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2021/07/22

  • 群集(色鉛筆作品777)と 日常生活

    水色の四角い顔に青色の胴体の人物らしき人が、ほぼ同じ形に描かれ、こちらに向かって笑っています。この奇妙な統一感から受ける印象が、シュールだ。絵自体は、ブルーとピンクの対比が美しく、花のある道を歩いているようで、楽しい雰囲気がある。「ああ、いい天気でなんていい日だろう。」と同じ形の人物は言っているとまで、想像した。そして、いつものように“髪の毛がカールした女の子”も登場している。武内の絵に登場する人物は、いつも男性と女性の組み合わせか、女性達。男の人物ばかりを描いた絵は、見たことない。こういうの不思議だな、と思います。この絵の見方に、別なものがあります。見ていて、思ったことなのですが、パズルのように色面が組み合わさっているにも関わらず、遠くから見ると不思議な奥行きが感じられること。その奥行きの見え方は、描か...群集(色鉛筆作品777)と日常生活

  • 万華鏡のような街(作品紹介776)と 素のわたし

    この絵は、1階のアトリエに持ち込まれて、棚の上に飾られていました。クレパスで描かれていますが、塗り残しというものが全くなく、表面は非常にフラットに仕上がっています。自身がクレヨンで絵を使って描いたのを思い出して見ると、紙の凹凸によって、ザラッとした感じが出ていました。。クレパスを何度も塗り重ね、ギューと押し付けると完璧に隙間を無くすことはできますが、部分だけに終わっていたことを思い出します。ある程度塗りこめていっても、今度は重い感じになったりする。その上クレヨンは、失敗すると修正すると色が濁るのです。そう思うと、武内はなかなかの熟練者だ。描き方として、下書きというものをしないというのも、不思議なこと。この絵は、街の絵だと思いますが、ひっくり返ったこうもり傘の形と三角の縞の形は、隕石のようで、「何にかが、降...万華鏡のような街(作品紹介776)と素のわたし

  • 凝視(作品紹介775)と アッシャー家の崩壊を読んで

    この絵は、家の柱に貼ってありました。まず思ったのは、「この絵って、縦向けでしたっけ?」という事。よく見たら、「カンテ」という文字と、サインが横になっているじゃないですか!横だと、↑横だと、このように見えます。縦向けに貼ってあったということは、この方がいいと思っているのでしょう。確かに、横向きにみるより、縦向けに見た方が、宇宙人?に目力を感じます。「カンテ」というのは、大阪にあり、阪急中津駅の近くにあります。随分前に、この本店で個展をさせて頂きました。その時に、描いたものになります。20年以上前の作品です。この絵の緑色にインパクトを感じ、新緑の季節に合っているかもしれないと思い紹介する事にしました。宇宙人の横には、蝉の顔が描かれているようにも思え、怪奇幻想という言葉も浮ぶが、エイリアンの出現と思えば、近代映...凝視(作品紹介775)とアッシャー家の崩壊を読んで

  • おもちゃ箱(作品紹介774)と 私的家計の節約。

    この絵は、A2サイズになります。その為に、スマホで写真を撮りました。今まで使っていたカメラは、動きが鈍くなって時々写真が撮れないというありさま。スマホで写真を撮りましたが、やや光ってしまいます。0円の機種変更のスマホなので、写真性能がいまいち。このような事情がありますが、なんとか実物に近い色合いをパソコンにて補正しています。トリコロールな色合いで、サーカスのテントのような形が中央にあります。武内の絵でよく言われる「おもちゃ箱をひっくり返したような」と言う形容が当てはまる絵ではないかと思います。黒のクレヨンで描かれたホースのような、バネのような形が、首を振るおもちゃを連想させます。また、テントの形の下には、2本の支えのようなものがあり、それが足にも思えたり。そう思うと、人物画立っているように見え、顔がくっき...おもちゃ箱(作品紹介774)と私的家計の節約。

  • 男と女の夢想(作品紹介773)と 散歩あれこれ

    アクリル絵具使用。この絵は、夏に描いたのだろうか?スイカが描き込まれているので、そんなことを思いました。「giRL」という文字の上に、跳ねている女の子がいる。目を閉じている表情のためか、静かに滑るような雰囲気だ。「MAM」という文字の右には、四角い顔をした男が呆れ顔でいる。口は、一直線で表現され、思いを噛み締めているという感じ。遠目に見ると、女の子の顔のまわりの暗い青の部分は、海原と夜の空に思え、そこだけが空間が抜けている。(色が深く暗いから、奥行きがあるように感じる)画面の構成は、キュビズムのように捻じ曲げられ、太陽や赤い惑星、建物がランダムに配置されてはいるが、夜の静かな海に気が付くとロマンティックな絵にも思え、恋する頃の不思議な感情を思い出します。恋をすると感情が平常ではなく、異変を起す。この絵にあ...男と女の夢想(作品紹介773)と散歩あれこれ

  • エネルギー(作品紹介772)と 桜と好々爺

    この絵は、アトリエ(仕事部屋)に貼られてるもの。水が激しく飛び散っているさまにも思えます。画材は、クレヨンと鉛筆。階下に行くと、まず目にこの絵が飛び込んできます。ガラッと引き戸を開けると、なにやらガツンと頭をやられたような衝撃が、脳に走る。これは、最新作。どうも武内は、歳をとっても“枯葉”のようにならず、エネルギーで押し切りそうだ。86歳になるのですが・・・・。この「グミ」(お菓子のこと)みたいな形は、よく描いていたのを覚えています。この形が人のようになったものもありました。空中に浮いているものもありました。今回は、対になっていて、よく見ると性別があって男女の違いを感じます。武内の絵には、女の子(渦巻きヘヤー)や、自画像らしき男性がよく登場しますが、男と女、恋人または夫婦のような2人の人物もよく登場します...エネルギー(作品紹介772)と桜と好々爺

