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2022/02/27

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  • 類は友を呼ぶ?

    「類は友を呼ぶ」という言葉を聞くが、本当だろうか?人は同類の中から友を選ぶものだろうか?似た者同士が寄ると、比較的早く親しくなれるのは、実際に体験しているものだが、友達になるかどうかというと疑問である。人は自分と異質の者に興味をもつものであることも無視できない。私はどちらかと言えば同調性に缺け、自分と性質が似た人とは友人関係にならなかった。大勢のなかで、同類を見つけたことは嬉しいが、必ずしも友になりたいと願うことはなかった。同類性・同調性を重視し合う集団には、同調圧力というものが存在する。異類・異質を評価し合う集団には、そのような圧力は生じにくい。人の魂が相寄る為には、同質か異質かを問わない。それとは別の次元に、互いの魂が惹かれ合うものがあるのだろう。其処から芽生えた友情が、真物の友人関係を築かせるのでは...類は友を呼ぶ?

  • 新聞離れ

    長年購読していた新聞一紙を、来月から止めることにした。紙面の構成と報道の内容が、読者として忍耐の限界を超えたからである。私の購読していた新聞は、いつの間にか、地域の様々なイベント情報やどうでもよい埋草記事と、大手企業の全面広告とで紙面が構成される惨憺たる有様になっていた。新聞には物心ついた時からお世話になって来た。公的で信頼できるマスメディアとしての地位は確固としていた(と思っていた)。社会生活を営む上で必須の情報源だった。小学生の時から、漢字や熟語を覚えるのは専ら新聞記事からだった。新聞を読むのは日常生活に欠かせない習慣だった。できることなら購読を止めたたくなかったが、不快に堪えてまで読みたいとは思わない。今や新聞には、庶民がかつて託していた自主性・公平性や権力監視機能など、昔日の面影がない。新聞がポー...新聞離れ

  • 東海道新居(荒井)宿

    浜名湖の西岸、湖西市新居町を訪ねた。湖西市は静岡県の西端、遠州灘に面する浜名湖畔の都市である。浜松から電車で4つ目、JR新居駅で降りた。「浜名湖」はもともと淡水湖だったが、室町時代の1498年「明応の大地震」で湖岸が切れ、外海と通じる汽水湖になったという。歴史的に再々大地震と大津波に遭っている土地。切れ目を「今切れ」と呼び、江戸時代に橋はなく、東岸の舞坂と新居の交通は渡船に依っていた。徳川家康はこの地に関所を置いた。以後江戸時代を通じ、箱根と並ぶ東海道の重要な関所だった。新居には度々車で来ているので関所見学はパス、「紀伊国屋」という旧旅籠を見学する。この旅籠は、主人が紀州の出だったことから、紀州藩の定宿であったらしい。参勤交代の大名と家臣は関所に隣接する本陣に、町人身分のお供の人たちが宿泊したのだろう。当...東海道新居(荒井)宿

  • ブナ林の衰頽

    今年は熊との遭遇被害が例年より多いらしい。過去最高になるのだろうか?気温の影響か?冷温帯落葉樹林の主要樹ブナの結実が今年は激減したようだ。主餌料が山に無くては、熊が人里に出没するのは避けられない。熊に遭遇すれば人が傷害されるし、果実など農作物の被害は拡大する一方だろう。だからといって殺害駆除は許されない。動物との共生あっての人間生活である。ブナは本州では標高800〜1500mの冷涼を好む木だから、異常高温には弱い。地球温暖化の影響を、最も早くから強く受けている樹木の筆頭だろう。その結果として、ブナの結実不良が始まっているのではないか?14年前に、たまたま山歩きで訪れた北遠旧龍山村(現浜松市天竜区龍山)で、既に衰頽が始まっていた小規模な人工のブナ林を目撃し「近場のブナ-道々の枝折」として投稿した。暖地に珍し...ブナ林の衰頽

