイミングで改めて「虚シコウ」という概念についての考えを整理します。 「虚シコウ」の仮定方程式 虚 × シコウ = ∞ 「虚シコウ」の仮定図 式・図ともに初出は2020年1月、つまり約2年半前の本ブログ最初の記事。そこから特に変更点はありません。 「虚シコウ」の仮定図 仮定図の説明 ここの説明部分が、考えが進展して(というかシンプルになった…

  • 抗がん剤開始日にみた虚しい夢を徹底的に実体験の記憶と結びつける

    7月20日。抗がん剤の投与が開始された日、19時ごろからウトウトしはじめる。このウトウトしている状態が、現実と夢の狭間にいる感覚だった。 ベッドからの視界がそのまま、凹んだ球体のルービックキューブとして前方にあらわれて、周りの動きや音に合わせてパーツがグルグルと上下左右からスライドしてきたり、今の視界とは全く無関係な絵が続々と上から不鮮明に貼り付いてはすぐ消えたりを繰り返した。「無関係な絵」はどれも見覚えはあるもので、おそらく過去の自分の記憶から引っ張りだされてきたものだと思う。【夢は記憶のツギハギ】なんだと、実体験をもって再確認した気になる。 そして20時ごろにはいつの間にか寝落ちしていた。…

  • 寛解導入療法 終了~一時退院 - 白血病記録

    ※前の記事 void00.hatenablog.jp ――――― 薬の種類 だいぶ量が減った。特に、ステロイド(プレドニゾロン錠)が1日20錠から1~2錠に減った。 朝: プレドニゾロン錠5mg ×1or2、フルコナゾールCap100mg ×1、バクタ配合錠 ×1夕: ネキシウムCap10mg ×1不定期: マグミット錠330mg(便通改善用)、ネリザ軟膏2g(痔) + ロイナーゼ筋肉注射(30日目)、オンコビン点滴(30日目) 体調 0808~0809(寛解導入療法29~30日目) 前日までとは打って変わって調子が良くなった。元気だ。久々に「ヒマ」という感覚を取り戻した。PC作業もストレッチ…

  • 寛解導入療法 22日目~28日目 - 白血病記録

    ※前の記事 ――――― 薬の種類 朝夕の薬はこれまでと同様だが、入院中に出来た痔の薬が追加された。 朝: プレドニゾロン錠5mg ×10、フルコナゾールCap100mg ×1、バクタ配合錠 ×1、レボフロキサシンOD錠250mg ×2 夕: プレドニゾロン錠5mg ×10、ネキシウムCap10mg ×1 不定期: マグミット錠330mg(便通改善用)、ピコスルファート液(便通改善用)、ヘモポリゾン軟膏2g(痔)、ネリザ軟膏2g(痔) + ロイナーゼ筋肉注射(2日に1回)、オンコビン点滴(1回)、血小板輸血 体調 0801-0802(寛解導入療法22-23日目) 体調にムラがあった。3~4時間お…

  • 「虚」の極地に到達した

    8月5日14時半頃、突然の事だった。白血病の寛解導入療法期間中で、体調は決して悪くなかった。 身体があって、視界もあって、意識があって、そして何もなくなった。 「何もない」と思える思考能力もあるのに、何もない。 自分の中に自分がいなかった。ただ、その瞬間、世界から自分が消えていた。 臨死体験とも違う。死にそうだという感覚もない。なのに、自分が消えたと思った。 そして15時には元の状態に戻っていた。 あとから、自分は「虚」の極地にたどり着いてしまったんだ、と思った。確信した。あの時、「虚」の核心に触れてしまった。 どうしよう。きっとこれからの人生で、これを超える感覚を味わうことはない。 説明でき…

  • 寛解導入療法 10日目~21日目 - 白血病記録

    ※前の記事 void00.hatenablog.jp ーーーーー 0720-0721(寛解導入療法10-11日目) 3種の抗癌剤初投与から12~48時間後、全身にたしかな倦怠感。この間にもう2回ダウノルビシン点滴があったが、前後で倦怠感の度合に変化はなし。 0722(12日目) だいぶ倦怠感がおさまり調子を取り戻す。便も3日ぶりに出る。尿は1日14回、総量約5L出る。 0723-0725(13-15日目) 長時間デスクワークや散歩をしてもフラつかない程体調が良い。 0726(16日目) 2度目の腰椎穿刺、オンコビン点滴、ロイナーゼ筋肉内注射。筋肉注射はこれ以降1日おきに行う。それぞれ針の痛みは…

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