  • 春の風(作品紹介771)と ジャネーの法則

    薄いピンクと霞がかかったような雰囲気が、いいと思って選びました。桜が咲いているような雰囲気で。仮面を持った少女が飛び跳ねています。その他に3人の人物らしき形があります。上の方にある形は、走る勢いのせいで、建物の柱に頭をぶつけている人物がいる。下の左には、星のアンテナを立てている人物が佇み、右には、バンザイをして走っているような人物、その周りを囲む水色の形は、肩をいからせたロボットみたいだ。そして、風が吹く。今、桜がやっと咲き始めました。入学式にも桜が咲いているでしょう。わたしの記憶の中では、小学校1年の入学式の帰り、桜の木の下で写真を撮ったことが思い出されます。一張羅のワンピースを着ていました。臙脂色のビロードの生地に、胸元にビーズとレースが付いているワンピース。緊張しつつも嬉しいような、恥ずかしいような...春の風(作品紹介771)とジャネーの法則

  • 幾何学的な街(色鉛筆作品紹介770)と春のビオラ

    記号と幾何学模様が組み合わさった絵。手前にある斜線が入った水色の部分がL字になっている。手前にあるのは船なんだと思います。そして、奥の目玉のある水色の部分と赤と黒の部分は、対岸にある建物でしょう。直線的な線で構成しています。黒で描かれた線も太く、細く、その中間の線幅と、はっきり区別するように描いていることから、遠くから見ると空間を感じます。モダンな街の絵ということか?但し、目玉のある建物は蛙の顔のように見え、モンスターのようでもあり、キャラのようにも思え、何故か愛嬌を感じます。当人は、普段、大真面目な顔をして描いているのが常なので、この部分をキャラとは、まったく思っていなさそう。ある意味くそ真面目だからこそ、出切るのかもしれません。絵に対しては、異様に真面目で息苦しいところがあります。言動は、人をからかっ...幾何学的な街(色鉛筆作品紹介770)と春のビオラ

  • 放電(スクラップブックより紹介769)と ロアルド・ダール(マチルダはちいさな大天才)

    コミックのような作品。絵の下の貼られた部分を見て、いろいろ集めているのね、と思う。うまい具合に絵の大きさに合っています。マジックと色鉛筆を使用。この絵を見た時、描かれた部分も印刷されたような表面で、自分の絵をコーピーしたものを貼っているのか?と思ったぐらい。「放電してるじゃない!」と思い、ビリビリする感じをこの絵から感じ取っていました。このふざけた感じのする絵、なんか憎めません。わたしは、武内に振り回されている妻で、怒り心頭することもありますが、最終的に「憎めない人・・。」と思ってしまい、トホホ・・、と思いながら笑って仲直りしてしまいます。そういう武内の性格というか、性向を物語っているような気がするのです。わたしにとっては、当人そのもの。武内の立場からいうと自画像だと。やはり、絵は作者の分身なのかもしれな...放電(スクラップブックより紹介769)とロアルド・ダール(マチルダはちいさな大天才)

  • 骸骨と人(スクラップブックより紹介768)と ビート・ゼェネレーション

    1階は、アトリエ&居間&キッチンになっています。机の上の横に、スクラップブックが乗っていました。それを開けて、チラッと見たとたん、ズーと眺めることに。以前見た時よりも、加筆されていて完成度が高くなっているページがあって、進化していました。雑誌や写真の切り抜きに、自身の絵の切り抜きが貼られていました。それに彩色が加えられ、「こんな絵あったけ?」と思ったり。上の骸骨の絵がそれになります。目が漫画の描く瞳のようにウルウルと輝いていて、「何だ!この骸骨は!」と心の中で叫んだ。左の目は、月夜。右の目は、太陽が照る。そして、内股で憤慨する骸骨。頭には、何か刺さっているし・・・。見ている内に、ちょっと笑ってしまった。骸骨のところは部分で、全体はこんな感じ。↑この人物の写真と呼応している。一番上の靴は、ニューバランスのス...骸骨と人(スクラップブックより紹介768)とビート・ゼェネレーション

  • 発芽(メモ紹介767)と 香月泰男の絵画“苦と喜び“

    大きいサイズのメモ。52×39cm。クレヨンと鉛筆、色鉛筆を使用。わたしは武内の絵を最初に見る人である。そして、意表を衝かれ気持ちが落ち着かなくなる人でもある。この絵もそうでした。「武内の頭の中は、いったいどういう風になっているのだろう。」とか、「いったいこれは何だ!」とか、「これは理解されるのだろうか?」とか、「こうやって、摩訶不思議絵画によって、食えなくなるのか?」という不安が出てくる。そう、初めて見た瞬間、驚くのが常。しかし、時間が経過し見慣れてくると、目が慣れるのか、いろんな思いが出てきます。今や気持ちは春待ち状態。そんなこともあって、発芽しはじめた種のようなイメージを持ちました。ピートバンの上で、ちょこんと根を出し始めた種のようだと。昨年撒いたビオラの種は、まさしくこんな感じで、その後、双葉が出...発芽(メモ紹介767)と香月泰男の絵画“苦と喜び“

