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  • 1778. わたしのお母さん

    引用元:watahaha-movie.jp 女手一つで三人の子供を育てた母・寛子(石田えり) 夫を早くに病で失くしてしまうも、持ち前の明るさで何とか乗り切ってきた 長女の夕子(井上真央)と長男の勝(笠松将)は既に結婚し、今は長男夫婦とその孫娘と四人で暮らしていた ある日、長男は仕事に出掛け、嫁もレンタルDVDを返却しに外出している間、母は天ぷら油を火にかけたままうっかり放置し、ボヤを起こす 幸いにも火事にはならず、孫娘も無事ではあったものの、居辛くなった母を長女夫婦が引き取ることに 夫の信次(橋本一郎)も協力的で、苦手だった母とも楽しく過ごせるかもしれないと思う夕子だったが、幼い頃と同じように…

  • 1777. イン・ザ・スープ

    引用元:UNEXT ジム・ジャームッシュが友情出演しているけれど、ポスターのロゴはヴィム・ヴェンダースに近い印象 ニューヨークの安アパートに住むアルドルフォ(スティーブ・ブシェーミ)は、貧しい暮らしと戦いながら映画製作に情熱を燃やす青年 彼は隣に住む美人ウェイトレス、アンジェリカ(ジェニファー・ビールス)に秘かに恋心を抱いている プロデューサー(ジム・ジャームッシュ)の仕事を生活のために引き受けるも、大した金にはならずいよいよ行き詰り、自作の脚本を泣く泣く売りに出してしまう そんなある日、ジョー(シーモア・カッセル)と名乗る男が突然訪れ、脚本を千ドルで買ってくれ、資金の援助まですると言う 本作…

  • 1776. おくびょう鳥が歌うほうへ

    引用元:outrun2026.com cinemakingさんにオススメされて鑑賞 大学院で生物学を学んでいた29歳のロナ(シアーシャ・ローナン) お酒が大好き、という程度を遥かに超え、飲むと必ず痛飲しては騒ぎ、暴れ、最終的には周囲への暴言と暴力で、気が付けば翌朝ベッドの上でアザだらけの身体を見て後悔するのを繰り返していた 当然の結果として、学生としての身分も、献身的にサポートしてくれていた恋人も失い、ロナはスコットランドの島に帰ってくる 故郷の野鳥保護団体で働きながら、アルコール依存症の治療施設に入所して90日間のリハビリプログラムの中で断酒生活を始める 大切な人たちから信用してもらえない悲…

  • 1775. ヘロイン X ヒロイン

    引用元:NETFLIX 原作は「Heroin(e)」 eが付くとヒロインで、付かないとヘロイン 第90回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた本作では、オーバードーズ(薬物の過剰摂取)による死亡率が全米平均の10倍というウェストバージニア州ハンティントンで闘う3人のヒロインが登場する 消防士兼看護師のジャン・レイダーは、オーバードーズの通報に緊急車両で駆け付け、状況次第ではその場で看護することも可能な二刀流のジャンはハンティントン消防署の副所長から所長に昇進する キャンベル郡判事のパトリシア・ケラーは、薬物に特化した裁判所判事で、薬物と手を切ることができないでいる受刑者たちに…

  • 1774. 浅草キッド

    引用元:eiga.com 海外でも評価の高いビートたけしの監督作品ながら、暴力シーンへの依存度が高そうなところに興味が持てず、今のところ観ていない そんな理由で本作にも無反応でいたところ、周囲から薦められ(又、本人の監督作品でもないので)観てみた たけしの師匠である深見千三郎の下で修業をした時代から、浅草を離れテレビで売れ始めるまでを綴った同名自伝が原作 昭和40年代の浅草 大学(工学部)に入るも中退し、浅草のストリップ劇場「フランス座」でエレベーターボーイをしていた北野タケシ(柳楽優弥)は、深見千三郎(大泉洋)のコントにほれ込んで弟子入りを志願する 最初はタップダンスに始まり、劇場で進行を務…

  • 1773. 秋が来るとき

    引用元:eiga.com 自然豊かで静かなブルゴーニュの田舎でひとり暮らしている80歳のミシェル(エレーヌ・バンサン) 孫のルカ(ガーラン・エルロス)に会うことを楽しみに、家庭菜園で採れた野菜で料理やデザートを作り、親友のマリー=クロード(ジョジアーヌ・バラスコ)と森を散歩するミシェル 休暇を利用してパートナーの車でやって来た娘のヴァレリー(リュディビーヌ・サニエ)とルカだったが、ヴァレリーはいつも以上に不機嫌で、それを隠そうともしない しかも最悪なことに、ミシェルとルカが散歩に出ている間に、ヴァレリーは(ミシェルが振舞った)キノコで食中毒になってしまう 親に対してあり得ないくらいに失礼な態度…

  • 1772. イミディエイト・ファミリー

    主に70年代から80年代にかけて、アメリカのウエストコースト・サウンドを支えたギタリスト、ダニー・コーチマー 彼をはじめ、数名の腕利きスタジオ・ミュージシャンをとりあげたドキュメンタリー映画 思わず興行収入を心配してしまうニッチな作品ながらも、劇場公開の機会を逃すと後で配信もされないかもと心配したのか、或いは折角なら劇場の音質で観たいと思ったのか、初日のkino cinema横浜みなとみらいには(少なくとも)10名以上の奇特な観客がいた ダニー・コーチマーは、クレジットにその名前があるだけでアルバムのクウォリティを信用してしまう、数少ないミュージシャンのひとり ワディ・ワクテル(ギター)、リー…

  • 1771. Michael マイケル

    1980年代、高校生で洋楽を聴き始めた時には、ミュージックビデオ全盛期とあって、よく聴いた(見た) その中のひとりがマイケル・ジャクソンで、特にアルバムのほとんどすべての曲がシングルカットされ、しかも大ヒットした「スリラー」は嫌が応にも聴かない日はなかった とはいえ洋楽ヒットチャートに入る曲と同時進行で、60-70年代の音楽を聴き始めたこともあって、マイケル・ジャクソンの音楽に深く入り込むことはなく、ソウルやブルース、ファンク等のブラックミュージックの系譜から外れた大衆向けポップスだと冷ややかに見ていた それから40年近くが経ち、偏狭だった自分の音楽的なキャパシティも少しは拡がったせいか、マイ…

  • 1770. 海辺の一日

    前回、「次回は、リアルタイムだったのに追体験したスターの映画をご紹介」と書きましたが、念願だったエドワード・ヤンの長編監督デビュー作をBunkamura渋谷宮下にて鑑賞したので、変更します 日本初の一般劇場公開、4Kレストア 午前中の上映だからか観客もまばらで、快適な空間で最高の映画だった 台北の小さな開業医の娘、佳莉(シルビア・チャン)は、父親が家長として絶対的な権力を持つ伝統的な価値観のもとで育つ 医師になるべく育てられた従順な兄・佳森(ミンシ・アン・ツォー)には、蔚青(フー・インモン)という彼女が居たにもかかわらず、父が望む相手との結婚を受け入れたことにショックを受ける その後自分の結婚…

  • 1769. 赤ちゃん教育

    引用元:cinematoday.jp 久しぶりに1930年代の洋画を 邦題はそのまま「Bringing Up Baby」 何年もかけて恐竜の骨を集めている、古生物学者のデビッド(ケイリー・グラント) あまりに研究に熱心で、アシスタントのアリス(ヴァージニア・ウォーカー)と「研究の邪魔にならない前提で」結婚を明日に控えていた そんな多忙の中、務めている博物館に百万ドルもの寄付をしてくれるというランダム夫人の弁護士と接待ゴルフをしていたところ、デビッドのボールを間違って打ったスーザン(キャサリーン・ヘプバーン)に振り回されてしまう 監督のハワード・ホークスに登場する、機知とカリスマを持った強気な物…

  • 1768. 菊花の香り 世界でいちばん愛されたひと

    引用元:unext 大学生活を始めたばかりのイナ(パク・ヘイル) 地下鉄の車内で妊婦に席を譲ろうとしない男性に喰ってかかる若い女性ヒジェ(チャン・ジニョン)に驚いたイナだったが、降車後の彼女から菊の香りがしたこともあって強く惹かれてしまう 大学で、半ば強引に勧誘されてしまった歴史研究会に参加してみると、そこに会長を務めていたはヒジェだった 当初はなかなか話す機会もなかったが、イナが夏合宿の集合時間に遅れてしまい、それをヒジェがひとり港で待っていてくれたことがきっかけで親しくなる 思い切って告白するイナだったが、恋人のいるヒジェは相手にすることも無く、卒業後はデザイナーとして活躍し、恋人と婚約し…

  • 1767. ファミリア

    引用元:eplus.jp 2020年6月6日に始めた当ブログ コロナをきっかけにスタートした割には、通常の生活に戻ってからもよく続いた これを機にペースダウンし、今後は不定期更新で続けていきたいと思います 役所広司主演のヒューマンドラマ しかも最近の作品だというのに、作品自体を知らなかった 愛知県の山里にひとりで住んでいる陶器職人の神谷誠治(役所広司) 陶芸に夢中で苦労させてきた妻は既に亡くなってしまい、一人息子の学(吉沢亮)はアルジェリアに海外赴任している その自慢の息子が久しぶりに帰ってくる、しかも現地で知り合った婚約者を連れて、という突然の出来事に、思わず浮足立ってしまう誠治 キャリアを…