  • 万葉の森公園7

    浜松万葉の森公園で、万葉時代の食を味わう会があり参加した。真菰(マコモ)料理が賞味できると聞き、迷うことなく1ヶ月前に申し込んでいた。かつて一回だけ食べたことのあるマコモ(マコモダケ)の味が、忘れられなかったのである。食事の前に、秋色深い園内を巡った。三方原台地のこの辺りは、天然のままでは酸性土壌。ススキの生育には適しているのだろう。穂が伸びて2mを超えている。ススキの株下にツリガネニンジンが咲いていた。数年ぶりに見たので、嬉しかった。かつては、佐鳴湖周りの雑木林の至る所で見かけた花だが、年ごとに数を減らし、散歩中に見い出すことが少なくなっている。同じくススキの株下に、ナンバンギセルが咲いているのを、妻が見つけた。高校理科クラブで植物好きだから目ざとい。それに較べて強度の近眼・乱視で老眼の私は、いつも後れ...万葉の森公園7

  • 日本人のルーツ

    日本人は、ルーツ探しが好きである。老生も中学生の頃から関心があった。不謹慎にも同級生の顔の特徴の多様なことに興味をそそられたのである。◯◯は北方系、◇◇は南方系などと言って戯れ合っていた。今ならハラスメントにされてしまうだろう。専門家は、エビデンスに基づいて推論を進めるのが仕事だから、長い時間が掛かる。人類学や遺伝学、考古学に無知な素人は、現実の人間を任意に観察することで想像(妄想?)という裏技を駆使して推測する。老生は絵を描くことが好きだったせいか、景観や人物の顔のディテールに関心が向かう悪い癖がある。記憶に留めたい欲求の露われかと思うが、人様の顔貌をしげしげと観察するのはマナーとして落第である。観察によって、その人の顔立ちとよく似た人びとが高い密度で暮らす国や地域を特定し、過去にその地の人々が本邦に渡...日本人のルーツ

  • フラワーパーク11

    秋晴れのフラワーパークへ行った。綺麗な形のシンボルツリー。クリスマスには電飾の飾り付けがあるのだろうか?季節柄ウェルカムガーデンに直植えの花は少なく、プランター栽培の花で飾られていた。アメジストセージ肥満したミツバチ?かと思ったら、ナミハナアブというらしい。花はアゲラタムとか。ナガコガネグモがネットを張っていた。私はクモが大嫌いだが、この派手な柄のクモは、見続けることができた。白いスイレンが咲いていた。ソメイヨシノの大木。狂い咲きのサクラ。このサクラの名前は「浜名湖手毬」とのこと。花が手毬に似ている新種だろうか?今日は好天に恵まれたので、園内バスに乗客の姿は少ない。今日見たかったのは、このコスモス。最近はキバナコスモスが繁衍し、市街地でコスモスに出会わなかった。こどもの頃から見慣れたコスモスを見ないでは、...フラワーパーク11

  • ススキの穂

    栽培している鷹の羽ススキ(ヤハズススキ)が、沢山の穂を着けている。鉢植えして5年、当初の2年は、株に寄生していたナンバンギセルの駆逐に悩まされた。ナンバンギセルは退治できたものの、その後、穂がいっこうに出なかった。茎は伸びたものの、穂のないススキはお月様に供える価値がない。毎年のお月見が今ひとつ盛り上がらなかった。野生のススキにヒントを求め、たぶん、ススキは多肥を嫌う性質だろうと考えた。それまで、朝顔と共に施していた肥料を、今年は止めてみた。その効果だろうか?今秋漸く穂を見ることができた。今年の中秋の名月は、お供物もススキの穂も揃い、完璧なお月見を楽しむことができた。何故にこうまで月見にこだわるかというと、縄文の風習を今に留めるものと信じているからで、それを決定しているのが、供え物のクリとススキである。団...ススキの穂

