【読書】グリム童話『まっしろ白鳥』
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その48 『まっしろ白鳥〈KHM46〉』 あらすじ(要約) 昔、魔法つかいがいました。貧乏人の姿で方々の家の戸口で物乞いをしては美しい女の子を捕まえていました。その女の子たちは二度と人目に触れないので、どこへ連れていくのか誰もわからないのです。 ある日、魔法つかいは美しい三人の娘がいる家に現れました。体の弱ったかわいそうな乞食のようにみせて、施しをもらった物を入れでもするような籠を背負っていました。 魔法つかいは、食べ物をいただきたいと言い、一番上の娘がパンを一つ渡そうとし、魔法つかいが娘に触れると、娘は籠の中に跳びこみました。 娘が籠の中へ入ると、魔法つか…
2025/04/30 10:09