  • 1766. ミッシング

    引用元:filmarks.com 久しぶりに大好きなカトウシンスケ出演作品を 今回は、幼い娘が行方不明になった夫婦(青木崇高と石原さとみ)の苦悩を描いた作品で、事件のカギを握る妻の弟(森優作)の職場の先輩役 しかも、弟がうしろめたさから大きな隠し事をしてしまう原因にもなっているという、実に彼らしい、「脇役のダメ人間ながら、ストーリーに大きく影響する大事な役どころ」 事件を炎上させるネット民や、その原因となるマスコミの存在も鬱陶しいけれど、何といっても弟と先輩のクズっぷりがストーリーに色を添える存在だった メインの夫婦については、深刻な場面の連続で一定のテンションが求められる役という状況が功を奏…

  • 1765. ラスト・クリーク

    引用元:lemino 大学生のソーヤ(ハーマイオニー・コーフィールド)は、感謝祭の休暇も実家に戻らないつもりで就職活動にいそしんでいた 希望する企業の最終面接を受けるため、車でワシントンDCに向かう ところが、連休を家族と過ごそうとする人たちの移動でハイウェイは渋滞 仕方なくソーヤは、スマホのナビを頼りに山の中の抜け道を使うことにする アメリカの田舎道、特に山の中だと外灯などあるはずもなく、日が落ちると完全な闇になる 唯一の頼りのヘッドライトが照らすのも闇でしかなく、(知らない土地であれば)尚更怖い というシチュエーション・スリラーとしても楽しめたけれど、いわゆるアパラチアのプアホワイトの闇と…

  • 1764. オール・ザ・キングス・メン

    引用元:amazon.co.jp 昨今、何かと値上げブームではあるけれど、ついに映画にもその波が押し寄せてきた 来月(7月1日)からTOHOシネマズで一部値上げ、一般料金は200円アップの予定とか 日本は企業努力で原価上昇を吸収して、価格上昇を敬遠し過ぎる傾向があり、結果として給与に悪影響しているので値上げには賛成だけど、映画に関しては複雑なところ その理由は、単価アップが(中長期的な)トータルの売上に寄与するとは考えにくいから 7月からも劇場には行くけれど、その頻度は減ってしまいそう どうしても劇場で観たい作品は値段にこだわらないけれど、「たまにはこんな作品も」とか「ちょうど時間が空いたから…

  • 1763. 真夜中のカーボーイ

    引用元:amazon.co.jp 邦題は「真夜中のカーボーイ」 カウボーイではなくカーボーイなのは、都会的な雰囲気を出すためにカー(Car 都会の象徴である車)という、当時の映画会社宣伝部長・水野晴郎によるアイディア あまり賛成できない、むしろ越権行為ではないのか、とさえ感じられる 笑 1969年のアメリカ映画 テキサスの片田舎からニューヨークへやって来た青年ジョー(ジョン・ヴォイト) カウボーイの格好はしているけれど、テキサスでは飲食店で皿洗いをしていた 何のアテも無いまま、都会の女性から金を貢がせて成り上がろうと考えていたジョーだったが、最初の客から上手に言い負かされた挙句20ドルも巻き上…

  • 1762. ペリリュー

    久しぶりに目黒シネマにて 戦争漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」をもとにしたアニメーション映画 太平洋戦争末期、激戦が繰り広げられたペリリュー島 戦況は苦しくなる一方で、米軍の猛攻が始まり日本軍は追い詰められていく そんな中、戦闘隊員としてはどうにも頼りない漫画家志望の田丸均は、その才能を活かすべく、戦死した仲間の最期を書き記す「功績係」に任命される 究極の空腹に、不衛生な環境から起こる伝染病、そして何よりも死への恐怖 そうした極限状態に追い込まれていく中で、21歳の田丸青年は、自分が今どこにいて何をしているのか、そこに何の意味があるのかも分からないまま、時にはほんの些細なトラブルで命を落とし…

  • 1761. 霧のごとく

    戒厳令の続く1950年代の台湾 台北から遠く離れた田舎の嘉義で暮らしている少女阿月(ケイトリン・ファン) 政府組織から逃れるため、サトウキビ畑に身を潜めている大好きな兄に、食事や必要な物資を届けていた ある日、そこにも追及が入り、ついに兄は捕らえられてしまう しばらくして兄が台北で処刑されたことを知らせる通知が届き、その遺体を引き取るためには(嘉義では一家が一年間食べていけるほど)高額な費用が掛かることを知る 阿月は迷うことなく、夜更けに僅かな現金と兄の形見の時計を持ち、ひとりで台北へ向かう ところが、台北に着いてもどうしていいのか分からず、途方に暮れていたところを怪しい男に騙され、危うく遊郭…

  • 1760. 僕の大事なコレクション

    引用元:cinematoday.jp 今ではすっかり配信(Apple Music)の範囲内で音楽を楽しむようになってしまったけれど、以前は自分にコレクター気質があるな、と思っていた 所有するCDが 2,000枚を超え、古いLPや記念盤のボックスセットなども含めて、狭い部屋を圧迫するまでになっていた しかしこの程度ではコレクターとは呼べないらしく、 ・シリーズものは揃えないと気が済まない ・同じアルバムでもジャケ違い、生産国違いなども欲しくなる ・保管用に同じアルバムを複数購入する などの習性があり、他の人から羨ましがられることを重視するようになると、いよいよ危ないらしい 笑 本作に登場する、ア…

  • 1759. 蜘蛛女

    引用元:amazon.co.jp まるで怪談映画のような邦題のせいで、ずっと後回しになっていた作品 原題は「ROMEO is BLEEDING」(トム・ウェイツの曲名が由来) ロメオ(色男)ことジャック(ゲイリー・オールドマン)は、冴えない巡査部長ではあったが、その裏でマフィアに内部情報を流して賄賂を受け取っていた 美しい妻ナタリー(アナベラ・シオラ)と眺めの良い庭付きの家、そして若い愛人シェリーまで囲っていた ところが、ある日任務で殺し屋のロシア系の美女モナ(レナ・オリン)を護送することになり、好奇心から車内で話しかけてしまったことから、ジャックの運命は大きく変わってしまう マフィアのドンで…

  • 1758. 分離の予感

    引用元:natalie.mu 東京学生映画祭の入選作品 映画のオーディション会場 二名の審査員の前には、俳優を目指している若葉 ペアでオーディションを受ける予定の黒川が来るのを待っている 仕方なく審査員のひとりが、相手役を務める形で若葉のオーディションを始めるも、ほどなくして黒川がやってくる 仕切り直しで、予定通りに若葉と黒川による「結婚を目前に控えたカップル」としての演技が始まるも、その後監督からのリクエストで「再会したカップル」を即興で演じることになる 如何にも学生映画という風な熱量と、アプローチの新鮮さ 役者を演じる二人の、実直で慎重で、他人も自分も傷つけてしまう程に不器用(容姿や言動ま…

  • 1757. イン・ザ・カット

    引用元:amazon.co.jp 英文学講師としてニューヨークの大学で働くフラニー(メグ・ライアン) 人との距離をうまくとれない彼女だったが、腹違いの妹ポーリーン(ジェニファー・ジェイソン・リー)とは(同じような悩みを抱えていることもあって)心を許せる間柄だった そんなある日、近隣で猟奇的な殺人事件が起こり、犯人らしき人物をフラニーが目撃したことから、刑事マロイ(マーク・ラファロ)が調査にやってくる 事件の捜査を理由に、強引に距離を詰めてくるマロイだったが、フラニーはそんな彼に気を許してしまう スザンナ・ムーアの同名小説が原作 監督と一緒に脚本も担当している 意外な犯人という筋書きは良いのだけ…

  • 1756. CURE

    引用元:amazon.co.jp 最近 Closet Picks というサイトをよく見ている 著名な映画監督や俳優が、好きな映画作品をいくつか棚からピックアップするというシリーズ 実際のクローゼットの様な狭い空間で、その映画が好きな理由などを語ってくれる 人選もなかなか豪華で、興味が尽きない 役所広司の回で、本人が紹介していたので本作を鑑賞 Koji Yakusho's Closet Picks www.youtube.com 刑事の高部(役所広司)は、妻の文江(中川安奈)精神を患っていることで、彼自身も鬱屈とした日々を過ごしている そんなある日、殺人事件の知らせが入り、高部は現場に急行する …

  • 1755. スティング

    引用元:amazon.co.jp 1973年公開のアメリカ映画 その年(第46回)のアカデミー賞では、「アメリカン・グラフィティ」や「エクソシスト」等の名作とノミネートされた中、見事作品賞に輝いている 舞台は1930年代のアメリカ シカゴ郊外の街ジョリエット 詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)は、その道の師匠ルーサー(ロバート・アール・ジョーンズ)とペアになって通行人から所持金を騙し取っていた いつにも増して高額な現金を手にしたフッカーは、スーツを新調し、好みのショーガールをデートに連れ出したまでは良かったものの、カジノで3000ドルを失ってしまう しかも最悪なことに、騙した相手は違…

  • 1754. 罪人たち

    引用元:cinematoday.jp 1930年代のアメリカ南部 いわゆるディープサウス、一面に広がるコットンフィールドに家族総出で一日中働くも一向に好転しない生活 そんな生活から逃れ、数年間シカゴで暮らしていた双子の兄弟が地元に戻って来た 兄のスモーク(マイケル・B・ジョーダン)と弟のスタック(マイケル・B・ジョーダン 一人二役)は、法律で禁じられているジュークジョイント(酒を提供するダンスホール)を開店する そのオープン日の夜、貴重なアイリッシュビールや腕利きのブルールマンによる生演奏に熱狂する住民たちだったが、ある招かれざる客の出現によって状況が一変してしまう 第98回アカデミー賞では作…

