アルコール依存症の夫を持つアラフィフ妻です。これまでの経緯と心境の変化について綴っていこうと思います(現在、共依存脱却中でございます)
アルコール依存症の勉強会に参加して知れば知るほど落ち込みました。 苦しめられている自分が、責められているようでした。 まずは、『こんなに苦しめられている自分は可哀そう』 これは、自己憐憫という負の感情。 これぐらい思ってもいいくらいの事をされているではないのでしょうか? 飲酒で起こした問題の後始末。 アルコールの問題は本人に返す。 色んなパターンがあるかと思いますが、私の場合は、夫が家で一人で飲みトイレに立ち上がる度にひっくり返り部屋の中を汚して後始末をしてしまうこと。 こんな汚れた部屋で暮らすのは、不快だから片付けてしまう。 こんなに泥酔しているのに後始末なんかできるのか?という思いでしてい…
私はクリニックで学んだことを夫に伝えると『ふーん』と他人事。 まだ否認中。 いやいや、あなたは立派なアルコール依存症ですから・・・と心の声が叫んでる。 そして、本人の責任は本人に返す。 う~ん、頭では理解しているつもりですが、どうやって本人に返すの?と疑問でした。 いつものようにグデングデンになり、部屋が乱れた様子を私は片付けたい衝動をぐっと我慢しそのままにした。 夫は一応、適当な形で片付けるが汚いまま。 はあ~やっぱり最後までキレイに片付けてしまう。 ダメだダメだと思いつつ片付けてしまう。 本人に返しても回復は、出来ないのではないかと心のどこかで思っていたかもしれません。 その時はキチンと理…
私はアルコール依存症家族の勉強会に参加しました。 飲酒をコントロールできない、アルコール依存症を否認する、隠れて飲むなどなど夫の飲酒の行動はマニュアル通りではありませんか。 そして、何よりも驚いたのが、私がしていた行動がアルコール依存症を助長させていたなんて夢にも思っていませんでした。 本人の飲酒問題は、本人に返すということです。 頭では理解できても、本当の意味を心で捉えて行動に移すことができたのは、かなりの時間が経過してからでした。 知れば知るほど恐ろし病気であるし、目の前が真っ暗になりました。 なぜなら、回復するには断酒しかないということです。 夫の飲酒を見ていると断酒なんてありえないと思…
夫は仕事中にも飲酒をするようになりました。 帰宅したときに顔を見たら、いつもと目が違うので飲んでいるなと感じました。 お酒を隠し持っているのではないかと思い探したら飲みかけの缶チューハイを見つけ出しました。 どうしたら、この状況を変えれるのだろうかと悩みパソコンで検索しました。 そしたら、保健所がアルコールの問題についての相談先になっていたので早速、電話して面会の日程を決めました。 状況を説明するとアルコール依存症の可能性は高いと言われました。 本人は病院に繋がる気が全くありません。 それどころか、アルコール依存症であることを否認します。 すると、アルコール専門のクリニックで家族会があると教え…
いつしか生活のリズムの境界線が無くなりだしました。 営むお店に突然、同級生が現れ平日の夜、飲み会に誘われました。 明らかに1分1秒でも早く飲み会に参加したいがために仕事を早く終わらせ飲み会場所に飛んでいきました。 私は、今後の飲酒が悪化しないか心配でした。 明日は、仕事だというのに日付が変わっても帰宅しません。 私も翌日は仕事があるにもかかわらず、帰宅するまで寝れず。 帰宅は深夜2時くらいでした。 翌朝、二日酔いと寝不足で起こしても起きません。 私は、起きない夫を放って仕事に出発しました。 夫は大遅刻したそうです。 次回の飲み会は、生活リズムのコントロールができるだろうと思いました。 飲み会の…
夫の飲酒は、相変わらず酷い。 『次に酷い飲み方をしたら別れる』と脅しましたが、全く状況は変わりませんでした。 ある年のお正月の出来事、 我が家のルールで喫煙は外でという決まり事があり、深夜、缶ビール片手に喫煙していたのですが、私の怒りが最高潮に達し、玄関ドアを施錠し締め出しました。 すると、ドアをガチャガチャとした挙句、玄関付近に置いていたブロックでガラスを割って鍵をあけ入ってきて何食わぬ顔でベッドに入り就寝しました。 玄関はガラスの破片だらけ。 また、これを片付けなければならないのかと思うと愕然としました。 この時は、もうこれ以上の事を考える力はありませんでした。 朝に考えようと思い疲れ果て…
2008年に起きたリーマンショックの時、夫が営む飲食店が大きな転機を迎えました。 それまでは、そこそこ順調であったのですが、今までのようにお客さんが来なくなりました。 『時代に合わせてやり方を変えてみるのはどう?』とアドバイスしましたが、聞く耳を持とうとしませんでした。 そして、お酒を飲む頻度が増え追い詰められていたような様子で心配しました。 夫は凄く逆境に弱いというより弱すぎるのです。 『今まで通りの生活費を渡せない』と言われました。 提示してきた金額では生活ができないので、私はキャリアアップして現在のパートから契約社員へと転職しました。 その時は、一時的に対処してほしいということだと受け止…
お正月の期間だけだった連続飲酒は、やがてゴールデンウイーク、お盆休みまでするようになりました。 酔いが回ると足がふら付き転倒し物が壊れたり、コップがひっくり返ってこぼしたり、失禁して床を汚したりと大変でした。 その度に後片付けをしなければなりません。 ’’後片付け,, と文字にすると簡単ですが、肉体も精神も極限まで疲れ果てます。 転倒したことによって顔にあざができているのに、本人は何も覚えていません。 『痛くないのかな?本当に幸せだな』と思いました。 怒りと情けない感情が湧き出てきますが、否認と記憶がないということで私の一人相撲になってしまうのです。 なんとも言えない気持ちになります。 私の感…
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