いのちの初夜⑤(前日のつづきです)木立を透して寮舎や病棟の電灯が見えた。もう10時近い時刻であろう。尾田はさっきから松林の中に佇立してそれらの灯を眺めていた。悲しいのか不安なのか恐ろしいのか、彼自身でも識別できぬ異常な心の状態だった。佐柄木に連れられて初めて這入った重病室の光景がぐるぐると頭の中を回転して、鼻の潰れた男や口の歪んだ女や骸骨のように目玉のない男などが眼先にちらついてならなかった...
いのちの初夜⑤(前日のつづきです)木立を透して寮舎や病棟の電灯が見えた。もう10時近い時刻であろう。尾田はさっきから松林の中に佇立してそれらの灯を眺めていた。悲しいのか不安なのか恐ろしいのか、彼自身でも識別できぬ異常な心の状態だった。佐柄木に連れられて初めて這入った重病室の光景がぐるぐると頭の中を回転して、鼻の潰れた男や口の歪んだ女や骸骨のように目玉のない男などが眼先にちらついてならなかった...
(1)Genesis - Dreaming While You Sleep (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
つばさの党幹部3人逮捕!!・・・つばさの党の「妨害」にかこつけて聴衆の「ヤジ」を規制するような動きに要注意!! 2030年 農業の旅→...
働きたし大向日葵ひまわりに見おろされ木の実落つ試歩路の空の青からむわが失明知らぬ母在す雪の果梅干を頬張り男暑に対す桐きり一葉足もとに落ち盲いなり手を触れに来る妻の墓四囲枯るる盆太鼓音闇に溶け亡ぶ癩花八つ手膝に零こぼるる飯許せ不治の眼に母子雀の呼び合へる蝉せみ涼し今日ありて読む点字の書冬枯や地に力こめ松葉杖紙鶴一羽不意に落ちたり秋の風 2030年 農業の旅→ ...
空きベッド誰彼となくきて昼寝わが失明知らざりし母の墓拝む替えられし杖を探しに来て端居左右唇でたしかめ足袋を穿く夢に踏む落ち葉に音のなかりけり舌読の点字書冬の陽にさらすつき減りし杖比べあい春惜しむ遺品焼く煙と知らずあたりいし信じねばならぬ父の死水鶏鳴く秋風や姓の異なる癩夫婦2030年 農業の旅→ ...
無水鍋に大さじ5の水を入れ、乱切りしたジャガイモを入れ、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で蓋を開けてつぶす。途中で焦げ、ガスコンロの火が消えたので、蓋を開け、水を加え、再度煮たので、つぶす時にうまくつぶせなかった。タマネギのスライスを入れ、キュウリはスライサーで薄切りし、塩もみをして、20分ほどでキュウリがしんなりしたらさっと水で洗い流し、水気をしぼったキュウリをジャガ...
いのちの初夜④(前日のつづきです)風呂場は病棟と廊下続きで、獣を思わせる嗄れ声や、どすどすと歩く足音などが入り乱れて聞こえてきた。尾田がそこへトランクを置くと、彼女等はちらりと尾田の貌を見たが、すぐ視線をそらして、「消毒しますから・・・。」とマスクの中で言った。一人が浴槽の蓋をとって片手を浸しながら、「良いお湯ですわ。」入れというのであろう、そう言ってちらと尾田の方を見た。尾田はあたりを見廻したが...
(10)No Son of Mine (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
「『国が殿様、地方は家来』玉城デニー知事」「官房機密費を選挙に?」「吉村大阪府知事『0歳児に選挙権』と万博」など2030年 農業の旅→...
花の種子蒔いて世にあるおもひかな不具の手を逃げころげたるみかんかな祭り酒酌み合ふ古き顔も減り渡辺城山さんの略歴多摩全生園 大正3年宇都宮生れ。小学6年生(13歳)で父を亡くし母親と一緒に石切りの仕事に従事。昭和6年17歳の夏ハンセン病罹患が皮膚科専門病院で判明、多摩全生園に入園。昭和9年頃句作を始め、芽生会の若手として嘱望される。16年以降、患者の医療や生活防衛に活動。昭和12年、所内結婚。昭和2...
