ブログの引っ越しが済みました。新しいブログは「はてなブログ」です。タイトルは元に戻り「daddy-kのいきあたりばったり」で引き続きお付き合いいただける方は上記をクリック、またはこのURLまでお願いします。https://daddy-k.hatenablog.com/思えばAOLブログからスタートし、teacup、gooと旅して来たなぁ今度こそ続きますように。私のネタが尽きるまで…引っ越しました
1950年代生まれのジジィが、札幌を拠点に北海道の野歩き、山歩きや、積丹半島で のダイビングこと、そして古いポップスの話などをボツボツ書いています。
市民公開講座で「アイヌの伝統音楽について~カムイとのつながりを意識する~」というリーフレットを見かけ行って来ました。無料と事前申し込み不要にもつられ(?)ですが、日本音楽療法学会が主催し、講師は北海道博物館研究職員の甲地理恵さんとあり、怪しげなセミナーでは無さそうですが、ちょっと敷居が高いかな?とも思いつつ…。冒頭での文化相対主義という言葉は初めて聞きましたが、それは優劣をつけるものではない、聴感には文化的バイアスがかかっているなどと言われると、まったくそうだなポップスから始まりワールドミュージックなどのブームに乗っかって来て、私の耳も少しはバイアスが軽くなっているか?と思いながら興味ある話が続きます。歌うメロディの種類やパートの数、歌い出すタイミングによりいくつもの種類があり、違う高さの音が同時に鳴響く...アイヌの伝統音楽の講座
ウォーキングに良い季節、この日は少し遠くまでと真駒内のエドウィン・ダン記念館へ。エドウィン・ダンの事は何も知らず、初めて行くのに下調べもせず。でも行きゃわかるだろう、その方が情報が新鮮だし…と、都合のいい理屈をつけて。カロリーベースの食糧自給率は全国で4割も無いそうで、最も低いのが東京都の1%、最も高い北海道は194%あるそうです。※農林水産省の食料自給率都道府県ランキング2023年版より。その北海道農業の基礎を築いたのが、明治政府が招いた「お雇い外国人」の人達。代表的なのが「少年よ大志をいだけ」のクラーク博士と思っていたのですが、クラーク博士が日本にいたのは9カ月。むろん期間と功績は関係無いと思いますが。それに対しエドウィン・ダンは10年近く住んだそう。明治政府の依頼で短角牛の買付けに訪れた農場の息子が...エドウィンダン記念館
「ダニー・ボーイ」を知ったのはハリー・べラフォンテの歌からだったか、サム・テイラーのテナー・サックスだったか、ともかく私がまだ中学生の頃だったと思います。その後シル・オースチンなども知ったのだけど、あの頃人気があったのはサム・テイラー。この曲や「ハーレム・ノクターン」などの官能的な響きにやられたファンが多くいて、その勢いで歌謡曲も多く吹込み人気者になったようで何よりです。私がジャズ・サックスのベン・ウェブスターを知ったのも「ダニー・ボーイ」からで、ジャズに詳しい友人が「これ良いよ、サム・テイラー真っ青だよ」と教えてくれたのが記憶に残っていますが、なるほど良くて一発で好きになりました。個人的感想ですが、同じテナー・サックスでも一番ムード・ミュージックに寄せているのがシル・オースチン。いま聞くと若干クサいです...ベン・ウェブスター/ダニーボーイ
9月は鮭の遡上するシーズン。道民が呼ぶアキアジ(鮭)は、アイヌ民族の生活に欠かす事の出来ない大切な魚で、シペ(本当の食べ物)とかカムイチェプ(神の魚)と呼ぶそうです。アイヌ語のアシリチェプノミは新しい鮭(アシリチェップ)を迎える儀式で、「川をきれいにしますから、海からたくさんの鮭を上がらせて下さい」と、カムイノミ(神への祈り)で豊漁を祈り、その年最初に採れた鮭を捧げる儀式だそうで、知識として片隅にはあったのですが、実際に見た事は無かったので行って来ました。明治以降、川をのぼる鮭の全面禁漁に伴い儀式は消滅しましたが、アイヌ民族復権のひとつとして、1982年(昭和57年)におおよそ100年ぶりに復活し、今は道内各地で行われているそうですが、最初が札幌だそうで又ひとつ無知がバレましたが…※札幌市のHPを参照しま...さあ新しい鮭を迎えよう
セルジオ・メンデス、通称セルメンと言えば、フージョンなどが人気だった80年代に全米4位の大ヒットとなった「愛をもう一度」を思い出す人も多いのでしょうね?あれからもう40年も経つのかぁと思いつつ、化石時代の音楽に親しんでいる私が思い出すのは、もっと古い「セルジオ・メンデス&ブラジル'66」の時代で、「マシュ・ケ・ナダ」が日本でもヒットしました。アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジョアン・ジルベルトなどで聞くボッサ・ノーヴァは、お洒落な大人の音楽と言う感じでしたが、そこに飽き足らない若者向け音楽としてロックの要素も取り入れウケたのが、セルジオ・メンデスとブラジル'66と言う事でしょう。そこで取り上げられたのがビートルズの「デイトリッパー」、歌っているのがラニ・ホールとジャニス・ハンセン(右)の二人のアメリカ人...セルジオ・メンデス&ブラジル'66