  • 花(作品紹介766)と ヒロク二さんへ水垢離の進めを

    和紙に顔彩の作品。以前、わたしが顔彩の作品の束を見つけ、取り上げたことがありますが、現在、その紙の束を、武内が点検しています。わたしが見逃していた絵がありまして、今回は、その一枚を選びました。もしかしたら、以前見ているにも関わらず、気にとめなかった絵かもしれない。少々、わたしも年を取り、絵の見方や好みが変わったりしているのだろうか?いい意味で言えば、絵画の深みを感知する能力が進化したというふうに、自身のことを思ったり。きっと、以前は「な~んだ。」と、この絵の前でいったかもしれない。子供が描いたような絵なのですが、花の形が立体的に見えて、ユニークなこと。花びらと茎、葉がほとんど同じ太さで描かれていること。バックのバラバラとした線が、花が立て向きなのに対して、横の動きをしていること。黄土色の花に対して、紫~緑...花(作品紹介766)とヒロク二さんへ水垢離の進めを

  • 部屋(作品紹介765)と 坂道を行くと

    この絵は、アトリエに貼られていました。それを見つけた時は、「この絵は素晴らしいですね。」と言われず、「武内さんらしい絵ですね。」と言われる部類かな?と思いました。この絵はインパクトはあるので、つい目がいってしまう絵で、その度に眺めていました。電球みたいに見える顔の部分はピンクのクレヨンで描かれていて、それが目立つのです。ブログを書く前に、この絵のことを聞いてみようと思い立ち、「この絵について、何か言って下さい。作者として、何か一言ないですか?」と聞いた。少し笑いながら、「見る方が、好きにみたらいい。」と言う。はぐらかされているような感じでもあるので、「それはそれなんだけど、作者としてこの絵について一言でもいいから言って欲しいのよ。」と、食い下がる。そうしたら、「この絵は1分ぐらいで出来たからねぇ。」と言い...部屋(作品紹介765)と坂道を行くと

  • 少年の雲(色鉛筆作品紹介764)と小澤征爾氏のサン=サンースを聴いて(追悼)

    色鉛筆で描かれた作品です。右下の空間にタイトルと描かれた日のことが書き込まれています。「少年の雲」2011.4月と。古代に描かれた地上絵のような雰囲気もしなくもない。赤茶で描かれた野太い線がそう思わせるのでしょう。しかし、タイトルは「少年の雲」となっています。最初は、緑の線で囲まれた形が、小さな雲のように思い、これが少年の雲なのか?と思って見ていました。ちょっと離して見ていると、この茶色い線で描かれてのが、少年を表し、水色の部分が空の青で、残りの部分は全部雲なんだと思い至りました。この絵を眺めていると左方向へ雲は流れ、雲は流れにまかせて形を変えていっているようです。そう思うと、緑の線で囲まれた形は、千切れ雲のように思え、手前の雲なのか、奥の方にあるのか?と思ったりして、雲が揺らいでいる様子を感じたり。平面...少年の雲(色鉛筆作品紹介764)と小澤征爾氏のサン=サンースを聴いて(追悼)

  • 花を撒く(色鉛筆作品紹介763)と ケルト人の文化と歴史

    夜の街か?赤と黒の色使いが印象的な絵。花を撒き散らしているのは骸骨か?宇宙人か?どことなく“ワルイ奴ら“のように思える・・・。わたし的には、不良少女といたずら好きな妖怪が徘徊する街といったところ。退廃ムードもあって、世紀末的な絵かもしれない。今朝、額に入っていたこの絵を外しながら、「この絵をブログに使おうと思って」と言うと、「ああ、この絵をね。いいと思うよ」と言い、「この絵は夜、このライトで照らして見ているよ。暗がりに、この絵が浮かんでいるといいんだよ。」と説明されました。その絵の前に小さなライトがありました。その様子を思い浮かべ、「確かに暗がりに映えるかもしれない」と思ったのでした。仕事部屋で寝るのが復活して、横になりながら見ているようです。その仕事部屋&台所にて本を読んでいると、制作の手を休め、「そん...花を撒く(色鉛筆作品紹介763)とケルト人の文化と歴史

  • 玉葱(色鉛筆作品紹介762)と 古いスケッチから

    玉葱の絵。しかし、背景がカラフルでモダンな玉葱に見えます。以前の家で、玉葱を庭で育てていたので、それを描いていたようだ。今思うと、庭には花、野菜とよくあれだけ熱心に育てていたものだと感心します。絵を見ると、玉葱の首の部分や葉をよく観察して描いているのがよくわかる。首の部分が、ねじれたような表現になっていて、独特の表現だ。脳内で、茎の部分が縄編みになっていたのだろうか?アクロバットな表現に驚きます。武内は、作品を分類してペーパーバックにまとめるという癖があり、そこから見つけました。あと、4袋ぐらいが放置されています。先回の雨の絵も、今回と同じペーパーバックから選んでいます。このペーパーバックには、やや古いめの絵が多く、「こんな絵も描いていたんだねぇ~。」と思いながら見る絵が多い。その中では、今日の玉葱の絵は...玉葱(色鉛筆作品紹介762)と古いスケッチから

