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なべさんの真空管オーディオ https://vt-nabe.hatenablog.com/

ウエブリブログから新規に「はてなブログ」でスタートしました。自作アンプを主体としたオーディオブログです。

なべさんの真空管
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2022/04/07

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  • 久しぶりのアキバ

    電気街が目当てでは無かったのだがアキバを少し散策した。 ニュー秋葉原センター入口 ニュー秋葉原センター、ここは神田寄りのガード下で2000年代までは真空管屋さんやラジオ部品を扱い昭和の香りが漂う店、国際ラジオ等が残っていたが、昨年春に春日無線がラジオセンター1Fに移転して、とうとう電気部品屋さんが無くなってしまったようだ。いまはパソコンやスマホを扱う店と怪しげなブルセラショップ?らしきお店になってしまった。 お店が無くなった通路 年末にネジの西川も店を閉め、千石電商にその業務を引き継いだと聞く。まだまだ通販店や千石さんのような比較的大手のチェーン店系があるけれど、店舗を覗いて面白い物を見つけた…

  • ラックスキットA3550

    秋葉原の(今は無くなってしまった)木村無線で90年頃に購入したラックスキットA3550。 ラックスキット A3550 シールド線の配線などいくつか勉強にはなったが、他の自作アンプに比べるとイマイチだったのであまり使わずにいた。引っ越しで新居が見つかるまでの間の1年程、全てのアンプが貸し倉庫行きだったとき、近くに住んでいたプロの音楽家でオーディオマニアの方に暫くお貸ししたことがある。頻繁に使っていたら、ご本人曰く「(音が)大分ほぐれてきたよ」ということであった。引っ越ししてからもさほど使用していなかったので今日は繋ぎ変えてつかってみた。始めは少々ギスギス感もあったが慣れたせいか良く分からないけれ…

  • C3gを入手

    ロクタル管でメタルチューブのこの球は、昔のドイツ郵政公社が通信システムの増幅に使用した5極管。電話回線の中継増幅器用なのか? シーメンスC3g とにかく信頼性が高いし、ノイズ対策も万全なはずである。外側の金属を剥がして使った例を見たことがあるが、中が見えないからと言って、そんな使い方はしたくないものだな。一般にドライバー管としての使用であるけれど、パラプッシュにして出力管としての使用もあるそうだ。

  • 長岡鉄男著「最新ステレオ製作」

    表題の古本を入手した。日本文芸社の昭和45年発行である。 購入した本の表紙 詳しく読んでみないと何とも言えないが、その内容は真空管式のラジオなどを改造してステレオアンプにする、レコードプレーヤーの自作(昔のモジュラーステレオにあったような簡易なベルトドライブにセラミック式カードリッジ)、ほんの表紙を飾っている奇抜なデザインのスピーカー(これは長岡氏のお得意分野ではないか)といったところである。私が初めて長岡氏を知ったのは1980年頃に購入したステレオ誌の記事である。この本の発行が70年であるから、その間の10年程で、ずいぶんと長岡氏の造るオーディオのグレードも世間一般のオーディオ装置も急速に発…

  • 2023年を振り返って

    今年の管球アンプ趣味では何と言ってもPX25シングルアンプを完成させたことが大きい。部品集めから2年以上かかってしまった。新居に越してから初めてゼロから作成したアンプである。作業環境が以前とは幾分異なるので、作業スペースの確保や道具集めで手間取ってしまった。一年前の正月休みにシャシー加工を行う予定が、暫く使っていなかったボール盤のベルト不良で暫く延期。ホームセンターに行っても置いてないのでモノタロウで購入してみたものの、今一つ滑りが大きくてパワーが出ない。代わりに油圧パンチを買う等、自分の年齢的な体力低下に合わせた道具揃えも行ったのだが、ようやくひととおりの工程を終え工作を行う環境も整った。 …