昼蚊帳の底に病みをり麦の秋並び寝のベッドの裾に月歩む運び行く菊に従ふ小さき蝶郭公や樹海は朝の霧吐ける嘘交ぜて母の炉話美しく秋風やわれと古りたる傷一つ虹を見る窓に病人顔重ね揺るるとき鉄砲百合は蜂を吐く好きな句を点字に打ちて長き夜を桂玲人さんの略歴多摩全生園 明治38年東京生まれ。徴兵検査甲種合格。騎兵隊に入営中ハンセン病に罹り神山復生病院に入院。昭和6年、26歳で全生病院に転院。入院後の経過は良好で...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギとエンドウの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。エリンギで煮物 醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、エリンギを入れ、煮立ったら弱火にして5分ほど煮て、グリンピースとスナップエンドウを入れ、さらに5分ほど煮て、コマツナとチンゲンサイを入れ、10分煮て火を消し、そのまま20分ほど置...
いのちの初夜③(前日のつづきです)道は垣根に沿って一間くらいの幅があり、垣根の反対側の雑木林の若葉が、暗いまでに被さっていた。彼が院内を覗き覗きしながら、ちょうど梨畑の横まで来た時、大方この近所の百姓とも思われる若い男が2人、こっちへ向いて歩いて来るのが見え出した。彼等は尾田と同じように院内を覗いては何か話し合っていた。尾田は嫌な処で人に会ってしまったと思いながら、ずり上げてあった帽子を再び深く被...
(9)Genesis - The Battle Of Epping Forest (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
今日の「鳶の羽」さんの記事3つ選挙が来たなら・・・お別れね国家公務員が何故マイナカードを使わないのか。村岡兼造のノートがあるなら・・・2030年 農業の旅→...
療養に古りゆく月日日記買ふ目に及ぶ病を怖れ梅雨籠り卯の花を手向けて巨き死を悼むかなしみの静かに襲ふ火鉢かなとんぼ釣る此のわらべらに父母遠し平凡な盲の月日笹子鳴く(注)笹子とはその年生まれのウグイスの幼鳥卯の花にけぶれる雨や一杉忌 一杉は明治27年生まれの俳人。医者でもあり、各地の療養所のハンセン病患者に俳句を指導したことで知られている。ハンセン病は伝染力が弱く、しかも特効薬もある。ところが、患者...
虫なく夜真黒な林を透けて月徐々に上る頃あまねき武蔵野の曠野は断然━━虫の世界とはなる。昼の生活線に疲れきった男女がその心の深傷を洗ふべく虫の世界を覗いてゐる。早川兎月さんの略歴全生病院。栃木足利に生れる。大正15年3月全生病院に入院。昭和3年頃から句作を始め、同郷の武井柚史を得て句作修行に専念。昭和8年俳壇「芽生」の編集長となる。昭和10年頃から病気が悪化し11年失明。昭和15年逝去、37歳。15年...
3合の白米を洗って水を入れ、酒50CCと塩をひとつまみ入れ、水を加えながら3合の目盛りに合わせて混ぜ、150gのグリンピース(米1合につき50g)を入れ、炊けたら混ぜて出来上がり。コマツナの煮物 「エリンギ」というキノコを始めて使ったが、まるで「メンマ」のような食感だった。しかも2つ入って100円ほど。最近買い始めた「ブナシメジ」や「ヒラタケ」に替えて、しばらく「エリンギ」にしてみ...
いのちの初夜②(前日のつづきです)2日前、病院へ這入ることが定ると、急にもう一度試して見たくなって江の島まで出かけて行った。今度死ねなければどんな処へでも行こう、そう決心すると、うまく死ねそうに思われて、いそいそと出かけて行ったのだったが、岩の上に群がっている小学生の姿や、茫漠と煙った海原に降り注いでいる太陽の明るさなどを見ていると、死などを考えている自分がひどく馬鹿げて来るのだった。これで...
(8)Genesis - Jesus He Knows Me (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
立憲と国民が共同提出を協議中の政治資金法改正案には「企業・団体献金禁止」が抜けているらしい・・・だから泉や岡田ではダメなのだ!!2030年 農業の旅→...
