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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • 関係法令10回目解説

    関係法令の10回目は作業環境評価基準に関することです。 特定化学物質の評価は物質ごとに行います。ただし、特別有機溶剤がその他の有機溶剤と混合されている場合は、混合有機溶剤として各成分の濃度を管理濃度で除した値を合計し、管理濃度を1として評価します。 第2評価値、B測定値が管理濃度と等しい場合は、どちらも管理区分の境界上にありますが、この境界線上の値は第2管理区分の側に含まれます。してがっ…

  • 休日の急患

    ゴールデンウィークで困ることは急病でかかりつけ医が休診になっていることかな。休日は当番制で急患を受け入れているから、地元ではあまり困らないかもしれない。しかし、旅先ではそうもいかない。 北海道を旅行しているとき、家内が急に熱をだして、頭が痛いと訴えたとき、タクシーの運転手が急患の受け入れをしている病院に連れて行ってくれた。3日間同じ運転手と契約して各地を回るちょっと贅沢な旅をしていたからよかっ…

  • ゴールデンウィーク

    今日からゴールデンウィークが始まったが、コロナ禍でも3年目は完全に自粛ということはなくそれなりに人出があるだろう。しかし測定士としてはこの時期を狙って仕事が入ることがある。 私の場合は、幸いこの時期ではなく、お盆の時期、あるいは深夜の時間帯が多かった。普通に日曜日の昼間出来ることも多かったので、数年前までは旅行に出かけていた。ここ数年はコロナ禍のこともあって出かけてはいないが。 お盆や深…

  • 労働衛生一般10回目

    労働衛生一般の10回目は局所振動に関することです。 レイノー現象とは抹消神経障害で生じる手足のしびれ及び手足の血管で血流が減少する末梢循環障害のことである。血流の減少によって手先の色の変化として現れるのは末梢循環障害です。 振動障害は振動加速度が大きいほど影響が大きいといわれています。振動の周波数は感覚補正が必要で、周波数の高低が直接関係しているわけではありません。 1日の暴露限界値は…

  • 分析概論9回目解説

    分析概論の9回目は蒸留水の製造に関することです。 蒸留水の製造装置では沸点が100℃より低い物質はガスとなって、水蒸気と一緒に留出します。不揮発性の成分でも沸点が低ければ蒸留で取り除くことはできません。金属性やガラス製の蒸留装置では水中にイオンが存在するので、流出の可能性があります。 イオン交換樹脂では水中の電解質が、イオン交換によって取り除かれていることを電気伝導度でモニタリングします。 …

  • デザイン・サンプリング9回目解説

    デザイン・サンプリングの9回目は気中物質の捕集方法に関することです。 サンプリングでは捕集しようとする物質の性状を考慮します。 石綿は繊維数を数えるのでフィルター上に捕集します。できるだけ表面の限られた範囲に集めないと顕微鏡で見たときにピントが合わず、数え 落としが起こります。またろ紙は透明にしなくてはいけません。そこでメンブレンフィルターを用います。 塩化ビニルは揮発性が高く、常温で…

  • 関係法令9回目解説

    関係法令の9回目は騒音測定に関することです。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しますが、特性は聴感覚補正されたA測定で行います。 …

  • 労働衛生一般9回目解説

    労働衛生一般の9回目は温熱環境に関することです。 温熱環境の評価に用いる指標は、温度、湿度、気流、輻射熱の4要素ですが、温度は乾球温度、湿球温度を使い分けします。気圧は関係ありません。 熱中症のⅠ度はめまい、失神など、Ⅱ度は筋肉痛、筋肉の硬直、頭痛、吐き気など、Ⅲ度は意識障害、痙攣など、3区分されており、Ⅰ度が軽くⅢ度が最も重い症状です。 WBGTの基準値は同一作業であっても熱順化して…

  • 分析概論8回目解説

    分析概論の8回目は標準ガスの調製についてです。 メチルエチルケトンにように気化する物質の占める体積は1mok当たり25℃1気圧で24.45Lになります。 メチルエチルケトンのモル質量が72なので、2.2mg/72×24.45=0.747mL。 これが50Lの袋で希釈されるので0.747/50×1000=14.94ppmになります。 今回の問題に対する解説はこれだけです。 標準状態の温度が25℃で扱われることに注意してください。 こ…

