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  • 栗名月(十三夜)を愛でる

    いつもどおり、酔って、寝付く前に屋外に出て、空を見上げる。南東の空に煌々と月が輝く。昨夜は、陰暦の9月13日、平安の昔からこの国のヒトたちが愛でてきた栗名月と称されている十三夜だ。陰暦の8月15日である中秋の名月につぐ美しい月のだとされる。今年は、9月31日のスーパームーンの夜だった。10月の末は、天候も落ち着いて天体が冴え冴えとしてくるころあいだが、なぜ少しだけ欠けた十三夜の夜を「栗名月」と賛美し、同じく美しいはずの旧暦9月の十五夜を名月として愛でなかったのか、その辺のいにしえの日本人の偏屈さというか、デフォルメされたものに対する美意識が謎めいておもしろい。それに、満月より二日早い十三夜を名月と謳い、二日遅い十七夜(立待月)を名月と扱わなかったのか、その辺も謎めいている。月とわが国のヒトビトのかかわりに...栗名月(十三夜)を愛でる

  • 夏油の山々と焼石山塊をサライの空に

    夏油(げとう)三山とは、夏油温泉を取り巻く歴史の山で、標高の高い順に経塚山(1332.2m)、牛形山(1339.4m)、駒ヶ岳(1129.6m)であるが、オイラは夏油温泉から牛形山の尾根を周遊して日帰りでも登れる白っ子森(1229m)、鷺ヶ森山(1207m)、横岳(1099m)を加えて夏油六山と呼びたい。いずれも、夏油温泉を起点に日帰りで行ってこれ、いずれも味のある独立峰の体をなしていて、それぞれの山は深いブナ林に覆われているのであって、愛すべき夏油温泉の湯治宿に泊まりながら、気の向くまま歩ける山々なのであって、標高はそれほどでもないにも関わらず、雪深く山頂付近は高山の雰囲気もあり、にもかかわらず登山者は少なく静かな山歩きが楽しめるのであって、オイラの性格にぴったりなのだ。また、夏油温泉を起点に、経塚山か...夏油の山々と焼石山塊をサライの空に

  • 夏油の森歌って歩いた、「サライの空 ♬」と・・

    東北本線「北上駅」の待合室に貼られた一枚のポスターを懐かしそうに眺める。この秋も数日過ごした「夏油温泉」の古い写真だ。昭和の何年頃の風景だろう。自炊宿の「夏油館」前から、同じ自炊宿だった「昭和館」と「薬師館」方向を写したものだ。突き当りを左に降りていくと、この温泉の名物露天風呂「大湯」や「疝気の湯」がある。今は、「昭和館」も「薬師館」も閉じられて廃れつつある建物だが、このポスター写真の当時は、「昭和館」もにぎやかに営業していたと見えて「入館料」や「てこねめし」などの看板も眼にすることができる。この「父」と「母」は今も健在なのだろうか。そして真ん中の男の子は今現在いくつなのだろうか。ひょっとしたらオイラと同じ年ごろなのかもしれない。この「父」と「母」にオイラの「父」と「母」を重ね、妙に目がしらに熱いものを感...夏油の森歌って歩いた、「サライの空♬」と・・

  • 急がしすぎた2023年の栗駒山秋色

    先週の土曜日、晴れたので栗駒山を歩いてくる。実は、栗駒山へは2020年同様、岩手川の須川湖畔にキャンプをして2、3日ゆっくりと錦秋の時を過ごしたかったのであるが、何と3年前は秋田県東成瀬村管理だと思うが1泊400円のキャンプ場だったのが、民間に管理を譲渡したのだろうか、1泊3500円と8倍以上の「値上がり」をしていた情報を得た。あまりに腹立たしいので「栗駒山には今年は行くまい。」と心に決めていた。だが、宮城交通系のミヤコーバス紅葉号が、「今年は栗駒山の紅葉が遅いので、紅葉期の土日運行臨時便を1週間延期して走らせます。」とアナウンスしていたものだから、「じゃあ、今年の栗駒の秋色はどんなか日帰りで行ってみてこようか。」と出かけたものである。だが、この「紅葉号」難点があった。出発が遅いのである。始発の石越駅が9...急がしすぎた2023年の栗駒山秋色