  • 無線と実験誌が季刊になった

    MJ無線と実験を購入した。今号から季刊誌となった。 しかし内容は以前と変わらないし厚みも変わらない。なぜか「名曲を訪ねてシネマの森へ」という柳沢正史さんの連載記事が2号分掲載されていた。 ただし値段が税込みで前号が1430円であったのが2000円となっている。単に価格が今のままではどうにも立ち行かない・・・・ということが季刊誌化にした理由なのか。 目についた記事は上記の柳沢さんのバランドシングル方式。どこかネットでも見た記憶があるが、BTL方式のような管球アンプである。一度、小型のもので試してみたい。

  • 無線と実験誌が季刊になるそうだ

    少し前の話であるが、MJ無線と実験12月号を一年ぶりに買ったら、次号から季刊誌になると巻末の方にお知らせが書いてあった。やっぱりかぁ、という感じである。今年の春ごろには、レコ芸の休刊の話もあったけれど、創刊100年を来年に控えるMJもいずれは休刊に追い込まれるのではと心配する。以前のブログ記事では同誌の読者層に触れたが、若い人に買われていないようなのが気になっていた。 そういえば、ラジオデパートの3F、「シオヤ電機商会」さんも、ご高齢によるものらしく今夏に店を閉めてしまっていた。その前には「瀬田無線」さんも・・・。 電器街としてのアキバの衰退とともに今後のことが心配である。 おなじくMJ誌には…

  • 多摩動物公園

    昨日は多摩動物園にEOSを持っておサルさんを撮りに行った。 数年前まで多摩動物園の近く(歩いて行ける距離)に住んでおり、動物園写真の為にキャノンのEF70-300mmISⅡUSMを買ったようなものであったが、そこから離れたところに引っ越した(引っ越しに伴い、オーディオルームを確保し防音工事を専門業者にお願いして行った次第である)ため、暫くこのレンズをまともに使う機会が無かった。 オランウータン オランウータンのスカイウォークがお目当てであったけれど、塔の上で居眠りしているようで、暫くカメラを構えて粘ったのだが、この日の午前はとうとうロープを割る姿を撮ることが出来なかった。昼過ぎ、三連休による人…

  • PX25シングルアンプ完成

    部品集めからカウントすると2年以上かかったアンプ、ようやく完成した。 普段ならここで各種特性を測るところであるが、球が中古で年老いているので、無理はせずにヒアリング上、問題なさそうならこのままにしておく。負帰還もカソードNFのみなので、発振等の高域安定性にも懸念はないだろう。 PX25シングルアンプ 回路は那須好男氏製作によるものであるが電源部等を少々アレンジしており、ドライバー管にMH4(購入したサンエイ電機によるとテレフンケン製らしい)整流管はGZ33と、全て欧州製で統一。出力トランスはISOのFC-30-3.5SⅡ。電源トランスは同じくISOのMS3716なのだがMH4用の4Vヒーター巻…

  • PX25 カップリングコンデンサの比較

    これまで製作時に何となく他の部品と一緒に購入していたカップリングコンデンサ、アキバに買い物に行くときには下調べしてから一応購入するモノを決めておくが、お店で見かけて衝動買いすることも多かった。毎回半田付けして仕上げてしまうので、後から交換したり、比較してみたことは無いが、今回のPX25では千石電商で偶然目に付いたブレッドボード用なのか?ジャンプワイヤーというパーツをソケットとして使い、コンデンサを差換えて比較してみることにした。と言ってもあまり太いリード線は入りそうもないので、今回の製作用にあらかじめ買っておいたASC(アメリカン指月の事らしい)と30年前に作ったアンプから取り外した西ドイツE…

  • PX25配線終える

    いちおう配線が終わり簡単にチェックも済ませ、スライダックでゆっくりと電圧を上げてみてもトラブルは無い。そこでテスト用のスピーカー(100均で買ったもので中身が16Ωか32Ωのユニットだったのでアキバのジャンク屋さんで8オームのものを買ってきて交換、ピンジャックもスピーカーコードに交換している)とメモリープレーヤーを繋いで音出ししてみたところ、ちゃんと音も出るのでひとまずOKと判断。 配線を終えたところ 但し直流点火した出力管のフィラメント電圧が1割も低いので、電解コンデンサの容量不足とフィルタ抵抗(わずか0.1Ωと0.2Ω)が大きすぎたようだ。週末にアキバに行って部品を買い電圧調整しようと思う…