先日参加したウポポイとサッポロピリカコタンのツアー、ブログではウポポイの事だけで終わってしまいましたが、ピリカコタンも見所が一杯で、私が知っている昔の姿とは大違いだったので、先日あらためて行ってみました。特に気になったのは「イオルの森」で、これは昨年春から始まり、アイヌ文化と切り離せない狩猟・採取の場を再現しようと始まった取り組みだそう。知らなかった!とても良い事ですね。※NPO法人近自然森づくり協会HP⇒https://morihug.net/square/001153.htmより市内から定山渓方面に向かうと見えてくる観音岩山は通称「八剣山」。軽登山にも最適で、私は秘かに「ステゴザウルス山」と呼んでいるのですが、そこからは間もなくで目的地。イオルの森はまだ1年目なので、ヒョロとした植物もありますが、アイ...サッポロピリカコタンとイオルの森
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前日の寒地研に続き中島公園の桜を見て来ました。こちらの公園にはソメイヨシノなどもありますが、目につくのはヤマザクラ。北海道で咲くの寒冷地性の桜で「エゾヤマザクラ」として、本州の物とは区別されているようです。正式には「オオヤマザクラ」と言うそうですが、一般的なヤマザクラよりも花の色が濃く、「ベニヤマザクラ」とも呼ばれるそうですが、その色と、待ちに待った春と言う事で、道民に愛されています。旧teacupのブログの時に、ヤマザクラに付いてこんな事を書いていました。昔”ヤマザクラの君”という言葉がありました。何となくロマンチックな響きはまるで清少納言みたいですが、誉め言葉では無く悪口なのです。イメージする人物をあげると、赤塚不二夫のおそ松くんに出てくるシェー!の「イヤミ氏」や、山上たつひこの喜劇新思想体系に出てく...中島公園のヤマザクラ
三月はまだ寒いけど四月になると暖かになる、これを三寒四温と言う…等という与太郎は私だけですが、無事春が巡り来てようやく桜の便り。沖縄の1月緋寒桜から始まる桜前線の終着は5月根室の千島。道東の帯広でも開花したそうで、桜前線ゴール間近のはずが昨日は生憎の雪だったそう。桜に舞う雪とは風情ある気もしますが、道東の方々にとっては迷惑な話だったで事でしょう。酒の「雪中梅」はあっても「雪中桜」は聞いた事が無いですし。昨年は5月6日の開花宣言で満開は11日だったそうですが、今年はどうでしょう?今年も昨年に倣い、5日から11日の間で、「日本一の遅咲き桜×映えるサイロのライトアップ」が予定されているそうですが、一度見てみたいですね。順調な天気が続きますように。札幌の寒地研(寒地土木研究所)にもチシマザクラが植わっていますが、...チシマザクラが咲きました
緑が嬉しい季節、山菜取りを楽しむ人も多いでしょう。野山が友達だった私も大好き。雪の残る沢で摘んだサワワサビ(正式な名称はいまだ不明)から始まり、フキ、セリ、コゴミ、ミツバ、王者の行者ニンニク、タランボ…思えば、小さい頃から食い物には執着していました。毎年この時期は故郷に帰り、慣れ親しんだ山で山菜取りをしてきたのですが、老眼が進んだこの頃、片道三時間以上のドライブはキツくなり、最近はご無沙汰ですが、来年は久し振りに行ってみたいものです。せめて目で楽しんでこようと、道立衛生研究所が開催する山菜展に行って来ました。ここには昨年も来て色々学んだはずが、一つ学ぶと二つ抜け落ちるなぁと愚痴りながら…右は食べた事の無いアズキナ(ユキザサ)。左上段はお馴染みの山菜ですが、セイヨウワサビ(ホースラディッシュ)は明治の外来種...大地の恵み山菜展
日本人は桜が好きですよね?江戸の昔から。落語にも花見で酒を売ろうと出かけた二人、共同で仕入れた酒をお互いに飲んでしまい、酒は完売したはずなのに(?)手元には残らなかったという「花見酒」とか、「花見の仇討」に「長屋の花見」などが出て来ます。札幌市内の開花宣言はまだですが、街中には既に咲いている桜もあり、なら円山公園はどうだろう?と、昨日様子を見て来ました。坂下グラウンドの周りが早いようで、咲き掛けのものも一~二輪ありましたが、あともう二日ほど欲しいという状況でしょうか?でも春が来たようでワクワク。そして大好きなカツラの木もハート形の葉を出しました。これも嬉しい。山の中腹にはまだ緑になる前の紅いカツラも残っていて、山裾を染めてくれありがとう。キバナノアマナも咲き出しています。私は食べた事が無いのですが、これは...春の蕾を探して(2)円山公園
昨日は市民ギャラリーまで散歩。美術ではなくロビー・コンサートを聞きにですが。オルガンのファニー・クソーさんはキタラの25代目の専属オルガニスト。2月のキタラのウィンター・コンサートは、彼女の編曲によるラヴェル等でさしたる印象は無かったのですが、ポジティフ・オルガンとヴァイオリンとのデュオには興味をそそられて。この日のプログラムですが、テーマが「音楽のオデュッセイア」だそう。オデュッセイアとは、ギリシャの英雄ユリシーズがトロイ戦争の後、10年もの歳月をかけ、困難に立ち向かい故郷を目指すと言う壮大なストーリーだそうです。デュオでコレッリのヴァイオリン・ソナタでスタート。ああ、いい感じじゃないですか。ポジティフ・オルガンとヴァイオリンの音量バランスがピッタリだし、多目的展示室のはずですが天井が高く、まるでシュー...市民ギャラリー/スプリング・コンサート
