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ゆりバァバの楽しきこと https://yuribaaba.fun/

初めまして。私には孫が2人いますので、正真正銘のバァバです。 でもまだまだ楽しいことが沢山あります。読む・書く・見る・聞く・食す・・・。そんないろいろなことを書いていこうと思います。

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2022/01/10

1件〜100件

  • 懐かしい味『禅寺丸柿』

    今年は禅寺丸柿を手に入れられました。この柿は町中の八百屋さんでしか売っていないので、すぐに売り切れてしまいます。 小ぶりな実は、果肉に霜降りが入って種がたくさんあります。甘味は少なくてさっぱりしています。懐かしい味です。 私の実家は東京都世

  • 何でも好転させるおばぁちゃん『ひかりの魔女』(山本甲士)

    85歳のおばぁちゃんが光一の家族と一緒に住むことになります。長男と暮らしていたのですが、彼が亡くなって一人になってしまったのです。もともとこの家はおばぁちゃんの家で、25年前まではここに住んで書道教室を開いていました。 やってきたおばぁちゃ

  • 昭和の大女優と若者の情愛『ミス・サンシャイン』(吉田修一)

    岡田一心は大学院生です。ゼミの教授からアルバイトを紹介されます。「力のある男の学生を」と頼まれて、ちょうどバイト先が無くなったところの一心は引き受けます。 相手は昭和の大女優・和楽京子。本名石田鈴。現在は80代。尋ねた先は北の丸公園に近い立

  • ランチだけでも気が晴れた日

    久しぶりに文化村のミュージアムに出かけましたら、なんと!?展示は土曜日からでした(^^) お昼はいつものように、デユマゴのランチ。庭のパラソルの下に座りました。ニワトコの木は葉の先が紅葉を始めています。花々も季節で変わっていて、ルドベキアが

  • 若者たちを支えて育てる『三十光年の星たち』(宮本輝)

    京都の路地の小さな貸家の並ぶその一軒に住む坪木仁志は30歳。子供の時から父に疎まれていました。まじめな兄は医師になり、弟は公務員になります。仁志は私立大学では勉強せずに落語ばかり聞いていて、卒業してからも一つの仕事が長続きせず、120万円の

  • 青春時代と冒険の私小説『そらをみてますないてます』(椎名誠)

    冒険家で遊びが得意な大人、という印象の作家の青春時代の物語と冒険旅行の物語が交互に語られています。真似はできないので、青春時代を先にまとめて書きます。 19歳の彼は、レストランの地下で夜中に食器洗いをするアルバイトをしています。朝の3時半に

  • サーカスの凄さと少年の成長物語『サーカスの夜に』(小川糸)

    少年は両親が離婚して、グランマに育ててもらいました。粗末なアパートの1階がタバコ屋で、その屋根裏部屋で暮らしました。彼は13歳ですが、外見は10歳ぐらいで、子供の時の大病のために大きくなれないと言われました。 ある日、目にしたレインボーサー

  • ウィルス蔓延の現在の先取り『バベル』(福田和代)

    表題に引かれて買って、読み始めて驚きました。コロナウィルス蔓延の現在の先取りのような、現在よりもっと怖い話でした。 如月優希は駆駆け出しの小説家、蕎麦屋と喫茶店のアルバイトをしながら暮らしています。ある日、一緒に暮らす美大生の渉がウィルス性

  • 15歳の少年の愛した女性は文盲の戦争犯罪人『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳)

    体調の悪かった15歳の僕は、バーンホフ通りで吐いてしまいました。その時にてきぱきと対処して家まで送ってくれた女性がいました。それがハンナ・シュミッツとの出会いです。 彼女はアパートの4階に住んでいて、市電の車掌をしている30代の女性でした。

  • 人付き合いの大切さに気付かされる『傑作はまだ』(瀬尾まいこ)

    加賀野正吉は大学4年の時に書いた小説で新人賞をもらい、それ以来作家として50歳まで暮らしています。 1人にしてはかなり広い家の一室にこもり、毎日パソコンに向かって文章を綴っています。人と接するのは編集者との打ち合わせのときのみで、近所付き合

  • 雑草の中から生えてくる清楚な花『タイワンリリー』

    梅雨が明ける頃から雑草や灌木の中から細い茎を伸ばして、夏になると真っ白い清楚な花を咲かせます。   台湾から来たという「タイワンリリー」または「タカサゴユリ」といいます。テッポウユリの一種です。 我が家も今年は5箇所に生えています。球根なの