  • 献酬

    お酒をやめて、献酬という行為を一切しなくなってみると、これはユニークで好ましい飲酒の習慣だったと、つくづく懐かしく思う。毎月の呑み会でも、ノンアルコールビールでの乾杯だけでは虚しい。私たち日本人には、気心の知れた飲み手同士が互いに酒を酌み交わす、献酬という佳い習慣がある。これは日本酒を飲む時の習慣なので、洋酒を飲む機会が増えた昨今では、この行為は減っていると思う。しかし日本酒がある限り、この世界に誇る淳風美俗はなくならないと思う。日本酒が海外に広まれば、外国人がこの風習を取り入れるだろう。これほど親愛感の籠った酒の飲み方は、他の国には見受けられないものではないか?と思う。もっとも、酒が飲めない人とか、若い女性たちからは、歓迎されない忌むべき習慣だったかもしれない。胸襟を開き合える上戸同士にのみに尊重される...献酬

  • エリート教育の立ち後れ

    明治になって近代化し、西欧の学術を急ぎ摂り入れる必要に迫られた日本は、学問・芸術・政治・行政などの各分野での知識や技術に精通したエキスパートが必要だった。その需要を満たしたのは「お雇い学者」と呼ばれた欧米人学者・技術者たちだった。しかし、大学制度が国内に整って以降は、2・3年で契約任期が終了する欧米人のお雇い学者では、教授陣を構成し維持するのが困難、日本人学者の充実を望む声が高くなった。そこで、自前の教授陣の卵を養成するために、明治8年(1875年)から西欧に「官費留学生」を送り出す事業が始まった。国家(文部省)が、東京帝国大学卒業生の中から、学業・品行・志操・身体が優秀な若者を選抜し、5年間、国費で海外留学させる制度。この制度は昭和5年(1940年)まで65年間続き、3000名の官費留学生を輩出した。官...エリート教育の立ち後れ

  • ノーブルの条件

    インスタグラムで、百獣の王ライオンをごく近いところから撮った映像を観ていたら、ネコ科の仲間の中では比較的「額が高く、鼻梁が太く長い」特徴を掴むことができた。ライオンの牡を王に見せているのは、たてがみもさることながら、このノーブルな容貌によるところが大きいと感じた。同じネコ科のトラやヒョウとの違いが歴然としている。ライオンの額から鼻先までが比較的秀でているのは、口吻が長いというより、肉食獣に特有の、上下の顎が大きく頑丈で長いことに由ると思う。それがたてがみと相まって、ライオンを百獣の王の座に着かせているかと思った。また、トラやヒョウなどと較べ、体色が地味であることも、人間の目には品佳く見える。この地球上で、派手なものに品の佳い物はひとつもない。ベットの犬は、交雑に人為が加わっているので、実に多様な種類がいる...ノーブルの条件

  • 批評と批判

    批評は私たちにとって、大切な文化活動である。人が何らかの活動をすれば必ず他の誰かの批評を招き、他の人の活動に触れれば、心中に批評が生まれる。批評が生まれないのは、その活動に関心が無いか、心の眼が、閉じていたのであろう。批評をすることは、その人のモノゴトを観る眼・見方・考え方を明らかにするものであり、アイデンティティを示すものである。従って、批評することは、批評される側と同様自らを顕らかにすることである。意識して批評を控える生き方は、世過ぎ身過ぎとしては無難だろうが、人間性には逆らうものであろう。旗幟を明らかにしないで生きることは、自身を封じ籠めることにほかならない。個人として、ものごとの価値を検討しないでは措かない心のはたらきを批評精神と謂う。慥かな価値観のあるところから発した批評は説得力をもつ。今日、人...批評と批判

  • クジャクソウ

    過日の墓参りのとき、偶々店で見つけた紫の花。秋の野山でよく見かける、好きなノコンギクに似ていた。花数が多く賑やかな感じが好ましいので、これをお墓に供えた。グーグルレンズで調べたら、クジャクソウというらしい。アスターの仲間でキク科だそうだ。別名クジャクアスターとも呼ぶとか。花瓶に活け、卓上に置いててみたら、花保ちが頗る好い。それで仏花として重宝されているのだろう。秋の彼岸には、もっぱらこの花を供えることにしよう。クジャクソウ

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