  • プラナー揃い踏み

    今日は銀座松屋で「世界の中古カメラ市」を見てきたのに因んで、アンプとは関係ないレンズの話。今年の初め、ヤフオクでヤシカコンタックス(ヤシコン)のプラナー50mm/F1.7を入手した。オリジナルのメタルフードが付いていたのでお得だと思った。レンズよりも付属品の方が入手しづらいものだし、50mm/F1.4はよく見かけるけれど、案外F1.7の方が中古市場に出回らないようである。これでヤシコンのプラナーはF1.2の記念特別モデルとベローズ用レンズを除き、レギュラーのプラナーは全部集まった。以下、独断と偏見によるレンズの評価(銘柄は全てプラナーなので名前は省略、★評価は5が満点)。 手前左から50/1.…

  • PX25ヒーター配線

    今月中旬から配線を始め、ヒーター配線が終わった。回路は凄く簡単なのであるが、直流点火しているのと、(これから半田付けを行うのだが)セメント抵抗が多く、電線も太いので結構ごちゃごちゃしてきた。

  • PX25配線始める

    短い夏休みでの中で、今日から配線を開始。 配線材は買いだめしてあるが、箱の中に詰め込んでいて前回の工作の終わった状態のままで未整理であったので、0.3mm2~1.25mm2まで、まずは電線の整理から始めた。 ところで今日は東京も台風7号の影響で雨は降ったりやんだりだった。昼には雨脚が強まった。全国の皆さん、お気をつけて! 電源一時側配線 トランスの端子に切りくずが入らないように養生

  • OTOTEN2023

    今年もOTOTENへ行った。 入口の様子 昨年興味を持った花田スピーカーを再度聴いてみる。リッピングしたデータの再生であったが、無駄な音が無く反応が良いものの高域にきつさを感じだ。それはソースのせいかもしれないが、反応が良い分だけ良いソースを選ぶということだろう。 パイオニアはカーステ及び大型の真っ黒な筐体のAVアンプ、それがオンキョーとよく似ている。ティアックの傘下のようで、会社系列がどうなっているのか私にはよくわからない。光城の音を確かめたかったけれど、そのブースが(たぶんほかのメーカーの催し中で)満員のために入れなかったのは残念。ケンウッド、ビクターもソニーも本格的コンポが無く相変わらず…

  • サヨナラ レコ芸

    レコード芸術誌が今日発売の7月号で休刊となるとの情報を得て、帰りに新宿のブックファーストへ寄って購入してきた。ポストカードがおまけに付いてきた。 レコ芸にポストカードのおまけ 1980年頃から買ったり立ち読みしたりしていた。長らくお世話になった、ありがとうレコ芸! 思えば、この二十数年、新録音はライブ中心でセッションは珍しくなり、少し注目されたアーティストの録音もなかなかその先10年以上継続されることは少ない。かつてのような(バーンスタイン、カラヤン、ショルティさんらの活躍していた時代)新録音が出れば、良くも悪くも注目され話題になる時代ではなくなってしまった。これといったスター性に溢れる指揮者…

  • MQAが破綻?

    私のところで使っているSACDプレーヤー、ラックスマンのD-10XはMQA-CDがダイレクトに再生できる。ラックスマンの新型機ではCD専用機も含めて、このMQAに対応している。 近頃、ふと新譜情報でもと思い、MQAを検索したところ、その破綻か?というニュースがあちこちに書かれている。詳しくは読んでいないのでどうなっているのか真相が掴めない。思うにハイレゾCDと銘打って数年前に売り出したけれど、それほど売れた様子はないし、対応機種も少なし、経営がおもわしくなくなるのも近頃の景気と併せて考えると分かる気がする。ウォークマンは、確かこの形式に早くから対応しているので、ソニーがその経営を引き継いでくれ…

