問15 解説 局所排気装置の制御風速は囲い式で0.4m/s、外付け式の場合、側方吸引、下方吸引が0.5m/s、上方吸引が1.0m/sです。 特殊健康診断が必要になるのは屋内で有機溶剤が扱われている作業場です。 第1種有機溶剤、第2種有機溶剤では特殊健康診断も義務付けられています。特殊健康診断は6ヶ月ごとに行う必要があります。第3種有機溶剤はタンク内作業を行っている場合は特殊健康診断の対象になります。 第1種…
作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。
関係法令の10回目は作業環境評価基準に関することです。 特定化学物質の評価は物質ごとに行います。ただし、特別有機溶剤がその他の有機溶剤と混合されている場合は、混合有機溶剤として各成分の濃度を管理濃度で除した値を合計し、管理濃度を1として評価します。 第2評価値、B測定値が管理濃度と等しい場合は、どちらも管理区分の境界上にありますが、この境界線上の値は第2管理区分の側に含まれます。してがっ…
ゴールデンウィークで困ることは急病でかかりつけ医が休診になっていることかな。休日は当番制で急患を受け入れているから、地元ではあまり困らないかもしれない。しかし、旅先ではそうもいかない。 北海道を旅行しているとき、家内が急に熱をだして、頭が痛いと訴えたとき、タクシーの運転手が急患の受け入れをしている病院に連れて行ってくれた。3日間同じ運転手と契約して各地を回るちょっと贅沢な旅をしていたからよかっ…
今日からゴールデンウィークが始まったが、コロナ禍でも3年目は完全に自粛ということはなくそれなりに人出があるだろう。しかし測定士としてはこの時期を狙って仕事が入ることがある。 私の場合は、幸いこの時期ではなく、お盆の時期、あるいは深夜の時間帯が多かった。普通に日曜日の昼間出来ることも多かったので、数年前までは旅行に出かけていた。ここ数年はコロナ禍のこともあって出かけてはいないが。 お盆や深…
労働衛生一般の10回目は局所振動に関することです。 レイノー現象とは抹消神経障害で生じる手足のしびれ及び手足の血管で血流が減少する末梢循環障害のことである。血流の減少によって手先の色の変化として現れるのは末梢循環障害です。 振動障害は振動加速度が大きいほど影響が大きいといわれています。振動の周波数は感覚補正が必要で、周波数の高低が直接関係しているわけではありません。 1日の暴露限界値は…
分析概論の9回目は蒸留水の製造に関することです。 蒸留水の製造装置では沸点が100℃より低い物質はガスとなって、水蒸気と一緒に留出します。不揮発性の成分でも沸点が低ければ蒸留で取り除くことはできません。金属性やガラス製の蒸留装置では水中にイオンが存在するので、流出の可能性があります。 イオン交換樹脂では水中の電解質が、イオン交換によって取り除かれていることを電気伝導度でモニタリングします。 …
デザイン・サンプリングの9回目は気中物質の捕集方法に関することです。 サンプリングでは捕集しようとする物質の性状を考慮します。 石綿は繊維数を数えるのでフィルター上に捕集します。できるだけ表面の限られた範囲に集めないと顕微鏡で見たときにピントが合わず、数え 落としが起こります。またろ紙は透明にしなくてはいけません。そこでメンブレンフィルターを用います。 塩化ビニルは揮発性が高く、常温で…
関係法令の9回目は騒音測定に関することです。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しますが、特性は聴感覚補正されたA測定で行います。 …
労働衛生一般の9回目は温熱環境に関することです。 温熱環境の評価に用いる指標は、温度、湿度、気流、輻射熱の4要素ですが、温度は乾球温度、湿球温度を使い分けします。気圧は関係ありません。 熱中症のⅠ度はめまい、失神など、Ⅱ度は筋肉痛、筋肉の硬直、頭痛、吐き気など、Ⅲ度は意識障害、痙攣など、3区分されており、Ⅰ度が軽くⅢ度が最も重い症状です。 WBGTの基準値は同一作業であっても熱順化して…
分析概論の8回目は標準ガスの調製についてです。 メチルエチルケトンにように気化する物質の占める体積は1mok当たり25℃1気圧で24.45Lになります。 メチルエチルケトンのモル質量が72なので、2.2mg/72×24.45=0.747mL。 これが50Lの袋で希釈されるので0.747/50×1000=14.94ppmになります。 今回の問題に対する解説はこれだけです。 標準状態の温度が25℃で扱われることに注意してください。 こ…
