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ウサギを死なせてしまってペットは飼わないと誓うも、野良猫になつかれ結局飼うハメになちった(苦笑)

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和也さんの新着記事

1件〜100件

  • 鞍馬龍二 その18

    『スナック陽炎』の照明看板が見えてきた。スピードを落とすことなく、そこに向かって突っ走る。店をわずかに通り過ぎ、店とホテルの間にある建物の陰へ。1メートル程奥に入り、暗闇の中に自転車を停め、身を潜めた。なるべくなら人目につかないのが望ましい。チカチカと点滅するネオンの光で、...

  • 鞍馬龍二 その17

    店から家までの僅かな距離がなかなか縮まらない。自問自答を繰り返し歩いている。(あの娘を助けよう)(なぜ?お前に関係ないだろう?)(あの店の人達が不幸になる)(食べに行くだけの店だぜ?ほっときゃあいいんだよ)(卑劣な奴は許せない)(そいつがお前に何かしたのか?ヒーロー気取りじ...

  • 鞍馬龍二 その16

    3人組は床に這いつくばり、ビールでズブ濡れになりながら震えている。「オバケだ、お化けがいるww!」髭が叫んだ。後の二人も口をパクパクさせて、跪いている。瓶の破裂音は、そう広くもない店の奥にいる女将さんにも聴こえたらしく、バケツと布巾を持ってとんできた。幸いにも客はこの3人と...

  • 鞍馬龍二 その15

    まだ話し足りない様子の女将さんだったが。「おい!」と言ってオヤジさんが睨み付けているので、渋々定食を取りに行った。膳を運んできて「ごゆっくりどうぞ。」と立ち去ろうとする彼女に「ところであの娘、今日は休みですか?」すんなりと意識せずに訊けた。女将さんは龍二の反応を伺う様に「今...

  • 鞍馬龍二 その14

    そんなある日の事、いつものように食堂のガラス戸を開いて店に入るとすぐに違和感があった。なぜか暗いのである。普通に蛍光灯は点いているしテレビはお笑い番組なのか、ブラウン管の中は盛り上がっているのだが・・・。はたと気がついた。暗いのは店内の雰囲気なのだ。あの娘がいなかった、どこ...

  • 鞍馬龍二 その13

    街での生活を始めたばかりの龍二は、まだ世間知らずで外食も数える程度であったから、食べ比べるほどの経験もなく、この店に入って最初に注文した焼き魚定食を定番メニューとしていた。龍二は、値段も手頃で素直に美味しいと思うこの定食を気に入ってはいたが、食べ終わって(明日はちょっと贅沢...

  • 鞍馬龍二 その12

    龍二は山の生活が嫌で仕方がなかった。親の祐蔵にそれを言っても埒が開かないから、夜逃げ同然で山を降りた。鞍馬一族で、唯一街で暮らす伯父の春蔵の家に転がり込んだ。春蔵は小さい頃から龍二をとても可愛がって、こと或るごとに「こんな山降りて俺んとこにこい。」と本気だか冗談だか分らない...

  • 鞍馬龍二 その11

    桃栗駅から百メートル程西に向い、辻を左に折れた直ぐにその店はある。『骨董品 民芸品 響』手作りの看板が揚がっている、古いが頑丈そのものの寄棟造りの家。周りは好景気の波のお陰で新築の家ばかりだから、却って良く目立つのである。『キキッ。』自転車のブレーキの音がして外灯の明かりの...

  • 野良猫が懐いてきたので飼っている

    プロフィールにも書いている通り、ウサギを死なせてしまってペットは金輪際飼わないと誓ったけれど、思わぬ成り行きとなってしまった。猫は小さい頃からよく飼っていた。うちは田舎なので、猫、犬は勿論家畜との分類を度外視すれば、ニワトリ、牛、豚、ヤギまで飼ってた。私の姉は他県で複数匹猫...

  • 鞍馬龍二 その10

    大変な事態となった。向井グループと龍二、圭太だけなら何とか誤魔化しが効く。しかしマスターの目の前でやってしまった。マスターも確信がなかったから、今日まで疑わしくもお客さんとして迎え入れていたが、こうもはっきりとネタを暴露した。マスターは良い機会だと思った。彼等にこの雀荘での...

  • 鞍馬龍二 その9

    サイコロを二個摘み無造作に放り投げる。全く自然だ。マスターは思った。普通不正とかイカサマをやろうとすると、その気配が漂うもので感性の鋭い者ならヤッタナ、ヤッテルナと何となく勘付くがこの青年にはその気配が全く無い。それ程までに熟得した手練と云うのか?このどこにでもいそうな学生...

  • 鞍馬龍二 その8

    サイコロを振った。ニと三の目が出て五となる。自分の山から何気なく配牌を積もり手牌を観ると(なんだこれ?!)有り得ないものが目の前にあった。字牌、しかも風牌ばかりが・・・。リーダーの言葉ではないが心臓が踊った。十四牌全て字牌。(こ、これは・・)後ろにいる龍二の方を思わず振り向...

  • 姓名判断

    私が確か中学生の頃だったと思うが、面と向かってこんな事を言った。 「ある姓名判断をする占い師にあんたの名前を診てもろたら、将来どうしようも無い人間になると言ってたよ」それを聞いたとき自分自身がとても恥ずかしく暗い気持ちになったけど、今考えたら悪いのは名付け親であって私のせい...

  • 鞍馬龍二 その7

    東場は何事もなく過ぎていき、圭太はプラス12で2位と云う結果となった。皆、良い手に成らないのかリーのみとかリーピンとか安上がりのオンパレードで、後2千点でも多ければ圭太がトップを取れたのだ。いつの間にか圭太は(こいつら大した事はない。俺と同レベル。いや俺のほうが上手いかも)...

