chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 師走 岳南富士岡/ゆく年に寄せて

    (赤冴える、師走の青空@岳南鉄道・岳南富士岡駅)12月。そして大晦日。2022年を振り返りながら綴った24枚、最後は師走の青空に、地域の主要産業であるパルプ・紙の輸送に従事していた岳南鉄道のEDを。平成24年の12月に貨物輸送が終了した後は、側線での留置を経て整備された岳南富士岡駅の「がくてつ機関車ひろば」にて静態保存されています。ED403は、梓川水系のダム開発のため、かつての松本電気鉄道に導入された電気機関車。最後は岳鉄の大荷主でもあった大昭和板紙吉永工場のレタリングを付け、スカーレットとベージュのビビッドなカラーリングで富士山麓の小貨物を運んでいました。富岳颪の冷たい風に吹かれながら、典型的な私鉄D級電機、といった佇まいのデッキ付き機関車を眺める。他の古豪電機に囲まれながらも、製造年の新しいED40...師走岳南富士岡/ゆく年に寄せて

  • 霜月 吾野/久留里

    (ライオンズカラー、重ねて@西武秩父線・吾野駅)11月。この一ヶ月は天候も落ち着き、今年の関東周辺の山々はそれなりにいいコンディションの紅葉が楽しめたような気がします。錦秋の奥武蔵の山を、秩父に向けて登って行く西武4000系。大勢のハイカーを乗せながら正丸へ向かって峠を詰めて行くその姿。吾野で上下列車の交換シーン。発車して行く西武秩父行き、西武101系由来の原始的な抵抗器が唸る。この秋の「休おで」三回目の利用で、子供と一緒に久留里線の上総亀山まで。普段は日中6時間くらい列車の来ない久留里~上総亀山間が、JR東日本の「駅からハイキング」の開催に伴って久留里止まりの列車を延長運転するという企画に乗ってみることに。木更津から房総半島の里山を走って1時間、久留里から先は褶曲して流れる小櫃川の谷に沿って丘陵地に入っ...霜月吾野/久留里

  • 神無月 小涌谷/小金城趾

    (KowakidaniTornedo@箱根登山鉄道・彫刻の森~小涌谷間)10月。ちょうどこの頃からプライベートのバランスが悪く、体力的に趣味活動になかなか時間を割けない時間が続いているんですよね。それは現在進行形で続いているんだけど、この秋以降は遠方へ出かけるというよりは関東甲信越小さな旅、って感じで家から日帰り出来る小商いみたいな撮影行を続けておりました。この日も、疲れを癒しに箱根の温泉でも・・・みたいな感じで午後からちょろっと出かけて行ったんだったな。10月以降、「休日おでかけパス」を利用した外出が多くなる。ガソリンも高いし、クルマで無理に出ることねえべ、ってのもあるし、そしてちょっと機材を新しくしましてね。オリンパスペンE-7。レンズと機材でそれなりの金額かかっちゃったけど、ミラーレスで小さくて軽い...神無月小涌谷/小金城趾

  • 長月 千垣/淵東

    (秋雨濡れて山登り@富山地方鉄道立山線横江~千垣間)9月。9月は恒例の地鉄訪問。これで5年連続。最近は車中泊を絡めて一泊二日にする事が多い。行きの日に台風が来てて、とにかくもの凄い雷と雨の中でハンドルを握りながら安房峠を超えた。正直、秋晴れを期待した富山の風景はしとしと雨続きで夕方ちょろっと晴れ間が見えた程度だったのだけども、それでも折角の富山行なので精一杯のアングルを探して沿線をウロウロ。ススキ生い茂る千垣への上り坂、雨に濡れたレールを慎重に進む60形。足元をビシャビシャにしながら切り取りました。富山の帰り道、神岡の道の駅で車中泊。早く起きた朝は、安房峠を戻りアルピコ交通へ。富山帰りに寄るにはいい位置にあるので、最近重宝している被写体。松本から新島々までの短い路線ですが、淵東駅付近は安曇野の農村風景とア...長月千垣/淵東

  • 葉月 峰山/丹後由良

    (正しい日本の夏、丹後の夏@京都丹後鉄道・京丹後大宮~峰山間)8月。夏休みに、今年最大の遠征と思われる京都丹後鉄道への旅。これも全くのノープランで、最初は「只見線にでも行くか」なんて思ってたら二日後には東舞鶴の駅前にいたという・・・(笑)。と言うか、結局最近はどこに行くにも直前まで天候とにらめっこして決めてるから、行動が天気次第なとこがあるよね。この時も台風影響の線状降水帯なんかで、岐阜県内とか前が見えないくらいの雨だったしねえ。そんなこんなで天候不順だったお盆休み、幸いにも訪問中は比較的天気に恵まれた初めての丹鉄。峰山盆地に色付き始めた稲田を渡って、スカイブルーのKTR800形がやって来ました。そして、京都丹後鉄道と言えばここ、由良川の河口に架かる由良川橋梁が車窓の白眉。結局訪問していた二日間、ここで過...葉月峰山/丹後由良