  • 1753. シンプル・アクシデント

    引用元:simpleaccident.com 今や世界から最も注目されている国、イラン 今回の件で、反体制派に対する徹底的で残忍な弾圧、また絶対に降伏しない執念深さが改めて浮き彫りになっているけれど、そうした要素をジャファル・パナヒ監督が大真面目に(?)、そしてコミカルに扱ったサスペンススリラー かつて反体制分子として不当に投獄されたワヒド(ワヒド・モバシェリ) それにより仕事も妻も失い、また殴る蹴るの拷問により、今でも内臓の痛みに耐えながら生活していた そんなある日、彼の店(車両修理)にひとりの男(エブラヒム・アジジ)がやって来る 片足を引きずりながら歩くその男の姿にワヒドは戦慄する 投獄中…

  • 1752. 終わった人

    引用元:pia.jp 東大卒で大手銀行の出世コースを邁進していた壮介(舘ひろし) ところが数年前に関連会社の役員として出向して以来、自他ともに「終わった人」として無気力に過ごしてきた 寂しい最終出勤日を終えて、晴れて自由の身になるも大してやりたいことも無く、美容師として独立を目指している妻の千草(黒木瞳)から疎まれてしまう 原作は内館牧子の同名小説、このタイトルにして主演が舘ひろし 何となく観なくてもラストシーンまで想像がつくような作品 と思いつつも何故か観たけれど、思いの外良かった 一番の理由は、夫婦間のストレスが実に現実的に描かれていたこと 特に妻役の黒木瞳による、夫のことを生理的に受け付…

  • 1751. 虚栄のかがり火

    引用元:amazon.co.jp 「虚栄のかがり火」とは、何とも「ピンと来ない」邦題ではあるけれど、原題が「THE BONFIRE OF THE VANITIES」だから、仕方がない気もする 腕利きのトレーダーとしてウォール街で活躍しているシャーマン(トム・ハンクス)は、不倫をしていることが妻のジュディ(キム・キャトラル)にバレてしまう 小心者のシャーマンは、今後の相談をすべく、ニューヨークに戻ってくる浮気相手のマリア(メラニー・グリフィス)を空港まで迎えに行くも、車の中でじゃれ合っているウチにハイウェイの出口を通過してしまう マンハッタンに帰るつもりが、車はブロンクスに向かってしまい、次第に…

  • 1750. 大人の恋には嘘がある

    引用元:amazon.co.jp 原題は「ENOUGH SAID」 邦題よりもずっとイケているので、こちらのポスター画像を 「いったい何是、こんな男と結婚したんだろう?」 という人生最大の疑問と後悔はあるけれど、そんな夫と離婚して、ボディセラピストの仕事にも、気の合う友人にも、可愛い娘にも恵まれたエヴァ(ジュリア・ルイス=ドレイファス) 充実した日々を送っていたけれど、間もなく高校を卒業する娘が家を離れることになり、不安と寂しさに動揺していた そんな中で参加した友人のパーティーで、自分と同じくバツイチで、素敵な生き方をしている女性マリアンヌ(キャサリン・キーナー)と知り合い、エヴァの顧客になっ…

  • 1749. ぐちゃぐちゃ

    引用元:amazon.co.jp 下北沢トリウッド(短編映画館)と東京ビジュアルアーツ専門学校の共同プロジェクト 学生がスタッフとして商業映画を作成するという、何とも面白そうな企画の第11弾(2017年) 26歳の会社員、紗弓(石崎なつみ)は、奥手な性格で周囲の同性からからかわれていた そんな彼女の前に、余りに自分の思いに正直な男が次々と現れる 異常なほど積極的にかかわろうとする彼らに対し、警戒しながらも紗弓は次第に打ち解けていく そして同じ会社に入ってきた同い年の今泉(田村健太郎)のことも気になり、、 53分の短い作品ながら、2時間並みに消耗してしまった 「過ぎてしまえばどうってことない」 …

  • 1748. フェンス

    引用元:amazon.co.jp 原題は「fences」 ピューリッツァー賞にも輝いた、アメリカの劇作家オーガスト・ウィルソンによる名作戯曲「フェンス」でも主演したデンゼル・ワシントンが、自ら監督も務めた力作 舞台は1950年代のピッツバーグ ゴミ収集員として真面目に働くトロイ(デンゼル・ワシントン) 相棒のボノ(スティーブン・ヘンダーソン)と楽しく働いてはいるが、何とか収集車のドライバーになろうと会社にかけあっているところ 明るく献身的な妻のローズと、フットボールが得意な大学生の息子コリーとの生活は、決して豊かではないけれど、トロイはふたりを養っている満足を感じていた ある日、プロのフットボ…

  • 1747. 逆光

    引用元:eiga.com 舞台は1970年代の夏 留年が決まりかけている晃(須藤蓮)は、密かに好意を寄せている先輩の吉岡(中崎敏)を連れて故郷の尾道に帰って来た 帰って来たといっても、東京で生まれた晃にとっては、転校してきて虐められた記憶もあり、故郷と言っても複雑な想いがある 吉岡が退屈しない様にと気を遣って、幼馴染の文江や、その友達のミーコを連れ出し、四人で出かける 都会と田舎の差が気になる年頃の複雑な感情、気持ちを伝えられない晃の混沌を嘲笑うかの様な吉岡の態度、傷つく晃を痛々しい想いで見つめる文江、能天気のように見えて深い傷を負っているミーコが交差する様子が生々しく描かれている 明日は、毒…

  • 1746. コリー二事件

    引用元:hulu 2001年のベルリン 成功した実業家のジャン=バプティスト・マイヤーがホテルのスイートルームで射殺される 犯人は、30年以上ドイツで模範的市民として勤勉に働き現在は年金生活を送っている67歳のイタリア人コリー二(フランコ・ネロ) 弁護士になってまだ三か月の新人カスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)が国選弁護人として任命される その直後、被害者は(登記上のジャン=バプティストではなく)ハンス・マイヤーとして幼い頃には父親代わりの存在であったこと、また彼の孫のフィリップとは同じ学校に通い、孫娘のヨハンナとは関係を持っていたこともあり、辞任しようとする ところが、大学時代の恩師で…

  • 1745. オールド・オーク

    ケン・ローチの新作「オールド・オーク」を観に、新宿武蔵野館へ いつものように凝った装飾も タイトルにもなっている主人公が営んでいるパブ「オールド・オーク」を模したもの 「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」に続く、イギリス北東部3部作の最終章 炭鉱の町として栄えていた頃には多くの客で賑わったパブ「オールド・オーク」 今では数名の常連客が頼りという淋しい状況ながら、店主のTJ・バランタイン(デイブ・ターナー)は何とか店を続けていた 最近は、町がシリア難民を受け入れはじめたことで、パブで繰り広げられる会話もその愚痴ばかり そんなある日、街にやって来たリシア難民のヤラ(エブラ・マリ)が持…

  • 1744. 重力ピエロ

    引用元:Apple TV 伊坂幸太郎の同名小説が原作ということで、舞台はもちろん仙台 大学で遺伝子研究をする兄の泉水(加瀬亮)と、絵が上手くピカソの生まれ変わりだと親から言われていた弟の春(岡田将生) 彼らが幼い頃は、頼りなくも優しい父(小日向文世)と美しい母(鈴木京香)と四人で暮らしていたが、後に母が交通事故で亡くなってしまう その原因は不明ながらも、過去にあった不幸な事件が関連していることは(少なくとも残された3人には)明らかだった その頃、仙台市内では謎の落書き、そして放火事件が連続して起きていた ある日、春はこの二つの事件に関連性があることに気づき、泉水に相談する 伊坂幸太郎の小説を読…

  • 1743. アルカトラズからの脱出

    引用元:hulu サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島 面積はわずか0.076m2(円にすると半径約150m)という小さなこの島には、鉄壁の牢獄アルカトラズ刑務所があった 1960年代の初頭、入所してきた頭脳優秀なモリス(クリント・イーストウッド)は、これまで生きて脱獄した者は存在しない難関不落と呼ばれるこの刑務所からの脱出を考えていた 通気口から外へ出られるという話を聞き、モリスは独房の小さい通気口への入り口を広げて脱出する手段を思いついた頃、刑務所内で親しくなった囚人ドク(ロバーツ・ブロッサム)が、趣味の絵画を刑務所長に禁止されたことに絶望し、斧で指を切断する騒動が起きる それに憤慨し…

  • 1742. パリ20区、僕たちのクラス

    引用元:UNEXT 原作は「Entre les Murs(壁の中で)」 その著者であるフランソワ・ペゴドーが、国語の教師役を演じ、同じく演技経験のない生徒たちがフランソワ先生に日々立ち向かう 移民の多い20区にあるこの学校にも、マリ、モロッコ、中国など様々な国籍を持つ子供が通っている フランス語を教えるフランソワ先生の授業でも、生徒たちが使うのは口語で、しかも乱暴で下品な表現に溢れていた また、それ以前の問題として、授業に対する関心や集中力がなく、すぐに不満を口にしては口論が始まり、時には暴力に発展していく 幼い頃から自分の意見を主張することを認められているせいか、根拠のない反論や、只の言い訳…