  • 鞍馬龍二 その5

    給料日には鞍馬とラーメン屋で、少しダベってから帰る約束をしていた。先にラーメン屋に行くと、調理師の三人がいて既にラーメンを啜っている。彼等はいつも洗い場を通り抜ける時、邪魔だと云う様に圭太を押しのける。最初の頃は洗っていた皿を落としそうになった。彼等は「洗い場のくせによ~」...

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  • 大人のおつまみ

    今日は会社は休み。昼間っから酔っぱらいたい気分。 なので、酒のつまみを造ろうと冷蔵庫を覗く。 こんにゃくを発見。つけて味噌掛けて味噌も発見。よし!久しぶりにカプサイシンに浸ってみるか? こんにゃく一丁をスプーンで1口サイズに齧っていく。それをフライパンに油を引かず炒める。パ...

  • 鞍馬龍二 その4

    「サイコキネシスって知ってるかい?」そう龍二が訊いた。 「勿論、知ってますよ~。俺、このバイトするまで欠かさずアニメのバビル二世、観てたんですから~」圭太は得意顔で喋りだした。「日本名、念力とか念動力と云って精神力で物を動かしたり、浮かせたり。力の弱い能力者は腕時計の針を動...

  • 鞍馬龍二その3

    勤めて一週間が経ち少し慣れ始めた頃、夜10時過ぎロッカーで着替えを済ませ帰りかけたら、鞍馬が声を掛けてきた。「どうだい?明日は土曜日だし、今から近くの深夜営業やってるラーメン屋にでも行ないか?おそがけの歓迎会ってことで・・。 奢らせてもらうからさ。」そう言ってニコッと笑った...

  •  鞍馬龍二その2

    立山圭太は翌朝、電話でレストランにアポを申し込んだ。相手側は早速今日の昼過ぎにでも面接に来てもらえないかとの対応だった。今日は土曜日で、いつでも時間は空いているから「わかりました。よろしくお願いします」と返事をして電話を切った。胸がドキドキした。こんなに緊張したのは高校入試...

  • 二章 鞍馬龍二その1

    若い頃、組の使いっぱしりをしていた立山は、学生時代に汗水垂らして田畑で作物を栽培している両親を、いつも心の中で軽蔑していた。 会社員の親を持つ同級生を羨ましく思い、自分でも納得出来ない劣等感を胸の奥にいつも抱いていた。立山は勉強する事が嫌いで、成績は良くなかった。そんな息子...

  • 飛べ!ハヤテ丸12

    「はい、1万円」早く受け取れと言わんばかりに目の前に持ってくる。「あっ、ああ~、それでいい」気が変わって取り消されるのを危ぶむ様に、ひっ勺ってポケットに捻じ込む。その間も立山の悪知恵はフル回転した。(ちらっと見えたぞ。リュックの中には札束がぎっしり入ってた。これは、ボケ鴨が...

  • 飛べ!ハヤテ丸11

    ローカル列車に乗り、五つ目の駅で降りたハヤテは、顎に手をやり考えていた。(さあ、これからどうしようか?)世間知らずの悲しさ。その方法が分らない。 今どき幼い子供だって、公衆電話の電話帳で調べるなり お金があれば広い道路に出てタクシーを拾うなり、駅員に交番が近くにないか訊き、...

  • 飛べ!ハヤテ丸10

    真昼のプラットホームに乗客はそう多くない。だが、この名古駅は特急列車も停まる主要駅だ。疎らにだが乗客が散らばるように佇んでいる。しかし誰一人彼に関心を持つ者はいない様だった。ハヤテは、気持ちでは焦りながらも「その人、線路に飛び込むよwww!」と、今の段階では流石に叫べない。...

  • 飛べ!ハヤテ丸9

    「皆さんお騒がせして、申し訳ありませんでしたー!」ハヤテは深々とお辞儀をして元の席に戻った。周りの人達が声を掛けてくれ、それにニコニコと応えた。 山ではこんなに大勢の人間を見たり話したりすることはなかったので、少し疲れうとうとと居眠りをしているうちに、電車は乗り換え駅に着い...

  • 飛べ!ハヤテ丸8

    鳶(トンビ)は鷹科の猛禽類だが、性格は比較的おとなしい。肉食系ではなく雑食系であるから、全くテリトリーの違う鳶が人を襲う事はない。 しかし男(秀也)には、目の前で巨大な翼を羽ばたかせ、鋭い眼光で睨み付けるその先にナイフのように尖ったくちばしが、自分の眼球を狙っている様な錯覚...

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    一本歯下駄をボーッと見つめながら履き始めた当時の事を思い出していると列車は停車、発車を繰り返し、乗客の乗り降りによって車内の様子も変わっていく。響 冴子の住んでいる所の最寄り駅までは約1時間。 次の乗り換え駅を確認しようと四つ折にした行程表をポケットから取り出そうとした時、...

  • 飛べ!ハヤテ丸6

    幼い頃、一度しか乗った事のない彼には理解しようもないが、昼前という時間帯は比較的、列車内は空いている。それでも乗客は結構いて、座席は殆ど埋まっている。そんな中、彼の一本歯下駄に気が付いた乗客が、好奇の目を向けてくるが無視を決め込んだ。この下駄もじいちゃんの手作りだ。ハヤテの...

  • 飛べ!ハヤテ丸5

    松川駅の駅員は親切に対応してくれた。 窓口で事情を話し住所が記してある便箋を見せると、若い出札係の彼は、席を立って年配の駅員を呼んで来た。彼は奥のパソコンに向かい住所を入力し交通ルートを検索して、それをコピーしている。勿論、そういう作業をしていることをハヤテには知る由もない...

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