  • デザイン・サンプリング8回目解説

    デザイン・サンプリングの8回目は有機溶剤の物性に関することです。 ジクロロメタンは蒸発が速く、沸点も低い物質です。ジクロロメタンとトリクロロエチレンの、沸点はそれぞれ40℃、87.2℃です。一般に沸点の低い物質は常温での蒸気圧が大きく、ジクロロメタンの蒸気圧はトリクロロエチレンより大きいといえます。 メタノールは水酸基を持っておりここに電子が集まるため大きな極性を持ちますがベンゼンは電子密度が…

  • 関係法令8回目解説

    関係法令の8回目は作業環境測定士の職務範囲についてです。 管理区分の判定は労働安全衛生法上、事業者が行うことになっています。作業環境測定士の資格を要求する訳ではありません。 放射線について作業環境測定士に行わせる必要があるのは管理区域での外部放射線による線量等量率や線量当量ではなく、放射性物質取扱作業室、事故由来廃棄物等取扱施設における空気中の放射性物質の濃度です。 作業環境測定士が業務…

  • エッセンシャルワーカー

    最近葬式を出すことがあって、お骨拾いもしたが、火葬場も実はダイオキシン類の規制を受ける施設なのだ。商売がらそういうところに気が向くというのは仕方がないのかもしれないが、普通の人なら気が付かない、気が向かないとことに気がいってしまうのは一種の職業病ですね。 遺体、1人あたり2時間程度の火葬になるが、ダイオキシン類のサンプリングは通常4時間以上かかる。だから、火葬場での測定は2時間で行うことに…

  • 合格発表

    測定士の試験は受験者全員に成績通知があるのでいいですね。これは次回に科目免除が判らないといけないためですが、自分のレベルを確認するのはいいスステムです。ただ2年間しか有効でないので4科目を順番に感覚を開けずに合格すればいいですが、一つでも間隔か悪と一番早くに合格した科目は無効になってしまいます。次の試験では無効になった科目は受け直さなくてはいけません。 一発で4科目合格できる人もいれば1科…

  • 労働衛生一般8回目解説

    労働衛生一般8回目は有機溶剤の健康障害に関することです。 有機溶剤は脂溶性が高く、神経細胞など脂肪の多い組織に集まりやすい性質があります。 皮膚への接触で皮膚の角化、結膜炎などを引き起こすほか、皮膚を通して体内に収入し、全身に影響を及ぼします。ばく露後は肝臓で代謝されますが、代謝物にも有害性がある場合は肝臓そのものにも影響が及んでしまいます。 有機溶剤は空気よりも重く、通風の悪い部屋で…

  • 労働衛生一般7回目解説

    労働衛生一般の7回目は金属による健康障害に関することです。 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。 水銀は神経系に影響が及び、蓄積性も高いので長期にわたって障害が続きます。 金属熱は、亜鉛、銅などのヒュームを吸入することによって発生する急性中毒のことで、その日のうちに悪寒、発熱、関節痛が発生し、2~3日間は影響が残ります。 コバルトは皮膚に接触…

  • 分析概論7回目解説

    分析概論の7回目は高圧ガス容器とその使用方法についてです。 炭酸ガスは高圧化では液化していますので気体で取り出す場合はボンベは立てて使わなくてはいけません。液体で取り出したい場合は液体を直接吸い上げるサイホン付きのガス容器を使用します。 ヘリウムは不活性ガスなので、一般的な左ねじの減圧弁が使用できます。水素など可燃ガスは右ねじの減圧弁を使用します。 アセチレンは分解しやすいガスなので…

  • デザイン・サンプリング7回目解説

    デザイン・サンプリングの7回目は個人サンプリング法に関することです。 個人サンプリング法による測定でも労働者の行動範囲、有害物質の分布の状況から単位作業場所が設定されることは変わりません。 単位作業場所で、対象作業に従事する人が少ない場合は、一人の作業者の作業時間を区分してデータを取ることも可能です。5名以下でこの方法が採用できないわけではありません。 試料採取の時間は少なくとも2時間…

  • 関係法令7回目解説

    関係法令の7回目は機械、器具について厚生労働大臣の規格の具備が必要かという問題です。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するため使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ 譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが42条の趣旨です。 機械については厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならないものは過去の問題…