  • 1741. 桐島です

    引用元:kirishimadesu.com 1975年2月に起こった間組本社ビル爆破事件などに関与し、指名手配された後に49年間逃亡を続けた桐島聡のドキュメンタリー映画 1970年代、当時大学生だった桐島(毎熊克哉)は、反日武装戦線「狼」の活動に共鳴し行動を共にしていた しかし、1974年の三菱重工爆破事件に関わり、多数の犠牲者を出してしまったことで、(組織に参加する前は、死傷者を出しては意味がないという考えだったこともあり)大きな悩み抱える やがて組織が壊滅状態となり、指名手配された桐島は偽名を使い逃亡生活を始める 間もなく、神奈川県のある工務店で住み込みの職を得て、運転免許も保険証も携帯電…

  • 1740. 同胞

    印象的amazon.co.jp 1975年の山田洋次監督作品 モデル地・ロケ地は岩手県岩手郡松尾村(現・八幡平市) タイトルは同胞(はらから) 岩手県岩手郡松尾村 現在の八幡平市(はちまんたいし) 市の西側、秋田県境には60年代後半まで稼働した松尾鉱山が存在した この小さな村で農家の後を継いでいる高志(寺尾聡)は青年会の会長を務めていた その高志の元に、東京から統一劇場の職員秀子(倍賞千恵子)が訪ねて来る 秀子の用件は 「この村で劇団の公演を行いたく、ついては青年会に主催をおねがいしたい」 というもの 主催とは、公演にかかるすべての費用をチケット販売で賄い、赤字が出た時にはその責任を持つことを…

  • 1739. 撤退

    引用元:allcinema 原題は「DISENGAGEMENT」 パレスチナ問題を、どちらかと言えばイスラエル側から描いた作品 イスラエルで出産した娘をやむなく手放したアナ(ジュリエット・ビノシュ) 虚無感を抱えながら怠惰な生活を送っていたが、父が亡くなったことによって、父が娘と定期的に会っていたこと、娘がガザ地区に暮らしていることを知る パレスチナの現状を前面に出すというよりも、随所に垣間見えるという風な演出が効果的 海外ニュース的なマクロ視点ではなく、緊迫した状況でも全員が四六時中張りつめているワケじゃないし、、というある意味当然の様子がうかがえる パレスチナ問題に対して関心はあるので、情…

  • 1738. ジェラシー

    引用元:filmarks.com 2013年のフランス映画 舞台俳優のルイ(ルイ・ガレル)には妻と幼い娘が居る 演技の腕前は認められてはいるものの、稼ぎは少なく、生活は妻の収入に頼っている そんな中、ルイは俳優仲間の若生女性クローディア(アナ・ムグラリス)と恋仲になり、家を出て行く 娘はルイが家を出てからも父親に懐き、やがてクローディアと三人で出かけるようになる クローディアはルイとの生活に当初は幸せを感じながらも、なかなかチャンスが巡ってこない俳優業にも、ルイと生活することで更に狭く、そして暗く感じられるようになった部屋に耐えられず、取り乱すことが増えてしまう 如何にもフランス映画 という表…

  • 1737. リアリティ

    引用元:screenonline.jp 2017年にアメリカ国家機密リーク事件で逮捕された女性リアリティ・ウィナーのFBI尋問記録を、ほぼリアルタイムで完全再現したドキュメンタリー映画 25歳のNSA(アメリカ国家安全保障局)契約社員、リアリティ・ウィナー(シドニー・スウィーニー)は、買い物から帰宅したところを見知らぬ2人の男性に声をかけられる 自分たちはFBI捜査官だと言う男たちは、ある事件に関する捜査をしているという 紳士的で穏やかな口調ながら、譲ることなく会話の核心に力強く迫ってくる彼らに気圧され、リアリティは徐々に追い込まれていく 率直な感想としては、かなり新鮮な感覚で最後まで集中して…

  • 1736. 満ち足りた家族

    引用元:eiga.com 営利に徹してきた弁護士の兄ジェワン(ソル・ギョング)と、裕福さよりも道徳的な生き方を貫いてきた小児科医の弟ジェギュ(チャン・ドンゴン) ジュワンは2人目の若い妻ジス(クローディア・キム)と10代の娘イェジ(ヤン・ユヘン)と豪華なマンションに住み、ジェギュは年長の妻ユンギョン(キム・ヒエ)と10代の息子シホ(キム・ジョンチョル)、そして痴呆気味になった実母の介護をしながら暮らしている この正反対な兄弟夫婦は、月に一度高級レストランの個室で夕食をすることにしている(もちろんジュワンの支払いで) ある日いつもの様に集まった四人だったが、彼らが食事をしている同じ夜に、イェジと…

  • 1735. 入国審査

    引用元:hulu.jp これまで海外旅行や海外出張で何度も入国審査を通ってきたけれど、幸いなことに毎回最低限の質問に答えて、スルッと通過してきた やましいことは何一つ無いのに独特の物々しさに少し緊張してしまうくらいだから、過去にトラブった経験がある人は尚のことイライラするだろう ましてや自分にやましい部分があれば、緊張感も半端ないだろうな、とは想像できる そんな心理を上手に描いた本作 原題は「UPON ENTRY」 グリーンカードの抽選で移民ビザに当選したエレナ(ブルーナ・クッシ)と、彼女の事実婚のパートナーであるディエゴ(アルベルト・アンマン) ふたりは新天地での幸せな生活を夢見て、スペイン…

  • 1734. 去年の冬、きみと別れ

    引用元:music-book.jp 結婚を間近に控えたフリーライターの「僕」、恭介(岩田剛典)は、2人の女性を殺害した罪で死刑判決を受けた木原坂(斎藤工)への取材を開始する 木原塚の撮影した写真に魅了されての取材開始であったが、木原坂と交友のあった人物、木原塚の姉・朱里(浅見れいな)、人形師の鈴木らのもとを訪ねても、事件に至った動機や不可解な点は一向に解決されない 癖のある人物との接触を続ける中で、抜け出すことのできない深みにはまっていく 芥川賞作家・中村文則のサスペンス小説が原作ということで、タイトルや主演俳優から想像されるような「ふんわりしたストーリー」ではないのだろうな、とは予想していた…

  • 1733. シークレット・ランナー

    引用元:filmarks.com 2020年のアメリカ映画 ある事件に巻き込まれ、妻を失ってしまったサム(ザック・エイヴァリー)は、失意の中、パリのバーで皿洗いなどをして食い繋いでいる ある日、ふと入った映画館のスクリーンに、亡くなった妻ジョージアにそっくりな女優ローレン・クラーク(サマラ・ウィーヴィング)を見つける バーのマスターは「そんなハズはない 行くだけ無駄だ」と窘めるも(このまま抜け殻のように過ごすサムを見るのも辛いと)餞別を握らせサムを見送る ロサンゼルスに到着したサムは、ローレンが現れる予定のプレミア上映会の会場に駆けつける 会場入りするローレンに、遠くから「ジョージア」と呼びか…

  • 1732. ホテル・ムンバイ

    引用元:amazon.co.jp 2018年のオーストラリア・インド・アメリカ映画 2018年と確認して「そんなに最近の映画だっけ?」と思うくらい、長い間「いつか観なきゃ」と思っていた作品 2008年に起こった「ムンバイ同時多発テロ」でタージマハル・ホテルに閉じ込められた500人の宿泊客と、彼らの命と安全を守ろうとしたホテルの従業員たちの姿を描いている ウェイターとしてホテルに勤務するアルジュン(デーヴ・パミール) この日は靴を失くしてしまい、それを料理長のオペロイに叱責され、危うく職を失うところだった 妻と幼い子供を抱えるアルジュンは必死で食い下がり、何とか許しを得て予備の靴を履いて仕事に取…

  • 1731. イエスマン "YES"は人生のパスワード

    引用元:hulu.com 銀行で融資審査を担当しているカール(ジム・キャリー) いつも後ろ向きで、融資の申請にはいつも「却下(NO)」の印鑑を押していた 友人からの誘いだけでなく、顔馴染みが配っているビラさえも受け取らない ひとり自宅でレンタルビデオを観るか、寝ているか、オフィスで死んだように働いているか、或いは3年前に離婚した元妻のことを考えているか、という毎日 友人たちは半ば呆れながらも心配していたが、カールが親友ピーター(ブラッドリー・クーパー)の婚約パーティーをすっぽかしてしまい、いよいよ放っておけないということになり、ニック(ジョン・マイケル・ヒギンス)が「イエスマンになって人生を変…

  • 1730. 故郷

    引用元:amazon.co.jp 広島県の倉橋島で、石船と呼ばれる砕石運搬船を使って石を運んでいる夫婦 父親の仙造(笠智衆)から仕事を継ぎ、懸命に働いてきた精一(井川比佐志) そして慣れない力仕事に加えて必死に勉強もして、機関士の資格も取った民子(倍賞千恵子) 裕福ではないものの、ふたりの子供と父親と幸せに暮らしていた しかし最近は古い「大和丸」のエンジンが思う様に動かず、限界を感じていた精一は、世話役に船の修理(そして伴う費用の工面)を相談する 精一の友人で、近所に野菜や魚を売り歩いている根の明るい松下(渥美清)も、努めて明るく精一宅に立ち寄るものの、辛気臭い顔をした精一には掛ける言葉もなか…

  • 1729. 明日、家を出る

    引用元:movieimpact わずか2分のショートムービー 予告編並みの長さなので、↓のはフルです(是非ご覧ください) 明日、家を出る息子 最後の晩御飯を食べようとする三人の家族 これまでの感謝を伝えたい思いもあるけれど、変にかしこまった雰囲気にするのは恥ずかしい そんな微妙な感情が息子に、そして両親にもあって、ぎこちない空気が流れる 三人とも似たような思いで、そして似たようなテンションで居るのに、ちょっとしたタイミングのズレで、微かな苛立ちが生まれる こういう場合、たいていの家庭では、母親に合わせるのが正解なのだろうな、という気がする 明日は、家ではなく島を出る映画をご紹介 www.you…