  • 雨(作品紹介761)と 花士・珠寶さんの「献花」

    今日は、雨。そして、雨というタイトルの絵を見つけました。ガッサとペーパーバックに入れられた、紙の束の中から。この絵は、マジックとアクリル絵具を使用。バラバラとした線に、太い黒の線がさらにバラバラと重ねられています。いつもの色鉛筆や鉛筆で描く絵とは、随分雰囲気が違う。俳画のような趣の画風。こういう面も持っていて、永田耕衣の俳句に親しみ、兵庫県加古川市を散策する時期があったそうです。永田耕衣氏は、兵庫県の郷土作家で加古川の作家です。武内流に言うと「風狂な精神」に親しんでいたということになる。わたしは、「夢の世に葱を作りて寂しさよ」という句を教えてもらい、夢と葱と寂しさの三つが頭の中で混ざり合い、「白っぽい土の上に立ち、畑を耕し、土の表面から玉葱の白い部分と緑が眩しい。」という光景を想像して、なんとも言えない寂...雨(作品紹介761)と花士・珠寶さんの「献花」

  • 流れに添って(銅版画作品760)と ミロの絵をよく見ると

    武内の作品の中で、とても珍しい銅版画を紹介します。とりあえず、「銅版画というものをやってみたという」時期があったそうです。作品は、保存状態も悪く、染みも浮き出ているような状態。これが、今まで見もしなかった溜めていたメモの袋から出来きたと。わたしにとっては、初めて見る作品なので、「へぇ~!」と驚くと同時に、新鮮さを感じる次第。武内は、「つたない作品だけど、俺も試行錯誤してたんだな。」と、銅版画を持ちながら、片方の手で顎を触り含み笑いをしていました。そして、メモとして壁に貼られています。流れる五線譜に音符と釘(ネジのような)、そして旗。案山子のような4部休符もある。ハート型と流れる線。よく登場する「桜島」。小さなモチーフと黒色の野太い線が、細くの伸びる線を強調しているのか、つい見てしまう。これまで武内の絵を見...流れに添って(銅版画作品760)とミロの絵をよく見ると

  • 明けましておめでとうございます。(大きいメモ・紹介759)

    明けましておめでとうございます。昨年は、ブログをお読み下さった方、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。皇紀2684年令和6年甲辰元旦(今日は、1月4日です)今日の絵は、12月中旬頃から壁に貼られていました。朝日のようで朝日でない。日の出のように思えるが、山の形をしています。メモ描きの絵ですが、大きいサイズで59cm×42cm。壁に貼ってありました。クレヨンと鉛筆で描いています。何を考えて、こういう絵をいきなり描くのでしょうか?分かりません。理解するより、楽しんだ方がいいと傍らにいて思っています。こんな2人ですが、絵と文で頑張って行こう!と思っていますので、改めてよろしくお願い致します。今日からは、正月気分から切り替え、日常が始まりました。お正月は、朝はお雑煮を作り、1日、2日とおせち料...明けましておめでとうございます。(大きいメモ・紹介759)

  • ボールのように(作品紹介758)と 脳の変革

    この絵は冊子にされています。見開き2ページ分から抜粋。「クリスマスの絵ありますか?」とお尋ねがあり、クリスマス的な絵を紹介した絵の一枚になります。クリスマスの仕事は、武内と相性が悪く、絶望状態な中、クリスマス的と称してむりくり選ぶことに。そして、もちろん話もまとまりません。しかし、わたしはこの絵の右の青いページには思い入れがあり、気に入っているので取り上げることにしました。個人的なカードを作ったことがありまして、とても気に入っていたのです。この絵を厚手の紙、インクジェット用で印刷すると水で落ちなくなる紙に印刷して、その周りを切り取り、2つに折るとカードになります。丁度、表紙と裏表紙のようになり、カードに最適だった。それにおめでたい感じもして、良かったのでした。そして、カードの存在そのものを愛でていて、また...ボールのように(作品紹介758)と脳の変革

  • 王と王姫(色鉛筆作品紹介757)と 正月に向けてあれこれ

    思いっきり抽象画で、いろいろな形が組み合わさっています。しかし、タイトルは古風で、「王と王姫」。王と王姫が尾赤いゴンドラ、または船に着飾って乗っているように思えます。着飾ってと書きましたが、服なんか全く描かれてない。何故そう思ったのか?赤のゴンドラの曲線の優美さ、使われている赤色、そしてカラフルな水玉、くちびるの形を総合すると、キラキラ感が出ているように感じました。全体的に可憐な印象も。右上上がりの曲線によって、方向性がありそれが風を感じさせます。渦巻きは、巻いた布のようで柔らか味があり、中近東のエキゾチックな雰囲気も。しかし、いきなり「王と王姫」というタイトル。普段のタイトルの付け方ではありません。ロマンティックな気分になっていたのか?わたしからすると、粗野な人なのですがね・・・。風変わりな絵ですが、モ...王と王姫(色鉛筆作品紹介757)と正月に向けてあれこれ

  • 花の風(色鉛筆作品756)と 12月のある日

    不穏な感じがする。不気味。年齢がばれるけれど、大阪にある“太陽の搭”の中の展示を思い出してしまった。子供の頃見た塔の中は原始的なイメージだった。赤い照明に照らされた、原始時代の生き物は不気味であったが、怖いもの見たさと、ぞくぞくする感触とが混ざり合って、印象的でした。子供心に変な快感を覚え、帰ってから時間が経っても、その感触を思い出し、反芻していました。この絵にも似たような感触があり、生命を感じます。そう思って見ていましたが、絵の裏にタイトルが書き込まれており、「花の風」2019、となっていて、戸惑っています。どこに花が描かれている?風のイメージはある。ゆらゆら揺れている植物的なものを全体から感じ、風で揺れているのだと。そして、風船が数多く上昇し、下から上へ登る感覚もある。しかし、花を感じるのが難しい。こ...花の風(色鉛筆作品756)と12月のある日