  • 国立西洋美術館ができるまで『美しき愚かものたちのタブロー』(原田マハ)

    東京・上野駅を出てすぐにある国立西洋美術館。横長長方形のすっきりした建物はル・コルビジュエの設計です。門を入ると前の庭で、ロダンの「地獄門」「カレーの市民」「考える人」が迎えてくれます。美術館に入れば、常設展では松方コレクションが展示されて

  • 呼んでいる声がきこえますか?『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ)

    大分県の海に面する丘の上の一軒家に越してきた三島キナコ。その町で虐待されているらしい少年と出会います。 キナコ自身が母と義父から虐待され、子ども時代から辛い苦しい状態で過ごしました。高校時代からの仲良しの晴美とその職場の友人アンさんが支えて

  • 仲間からのアドバイスが効く『大事なことほど小声でささやく』(森沢明夫)

     6編の短編から成る物語です。すべてに関わるのは「ゴンママ」と呼ばれる優しくて愉快な大男・権田です。 1.本田宗一 45歳のサラリーマン。高校生になった一人娘のことで悩んでいます。シェフになりたくてフランスに留学を希望しています。しかし父親

  • ドリトル先生とスタビンズ君の冒険物語『ドリトル先生ガラパゴスを救う』(福岡伸一)

    朝日新聞に連載している時から楽しみにして読んでいた物語です。そして、これが本になって出たら、小学4年生の孫にプレゼントしようと思っていました。成長していく男の子には、うってつけの物語です。 主人公は医師でありナチュラリストのドリトル先生と弟

  • 音楽教室にスパイとして潜入『ラブカは静かに弓を持つ』(安壇美緒)

    全日本音楽著作権連盟に勤める25歳の橘樹は3歳から15歳までチェロを習ったことがあります。それが理由で、ミカサ音楽教室にスパイとしてレッスンに行かされます。 最大手のミカサ株式会社の音楽教室で使われる教材からも、著作料を取らねばならない、と

  • 涼しい風の吹き抜ける『箱根・湿生花園』

    気持ちよく晴れた日、植物好きの友人と箱根の湿生花園に行きました。 入ってすぐの池に青い珍しい花が咲いていました。ポンテチリアという初めて知る名前です。 緑の木立の中では、真っ白いササユリが迎えてくれました。私の携帯のアドレスにもしている好き

  • ザルツブルグでの日記エッセイ『オーストリア滞在記』(中谷美紀)

    中谷美紀さんは女優です。6年前にドイツ人のヴィオラ奏者と結婚して、1年の半分をザルツブルグの標高600mの場所にある自宅で過ごしています。この本はコロナでロックダウンの始まった年の5月1日から7月24日までのエッセイ風日記です。 6月の末の

  • 早くも夏のウチの庭の花々

    6月の末から一気に来た猛暑の日々(_ _;)我が家の庭も夏の花々が盛りになりました。 〇アガパンサス:初夏に咲き始める私の好きな花です。名前の由来は、ギリシア語のAgape(愛)とAnthos(花)で、地面から長い茎を伸ばし、てっぺんで細い

  • お仕事小説の先駆『閉店時間』(有吉佐和子)

    この作者は『複合汚染』でも『恍惚の人』でも数年先の人々の苦労を先取りするような小説を書かれていて感服していました。 これは同じ女子校を出た3人の女性が新宿の大手デパートに勤めた5年間の物語です。最近も人気のあるお仕事小説の先駆けともいえます

  • オードリー・ヘップバーンの人生と人間性を描いた映画『オードリー』

    高校生の時に観た「ローマの休日」の感動はいまだに忘れられません。気品があるのにお茶目でチャーミングな王女様。 その後も『麗しのサブリナ』など人気映画の主役を演じましたが、晩年にユニセフの親善大使として紛争地帯の子供たちを訪ねている写真には、

  • 浄瑠璃の世界を楽しく覗ける『仏果を得ず』(三浦しをん)

    この作者のファンで、作品のほとんどを読んでいるのに、この作品は敬遠していました。今までに一度しか見たことのない伝統芸能なんて畏れ多い、と思っていましたが・・・。 読み出したら面白くて、いっき読みでした。 主人公の健は、高校の時に見た文楽で眠