  • オオスカシバさんの飛翔能力

    野草園で、いま咲き誇るシソ科のキバナアキギリに、あのまるでハナアブのようなスズメガ科のオオスカシバさんがやって来ていた。彼らの透明な二枚の翅を高速回転させてホバリングを繰り返して花の蜜を吸っている様子を動画で撮影し、翅の動かし方を観察してみようとしたが、手元のマイクロソフトのclipchmpでは10分の1倍までしかスピードを落とせなかったので、無理だった。彼の飛翔能力を観察するには昆虫写真家が用いているような微速度専用の機材かソフトが必要なのだろう。それにしてもすばらしい飛翔能力。アキギリさんやツリフネソウさんたちみたいに蜜のある場所が奥深い花にも、彼らは長い口吻を突き出してうまく蜜を吸うことができるようだ。(それでも、2センチが限界だとか)でもこのような花に縋りつかないでホバリングしたまま蜜を吸う仲間は...オオスカシバさんの飛翔能力

  • ひまわり “SUNWARD” をリフレインしながら・・・・

    昨夜は、漫然として、Youtubに映し出されるパレスチナ・ガザ地区の町並みをライブ映像で見ていた。どちらの方角を映し出している映像なのかさっぱりわからないが、3分から5分の間隔で黒煙と時折火柱があがり、少し遅れて鈍い爆発音めいた音が聞こえた。ライブ映像の奥で、何かモスクの中の禱りのような男のダミ音も微かに聴こえた。イスラエルのミサイルは何を狙っているというでもなく、ただ無差別にガザの市街地にありったけの砲弾を浴びせ続けているというにしか理解できなかった。何か恐怖で怯えたものが無差別に空に向かって発砲するかのように。こんな時、また、わが耳奥で、みゆきさんの「ひまわり"SUNWARD”」のシャウトが聴こえてきた。昨年3月あの熊野古道の山小屋で雑音交じりのNHKラジオから聞こえてきた、みゆきさんが戦争の不条理を...ひまわり“SUNWARD”をリフレインしながら・・・・

  • 好日・佳日・秋日和

    2023年10月3日、秋日和。この日は、野草園に行って三つ、いや四つかな、うれしいことが重なった。ひとつ、野草園は市内在住の65歳以上のものは入場無料であることが分かった。なんと、これまで年に数回も訪問していたのに気づかなかった。(実は悲しいことに違いないが、これからは道草散歩コースに小銭入らずで加えられたのでめでたいこととしよう。)ひとつ、旅の途中に立ち寄ったか、二頭以上のアサギマダラさんに出会い、フジバカマにくつろぐ写真と動画を撮影させていただく。これから、南の国へ旅立つのだろう。「しっかりなぁ!」ひとつ、エゴノキの実に足繁く通うヤマガラさんをしっかりと観察できた。固い有毒の殻に覆われたこの実を、なぜかヤマガラさんは大好きなようだ。今日は、メジロさんには逢えなかった。ひとつ、帰る途中森の中でいまだ鳴い...好日・佳日・秋日和

  • 美しい秋の宝石を求めて歩く

    先週野草園をあるいたとき、エゴノキの樹上で小鳥たちのざわめきを感じた。小鳥たちが足繁く枝を飛び回っていた。素早すぎて目視できないので、P950くんのズームのお世話になって確認したら、ヤマガラさんとメジロさんが来ていた。そういえば、ヤマガラさんは白くまんまるいエゴノキの実を起用に両足で押さえて、クチバシで皮をむいて中の種子をいただくことは知っていたが、その場を写真で記録することはできなかった。エゴノキの実は大きすぎて、小さなメジロさんには無理だろうと思っていたが、連写で撮れた写真に何やら加えたメジロさんが写っていた。エゴノキの枝にとまっているのだから、木の実の一部だろうか。あるいはヤマガラさんが割いた木の実をちょっこりいただいたのかもしれないが、それはメジロさんに失礼だから、またあの木の所に出かけて観察しよ...美しい秋の宝石を求めて歩く

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