デザイン・サンプリングの8回目は有機溶剤の物性に関することです。 ジクロロメタンは蒸発が速く、沸点も低い物質です。ジクロロメタンとトリクロロエチレンの、沸点はそれぞれ40℃、87.2℃です。一般に沸点の低い物質は常温での蒸気圧が大きく、ジクロロメタンの蒸気圧はトリクロロエチレンより大きいといえます。 メタノールは水酸基を持っておりここに電子が集まるため大きな極性を持ちますがベンゼンは電子密度が…
関係法令の8回目は作業環境測定士の職務範囲についてです。 管理区分の判定は労働安全衛生法上、事業者が行うことになっています。作業環境測定士の資格を要求する訳ではありません。 放射線について作業環境測定士に行わせる必要があるのは管理区域での外部放射線による線量等量率や線量当量ではなく、放射性物質取扱作業室、事故由来廃棄物等取扱施設における空気中の放射性物質の濃度です。 作業環境測定士が業務…
最近葬式を出すことがあって、お骨拾いもしたが、火葬場も実はダイオキシン類の規制を受ける施設なのだ。商売がらそういうところに気が向くというのは仕方がないのかもしれないが、普通の人なら気が付かない、気が向かないとことに気がいってしまうのは一種の職業病ですね。 遺体、1人あたり2時間程度の火葬になるが、ダイオキシン類のサンプリングは通常4時間以上かかる。だから、火葬場での測定は2時間で行うことに…
測定士の試験は受験者全員に成績通知があるのでいいですね。これは次回に科目免除が判らないといけないためですが、自分のレベルを確認するのはいいスステムです。ただ2年間しか有効でないので4科目を順番に感覚を開けずに合格すればいいですが、一つでも間隔か悪と一番早くに合格した科目は無効になってしまいます。次の試験では無効になった科目は受け直さなくてはいけません。 一発で4科目合格できる人もいれば1科…
労働衛生一般8回目は有機溶剤の健康障害に関することです。 有機溶剤は脂溶性が高く、神経細胞など脂肪の多い組織に集まりやすい性質があります。 皮膚への接触で皮膚の角化、結膜炎などを引き起こすほか、皮膚を通して体内に収入し、全身に影響を及ぼします。ばく露後は肝臓で代謝されますが、代謝物にも有害性がある場合は肝臓そのものにも影響が及んでしまいます。 有機溶剤は空気よりも重く、通風の悪い部屋で…
労働衛生一般の7回目は金属による健康障害に関することです。 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。 水銀は神経系に影響が及び、蓄積性も高いので長期にわたって障害が続きます。 金属熱は、亜鉛、銅などのヒュームを吸入することによって発生する急性中毒のことで、その日のうちに悪寒、発熱、関節痛が発生し、2~3日間は影響が残ります。 コバルトは皮膚に接触…
分析概論の7回目は高圧ガス容器とその使用方法についてです。 炭酸ガスは高圧化では液化していますので気体で取り出す場合はボンベは立てて使わなくてはいけません。液体で取り出したい場合は液体を直接吸い上げるサイホン付きのガス容器を使用します。 ヘリウムは不活性ガスなので、一般的な左ねじの減圧弁が使用できます。水素など可燃ガスは右ねじの減圧弁を使用します。 アセチレンは分解しやすいガスなので…
デザイン・サンプリングの7回目は個人サンプリング法に関することです。 個人サンプリング法による測定でも労働者の行動範囲、有害物質の分布の状況から単位作業場所が設定されることは変わりません。 単位作業場所で、対象作業に従事する人が少ない場合は、一人の作業者の作業時間を区分してデータを取ることも可能です。5名以下でこの方法が採用できないわけではありません。 試料採取の時間は少なくとも2時間…
関係法令の7回目は機械、器具について厚生労働大臣の規格の具備が必要かという問題です。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するため使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ 譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが42条の趣旨です。 機械については厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならないものは過去の問題…
労働衛生一般の7回目は金属による健康障害に関することです。 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。 水銀は神経系に影響が及び、蓄積性も高いので長期にわたって障害が続きます。 金属熱は、亜鉛、銅などのヒュームを吸入することによって発生する急性中毒のことで、その日のうちに悪寒、発熱、関節痛が発生し、2~3日間は影響が残ります。 コバルトは皮膚に接…
