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  • 赤トンボも暑いと言っています

    今日の野草園散策も炎天に追われるように、小1時間で退却。いつのまにかあのセミたちの合唱も力尽きたかに見え、ツクツクが木陰で淋しそうに音を出していた。だが、帰り際いきなりミンミンが大きな音を奏でた。9月になっても生きていてくれるのだろうか。何かの記事で、セミさんたちも熱中症でポロポロと倒れている地域もあるとか。命を全うできず哀れである。それでも園で元気なのは、チョウたちやトンボの仲間。セミたちは天敵にすぐやられるから、飛んで風を切ってそれで体温を調節する音ができないだろうが、チョウやトンボと言った飛翔の名手たちは、飛んで風を浴びて暑さをしのいでいるのかしら。真っ赤な赤トンボ二種が、アザミの花やイチイの枝先にじっとしていた。いずれも真っ赤なのは♂の方で、顔が水色なのはマイコトンボ、赤いのはアキアカネの種だろう...赤トンボも暑いと言っています

  • お月様の季節(とき) スーパー・ブルームーンのお月見へ

    いつまでも続く真夏日、いつまでも続く熱帯夜。2003年の南東北の夏は、そんな「ありえない日常」で推移しようとしている。お盆をすぎれば、窓を開けていては寝冷えをしそうなほど、冷たい「白秋」の風が涼やかな虫の音とともに訪れてはいなかったか。もうそのような季節のバトンリレーは、「昭和と平成の心地よい思い出」となってしまったのか。今、窓を開けた戸外からは、その心地よい虫(コオロギでもスズムシでもない、際限なくリリリリリ・・と音を出すヤツ)は聞こえるのだが、「白秋」はいまだしである。だが、昨日から晩の7時ごろには、美しく黄色い大きなお月様が顔を出している。昨日は、12.1歳、今日は13.1歳と十三夜の晩で、明後日の8月31日に満月を迎える。外に出ると、いつまでもお月さまを眺めていたい。今年の8月は、2日に続いて31...お月様の季節(とき)スーパー・ブルームーンのお月見へ

  • キレンゲショウマ (Kirengeshoma plmate yatabe) の花はまだ開かず

    今朝のNHK朝ドラ「らんまん」では、東大の田邊教授(実在は、矢田部良吉教授)が牧野万太郎(実在は、牧野富太郎博士)と四国の石鎚山で採取したキレンゲショウマの研究と新種の発表を巡って同時進行の争いがあり、結局田邊教授が先を越して「Kirengeshomaplmatetanabe」と名付け、世界に発表した物語となっていた。実在の矢田部良吉教授が新属新種の草本として四国のキレンゲショウマを「Kirengeshomaplmateyatabe」と学名を授けたのは史実のようだ。このドラマを見ていて感ずるところなのだが、現在日本には約7000種の植物が存在しているそうで、そのうち島国日本の地理的条件からか約2000種が日本の固有種ということである。なので、植物学の黎明期である明治の半ばにそんなに新種を発見発表することが...キレンゲショウマ(Kirengeshomaplmateyatabe)の花はまだ開かず

  • マウイケアと木曽の空を眺めた2023年の夏

    結局、2023年8月のペルセウス座流星群は、どこにも出かけず、国立天文台の高度4200mのハワイ島マウナケア山からと東京大学木曽観測所からの北東の空に映し出された星空のライブ中継を眺めて過ごした。しかし、ハワイ時間13日の深夜と日本時間14日の未明の空は、3分画面を見つめれば画面のどこかに流星が飛ぶほどにぎやかだった。そのうち幾本かの線条は、美しい緑色に彩られていて、思わず息をのんだ。二三日、数は減るだろうがライブを楽しみたい。そのうちどなたかが素晴らしい動画を編集してYoutubにアップされるのだろう。楽しみに待ちたい。ちょうど今年のペルセウス極大はお盆と台風とに重なって野外観察の機会を逃したが、台風もお盆も去ったらどこかの山のキャンプ地に三脚持って出かけようか。まだ月が暗いうちに晴れ予報をきいたら出か...マウイケアと木曽の空を眺めた2023年の夏