  • 文月 内灘/野町

    (ああ追憶のコルゲート@北鉄浅野川線・内灘駅)7月。地鉄・・・に行ったはずだったのだけど、何故か富山駅前にクルマを止めてあい鉄で金沢に行ってしまったの巻。未踏であった北陸鉄道を乗り潰す事に。浅野川線では、北鉄金沢駅地下化に伴って北鉄プロパーの旧型車を一掃した旧井の頭線の3000系が、デビュー60年となってそろそろ後進の日比谷線03系にそのバトンを譲る事となりました。昭和時代の東急車輛っぽい細かなコルゲート。パイオニアサードこそ履いてはおりませんが、京王帝都時代の初期ロットである裾絞りナシの片扉車なんかが残っていたりしてねえ。目を閉じれば、「急」の丸看を付けて渋谷と吉祥寺を闊歩していたあの時代に思いを馳せる事が出来ます。かたや北鉄石川線、これも浅野川線同様に渋谷にゆかりの深い東急7000系が主力。んー、まあ...文月内灘/野町

  • 水無月 南桜井/湘南海岸公園

    (梅雨晴れの江戸川@東武野田線南桜井~川間間)6月。何となく空梅雨っぽい暑さの続いた時期、これまた何となく思い立って東武野田線へ。アーバンパークラインなんて誰が言ったか。大宮口や柏口、そして船橋界隈は通勤路線といった趣の野田線も、野田市から春日部の辺りまでは単線区間が残っていたりして存外とローカルな雰囲気が残っていたりする。埼玉県と千葉県を分かつ江戸川の流れは、低湿地帯らしく葦と灌木の生い茂る土手に包まれながら緩やかに。いつでも撮れたはずの8000系がだいぶ少なくなってるんだなあという事を実感。紫陽花と言えば、神奈川県民の場合は箱根に行くか鎌倉に行くか。湘南海岸公園の駅先にある板塀の古民家、今は古民家カフェみたいなスタイルで一般にも開放されている様子。松林が居並ぶ鵠沼の瀟洒な屋敷街の中で、江ノ電との組み合...水無月南桜井/湘南海岸公園

  • 皐月 加太/上総鶴舞

    (紀州の港町へ@南海加太線・加太駅)5月。毎年恒例GWの遠征は、和歌山と泉州の私鉄巡り。南海加太線・和歌山港線、和歌山電鐵、そして水間鉄道と阪堺電車を回って来ました。1泊2日の午前と午後でそれぞれ各路線を回るという結構タイトなスケジュールだったので、ちょっと駆け足過ぎたきらいはあったかもしれませんな。和歌山に行くのなんていつ以来か忘れてしまいましたが、まずは南海加太線。大手私鉄の末端ローカル線の雰囲気と、かつては良港として栄えた加太の歴史ある街並みをぶらり散策。街歩きの観光客でにぎわう加太の駅、折り返しの「めでたいでんしゃさかな」が、鯉のぼりで飾られた駅を出て行きます。5月の後半は、風そよぐ小湊へ。小湊に行くのって、案外久し振り。別に小湊に興味がなくなった訳じゃないんだが、小湊って行くのはいいんだけど帰り...皐月加太/上総鶴舞

  • 卯月 川根両国/勝沼ぶどう郷

    (DB、花冷え@大井川鐡道井川線・川根両国駅)4月。4月は桜の季節。何年か前に訪れた大井川鐡道の桜、趣味人的にはSLと家山の桜並木なんてところが有名ですが、私は井川線の桜を愛でに静岡市から峠道を越え川根路へ。前の日の雨に打たれた桜、花持ちはどんだけのもんかと気を揉みましたが、花冷えの川根の空気の中で、充分な量の花を咲かせてくれていました。両国橋の吊橋を渡って訪れた両国検車区、何故かいつもはクラにしまってあるDBが外に。林鉄の名残りを今に伝える加藤製作所のチビロコが、静かに桜を眺めていました。桜と言えば勝沼の甚六桜。これはもう毎年のライフワークに近いものになっているんですけど、今年も見事な咲きっぷりでしたね。引き上げ線の桜は何度も何度もモチーフにしているので今さら何を言う事もないのだけど、E353のパープル...卯月川根両国/勝沼ぶどう郷