分析概論の6回目は濃度の換算に関することです。 体積モル濃度を重量100分率に換算する問題です。 2.00mol/Lの水酸化ナトリウムの比重が1.08なので1Lの重量は1.08kg。これに2.00×40gが溶けているわけですから80g/1080g×100=7.407で選択枝1が最も近い値です。 濃度の換算が判らなければ、気中濃度の計算も出来ないと言っているようなものです。測定士としては致命的。 濃度というのは単位体積、…
デザイン・サンプリングの6回目は個人サンプラー法に関することです。 個人サンプリング法による測定対象は低濃度管理物質が揚げられていますが、コバルト及びその無機化合物、3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、トルエンジイソシアネートが上がっています。シアン化カリウム、マンガン及びその化合物は令和2年2月17日付けの基発0217第1号のガイドラインには上がっていません。 マンガン及びその化…
関係法令の6回目は製造の許可に関することです。 製造に際して厚生労働大臣の許可が必要なものは、労働安全衛生法第56条第1項で定められていますが特定化学物質の第1類物質が該当します。 第1類物質7種は、ジクロルベンジジン及びその塩、アルファ-ナフチルアミン及びその塩、塩素化ビフェニル(PCB)、オルト-トリジン及びその塩、ジアニシジン及びその塩、ベリリウム及びその化合物、ベンゾトリクロリドで…
労働衛生一般の6回目は鉱物性粉じんに関することです。 粉じんの空気力学相当径はアンダーセンのような動的な手法によって求められるもので、顕微鏡によって求められる幾何学的相当径とは異な ります。 吸入性粉じんの空気力学相当径によって沈着する部位は異なってきます。小さい粒子ほど肺の深部に到達し大きな粒子は気管支などで捕まり排出されます。 粒子の沈降速度についてはストークスの式を参照して下さい…
新型コロナワクチンの3回目の接種は終わりましたか。 3回目は副反応が強く出るとか、交雑接種だとひどく副反応が出る代わりに抗体が長持ちするだとかいろいろ報道されていましたが、ある人にとっては真実かもしれませんが、私の周りではこんなことはありませんでした。 確かに3回目も筋肉痛は出ましたが、高熱が出たり、長い間副反応が残っているということは聞きません。 要はやってみないと判らないということです…
分析概論の5回目は分配係数に関することです。 分配係数は「有機」/「水」が同体積の溶媒で成り立ちます。分配係数10なら有機溶媒中に溶ける溶質Aが10:1で釣り合って平衡状態になっているということです。溶媒を増やすことで抽出される溶質の量を増やすことが出来ます。 この例では0.05g溶かしてヘキサンに0.045g、水に0.005g分配されたということです。同体積なら分配係数は0.045/0.005で9ですが、実際には水…
騒音の測定で回顧録を一つ上げておきます。 まず測定器の呼び方ですが、騒音計とは言いません。 サウンドレベルメーターといいます。 何故か。 騒音というと公害を思い浮かべますが、これはマイナスのイメージを与えますね。ところが音響を仕事にしている人から言わせれば、音のレベルを測るということは、天秤で金の重さを測るのと同じくらい質の高い仕事なのです。当然、道路交通騒音を測る測定器も、無響室…
デザイン・サンプリングの5回目は騒音の測定に関することです。 騒音の測定では数値が既に対数変換されているのでA測値定は算出平均を用い、これを評価値として判定します。幾何平均を使うことはありません。 騒音の管理区分もA測定、B測定の総合判定によって行います。B測定では90dB以上は第3管理区となり、A測定の結果にかかわりなく第3管理区分となります。 A測定、B測定の結果ともに85dB未満の場合…
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問15 解説 局所排気装置の制御風速は囲い式で0.4m/s、外付け式の場合、側方吸引、下方吸引が0.5m/s、上方吸引が1.0m/sです。 特殊健康診断が必要になるのは屋内で有機溶剤が扱われている作業場です。 第1種有機溶剤、第2種有機溶剤では特殊健康診断も義務付けられています。特殊健康診断は6ヶ月ごとに行う必要があります。第3種有機溶剤はタンク内作業を行っている場合は特殊健康診断の対象になります。 第1種…