  • 紫陽花を見に王子へ

     日差しはないけれど、雨も降らない涼しい日、花好きの友人に誘われて、王子へ紫陽花を見に出かけました。  飛鳥山公園の下と線路際の金網の塀の間の細い道を歩きながら、丁度満開の紫陽花の花を愛でました。  私たちの好きなブルーの花は涼しげで、濃い

  • さまざまな人の再出発を描く『海の見える理髪店』(荻原浩)

    表題を含めて6編の短編集です。 「海の見える理髪店」 海辺の小さな町にある理髪店。年輩の店主が1人で切り盛りしている人気のお店です。予約を入れて行くと、シャンプーからマッサージまで付いた心地よい昔風の理髪店です。 特徴は、海を写す大きな鏡が

  • 帝国図書館の歴史と喜和子さんの生涯が絡む『夢見る帝国図書館』(中島京子)

    この小説では、帝国図書館の歴史と喜和子さんという個人の生涯の物語が交互に語られます。実は私はこのタイプの進み方が苦手で、どうしても一つの話の方を続けて読みたくなってしまいます。 ここでは帝国図書館の歴史を先に、喜和子さんの生涯を後でまとめて

  • 紫蘇の香とほんのりした甘さ『紫蘇ジュース』

    スーパーに赤紫蘇の葉が出始めました。早速買ってきて、紫蘇ジュースを作ります。この時期の恒例になった仕事です。 材料:赤紫蘇の葉(300g)、砂糖(400g)、檸檬(1.5個)又は(酢小3)、水1800cc 作り方: 赤紫蘇の葉を太い茎から外

  • 連句と和菓子とポップ『言葉の園のお菓子番』(ほしおさなえ)

    一葉は、大学を出て4年勤めた書店が閉店して、仕方なく、文京区根津にある実家に戻りました。亡くなった大好きな祖母の部屋には、本棚が1つ残っていました。 入院中にお見舞いに行った時に「私がここから戻れなかったら、本棚にあるノートを見てほしい」と

  • 乱世の石垣造り職人たち『塞王の盾』(今村祥吾)

    世は戦国時代。匡介は8歳の時に織田軍に攻められた一乗谷で、一家で逃げ惑ううちに父と妹とはぐれ、群衆で身動きできない母から「子どもなら足元を潜って抜けられる。早く行きなさい」と繋いだ手を放されて、山に逃げます。 そこで岩や石の声を聞きながら道

  • ストレス解消の上級者向き登山『八月の六日間』(北村薫)

    題名になっている話は最終章で、全部で五つの山行話です。 「九月の五日間」 主人公はある雑誌社の副編集長、30代後半の女性です。山登りにハマったきっかけは、ストレスの溜まっているときに同僚の女性から山行に誘われます。 大菩薩峠傍の滝子山へ紅葉

  • 雑草と付き合って暮らす『雑草と楽しむ庭づくり』(曳地トシ+曳地義治)

    緑が濃くなってきました。庭の雑草も勢いを増しています。草取りは嫌いではないものの、腰に来るので、気をつけながらです。 この本に出合うまでは、雑草を目の敵にしていました。なんとか全滅させたいとがんばりました。 でも雑草と共存する、という考え方

  • 沖縄と出会わせてくれた『太陽の棘』(原田マハ)

    8年前に出版されたこの本を読んで、それ以来私は原田マハさんのファンになりました。 物語の最初はサンフランシスコの丘の上、84歳のエドワード・A・ウィルソンの診療所です。彼の診察室には、絵がたくさん飾ってあります。それは患者の気持ちを和らげる

  • 丘陵地にある傾斜する「オープンガーデン」

    花曇りの日、植物好きの友人を誘って、電車で2駅先にあるオープンガーデンへ行きました。 私たちの予想に反し、その庭は丘陵地を歩いて登る斜面の作りでした。 一階は木工をする部屋。その横の階段を登っていくと、二階は籠や帽子などを作る手仕事の部屋。

  • 日常生活をチェック『80歳の壁』(和田秀樹)

    著者の経歴は、1960年生まれ。東京大学医学部卒、精神科医。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっています。 経験に裏打ちされたアドヴァイスが、とても気持ちを楽にしてくれました。今は人生100年時代と言われ

  • 悩める人々の憩いの場所『わたしの美しい庭』(凪良ゆう)