  • オーディオルーム

    昨年4月の記事でメインシステムを簡単に紹介したが、まだ部屋の写真をアップしていなかったので、ライカM10monochromeで撮影したものをご紹介。 16mmの広角レンズでリスニングポジションから撮影したものである(なので、白黒写真である)。 ホロゴン16mmで撮影 かなり暗いのでブレている 以前、コンタックスGシリーズ用のホロゴン16mmF8をライカマウントに改造し、更には後玉のレンズガードを切断したものヤフオクで入手したので、そのレンズを使用して撮影している。 ホロゴンは対角線で105度、歪曲収差はゼロと言っていいレンズだが周辺光量落ちが2段分ぐらいある超個性的レンズである。 このレンズを…

  • 文化学園前、遊歩道の夜桜 仕事帰りに西新宿の文化学園前の桜の写真を撮ってみた。もうだいぶ散り始めている。 入学式に満開なんてことは、都内ではもう無理のようである。 (クールピクス使用)

  • CDプレーヤー遍歴(2)

    そのヤマハCD-S1000、まずSACDが読めないことが多い。更に何曲かかけていると、どんどん読み込めなくなっていくみたいだった。またリモコンで曲を飛ばすと、ディスクによって差はあるが、パチッと激しいノイズが出る。ミュートのタイミングが狂っているようだ。修理に出して帰ってきたものの、使ってみたら当初と殆ど変わっていない。ドライブ自体を交換したと明細に書いてあったけれど、近頃の複雑なメカトロニクスはどこが故障しているのか見極めにくくなってしまっているのだろう。そういえば一眼デジカメの場合も似たような故障があった。EOSのシャッターユニットを交換したと修理票に記載があったけれど、それでも時折おかし…

  • CDプレーヤー遍歴(1)

    近頃は仕事が忙しくて全然音を出していない。なんせ、日曜日も遅くまで仕事をしているありさまだ。こうなってくると我が家のステレオの音が恋しくてたまらない。さて、ふとオーディオの事を帰りの電車の中で考えてみると、CDプレーヤーに関しては、ずいぶんと安物を買い換えて彷徨ったものだと思う。今のラックスマンのD-10Xに行き着くまでは色々あったな、と。 CDが発売されて2~3年後、社会人となったころに給料をちょっと貯めてヤマハのプレーヤーを購入。5万円位だったかな。しかし3年程でそのプレーヤーは制御不能となってしまった。次に旧デンオン製を買ったのであるが、そのうちトレーを開けると、まだディスクが回転してい…

  • カメラとオーディオ(その3)

    正月休みにライカMのレンズを全てα7にマウントアダプタを介して取り付け、試写してみた。室内でロールカーテン越しの逆光という条件で、中央の貯金箱にピントを合わせた。絞りは開放とF5.6。すべての写真は載せないが、代表として初代ズミルックス50/1.4開放での写真を以下に示す。60年以上前の設計である。 ズミルックス50mm1st開放 全体にハロがかっており滲みが見られる。線の解像度はあるのだがコントラストは低くメリハリのない描写である。色調は冷色である。うちにある他ライカのオールドレンズは全て同様な傾向にある。 次にズマリットM35/2.4。市場流通品限りという、ほぼ現行品である。モヤっとしたと…

  • PX25シングル(3)

    明けましておめでとうございます。 正月休みは今年も少なくて、たいしたことは出来ないで終わりそうであるが、トランスを取り付けた。 なお、このシャーシの天板は短辺側にしかシャーシ枠に固定するビスが付かない。細長タイプでもあり、重たいトランスの場合は不安なので正面から見えない裏側に、出力トランスと電源の間へ1本、ビスを追加し補強している。 この後、キズがつかないようにトランスの入っていた段ボール箱を被せて裏返す。これでやっとアンプらくなった。配線ならば帰宅してからでも少しずつ進められる。このペースだと音が出るのは3月頃かな。

  • カメラとオーディオ(その2)

