『「人口減少」社会とマルクス経済学』(友寄英隆 新日本出版社)を読了した。マルクス経済学に興味があり、読んだが、人口減少にはあまり関心がない。しかしどう考えても、人口が減少していく日本の未来は、暗いだろう。人口減少するのも悪くないかもしれない、と思っていたが、もしかしたら資本主義が終わるのかも……。しかし社会主義国にはならないだろう。この本は著者の力作だが、個人的にはテーマに、あまり興味が湧かなかった。日本共産党の中央委員には、さすがに優れた人がいるのだなあ……、と感心した。
『ニュートン式超図解 最強にわかる!! 精神の病気 発達障害編』
ニュートン式 超図解 最強にわかる‼ 精神の病気 発達障害編 (ニュートン式 超図解 最強に⾯⽩い!! ニュートン式 超図解 最強に⾯⽩い!!) [ 山末英典 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 『ニュートン式超図解 最強にわかる!! 精神の病気 発達障害編』(監修:山末英典 NEWTON PRESS)を読了した。この本を読むと、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の違いも、理解できるだろう。すごく薄い本だし、990円(税込)だから損はしないと思う。初心者向けだから、内容は平易だ。
ブラック精神医療ーー「こころのケア」の不都合な真実 (扶桑社新書) [ 米田倫康 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 『ブラック精神医療 「こころのケア」の不都合な真実』(米田倫康 扶桑社新書)を読了した。著者は「市民の人権擁護の会日本支部代表世話役」だが、やはり精神医療は危険すぎる。とりあえず専門家を信用しない。安易にメンタルクリニックに行かない、など自衛するしかない。お金に余裕がある人は被害に遭ったら、弁護士に相談するのもよいだろう。『発達障害バブルの真相』(萬書房)・『発達障害のウソ』(扶桑社新書)も、読んでみよう。
『第21回家の光 読書エッセイ 入選作品集』(一般社団法人 家の光協会)を読んだ。確かに第21回「家の光読書エッセイ」に応募した記憶がある。審査員には、阿刀田高さん(作家)、落合恵子さん(作家)、岸本葉子さん(エッセイスト)などがいる。とりあえず一通り読んだが、どの作品もレベルが高いのではないか。「家の光読書エッセイ賞」受賞作品は、なかなかよい。
『ソーシャルワーカーのための反『優生学講座 「役立たず」の歴史に抗う福祉実践』
ソーシャルワーカーのための反『優生学講座』 「役立たず」の歴史に抗う福祉実践 [ 藤井渉 ]価格: 2420 円楽天で詳細を見る 『ソーシャルワーカーのための反『優生学講座』 「役立たず」の歴史に抗う福祉実践』(藤井渉 現代書館)を読了した。優生思想、優生学について学べるし、相模原障害者殺傷事件、強制不妊手術もテーマになっている。内容は重いが、これからソーシャルワーカーになる人など、福祉現場で働く人にはおすすめだ。結局国が悪いのか? それとも必要悪なのか? もしくは資本主義が悪いのか? いろいろと考えさせられた。
人生を〈半分〉降りる 哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫) [ 中島義道 ]価格: 770 円楽天で詳細を見る 『人生を〈半分〉降りる 哲学的生き方のすすめ』(中島義道著 ナカニシヤ出版)を読了した。単行本で読んだので、文庫(ちくま文庫)では読んでいない。中島義道の著作は、『働くことがイヤな人のための本 仕事とは何だろうか』(日経ビジネス人文庫)が好きだが、この本はどうも自分とは合わなかったようだ。しかし著者のファンなら、読むのもいいかもしれない。「五章 「世間と妥協しないこと」のすすめ」(182ページ)を読んだが、セミリタイアしようということなのだろうか? 『哲学の教科書』(講談社学術文庫)…
『「考えすぎるあなた」を直さず活かす5ステップ もう内向型は組織で働かなくてもいい』