お酒飲む人花なら蕾今日も咲け咲け明日も咲けと言う都々逸があると、以前も書いたと思いますが、そろそろ酒…もとい、咲けの季節かな?と蕾探しに中島公園へ。ヤマザクラかな?だいぶ蕾が膨らみ、順調に行けば予想通り来週には花が見られそう。キタコブシはそろそろ開花しそうだし、ハウチワカエデもソメイヨシノも、シダレ柳も良い感じになっています。エゾアカガエルはこの枝にジャンプするのかな?日本庭園のカタクリも咲き出しましたが、ここのオープンは25日予定と言う事で、残念ながら垣の外からしか見られなかったので、移動して豊平公園の野草園に。ここでもまずは桜の蕾をチェック。啓翁桜ですが、ほぼ他の桜と同時期に開花かな?そして野草園ではカタクリが咲いていました。お久しぶりです。一年のご無沙汰でした。太陽に笑顔のヒマワリもいいけれど、私は...春の蕾を探して
仕事以外で人と知り合うきっかけは、今は大概SNSでしょうけれど、PCも携帯も無い時代は手紙を使った文通が主でした。そこで交流が続いている人がペン・フレンド。私の中では「文通」も「ペン・フレンド」も、とうに死語になってしましたが。私も高校生の頃、同級生の紹介で文通をした事がありました。顔も知らぬ女性とのやり取りは、最初はドキドキしましたが、元来が筆不精でしたから、10回もやり取りしたかな?長続きせずそのままフェード・アウトでしたが。あの頃は雑誌に文通希望欄みたいなのがあり、○○の好きな人文通しませんか?等と載っていて、当然住所も氏名も明記されていました。それで個人情報が悪用された、という話は聞いた事が無かったように思います。良い時代だったというべきでしょうけれど。こうした文通を通じて気が合い、そこから恋愛感...ケティ・レスター/ラヴ・レター
20年以上も昔仕事終りの夕暮れの公園、どこからかコーデッツの「ロリポップ」が聞こえ、見ると若いお嬢さん達がまだ珍しかったアカペラで練習をしていました。そこはエコーが響く場所では無かったけれど、ケニー・ヴァンスの「ルッキング・フォー・アン・エコー」が連想されて、今もこうしたスタイルの音楽に興味を持ってくれる人がいるんだ!と、嬉しくなった事を思い出します。ハイ・スクール時代、僕とぺーニーとアイラ、二人のイタリア人の男の子とオール・ディズを歌い、ムーン・グロウズやハープ・トーンズに、ザ・デルスなどを練習したものだった。地下鉄やロビー、講堂、玄関の壁など、エコーが返る場所を求めて。明日のを成功を夢みて、ストリートで練習に励む若者達の姿は、元J&ジ・アメリカンズのケニー・ヴァンス(右)の姿だったのかも。そしてこのア...ケニー・ヴァンス/エコーを求めて
今年の札幌の積雪は昨日時点でまだ15cmあり、平年は昨日2日が積雪ゼロになる日だそうですが、今年は今週末になりそうかな?ともあれ4月に入ったので春探へと。豊平川を渡る風は心地よく…とは言いませんが、河縁のネコヤナギが春を告げています。ネコヤナギを見ると「Pussywillows,Cat-Tails」と言う曲が浮かび、昨年のブログでケニー・ランキンの歌が好きと書きましたが、クロディーヌ・ロンジェの歌も大好きで、その儚げなウィスパーリングヴォイスが、川風に揺れるネコヤナギにも似て好きなのです。豊平公園の野草園を訪れると、公園内は雪が残っていますが、野草園は木のお陰で積雪が少なく、半分くらいは土が顔を出し、福寿草も前回より花が増えています。嬉しい。園芸植物ではスノードロップが早くも花を。チューリップはいまお目覚...早春を捜して野草園へ
普段は歌謡曲を聞かない私が言うのもピント外れ?とは思いますが、古い洋物ポップスの中には、なんとなく、歌謡曲をイメージさせる曲もありました。リックとランスの「さいはての慕情」(1962年)は、日本だけのヒットのようですが、短調の寂しげなハーモニカのイントロからしてセンチメンタル歌謡曲。克美しげるほかのカバー盤がヒットしたのも納得。というか良くこれがアメリカで発売されていたな?と。R&Bの世界では、ジ・エキサイターズの「テル・ヒム」(1963年)も、短調の歌謡ポップス的で良かったし、サビで長調に転調するとこも好きでした。両方とも短調のメロディが、歌謡曲ぽっく感じさせてくれるのでしょう。Doo-Wopグループのヴァーノン・グリーンとザ・ファントムズの「スィート・ブリーズ」となると、短調のメロディにハナから泣きの...演歌みたいなR&B