  • 1728. トランスポーター

    引用元:cinematoday.jp 徹底したプロ意識と高額な報酬で知られる運び屋のフランク(ジェイソン・ステイサム) どんな品物でも、どんな危険な状況でも、愛車の黒いBMWで指定場所へ確実に届ける彼が守っているルールは 1. すべては契約の内容通りに行う 2. 依頼人の名前は聞かない 3. 依頼品には手を付けない ある日、いつもの様に仕事を請け負ったフランクは、大きめの荷物を受け取り目的地に向かう ところが途中でパンクしてしまい、スペアタイヤ交換のためにトランクを開けると、預かった荷物が動いているのに気が付く 最初は見なかったことにするフランクだったが、自らに課したルールを破ってしまう 明日…

  • 1727. ハッピーアワー

    引用元:ofuna-movie 同名作品「ハッピーアワー」について以前レビューした 317分という長さの割には余計な重さは感じられず、「いつまでも観ていたい」と思わせる名作だったけれど、こちらの作品は9分のショートムービー 長過ぎた同棲生活のせいで、すっかり会話も減ってしまったハル(平川はる香)と英二(堀内英二) 一緒にいることが当たり前で、その有難みも忘れている英二に嫌気がさしたハルは、家を出ることに ところが、ハルの居ない家に帰ってきた英二は、激しい頭痛により(ハルの置手紙に気づくことなく)倒れてしまう 本作のテーマもタイトルの意味するところも、9分という短さでは想像で補うしかないけれど、…

  • 1726. CLOSE / クロース

    引用元:cinematoday.jp 13歳の親友同士、レオ(エデン・ダンブリン)とレミ(グスタフ・ドゥ・ワエル) 校内ではもちろん、放課後も仲良く過ごしていたふたりだった ところがある日、そのことをクラスメイトに揶揄われ、レオはレミとの距離をとってしまう 一方で、これまで通りに仲良くしていたいレミは、レオの態度に納得がいかず、口論になってしまう 多くの人が幼い時期に経験した様な、「よくある出来事」から、大きな悲劇に発展してしまう過程と、それに関わる様々な立場の人間心理の描写が絶妙 主人公のレオを演じたエデン・ダンブリンの存在感にも圧倒された 本作がデビューとなるエデンが、アントワープからゲン…

  • 1725. 玻璃の城

    引用元:Hulu 原題(英題)は、「玻璃之城 City of Glass」 1996年大晦日のロンドン 新年のカウントダウンで盛り上がるトラファルガー広場に、猛スピードの車が路肩に激突する 車内にいた男女、ラファエル(レオン・ライ)とビビアン(スー・チー)は死亡 連絡を受けたラファエルの息子デイビット(ダニエル・ウー)は、翌日香港からロンドンに向かう 父は何故ロンドンに?そして何故母ではない女性と車に居たのか? 同じく香港からロンドンに到着したビビアンの娘スージー(ニコラ・チョン)と、ロンドン警察で、ふたりが共同名義の家を持っていたことを知る 大好きな90年代の香港映画 この時期の香港にしかな…

  • 1724. ビッグ・フィッシュ

    引用元:UNEXT 原作は、ダニエル・ウォレスのベストセラー小説「ビッグフィッシュ 父と息子のものがたり」 エドワード・ブルーム(ユアン・マクレガー/アルバート・フィニー)は、信じられないくらいに面白い話をしてくれる人気者だった 周囲の人は、面白おかしく聞いていれば良いけれど、一人息子のウィル(ビリー・クラダップ)にとっては、何回も一方的に聞かされるホラ話でしかなく、次第に距離を置いてしまう存在になる やがてウィルも結婚し、子供を持ち、「アドワードのような父親だけにはなりたくない」と思うようになる ある日、アドワードに死期が迫っているという連絡を受けたウィルは、妊娠中の妻ジョセフィーン(マリオ…

  • 1723. ファニーゲーム

    引用元:eiga.com ショーバー家の運転する車を上空から撮った映像から(クレジットもなく)スタートする作品 レンジローバーは大きなボートをけん引している 車内では、夫婦がオペラのCDを交互に流しタイトルの当てっこをしているのを、後部座席の幼い息子も聴いているという、何とも微笑ましい 夏のバカンスが始まる様子 別荘に到着し、夫のゲオルク(ウルリッヒ・ミューエ)はボートの準備を、妻アンナ(スザンヌ・ロタール)は夕食の支度に取りかかる すると、アンナの元に隣人の知り合いだという男が、卵を四つ分けて欲しいとやって来る 快く卵を譲るアンナだったが、男は落として卵を割ってしまい、謝っている最中にアンナ…

  • 1722. 冬薔薇(ふゆそうび)

    引用元:universal-press.jp 家計も苦しい中、親が必死で学費を工面しているというのに、デザイン学校にも行かず遊んでばかりいる淳(伊藤健太郎) 友達には都合のいい嘘をつき金を借りては返しもせず、地元のチンピラの使い走りのようなことをして無為な生活を続けている 土砂を船に積み込み運ぶ仕事をしている淳の父(小林薫)と、その仕事を手伝っている母(余貴美子)は、かつての事故をきっかけに淳としっかり向き合うことが出来ず、日々の忙しさに逃げていた そんなある日、淳はデザイン学校の友人が家業を継ぐ為に戻った岡山に行き、そこでデザイナーとして働こうと(勝手に)決心する 深夜バスが出る横浜で、出発…

  • 1721. 海の沈黙

    引用元:happinet 原作と脚本は倉本聰 長年、温めてきた話ということで、彼らしいノスタルジーに溢れている作品 著名な画家田村修三(石坂浩二)の作品を各方面から集めた展覧会が開催される ところが直前になって、展示作品の中に贋作が混じっていることを田村本人が気づき、それを関係者に告げる 既にメディアには文部科学大臣や美術界の巨匠などからの絶賛コメントを受けていることもあり、このまま開催することを主催者から懇願されるも、事実を公表してしまう田村 その後、贋作と言われた作品を(市民の反対を押し切って)数億円で購入したある市の 担当者の水死体が見つかる 本物よりも優れていると評されたその贋作の作者…

  • 1720. 蜜月

    引用元:amazon.co.jp 小説家志望の大学生、哲明(佐藤浩市)は、二か月バイトしては二か月学校に通い、また別のバイトにという中途半端な生活を送っていた 雑誌社に原稿を持ち込んではいるものの、反応はいまひとつ そんなある日、ボツになった原稿を引き取りに事務所に行ったところ、そこで働いているみつ子(中村久美)に出会う 哲明は、自分とは接点の無さそうなみつ子の上品な雰囲気に惹かれるも、彼女は婚約間近と聞く 明確な設定は無いけれど、おそらく60年代後半から70年代初頭の東京が舞台 フリージャズと前衛ダンスを組み合わせた表現集団のお手伝い(?)として、彼らのレコードを売り歩く哲明と、彼らのバンカ…

  • 1719. 球形の荒野

    引用元:shochiku.co.jp 奈良の唐招提寺にやって来た久美子(島田陽子) その目的は、フィアンセの彰一(竹脇無我)の関西出張に合わせて、亡き父の思い出の場所を訪ねることだった ところが、その芳名帳に(名前は少し異なるものの)、中国の書家に影響を受けた父親そっくりの筆跡を見つけ驚く 外交官だった父・顕一郎(芦田伸介)は、終戦間際に中立国のスイスで、過労のため亡くなった それは正式に記録も残っていて、今さら疑いようもないことだったが、どうしても筆跡の気になる久美子は彰一と共に、顕一郎の死亡について調べ始める しかし、当時の関係者は、一様に硬く口を閉ざし、久美子と彰一は途方に暮れる 原作は…

  • 1718. オーロラの涙

    引用元:theaters.jp スコットランドの巨大物流センターで働く移民女性 という設定だけで観たくなっていたのに(都合が合わない時はとことん合わない、、)危うく劇場鑑賞の機会を逃すところだった 都内で唯一残る上映館になった神保町シネマリスにて鑑賞 スコットランド郊外の巨大な物流センター働くポルトガル移民の女性オーロラ(ジョアナ・サントス)の仕事は、スキャナーが示す通りに倉庫内の通路を移動し続け、棚にある商品をピックアップするというシンプルな仕事 シンプルな仕事ではあるけれど、テクノロジーに支えられ、又管理されていて、少しでもピックが遅れるとアラームが鳴ってしまう 急き立てられるような単純作…

  • 1717. 警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件

    引用元:unext.jp 2000年7月、麻布署にある外国人女性の捜索願が届けられる 捜索対象となったイギリス人女性ルーシー・ブラックマンさんは、結果的に無残な姿で発見され、世界を震撼させる猟奇事件の被害者となった 来日した家族による記者会見や、トニー・ブレア英首相(当時)による発言などで世間からも大いに注目された しかし、捜索の一助にでもなればという家族やその周囲の活動は制限され、捜査の進捗もシェアされない状況に(英国との違いもあり)、日本の警察への不信感や不満を露にするシーンも 一方で警察は、犯人逮捕に向けて執拗な捜査を続けていく 実際に本作の中でインタビューを受けている刑事は、猟奇的な容…