もう内向型は組織で働かなくてもいい 「考えすぎるあなた」を直さず活かす5ステップ [ 堤 ゆかり ]価格: 1540 円楽天で詳細を見る 『「考えすぎるあなた」を直さず活かす5ステップ もう内向型は組織で働かなくてもいい』(堤ゆかり 世界文化社)を読了した。おそらく私も外向型ではなく、内向型だろう。内向型は簡単に変えられるものではなく、会社などの組織が向いていないことがある。内向型の場合、雇われない働き方(フリーランスなど)のほうがいい場合もある。「「内向型を活かす働き方」を叶えるための参考サイト」(206ページ)もあり、なかなか便利だ。内向型で悩んでいる人は、一度読んでみたらいいと思う。
VOCE (ヴォーチェ) 2022年 9月号【電子書籍】価格: 550 円楽天で詳細を見る 『Voce[ヴォーチェ]』(2022年9月号)(講談社)は、「田中みな実研究」らしいです。おそらく付録が目当てなのでしょうが、某大型書店ではすでに売り切れていた。女性誌には大概付録がついているが、一体どこが経済的負担をしているのだろう。出版社? それともスポンサーなのだろうか? 出版社としてはやはり雑誌を買ってほしいのだろうか? 電子書籍はペイしないのだろうか? 女性誌には謎が多いです。私は電子書籍は読んでいません。
マンガ日本人と天皇 [ 雁屋哲 ]価格: 1870 円楽天で詳細を見る 『マンガ日本人と天皇 新装増補版』(雁屋哲●作 シュガー佐藤●画 いそっぷ社)は、旧版ではなく、新装増補版です。原作・雁屋哲さんは、『美味しんぼ』(画・花咲アキラ)の漫画原作者です。いそっぷ社という出版社ですが、内容がデリケートなのもあり、他の出版社は出せなかったのだろうか? テーマがテーマだけに、好き嫌いはあると思うが、天皇制について知りたい人は、一度読んでみてはどうだろう。もちろん漫画なのでも読みやすいです。目次は、「第1章 天皇とは何か」・「第2章 近代天皇制の毒」・「第3章 天皇の軍隊」・「第4章 臣と民」・「第5…
読楽2022年8月号 作者:赤川次郎,伊岡瞬,梶よう子,門田泰明,今野敏,サメマチオ,小路幸也,武内涼,西畠清順,花村萬月,夢枕獏,吉田篤弘 徳間書店 Amazon 『読楽』(2022年8月号)(徳間書店)は、頒価200円(本体182円)だ。「追読人間臨終図鑑」(84ページ)は、「マンガ◆サメマチオ」だが、面白くてつい読んでしまう。「原作 山田風太郎」で、今回はカフカ、モディリアニ、竹久夢二、ローレンス、藤田嗣治などの臨終が紹介されている。価格の割には、読み応えのある文芸誌かもしれない。
VOCE (ヴォーチェ) 2022年 9月号 [雑誌] 講談社 Amazon 『Voce[ヴォーチェ]』(2022年9月号)(講談社)は、「田中みな実研究」らしいです。おそらく付録が目当てなのでしょうが、某大型書店ではすでに売り切れていた。女性誌には大概付録がついているが、一体どこが経済的負担をしているのだろう。出版社? それともスポンサーなのだろうか? 出版社としてはやはり雑誌を買ってほしいのだろうか? 電子書籍はペイしないのだろうか? 女性誌には謎が多いです。
人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方 作者:鶴見済 筑摩書房 Amazon 『人間関係を半分降りる 気楽なつながりの作り方』(鶴見済 筑摩書房)を読了した。著者のファンだが、『完全自殺マニュアル』のようなハウツーではなく、自己啓発書のようで、やや残念だった。しかしそれでもやはり読んでしまう。基本的にゆるくて、読みやすいし、リラックスできるのでよいのかもしれない。「第4章 こうすれば気楽になれる」(171ページ)は、考えさせられた。フリーランスは稼げるのかが問題だが、働き方としてやはりよいのではないか? 人間関係なんてなければなくてもいいし、別に問題ないのでは? と思ってしまう。個人…
日経PC21(ピーシーニジュウイチ) 2022年9月号 [雑誌] 日経BP Amazon パソコンの雑誌(Windows)で月刊なのはこの雑誌だけなのだろうか? やっぱり出版不況なのだろう。しかたがないのかもしれないが、寂しい気もする。紙媒体のほうが、使いやすいといえば使いやすいのだが……。『日経PC21』(2022年9月号)(日経PC21編 日経BP社)は、「特集 死んだらどうなる? デジタル遺品管理術」(92ページ)が、おすすめです。