歳と共に唱歌や抒情歌が好きになりましたが、子供の頃は意味も分からず、ただ平仮名を追って皆で斉唱していたので、意味を取り違えて覚えていたものもありました。雪はウサギの足跡を目印に通り道に罠をかけ、捕まえ肉鍋にしました。さほど美味しいとは思わなかったったけれど、うさぎ美味し?(故郷)と歌われるし…とか、朧月夜に浮かぶのは山の葉?(朧月夜)、浜辺に行くのは明日か?(浜辺の歌)など、いま思うと"こっぱずかしぃ"(北海道弁)今頃になり、ようやく言葉と情景が一致する様になりました。が、きっとあの頃も、先生が授業の中できちんと説明してくれていたのだと思います。だけど、劣等生の私はまるで先生の話を聞いていなかったからなぁ…あの頃の歌詞はみな格調が高く、米国のラブ・ソングだった「モリ―・ダーリン」も、♪ものみな憩える静寂の...唱歌を聞きつつ春を待つ
先月NHKで「伝説のコンサートテレサ・テン」が放映されました。1985年12月の映像だそうで、当時は和モノに興味は無かったのだけど、多少幅が広がって来た今ならと、気なく録画しておいたのですが、思っていたよりずっと良かったので保存決定。特に気に入ったのが「夜来香」と「何日君再来」。1930-40年代と古い中国の曲で、日本でもその頃から親しまれているそうです。でもさすがは本場の歌姫テレサ・テンさん。私はおおたか静流さんが日本語の詩を書き、歌っているのも好きですが、聞き比べると意外とテレサ・テンさんとおおたか静流さんの声質が近い気がします。むろんメリスマの廻し方など歌い方は違うのですが、高域の艶やかな部分が似ているようで。おおたかさんの「夜来香」はアルバム「リピート・パフォーマンス」で、また「何日君再来」は「リ...もう一つの「みんな夢の中」
北海道博物館の企画展示で、楽器や口琴類などが展示されていると知り行って来ました。楽器と言うより、音を出すものを集めた感もあり、小鳥や動物をおびき寄せる笛などが多く展示されていましたが、そちらは20日に見所解説のトークがあるそうで、その時また来るとして、初めて見た楽器が月琴(下左)。幕末から明治にかけ愛された楽器だそうで、丸い胴に二本の複弦を弾片というピックで弾いたらしいですが、おそらく複弦の片方は共鳴弦なのか?、まさかマンドリンのようにユニゾンで弾くとは思えないし、ちょっと興味が湧いた楽器でした。隣にあったのが古いスチール・ギター。製造したのはテスコ(TEISCO)で懐かしいですね。今は無い会社ですが、高校生の頃はとっても手が届かなかったエレキ・ギターのブランドで、スチール・ギターも作っていたそう。という...北海道博物館見る・知る・考える
ボブ・ディランの「時代は変わる名もなき者」と言う伝記映画がある、と言う事で久し振りに映画館へ。あっと、今は複数の映画を同時上映するから、シネマ・コンプレックスと言うのですね、昭和のジジィはエイガカンとしか思い浮かばなくて。小さめの客席で夫々の興味に合せ選べるのは良いです。多様化したニーズに応えている。誰もが知っていた昭和のヒット曲に対し、今のヒット曲はターゲットが明確に分かれている、それに似てるなと何の脈絡も無くそんな思いがよぎりましたが。ニューヨークに出て来た若者、ロバート・アレン・ジマーマンが、ボブ・ディランとして歌い始め、新進気鋭のフォークのプリンスとしてその才能を開花させてゆく。その姿を見つめる"女王”ジョーン・バエズの熱いまなざし。※後に改名しボブ・ディランが本名になったそうです。そして常に前に...最初は名もなき若者だった
ベースのイントロが印象的なヒット曲と言うと、私が思い浮かぶのは2曲位しか無いのですが、一つはベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」で、これはアメリカで20世紀に最もTVやラジオから流れた曲の第4位でした。※1999年のBMI(ブロードキャスト・ミュージック)調べによる。もう一曲がザ・テンプテーションズの「マイ・ガール」で、前者のベースはロイド・トロットマンが、後者はジェームス・ジェマーソンが弾き、ベース・プレーヤーとしてはジェームスの方が有名なはずです。両名共ジャズからスタートし、スタジオ・ミュージシャンになったそう。ロイドは名前しか知らないのですが、ジェームスはモータウンが誇るファンク・ブラザーズで知られ、数多くのレコーディングに参加し、世界中のベース弾きの尊敬を集めている人です。モータウンを代表す...テンプテーションズ/マイ・ガール
自ら作詞・作曲し歌うと言う、シンガー・ソングライターの先駆けでもある浜口庫之助さんは、数々のヒット曲を生んだ人として有名で、私も好きですが、有名バンドで曲を書いている中にもファンが多いと聞いて納得。個人的に一番好きな曲は、島倉千代子さんの「愛のさざなみ」です。でも詩は「なかにし礼」が書いているので、ハマクラさんの作詞作曲となれば、高田恭子の「みんな夢の中」が好きです。それが発売されたのが1969年の今日3月1日だったそうです。ジャケットを見てあれ?マイク真木のバンド、ザ・マイクスにいたあの娘だと。ビージーズのカバー「星空のマサチューセッツ」は、高田恭子のコーラスの絡みも生き、出来は悪くなかったと思うけれどヒット的には残念だったはず。B面は村井邦彦の書いた「夢の牧場」。sus4(サスフォー)を使ったコーラス...高田恭子/みんな夢の中
