chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 富士だけは、変わらず僕を待っていた。

    (15年の時が流れ@JR御殿場線・御殿場~足柄)新東名高速道路の建設現場で日本の土木技術を堪能した後は、R246をそのまま御殿場方面に。この辺り、かつては沼津まで走っていた特急あさぎり、小田急のRSE20000系やJR東海の371系を追ってよく来ていたものだ。PCのフォルダから引っ張り出す15年前の写真。当時、まだ一眼レフを持ってから間もなく、連写の利かない入門用のカメラで一枚一枚パシャリ、パシャリと撮影していたのを思い出す。今見ると、色々と構図の詰め方が甘くて「?」ってなる写真なのだが、その時はこれでもきれいに撮れた!なんて思っていたのだから、今の機材を持って当時に帰りたくなる。もう「あさぎり」が沼津まで走っていたことを知らない若い子なんかもいるのだろうな。あさぎり自体は新宿~御殿場へ短縮されて先祖返り...富士だけは、変わらず僕を待っていた。

  • 土木で日本を変えて行く。

    (もはや神々の領域か@新東名高速道路・河内川橋)一応クルマ好きの嗜みとして、冬になったらスタッドレスに足元を履き替えて、何があってもいいようにはしているのですけど、昨年来全くこの冬寒くもなりませんでねえ。今んところ雪国に行く理由もないし、用事もなかったものだから、裏の倉庫にスタッドレスを仕舞いっぱなしにしていたんですよね。ただ、さすがにこのままではシーズンにスタッドレスに履き替えないまま終わってしまいそうだなって思ったので、重い腰を上げて1月半ばに足回りを冬モ-ドに変更して来ました。どうせ3月ごろには暖かくなってノーマルに戻してしまうことを考えると無駄な出費だなあと思うのですけど・・・。閑話休題、そんな理由もありまして、折角スタッドレスに履き替えたのだから少し山の方へ足を伸ばしてみようかなと、履き替えたそ...土木で日本を変えて行く。

  • いつものように、普段通りに。

    (マイ・ホームタウン・トレイン@大宮駅)日が暮れて、夜の帳の降りた大宮の駅。8111Fが、家路を急ぐ乗客たちの待つホームにゆっくりと入線して来た。東武野田線の大宮駅のホームは、串型の行き止まりの1面2線。昔っから大宮駅の一番東側にあって、ずーっと変わらない佇まい。そういう意味では、勝手知ったる風景だろうか。乗客の方も、特に変わったことはないような素振り。復帰してからの姿もすっかり馴染んでいるのか、それとも普段使いの人々はいちいち車両の動向など気にしないのか。逆に言えば、何の不思議なくいつものように普段通りに淡々と乗客を運ぶその姿が、東武鉄道を代表する通勤型車両としての矜持なのかもしれない。それでも、たまーに全くテツ要素のなさそうな若い女性が、あっ、なんだかいつもと違う珍しい電車だ!レトロな色遣いでカワイイ...いつものように、普段通りに。

  • 還暦が運ぶ、成人の誉れ。

    (カッチリ駅撮りで・・・@春日部駅)午後になってすっかりどん曇りを引き当ててしまったので、夕方便は大人しく春日部駅の大宮方で駅撮り。野田線の駅撮りとしては有名な場所だそうですが、島式ホームの広いところで割と安全に撮れるのでいいですね。この日も曇天にも関わらず白レンズ持ちの親子連れが撮影を楽しんでおりました。ホームドアの設置の進展や、撮影者の殺到による安全面や一般乗客への影響などの観点もありますし、そもそもの運転士氏の個人情報への配慮から、この手の駅撮りって文化も白眼視されてはいますけれども、まあ鉄道会社や一般客のご迷惑にならない範囲であれば・・・という気がしないでもない。最近の鉄道写真撮影は、「もう無理だよ」というキャパでも構わず撮影に飛び込む見境のない撮影者側の撮影態度に問題があって。オーバーフォトリズ...還暦が運ぶ、成人の誉れ。

  • 越すに越されぬ、利根運河。

    (水運の歴史と冬ざれと@利根運河)午後になってすっかり曇りベースの東葛地方。東武野田線を、運河の駅で降りてみる。「運河」って何ともそのまんまの駅名だよなあ。で、運河なんてどこにあるんだ!って遠来の人は思うのでしょうけど、ちゃんとあるんです。駅の隣りを流れる利根運河。江戸時代に完了した利根川の東遷事業により、銚子から利根川を遡行し、江戸川を下る水運ルートが確立しましたが、さらなる利便性向上のため、明治初期に利根川と江戸川の間を開削して完成したものです。今となっては運河らしい威厳はなく、水の乏しい住宅街の小川という感じなのですが、堀の深さだけが運河の名残りでしょうか。日本の運河って、京浜工業地帯みたいな海岸沿いの埋立地の中には結構あるけれども、ここまで明確に内陸部にある運河というのは珍しいですね。ただし、明治...越すに越されぬ、利根運河。