  • 1716. 溶ける

    引用元:videomarket.jp 自然豊かな田舎町に住む高校生の真子(道田里羽) チャラチャラしたクラスメイトや、言うことを聞いてくれない(認知症の)祖母の相手にストレスが溜まると、こっそり家の近くの川に飛び込むことで発散していた ところがある日、従兄弟の孝太郎が東京からやってきて、偶然に真子が川に飛び込むところを目撃してしまう 周囲に馴染めない高校生の葛藤が痛いくらいに伝わってくる 似たようなテーマの映画はたくさんあるけれど、自然と共感できる作品だった PFF作品と言われなければわからないくらいに、違和感のない仕上がり 明日は、まだ記憶に新しい世界を震撼させた猟奇事件を描いた作品をご紹介…

  • 1715. セーブ・ザ・チルドレン 永遠に続く音楽

    引用元:NETFLIX 1972年にシカゴで開催された音楽と文化の祭典「サーブ・ザ・チルドレン」 マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールド、テンプテーションズにロバータ・フラックなどの貴重な演奏を収録したドキュメンタリー 人種差別に対するメッセージだけではなく、あらゆる不平等、そしてベトナム戦争への抗議まで、すべては「未来を担う子供たちを救おう」というイベント 長らくお蔵入りしていたフィルムがデジタル・リマスターされ、晴れて公開された ソウル・ミュージック好きには堪らないアーティストが次々に登場する 特にジャクソン5として登場する、14歳のマイケルのヴォーカルには驚かされた これまで映像で…

  • 1714. 先生の白い嘘

    引用元:gojapan.jp 美鈴(奈緒)は、地味で真面目な印象の高校教師 女性であること、まだ若く大人しい性格であることなど、いつも自分は「損をしている側」に居ることについて不満を抱えていた そんなある日、美鈴とは容姿も性格も正反対の親友、美奈子(三吉彩花)から、早藤雅巳(風間俊介)と婚約したことを告げられる ところが、その早藤は美鈴の性格を読んだ上で、彼女の不満を増幅させる様な屈辱的な行為を強要する 早藤のサイコパスっぷりと完全に翻弄される美鈴の様子に、途中までは観るのが苦しくてかなり消耗する 公開時に劇場で観ようと思いながら叶わなかったけれど、(劇場でこのグロさは厳しいので)むしろそれで…

  • 1713. ペリカン・ブルー 自由への切符(チケット)

    引用元:yahoo.co.jp 1999年にNATOに、2004年にはEUに加盟したハンガリー 地理的には中欧ながら、歴史的にも東欧の印象が強い 本作は、そのハンガリーで90年代に実際に起こった驚きの出来事を描いたアニメーション 「鉄のカーテン」が崩壊し、西ヨーロッパへの扉が開かれた1990年代のハンガリー (あくまで法律上は)海外旅行が自由になり、多くの国民が閉塞的な自国から外へ目を向けるようになる ところが国際列車の切符は余りにも高額で、庶民にはとても手が届かない そんな中、頭脳派のアコシュ、大胆不敵なペーチャ、泳ぐことが大好きなラチの若者3人組が切符の偽造を思いつく それは、切符に使用さ…

  • 1712. フルートベール駅で

    引用元:UNEXT オークランドに住む一般の青年が警官に銃殺された実際の事件をベースにした作品 2009年の元日、オスカーグラント3世(マイケル・B・ジョーダン)は、フルートベール駅のホームで警官に銃殺されてしまう その前日の大晦日から、オスカーにとっては面白くない出来事が続いていた 同居しているパートナーのソフィア(メロニー・ディアス)に浮気がバレて口論になった上、2週間前にクビになった食料品店への復帰も店長に断られてしまう 家賃の支払いや生活費のために、手持ちのマリファナを売ろうとするオスカーだったが、(三歳になる娘のことも考え)更生するんだと自らに言い聞かせ袋ごと海に捨てる 夜はソフィア…

  • 1711. マザー

    引用元:eiga.com 実際に起きた事件をベースにした作品 その事件とは、少年が祖父母を殺害というもの しかし、その背景はシングルマザーの極度なネグレクトによる貧困生活があった シングルマザーの秋子(長澤まさみ)は仕事もせず、昼間からパチンコをしては金欠になり、姉や両親に金の無心を繰り返していた 息子の周平(奥平大兼)が可哀想だと、何度も援助していた彼らも、秋子の生活態度にまったく改善が見られないことから次第に距離を置くようになる 秋子はそれでも周平を学校にも通わせず、自分と同じ様に目先の快楽を優先するダメな男を追いかけては捨てられるという、自堕落な生活を続ける 支援団体の職員、高橋(夏帆)…

  • 1710. システム・クラッシャー

    引用元:eiga.com 原題は「Systemsprenger」というドイツ語 英語にすると ↑ の画像にある通り System Crasher 一瞬、(Crasherではなく) Crucherでは?と思い調べてみると <Crashの意味> 自動詞:〔大きな音を立てて〕衝突する・〔航空機が〕墜落する・〔物が〕つぶれる、砕ける・〔事業などが〕崩壊する 他動詞:〔大きな音を立てて~を〕つぶす、壊す・〔車などを~に〕衝突させる 名詞:衝突(事故)、墜落(事故)、破壊、崩壊 <Crushの意味> 他動詞:押しつぶす、砕く、圧搾する、踏みつぶす、破砕する、粉々にする、粉にする、粉砕する 自動詞:つぶれる…

  • 1709. 消えない罪

    引用元:cinamemode 20年という長い刑期を終え、シアトルの中華街にある出所者に用意された共同住宅で暮らし始めるルース(サンドラ・ブロック) 更生をサポートしてくれるスタッフの助言も聞かず、職場の斡旋も断り、服役中に身に着けた建設作業のスキルで職を得ようとするも、ルースが思うよりも社会に溶け込むのは難しく、結局は勧められた水産加工工場での職に就く 頑なに周囲との壁を作るルースだったが、そんな彼女にも優しく話しかけてくる同僚も見つかり、また建築現場での職も掛け持ちできるようになり、よくやく新生活も軌道に乗るかに思えた そんなルースには20年間待ち望んでいたことがあり、それを実現させるため…

  • 1708. 毒

    引用元:tvinsider 「チャーリーとチョコレート工場」などで知られるイギリスの児童文学作家ロアルド・ダールの小説を映像化した短編4部作からの1作(17分) 就寝前にベッドに仰向けになり読書していた軍人のハリーは、お腹の上に猛毒のある蛇が這い上がってきたことに気づく 身動きが取れなくなってしまった彼は、同居しているウッズが夜も更けてから帰宅したのを待ち、医者を呼んでもらう 事態を察知した医師が慌てて駆け付け、いくつかの策を講じていく ロアルド・ダールは、冒頭で書いた通り「チャーリーとチョコレート工場」で知られる、と説明するのが正しいと思うけれど、個人的には少し悪趣味な状況設定の短編小説が得…

  • 1707. 老後の資金がありません!

    引用元:eiga.com 都内でスーパーでのバイトをしながら主婦をしている篤子(天海祐希) ふたりの子供の子育てもほぼ終わり、夫(松重豊)も家計には無頓着ながら真面目に働いてくれてはいることもあって、老後に対する不安はたいしてなかった ところが、舅が亡くなってしまい、その葬儀代を(普段面倒を見ていないこともあって)押し付けられてしまう タイミングの悪いことに、その直後にパートを期間満了でクビになり、実は少し前から経営の芳しくなかった夫の会社が倒産してしまう さらにフリーターのまゆみ(新川優愛)は、稼ぎの無いバンドマン(加藤諒)を授かり婚をすると言い出し、、 所謂「これでもかこれでもか」という不…

  • 1706. リバー、流れないでよ

    引用元:amazon.co.jp 冬の京都・貴船 老舗料理旅館「ふじや」を舞台に、従業員と宿泊客が2分間の無限ループに翻弄されるコメディ映画 ふじやで仲居として働くミコト(藤谷理子)は、別館裏の貴船川のほとりにたたずんでいたところを女将に呼ばれ、仕事へと戻る ところがその2分後、なぜか先ほどと同じように川のほとりに立っていた おかしいと思いながらも、同じ作業を行おうとするも、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちもみな、同じ時間がループしていることに気づく 2分経つと、皆さっきまでいた場所に戻ってしまうものの、記憶は引き継がれているので、今回が〇回目の繰り返しだと認識しながら混乱していく 理系の従業員…

  • 1705. サイン盗みスキャンダル

    引用元:NETFLIX ミシガン大学フットボールチームの元スタッフ、コナー・スタリオンズが行ったサイン盗みについてのドキュメンタリー 2023 年、ミシガン大学ウルヴァリンズは NCAA(全米大学体育協会) 規則に違反するサイン盗みに関与したと何者からの告発を受ける 異例ともいえる即座のNCAAによる調査が開始され、コナーはチームとの一切の接触を禁じられてしまう 近年のアメリカンフットボールにおいて、対戦相手のコーチが出すサインを見抜くことは特別な効果があるため、その様子を記録に収める行為などは禁じられていた ところがコナーは、30試合以上も自身で或いは友人や家族を使って(次にウルヴァリアンズ…

  • 1704. オオカミの家

    引用元:zaziefilm.com クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャによる初長編作品 1973年から1990まで続いた、チリのピノチェト軍事政権下に実在したコミューン「コロニア・ディグニダ」に着想を得て制作されたストップモーションアニメ 相互援助というモットーを掲げ、チリ南部の山地で共同生活を営むドイツ人集落 飼っているブタを逃がしてしまい、罰を受けたマリアは、耐えきれず集落から脱走してしまう マリアは、森の中の一軒家に逃げ込み、そこにいた2匹の子ブタにペドロとアナと名づけて世話をするようになる ところが、しばらくすると森の奥からマリアを探すオオカミの声が聞こえてくる その鳴き声に怯…

