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2021/09/13

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  • イェンバイのアメジスト

    前記事でベトナム産シンギング・クォーツを上げたけど、パーフェクトストーンさんはけっこうベトナムが得意みたいで、どっか相当山の奥まで行ったという報告ツイートを見たことがある。インドシナ半島はユーラシア・プレートの南東端にあって南中国サブプレート、インドシナ・サブプレート、スンダ・サブプレートがぶつかる地域。半島東側のベトナムは南中国(揚子)地塊とインドシナ(コントム)地塊の衝突域で、北部には後期古生代に生まれたバリスカン造山地域がある。とのこと。要するにけっこう複雑な地質ということだ。(結論がものすごくいい加減w)メコン・デルタや稲作で平地の印象があるけど、実は日本と同じく山だらけ。南北に異常に長く、南と北では言語も文化もやや異なるというのも日本に似ている。でパフェさんはそのベトナムからいろんな石を掘って来...イェンバイのアメジスト

  • 新発見のDTシンギング・クォーツ

    あちきが時々楽しく買い物をさせてもらっているパーフェクトストーンさんは、けっこう水晶の扱いが多い。水晶は天然石の王道で寿司で言えばマグロみたいなものだと誰かが言っていたけど、パフェさんも「やっぱ寿司はマグロだよ」と王道派を実践しているのかもしれない。といっても普通の水晶だけではない。あちこちの珍しいものをどっかから掘って来るらしい。(掘りゃせんだろw)で、見ているうちに、つい手が出る。これは「新発見」のベトナム産DTシンギング・クォーツ。VanTung,BacKaniProv.Vietnam。「新発見で商品化は世界初」ということだったので、「じゃあ世界初購入だね」とついポチッ。少し軽薄か。(うん軽薄)125ミリとけっこう大きい。表面はざらざらしていて、模様も不規則。小結晶の寄り集まり?とも思えるくらい。と...新発見のDTシンギング・クォーツ

  • 竜王第二鉱山産の水晶

    「水晶はパスです」という方針でやってきた。のだけれど、いつの間にかけっこうの数の水晶君がいる。はてさて。堤防決壊の第一因は青水晶だった。「なんか大きめの青い結晶が欲しいなあ」などという気持ちを持ったのがいけない。で、デュモルチエライトだのラズライトだののインクル・クォーツに手を出した。結局澄んだ青水晶というのは、人工ものしかなかったという落ち。もう一つは国産鉱物。荒川鉱山の緑水晶に魅せられて、そこから芋づる式に各地の可憐な水晶に惹き付けられて、無色の水晶にも手を出した。竹森、天井沢、湯沼、蛍鉱山……かくして堤防決壊。(なんかそんなことばっかやってないか?)「石集めは水晶に始まり水晶に終わる」なんていう言葉もあるらしい。あちきは水晶に始まったわけではないけど、そろそろ「水晶に終わる」になってきたかもしれない...竜王第二鉱山産の水晶

  • タンザナイト:変成性熱水鉱物?

    タンザナイト。有名過ぎて今更何をか言わんや。(でもぐちゃぐちゃ言うんだろw)ホコリアイト付きwやっぱ美しいですねえ。アイオライトの青よりすこーし紫味が少ないのかな。個体差もあるだろうけど。アイオライトと同様、多色性=方向変色を示すものもある。商業的だけど異国の夕空をイメージさせるようで、いい名前ではある。タンザナイトはゾイサイト=灰簾石のうち青い結晶のものを言う商品名。市場に出ている多くは加熱処理で青くしてある。mindatさんによれば、《この色は微量のバナジウム陽イオンの混入によるもので、加熱により380nmのV4+吸収帯が増加し、350nmのV3+吸収帯が減少します》とのこと。しかしなんで熱で電荷が変わるのかはわからんw《ゾイサイトは以前はエピドート・グループに分類されていましたが、クリノゾイサイトの...タンザナイト:変成性熱水鉱物?

  • ガーネット・イン・ヌーマイト

    ちょっとこれ珍しいんじゃないですかねえ。ガーネット・イン・ヌーマイト。ヌーマイトは前に上げた。30億年前の岩石が25億年前に変成されてできた岩石。直閃石と礬土直閃石を主とした片麻岩。1982年にグリーンランド・ヌーク地方で発見された新岩石。二種の角閃石が針状結晶の中で層をなしていてその境界面でシラーが生まれるらしい。あちきの持ってる磨き石はとても美しいのでつい自慢したくなる。で、なんでそこにガーネット君がいる?そんなん初めて見た。ガーネットは名前もめんどくさいけど、あちこちに出現するので面食らう。スカルンでも出るし、いろいろな変成岩にも登場する。果ては「沈み込んだ海洋地殻が高圧脱水して重い変成岩になりついにマントル下部まで沈下していく」というエクロジャイトの主成分になったりもする。まあヌーマイトも直閃岩が...ガーネット・イン・ヌーマイト