  • 三重唱(作品紹介755)と 幸運と不運

    今日は、最新作。12月4日に出来上がった絵になります。サイズは、41cm×58cm。鉛筆に黒のクレヨン。この絵を始めて見た時は、落書きのような印象で、「これを買う人っているのだろうか・・・。」というもの。妻は、現実的なので、「食えない道のりにますます行く?」と少々不安。そんな面持ちで、壁に貼ってある絵をじーと見ていました。2日位見ていると、目が慣れるのか、じんわりとこの絵を鑑賞することが出来るようになった。クレヨンの黒い線は、合唱する3人に思え、バックの鉛筆の線をこすった風合いが、音楽を表しているような気がしてきた。黒いクレヨンの線と鉛筆が調和し、すべてを音楽的に感じました。そういえば、この絵を描いている時の音楽は、マーラーでした。ブルーノ・ワルターの指揮で、交響曲第4番。絵を描き終わってから「これ聞くと...三重唱(作品紹介755)と幸運と不運

  • ダンス(色鉛筆作品紹介754)と ウィーン幻想絵画・ヴォルフガング・フッター

    色鉛筆作品。ドクロを思わせる形は、人なのか?花なのか?女性の顔が、そのドクロの顔と合体しているのは、ダンスを踊っているから?老獪な紳士と踊る女性のようにも思えてくる。音楽は、ワルツか?ラテン音楽か?伸びやかに描かれた線からは、ゆったりとした空間を感じます。出来上がったばかりの最近作なのですが、どことなく古風な感じもある。それは、この絵にある男と女のありようからかもしれない。骸骨と思って見ていると、退廃的な要素もあるのかもしれないと思えてきます。顔にある小さい青い丸印が、ホクロに思え、人面の帽子を被った有閑マダムにも思えてきます。人によって、見方がいろいろありそうな絵だ。この絵にポイントがあるとしたら、この画面からリズムを、音楽を感じるところ。その音楽は、人それぞれにあると思います。この絵を見て、「退廃的な...ダンス(色鉛筆作品紹介754)とウィーン幻想絵画・ヴォルフガング・フッター

  • 幻想の街(色鉛筆作品紹介753)と「 もしも・・・・したらどうなる。」

    6Bの鉛筆と色鉛筆で描かれた絵。この絵は、以前取り上げたことがあったかもしれません。中央の電車の部分とその下のわらびか、こごみが生えているような“波”の表現を見た記憶が頭の中でチラチラする。電車と海辺は、武内の絵にセットで登場する絵は多いので、違う絵のことを見たかもしれない。引っ越しから、半年。未だ見たことがない絵が、紙の束の重なりから見え、「ちょっと見せて。」と武内に声をかける。崩されたくない山の時は、「ちょっと待って。」と言われます。そんな中から選びました。この絵を見て、懐かしいと思うモチーフを発見。左上にある、「コップに入った歯ブラシ」。懐かしいモチーフで、最近は登場しない。“97”と書き込まれているから、1997年作だ。26年前に作品ということで、懐かしく思って当然だな、と思う。黄色や赤色で縁取ら...幻想の街(色鉛筆作品紹介753)と「もしも・・・・したらどうなる。」

  • 創造の女神(作品紹介752)と 黒澤明監督の「用心棒」

    マジックで描かれた作品になります。右に描かれた丸い月のようなものの顔の表情が気に入って取り上げました。真剣な真顔に、少し鼻の穴をふくらまし、厳しい表情をしているのが、いい。左のアメーバーのように口を開けている生物は、だらしがない。やわらかい餅が、どうとでも形を変えるさまに似ている。これって、もしかしたら、夫とわたしの関係?と、思えてくるから情けない。夫には、手を焼いています。長年一緒にいても、空気のようになりません。手強いといつも思っている。当人は、そんなふうに自分のことを思っていなくて、「俺のような素晴らしい人間と居れて、とても良かっただろう。」と思っていると思う。実際に、このようなことを口ばしっている。確かに、素晴らしいところもありますが、非常に困ったところもあり、わたしには、激怒とストレスが交互にや...創造の女神(作品紹介752)と黒澤明監督の「用心棒」

  • CAR(色鉛筆作品紹介751)と 家電売り場での葛藤

    この作品は小さくて、13.7cm×9.8cmのサイズ。車の行く手を遮り、骸骨のような人物が挨拶をしています。実際にこのような事に出会えば、恐ろしいだろうが、この絵を見る限り普通の事で、楽しいアクシデントに会ったワクワクした日の出来事という感じだ。私達は、車に乗るといえばタクシーぐらい。だから、すぐタクシーを想像する。ネオンの灯かりの中をくぐり抜け、人の行き交う様子を見ながら、急ぎ足で目的地へ行く。タクシーを利用する時は、焦っていることが多いので、見ているうちにハラハラしてきました。時間に遅れそうになる要因を作っているのは、武内の行動にあります。やいやい言っても、急がないし、何も言わないで待っていると遅すぎるし、究極のマイペース。自分中心のマイペースな人。こんなふうになれたら幸せかもしれないとため息。わたし...CAR(色鉛筆作品紹介751)と家電売り場での葛藤

