chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
kyoshinhei
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2021/12/25

arrow_drop_down
  • 日本: 注目の知的財産大合議FC2 v. ドワンゴの判決言渡しは2023年5月26日になるそう

    特許権の域外適用が争点となっているFC2 v. ドワンゴ事件が、知財高裁大合議で審議されることになり注目があつまっていました。 www.patent-topics-explorer.com こちら口頭弁論期日が更新され、判決言い渡し日として2023年5月26日があらたに設定されました。 1. 令和4年(ネ)第10046号 特許権侵害差止等請求控訴事件 原審 東京地方裁判所令和元年(ワ)第25152号 当事者 控訴人(原告)株式会社ドワンゴ被控訴人(被告)FC2,INC.被控訴人(被告)株式会社ホームページシステム 権利の種別 特許権 発明の名称 コメント配信システム(特許番号:第6526304…

  • AIの訓練データや学習方法、ソースコードはオープンにすべきなのか否か

    先日、OpenAIはGPT-4の構築に用いたデータセットやトレーニング方法について開示しない方針を決めたという記事がありました。 gigazine.net ブラックボックスとして批判する声もあり、科学の点では再現性の問題点もあります。Open AIがopenにしないのはなんでだという批判もあり、皮肉がきいています。 理由の一つに競争を挙げていますが、non profitであるOpen AIが競争を理由に挙げるのも、なかなか理解に苦しいところもあります。 Stable Difuusionなどはソースコードも開示され、責任あるAIのもとRAILライセンスという枠組みも考案されてきています。 www…

  • 米国: Internet ArchiveのOpen Libraryのコロナ禍での措置が著作権を侵害すると地裁判断

    Internet ArchiveのOpen Libraryのコロナ下での措置が著作権を侵害するという地裁判断が下ったそうです。 www.msn.com article.auone.jp Internet Archiveは下記のOpen Libraryというデジタル書籍をオンラインで貸し出すプログラムを行っているそうです。 openlibrary.org 従来は一人一冊でしたが、コロナ禍の2020年3月24日から貸出枠を一人10冊に拡大した「National Emergency Library」を立ち上げたそうです。これを著作権を侵害するという大手4社からの訴訟提起があったことが今回の経緯になり…

  • 日本: 文化庁の京都移転、著作権は京都と東京どちらでみるのか?

    本日、2023年3月27日から文化庁の機能が京都へ移転することになったという報道がなされています。 www3.nhk.or.jp 文化庁からも、「文化庁、京都へ」という公式サイトも立ち上がっており、いろいろなイベントも企画されているようです。 bunka-iten.kyoto 一方で、AIやWeb3といった次世代の技術が台頭してくる中で、著作権の存在感が著しく向上しています。例えば、AIのコードなどは著作権の保護を受ける対象となりえますし、NFT上の画像などのコンテンツも著作権の保護の対象となりえます。 これらのデータは無体物であり、通常は差止め等ができませんので、知的財産権として保護されるこ…

  • 欧州: Post-published evidenceが考慮される基準について拡大審判部の判断が出る

    欧州では、出願後に進歩性を主張する際に提出する実験データの証拠が受け入れられる基準について、拡大審判に質問が付託されていました。 事前にpreliminary opinionが拡大審判部からは提示されており、その際は、提出された証拠は原則考慮すべきで、進歩性の効果の認定に際してpost-pulished dataを考慮するかは、「当業者がそのデータについて「significant reason to doubt it」を有するかをクライテリアにすることを仄めかしていました。 www.patent-topics-explorer.com さて、最終的な決定はどうなったのでしょうか。 まず、事前の…

  • シリコンバレー銀行のローン担保としての特許

    シリコンバレー銀行の破綻が契機となり、銀行の信用不安が起こり始めています。 www.patent-topics-explorer.com 本件は特許関係ブログですが、シリコンバレー銀行と特許の面白い関係として、スタートアップを多く相手にしていたシリコンバレー銀行の特徴なのかもしれませんが、シリコンバレー銀行はスタートアップへのローンの担保に特許を使っていたそうです。 patentlyo.com 実際にAssignee nameで米国特許をラフに検索をかけてみると、4157の結果がヒットしました。 assignment.uspto.gov 米国特許権の譲渡の目的で項目がはいっているもののランキン…