問15 解説 可視光線は赤外線から紫外線までの範囲にあり、赤外線の方の波長が長くなっています。黄色は赤外線に近い位置にありますから青い光より波長は長くなっています。 赤外線は可視光線よりも波長が長く、分子の振動に相当するレベルのエネルギー範囲であり、主な障害として白内障があげられています。赤外線の領域は広いので、波長の短い方から近赤外線、中赤外線、遠赤外線と分類することがあります。白内障に関係…
問14 解説 前問と同じです。 稀薄溶液の吸光度と濃度の関係はランバート・ベールの法則で示されます。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 設問の条件では0.460=2.0×104×C×2が成り立っています。 物質の濃度C…
問14 解説 相対濃度計の感度は機械ごとに異なっているため、標準散乱板値も機械ごとに異なります。そのため測定前に機械ごとに確認しておく必要があります。 相対濃度計の散乱光の強さは粒子の大きさや数で決まります。光を反射するので粒子の色や粒子の面積、粒子径が散乱光の強度に影響します。同じ質量濃度なら0.3μmの粒子数より5μmの粒子数が少ないので、散乱光の強度は小さいことになります。 相対濃度計による…
問14 解説 有機溶剤は第1種有機溶剤、第2種有機溶剤、第3種有機溶剤に分類され、重量で5%を超えて含有するものが、対象になります。混合物の場合はその中で5%を超える成分があればその成分によって分類されます。まず第1種、第2種として分類され、それ以外は第3種となります。 第2種有機溶剤はそのものが5%を超えていなくても第1種と併せて5%を超えるならば、第2種として扱われます。当然、1種だけで5%を…
シャトルバスにのって万博に行きましたが、バスの運営には大阪市交通局の路線バスほか近鉄など一般の会社も関わっています。桜島と会場間の往復利用しましたが、行きも帰りも大阪市交通局のバスにあたりました。路線バス車両が使われていますが、電気で動いている最新のバスでした。直行バスだから、路線バスにある降車ボタンを押す必要はないのですが、路線バスだとついついボタンを押しそうになる不思議な感覚。じっさい帰り…
今日は夏至で、太陽の出いている昼時間が最も長い日ですね。本来なら梅雨時で、太陽の光を浴びることが少ないはずですが、全く暑い一日になりました。ただし、地軸が傾いている関係で朝の日の出時間はまだまだ早くなりますし、夕方の日の入りの時間は既に早くなっています。日の出から日の入りまでのトータルの時間が最も長いというだけです。 朝顔のように短日植物は日に当たる時間が短くなるこれから花を開くようになり…
問14 解説 酸素欠乏となる場所は概ね酸素濃度が18%を下回る場所とされており、これを下回るといろいろな障害が出始めます。16%程度になると頭痛、目めまい、吐き気、集中力の低下などが出現し作業を継続することが困難になってきます。 大脳皮質は集中力の必要な作業、意思決定などをつかさどりますから、正常な判断、行動を起こすことに支障が出ます。簡単な計算が出来なくなったり、自分が置かれた状況の判断が出来な…
問13 解説 稀薄溶液の吸光度と濃度の関係はランバート・ベールの法則で示されます。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 吸光度は、物質の濃度に比例し、光路長にも比例することを示しています。 物質の吸光度は…
問13 解説 液体捕集では吸収液と対象物質が反応することを利用するものと、単に溶解することを利用するものがあります。溶解するものは物質が変化するのではなく溶液にそのまま溶け込んでいるだけです。 小型ガス吸収管で反応を利用する場合も、溶解利用する場合も通気速度が速くなると捕集効率は小さくります。 ミゼットインピンジャーは粒子の慣性衝突を利用していますから、粒子が小さくなれば慣性力も小さくなり捕…
問13 解説 特定化学設備は労働安全衛生法施行令第15条第1項第10号に定義されており、同施行令別表第3第2号に掲げる第2類物質のうち厚生労働省令で定めるもの(特定第2類物質)又は同表第3号に掲げる第3類物質を製造し、又は取り扱う設備で、移動式以外のものをいうとされています。またその附属設備も含まれます。 管理特定化学設備とは、特定化学設備のうち発熱反応が行われる反応槽等で、異常化学反応等によ…
今日は父の日ですが、高齢になると食が細くなり、体も細くなるといわれています。しっかり運動して食べることといわれますが、消化にも負担が掛りますから、普段から食べる習慣を持っていないと食べても身につきません。 運動することでエネルギーが補われないと、体は筋肉を分解してエネルギーを産出するので、体が細ってしまうのです。そのためエネルギー源に糖質を取るのはNGで脂質の方が良いといわれていますね。 …
