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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • 分析概論15回目解説

    分析概論の15回目はフレーム原子吸光光度法に関することです。 フレーム原子吸光分析法は、高温のフレーム(炎)中で金属元素などがばらばらの原子の状態になり、蒸気として存在するとき基底状態にある原子が励起されるための光エネルギー吸収を感知しています。このとき金属元素に吸収されるのは共鳴線のエネルギー線です。原子の吸収できる光のエネルギーは原子によって決まっており、特定のエネルギー(波長)の光を…

  • デザイン・サンプリング15回目解説

    デザイン・サンプリングの15回目は流量計に関することです。 流量の校正装置は取り扱う流量範囲によって変わります。1L/min程度の少量では石鹸膜流量計。5~30l/minではガスメーター500l/minではオリフィス流量計など、それぞれの流量範囲に適したものを使わなくてはなりません。オリフィスなどの大容量の校正装置ルーツメータなどを用いることもあります。 湿式ガスメーターではドラムの中の圧力変化の影響を小さく…

  • 関係法令15回目解説

    関係法令の15回目は有機溶剤中毒予防規則に関することです。 第2種有機溶剤等に係る局所排気装置の排気口は建物の屋根から1.5m以上高くしておかなければなりません。ただし排出口の濃度が管理濃度の1/2を下回っている場合はこの限りではありません。 有機溶剤中毒予防規則では取り扱い作業場において作業主任者の選任が義務付けられています。有機溶剤の種類による例外はありません。業務による例外は試験研…

  • 労働衛生一般15回目解説

    労働衛生一般の15回目は化学物質の性状、挙動に関することです。 気体の液体への溶解度は体積で決まってくるので、温度が上昇すると密度が下がり溶解度が小さくなります。 ストークスの式にあるように直径が同じであれば密度が小さいほど沈降速度は遅くなります。 ミストは空気中を浮遊している液体の微粒子で、表面張力の関係から、球形を呈しています。 1,4-ジオキサンは4つの炭素原子と2つの酸素原子…

  • 分析概論14回目解説

    分析概論の14回目はランバートベールの法則に関することです。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 これに数値を代入していきます。 c=3.0×10-5、d=2、E=0.24なのでこれからこの物質のモル吸光係数が判りま…

  • サル痘

    サル痘という天然痘に似た症状を示す感染症が出現した。天然痘(痘そう)は1980年5月にWHOが根絶宣言をして以来世界中で患者の発生が確認されておらず、人類が打ち勝った数少ない感染症だ。ワクチンの接種により予防対策をしたこともあるがその当時は今と比べて世界中での人の移動は少なかったことも重要なポイントだ。コロナウイルスは、インフルエンザと同じように根絶は無理だろう。サル痘はまだ広がりを見せ始めたと…

  • デザイン・サンプリング14回目解説

    デザイン・サンプリングの14回麺は検知管に関することです。 検知管のポンプは測定前に検知管を折らずに吸引するなどの方法で漏れのないことを確認しておきます。検知管吸引ポンプの漏れを防ぐためにはピストン及びシリンダーの内部にグリースを塗布するなどで対応します。 検知管の検知限度は変色がわずかでも認められる濃度のことで、最小目盛りよりも低いところにあります。そのため具体的な濃度は判らないのがほ…

  • 関係法令14回目解説

    関係法令の14回目は有機溶剤の種類分けに関することです。 現在、第1種有機溶剤は1,2-ジクロルエチレンと二硫化炭素の2つしかありません。1,2-ジクロロプロパンは有機溶剤から特定化学物質の特別有機溶剤に移行した物質です。トルエンは第2種有機溶剤。ミネラルスピリットは第3種有機溶剤です。 問題に関しての解説はこれだけあれば十分なのですが、これでは面白くありませんよね。ただ、この手の問題は…

  • 労働衛生一般14回目解説

    労働衛生一般の14回目は電離放射線とその生態影響に関することです。 X線は発生装置で発生させることができるため、医療や非破壊検査など様々な分野で利用されています。 X線の波長は0.1nm以下です。γ線はそれよりさらに波長の短いものをいいます。γ線とX線は波長の領域は明確でなく、発生機構の違いで分けられます。原子核内のエネルギー順位変遷に伴うものがγ線、軌道電子の遷移に伴うものがX線です。 …

