chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
tekedon638
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/02/27

arrow_drop_down
  • 仕末の良し悪し

    【仕末】端末を納まり良く処理し仕上げること。物事には始めがあり、終わりがある。工作物には、仕事の終末に必ず納まりの良し悪しがある。万事ことの終わりが不手際であっては、納まりが悪いということになり、仕事は不首尾に終わる。当県の前知事の県政は、不首尾に終わったということになるだろう。多年県政に尽力しても、仕末が雑だと、それ以前の治政までもが不出来に映るのは否めない。首尾よく仕上げるということは、万事に目配り気配りが効かなくてはいけない。政治というものは、それができるような傑出した人物にしか向かない仕事である。選挙という制度で選出されたことをもって、政治家に成れたなどと思う軽率な輩は、早晩無能の馬脚を露わすだろう。しかし、それを糾弾しても始まらない。私たちは、民主主義というものが、極めて大きな無駄を伴う制度であ...仕末の良し悪し

  • 隔世の感

    海外からの旅行客にインタビューするYouTube動画を視聴していると、いかに社交辞令とはいえ褒め言葉ばかりで、現地人としては面映ゆく、時には身が竦む思いがする。曰く「礼儀正しい」「治安が良い」「親切で温かい」「社会が好ましくオルガナイズされている」「都市にゴミが見当たらず清潔」「公共交通機関が整備され運行が正確」「食べ物が安くて美味しい」「公共のトイレが清潔で無料なのは驚き」等々、私たちには耳障りの好い賛辞ずくめである。視聴者には、欣快この上ないコメントの数々・・・何事も初心のうちは素敵に見えるもので嬉しい評価と思えるが、有頂天になるわけにはいかない。観光客も追々事情に通じて来ると、色が褪せて見えて来るのが普通だから、ある程度リピートしている訪日客にインタビューしてみないと、的確な意見は聴けないだろう。私...隔世の感

  • 木曽奈良井の団子

    先月の始め頃、市内唯一のデパートで、信州、飛騨の旨いもの市が催された。出店業者の中に、信州木曽奈良井宿の団子店があった。団子好きの老生は、街へ出た折に買い求めようと念頭に置いていた。ところがその時わが家は第二次断捨離作戦の真っ最中、慣れない作業に忙殺され、気がついたらその催事は終わっていた。あれほど残念だったことは滅多にない。団子店のHPで確かめると、次の当地での出店は5月22日からとあった。そして待ちに待った昨日、団子購入の目的だけで、催事場のある百貨店に出向き、みたらし・しょうゆ・磯辺の3種各10本、計30本を購入した。一人で食べるわけではなく、6人の家族だから、さしたる量ではない。味は、米粉の質といい、焼き加減、タレといい,申し分ない味だった。老生は団子にはうるさいのである。木曽の奈良井宿(長野県塩...木曽奈良井の団子

  • 騎射三物(きしゃみつもの)

    風薫る5月、各地神社の流鏑馬神事が催行される季節になった。ユーチューブに映像が多数投稿されている。海外でも流鏑馬の人気は高いそうだ。鎌倉時代には武士の武芸として、流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさがけ)・犬追物(いぬおうもの)が騎射三物(きしゃみつもの)と呼ばれ、奨励されていたという。因みに北条時宗は、笠懸の名手であったらしい。これらの神事は、平安時代以前からあったものとは思われない。1274年〜1281年の元寇(文永・弘安の役)では、北条時宗率いる鎌倉幕府軍が、異民族の元軍と初めて干戈を交え、手痛い損害を被った。私は渡海攻撃して来た元軍の本隊に、モンゴル騎兵が馬(馬体が小柄)と共に乗船していて、上陸作戦に参加、九州御家人から成る防衛軍を、彼ら得意の疾走騎射で苦しめたと推測している。時宗が戦後、殊の外わ疾走騎...騎射三物(きしゃみつもの)

  • マタデ(ヤナギタデ)