    ③銀座のカメラ屋さん曰く 立ち寄ったカメラ屋さんの話では、この界隈に出没するお客さんの多くはオーディオも結構凝っているそうだ。お客さんも同じだねぇ、みたいなことを言われた。そういったマニアの方々にお会いできればと思う。また足を運んでみようと思うが、暫くカメラは買わない。 ④ライカのデジカメを買う 父の死後に一度まとめてカメラを処分したが、ハッセルブラッド、フォクトレンダーのちょっと変わったカメラ(ビテッサ、プロミネント6×9)、ローライフレックス、ニコンS2等、価値のあるものを残していた。でも前述のフィルムの調達の問題や、あまりにもクラシックな機種で使う機会ももう無さそうなのを最近になって売却…

  • カメラとオーディオ(その1)

    ①カメラとオーディオは似ている 父のカメラ好きは戦前からであったけれど、40年ほど前からは本格的に外国製カメラを中心とした蒐集に嵌っていた。きっと若いころには手が出なかったドイツブランドの物が中古ながら手に入るようになったのがたまらなかったのであろう。 父が亡くなったころにボディーだけでも百台はあったろうか、大半のカメラの処分を行った。使わないとシャッターなどが痛むものであるし、フィルムも高騰、入手も特に中判は難しくなってきているし、カビに対する管理も大変だったからだ。今、手元に残っているのは(実用機の中核としてのデジカメEOSとソニーαを除くと)自分が愛用したヤシカコンタックスと父のコレクシ…

  • PX25シングル(2)

    真空管のソケットとコンデンサを取り付けた。次はトランスを載せて外観は概ね完成させ、配線に移る。

  • PX25シングル

    ウエブリブログの時から何度かヨーロッパ管を使った新規のアンプの製作記事を書いてきているが、未だ遅々として進まずの状態である。その時には真空管名を明かして無かったのであるが、秘蔵っ子のPX25である。 そのシングルアンプ、出力管に合わせて全てヨーロッパ球を使用する方針で、那須好男さんが90年代に発表した回路をちょっとだけアレンジして使用している。但し、元の設計は電源トランスが特注品であったが、今はそうもいかない(新生タンゴが対応してくれない)から、既製品に足りないものは、もう一つ小さな補助トランスを追加した。もう一つというのはドライバー管のヒータートランスで、どうしても4Vの巻き線が既製品では不…

  • 五味康祐オーディオ遺産 『練馬区石神井公園ふるさと文化館分室』

    我が家から自転車で40~50分のところに石神井公園がある。そこの『練馬区石神井公園ふるさと文化館分室』に作家・五味康祐さんの遺品が展示され、7,8月を除く毎月1回、遺品を用いたレコードコンサートという催しがあるそうだ。今日はそこまでサイクリング、展示品を見学させてもらった。 メンテナンスのために、JBLパラゴンのような或いはデッカのデコラのような家具調スピーカーから音が流れていた。型番不明と書いてあり、キャビネットを特注しタンノイのユニットをはめ込んでいるとのことである。 この機器から音が出ていた 五味さん愛用のタンノイはマッキンC275で鳴らしていたのは有名であるが、他にも様々な真空管アンプ…

  • 6C33C-B OTLアンプの出力【訂正】

    8月に6C33C-BのSEPP最大出力について書いたが、その際に参考にした「真空管アンプ製作自由自在 長 真弓 誠文堂新光社」の中のコラム欄を再度見たところ、どうやらそれが間違っているように思えた。負荷の4倍のロードライン、つまり8×4=34Ωの線を引いて・・・とあるが本の中の図をみると8オームの勾配になっている(その事例は6C33C-Bのシングルppで負荷インピーダンスは8Ωの場合である)。新しい本はミスプリが多いので、昔の名著「OTLアンプの設計と製作 武末数馬 ラジオ技術社」を少し読んで、「真空管アンプ自作マニュアル S54年 電波新聞社」にある6AS7のOTL製作記事も確認した。やはり…