この「恋のバイカル」というレコード、中古で安く見つけたのですが、ちょうど黒沢進さんのグループ・サウンズ(G.S)関連の本が人気となり、彼が言い出した"ひとりGS"と言う言葉にもノッかりまして。ジャケットには本名、誕生日はともかく、身長・体重の個人情報までしっかりと。そして3サイズまでも。それが本当の数字かはともかく、グラビア・アイドルでも無いのに…もっとも当時はそういう人達はいなかった?当時はこうした情報は普通だったのですね?これを見て思い出したのが古い社報。昭和の時代には各職場の花を紹介する記事があり、仕事ぶりや趣味、家族構成などが紹介され、最後に"こっそり教えちゃう"と言う所では何と、3サイズまで紹介されていたのです。アーカイブでかなり古い物まで見る事が出来ましたが、さすがに昭和40年代中頃にはこのコ...あの頃は普通だった?こと
むかしの話なので記憶は曖昧ですが、歌舞伎役者は家柄が全てだから、たとえ大根でも周りが引き立てくれて格好がつき、二代三代目と名人が出来上がるが、噺家は個人の力量が全てだから、名人が二代続いた試しがない…みたいな話を読んだ事があります。もっとも陰で大根と言われた役者が今の際に、自分の力量がわかるのに何代目と言われて生きるのは辛かったと言ったという話もあるし、落語では志ん生の息子の馬生、志ん朝が共に名人でしたし、今は馬生の孫の小駒(金原亭)がどう成長するかが楽しみですが。さて1965年2月20日付でビルボード№1となったのが、ゲイリー・ルイスとプレイ・ボーイズの「恋のダイヤモンド・リング」でした。ゲイリー・ルイスと聞いて、ああジェリー・ルイスの息子と思い出す人は、もうそう多くはないと思いますが、父親のジェリーは...恋のダイヤモンド・リング
たった1曲のスーパーヒットを残し、その後チャートで活躍する事なく消えていったワンヒット・ワンダー(一発屋)と言うと、その曲が印象的であるほど宴の後…的な淋しさが募ります。例をあげると失礼ですが、60年のマーク・ダイニングの「ティーン・エンジェル」とか。ジーン・チャンドラーが歌い、1962年の2月17日付で3週連続№1となった「恋のスーパー伯爵(DUKEofEARL)」も、特大ヒットがゆえにそれに近い印象ですが、彼は70年にも12位となる「グルーヴィー・シチュエーション」がヒットするので、一発屋は失礼ですが。彼はデューケイズというグループのリード・シンガーとして活躍し、その時この曲を吹き込んだものの、所属のレコード会社がこの曲を気に入らず、ならばと変名で別の会社で発売した所が大ヒットという話だそうで、最初の...ジーン・チャンドラー/恋のスーパー伯爵
今年の本州の梅雨入りは記録的に遅かったそうですね?梅雨の無い北海道は蝦夷梅雨と呼ばれる雨が多い年もありますが、今年は例年通り…と言うか例年より雨が少なく、札幌の今まで90日間の降水量は101㎜と平年の59%だそうです。一方で平均気温は平年より2度高く、昨日は今年初の30度超え。今日も30度を超え真夏日になる予想で、これからの一週間も28度前後の日が続く予報。いよいよ夏本番です。適度に晴れと雨とがバランスをとってくれないと、農家も困るし野菜が高いのも困るし…と言うわけで、今日は今の時期お馴染みの「悲しき雨音(RhythmoftheRain)」の話を。曲を書いたのはリーダーのジョン・ガモー。雨音が語りかけるんだ僕がバカだったと恋した娘は新しい出発をしたけど僕の心まで持っていった事を知らないんだ…う~ん青春の蹉...カスケーズ/悲しき雨音
私はアメリカン・ポップスが好きで、イギリス勢はあまり…なのだが、そんなフラワー・ミュージックやフォーク・ロックが中心だった1968年に、イギリスからゴツイ一発。それがアーサー・ブラウンで、後のヘビ・メタにも通ずるこの手のロックはそもそも苦手…のはずが、ジャケットに驚き歌に驚き、ポップス指向の強かった私にはインパクト大で。素人目に黒魔術?を思わせるいで立ち、その黒塗りのメイクはKISSが登場する遥か前で、何より頭上の「炎のヘルメット」、これはアセチレンとかを燃やしているのかな?熱く無いのでしょうか?自ら名乗る通りの「THECRAZYWORLD」を感じさせます。日本では私同様に戸惑った人が多かったのか、中位のヒットで終わったはずですが、英国では1位、全米で2位の大ヒットに…位の印象だったのですが、ありがたくも...アーサー・ブラウン/ファイアー
私達BB世代にはビートルズのファンが多いですね、自分の息子に「今仁(イマジン)」と付けた人も実際いたし、高校時代のポップス同好の士N君…愛称"ポール君"もビートルズが大好きで、当時のビートルズのLPは全て持っていたはず。学校帰りに彼の家に寄って、ココアを飲みながら「これいいだろう?」と、「ガール」とか、「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」とかたくさん聞いたっけ(聞かせられた?…ごめんN君)だからあの頃のビートルズの曲は大概覚えています。でも、アメリカン・ポップス派の私はビートルズはあまり…で、ベスト盤「オールディーズ」一枚っきりの時代がしばらく続き、後に二枚組(赤盤)が出たのでこれを買い、更にポップスの基礎教養(?)だからと、アップル盤のデビュー盤から「ラバーソウル」までは揃えました。でもアップル盤の「ウ...1966年ビートルズの頃