    水鉢の真蓼(マタデ)が繁って来た。タデ科の一年草。この草は鮎と親密な関係にある。鮎の友釣りは成魚が縄張りをつくる7月が盛期、県内での解禁は6月の川が多い。太公望たちは、竿を撫して解禁日を待っていることだろう。真蓼(別名ヤナギタデ)は、鮎漁の盛期と同じ頃に河原に繁茂し、鮎の塩焼きの調味料、蓼酢の材料となる。タデ科植物の中で、辛味があるのはこの種だけらしい。私たちが路傍でよく見かけるイヌタデ(アカノマンマ)の仲間である。残念ながら、この年齢になるまで、ヤナギタデの自生を見る機会に恵まれなかった。仕方ないので、種苗店で数年前に購入した苗が毎年種を落とし、今では地内の随所に生える。鮎と真蓼との関係は、歴史的に相当古い時代の生活から生まれたもので、有史以前に遡るのでないかと思われる。青銅器時代の遺跡から、真蓼が見つ...マタデ(ヤナギタデ)

  • 勘違い

    私たちの社会は多数決で成り立っている。正しいかどうかよりも、多数の承認・合意をもって事は進められる。少数意見は多数派の意見が採択されると、人々の記憶から薄れ消滅するしかない。少数意見は、多数の決定が誤っていた時に、修正する重要な手がかりとなるのだが・・・これは、私たちの多数決が、民主主義のそれと似て非なるものであることを証明するものである。少数意見の尊重の有無が、民主的多数決原理を意味あるものにしているのだが・・・私たちの社会の多数決は、間違ったことでも多数の合意さえあればブレーキが効かず実行され、不具合が修正されることが少ない。少数意見は放擲され消失するから、修正の手がかりは絶えてしまう。日本の社会で根回し(多数派工作)が重要視され横行する理由は、多数で押し切れば勝ちで、後はどうとでもなるという考え方に...勘違い

  • 葬祭音痴

    私は若い頃から、社交生活の中で、葬祭儀礼への参列が最も苦手だった。御霊前に額づく心や哀悼の意いは人並みにあると思うが、儀礼の作法や所作が日常生活には無いものなので、どうしても馴染めなかった。世慣れた人なら、何の差し障りもなく済ませている葬祭儀礼が何か不自然で、自分らしくない振る舞いが気になっていけない。対する冠婚儀礼となると、これは目出度いことなので、常日頃の自分と変わらぬ態様で臨むことが出来るのでずっと心易い。遺族が悲嘆に暮れ、故人の友人・知己が哀切の思いに沈んでいる葬祭の場は、日常には決して無い独特の特異な空間である。其処は、宗教(多くは仏教)というより宗教由来の習俗が支配する葬送儀式の場である。故人と無関係の、一種異様な儀礼に戸惑うことが多い。この儀礼は人生で何回累ね繰り返しても身に馴染まない。儀礼...葬祭音痴

  • 回復

    4月26日の記事「背馳の輻輳」でご報告した左脚インナーマッスルの肉離れ(らしき負傷)、当初は痛くて歩行するのも困難だった。患部と原因を特定し、ひたすらリハビリに励んでいたが、1日ごとに薄紙を剥がすように痛みが軽くなり、ひと月近く経った今日は全く痛みもなく、快適な散歩を楽しめた。ヘルスケアのデータを見たら、歩行速度・歩幅・歩行非対称性・歩行両脚支持時間などの数値が負傷前より好くなっていた。痛い間は気分が落ち込んで、植物への関心も栽培への意欲も衰えていたが、今日はマツヨイグサが咲いていているのを楽しむことができた。こうなると、周囲の景観にも目が行くようになる。【マツヨイグサ】佐鳴湖に向かう川沿いの道水鏡が鮮明なのは、風がない証で、こんな日は、年に幾度もない。今日は「浜松凧揚げ祭り」の最終日、日中には会場の中田...回復

  • 初夏の花

    【ヒルザキツキミソウ】ピンクと白のグラデーションが美しい花だが、なぜか花壇では増えない。コンクリートの割れ目なようなところで増える。【アヤメ】花芽が葉に隠れている時にいつも踏みつけて叱られるアヤメ。今年は注意していたので、無事に花が咲いた。櫛形山のアヤメ草原の光景は忘れられない。【シラン】【カナメモチ】拡大してみると、5弁の白い花は清楚で美しい。垣根に用いられる成長が早い木なので、毎春剪定され、通常住宅地で花を見ることは寡ない。【ヤマボウシ】箱根のヤマボウシの純林の上を通るロープウェイから、咲き競うヤマボウシの花を見た時には、声を失った。この花は真上を向く性質があるようだ。初夏の花

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、tekedon638さんをフォローしませんか?

ハンドル名
tekedon638さん
ブログタイトル
道々の枝折
フォロー
道々の枝折

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用