  • 1703. 悪い夏

    引用元:thefirsttimes.jp 生活福祉課に勤める佐々木守(北村匠海) 優しく穏やかな性格の彼は、時に厳しい指摘も必要とされるケースワーカーの仕事に難しさを感じていた そんな彼は、叱咤激励してくれる先輩の宮田(伊藤万理華)が、ある日相談があると言う それは、同じケースワーカーの先輩・高野(毎熊克哉)が、生活保護受給者のシングルマザー(河合優実)の弱みに付け込み、関係を迫っているというもの しかも上司に報告するのではなく、内密にふたりで真相を突き止めて告発したいという宮田の熱量に圧倒されながらも、佐々木は渋々了解する ところが、ふたりでその女性の自宅に行き問い詰めたところ、「何を言って…

  • 1702. ポップスが最高に輝いた夜

    引用元:NETFLIX 1985年1月25日 直前に出来たデモテープ(文字通りカセットテープ)を、FedExで各アーティストに送り、賛同したアーティストがロサンゼルスのA&Mスタジオに集結 中には抱えているスケジュールを放ってまで参加した者も含め、総勢46名の世界的アーティストがひと晩でたった1曲をレコーディングした模様を収めたドキュメンタリー たった1曲とはいえ、歌詞さえ完成していない状態で、普段は自分の思いのままに全スタッフを動かしているスターたちが、調和しながら個性を発揮、、、と言葉にすれば簡単ながら結構なカオス 途中でスティービー・ワンダーが、「スワヒリ語の歌詞を入れるべきだ」と主張し…

  • 1701. 私の帰る場所

    引用元:filmarks.com ロサンゼルスでホームレス生活を送る人たちに3年以上かけてインタビューをした様子をまとめたドキュメンタリー 彼らは、病気や虐待、解雇やハラスメントが無ければ、今でも普通の暮らしを送っていたであろう人たち しかし、家を失うというハンデを乗り越えるのは、高い家賃を支払える定職にすぐに就くのと同じくらい難しく、ホームレス生活から抜け出せないばかりか、そこでの生活も次第に立ち行かなくなってしまう アメリカの、しかも平均所得の高い都市部での貧困が、これほど深刻な状況にあるとは、(何となく想像はできても)実際に証言している映像には驚くしかない 「ヒルビリーエレジー」とはまた…

  • 1700. ザ・ユニオン

    引用元:filmarks.com 地元ニュージャージー、パターソンの高校を卒業した後、建設作業員として働き夜は地元のバーで仲間と酒を飲むのが楽しみというマイク(マーク・ウォールバーグ) 代り映えのしない単調な毎日ながら、信頼できる仲間に囲まれ、それなりに満足していた いつものようにバーで仲間と騒いでいたある夜、高校時代の恋人ロクサーヌ(ハル・ベリー)がひとりで現れる あまりの突然な再開に驚きながらも昔話に花を咲かせるマイクだったが、店を出た後にロクサーヌに鎮静剤を注入され意識を失ってしまう マークが目覚めた時、そこはロンドンのホテルのベッドの上で、今はザ・ユニオンというスパイ組織で活動している…

  • 1699. ヒルビリーエレジー 郷愁の哀歌

    引用元:NETFLIX 第二次トランプ政権の副大統領、JDヴァンスが書いた自伝「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」を原作にした映画 JDヴァンスについては、トランプ・ゼレンスキー会談に同席した時の「何とも嫌な奴」という印象が強かったけれど、その直後に著書を読んでからは応援したい気持ちも芽生えたせいか、相殺された結果ニュートラルな印象 笑 オハイオ州にあるシンシナティとデイトンの中間にある町、ミドルタウン 何とも個性の無い名前の町では、大した産業も活気も無く、ほとんどの人たちは貧困に喘いでいた 男たちは低賃金の単純労働、或いはそれさえも解雇された状態で、酒に溺れ、暴れ…

  • 1698. アイリッシュマン

    引用元:filmarks.com フィラデルフィアで冷凍牛肉を運ぶトラック運転手を務めているシーラン(ロバート・デ・ニーロ) ガソリンスタンドで車の不調に困っているとことにアドバイスをくれた男は、シーランが礼を言って名乗った後も、自分の名前を明かさない その時はさして気に留めなかったが、後に彼がマフィアの大物ラッセル(ジョー・ペシ)であることを知る ラッセルに気に入られたシーランは、徐々に彼から「頼み事」をされる様になる やがてシーランは、彼の本業の大ボスである、全米トラック協会会長のジミー(アル・パチーノ)に出会い、長い師弟関係を築いていく 物語は、1975年7月に突然姿を消したジミー、失踪…

  • 1697. ガマの油

    引用元:amazon.co.jp デイトレーダーとして成功している拓郎(役所広司)は、一日に何億円も儲けたり、逆にスッてしまったり プール付きの豪邸で、(株情報を知らせる)携帯電話を肌身離さないでいる 妻(小林聡美)と息子の拓也(瑛太)は、そんな父親に半ば呆れながらも、平穏な日々を過ごしていた そんなある日、拓也が車に轢かれ意識不明の重体になる そんな拓也には(片時も離れたくないほどに好かれている)彼女(二階堂ふみ)がいて、事故の後もひっきりなしに拓也の携帯電話が鳴り続ける 役所広司の監督(主演)デビュー作 小林聡美とは夫婦らしく映らなかったけれど、なかなか個性的な作品だった 2009年公開の…

  • 1696. ホノルル

    引用元:filmarks.com 先日ご紹介した「はじまり」の前に上映された19分のショートムービー 病によって余命短いユキ(つかさ)は、ハンディカメラを手に夫ナオト(櫛島想史)に 「もっと普通にやってよ 別に演技しろって言ってるわけじゃないから」 と指示する 「無理だよ、役者じゃないんだから」と言うナオトに対しても 「私がここに居ないように振舞ってくれれば良いだけだから」 と一歩も引かない 私がここに居ないように振舞って、、というのは、純粋に映画監督の気分にもとれるし、自らの死後を垣間見たい気持ちなのか、或いは身近な愛する人たちに予行演習をしておいて欲しいという気持ちからなのかもしれない ホ…

  • 1695. 決断するとき

    引用元:eiga.com これまで観てきたアイルランド系の作品の中には、例えば極度の貧しさに苦しむ家族が(5人目とか6人目の)子供を産んだり、今の日本人の感覚では理解しづらいところが多々あった そしてその行動要因の中に、カトリック教会の存在が見えると、「ああ、また、」という風に理解を諦めざるを得ないような感覚になってきた 本作を観て、そのモヤモヤが解消するなんていう期待はないけれど、少しは理解に近づきたい思いで、日比谷コンベンションホールでの試写会に行ってきた マグダレン洗濯所 アイルランドに1996年(僅か30年前)まで実在した、カトリック教会が運営する女性用の強制収容・更生施設 本作は、こ…

  • 1694. カトリーナ・ベイビー / 巨大ハリケーンが遺した子どもたち

    引用元:video.unext.jp ニューオリンズには、これまで二回行ったことがある フランスが支配していたこともあって、ジャンバラヤやガンボなどのケイジャン、クレオール料理、ベニエなどのお菓子も美味しい またディキシーランド・ジャズの中心地であり、ジャズ以外にも生演奏が楽しめるバーが並ぶバーボンストリートに行くと、ひと晩中楽しめる アメリカの他の都市には無い魅力のある街 ハリケーン・カトリーナ 2005年8月に、アメリカ南東部を襲った巨大ハリケーン 死亡者1,836人、行方不明者705人という、米国市場最大級の被害をもたらした 災害から16年が経過した今、当時の子供たちに与えた影響を中心に…

  • 1693. ニワトリ☆フェニックス

    引用元:niwatoriphoenix.com 幼馴染の草太(井浦新)と楽人(成田凌)は、久しぶりに再会し、行くあても無い気ままな旅に出る 存在するはずもない火の鳥を探すためという目的で、車に乗り込むふたりだったが、実はお互いに、かなりマズい状況からの逃避行だった 行く先々で、農家のラッパーや、オカマバーの集団、自転車で一人旅を続けている青年、客の来ない映画館の館長など、怪しい人たちと出会いながら、ふたりのこれまでの人生がすこしづつ明らかになっていく 100%のロードムービー ふたりが乗っている、シボレーのインパラ・コンバーチブル 大袈裟な印象で好きな車ではなかったけれど、このシチュエーション…

  • 1692. こわれゆく女

    引用元:eiga.com 70年代アメリカを象徴する作品のひとつ 土木工事の現場監督として忙しい毎日を送っているニック(ピーター・フォーク) いつも仕事優先で、家のことは妻のメイベル(ジーナ・ローランズ)に任せっきり たまには夫婦二人でゆっくりしようと、3人の子供たちを母親宅に預けたある日、またしても突発的な仕事が入り、ニックは徹夜仕事を請け負ってしまう 翌朝、仲間たちを連れて戻ってきたニック メイベルは、その仲間たちをもてなそうとするも、興奮するあまり、和やかな場を台無しにしてしまう 懸命に働きさえすれば、家でふんぞり返っていられる、妻や子供には自分の意見を押し付けることができる、、、悪い意…