    5階まであるマンションの屋上には、手を掛けた庭があり、その先には小さな神社があります。縁切りの神様とも言われています。 この神社の持ち主で宮司、翻訳者でもある40代の統理には引き取った7歳の娘・百音がいます。別れた妻が再婚してできた娘ですが

  • 悩める高校3年生と社会科教師のアドヴァイス「雉隠しの庭」

    田路宏昌は社会科の教師です。教師になって6年、高校3年のクラス担任もしています。生徒からは、ボーッとしていてやる気がなさそうと思われています。 履歴は、地元の国立大学卒。今も一緒に呑む友人もいますし、優秀で一度の試験で弁護士になった彼女もい

  • 衝撃的な三角関係『あちらにいる鬼』(井上荒野)

    これは著者の父、母、瀬戸内晴美をモデルとした小説です。白木篤郎、笙子、みはるとして登場します。1966年から、みはると笙子が交互に心境を語るという方法を取っています。 その年、長女は5歳の幼稚園児。父とみはるは出会いました。作家として、徳島

  • 『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集『祝祭と予感』(恩田陸)

    大ヒットしていた『蜜蜂と遠雷』を読んだのは、5年前(2016年)のお正月明けでした。突発性難聴で受診した1月4日の夕方から入院した病室で、です。 9時から12時半まで左腕に点滴の針を刺されてベッドの上に寝たまま、お腹の上に幅4センチもあるず

  • 父と息子の物語『とんび』(原作:重松清)

    瀬戸内海に面した吉備市。不器用な父ヤスは、運送業の仕事に携わる力はあるけれど不器用な男。 過ぎた女房と言われる優しい妻に男の子を授かり、可愛がります。 ある日、自分の仕事場を母子に見せようと、働く運送会社の倉庫に連れて行きます。そこで幼い息

  • 父の最後を看取りながら思うその人となり『無名』(沢木耕太郎)

    この作者の『深夜特急』以来のファンです。 実の父の最後を、母・姉2人と交替で見守りながら、父の生涯と人となりを描き出した心に沁みるノン・フィクションです。 彼の父は築地で生まれ育ち、白金と麻布で暮らし、戦後は池上に住んでいました。そして亡く

  • 童話のような怖い話『密やかな結晶』(小川洋子)

    この島では、次々に物が消えていき、人々の記憶からも消えていきます。 主人公は小説を書いている若い女性。彼女の子どもの頃、地下室は母の彫刻の仕事部屋で、母が秘密の引き出しから、なくなった物を見せてくれました。 リボン、鈴、エメラルド、切手、そ

  • スピーチライターとは?『本日は、お日柄もよく』(原田マハ)

    また、マハさんの登場です。 スピーチライターという職業は、日本ではまだあまり知られていません。この小説では、企業の社長さんの挨拶や代議士の演説のスピーチを書く人のことです。 主人公の二宮こと葉は、製菓会社でOLをしています。幼馴染みで片思い

  • 城址公園の『カタクリ、桜、そして石垣』

    晴天の月曜日、花好きの友人とお花見に出かけました。横浜線の片倉駅下車。10年ぶりです。素朴な駅の周辺には、駐車場が増えていました。 公園の入り口を入るとすぐ左側の池には、張り出した枝にカワセミが止まっていました。私の知っていたカワセミの子孫

  • 英訳で読む芭蕉の俳句の世界『松尾芭蕉を旅する』(ピーター・J・マクミラン)

    この訳者マクミランさんは、朝日新聞に連載している「星の林に」で日本の詩歌を英訳しています。私はそれをずっと読んでいるファンなので、この本が出てすぐに買いました。 芭蕉の俳句も大好きで、このブログの最初にも書いたように、『奥の細道』への旅もし

  • 2年ぶりの青山「ROSEBAY」

    新型コロナの感染者が減ってきて、非常事態宣言が解除になりました。私もワクチンを3回接種してもらいましたし、2年ぶりに青山にあるお店へ行きました。 「ROSEBAY」はヒマラヤ岩塩を売っている小さなお店です。地下鉄「表参道」からA2の階段を上

  • さりげなくて美味しそうな料理の『真夜中の栗』(小川糸)