  • 分析概論13回目解説

    分析概論の13回目は吸光光度分析に関することです。 重水素放電管は主に紫外域の光源として用いられます。紫外域では石英セルを用います。ガラス製だと吸収があるため、精度の良い測定ができません。 溶媒に吸収がある場合はその吸光度を補正しなくてはいけませんが、ダブルビーム方式では対照液に用いることで自動補正が可能になります。 吸収スペクトルをとると特定の波長に向かって極大域のある山形示します…

  • デザイン・サンプリング13回目解説

    デザイン・サンプリングの13回目は鉱物性粉じんの測定に関することです。 相対濃度計は、光散乱を利用するものと結晶素子の周波数変化を利用するものがあり、測定値の単位はそれぞれ「cpm」、「mg/m3」です。 光散乱方式の相対濃度計の吸引口に分粒装置を取り付けても、質量濃度を求めることはできません。 相対濃度測定では質量濃度が判らないため、少なくとも1点で同時に質量濃度の測定を併行して行い換算係数を…

  • 関係法令13回目解説

    関係法令の13回目は特定化学物質障害予防規則に関することです。 特定化学物質障害予防規則では物質の分類ごとに測定、健康管理、設備の要件が区分されており、これがこの規則を複雑にしています。 ベリリウムなど特別管理物質では特殊健康診断を6か月ごとに実施し、記録は30年間の保管が必要です。一般の健康診断の個人票は5年間の保管ですが、特殊健康診断では個人票を30年保管することになるので別に作成しな…

  • 労働衛生一般13回目解説

    労働衛生一般の13回目は電磁波に関することです。 まったく常識的な問題です。 電磁波はその波長によって呼び方が変わりますが、波の性質と粒子の性質を持っています。波長の長い方から電波、赤外線、可視光線、紫外 線、X線、γ線などすべて電磁波です。 短波、長波などの電波は電磁波です。波長は比較的長く、放送、通信などに使用されます。 紫外線は可視光線よりも波長が短い電磁波です。γ線は紫外線より…

  • 分析概論12回目解説

    分析概論12回目は酸アルカリの強さに関することです。 選択肢はいずれも酸とアルカリが反応してできた塩です。これを溶液にした場合もともとの酸又はアルカリがともに強酸、強アルカリであれば、中性域になりますが、強酸と弱アルカリに場合は酸性に、弱酸と強アルカリの場合はアルカリ性に傾きます。 pHが最も大きくなるとはアルカリに傾くということですから弱酸と強アルカリに組み合わせを探します。この中では…

  • デザイン・サンプリング12回目解説

    デザイン・サンプリングの12回目は液体捕集・直接捕集に関することです。 ミゼットインピンジャーでの粒子捕集は慣性衝突を利用しています。したがって、粒子径の小さい物質では報酬率は下がります。ある程度通気速度を確保する必要があり3l/min程度の速度で吸引します。もちろん反応を利用した吸収法でもミゼットインピンジャーを使えるので、弗化水素を アルカリに捕集することもできます。 ガス状物質を小型のガ…

  • 関係法令12回目解説

    関係法令の12回目は特定化学物質の区分に関することです。 特定化学物質に関する内容です。 特定化学物質障害予防規則では、まず、第1類物質7種をしっかり覚えることです。 ジクロルベンジジン及びその塩、アルファ-ナフチルアミン及びその塩、塩素化ビフェニル(PCB)、オルト-トリジン及びその塩、ジアニシジン及びその塩、ベリリウム及びその化合物、ベンゾトリクロリドの7つです。 労働安全衛生法55…

  • 労働衛生一般12回目解説

    労働衛生一般の12回目は酸素欠乏症に関することです。 酸素濃度が15~16%のときは一呼吸では意識喪失はしませんが、脳に直ちに影響が及び頭痛や吐き気など症状が現れます。 10%程度になると意識喪失や痙攣がおこります。 発酵物がある槽の内部では酵母が酸素を消費し、酸素欠乏になっていると考えられます。 汚水その他腐敗しやすいものを入れてある槽では硫化水素の発生、酸素消費による酸素欠乏の両方に配…