  • 羊が2匹(作品紹介750)と 妻の告白

    この絵は、週刊誌「毎日サンデー」の関西粋人インターネットのコラムの為の挿絵。この絵を見て、どんなコラムの内容であったのか?まるで思い出せない・・・・。羊が2匹登場している。羊というのは、武内が描かない動物なので、不眠症のコラムだったかもしれない。羊を数えれば眠れるということが書いてあったのかも。その他に、酒瓶や大学らしき建物が見てとれるので、コラムを書いた人は、数学者の「森毅氏」であろう。数学者とういのは、私達にとって遠い存在だからなのか、数学者の観点から書かれたコラムは意表をつくもので、楽しく拝読していたように思う。挿絵は、必ず文章を前もってもらっていたので、それをヒントにして描いていたのを思いだします。銃をぶっ放す中央の人物は、ギャング映画を好む武内の嗜好が表出しているように感じて、わたしだけが笑える...羊が2匹(作品紹介750)と妻の告白

  • 赤とブルーのコンポジション(色鉛筆作品749)と 長い口論

    この絵は、比較的に大きな作品で、38cm×53cmのサイズになります。ブルーと赤、そして黒い太い線が形を強調しています。顕微鏡を見て、細胞が動いているかのような雰囲気があります。紙と色鉛筆で出来たものが、見ると躍動感が感じられるように変化するさまは、絵画のあるべき姿の1つなのだろうと思う。こんなことを思わす画家なのに、我が夫、武内は人を疲れさす人物だ。しばらく、ブログを書かないでいたのには理由があって、「武内ヒロクニのことを考えたくない。」と思っていました。私達は、“夫婦喧嘩は犬をも喰わない“という、喧嘩ばかりしている夫婦なのですが、喧嘩というより、わたしがストレスに感じることをして欲しくないというのがあって、自分の中で「わたしは、こういうことが嫌なんだ。」というものがはっきりし、そのことを分ってもらうの...赤とブルーのコンポジション(色鉛筆作品749)と長い口論

  • もくもく(作品紹介748)と ジャクソン・ポロックの画集より

    もっく、もっくと湧き出る雲。雲に押されて、遊ぶ精霊のはしゃぎ。楽しそうだなと思って見ていましたが、丸味を帯びた形は、“乳房”かもしれない。エロティックな要素も隠し持った絵かもしれません。この絵は、画用紙に普通のマジックペンで描かれていて、一発勝負。武内は、下書きというものをしません。そのせいか、うまく行くと伸び伸びした線が強調され、見ている方も自由な気持ちになれる絵が出来上がります。簡単な絵なのですが、気になる絵なので取り上げました。爽やかな自由感を感じて、何かから開放されたような気持ちになります。当人は、妻からいうと粘着質な性格で空気のようにはならない人。そういう人がこういう絵を描くのが、不思議であります。爽やかな秋らしい天気になりました。夕方、1階に下りると製作中のヒロクニさんから、画集の中にある人物...もくもく(作品紹介748)とジャクソン・ポロックの画集より

  • 昼の自立(色鉛筆作品紹介747)と「 芋車」のはなし

    左上に文字が書きつけられていて、「昼の自立」とあり。2008ともあり、その頃に描かれたと思われる。アトリエのすみの空間に隠れるように貼られていました。その空間を見つけた時、摩訶不思議な気持ちと同時に、「可愛らしいな。」と思ってしまいました。それが、今回の絵を選んだ理由になります。使われている紙は、木炭紙なので、ぎゅうぎゅうと色鉛筆を力強く擦り付けていますが、余分な粉をはじく紙なので、黒板にチョークで描いたような風合い。普通は、木炭紙に色鉛筆を使うなんて大抵の人は選択しないと思うのですが、武内は実験派なのでするのです。強引に仕上げた感がある作品です。「可愛らしいな。」と見た理由には、この絵を見ると、子供の時の遊戯をしていた感触を思い出し、その頃の空気や心情がよみがえりました。年齢は、幼少でしょう。3~5才ぐ...昼の自立(色鉛筆作品紹介747)と「芋車」のはなし

  • 骸骨現る(色鉛筆作品・紹介746)と バテている時の料理方

    この絵は、昨日出来上がったばかりの絵で、階段を上った所の壁に貼られていました。45cm×42cmの作品なので、スキャナーで画像を取り込むのは無理なので、写真を撮ったのですが、ややぼやけてしまい見苦しいのですが、何度取り直しても、このように写ってしまい、その点ご容赦下さい。“はじける骸骨“というか、“はしゃぐ骸骨”というか、にぎやかな音楽で踊っているような感じすらします。絵とは裏腹に、この絵を描いている時は、ムゥ~とした表情で椅子に座りながら、絵に顔を近づけ、腹ばいに近い姿勢で絵を描いていました。新居では、わたしは2階にいることが多く、1階は、アトリエ(仕事場)兼台所なので、台所に用があるときに下りるわけです。引き戸を開けて入る時、いつもチラッと顔を上げてわたしを見るのですが、その表情が、この絵を描いている...骸骨現る(色鉛筆作品・紹介746)とバテている時の料理方