  • 百度(Baidu)もChatGPT対抗品「文心一言(アーニーボット)」のデモ披露

    昨年のChatGPTの発表から、GPT-4の発表、Google BardやWorkplaceの発表と、Generative AIの進撃がとまりません。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com 中国の百度(Baidu)もChatGPT対抗品を出すとされていましたが、ついにデモが発表されたそうです。その名も「文心一言(アーニーボット)」というそうです。 www.itmedia.co.jp 発表の様子はyoutubeでも公開されています。 www.yout…

  • 米国: 米国著作権局がAI生成著作物の登録に関する新ガイドラインを公表

    米国では、著作権の登録制度が活用されていることもあり、米国著作権局への著作権登録についてGenerative AI自体が著作者となれるかということや、Generative AIで生成された著作物が登録をうけるかについて、事件が起きています。 事件では、AI自体は著作者にはなれず、AIが作成した著作物自体は著作権登録ができない(漫画についてはその選択されたAI生成された絵の漫画の配置等には著作物登録が認められています)。 詳しくは、下記もご覧ください。 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com そのような事情もあり…

  • Googleの逆襲: Google WorkplaceのGenerative AI導入デモ画面が発表される

    ついにOpenAIからChatGPTに続いて、次世代のアルゴリズムGPT-4もリリースされ、Googleはどうするのか記事でも投稿していました。 www.patent-topics-explorer.com GoogleはBardというChatGPTライクなチャットボットをリリース予定としていましたが、むしろこちらの方がビジネス的には魅力的というものが出てきました。 こちらのGoogle Workplaceの新機能です。デモ画面が下記でリリースされています! www.youtube.com リリースは年内ということですが、、、 www.itmedia.co.jp Generative AIをビ…

  • ChatGPTに使われたGPT-3.5を上回るGPT-4が公開される

    世の中に強烈なインパクトを残したChatGPTですが、 www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com www.patent-topics-explorer.com ChatGPTに使われたGPT-3.5の次世代アルゴリズムGPT-4が満を持してOpenAIから発表されました。 openai.com 学習には彼らの持つテストデータやChatGPTの入出力情報等が使用されたようです。 現在2つの方法でGPT-4アルゴリズムが使えるようになっているそうです。 (…

  • 書評: 「半導体戦争」を読む。半導体が何故戦略物資となったかが分かる一冊。

    近年、半導体の経済安全保障と紐づける報道を目にすることが多くなったので、下記の書籍を購入しました。 半導体戦争――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防 作者:クリス・ミラー ダイヤモンド社 Amazon 日本でも、トヨタ・NTTなど8社が出資して製造企業ラピダスが設立されました。 www.nikkei.com さらに、研究組織として、LSTCも立ち上がる予定で、IBMから技術供与を受け、ラピダス-LSTC体制で2nmのロジック・チップの量産体制を構築することが目指されています。 20221111004-1.pdf (meti.go.jp) さらに、ソニーは熊本に大手ファウンドリーTSMC…

  • 日本: メタバース等のデジタル空間の形態模倣商品に対応するための不競法改正等

    経産省から、メタバース等のデジタル空間の形態模倣商品に対応するための不競法改正案が国会提出されたプレスリリースがされました。 www.meti.go.jp 経産省のプレスをみてもらえると分かりますが、不競法はそれ以外も限定提供データの保護についての改正もありますし、意匠や特許等の改正も入った法律改正案になります。 一方、日経などではメタバース等のデジタル空間上での形態模倣商品の提供について改正が着目されていますので、そちらを取り上げようかと思います。 www.nikkei.com 上記の改正の肝となるのは不正競争防止法2条1項3号という条文で、形態模倣商品の提供を日本における最初の販売から3年…

  • 米国: シリコンバレー銀行破綻、スタートアップエコシステムはどうなるのか

    融資先のスタートアップの資金繰り悪化による預金引き出しによる残高減少と、利上げによる債券悪化が相まって、財務悪化、増資に失敗し、経営破綻に至ったそうです。 www.nikkei.com 銀行界隈とスタートアップエコシステムにどんな影響があるのか注目が集まるところです。 スタートアップ的人生(キャリア)戦略 (NewsPicksパブリッシング) 作者:リード・ホフマン,ベン・カスノーカ ニューズピックス Amazon スタートアップファイナンス 起業で失敗しない「おカネ」とのつき合い方 作者:加瀬洋 秀和システム Amazon スタートアップ失敗の法則 作者:増田裕介 秀和システム Amazon…