  • 弥生 板倉東洋大前/東田坂上

    (日光路の名脇役、去る@東武日光線・柳生~板倉東洋大前間)3月。1月に引き続き、3月改正で大半の編成が運用を外れてしまう東武6050系を見送りに、朝もはよから北関東へ。最後まで運用に入っていたのは6050系のタネ車でもあった6000系のリバイバル塗装。本当であれば、最後はコーラルオレンジとマルーンの標準塗装が良かったんだけど贅沢は言えまいか。日光鬼怒川、川治湯西川、そして南会津まで。1都4県3会社を股にかけて走り続けた6050系。平成東武の日光路において、エースであるスペーシアを支えた名バイプレーヤー。澄んだ青空と、枯れた灌木の生い茂るクリークという北関東らしい風景で見送りました。春休み、子供と一日気まぐれで東海地方乗り鉄旅。JR東海の「休日乗り放題切符」を使って、中京圏まで行ってしまった。松田の駅からひ...弥生板倉東洋大前/東田坂上

  • 如月 立山/秦野

    (雪の要塞@富山地方鉄道立山線・立山駅)2月は、北陸の本気の冬を楽しみたくて地鉄へ。行ったのが2月の上旬なので、それなりに雪があるにはあったのだが、一月後半の豪雪のピークは過ぎていたようだ。それでも立山線沿線を奥に奥に向かって詰めて行くと相応の冬らしい景色が残っており、それこそ早朝や深夜は手を外に出すのも憚られるような凍て付く寒さがあった。立山から吹き下ろして来る刺すような風に吹かれながら、夜の立山駅で折り返す60形のワンショット。雪の要塞に囲まれたホームに、人影は全く見えず。今年の小田急で一番の衝撃と言えば、3月に定期運行から撤退したVSEが挙げられましょうか。ロールアウトから15年かそこらでフラッグシップとも言えるロマンスカーが引退してしまうのは、正直コロナ禍で特急車が余剰となる中でハイスペック過ぎて...如月立山/秦野

  • 睦月/会津荒海・武川

    (雪中の交換風景、最後の冬@会津鉄道・会津荒海駅)早くも今年も12月、って事はぼちぼち一年間の振り返りとして恒例の「来年のカレンダーを作りながら今年を振り返ってみよう」という企画の季節になったという事です。今年の趣味活動、どうだったかなあ・・・と考えてみると、結局ある程度この趣味も年数が経ってくると、自分の好きな所には行くけど、ご新規さんにお邪魔するというのがなかなか少なくなって来るもんだな、と。そうなると、被写体的にはルーティンワークを繰り返してしまっているような気がしてならんのです。あと、明らかに泊まりの遠征が減ってしまったのは反省かも。日帰りで行ける程度の場所しか行っておらんという事だもんな。という訳でスタートは一月、前年末に2023年春のダイヤ改正を持って運用を外れる事が発表された東武6050系を...睦月/会津荒海・武川

  • 上州の 風に吹かれて 旅の味。

    (戦い済んで日が暮れて@群馬藤岡駅前)上野村から神流町、そして万場での休憩を経て、午後の奥多野線バスは神流川の流れを新町駅へ向けて戻って行きます。神流町ではハイキング帰りの乗客を、鬼石から藤岡へ向かって、そこそこの停留所からそこそこの乗客があり、新町駅に向かって立ち客も出る状態になりました。何となくバスの車内もワサワサッとした感じになりましたので、帰りは敢えて新町の駅までは出ず、途中の群馬藤岡駅で下車してみることに。釣瓶落としの秋の日はとうに暮れた群馬藤岡の駅。トンガリ屋根が瀟洒なスタイルです。群馬県の旧国名は上野(こうずけ)国ですが、常磐・東北・上越方面のターミナルである上野駅との混同を避けて、旧国名を冠した駅は一つもありません。その代わり、県名である「群馬」を冠した駅はいくつかあって、群馬総社(上越線...上州の風に吹かれて旅の味。

  • 西上州、バス旅は酔いて朧に。

    (山の味@上野村ふれあい館)しおじの湯から、紅葉の山を愛でながら歩いて一時間程度。村の物産を扱う「上野村ふれあい館」にやって来ました。クルマではないのであまり大荷物にはしたくないのだけど、ひょんな事から折角ここまでやって来たのだから何かお土産を・・・と物産館の中をウロウロ。イワナの燻製や甘露煮、天然のはちみつ、クルミ、木工製品などなどやはり山のモノが多い訳ですが、一番フィーチャーされていた「十石みそ」という麦みそを購入。秩父から群馬にかけては美味しい味噌蔵が多いっすよね。私が愛用しているのは秩父のヤマブ味噌なのだけど、これで煮ぼととか豚味噌とか作るのが最高に美味しいのよ。西上州の山間部を繋ぐ奥多野線のポンチョ。撮り鉄・・・はするのだけど、撮りバスはあまりやったことがない。列車もそうだが、車体の角度の取り方...西上州、バス旅は酔いて朧に。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、lonely-blueskyさんをフォローしませんか?

ハンドル名
lonely-blueskyさん
ブログタイトル
青空、ひとりきり
フォロー
青空、ひとりきり

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用