  • フェナカイト

    何かねえ。(何だよ)すごい人気の石みたいなんですよ。フェナカイト。Phenakite。「カ」が正しいらしい。mindatさんいわく、《過去にはphenaciteという綴りが使用されていたが、承認されている綴りはphenakiteである。》日本でもフェナサイトという表記があって、あちきもそっちが正しいと思っていた。直さなきゃ。《石英と間違われることを暗示して、ギリシャ語で「欺瞞者」を意味するφέναξから命名された。》「ξ」は「クサイ」だから「フェナクス」ですかね。「k」「s」どちらもありか。いっそのことフェナクサイトにすればよかったか。(そんな鵺みたいなw)「欺瞞」というのは何か似たような話があったな。ああ、アパタイトか。みんなひどい名前を平気でつけるね。石に対して失礼でしょうに。(そういう感性は西洋には...フェナカイト

  • アンティゴライト&蛇紋岩の謎

    京都府宮津市小田採石場(中ノ茶屋)産。ヤフオクです。アンティゴライト(Antigorite、葉蛇紋石)はサーペンティン=蛇紋石の一種。名前は原産地イタリア・ピエモンテのアンティゴリオ渓谷から。和名が示すように、薄い層構造をしている。蛇紋石がこんなにキリっとしているなんて、ちょっとびっくり。こういう石石した石(は?)は華麗さはないけど、力強くて魅力的ですねえ。サーペンティンの主要多形には、クリソタイル(単斜、斜方)リザーダイト(六方)アンティゴライト(単斜)がある。このうちクリソタイルは中空の極めて細い繊維状で「白石綿」と呼ばれる。アンティゴライトとリザーダイトはシート状。アンティゴライトは比較的少ない。アルミニウム欠乏環境でできる。アルミが豊富にあると緑泥石ができやすいとか。***さて、このサーペンティン...アンティゴライト&蛇紋岩の謎

  • パイロフィライト(葉蝋石)

    Pyrophyllite、葉蝋石。Al2Si4O10(OH)2。フィロ(平面派)珪酸塩水酸化物。GravesMountain,LincolnCo.,Georgia,USA産。エヌズミネラルさんより。いわゆる「ローセキ」の主成分。地面にお絵かきをするやつ。ローセキは葉蝋石や滑石・カオリナイト・セリサイトなどの微細粉を主体とする混合岩石。名前はギリシャ語の「火」と「葉っぱ」から。熱すると細かく剥がれるからだとか。パイロもフィロもいろんな鉱物で使われるからまぎらわしい。塗料、ゴム、化粧品など広く利用される。耐熱材、絶縁材としても有用。タルカムパウダーは主に滑石から作られるが葉蝋石の場合もある。だいたいが変成岩中の層状堆積物として出るので、こういう結晶になっているものはけっこう珍しいらしい。赤だけど茶色というか紫...パイロフィライト(葉蝋石)

  • イエロー・アパタイト

    黄色つづき。前にもちらと書いたけど、『宝石と岩石の大図鑑』(翻訳本)に「メキシコ産で鮮やかな黄色のアパタイトがあったのだけどあまりに人気が出て掘り尽くされた」とあったので、へえ、どんなんだろうと思っていた。mindatフォトギャラリーのアパタイトにもメキシコ産はない。そしたらクリスタルワールド御徒町さんのサイトにイエロー・アパタイトが出ていて、「MercadoMineDurangoMexicoこの鉱山は美しい結晶を沢山産する事で有名でしたが現在は閉山したらしく、今後入手が難しくなるかもしれません」とあった。おやおやと思ってポチろうかと思ったけど、ちょっと色が薄いのでヤフオクを探したら、鉱山名はないけどドゥランゴ産とあって何かキラキラするのが出ていたのでポチってみた。(ぐだぐだw)黄色はちいと薄い。かすかに...イエロー・アパタイト

  • レモンクォーツ

    なんか最近ちょくちょく見る。淡い黄色の水晶。シトリンとはちょっと違う色合い。面白そうだからお安いのを買ってみた。ブラジル産。少し緑がかった、はかなくていい色なんだけど写真じゃ出ない。硫黄入り水晶とも言われるけど、「ネガティブ・エネルギーを駆逐する」とかいうスピ系の説明ばかりで、科学的な記述は見つからない。mindatさんは「はは、シトリンでっせ」と素っ気ない。(「はは」とは言ってないだろw)硫黄と珪素は仲が悪いのだから、硫黄入り水晶だとしたら案外珍しいのかもしれない。もっとも水晶というのは水だろうが油だろうが構わずくわえ込む豪傑だから、硫黄だって「うげ」と思いつつ飲み込んでしまうのかも。まあよくわからんのです。しかしこの色はいい味わい。ちょっとブラジリアナイトに似ていなくもない。素姓はよくわからないけど、...レモンクォーツ

  • スターマナイト

    「黄色のレア・ストーン」が出ていたのでゲット。スターマナイト(ストゥルマナイト)。Sturmanite。Ca6Fe3+2(SO4)2.5[B(OH)4](OH)12・25H2O。硫酸塩鉱物だけどホウ素や水がくっついていてやたら複雑。2.5って何じゃい。Feはアルミニウムないしマンガンに交代することがあるとのこと。三方晶系。エトリンガイト・グループ。水だらけで熱水性の鉱物なんでしょうね。けどあんま見たことがない。1981年に認定された割と新しい鉱物。名前はクロアチア系カナダ人鉱物学者BozidarDarkoSturman(1937-2019)から。遡ってクロアチア語で何と読むかわからないけどカナダ人なんだからスターマンですわな。かの有名な南アフリカ共和国北ケープ州N'ChwaningII鉱山産。出品者さんい...スターマナイト

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