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  • 睡眠の改善について5

    続き。 ・パソコンやスマートフォンなどの電子機器の設定を切り替えると同時に、使用を控えるようにする。 電子機器の画面を長時間見続けることが不眠と関係しているということは、以前から多くの人々の間で感覚的には知られていたことだろう。しかし近年になってようやく「ブルーライト」というものが体に与える悪影響が周知されるようになり、AndroidやWindowsといったOSにも標準でブルーライトを低減する機能が搭載されるようになっている。 ブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼす理由は以下の通りだ。自然界では通常朝から昼にかけて全波長の光が太陽から放出されるが、夕方にはその内の青色光が低減され、やがて夜に至る。…

  • 睡眠の改善について4

    さらに前回の続き。 ・アルコール、ニコチン、カフェインなどの嗜好品を止めていく。 我々の日常生活の中で、上記の依存性のある成分はごく当たり前にありふれている。コンビニやスーパーに行けばごく簡単に酒や煙草を購入できる。お茶やコーヒーにカフェインが含まれているのは常識の範囲だが、実はある種の炭酸飲料やいわゆる「エナジードリンク」の類にも科学的に合成されたカフェインが大量に含まれている。これは過剰な砂糖と同じく、消費者を一時的な快楽をもたらすだけの無益な薬物に依存させて売上を伸ばそうという、資本側の明白な悪意に基づくものである。 しかし、それらの危険性を正しく認知している人は極稀であり、周りが使用し…

  • 睡眠の改善について3

    それでは前回に引き続き、うつ病からの回復に置いて最も重要な睡眠の改善法について述べていく。 ・夜は明かりを落とし、眠りたい時間には完全な暗闇にする。 朝から昼にかけて太陽の光と身体の活動によって賦活された交感神経系は、日没とともに周囲に光が失われることによって副交感神経優位へと移り変わっていく。それとともに昼間に放出されたセロトニンも睡眠物質であるメラトニンへと代謝が行われていく。よって、体に正常な朝、昼、夜の循環を取り戻させたい場合には、朝に光を浴びることと同じように、夜に強い光を浴びないことが重要になってくる。 しかし、現在の私達の生活は様々な文明の利器に囲まれており、きちんと意識をしてい…

  • 睡眠の改善について2

    それでは今回は具体的な睡眠の改善法について述べていくことにする。前回の記事で書いたとおり、うつ病患者の体内時計は慢性的に狂った状態にあり、それをいかにして正常なものにしていくのかがこの方法論の要となる。 一度身についてしまった生活習慣を変えていくのには、一朝一夕ではいかない部分がある。読者の方々は決して一日や二日の短期的な結果を追い求めることなく、毎日少しずつでも生活を向上させていけるように、着実な実践を重ねていくことを心がけてほしい。たとえば今日、昨日より3分間早く眠れることに成功したならば、20日で1時間、3ヶ月では4時間以上も睡眠時間を改善することができるのだ。苦しみの中にいる時こそ人は…

  • 睡眠の改善について1

    精神的な病を考える時、健康を司る人間の三大欲求の内でも睡眠の問題というのはもっとも大きなものだと言えるだろう。しかし睡眠というのは現代の社会ではとかく軽視されがちである。特に我が国の社会では、勉強から仕事に至るまで「いかに眠らずに耐えて頑張ったか」という実に非合理極まりない精神論が無意味に評価されてしまう傾向すらある。バブル期には「24時間戦えますか?」などと言った広告文句が持て囃され、現在では一日17時間にも及ぶいわゆるブラック企業の搾取労働が平気で放置され、挙げ句超短時間睡眠法などという人間の自然の生理を無視した異常な言説までが平気でまかりとおってしまう。 だが、睡眠とは人間は始めとする生…

  • 減薬・断薬について

    以前に述べたように精神科の薬には多大な副作用があり、患者自身が病の症状であると誤認してしまっているものの多くが、実は薬が原因となって引き起こされている可能性が高い。 精神科には絶対に行くな!ー抗うつ剤その他、精神医療系薬剤のの危険性について - うつ病を治すための個人的手法 よって、うつ病治療の第一歩となるのは、有害な処方薬物を止めてより穏やかな療法へと切り替えていくことである。例えば以下の記事などは、減薬・断薬がいかに病的な症状をなくすために有効であるかをよく物語っている。 40年間も苦しんだ「うつ」が完全に消えた理由 「卒業」に必要なのは薬だったのか (2ページ目) PRESIDENT…