明日は父の日ですが、母の日に比べて世の中が静かだと感じるのは私だけでしょうか。 母の日ならカーネーションといった定番がありますが、父の日はそういった定番がありません。 そして、今の日本でも替わらないのは、父親と過ごす時間の少なさでしょうか。子供の頃から母親と接する時間の方が、圧倒的に多いように思います。 核家族化が進んで、子供と両親だけまたは片親だけという世帯が増え、親とさらにその親つまり…
問13 解説 は周波数特性の重みづけ曲線を示していますが、低周波の落ち込みが大きく、高周波側の落ち込みが少ないのがA特性です。低周波、高周波とも落ち込みが小さくほぼ均等なのはC特性です。高周波域で膨らみがある曲線は周波数補正では考えません。 人がばく露を受ける騒音の測定ではA特性を用いて行います。C測定は作業者に騒音計を付けてもらって測定することで、これもA特性を用いて行います。C測定を用いる…
問12 解説 容量分析の一次標準物質は秤量するときに安定であることが要求されます。したがって、固体で吸湿性が少なく、微細な粉末になっているものが利用されます。フタル酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩などが用いられています。 硝酸銀の水溶液に塩化ナトリウムを加えると塩化銀が沈潜を創ります。この沈殿は溶解度が低く、塩素がほぼ定量的に沈潜を生成するので、標定に用いることが出来ます。 中和滴定で塩酸の標定では…
問12 解説 分粒装置を使用するのは吸入性粉じんを対象とする場合です。通常の有害性を評価する場合は体内に取り込まれる物質全部を対象としますから、分粒は行いません。現在、吸入性を評価しているのはマンガン及ぶその化合物、インジウム化合物、鉱物性粉じんです。 多孔状フィルターのポアサイズは物理的な粒子径を示しており、捕集できる最小粒子を示したものではありません。実際には慣性衝突、ブラウン運動などで…
問12 解説 労働安全衛生法で扱う特定化学物質は労働安全衛生法施行令で定めており、これを第1類、第2類、第3類に分類していますから特定化学物質は必ずどれかに該当します。 特別管理物質とは、第1類物質、第2類物質のうちでがん原生物質およびその疑いのある物質をいいます。第1類物質のうち塩素化ビフェニルは特別管理物質ではありませ。 特別管理物質はPCB以外の第1類物質6種と第2類物質のうち38種…
問12 解説 振動加速度は空間での評価になるため、3軸方向の振動加速度レベルの実効値で評価します。 日振動ばく露量は、周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値と1日のばく露時間から求められこの値が5.0m/s2を超えないよう、振動のばく露時間の抑制、低振動工具の選定を行うようにします。 1日の暴露限界値は5.0m/s2で、一連続の振動暴露時間は10分以内とすることが作業指針で定められています。日振動ば…
昨日は万博の入場者が多かったようですが、なんだかんだいってもやはり万博。目標入場者数だけでは計れない何かがあるのかもこれは期限が押し詰まってきて9月くらいになるともっと拍車が掛るかも知れません。頭の良い人は既に何回も足を運んで満喫した後です。私は頭が悪いので、入場のルールさえ理解していません。前売り券だけは持っていますけれど。 お米も本当に欲しいものを買っているでしょうか。安いからと言って…
梅雨に時期になると雨に濡れたあじさいが光を放つようになります。 青い花がひときわきれいに見えますが、青は寒色なので、蒸し暑くなるこれからの時期、見ていて涼感を感じるからかもしれません。 赤というか淡いピンク色もきれいですが、私は青の方が好きです。花の色は土の酸度で決まります。リトマス紙とは反対で青は酸性、赤はアルカリ性の土に育ちます。石灰を巻いて土をアルカリ性にするとピンク色になります。地…
問6 化学物質等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 アクリルアミドによる健康障害では、皮膚の剝離、末梢神経炎などがみられる。 2 N,N-ジメチルホルムアミドのばく露では、頭痛、めまい、肝機能障害などがみられる。 3 塩化ビニルによる中毒では、レイノー現象、指端骨溶解や肝血管肉腫などがみられる。 4 フッ化水素による慢性中毒では、骨の硬化や斑状歯がみられる。 5 …
