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  • 秋の雨に濡れつつ居れば・・・巻第8-1573

    訓読 >>> 秋の雨に濡(ぬ)れつつ居(を)ればいやしけど我妹(わぎも)が宿(やど)し思ほゆるかも 要旨 >>> 秋の雨に濡れて佇んでいると、粗末ながらも妻の住む家が思われてならない。 鑑賞 >>> 作者は大伴利上(おおとものとしかみ)とあるものの、他には見えず伝未詳。大伴村上(巻第8-1436~1437ほか)の誤りではないかともいわれます。「いやしけど」は、粗末だけれど、むさくるしいけれど。「かも」は詠嘆。遠くない旅先での歌ではないかとされます。 大伴村上は、宝亀2年に従五位下・肥後介となり、同3年従五位上で阿波守となった人。

  • 大伴坂上郎女の「神を祭る歌」・・・巻第3-379~380

    訓読 >>> 379ひさかたの 天(あま)の原より 生(あ)れ来(きた)る 神の命(みこと) 奥山の 賢木(さかき)の枝に 白香(しらか)付く 木綿(ゆふ)取り付けて 斎瓮(いはひへ)を 斎(いは)ひ堀りすゑ 竹玉(たかたま)を 繁(しじ)に貫(ぬ)き垂(た)れ 鹿(しし)じもの 膝(ひざ)折り伏して たわやめの 襲(おすひ)取りかけ かくだにも 我(わ)れは祈(こ)ひなむ 君に逢はじかも 380木綿(ゆふ)たたみ手に取り持ちてかくだにも我(わ)れは祈(こ)ひなむ君に逢はじかも 要旨 >>> 〈379〉高天原の神の御代から生まれ出た先祖の神よ。奥山から取ってきた賢木の枝に白香や木綿を取り付けて…

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