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『「人口減少」社会とマルクス経済学』(友寄英隆 新日本出版社)を読了した。マルクス経済学に興味があり、読んだが、人口減少にはあまり関心がない。しかしどう考えても、人口が減少していく日本の未来は、暗いだろう。人口減少するのも悪くないかもしれない、と思っていたが、もしかしたら資本主義が終わるのかも……。しかし社会主義国にはならないだろう。この本は著者の力作だが、個人的にはテーマに、あまり興味が湧かなかった。日本共産党の中央委員には、さすがに優れた人がいるのだなあ……、と感心した。
資本論を読破する [ 鎌倉 孝夫 ]価格: 7700 円楽天で詳細を見る 『資本論を読破する』(鎌倉孝夫 佐藤優 文藝春秋)を読了した。やたら分厚い本で、驚いてしまう。本当に読めるのだろうか? と心配になるが、内容は思っているよりも平易だし、読みやすいと思う。文藝春秋が発行しているのは意外かもしれない。本体7000円+税は、やっぱり高いだろう。個人的には鎌倉孝夫先生が好きなので。『資本論』について勉強したい人はどうぞ。
現代用語の基礎知識 2024 [ 小泉 悠 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る 『現代用語の基礎知識2024』(編集・発行 自由国民社)を読了した。私は『現代用語の基礎知識』を毎年購入している。今年は購入しようかどうか迷っていたが、結局書店で購入した。個人的には、以前の分厚い『現代用語の基礎知識』のほうがよかったような気がする。値段は高くてもいいのだが……。「科学・医療」(209ページ)、「情報・社会」(242ページ)あたりは、よく読む。
【文庫版】ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論05 (扶桑社文庫) [ 小林よしのり ]価格: 935 円楽天で詳細を見る 『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論05Final』(小林よしのり 扶桑社文庫)を読了した。単行本は購入していたが、文庫になったので、改めて購入した。コンパクトになって、読みやすいのはよい。「第11章 製薬会社の闇1」(219ページ)、「第12章 製薬会社の闇2」(229ページ)は、読んで怖くなったが、納得した。まだ購入していないが、『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論総括編 コロナと敗戦/失敗の本質』(小林よしのり 扶桑社)も、機会があれば読んでみよう。
日没 (岩波現代文庫 文芸352) [ 桐野 夏生 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 『日没』(桐野夏生 岩波現代文庫 文芸352)を読了した。単行本は購入したが、文庫になったので購入した。この本はディストピア小説らしいが、いかにも岩波書店らしい、と観じてしまうのは私だけだろうか? 主人公はマッツ夢井という作家だが、療養所に収容されてしまう。それにしても「文化文芸倫理向上委員会」というのは、すごい名称だ。岩波現代文庫のラインナップにあるべき作品だろう。
同和のドン 上田藤兵衞 「人権」と「暴力」の戦後史 [ 伊藤 博敏 ]価格: 1980 円楽天で詳細を見る 『同和のドン 上田藤兵衛「人権」と「暴力」の戦後史』(伊藤博敏 講談社)を読了した。めちゃくちゃ面白い本なので、ぜひ読んでみてほしい。情報量も圧倒的だし、著者の取材力はすごい。上田藤兵衛は、部落解放同盟ではなく、自由同和会の人間だ。いわゆる「同和のドン」と呼ばれている。とはいえ、差別を解消しようとしているのは間違いなく、否定できないのではないか? もちろん同和利権の問題もある。同和問題について、嫌でも考えさせられてしまう。
ブラック支援 狙われるひきこもり (角川新書) [ 高橋 淳 ]価格: 1034 円楽天で詳細を見る 『ブラック支援 狙われるひきこもり』(高橋淳 角川新書)を読了した。「8050問題」は社会問題だが、やはり引き出し業者は利用しないほうが安全だ。あまりテレビ番組は、信用しないほうがいいのだろう。ひきこもり支援もビジネスなのだろう。ひきこもりは、かもとして狙われているのかもしれない。結局、資本主義社会ということなのか?