市の広報で初めて知った博物館活動センター、行った事が無いのでどんな所かとyahooで地図を出し、行けばわかるはず…と澄川駅から行ってみるとこれが…地図をいい加減に判断した自分が悪いのだが、道は分かりにくい上に坂もあり、なかなか歩数増量(?)になってしまったが何とか到着。私の家からは澄川ではなく、南平岸方面から来た方がわかり易かったなぁ…はさておき。入るとすぐにアンモナイトの化石。手前には異常巻きアンモナイト。螺旋状をしたユーポストリコセラス(右奥)や、U字型を規則正しく繰り返すニッポニテス(手前)等がありました。年代はチューロニアン=9000万年前の白亜紀後期、異常巻きアンモナイトが出現した時期だそう。そして後者のニッポニテスは主に北海道から出土し世界的に知られるそうです。また、学名にNIPPONを冠する...札幌の博物館活動センター
豊平川に沿って所々に植えられているハマナスも満開。スズランの白、ライラックの紫、そしてハマナスが紅をさし、短い春を飛び越えて札幌は一気に初夏の装い。そんな陽気に誘われこの日の散歩は久し振りの精進川。この流れを遡り澄川方面まで行って、ご褒美は純連でランチの計画で、まずは22条橋からスタート。氷池の跡は天然氷の切り出しに昭和初期まで使われ、農家の貴重な収入源となったそうですが、今は小魚がいるだけだなぁとボンヤリ往時に思いを馳せていたら、散歩中の幼稚園児?に話しかけられ、思わぬふれあいもあったりで何か良い一日になりそうな予感。平日なので、幼稚園児たちが去った後は人も少なく、のんびりと散歩が出来ます。途中で仮面をつけた未開部族との遭遇はありましたが。…いいジジィが何やってんだか……歩道の終点の小さな滝。アイヌの人...市民の川辺精進川
私は青い瞳に弱くて…と前回書きましたが、中でもっとも好きなのがボニー・タイラー。彼女の吸い込まれそうな瞳を見ると、小笠原島のボニン・ブルーの海を思い出します。と言っても一度しか行った事が無いのだけれど。その魅力の瞳が映えるのがこのアルバムのジャケットかな?これは80年代にCBC所属になってからのベスト盤。そのブロンドの髪に青い瞳と、私が引き込まれる気持ちが伝わるでしょうか?歌手だから、歌が気に入らなければハナから問題外、瞳は付加価値(?)なのですが、彼女はそのロック・フィーリングや、ハスキー・ヴォイスがまずありきの才色兼備。80年代入ってからの彼女は70年代よりシャープな顔立ちになった感じます。歌い方もよりパワフルになり「愛のかげり」や、日本でも大ヒットした「ヒーロー」など、何度もグラミー賞にノミネートさ...ボニー・タイラーの青い瞳
青い瞳に惹かれます。そんな瞳に真っ直ぐ見つめられたら、硬直して動けなくなるかも。メデューサに睨まれたみたいに石にはならないにしても…ちなみにトルコでは、古くから「メデューサの目」という青いガラスの細工物が、魔除けのお守りとされるそうですが。石にはされないけれど、日本には冷たい息を吐きかけ凍死させる雪女がいて、魅入られたら巳之吉の様に動けなくなるかも…などと戯言を言うと、日本の雪女なら瞳は黒だろう!と突っ込まれそうですが、雪の精なら青い瞳が合いそうと思うので…青い瞳と言えば和製ポップスの先駆け、ブルー・コメッツの「青い瞳」。初めて聞いたのは洋盤を流すL盤アワーのチャートで、歌は英語だったので本気で北欧あたりのグループ?と思い、後で日本人と知り、おお坂本九のSUKIYSKIに続くか?と期待しました。グループ・...青い瞳の歌
今日6月2日は、ジャズ・ピアニストのレイ・ブライアントさんが亡くなられた日なので、以前に旧ブログで書いた話を再掲載しました。思い出話のまた思い出になりましたが。また昔話…私が20代の頃だからゥン十年も前ですが、音楽はLPレコードの時代に、凝ったオーディオ装置でジャズのレコードを聞かせる「ジャズ喫茶」がありました。BGMに軽いジャズが流れる店は今も結構あると思いますが、このジャズ喫茶は何千枚単位のLPコレクション、濃いコーヒー、アルテックやJBLなどの超大型スピーカーに、マッキントッシュなどの高級アンプなどが必須。あと、大音量に、個性的な店主というのも、成立要件だったか…な(?)1980年代に絶滅危惧業種に指定(?)され、今は全国でもほぼ一部しか残っていないと思われますが、あの当時札幌市内には「アクト」、「...レイ・ブライアント/アット・モントルー