  • 右岸から、ご庄和願います。

    (国境のトラスを越えて@川間~南桜井間)江戸川の左岸で8111Fを撮影した後、今度は右岸に向かって撮影地を展開することに。江戸川の対岸に渡ること、いちいち駅まで戻らなくてもどっかに橋くらい架かってるだろと思っていたのだが、この辺り千葉側から埼玉側に行くための人間が通れる橋が全くなく、北に大きく迂回して1.5km先の国道16号の金野井大橋を渡る以外に方法がない。対岸500mくらい先に行くのに、お手元のGoogleマップで調べると「徒歩50分」とあるので、おとなしく川間の駅に戻って電車で対岸に渡ることにしました。多摩川や相模川あたりの感覚で橋があることを想像していると、利根川水系の橋のなさは結構驚く。利根川とか、10km単位のオーダーで橋がないのなんかざらだしね。それだけ川幅が広いってことなんでしょうけど。川...右岸から、ご庄和願います。

  • からっ風と、筑波おろしの中を。

    (首都圏最終防衛ライン@川間駅)8111Fを、東武野田線随一の撮影地である江戸川の鉄橋で撮影するべく、電車を川間の駅で降りる。以前、クルマに乗って撮りに来たことのある場所だけど、電車で来るのは初めてだな。川間の駅前、駅前に「ちばぎん」があるので千葉県であることが分かるのだが、雰囲気としては東葛・・・というよりは北埼玉寄り。駅前からは関宿方面に向かうコミュニティバスが出ていた。首都圏の北東方向の周縁部をなぞるように走る東武野田線は、東京を中心とする鉄道交通の最後の防波堤という感じがあって、アーバンパークラインっつーか首都圏最終防衛ラインって感じなんだよな・・・野田線の外側、特に柏~春日部のラインから外側って以前はかなりの鉄道交通僻地でしたよね。今は野田市と合併してしまったけど、旧関宿町の住民だけでなく、利根...からっ風と、筑波おろしの中を。

  • 変わらぬ味をいつまでも。

    (ひだまりトレイン大宮行き@東武8111F)この日一日、夜までは運用が確定している8111F。柏の駅でお出迎えを済ませた後は、撮ろうか乗ろうか逡巡しているうちに、車掌さんが発車の合図を出した。瞬間、脊髄反射で飛び乗った各駅停車の大宮行き。三連休の中日、まだ正月明けの雰囲気が残る朝の電車に冬の陽射しが注ぐ。11年ぶりに営業運転に充当されることも含め、現役復帰にはそれなりのリフォームが必要だったと見え、床張りなんかは新しくなってます。それでも、鋼鉄の塗りドアってのも今となっては珍しいですね・・・とても大手私鉄の令和の風景とは思えないのですが。そもそも、鉄道記念物的に保存されていた車両が11年も経って復帰すること。蒸気機関車とかではあるのかもしれないけど、大手私鉄の通勤電車でそんなことやった事例なんて聞いたこと...変わらぬ味をいつまでも。

  • 三度目の正直、8111F。

    (三度目の正直@東武8111F)元日の夕方に起きた能登半島地震、そして二日に起きた羽田の航空機事故。なんとも暗澹たる気持ちとやるせなさに明けた2024年の三が日。本当であれば、この三連休と合わせて比較的ゆったりした日程の正月休みだったんじゃないかと思うのだが、どうにも気持ちが落ち着きませんでね。家にいると、直接の被害を受けたわけでもないのに、どうしても被災地の情報を探したり地震のメカニズムなんかを調べたりしてしまうので、ちょっとこれじゃあいかんよなと。心がそっち方面に行ってしまって、ひたすらテレビとネットの情報に溺れているだけの正月じゃあなんともならないなと。現在進行形で被害が拡大している震災のことを忘れる訳ではないんだが、とりあえず外の空気を吸いに出掛けてリセットしたいよなと。一緒にめげてちゃしょうがな...三度目の正直、8111F。

  • 龍暴れる年明けに。

    (2024年初乗車@十国峠ケーブルカー)2024年、新年あけましておめでとうございます。元旦は朝の4時半に起きて、上の息子と静岡県は熱海市の十国峠まで初日の出を見に行ってきました。いつもは朝9時からの営業のケーブルカーも、この日ばかりは元旦の初日の出営業で朝5時から運行を開始しております。日の出の時間は6時50分頃と聞いておりましたんで、小田原厚木道路と箱根新道を登って現地到着は朝の6時。既に十国峠の駐車場は満車に近い盛況っぷり。去年は大山阿夫利神社の境内で初日の出を迎えたのですが、今年も乗り始めは鋼索線。淡い水色と白のパステルカラー&金太郎塗りのカラーリングがなんともかわいらしいケーブルカーは、昭和31年日立製作所製造の年代モノ。昔は青と赤の金太郎塗りだったような気がするんだけど、経営が伊豆箱根鉄道から...龍暴れる年明けに。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、lonely-blueskyさんをフォローしませんか?

ハンドル名
lonely-blueskyさん
ブログタイトル
青空、ひとりきり
フォロー
青空、ひとりきり

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用