負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部 [ 山岸 忍 ]価格: 1870 円楽天で詳細を見る 『負けへんで! 東証一部上場企業社長 VS 地検特捜部』(山岸忍 文藝春秋)を読了した。やはり検察は恐ろしい。著者はプレサンスコーポレーションの創業者だが、そもそも東証一部上場の社長でないと、優秀な弁護団も結成できないし、地検特捜部に対抗できないだろう。一般人だと、免罪を晴らすことができないのではないか? この本を読むと、拘置所がつらいこともよく分かるだろう。当たり前だが、弁護士を信用することが大事だ。
被差別部落に生まれて 石川一雄が語る狭山事件 [ 黒川 みどり ]価格: 2750 円楽天で詳細を見る 『被差別部落に生まれて 石川一雄が語る狭山事件』(黒川みどり 岩波書店)を読了した。思わず3回も読んでしまった。私は狭山事件のことは、ほとんど知らなかった。マスコミは、表面的なことしか伝えていないと思う。石川一雄さん冤罪なのだが、32年も獄中生活を送ることになる。原因には部落差別があり、国家権力の恐ろしさを思い知らされる。抗うためには、やはり部落解放同盟、部落解放運動も必要なのだろう。著者の黒川みどりさんは、すごいと思う。
マルクスの名言力 パンチラインで読むマルクス入門 (犀の教室) [ 田上孝一 ]価格: 2090 円楽天で詳細を見る 『犀の教室 マルクスの名言力 パンチラインで読むマルクス入門』(田上孝一 晶文社)を読了した。マルクス入門として最適だろう。20節のマルクスの言葉が掲載されている。「9 哲学者たちは世界を様々に解釈してきただけだが、大切なのはそれを変えることである。『フォイエルバッハ・テーゼ』」(129ページ)は、あまりにも有名な言葉だが、やはり格好いい。『共産党宣言』、『資本論』、『経済学・哲学草稿』などの著作から、マルクスの名言が引用されており、解説されている。『99%のためのマルクス入門…
神の呪われた子 池袋ウエストゲートパークXIX [ 石田 衣良 ]価格: 1870 円楽天で詳細を見る 『池袋ウエストゲートパーク19 神の呪われた子』(石田衣良 文藝春秋)を読了した。「大塚ウヰスキーバブル」、「〈私生〉流出」、「フェイスタトゥーの男」、「神の呪われた子」が収録されている。表題作は、おそらく旧統一教会のいわゆる宗教2世の問題がモチーフなのだろう。相変わらず文体はスタイリッシュで、読みやすいのはよい。しかし単行本だと間が持たないので、コスパが悪いと感じてしまう。それでも石田衣良さんの作品で、「池袋ウエストゲートパーク」シリーズだけは、これからも読むのだろう。
「ひきこもり」の30年を振り返る (岩波ブックレット 1081) [ 石川 良子 ]価格: 792 円楽天で詳細を見る 『「ひきこもり」の30年を振り返る』岩波ブックレットNo.1081(石川良子・林恭子・齋藤環 岩波書店)を読了した。ひきこもりについてよくまとめてある。岩波ブックレットは薄いので、すぐに読めるだろう。個人的には、「第1章 「ひきこもり」の三〇年を振り返る」「1 「ひきこもり」史を振り返る 林恭子」(6ページ)が、マニアックでよかった。「不登校・「ひきこもり」の年表」も、30年を振り返ることができるので、役立つだろう。
私の夢はスイスで安楽死 [ くらんけ ]価格: 1540 円楽天で詳細を見る 『私の夢はスイスで安楽死 難病に侵された私が死に救いを求めた三十年』(くらんけ著 彩図社)を読了した。この本の著者・くらんけさんは、CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)だが、もし自分がくらんけさんだったら、どうするだろう? と、考えてしまう。個人的には、人間には死ぬ権利はあると思うし、安楽死は悪くないのではないか? 「父のことば」(172ページ)、「母のことば」(189ページ)は、涙なくしては読めないだろう。
甦る『資本論』 若者よ、マルクスを読もう 最終巻 [ 内田 樹 ]価格: 1980 円楽天で詳細を見る 「蘇る『資本論』 若者よ、マルクスを読もう 最終巻」(内田樹 石川康宏 かもがわ出版)を読了した。この本で、『若者よ、マルクスを読もう』は、最終巻だ。『若者よ、マルクスを読もう』(『若マル』)の1、2、3冊目と番外編も、読んでみようと思う。この本には、内田樹さんと石川康宏さんの往復書簡が収録されている。この本を読んで、『共産党宣言』、『資本論』などの本を、ぜひ読んでほしい。しかしマルクシアン、もしくはマルキストを名乗るのは、勇気がいる。
もっと悪い妻 [ 桐野 夏生 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る 『もっと悪い妻』(桐野夏生 文藝春秋)を読了した。この本には、「悪い妻」、「武蔵野線」、「みなしご」、「残念」、「オールドボーイズ」、「もっと悪い妻」、が収録されている。桐野さんのファンは、『OUT』、『柔らかな頬』などの、短編ではない作品が好きなのかもしれない。個人的には桐野さんの作品は、やはり長編が好きだ。ファンなら読んでみてもいいかもしれない。