  • 分析概論11回目解説

    分析概論の11回目は溶解度席に関することです。 溶解度積に限らず[Ag+]などの表記は体積モル濃度を現しています。したがって、Kの単位はmol2・L-2です。 表記の式はAgClが解離し平衡状態になった時のそれぞれのイオンの濃度の積がKであるという意味です。 電解質が解離するのは温度依存性がありますから温度が変化すると平衡状態が右に行ったり左に行ったりするということです。ただしKの値は 塩化物イオン…

  • デザイン・サンプリング11回目解説

    デザイン・サンプリングの11回目はろ過捕集に関することです。 粒子径の小さい粒子は表面をすり抜けても、ブラウン運動によるブレがあるため、ろ紙の内部で捕集されます。通気速度が速くなると、このブレによる自由工程が小さくなり、ろ紙に捕まりにくくなります。0.1μm以下の微細粒子は質量が小さいので慣性も小さく、障害物を避けてしまいます。逆にブラウン運動による影響を大きく受けるので、拡散効果による捕集…

  • 関係法令11回目解説

    関係法令の11回目は個人サンプリング法に関することです。 今回もC測定、D測定に関する出題がありました。 C測定というのは作業者の体にサンプラーを装着して行うものです。 指定作業場でC測定を行うには個人サンプラー法の登録を受けた測定士に行わせなければなりません。 特定化学物質のうち個人サンプラー法が適しているのは管理濃度が低い、低レベルの物質です。 D測定は通常行われてきたB測定に…

  • 労働衛生一般11回目解説

    労働衛生一般の11回目は騒音に関することです。 騒音の障害が会話域の1000Hz付近ではなく4000Hz付近から現れるため、難聴などの発見が遅れることが多いといわれています。この4000Hz付近で特徴的に落ち込む損失のことをC5ディップといったりしますので覚えておくと良いでしょう。 人が感じることのできる周波数は20~2000Hzであり、会話域の周波数は500~2000Hzといわています。 騒音の暴露を受けると耳の中で…

  • 人骨発見で思ったこと

    山中で見つかった人骨は女の子のものらしい。3年経過しているが、焼却された訳ではなさそうで、時間はかかるがDNA鑑定は十分可能である。厳しい現実が明らかになることが必ずしもいいことではないなと思ってしまう。 人の頭部の骨は生まれたときはギザギザが入っている。これから脳が大きくなるために、骨も成長しなくてはならないのでピッタリくっついていないのだ。10歳くらいだとまだ一部ギザギザが残っているだろ…

  • 分析概論10回目解説

    分析概論の10回目は検知管に関することです。 検知管は充てん剤と対象成分との反応で呈色するものを利用していますが、その原理から同族体がすべて同様の呈色をものがあります。例えば トルエンとキシレンがその例です。妨害成分があるとその中の特定の成分だけの濃度は読み取れません。また妨害が及ぶ程度が組成によって変わる場合はその合計濃度も推測できません。 呈色反応は直接反応させるものだけではなく、…

  • 資格試験

    資格試験を目指している人は何か夢があってそれに向かって入ると思いますが、ご自分の目標はあくまでも貫徹してくださいね。 今の世の中、資格があったからといって、それで仕事が増えて食べていける訳ではないですから。当然資格のあることが前提になっていることは多いので、なければお話しになりません。測定士の資格はその典型だと思います。 ただ、それは出発点に立っただけの話であって、これからどうしたいのかと…

  • デザイン・サンプリング10回目解説

    デザイン・サンプリングの10回目は固体捕集方法に関することです。 活性炭は極性のない分子を捕集するのに適した捕集材ですが、極性のある分子でも捕集は出来ます。しかし、吸着が弱くすぐに脱着するので、アセトンのように極性の大きな分子ではすぐに破過してしまいます。 トリチウム化水蒸気のような放射性物質でも水蒸気であればシリカゲルでトラップすることができます。捕集しようとするものが気体か、液体か、…

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