    ベルリンに滞在中の日記エッセイです。この作家の作品には度々美味しそうな料理が登場します。本人が料理好きな方だと分かりました。 まずパンケーキ。ささっと焼いて、バターとメープルシロップで。焼いた本人が、ホテルにいるみたいと、うっとりしています

  • 温かさに誘われて咲き出した『シデコブシ』

    昨日、今日の朝方雨、日中25℃という温かさに、ご近所にあるシデコブシが咲き出しました。 名前の由来は、花びらが8枚ほどに細くて、神社などのしめ縄につける四手という紙の飾りに似ているからだと言います。 先日まではヒヨドリが止まって、出始めた芽

  • 愛にあふれた『愛なき世界』(三浦しをん)

    T大としているけれど、これは本郷の東京大学・大学院理学系研究科生物科学専攻の面々に、作者が綿密に取材した結果の話でしょう。 登場するのはいつも黒い服を着た殺し屋のように見える松田教授(男)、助教の川井(男)、ポスドクの岩間(女)、院生の本村

  • 国立新美術館で観た『メトロポリタン美術館展』

    始まって丁度1ヶ月の美術展を予約して、行きました。2100円の入場料というのは、ずいぶん高いと思いますが、それだけ貴重な展示ということでしょう。 最初の部屋は「信仰とルネサンス」。聖書の中の話を題材にした15世紀の絵画です。 いきなり2枚の

  • 社長は大嵐に遭う『海が見える家 続編&続々編』(はらだみずき)

    姉の宏美は、1つの部屋に凪子の流木オブジェや貝細工を置き、売り始めました。そして館山駅近くのスナックで働き始め、ついに都会へ戻って行ってしまいました。 1人になった文哉は、暮れから正月に体調を崩して寝込み、これからどうするか考えました。別荘

  • 好きなことをして暮らせ!『海が見える家』(はらだみずき)

                    緒方文哉は就職1ヶ月で会社を辞めます。ブラック企業だと気づいたので。その矢先に、見知らぬ男から電話で父の死を知らされます。 父は離婚してから、小2年の文哉と小5年の姉・宏美を育て上げ、2人が独立してから千葉・

  • 春めいてきて賑わっている「高尾山」

    京王線に乗って用事を終えた帰りのお昼時、あまりのお天気に高尾山まで足を延ばしました。 日曜日の晴天!凄い人です。若者グループ、家族連れ、シニアの登山姿・・・。 私も10年前までは、季節ごとに登った山。麓の景色だけでも懐かしいです。ケーブルの

  • 荒々しくなった『WEST SIDE STORY』(ウエスト・サイド・ストーリー)

    若かった頃に観た傑作ミュージカル映画の、スティーブン・スピルバーグ監督による最新版です。 画面はいきなり高いビル群の壊しから入ります。灰色にすすけていく街・・・。 ニューヨークの道路一面で踊る男たち・・・そうだった、ジョージ・チャキリスが格

  • 楕円形のエッセイ集『聡乃学習(サトスナワチワザヲナラウ)』(小林聡美)

    私はフィンランドで撮られた「かもめ食堂」を見て以来の聡美さんファンである。 その後テレビでは時折りお目に掛かるものの、エッセイを書いていらっしゃるとは知りませんでした。(迂闊うかつっ!) 家庭画報で、フィンランド大使になられたとフィンランド

  • 大阪弁で綴られる『渦』(大島真寿美)

    ずっと以前にこの作家の『ピエタ』を読んだ時、ベネチアの雰囲気が色濃く出ていて、ベネチアに住んでいる方かと思ったほどでした。 『渦』は2019年に直木賞を受賞しています。 主人公の穗積成章は、12,3歳までは学問に秀でた賢い子でした。父の学者

  • 文化村の『ミロ展』&ランチ

    ザ・ミュージアムでミロ展を観ました。ここはいつも静かです。 ミロの絵はいくつか知っていましたが、日本を訪れたことがあり、陶芸家と一緒に壺を焼き、絵も描いたとは知りませんでした。とても可愛い絵の描かれた花活けによい壺がありました。 詩人の瀧口

  • 常備薬を二つ「麻黄附子細辛湯&ういろう」

    雪は積もりませんでしたが、寒い日々です。私の常備薬を二つ、紹介します。 一つは、ぞくっと寒気がして鼻水が出た時の薬。「麻黄附子細辛湯」は、風邪の初期に効きます。以前はデパートの漢方薬局で買っていましたが、今は、毎月掛かる医院で処方してくれま