  • 風(色鉛筆作品紹介745)と 庭の花を思い出して

    右下の端に「風」という文字が目に入ってきた。この「風」という文字の雰囲気から、“風雲”というイメージが湧き、それから描かれている花を見た。中央に大きく描かれた絵は、ブルン、ブルンと激しくゆれているように思いました。左上の謎めいた渦巻きも、その雰囲気を高めています。飴みたいでは、ありますが・・・。意外なことに、自然の驚異も感じ、苦難にあっている花の気持ちを考えてしまいました。それがエスカレートすると、武内と結婚したことによって起こる苦難のことを思い、この花が自分のように思えてきたり。この絵を前にして、感情移入をして長い夫婦生活を振り返ってみた。武内がもたらす苦悩、困難というのもあるが、そこから意外な能力が開発されて、自分でも驚いたことがある。わたしは大体は、人の言う事を聞いて仕事をするタイプだと思っていたの...風(色鉛筆作品紹介745)と庭の花を思い出して

  • プリミティーブな頭部(色鉛筆作品紹介744)と 輪廻転生を妄想す。

    色が重なっているようで、重なっていない。積み木のような頭部の絵。古代遺跡の“モアイ像”のような。武内のプリミティーブな感性が見られます。古代と言っても古代ギリシャやヨーロッパのではなく、南米やアジア、古代のインディアンに通じるスタイル。当人は、ヨーロッパが好きなのに、友人から、「インドネシア行ったら、武内さんみたいなんの何ぼでもおるで。」と言われたと。「俺、そういわれてガックリよ。」と肩を落としながら話していました。「所詮は、島民なんよ。」という事に落ち着き、徳之島のことを思っていたようです。話を戻します。わたしは生まれ変わり、輪廻再生はあると思っているので、「もしかしたら、前世でも絵を描いていたのと違う?土器に絵付けをしていたり、レリーフを作っていたり、古代の時代に大きな像を作る現場のアートディレクター...プリミティーブな頭部(色鉛筆作品紹介744)と輪廻転生を妄想す。

  • 草ぼうぼうの街(色鉛筆作品743)と 「西遊記」を読んで

    この絵は、スケッチブックの紙に描かれていて、切り取られていました。「草ぼうぼうの街」とあるのは、宝塚のこと。明石から宝塚に居住を移した頃、武内は雑草がいたる所にあるのを見て、「雑草がいいね。」と言っていました。「宝塚は花の多いところだ。」とも。次に、「草ぼうぼうの街に住みたい。」という絵も描いていました。その頃の絵と思われる。この絵は、“線“がいいなと思い選びました。太い鉛筆の線が独特のタッチで描かれ、ギシギシとぶつかり合う音が聞こえてきそう。街と草のせめぎあいだ。水色と蛍光色が軽いタッチで使われているのもいい。そう思いながら絵を見ていると、「こんな絵がいいの?」と横から武内の声が。わたしは、「分り易いのを選んでいるのよ。」と言い、「あなたが選ぶのは、難しいから。少しは分り易くないと。」と付け足した。する...草ぼうぼうの街(色鉛筆作品743)と「西遊記」を読んで

  • 隠れた骸骨(作品紹介742)と 迷子と迷路の思考

    机の横に置かれていた絵になります。右上に線描で描かれた人物の表情が目に入り、「これ、また奇妙な。」と思う。「しかし、この落書きふうの線がいいし、頭にとんがりのあるヘルメットをかぶっている人物は、宇宙飛行士に思えてくる。」武内の読書としては、SFというジャンルはなく、フランス文学、怪奇幻想文学、ミステリ好き。それからシュールなものも。そういうことを考え合わせると。わたしの“宇宙飛行士”と言う想像とは、まったく違うところから派生しているでしょう。たぶん、「宇宙」の「う」の字も考えていない。そして、にある目玉のようなところにあるのは、「骸骨。」黒の骸骨が黒がとりかこまれている。二股に分かれた黒い線は躍動感はあるけれど、どう思って見ればいいのか、分らない。白と黒の対比を見ながら、「夜の街の絵?」と頭を悩ませていま...隠れた骸骨(作品紹介742)と迷子と迷路の思考

  • 横顔(色鉛筆作品741)と 死とクーラーの関係

    武内の絵では、横顔が描かれることは珍しく、古代エジプトの壁画を思い出してしまった。何故、エジプトは横顔にこだわったのだろうか?そんなことを思いながら、この絵を見ています。引っ越し後、こんな絵もあったのか・・・という過程をすぎ、今は出してきた絵は、再び収納されてします。そんな中、ファイルを引っ張り出し、「夏って感じの絵だ。」と思ったこの絵を選びました。この絵も「何故?」と「何?」というものが心にクローズアップされる。髪の筋、鼻スジ、空と呼応したかのような青い目。そして、なんとなくファッショナブルな感じもして、ファッション雑誌の1ページを見ている感触もする。この感じ方は、わたしだけかもしれないが・・・。武内は、「イラストなどの“グラフィック”を軽くみる絵書きもいるけど、グラフィックって、とてもいいじゃない。」...横顔(色鉛筆作品741)と死とクーラーの関係

  • 男と女(作品紹介740)と 我家の食卓・アスパラガスのサラダ

    この絵は、引っ越しの時に見つけ、「この絵は、いるでしょう?こんな所に突っ込んであるけど。」と言いながら、武内に見せた絵になります。絵を見たとたん、「あっ、いるぅ~。やっぱり君は偉~い。」と軽薄なふざけた返事が返ってきた。その口調・・・・。口元が引きつり、苦笑いを浮かべる。ダンボールに描いた絵なので、重量はとても軽い。絵も遊びの要素が多くて、軽いタッチ。ダンボールの表面をはがしたり、彩色しているが、彩色してから、カッターで薄くはがしているところは、くっきりと面が浮かび上がるという効果があって、いい。また、ダンボールのはがす層、上下で影が出来て、これまた普通の絵とはまた違う。しかし、ちょっとボロすぎるのが難点かな・・・、と思いながら見ています。箱額に入れると見栄えがするかもしれません。絵は、仲の良いカップル、...男と女(作品紹介740)と我家の食卓・アスパラガスのサラダ

