いつもみなさん、ありがとうございます。 さて年末は第一結集のことを書いてみましたが、抑も釈迦在世の頃の仏教教団は仏教への考え方も全然異なります。 釈迦の死後、第一結集までは釈迦の教団は一つにまとまっていましたが、これが釈迦の死後、100年後くらいには戒律も分かれ、分裂の様相をきたすようになるのです。そしてこの頃に行われた第二結集は「根本分裂」と呼ばれます。釈迦の教団は釈迦死後、100年後に戒律や経典を厳格に維持する上座部と、戒律を柔軟に改変する大衆部とに分かれてしまうのです。 現代における創価学会や日蓮正宗といった、日本の現代仏教教団は、ルーツが「大乗仏教」とされますが、そもそも「大乗仏教」の…