  • 精神科医に頼らないうつ病治療の概要について

    さて、前置きが長くなってしまったが、本記事からはいよいよ具体的なうつ病治療の方法について述べていこうと思う。もちろんこれから述べる方法論は絶対というものではなく、あくまで私個人が様々な実践の中から合理的で有益だったと判断したものを載せていくのみである。読者の皆様は、その中から自分に活かせそうなものを見つけ、さらにそれを参考にしながら自分なりに改良を加えるなどしてより効果的なやり方を探っていってほしいと思う。大切なのは決して諦めないこと、そして一つの方法が駄目でも必ず他にも道はあると信じ、実践をやめないことである。 このブログでは「これをやったらうつ病が良くなった」というような一つの治療法を押し…

  • 代替医療というものについて

    「代替医療」という言葉がある。英語の"Alternative Medicine"の訳語で、1970年代頃にアメリカで生まれ、我が国でも1990年代半ば頃から徐々に普及していった。それぞれの臓器や神経系など部分のみをしか見ようとせず、攻撃的な薬剤や外科療法で病気に打ち勝とうとする現代医学に代わって、人間の体の全体性や心身相関をより重視し、生活習慣の改善や各種の伝統療法などを含めた包括的な治療法を目指そうという考え方である。 現代医学はどの治療体系よりも発達した病気の分類と診断、そして抗生物質による細菌感染の克服、救急救命技術や怪我の治療技術など数々の有益な面を持っていることは否定し得ない。反面う…

  • うつ病は甘えなのか

    前回の記事で抗うつ剤にまつわる巧妙な市場戦略について書いた。 精神科には絶対に行くな!ー抗うつ剤その他、精神医療系薬剤のの危険性について - うつ病を治すための個人的手法 では、私は世間で紋切型に叫ばれるように、「うつ病などという病気は存在しない」「うつ病は甘えだ」と思っているのか。答えはNOだ。 この手の人間は、「そんな病気は昔は存在しなかった」「現代人が恵まれすぎていることが原因だ」などとしたり顔で叫ぶ。しかし、歴史を紐解いてみれば、病的な感情鈍麻や人間的な能力の停滞、持続的な自殺企図などをともなう精神的な病気は古代から一貫して記録され続けていることがわかるだろう。古代ギリシアのヒポクラテ…

  • 精神科には絶対に行くな!ー抗うつ剤その他、精神医療系薬剤のの危険性について

    うつ病という言葉が世間で注目を集め始めたのは、90年代後半から00年代前半にかけてだったろう。当時テレビCMなどでは「うつ病は誰でもかかる病気です」などと大々的に広告を打ち、街中には神経内科クリニックがそれこそ雨後の竹の子のように乱立し始めていた。 しかし、それと同時に目立ち始めたのは、いわゆるひきこもりや自殺の増加など、それまで考えらもしなかったような個人の精神的不調を原因とする社会問題の増加だった。 普通に考えれば、医者に行って病を治すための薬を飲めば健康を回復することができるはずである。しかし、結果は全くの真逆。これは一体どういうことであろうか。実はここに精神科医療、ひいては現代医学とい…

  • このブログの趣旨について

    うつ病というものが社会注目を集めだしてからすでに20年近くの月日が流れようしている。その間、精神的な症状に対する投薬治療はごく一般的なものとなったが、問題は一向に解決される気配もなく、むしろ患者の数は増加していく一方である様に思える。中には10年、20年、いやそれ以上もこの病と付き合い続け、社会的、経済的にも窮地に立たされている方々も多いであろう。 自分自身が同じような経験をしたことがない者にとっては、日頃の生活の中で感じる通常の気分の落ち込みと区別がつかず、ともすればいわゆるただの「甘え」として集団攻撃の対象となってしまうこともある。そんな世間の無知と悪意がさらに患者自身を追い詰め、出口のな…

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ブログタイトル
うつ病を治すための個人的手法
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