  • 播州への散歩(色鉛筆作品紹介739)と商店街の夜祭

    夕暮れに走る電車。ローカルな電車、山陽電鉄のような雰囲気があります。この電車は、神戸の長田区「西代」から「姫路」を結んでいて、車両も長くなく、乗ったとたんローカル味があって旅行気分になる路線。「東二見(ひがしふたみ」という駅で降り立ち、路地を武内と散策したことがあります。わたしは京阪神で育ったので、未知の土地でありましたので、はじめての風景、はじめての土地の気、ゆっくりと時間が流れているような感じがする人々。路地を歩いて行くと、海に出ます。とても小さな船着場があって、小さい船が並んで浮いていました。時間が夕刻になっていて、光がオレンジを帯びたように感じ、空を見ると、太陽が傾きかけ、雲が暖色系に輝き、海は静かでした。陽が翳ってきた頃、また路地に戻り、いかにも町のお好み焼きやさんという風情のぷんぷんする店で、...播州への散歩(色鉛筆作品紹介739)と商店街の夜祭

  • 武内のふるゆわ(作品紹介738)と さえない散策

    B5サイズの模造紙に黒のマジックで描かれています。「暑い。もうだめ。」と茹るような気温。昨日、ブログを書こうとすると、気温がどんどん上る。机の前に座っても汗だけが出てきて、頭が働かない。そうそう、2階に取り付けたクーラーの部屋でリフレッシュよ!と思い、部屋にある作品を入れてある、ケースを開けてみると、束になった絵を発見しました。厚さ3cm。メモのような走り描きのようなものから、ややまとまっている絵といろいろ。すべてマジックで描かれていました。↑ちょっとばらして、写真を撮ったもの。マジックでもいろんな絵が描けるのだなぁ~と感心します。上のシンプルな絵を選んだのは、暑くて考えがまとまらない暑苦しい気分に、一瞬清涼剤のように、この絵が染み渡りました。武内は、いつも眉間に皺を寄せ、難しい顔をしていることが多いので...武内のふるゆわ(作品紹介738)とさえない散策

  • 街の散歩(作品紹介737)と 神戸の小道

    B5サイズより少し大きめの薄紙に描かれた絵を、A4サイズより少し大きめの厚紙に右詰め貼っています。厚紙は、鉛筆で黒く塗り込められ全体が絵なのか?わたしにとっては、謎めいた状態の絵になります。描かれた絵の方は謎めいていなくて、元気に街を繰り出し、街歩きというふうに見受けられる。元気で、躍動感すら感じます。武内は、「よく街を抜けて行ってね。」という言葉を使う。それは、こういう感じだったのだろうか?この絵を描いた頃は、明石に住んでいた頃だ。若かった???頃の作品だ。思い返して見ると武内も随分歳を取ったものだと思う。明石のアトリエで、6Bの鉛筆を買い込み、白黒の作品ばかり描いていた姿が思い浮かぶ。一時、集中してこのタイプの絵を描いていました。そして、ある日、白黒の絵に色が取り入れられ、次のスタイルに。こうやって変...街の散歩(作品紹介737)と神戸の小道

  • シマダデマンダラ企画展の案内 ある男の肖像(作品紹介736)と引っ越しあれこれ6

    この度、「ギャラリー島田45周年特別企画展シマダデマンダラ」に出展します。日が迫ってきていますが、なんとか明日に搬入出来そうです。引っ越し期間と重なるようなタイミングだったので、なんとか・・・、という感じであります。ギャラリーの趣旨としては、■ギャラリー島田は今年、海文堂ギャラリー創立から数えて45年目を迎えます。節目となるこの年、45周年企画として特別企画展「シマダデマンダラ」を開催いたします。いまこの同じ時代を生きる作家たちがさまざまに制作した作品――その一点一点が1つの宇宙といえる作品が集まり、ギャラリー島田を舞台に、祈り、そして希望のマンダラ的時空が現れることを願って――期日は、■2023年7月8日(土)~7月25日(火)11:00~18:00(最終日は16:00まで*会期中水曜日休み)7月8日(...シマダデマンダラ企画展の案内ある男の肖像(作品紹介736)と引っ越しあれこれ6

  • 新居に(作品紹介735と 引っ越しあれこれ5

    ボール紙に描かれたもの。この紙は、古い本の装丁に使われていたと思われる。↓このように新居に飾られていました。赤いTシャツを干しているみたいだなぁ~と思いつつ、このTシャツのよれっているような線が、何かチャームに感じてみていました。「可愛い表情がするわね」と。写真を撮ろうと思ってよく見ると、パウル・クレーの絵の上に描かれていて、顔と髪を現している黒い線が、この絵では目と口に見えていたのです。「さすがヒロクニさんの線だ・・・」と思って見ていたのが、「さすがパウル・クレーだ!線が決まっていたわけだ!」に変わり、「無意識に描くいたずら描きがヒロクニがすると高度なわけだ。」と納得。引っ越しに伴う、身体疲労と乱雑すぎるゴミに見える荷物で殺伐とした部屋で、この絵は、一抹の清涼剤になっていたのでした。「この絵はいつ頃描い...新居に(作品紹介735と引っ越しあれこれ5

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色鉛筆画家・武内ヒロクニのブログ
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