  • 電源のはなし

    オーディオを楽しんでいる皆さんは自宅の電源の質についてどのように感じておられるだろうか。 我が家は10年ほど前に開発された小規模の建売住宅のひとつで、電気は表の街道から分岐して引き込んだ高圧線から一個の柱上トランスを通して降圧され、およそ8戸の家に給電されている。ちょっと電源環境としては心もとないと当初から感じていてはいたけれど、出水電気のマイ柱上トランスを導入する勇気もなく、現状ではアイソテックのTITAN ONE等、幾つかの対策を使って何とか満足する状態になっている。 以前、ある自作オーディオのQ&Aサイトで「太陽光発電を使っている方で、音質に与える影響は如何なものでしょうか」といった質問…

  • 6C33C-B OTLアンプの出力ほか計算値について

    ロシア(あるいはソ連か?)より公表されている6C33C-Bのプレート特性があるので、これを元に自作のOTLアンプでの出力等を計算してみた。 ①グリッド電圧のラインを目見当で、公表されている範囲を大きく超えて伸ばしてみる。 ②アイドリング時の状態をプレート電圧170V、電流0.135Aということにして、そのところを通る32Ωのロードラインを引く。SEPPでは出力管の内部抵抗が1/4になるのでロードラインを4倍する。この方が線は引きやすい。 ③添付した図に書いた如く諸数値を計算する。 Ep-Ip曲線と最大出力の計算 最大出力は24Wとなったが、実測だと30W程。この違いは特性曲線を無理に引き延ばし…

  • 音展(OTOTEN2022)雑感

    久しぶりの音展、国際フォーラムでの開催では初めてだ。 2時間ほど見学したけど、スピーカーで印象に残ったのは以下の2社。 ・ファルコン 無指向性ユニットを頭に乗せたスピーカー ・花田スピーカー ボイスコイルが平面になっている JBLとB&Wは、ちょっと遠くから聞いてみただけも、いつもの音と分かる。テクニクスはレコードプレーヤーが主力であったけど、LPの再興がいつまで続くか不透明だし、また廃れた時に会社はどのような方向を向くのであろうか。ソニーのブースは、個人的にはオーディオ屋とは言えないような商品を並べていて、かつての勢いはどこへ行ったのだろうか、と首をかしげてしまう。 メルコシンクレッツのブー…

  • オーディオ人口

    MJ無線と実験誌でPRしているイベントは今年も中止。これは、来場者に高齢者が多いので無難な措置とも思われる。もっとも、こういったイベントへの出場者さえも高齢である。ところで若い人はオーディオに限らず、あまりこういった趣味の世界にのめり込むことが無くなったのであろうか。 それほど強烈にオーディオや音楽にのめり込んでいるわれでなくても、私が学生だった頃は四畳半程度のアパートに下宿している者でさえ、それなりのコンポを(中古もあったが)揃えている者がけっこういた。今では、ちょっとの騒音も許されず、何より経済的に余裕のある学生が少なくなったのと、スマホで何でも間に合ってしまうから、特別なものは必要ないと…

  • アナログオーディオフェア中止

    今年も真空管オーディオフェアは中止。 アナログオーディオフェアは開催とのことであったが、先日それが一転、ホームページ上で中止が発表された。 音展が6/11,12に開催される。私は12日(日)の方へ申し込みを行った。開催地は、東京国際フォーラムである。

  • シャーシー加工

    昨年から始めたヨーロッパ管によるシングルアンプ、シャーシーの加工をGW中に何とか完了させた。 部品の取り付けを行えば後は配線なので、少しずつ行えるだろう。

  • 6CA7pp 球の交換

    昨年、ヤフオクで入手したGEの6CA7をこれまでメインで使ってきたEL34ppへ差し換えた。このアンプ、’90年ごろにシーメンスの球を使って作成したものである。その当時はシーメンスがまだ安く入手できたので作ってみたわけだが、今では4本も揃った物は殆ど入手できない状態だ。それが2005年にダメになったのでJJ製(スロバキア)に換えたのであったが、7年程で1本に空気が入ってスパーク事故。アキバのアポロ電子(http://apollodenshi.o.oo7.jp/)でロシア製タンソルに交換した。 アポロ電子は主な出力管について、その場でシングルアンプを使って球を差し換えて聴かせてくれるので、音や状…