  • 永久凍土が融け始めて訪れる世界

    台風7号が週末に日本列島に近づいている。13日の日曜日に極大を迎えるというペルセウス流星群撮影のため尾瀬のキャンプ地を予約していたが、天気予報により好天は望めないためキャンセルをした。場合によっては翌日以降の交通機関にも影響が出るとの判断もある。尾瀬のキャンプ地は6月の初めミズバショウ風景撮影のために予約していたが、これも悪天のためキャンセルしており、今年は尾瀬にふられつづけている。流星群の撮影は、もし近場の暗そうな海岸が晴れそうなら、夕涼みをかねて出かけようか。46000万年の蘇り線虫ニュース異常な気候変動に伴う驚くべき情報に接した。世界中のあちこちからもたらされる異常な高温現象の一環としてロシアの永久凍土も融けはじめ、融けた地層から何と46000年前に眠っていた線虫の仲間が息を吹き返し動き始めたとのこ...永久凍土が融け始めて訪れる世界

  • 盆に手向ける夏の花、添える句

    今朝のNHKFM「音楽の泉」は、武満徹さんの映画音楽やソングブックを特集していた。知らなかったが、あの武満さん最良の映画音楽「波の盆」の挿入曲が武満さん自身の編曲により20分ばかりの演奏会用に作品化されていたということで、この作品を尾高忠明さん指揮、N響の録音で聴く。ただし、聴いたのはうだるような暑さの午後で、NHK「らじるらじる」の聞き流し版である。ハワイの波の音を聴いたりや浜辺に吹く風を受けたような心地がして、すうっと暑さが引いていく。武満さんの音楽もバッハのように真夏にきく音楽だな、と一人思った。「波の盆」以外にも「夢千代日記」や、ギターによる「ミッシェル、ヘイジュード」、「小さな空」や「翼」なんかのソングブック、どれもこれも聴き入ってしまい小時間ばかりの避暑を楽しむ。聞き逃しは1週間ほど何度でも聴...盆に手向ける夏の花、添える句

  • クサギ(臭木)の花咲く8月

    数年前、Eテレ「こころの時代」に登場した岐阜県在住の高僧が、寺の修行僧をひき連れてクサギの葉を野山ででいっぱい刈り取ってきて、何度も湯がいてその臭気を取り去り、保存食にして漬物や汁の実としていただいている様子が映し出されていた。臭くて誰もが見向きもしない葉でも食材として利用が可能ということだ。たしかにWikipediaなどで調べてみると、若葉のうちに何度か手間をかけて臭気を拭い去ると、独特の食味の菜に変化し、山菜として利用できるのだとある。「路傍の薄汚い土くれでであっても、磨けば琥珀のような輝きを発する、ヒトやモノにはそのような隠れたお宝がある」という教訓を学ぶありがたい講話だったのか、大事なところをわすれてしまった。まあ、それはともかく、たしかにクサギ(臭木)はシソ科だというのに、その葉っぱをちょっとち...クサギ(臭木)の花咲く8月

  • レンゲショウマに会ってトガクシショウマに思いを寄せる

    猛暑日寸前の日盛りの午後、小1時間ばかり汗だくになりながら野草園を歩き、今開いている花など数種を撮影する。北緯38度に位置する「野草園」という涼しそうな名前の公園歩きであっても、今や「命に係わる」予感がするほど、日本の真夏は変わりつつある。今日出会った花たちのなかでとても独創的な姿で、かつ美しいなと思ったのはキンポウゲ科に分類されるレンゲショウマ(蓮華升麻)だ。ショウマの名を冠した草本は、山菜としてもおなじみのヤマブキショウマ(バラ科)、トリアシショウマ(ユキノシタ科)、サラシナショウマ(キンポウゲ科)などがあるが、これらの花は白い小さな花を穂状につけているのに対し、レンゲショウマや朝の連続テレビ小説「らんまん」で田邊教授事件で話題になったトガクシショウマ(メギ科)や四国や九州に分布するキレンゲショウマ(...レンゲショウマに会ってトガクシショウマに思いを寄せる

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