  • それぞれの土地と人々が魅力『青空と逃げる』(辻村深月)

    この人気作家の著作を読みたくて、あれこれ探していたら、私が行ったことのない土地の出てくるこの本に目が止まりました。 高知県の四万十川、兵庫県家島、大分県別府。 でも物語は旅などというのんきな話ではなく、主人公の早苗は、舞台俳優をしている夫が

  • 本の行商人たちについて調べた『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(内田洋子)

    著者は時事報道に携わるベネチア在住の方。資料を探しに訪れた路地奥の古書店で、店主とその父親から数代前までの祖先はモンテレッジォという山の上の村から古本の行商に出ていたと聞きます。 その町に行ってみたくなり、町の広報活動している中年男性と若い

  • 本好きの背中を押してくれる『読書からはじまる』 (長田弘)

    私は子どもの頃から本が好きでした。本の手触りも、本を読んでいる時間もとても楽しかったです。「本ばかり読んでいて・・・」と母には小言を言われましたが。 何十年も経ってこの本に出合い、「私の味方がいた!本が好きで良かった!」と本当に嬉しかったで

  • 寒さの中で凜と「梅の花」&美味しい「クッキー」

    まだまだ寒い日々ですが、庭の白梅が咲き始めました。今日は節分。春は間もなくでしょう。 娘は梅派ですが、私は桜派です。私の場合は小学校の校庭に立派な桜の木がありました。たぶん娘も楽しく過ごした小学校に梅があったからではないでしょうか。子どもの

  • 憧れの店『わたしの小さな古本屋』(田中美穗)

    この古本屋さんは、岡山県倉敷市の有名な大原美術館をもっと先に進んだ当たりにあるそうです。 景観保全地区にある町家で2000年から営業しています。最初は別の場所で始めたそうですが、資金100万円で21歳の若い女性が・・・偉いです! 土地柄、地

  • 毎朝の楽しみだった『また会う日まで』(池澤夏樹)

    2年前の8月1日から朝日新聞朝刊で始まった小説が、今日(2022年1月31日)で終わってしまいました。毎朝、楽しみにして読んでいたので、寂しくなります。間もなく単行本になるだろうとは思いますが・・・。 主人公は実在の人物・秋吉利雄。作者の父

  • 早春の花「蠟梅」と花林糖

    いつもは30分散歩+買い物のところを、少し足を延ばして、大きな公園まで歩きました。 子供連れで賑わっていて、そのうえ老人たちもせっせと歩いていました。私も元気を出して、隣のお寺まで歩きました。 ちょうど蠟梅ろうばいが花盛り!今年の冬は寒いの

  • 若者の成長物語『生きる僕ら』(原田マハ)

    主人公は、麻生太郎。母と2人で古いアパートに暮らす24歳、無職。朝から夜中まで働く母とは顔を合わせません。 高校2年の時、酷いいじめに遭い、中退。アルバイトもうまくいかず、家に引きこもり4年。寝ているかパソコンをいじっているか・・・。 そん

  • 家族愛も歌声も風景も美しい映画『CODA』

    CODAは、ろう者の親を持った健常者のことを意味する、ということを初めて知りました。 ルビーは17歳の高校生です。両親、兄共にろう者なので、幼いころから手話通訳をしています。一家は漁業で暮らしていますので、ルビーも朝の3時起床で、漁船に乗っ

  • 行けない旅を代行してくれる『旅屋おかえり』(原田マハ)

    この本の主人公・岡本恵理子は、タレント名・丘えりか。彼女の故郷は、日本最北端の島・礼文島。私は行ったことありますが、夏の花々の美しい漁師達の島でした。恵理子の実家も父親が漁師でした。 彼女は修学旅行で東京へ行った時、芸能プロダクションの社長

  • 初場所・15日間『お相撲』

    私のお相撲好きは、両親から受け継いだもののようです。父は先代の若乃花びいき。母は千代の富士の大ファンでした。相撲に強いだけでなく、姿良し、性格良しだそうで、まるで親しい友人のような言い方でした。 私は特に贔屓にしている人はいませんが、引き締

  • ストーリーテラーの傑作『田園発 港行き自転車』(宮本輝)