  • 1691. 泳ぐひと

    引用元:amazon.co.jp シンプルなタイトルに惹かれて鑑賞(原題も「THE SWIMMER」) ある週末の午後、ネッド(バート・ランカスター)は、水泳パンツだけ身につけた状態で、友人宅のプールに現れる その友人ダンとその妻は、前夜のパーティーで飲み過ぎてしまい、ネッドからの「一緒にプールで泳ごう」という提案を断る 「昔はみんなで一緒に泳いだのに、、」と淋しそうにつぶやくネッドだったが、そこで高台にあるプールから、自宅の方角に向かって、いくつか友人宅のプールが見えたことで 「ここから、友人たちのプールを伝って帰ることにしよう」 と決心する そして、元恋人のベティ、隣人のハマー夫妻、また昔…

  • 1690. ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実

    引用元:eiga.com 1999年のアメリカ 空軍省に務めているハフマン(セバスチャン・スタン)は、組織の長が突然辞任したのを受け、彼の希望とはほど遠い任務の担当になる 「これも短期間の辛抱、、」と受け入れるハフマンだったが、そんな彼に与えられた任務は、30年以上も請願されてきたある兵士の名誉勲章授与についての調査だった その兵士とは、アメリカ空軍・落下傘救助隊員だったウィリアム・H・ピッツェンバーガー(クリストファー・プラマー) べトナム戦争が佳境を迎えた1966年、空軍落下傘救助隊のピッツェンバーガーはベトナムで敵の奇襲を受けて孤立した陸軍中隊の救助に向かうが、激戦のためヘリが降下できな…

  • 1689. 殯の森

    引用元:mogarinomori.com 殯(もがり)とは、亡くなったひとを本葬するまで、棺の中に安置して、別れを惜しむこと 知らなかった、というか読み方もわからなかった 山間にあるグループホーム ここで介護スタッフのサポートを受けながら暮らしているしげき(うだしげき)は、妻を亡くして十年以上経っても、精神的に不安定な状態が続いている そこに新しく介護福祉士としてやって来た真千子(尾野真千子)にも、ここに来るに至った辛い出来事があり、仕事内容を覚えることに忙殺される日々によって、生かされていた 当初は、時々感情を抑えられず暴れるしげきの対応に、戸惑う真千子だったが、先輩スタッフの和歌子(渡辺真…

  • 1688. はじまり

    渋谷の光塾という地下にあるイベントスペース(?)で上映された、濱口監督の初期作品 冒頭、寒空の下を歩く女の子 周囲に誰も居ないのと、幹線道路を走る車の音の大きさに紛れるように、大声で独り言を発している 何かに怒っているようにも聞こえるも、その内容はとりとめが無く、ひとりの子供の視点を越えた客観性さえもあるように聞こえる そこに割って入るように、自転車で女の子に追いついた男の子が声をかける 何してるの?という風な会話から、男の子は「年賀状書いたよ」と言い 女の子は「え、嘘、私は(誰にも)書いてない」、「でも書くね 今日出せばお正月に届くよね」 そして男の子は「わかんない 受験勉強もあるから書かな…

  • 1687. SNS - 少女たちの10日間 -

    引用元:hark3.com 香川県では、子供たちがネット・ゲームを長時間利用することを規制した「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」が施行されている 18歳未満のゲーム時間は平日60分・休日90分、小中学生以下は21時以降、高校生などは22時以降のスマートフォンの利用を控えることなどが示されている 主な賛成意見としては、「平日の学校からの帰宅時間と就寝時間を考えれば1時間は妥当」、「保護者も子供も条例を一つの目安として、携帯電話やゲームの使用について、しっかり考えるべきだと思う」など 反対意見としては、「何が依存症の原因か分からないまま過剰な規制を行うことは国民生活への過度な介入」、「ゲームに…

  • 1686. 妖精たちの森

    引用元:amazon.co.jp 原題「The Nightcomers」 「欲望という名の電車」、「波止場」で脚光を浴びて以降、不遇の続いていたマーロン・ブランドが出演した1971年のイギリス映画 両親を亡くしたばかりの二人の子供 郊外の屋敷に、姉フローラと弟のマイルズ、家政婦のグロース(ソーラ・ハード)、下男のクイント(マーロン・ブランド)、そして家庭教師のジェスル(ステファニー・ビーチャム) 後見人は「何かあったら言ってきなさい」と同居もせず、不思議な5人での生活が始まる クイントは無学で粗野な下男ながらも、そうした行いの悪いオトナに興味津々な子供たちに懐かれるという以上の存在で、子供たち…

  • 1685. フローズン・グラウンド

    引用元:filmarks.com 1980年代にアラスカ州で起こった連続殺人事件を題材に、サイコキラー役をジョン・キューザック、警官役をニコラス・ケイジ この情報だけで観たくなってしまう、何ともそそるキャスティング アラスカ州のアンカレッジ 寂れたモーテルの室内に手錠でつながれた娼婦シンディ(ヴァネッサ・ハジェンズ)が見つかる 警察に保護された彼女は、ロバート・ハンセンという男性に殺されそうになったと訴えるも、知的な風貌で地域からの評判も良いのを理由に、警察上層部は訴えを聞き流そうとする しかしシンディを保護した警官のジャックは、妻と娘と三人で新しい土地での新生活を始めるために転職する予定にも…

  • 1684. レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー

    引用元:amass.jp 1981年に行われた北米ツアー中の、アリゾナ州のテンピ、そしてニュージャージー州のイースト・ラザフォードの二か所で行われたライブの模様を収録 ライブアルバムとして、同ツアーから1982年に「スティル・ライフ」がリリースされている 初めてこのアルバムを聴いた時には、冒頭の「アンダー・マイ・サム」のカッコ良さに痺れながらも、スタジアム・ツアー特有の緊迫感の薄さと、広いステージをアメフトのユニフォーム風のコスチュームを着て走り回るミックの姿、ステージ横には子供の落書きの様なイラスト(カズ・ヤマザキによる)、そしてカバー曲の多さ等に、大味な印象を受けた 「スティルライフ」を聴…

  • 1683. 淪落の人

    引用元:amazon.co.jp 淪落(りんらく)= 落ちぶれること 落ちぶれて身をもちくずすこと 英題は「STILL HUMAN」 事故で半身不随になった中年男性チョンウィン(アンソニー・ウォン) 妻とは離婚し、自慢の息子は海外の大学に進んだため、不自由な一人暮らし 気難しい妹との関係も冷え切ったままで、人生に何の希望も見いだせないでいた 日々の楽しみといえば、元同僚でチョンウィンを慕って生活のサポートをしてくれるファイ(サム・リー)と他愛のない会話をするくらい そんな中、辞めてしまった家政婦の代わりにファイが見つけてきた、フィリピンから来たエブリン(クリセル・コンサンジ)がやって来る 当初…

  • 1682. すべてが変わった日

    引用元:filmarks 原題は「LET HIM GO」 いわゆるサイコスリラーに分類される作品だから、味わい深いと表現するのもどうかとは思うけれど、実に中身のしっかりした映画で、「こういう作品に時々出会えるから、映画鑑賞はやめられないな」と思った作品 1963年、元保安官のジョージ・ブラックリッジ(ケヴィン・コスナー)と妻のマーガレット(ダイアン・レイン)は、不慮の落馬事故により息子のジェームズを失ってしまう その3年後、未亡人として幼い息子のジミーを育てていた義理の娘のローナ(ケイリー・カーター)は再婚するが、ジョージもマーガレットも心の底から祝福することはできなかった その理由は、相手の…

  • 1681. Lelaina

    引用元:tuki1.jp TOKYO月イチ映画祭 に行ってきた SNSで見つけて、面白そうだなと当日西神田(ほぼ九段下)のビルの地下にある会場まで行ってみた 小さなスクリーンとパイプ椅子が50脚ほど 今回で104回目ということは、8年以上続いているのだろう ミュージシャンに憧れて楽器を始めようと考えていたミキオ(中山雄斗)は、ある日ライブハウスでLelaina(リレイナ)と名乗るバンドマン好きの女性(後藤さり)と出会う タバコを一本のやりとりをきっかけに、後日彼女が働くバーに顔を出すミキオ そして彼はバンドを組み、リレイナとも飲みに行くようになる 本作は前回(第103回)のグランプリということ…

  • 1680. エリカ38

    引用元:amazon.co.jp 2017年にタイで逮捕、翌年に出資法違反で7年の懲役判決を受けた女性をモデルに、樹木希林が企画した作品 聡子(浅田美代子)はホステスをしながら、サプリメントを使ったマルチ販売にのめり込んでいた 自身のグループも複数出来て、軌道に乗りかけた頃、喫茶店でのミーティングを終えたタイミングで、和服を着た高齢の女性から声を掛けられる その女性は伊藤(木内みどり)と名乗り、聡子の話を聞いてサプリメントに興味を持ったと言って、高額なサプリメントをその場で15個も購入する そして「あなたに是非合わせたい人が居るの」と言い、数か月後に平澤(平岳大)という男を紹介する 国際的なプ…

  • 1679. エリス&トム ボサノヴァ名盤誕生秘話

    1974年 軍事政権下のブラジルで国民的スターとして活躍していたエリス・レジーナが、「イパネマの娘」の大ヒットで世界的人気を博し、アメリカで活動していたアントニオ(トム)・カルロス・ジョビンの元を訪ね録音した共作アルバム「エリス&トム」 ボサノヴァ、ブラジル音楽のアルバムの中でも、最も人気のある作品のひとつ 半世紀にわたって埋もれていた、貴重なレコーディング風景を記録したドキュメンタリー映像が4Kリマスターされ、現代のインタビューを追加して完成した本作 これは是非劇場で観なければと、久しぶりに角川シネマ有楽町へ 何年も聴いてきたお気に入りの本作には、二人が歌いながら笑いを堪えきれない様子が収め…

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