問5 6.0mol・L-1の水酸化ナトリウム溶液の密度は1.20g・cm-3である。この溶液の水酸化ナトリウムの質量パーセント濃度として、正しい値は次のうちどれか。ただし、水酸化ナトリウムのモル質量を40.0g・mol-1とする。 116% 218% 320% 422% 524% 問5 解説 6.0mol/Lの水酸化ナトリウムですから1L当たりに6.0×40g=240gの水酸化ナトリウムあるということです。この溶液の密度が1.2g/cm3なの…
問5 次の有害物質のうち、1気圧において、沸点が最も低いものはどれか。 1 アセトン 2 エチルエーテル 3 エチレンオキシド 4 ジクロロメタン 5 二硫化炭素 問5 解説 有害物質の特性に関する問題です。 エチレンオキシドは沸点が10.7℃で作業環境の標準状態とされる25℃では気体です。 アセトン、エチルエーテル、ジクロロメタン、二硫化炭素は常温では液体です。 物性値を覚える必要はあ…
問5 作業環境測定に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。 1 気温が28℃をこえ、又はこえるおそれのある坑内の作業場については、半月以内ごとに1回、定期に、当該作業場における気温を測定しなければならない。 2 多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場については、半月以内ごとに1回、定期に、当該屋内作業場における気温及び湿度を測定しなければならない。 3 溶融ガラスから…
問5 化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 昇華性を有する化学物質は、環境空気中では気体及び固体粒子が共存していることがある。 2 ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1µm以下である。 3 ミストは、空気中に浮遊する液体の微粒子で、粒径は、5~100µm程度である。 4 気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど大きい。 5 混合有機溶剤から出る…
問4 有機化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 アセトニトリルは、-CN基をもっている。 2 酢酸は、-COOH基をもっている。 3 トルエンは、-CH3基をもっている。 4 ホルムアルデヒドは、 C=O基をもっている。 5 ジエチルエーテルは、-OH基をもっている。 問4 解説 アセトニトリルはCH3CNでシアン基を持っています。 酢酸はCH3COOHでカルボキシル基を持っていま…
問4 有害物質のB測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 B測定を行う必要がある単位作業場所で、連続する2作業日にわたって測定を行う場合は、第1日目と第2日目ともに、B測定を行う。 2 B測定に光散乱方式の粉じん計を用いる場合は、10分間連続測定を行う。 3 B測定に圧電天秤方式の粉じん計を用いる場合は、測定時間を2分に合びんわせて、連続して5回測定を行う。 4 相対濃度指示方法に…
問4 法令により、定期に作業環境測定を行うべき作業環境測定対象A、測定頻度B及び記録の保存期間Cの組合せとして、誤っているものはどれか。 A B C 1 空気中の放射性物質の濃度 1か月以内ごとに1回 5年 2 空気中のシクロヘキサノールの濃度 6か月以内ごとに1回 3年 3 空気中のシク…
問4 化学物質の吸収、代謝、蓄積等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 多くの有機化合物は、肝臓で代謝されて排泄される。 2 キシレンは、代謝されて、尿中に主にメチル馬尿酸として排泄される。 3 テトラクロロエチレンの代謝物としてトリクロロ酢酸がある。 4 n-ヘキサンの生物学的モニタリング指標は、尿中のシクロヘキサノンである。 5 鉛の生物学的モニタリングの指標として、赤血…
静岡で40℃を記録したということですが、自然環境で40℃は想定外なので危険ですね。温度計が壊れてしまったのか見間違いかと思うことがあります。 作業環境の現場ではしばしば経験する温度ですがこちらはそれを想定して準備して行きますからなんとか対応していけます。しかし油断すると熱中症になる確率は高いです。 私は若い頃、午前中に脱水状態にな全く水を受け付けなくなった経験があります。水を飲めるのは熱中症に…
七夕には願い事を短冊に書いて、笹につるしましたが、子供の頃に何を書いたかなんて覚えていないと思います。 願い事をして夢が叶うわけではありませんが、夢を持つことは大事です。しかし、夢はいつまで経っても夢のままというわけにはいきません。何かに向かって努力することは大事です。それが自己満足に終わったとしても、その人にとって、一生懸命にやったというおもいが大事ですね。 死ぬときになって何をやってき…