六十一歳、免許をとって山暮らし [ 平野 恵理子 ]価格: 1870 円楽天で詳細を見る 『六十一歳、免許をとって山暮らし』(平野恵理子 亜紀書房)を読了した。『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(平野恵理子 亜紀書房)の続編だ。平野さんはイラストレーター、エッセイストであり、山暮らししている。とうとう自動車運転免許を取得したようだ。イラストも素敵だし、エッセイも面白い。山暮らしに憧れる人は、読んでみたらいいと思う。リアルな山の暮らしが分かるだろう。
フーコーの〈哲学〉 真理の政治史へ [ 市田 良彦 ]価格: 5940 円楽天で詳細を見る 『フーコーの〈哲学〉 真理の政治史へ』(市田良彦 岩波書店)を読了した。フーコーに興味があり、挑戦してみたが、あまりにも難しすぎる……。難解すぎて、ほとんど理解できなかった。ミシェル・フーコーは、やっぱり入門書から読まねばならないのかもしれない。とりあえず『ミシェル・フーコー ―自己から脱け出すための哲学―』(慎改康之 岩波新書)を、読んでみようと思う。
「寝た子」はネットで起こされる!? ネット人権侵害と部落差別 [ 川口 泰司 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る 『寝た子はネットで起こされる!? ネット人権侵害と部落差別』(川口泰司 公益社団法人福岡県人権研究所)を読了した。この本を読めば、部落差別の実態を知ることができるだろう。インターネット上の差別について、考えさせられるのではないか? 部落差別解消推進法ができたが、インタ-ネットによる人権侵害はひどいものがある。やっぱり信頼できる本を読むことが大事なのだろう。
ハマのドン 横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録 (集英社新書) [ 松原 文枝 ]価格: 1056 円楽天で詳細を見る 『ハマのドン 横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録』(松原文枝 集英社新書)を読了した。どうしても「ハマのドン」藤木幸夫さんに、魅せられてしまう。人格の陶冶など、死語かもしれないが、藤木さんには人間的魅力があるし、読書家でもある。なぜカジノ阻止にこだわるのか? 菅官房長官との闘いなど、興味がある人はぜひ一読してほしい。「第三章 藤木幸夫とは何者か?」(117ページ)が、個人的には興味深かった。私はテレビ朝日で放送された「テレメンタリー」、「民教協スペシャル」は、視聴しておらず、ぜひ…
真珠とダイヤモンド 下 [ 桐野 夏生 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る 『真珠とダイヤモンド 下』(桐野夏生 毎日新聞出版)を読了した。「第三章 ドリーム」(5ページ)、「第四章 フェイク」(141ページ)、「エピローグ」(274ページ)という構成だ。望月、佳那、須藤、山鼻、水矢子などの登場人物は、バブルの時代を生き、人生を狂わされてしまう。「それがよか。証券会社は男の世界ばい。女の出る幕はなかとよ」(11ページ)、という浅尾瞳の言葉が印象的だ。この作品は、テレビドラマに向いているかもしれない。最近の桐野夏生さんの作品の中では、抜群に面白かった。
『「人口減少」社会とマルクス経済学』(友寄英隆 新日本出版社)を読了した。マルクス経済学に興味があり、読んだが、人口減少にはあまり関心がない。しかしどう考えても、人口が減少していく日本の未来は、暗いだろう。人口減少するのも悪くないかもしれない、と思っていたが、もしかしたら資本主義が終わるのかも……。しかし社会主義国にはならないだろう。この本は著者の力作だが、個人的にはテーマに、あまり興味が湧かなかった。日本共産党の中央委員には、さすがに優れた人がいるのだなあ……、と感心した。
資本論を読破する [ 鎌倉 孝夫 ]価格: 7700 円楽天で詳細を見る 『資本論を読破する』(鎌倉孝夫 佐藤優 文藝春秋)を読了した。やたら分厚い本で、驚いてしまう。本当に読めるのだろうか? と心配になるが、内容は思っているよりも平易だし、読みやすいと思う。文藝春秋が発行しているのは意外かもしれない。本体7000円+税は、やっぱり高いだろう。個人的には鎌倉孝夫先生が好きなので。『資本論』について勉強したい人はどうぞ。
現代用語の基礎知識 2024 [ 小泉 悠 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る 『現代用語の基礎知識2024』(編集・発行 自由国民社)を読了した。私は『現代用語の基礎知識』を毎年購入している。今年は購入しようかどうか迷っていたが、結局書店で購入した。個人的には、以前の分厚い『現代用語の基礎知識』のほうがよかったような気がする。値段は高くてもいいのだが……。「科学・医療」(209ページ)、「情報・社会」(242ページ)あたりは、よく読む。