  • なべさんのシステム

    新しいブログに移ったので現状のシステムを紹介する。以前のブログでも同じことを行ったが、あの頃は以下のように、ごく簡単なハイレゾシステムから徐々にグレードアップしていったために色々な機器が入り混じっていた。しかし今の2chは以下の如くシンプルなシステムである。 DELAのミュージックプレーヤーでハイレゾ再生を行っている。これに行き着くまでには紆余曲折があった。1012年に秋月のキットで16bitのDACを作ってパソコン再生を行ったのを皮切りにハイレゾ再生を始めてから徐々にDACやパソコンとソフトをグレードアップしていったものの、結局パソコンを使用した再生は今では原則行っていない。 なお、DACは…

  • 油圧パンチャー

    年末に少し始めたシャーシー工作、ボール盤の不調で中断したままであったが、今日から再開した。 ボール盤用のゴムベルトを通販で見つけたものの、今一つトルクが足りない。モーターの位置を調整できるようなので、微妙に張って強くしてみたが、30mmのホールソーだと止まってしまう。安物だっかな?と反省し、亀倉精機という国産の油圧パンチャーを買ってみた。 不要な2mmのアルミ板で練習 シャフトを通す下穴11mmを開けなければならないので、11mmのホールソーが必要。ステップドリルでもできるが、きれいに開けるのにはやっぱりボール盤が必要である。しかも、このホールソー、センターに歯の付いたドリルがないので下穴とし…

  • 300Bを聞き比べたら

    我が家に300Bが4種類集まってしまったので、差換えて聞き比べてみることにした。 300B 写真は左から①スベトラーナ(ロシア)、②KR(チェコ)、③JJエレクトリック(スロバキア)、④ウエスタンエレクトリックの2021年製(アメリカ)。 ディスクの差し替えが面倒なのでDELAを使いハイレゾで以下の3曲を聴いてみた。 ・SHANTI 「Born to Sing」 ・大植英次とミネソタ管 「Exotic Dances from Opera」 ・美空ひばり 「ひばりジャズを歌う」 美空さんは古いコロンビア360度ステレオ録音で、優秀録音とは言い難いところがあるものの、音が荒れた部分がどう聴こえるの…

  • ロシアと真空管

    チャイコフスキー交響曲2番は“小ロシア”というタイトルが付いている。ところがマゼール&ピッツバーグ響によるCD(80年代のテラーク盤)では「ウクライナ」というタイトルになっていた。こういうタイトルの付け方は初めてじゃないだろうか。小ロシアという言い方は、卑下したような言い方であるとのことだが、現在そのウクライナがロシアと残念ながら戦闘状態に入っている。 ちなみにこのウクライナ、ホロビッツ、スクリャービン、プロコフィエフなど有名音楽家の生誕地であるし、地名を名乗ったバレエ団や歌劇場もある。 これまでのところ、概ね悪いのは独立した一国に対して武力侵攻したロシアであるといえる。ロシアの情報統制は前時…

  • 新しいブログのスタートに

    私は2010年9月から『なべさんの真空管オーディオに関するブログ』というウエブリブログで自作真空管オーディオを中心とした記事を書いている。しかし、2023年1月をもって、そのウエブリブログが 廃止されてしまうというので、この度『はてなブログ』で新しいブログをスタートすることにした。 敢えてこれまでのブログの移設は行わないこととし、タイトルもちょっとだけ変え、真空管オーディオから大きく外れた内容はなるべく控えたいとは思う。内容はこれまでと同様、真空管自作オーディオ、諸々の工作、オーディオ全般を中心とする予定である。 私は真空管アンプ作りを40年程行ってきたが、電気や音響工学の専門家ではないので、…

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