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東国剣記 https://tougoku-kenki.hatenablog.com/

東国の剣豪、武芸、中世軍記、そのほか日本の合戦諸々について扱うブログです。

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2022/05/07

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  • 【南北朝負傷統計を見直す5】南北朝時代の切傷統計を見直す(前)

    今回からは前編後編に分けて、軍忠状・手負注文等から発見できた南北朝期「切傷」類の具体例を全て確認していきます。これは太刀や薙刀などによる白兵戦負傷と考えられるグループです。他にも、この時代の合戦絵巻や『太平記』には斧の類を持つ武士の姿も見られるのでこちらによる切傷が含まれる可能性もありますが、いずれにしても攻撃側の武器に関する情報は稀で、基本的に何による切傷なのかは不明になります。 メトロポリタン美術館蔵『秋夜長物語絵巻』(パブリックドメイン) 南北朝負傷統計の先行研究では、 ■トーマス・コンラン 『南北朝期合戦の一考察 ――戦死傷から見た特質――』(※1)太刀 178(引用者注:1333年(…

  • 【南北朝負傷統計を見直す4】南北朝時代の槍傷突傷統計を見直す

    今回は発見できた「槍傷突傷」の具体例を全て確認していきます。南北朝の戦乱期は文献上において槍(鑓)の登場した時代として知られますが、一方でこの時代に祖本が成立していたと見られる軍記物『太平記』を見ると、 ■『西源院本太平記』(※1)第十五巻・鑓長刀を出して散々につきけるを、 第二十六巻・和田新発意源秀と名乗て、洗革鎧に大太刀小太刀二振帯て、三尺余之長刀を小脇に挿み、閑々と馬を歩ませて(中略)、阿間之了願と名乗て、唐綾鎧に小太刀帯て、柄の長さ一丈計と見へたる鑓を馬之平頭に引副て、少しも擬々せす懸出たり、(中略)、只二騎つと懸入て、前後左右をついて廻るに、小手之はつれ、脛当之余り、手反真中、内甲、…

  • 【南北朝負傷統計を見直す3】南北朝時代の石傷打傷統計を見直す

    tougoku-kenki.hatenablog.com 他の戦傷との同じ基準での比較をできるようにするために、以前まとめた上述の南北朝時代の石傷と打傷について、今進めている【南北朝負傷統計を見直す】準拠の形で整え直すことにしました。種別としては「石傷打傷」として通し番号は石の頭文字からIとし、I01、I02と年月日順に並べ通し番号を付け直します。新規追加はI05の分くらいなので、以前の記事を読まれた方にとっては新情報もほとんどない記事となります。あくまで他と形式を統一することが目的です。 逆にこの記事で初めて南北朝時代の石傷と打傷に触れて興味が出た方は、こちらには繰り返し載せていないことも多…

  • 【南北朝負傷統計を見直す・補】凡例追加

    tougoku-kenki.hatenablog.com 上記凡例に関して多少の不足や新たに付け加えたくなった要素が出てきたので、前回作ったものに追加を行います。 最も目立つ追加は負傷が申告された地方についての分類です。地方ごとの申告数を見たり傾向の違いなどを確認するためにこれを設けます。また、約60年の日本全国の合戦における戦傷という時間的にも領域的にも幅広い取り扱う形なので、調査中・調査後にも発見が考えられる新規負傷例をどう組み込むかも決めておきます。 ほか馬の負傷例を集計するために別の番号を付与すること、「攻城等」「防御施設外」「防戦」等に小分類を設けること、山岳地名の簡単な解説と本論で…

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