オルガン音楽にはまったくと言っていいほど無知で、そもそも背景となる宗教にも関心が無いのですが、ルネッサンス期のオルガン曲、バードとかタリスを流している時間は結構好きです。そしてメカマニアの要素も少しだけあるのでその構造にも興味が。それらについて知ろうと思えば、図書館に行くと秋元道雄さんの書いた本など何冊か見つかるのですが、いざ借りて読みだすと、数分でサンドマンが砂を撒きに来るので…という訳で、少し時間が経ちましたが、先日二回目(多分)になる、大谷大学の学生対象の特別講義が開催され、興味があるので聴講してきました。数少ない私の学びの場です。今回の講師は24代の専属オルガニスト、ウィリアム・フィールディング氏。前回の吉村怜子さんの講義はとてもわかり易くて良かったのですが、今回は通訳を経由しての講義。その分30...二回目のオルガン特別講義
明け方の札幌はごく弱い小ぬか雨で、木の葉にとってもうれしい雨。ちょうどライラックが咲く季節なので、「ライラックス・イン・ザ・レイン」という曲を思い出しました。30年代に作られたこの曲、あまりジャズメンに取り上げられる事はないみたいで、私はジュニア・マンスとカール・パーキンスでしか聞いた事が無いのだけど、しっとりと美しいバラードで、今朝の雨にとても似合う気がします。※引用したのはカール・パーキンスの演奏。さてライラック、植物園のウスゲハシドイはまだ蕾でしたが、大通公園の創成川に沿って植えられているのを思い出し、先日行ってみると咲いている木に出合いました。何本か植わっていて大半は、おお!もう少し、という感じ(5/22日)でしたが、中で一本派手にデモンストレーションをしている(?)木がありました。なかなか良い感...ライラックス・イン・ザ・レイン
アカシヤの花の下で、あの娘がそっと瞼を拭いたのは赤いハンカチ…と、ハンカチから石原裕次郎の「赤いハンカチ」が思い浮かぶのは昭和世代。日活映画のスターで、歌う銀幕スターとしてヒットも多く出しますが、彼の歌い方はチェット・ベイカーをお手本に※していたそうで、確かにその気張らない、粋な感じは良く似ている気はします。それはさておき、北大植物園の続きは樹木で、今見られる珍しい木の花がハンカチノキ。花を取り囲んだ大きな苞葉が、確かに白いハンカチーフに見えます。中国原産のこの木は一属一種だそうで、そう言われると孤高の木という感じがし何だか格好良く見えます。あらためて入口から時計回りに回ると、藤棚も開花しツツジとのコントラストが綺麗。高山植物のゾーンではヤマツツジ(右)が満開、子供の頃にお尻の蜜を吸って遊びましたが、左の...ハンカチノキとホウノキ
嬉しい花の時期が続きますが、北大植物園ではレブンアツモリソウが今見頃です。アツモリソウは道東・道北方面に咲く花で、私は図鑑でしか見た事が無いのですが、濃い朱色らしいです。その礼文島のクリーム色の固有変種がこちら。礼文島ではそのどちらもが見られ、更にシロバナアツモリソウというのも混在して咲いているそうで、行って見てみたいものです。体力が残っているうちに…経済力もですが。平敦盛からのアツモリソウとくれば、熊谷直実のクマガイソウと言う訳で(一ノ谷の合戦)、こちらは露地植えでわりと数が見られます。矢除けの母衣(ホロ)に見立てられる花はアツモリソウも同じですが、こちらはブサ可愛く(?)感じるのは私だけでしょうけど。他にも鉢植えで大事にされているのが左よりツルラン、サルメンエビネ、キリシマエビネ。北米のエンレイソウも...植物園のレブンアツモリソウ
ニューオーリンズの歌姫として知られるアーマ・トーマスは、ソウル・ミュージックのファン以外には馴染みが無いかも知れませんが、私は「イッツ・レイニン」や「ブレイク・アウエイ」、「ルーラー・オブ・マイ・ハート」※など、好きな曲が結構あります。※オーティス・レディングにより「ペイン・イン・マイ・ハート」に改作されヒットしたのは有名ですが。今日5月16日は、彼女の最大のヒットとなった「ウィッシュ・サムワン・ウッド・ケア」が、ビルボードで17位となった日…1964年の事ですから今から60年も前の話ですが。彼女を知ったきっかけは、多分ソウル評論家の桜井ユタカさんからだった気がするのですが、ローリング・ストーンズがカバーした「タイム・イズ・オン・マイ・マインド」からだったかも知れません。これは彼女が「ウィッシュ・サムワン...歌姫アーマ・トーマス
先月黄色い花のカタクリを見た北海道立衛生研究所の薬用植物園、5月10日が一般公開なので、この時期の二週間の変化は大きいのでは?と思い再び行って来ました。早目に来たので時間までベンチで仰向けになり空を見上げます。良い季節になりました。まずは気になっていたクロユリ、おお愛らしく咲いています。うつむき加減の花が好き…ですが、鉢が低い地面に置かれているので少しうつむき過ぎですが。クロユリと言うと♪黒百合は恋の花~という歌を思い出します。黒百合は全国で見られるそうですが、この歌詞にはニシパ※にあげようか、黒百合は毒の花アイヌの神のタブーなどの歌詞があるので、私は高山~北海道の花と思っていました。※尊敬する男などの意味らしいです。また昔話で某グループ・サウンズが出した「黒百合の詩」という曲、これがアソシエイションズの...クロユリも咲きました