  • 労働衛生一般7回目解説

    労働衛生一般の7回目は金属による健康障害に関することです。 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。 水銀は神経系に影響が及び、蓄積性も高いので長期にわたって障害が続きます。 金属熱は、亜鉛、銅などのヒュームを吸入することによって発生する急性中毒のことで、その日のうちに悪寒、発熱、関節痛が発生し、2~3日間は影響が残ります。 コバルトは皮膚に接…

  • 分析概論6回目解説

    分析概論の6回目は濃度の換算に関することです。 体積モル濃度を重量100分率に換算する問題です。 2.00mol/Lの水酸化ナトリウムの比重が1.08なので1Lの重量は1.08kg。これに2.00×40gが溶けているわけですから80g/1080g×100=7.407で選択枝1が最も近い値です。 濃度の換算が判らなければ、気中濃度の計算も出来ないと言っているようなものです。測定士としては致命的。 濃度というのは単位体積、…

  • デザイン・サンプリング6回目解説

    デザイン・サンプリングの6回目は個人サンプラー法に関することです。 個人サンプリング法による測定対象は低濃度管理物質が揚げられていますが、コバルト及びその無機化合物、3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、トルエンジイソシアネートが上がっています。シアン化カリウム、マンガン及びその化合物は令和2年2月17日付けの基発0217第1号のガイドラインには上がっていません。 マンガン及びその化…

  • 関係法令6回目解説

    関係法令の6回目は製造の許可に関することです。 製造に際して厚生労働大臣の許可が必要なものは、労働安全衛生法第56条第1項で定められていますが特定化学物質の第1類物質が該当します。 第1類物質7種は、ジクロルベンジジン及びその塩、アルファ-ナフチルアミン及びその塩、塩素化ビフェニル(PCB)、オルト-トリジン及びその塩、ジアニシジン及びその塩、ベリリウム及びその化合物、ベンゾトリクロリドで…

  • 労働衛生一般6回目解説

    労働衛生一般の6回目は鉱物性粉じんに関することです。 粉じんの空気力学相当径はアンダーセンのような動的な手法によって求められるもので、顕微鏡によって求められる幾何学的相当径とは異な ります。 吸入性粉じんの空気力学相当径によって沈着する部位は異なってきます。小さい粒子ほど肺の深部に到達し大きな粒子は気管支などで捕まり排出されます。 粒子の沈降速度についてはストークスの式を参照して下さい…

  • パルスオキシメーター

    新型コロナワクチンの3回目の接種は終わりましたか。 3回目は副反応が強く出るとか、交雑接種だとひどく副反応が出る代わりに抗体が長持ちするだとかいろいろ報道されていましたが、ある人にとっては真実かもしれませんが、私の周りではこんなことはありませんでした。 確かに3回目も筋肉痛は出ましたが、高熱が出たり、長い間副反応が残っているということは聞きません。 要はやってみないと判らないということです…

  • 分析概論5回目解説

    分析概論の5回目は分配係数に関することです。 分配係数は「有機」/「水」が同体積の溶媒で成り立ちます。分配係数10なら有機溶媒中に溶ける溶質Aが10:1で釣り合って平衡状態になっているということです。溶媒を増やすことで抽出される溶質の量を増やすことが出来ます。 この例では0.05g溶かしてヘキサンに0.045g、水に0.005g分配されたということです。同体積なら分配係数は0.045/0.005で9ですが、実際には水…

  • 騒音の回顧録

    騒音の測定で回顧録を一つ上げておきます。 まず測定器の呼び方ですが、騒音計とは言いません。 サウンドレベルメーターといいます。 何故か。 騒音というと公害を思い浮かべますが、これはマイナスのイメージを与えますね。ところが音響を仕事にしている人から言わせれば、音のレベルを測るということは、天秤で金の重さを測るのと同じくらい質の高い仕事なのです。当然、道路交通騒音を測る測定器も、無響室…

  • デザイン・サンプリング5回目解説

    デザイン・サンプリングの5回目は騒音の測定に関することです。 騒音の測定では数値が既に対数変換されているのでA測値定は算出平均を用い、これを評価値として判定します。幾何平均を使うことはありません。 騒音の管理区分もA測定、B測定の総合判定によって行います。B測定では90dB以上は第3管理区となり、A測定の結果にかかわりなく第3管理区分となります。 A測定、B測定の結果ともに85dB未満の場合…

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