来る雁に郷愁もなく闘病鬼水打って隔離病室静かなる木犀もくせいの香に向ひゐる盲かな梟ふくろうや戸じまり固き少女寮コスモスや庭下駄雨に濡れてをり藁屋根に大きな月や冬木立老の口こぼるる種や西瓜食ふ療院の隠れ婚儀や年の暮散策にいつも逢ふ人赤とんぼ美しくかくれ病みをり十三夜2030年 農業の旅→ ...
病床の静かなるとき梅香るともかくも今日を暮しぬ日向ぼこゆすら梅瞼の母の若かりし病床のせまき蒼空蝉の昼昼寝より覚めて敢えなき盲かな春眠や枕頭かこむ皆俳徒決別や手折りし野菊高く投げ 2030年 農業の旅→ ...
ブリあらはさっと湯通しする。ブリの照り焼き 熱したフライパンに油を入れ、片栗粉をまぶしたブリあらを置き、弱火で裏表5分ほどずつ焼いてタレ(醤油、砂糖、酒、みりんを各大さじ1)をまわしかけて火を消し、余熱3分で出来上がり。ブリのあら汁 鍋にタマネギ、エンドウ、コマツナ、ズッキーニの花を入れ、水と出汁の素を入れ、煮立ったら弱火にしてブリのあらの残りを入れ、10分ほど煮て、味噌を溶き...
沢田五郎さんの「泥えびす」はP297~P310の13ページで6回。1日平均約2ページでした。今回ご紹介する北條民雄さんの「いのちの初夜」はP3~P29で26ページなので、1日平均2ページ入力となると、13回続きます。 いのちの初夜駅を出て20分ほども雑木林の中を歩くともう病院の生垣が見え始めるが、それでもその間には谷のように低まった処や小高い山のだらだら坂などがあって、人家らしいものは1軒も見当た...
(7)Genesis - Driving The Last Spike (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
火の玉とは口先だけ?派閥解散も政治資金規正法改正もうやむやに。安倍派のドン・森喜朗氏を取り調べた人物とは。 2030年 農業の旅→...
盲こそこそ二日何やら洗ひ干す茶の花や寝てろといふにまめな妻ひび薬擦り込み貰ふ指無き手猫も犬もひとつ飯喰ひ春の虹駈ける駈ける若き師も癩いわし雲人或は逝きまた娶り蕗のとう飾り雛見えねど向ひ坐りけり虫干しといふも点字書二三冊人の死はやがてわがこと隙間風田畑馬邑さんの略歴多摩全生園 群馬県生れ。『句集冬銀河』(昭和49年)『句集芽生』(昭和32年)に採録。2030年 農業の旅→ ...
かばかりの風邪をいとへる身なりけり足なへの背負はれゆくや村芝居細々と流るる水を争いぬ十二歳の甥入院二句叔父甥の同じ病の蚊張かな泣きじゃくる手をいたはりぬ蚊帳の中暗き眼をみ空へ向けぬ秋の晴れ病良し夜な夜な帰る雁をきく出郷母と惜別一句かけよりて袷のしつけ取られけり追ひすがる母に吾身に霧しまき2030年 農業の旅→ ...
先日のフキの佃煮の残りはチャーハンに使った。熱したフライパンに油を入れ、ニンニク2片の粗みじん切り、ベーコン3枚の細切り、フキの佃煮の順に炒め、醤油とオイスターソースで味付けして火を消し、ご飯を入れ、ほぐしながら点火し、具材となじんだら出来上がり。フキの煮物 前回よりシンブルにした。旬の一品は市販のものをあまり加えない方がいい。アゲだけ使った。フキは鍋に入る大きさに切って板ずりし、...
泥えびす⑥(前日のつづきです)彼が今朝、山菜を採るため山へ行くと、頭の馬鹿でかい蛇を見たと云うのである。不思議に思ってよく見るとその頭には、2本の肢がある。なおもよく見ると、腰まで蛇の口に入った蛙であった。蛙は自由のきく前肢で、草に摑まっては前へ出る。4尺ほどの蛇はその度に少しずつひきずられるのである。えびすはその様子をじいっと見ていた。陽が西に傾いた頃、200メートルほど蛇をひきずり、遂に前肢も...