各地で35度以上の猛暑日になっていますが梅雨は明けてません。来週はぐずつき気味で雨が降るようですが、これだけ一気に気温が上がると野菜の他果物も生育異常が出て、まだ値段が上がるかもしれません。 上がるのは株価だけでいいのですが、気温が上がるとそれなりに夏稼ぎ時の企業間儲かります。30度を超えるとアイスクリームより氷が売れるようになりますから、しばらくは氷菓子の売り上げが上がるでしょう。しかし、体は…
問3 有機化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 フェノールの水溶液は、アルカリ性を示す。 2 アニリンの水溶液は、アルカリ性を示す。 3 プロピオン酸の水溶液は、酸性を示す。 4 プロパンは、常温・常圧(25℃、1気圧)で気体である。 5 酢酸は、エタノールの酸化によって生じる。 問3 解説 フェノールは水溶液中で水酸基を遊離できませんから、アルカリ性は示しません。…
問3 有害物質のA測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 測定点と測定点の間隔は、6mを超えない等間隔であれば、縦方向と横方向は異なってもよい。 2 2年間にわたって第1管理区分であった単位作業場所では、測定点の数を5未満とすることができる。 3 測定点の数を5未満とすることができる単位作業場所でも、各測定点で繰り返し測定を行うことによって、測定値の総数は5以上とする。 4 …
問3 次の業務に労働者を常時就かせるとき、法令に基づく安全又は衛生のための特別の教育を行わなければならないものはどれか。 1 廃棄物の焼却施設において焼却灰を取り扱う業務 2 レーザー光線による金属加工の業務 3 特定化学物質を製造する業務 4 鉛ライニングの業務 5 有機溶剤等を用いて行う洗浄の業務 問3 解説 安全衛生教育、特別教育に関する出題です。 特別教育が必要とされる業務は、…
問3 化学物質による健康影響及びその管理指標等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 量—影響関係とは、個体について、有害物質へのばく露量と、ある生体影響の大きさとの関係を示したものである。 2 量—反応関係とは、集団について、有害物質へのばく露量と、ある生体影響を表す個体の割合との関係を示したものである。 3 最小毒性量(LOAEL)とは、毒性試験において有害な影響が認められた最小…
男子準決勝の再放送を見ていましたが、結果が判っているのに、疲れてしまいますね。ただ、ドキドキして血圧が上がってしまうのは感じませんでした。 オリンピックが始まって、生放送を見ることはあまりないとは思いますが、実況中継を見るのは心臓に悪いのでやめておこうかなと思っています。 8時間くらいの時差ですから、その日の結果は翌朝には判っています。結果を知って、録画を見るのが、年寄りには良さそうです。 …
筋肉の再生が追いつきません。歳を重ねるとからだがだんだんと細くなって行く人は老衰で亡くなるのかもしれませんね。自分ではしっかりと食べているつもりですが長い目でみると体重は減ってきています。タンパク質をしっかり摂る必要があるといっても、体が吸収できなければいみがありませんね。運動すると筋肉は痛みますが、再生してこそ維持できます。歳をとるとホルモンの関係で吸収がうまくいかず、運動で破壊された細胞が…
電気料金の補助がしばらく出ることになり、少し助かった気がしますが、再生エネルギ-の活かし方が全くなっていません。もっと効率よく電気を使えばLNG消費はもっと減らせるはずです。電気は売電するのではなく自己消費に効率良く回すことを考えた方がいいでしょう。たくさん使うのではなく、少ししかないなら、少ししか使わないところに回せばいいだけです。テレビも大型化しましたから電気をたくさん使いますが、使わない日…
問2 分析値とそのばらつきに関する次の記述の㋑から㋥の に入る式又は語句の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。 「n 回の分析で分析値 x1,x2,x3,… ,x n を得た時、その平均値 x は ㋑で表される。分析値のばらつきの程度は、 ㋺ (分散)で表され、分散の 代わりに ㋩ で表される不偏分散を用いることもある。分析値は、平均値に分散又は不偏分散の ㋥ を ± でつけて表す。」 選択枝には式が書かれています…