    舞台は富山県。この作者は北日本新聞から連載小説を頼まれて、取材に富山に行った時のことを、エッセイに記しています。 立山連峰から流れ落ちる冷たい急流の黒部川の畔で入善町の稲穂が揺れる広大な畑を見た時、この小説の構想が湧いたそうです。 登場人物

  • サポーター達が眩しい『雪と珊瑚』(梨木香歩)

    お正月にうっすらですが雪が降ったので、この本を思い出しました。でも降る雪とは関係なく、赤ちゃんの名前で、珊瑚がその母親の名前です。 21歳の珊瑚は育った家庭に恵まれず、高校を中退してパン屋でアルバイトをします。結婚した同い年の夫とは1年足ら

  • 絶筆の絵で涙『東山魁夷展』

    今年、居間に貼ってあるカレンダーの絵は東山魁夷画伯の「新緑」です。手前に白樺の白い幹がくっきりと立ち、遠くの林が新緑の清々しい絵です。画伯の絵はけっこう見ているつもりでしたが、これは初めての絵で、新春の気分に浸っています。 2018年11月

  • 雪国を思い出す『首都圏に初雪』

    快晴キラキラのお正月の後、1月6日は朝から震えがくるほど冷え込んで、ついに午後から雪が降り始めました。春の淡雪のように軽い雪でしたが、夜までに数センチ積もりました。 7日の朝、シャッターを開けると庭は静寂の雪景色。銀世界というほどではありま

  • 学ぶことたくさんの『すばらしい新世界』(池澤夏樹)

    主人公の林太郎は電力会社で風車を設計・設置しているエンジニア。ヒマラヤ奧地の小さな村に乞われて風車を立てに行くことになります。 まずは下見に。カトマンズの空港に出迎えてくれたのは、現地での通訳・ラム君。日本語が巧みな好青年です。彼のお陰で辛

  • お正月の楽しみ『箱根駅伝』

    私は30年来の「箱根駅伝」のファンです。 1月2日は東京・大手町から大学20校と学連選抜の計21人の若者達が走り出します。ビル群を抜けて国道1号線を、鶴見・戸塚・平塚・小田原の中継所でバトンを引き継ぎながら、箱根の芦ノ湖を目指す約110㎞、

  • 『新春』

    2022年、明けましておめでとうございます。 今年はどんな年になるのでしょうか。嵐の吹きすさぶ日は、小さく丸まって暴風をやり過ごし、お日様きらきら快晴の日は、光を浴びて感謝しましょう。どんな日も小さな楽しみを見つけていきたいです。

  • 寂しい50代の清純な恋『モンローが死んだ日』(小池真理子)

    軽井沢に1人で住む鏡子は、夫を亡くしてから精神状態がおかしくなり、精神科を受診します。そこで出会った同年代の医師の優しさのこもる受容に、次第に癒やされて行きます。 医師が、鏡子の勤める作家の記念館を訪ねて来た日以来2人は親しくなり、横浜から

  • お目出度い『小鳥の落とし物』

    この冬も我が家の庭には、マンリョウの若い木が何本もたくさんの赤い実を付けています。つやつやした目立つ実は、万両という名に相応しくお目出度い雰囲気です。 でも、これは私が植えたのではありません。いつの間にかあちこちの草むらから生え出てくるので

  • デパ地下が楽しい『和菓子のアン』(坂木司)

    主人公は、梅本杏子(通称アンちゃん)。高校を卒業したばかりの18歳。身長150cm、体重57kg。彼女の目線からの語りが軽妙で分かり易く、とても楽しく読んでいける小説です。 杏子は大学には行きたくないし、専門学校へ行くほど興味のあることもな

  • ミステリーなのに誰も死なない『春にして君を離れ』(アガサ・クリスティー)

    ここでは殺人事件は起きません。サスペンスではなく、家族の物語です。それなのにミステリアスで引きこまれていくところは、さすがアガサ女史です。そして聖書が下敷きにあるところも。 主人公はイギリス・クレイミンスターに住む裕福な45歳の主婦です。自

  • ゴッホの時代にタイムスリップ『たゆたえども沈まず』(原田マハ)

    ゴッホの絵の好きな者にとっては、ワクワク・ドキドキしてから切なさが余韻として残る小説です。 1886年のパリから始まりますが、最初に登場するのは創作された人物、加納重吉です。彼は日本人美術商の林忠正の元で働こうとしてやってきた日本人の若者。

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