いつもみなさん、ありがとうございます。 さて日本に巷間に流布して来た『法華経』、いわゆる鳩摩羅什漢訳の『妙法蓮華経』がサンスクリット原典から鳩摩羅什の手によって恣意的に改変されている問題について、いくつか記事を書いてきました。 今回は具体的に『法華経』のどこを具体的に改変したのか、まとめてみましょう。前回の記事での十如是でも明らかなように鳩摩羅什の『法華経』改竄・改変・拡大解釈は中国仏教の影響下にあり、中国での仏教理解に資する目的があったようにも推察できると個人的には思います。 ①方便品の諸法実相の5種類を10種類に改変し、「十如是」とした。 「十如是は本来5種類しか存在しない」 https:…