  • 米国: 技術的保護がされたソフトウェア対応医療機器の診断・維持・修理目的の利用のルールについて地裁判断

    米国の著作権1201条にアクセス制限やコピー制限がついた著作物に対する著作権の権利制限規定がおかれています(著作権が及ばない範囲ということですね)。 *条文を詳しく見たい方は、こちらなど 第12章-著作権保護および管理システム 外国著作権法一覧 著作権データベース 公益社団法人著作権情報センター CRIC さてこちらの権利制限規定の解釈として、米国著作権庁は昨年10月に下記のFinal Ruleを出していました。 Exemption to Prohibition on Circumvention of Copyright Protection Systems for Access …

  • 日本: 大学との共同出願が未実施の場合、大学がライセンスできるようガイドライン改訂

    日経新聞に下記の記事が出ていたのでメモ。 www.nikkei.com おそらく知財戦略本部での議論についてのニュースかと思われます。資料によるとガイドラインの改訂によって実現をしようとしているようです。 www.kantei.go.jp 記事で挙げているGoogleのStanford特許や、最近話題のCRISPR関連特許もそうですが、企業と共同研究する前に大学が自分で単独特許網を形成していたことが大きかったんだと個人的には思っています。 出願戦略の基本のキですが、アライアンスの前に重要特許の単独出願は終えてしっかりと基盤を整えておく。そこに尽きると思います。アライアンスした後で特許をコントロ…

  • 日本: 特許権の域外適用についてのFC2vドワンゴ事件が大合議に指定

    国外サーバーに存在する場合の特許権の域外適用についてに話題になっていましたFC2vドワンゴ事件が大合議に指定されました。 1. 令和4年(ネ)第10046号 特許権侵害差止等請求控訴事件 原審 東京地方裁判所令和元年(ワ)第25152号 当事者 控訴人(原告)株式会社ドワンゴ被控訴人(被告)FC2,INC.被控訴人(被告)株式会社ホームページシステム 権利の種別 特許権 発明の名称 コメント配信システム(特許番号:第6526304号) 口頭弁論期日 令和5年3月29日午後2時00分 大合議事件 知的財産高等裁判所 最近は損害賠償の認定周りの大勢が凡そ定まっていた大合議が多かったところ、デジ…

  • 欧州: チートプログラムが著作権侵害にあたるか欧州司法裁判所に質問が付託される

    欧州でチートプログラムが著作権侵害にあたるかの欧州司法裁判所への質問の付託が行われたそうです。 www.fosspatents.com ドイツ語ですが、被告側のホームページからプレスがでています。 www.gvw.com 仮訳ですが、裁判所からのプレスによると下記の質問が付託されているようです。 (1) 変更されるのがコンピュータプログラムのオブジェクトコードやソースコード、またはその複製ではなく、保護されるコンピュータプログラムと同時に実行される別のプログラムが、保護されるコンピュータプログラムが作業メモリに作成し、プログラムの実行に使用する変数の内容を変更する場合、指令 2009/24/E…

  • 日本: メタバース上での形態模倣に関する不競法改正へ

    メタバース上の知的財産保護の法律改正案を経産省が今国会提出するという報道がありました。 www3.nhk.or.jp さて、関連しそうな知財関連の法律としては、意匠、商標、不競法、著作権あたりがありますが、今国会に挙げるとなると審議会を通している必要がありますので、経産省所管ですと不競法の改正にとどまる可能性が高そうです。 意匠法→産構審でまだメタバース関係の審議無し 商標法→産構審でまだメタバース関係の審議無し 不正競争防止法→産構審報告書あり 著作権法→経産省の所管でない 下記の産構審の審議の中で、実際に不競法の改正の方向性が示されています。 資料3 「デジタル化に伴うビジネスの多様化を踏…

  • 2023年2月に読まれた記事ランキング

    2023年2月に読まれた記事のランキングを作成しました。 Generative AI、秘密特許、欧州単一特許/欧州統一特許裁判所といった記事が上位に来る結果となりました。 来月からは欧州単一特許/欧州統一特許裁判所のサンライズ期間が始まりますし、目が離せないですね! 順位 ページ タイトル リンク 1 雑談: ChatGPT等のAIに情報を入力するときは注意! 雑談: ChatGPT等のAIに情報を入力するときは注意! - 気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer- 2 雑談: StableDiffusionのRAILライセンスを素人ながら調べてみた 雑談: Sta…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、kyoshinheiさんをフォローしませんか?

ハンドル名
kyoshinheiさん
ブログタイトル
気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-
フォロー
気になった特許の話題 -Patent Topics Explorer-

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用