「こ、こんばんは」 「あらー!田口さん!!ずっと出張だったんですか?長かったですね…」 「す、すみません。出張先でいろいろありまして、やっと夏休みとれたんで。 連絡もしないでごめんなさい」 「いいんですよ!無事に顔出してくれれば。安奈ちゃーん!ほれ、田口さん帰って来たわよ!」「ごちそうさま、また来るね。今度カラオケでも行こうよ!」 「は…そういう…その…あれは…」 「週末空けておいてね」 そう言うと青年はレジに向かう。順一君と一瞬目が合った。 おばさんはレジで青年の対応、安奈ちゃんは青年のお膳の片付け。 その間順一君は何も言えず、何も動けず、ただ立ち尽くしたままだった。 久し振りに来た石栗食堂…
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