新緑が藻岩山をつつみ、いよいよ花の季節から緑の季節へ。だから今咲く桜もピンクから緑へ…とは強引ですが緑の桜を観て来ました。咲き始めだからなのか鮮やかな緑。初めて知ったギョイコウ(御衣黄)という桜、植物園で見たミドリザクラより濃い緑は江戸の中頃にサトザクラを品種改良したものだそうで、雅な名で見てみたいと思っていたら、札幌でも植わっていると聞いて行ってみたのが星観緑地。桜の開花宣言から数日おいて行ったのですが、この時は「まだですね、ソメイヨシノと八重桜の間位で見られると思います」と聞き、頃合いを見計らって次に行った日(5/2)もまだダメ。でもこの日は、前に来た時は無かった案内看板が設置されていたのでもう少しかな?と。ここまで来たら意地(?)と三度目のチャレンジ。来年にしようという発想が無いのですねぇトシになる...緑の桜が咲きました
10年近く前ですが、仕事で外回りをしていて出会った手稲区の軽川に架かる前田大橋。"大橋"と言っても小さな川の生活道路ですが、その水車を模した木の欄干や、木を使ったスカート部など、とても気に入りました。この手稲山から流れる軽川は今でこそ小川ですが、昔はもっと水量があって、あちこちで水車の廻る音がしていたのでは無いか?このデザインはその記憶をとどめるため?そう思い役所などに問い合わせるも経緯は不明のまま。私の探求心不足ではあるのですが。ただ、手稲の駅前に「水車」という美味しい餅菓子屋さんがあり、その店に「初代が軽川の水で水車を廻し精米を始めたのが始まり」とあり、そう外れてはいないと思うのですが。※当時アメブロに「水車大福と団子と」としてブログを書きましたのでご参考まで。仕事をやめ、こちらに来る事も無くしばらく...前田大橋が木の橋だった頃
冬季間お休みだった北大植物園、屋外部分がオープンしたので春を愛でて来ました。ふぅ北海道の春は忙しいなと嬉しい悲鳴ですが、この時期楽しみなのがここでしか見た事の無い黄色いミズバショウ。今年はまだ小さいです。あと一週間位で見頃かな?キクザキリュウキンカ(中)はいま見頃ですが、普通のリュウキンカはもう半分くらいは花が落ちていました。それを見ながらいつものように時計回りで高山植物園へ。アポイ岳も花のシーズンの始まりかな?と思いつつのヒダカイワザクラ、テシオコザクラにユウバリキンバイ、エゾノチチコグサ…鉢にプレートが付いているので助かりますが、さすがに高山植物の女王コマクサはプレートが無くともわかります。ただいま可憐な蕾が顔を出し始めたところです。本日はお日柄もよろしく…と、ゼンマイの茎の綿毛を集めているヒガラに出...北大植物園で春めぐり
黄色いカタクリは何度か見た事がありますが、これは北米原産の種類みたいで、日本には栽培種で入ってきているようです。ここ北海道立衛生研究所の薬用植物園には、結構な数が咲いているのは知りませんでした。普段は一般公開していない場所だから。この日は「春の山菜展」開催で一般開放され入場は無料。数年前にも一度来た事があり二回目になるのですが、前回に比べこちらの学ぶ姿勢が変わった(?)のでしょう、新しい発見があり、ゆっくり時間をかけ拝見させてもらいました。たまたま前日食べたシャクに興味を持ったのですが、よく似た植物でドクゼリがあり、これはトリカブト、ドクウツギと並ぶ日本三大毒草だそうで。それで今までシャクも採らなかったような…気もしてきましたが、見分け方を学んで来ました。確実なのはシャクの根元にはハカマ(写真右)があり、...黄色い花のカタクリ
札幌から少し距離がありますが、浦臼神社のカタクリを見たいと国道275をドライブ。おお、なるほど。神社の横にはカタクリとエゾエンゴサクが一面に広がり見事です。初めて来てみましたが良いですね。"里山の春の妖精”カタクリとエゾエンゴサクの共演。私の故郷に近い様似町の観音山も、海の青を望みながらカタクリを愛でられて素敵だけど、ここのエゾエンゴサクの青とカタクリのピンクも素敵、そしてスケールが大きい。ようやく今年は開花期に間に合った…と言いたいですが、少しピークは過ぎた感もあります。でもまだ充分楽しめ散歩する人達、三脚に"大砲"レンズをセットし構える人達、このお花畑にはリスが現れそれがお目当て。私もそこは楽しみにして来たのですが。いつも思うのですが、私はうつむき加減の花が好き。空に向け眩しい笑顔の花も素敵だけど、う...浦臼神社のカタクリ
星観緑地の後は近くの星置緑地へ。去年来た時はかなり遅い28日でしたが、今年ももうミズバショウは終り頃で、その代わりエゾノリュウキンカが満開になっていました。子供の頃ヤチブキと呼び、茹でて食べた貴重な春先の"青物"で、食感はなんとなく覚えているのですが、今は、たまに食べてみたいと思い出す程の味では…無いですね。エゾアカガエルの卵です。拡大してみるとオタマジャクシの格好になって来ています。子供の頃はカエルが一杯いましたが、近付くとピタッと鳴き声が止まるので、♪カエル、カエル、鳴かないとコッコ※とるぞ…と囃し、ボッコ※の先で卵塊を引っ張り上げて遊んだのは、北海道育ちの子供あるあるではないかと。※コッコは卵の事で子+コ、ボッコも棒+コで、北海道~東北の方言。そのオタマジャクシの捕食者(?)、エゾサンショウウオの卵...星置緑地の水辺