(6)Genesis - Way Of The World (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
創価学会枠は知っていたが・・・2030年 農業の旅→...
窓の月重病人にまどかなれ病人や今宵の月に泣き寝入り隙間風来るとふり向く盲かな病床のどこかにをりぬ冬の蝿風鈴の音をしるべの起居かな春雨の戸樋の音楽はじまりぬ看護衣のままの散歩や月涼し風鈴に武蔵野の景うつりけり移りきて南風うれしく病みにけりかなかなの鳴いて暇を申しけり 2030年 農業の旅→...
癒えざれば要なき吾の自転車を婦人用に更へたしと妻は制服の少女等ならびて病室を外より見て居りみな無表情妻恋ふも生きゐる証し療庭のサルビヤの朱見まもるひと時ためらへる吾の醜き指握る妻のその指節くれてきし武蔵野のここ療園と甲斐の国の妻恋ふ時は距離感のなしなり振りなく農守りゐる妻なるに夢に逢えば頬なめらかに胸三寸に納めて和を保つ雑居寮就寝前にすべてを忘れむそれ程にわが耳遠きか口よせてもの言ふ孫らに時に腹立...
もらったトマトを乱切りして鍋に入れ、醤油、砂糖、酒、みりんを入れ、水は入れずに、煮立ったら弱火にして5分ほど煮て、ズッキーニの幼果とタマネギを入れ強火にし、煮立ったら混ぜて弱火にして15分煮て火を消し、20分ほど放置して出来上がり。初物、チンゲンサイの煮物 昨日のコマツナがチンゲンサイに代わっただけ。鍋に市販のヒラタケとアゲを入れ、醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、煮立...
泥えびす⑤(前日のつづきです)更に詳しく云えば、頭の禿げあがった共産党員が、患者に向かって演説をしているところであった。「ともかく、みなさんが言語に絶する苦労をしてこられた。そうしたことで俺が一番苦労をした。それに引替えみんなは俺を助けてくれなかった。と云うようなことを互いに云いあったんでは、団結にひびが入る。この皆さんの闘いは必ず勝つと私は思うが、まだ楽観は許されない。ここで皆さんの団結が乱れ、...
(5) It's Gonna Get Better (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
目隠ししているヨーロッパの法律の女神、一方、ニッポンの法律の女神は≪目隠ししておりません≫・・・冤罪で死刑執行されてしまった飯塚事件2030年 農業の旅→...
椿二輪一葉はさみて背きあひ月明し水盗まんと思へども霜いたみしつつ黄菊の盛りかな百合の芯楽譜のごとし暖炉もゆ(蝕む癩)沈丁のにほひも利かず病古り(なじむ療養所)人の世と縁をたちたる月涼し(訃報になげく妹)夜なべ針もてば悲しみよみがへり(不治の病を得て愛児と惜別)縋りつく手をころげたる蜜柑かな(話に聞く妹が家)ふるさとの軒端の月の凍豆腐中本梯梧さんの略歴多摩全生園 沖縄県生れ。『俳句三代集』(昭和15...
癩病と父母のあかせしその日より蔵にこもりて十年過ごしき同室の老いらの軽き寝息聞く最後の一首下の句浮ばず宅急便のダンボール箱は嫁よりぞボタンのいらぬ丸首のシャツ諍ひて頬を打ちたる日もありき七十路越したる郷里の妻は煩悩の一つ一つを刈る如く理髪室の鋏音かろやかに生れ在所近き作家の「楢山節考」二度読み返すわが昂りて反核の集ひに我も入りたし自由のきかぬ手足がかなし左手の痲痺しるければポケットの硬貨つかめず諦...
初物のコマツナがおいしかった。鍋にアゲと市販のヒラタケを入れ、醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、煮立ったら極弱火にして3~5分煮て、ざく切りしたコマツナを入れて混ぜ、7分ほど煮て火を消し、20分ほど放置し、混ぜて出来上がり。フキの葉の佃煮一昼夜、たっぶりの水に浸してアク抜きしたフキの葉は、みじん切りして水気をしぼる。熱した無水鍋に(他の鍋がふさがっていたから)油を入れ、フキの葉を炒め、...
泥えびす④(前日のつづきです)患者会長はふとわれにかえったような面持ちで、ニュースを撮るための強力なライトの中に立ち、彼に向ってとてつもない声で聞いた。「それであんたは、屋根をなおしてくれとは云わなかったのかね。」「云ったとも。何回も云った。それでもなおしてくれねえから、床を拭くボロを持って来てくれ、と頼んだ。だが持って来てはくれなかった。」えびすの顔はますます物凄くなっていった。「どうしてそんな...
(4)Taking It All Too Hard (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
まるで「運用は政府に白紙委任」するかのような経済安保情報保護法が成立!!&環境省の「3分でマイクオフ」には司会進行の台本があった!!2030年 農業の旅→...
なかなかに寝巻の紐が結ばれぬ吾が萎えし手をくやしさに噛む病室のなかに持ち込む箱便器まさぐり跨ぐ命なりけりわが名前し瓶に大きく書き来しと言ひつつ探らす準看生徒われ少し吃る癖あり祈りにも声を落としつロザリオ繰りぬ缶ビール一個を盲ひ二人して白杖供養に分かちのみたり鈴木敬蔵さんの略歴大正3年、埼玉県矢切の渡しの対岸で生まれた。昭和10年22歳で多摩全生園に入所。鈴木鈴蘭の弟。『青葉の森』(昭和60年)『ハン...
この路地の芥箱に塵を捨てに来る乙女の笑みに今朝も会ひたり時雨雲覆へる今日の眼の暗く母の手紙は封切らず置く拡大鏡のぞきて書の一行も読めずに眼熱くなりたり重ね見るレンズの中にきらめきて母健かに在ますを読みぬ老母の手紙読み終へ拡大鏡置きて静かに目頭押さふ病む吾れをうたに知りしと癩園に訪れくれし一人の少女手術して明るさ戻りきし視力枇杷を剥くさへ心のはずむ母よりの便りよみ得しぎりぎりの今の視力は保たるるべし...
3合の白米を洗って水を入れ、酒50CCと塩少々を入れ、水を加えながら3合の目盛りに合わせて混ぜる。150gのグリンピース(1合につき50g)を入れ、炊けたら混ぜて出来上がり。初物 フキ 初物のフキは鍋に入る大きさに切り、塩をふって板ずりし、沸騰したら弱火にしてフキを入れ、5分ほど茹でて水にとり、フキの皮をむき、食べやすい大きさに切る。熱した鍋にゴマ油を入れ、トウガラシ1個の小口切り...
泥えびす(前々日のつづきです)泥えびすはその日その日の腹を充たし、寒さを凌ぐものを身に纏うそのこと以外には、全く心が動かない模様であった。戦争中日本軍がどこでどのように勝った話をしようとも彼は一向に話に乗って来ない。東京が爆撃されても、大阪が爆撃されても、沖縄が陥落したという事態になっても、ただにこにこしているばかりであった。戦争が負け、療養所が閉鎖され、病人がみんな殺されると云うような噂が流れて...
(3)Man on the Corner (2007 Remaster) 2030年 農業の旅→ ...
パー券公開基準の引き下げ額は先送り、企業・団体献金には一切言及しない・・・ないないづくしの政治資金規正法改正案でやったフリする自民と公明の厚顔!!2030年 農業の旅→...
差しのべて杖届きたる桜花幾ひらか散る顔に冷たく使はねば使へなくなる己が手をはげまし今日は玻瑠戸を磨く全盲となり果ててより平らなる心となりてひとり茶を汲む両の手を空に泳がせ触覚にふれたる紐を引きて燈ともす点字打つ定規に擦れて関節より滲み出す血は歌稿よごしぬ雪解けの道をゆづりて立つ前を女をみなら花の匂ふがに行く病棟の裏門を出づこの道は死者送る道春蝉のなく白杖の支給を受けしわれ遂に百五十六番目の盲ひとな...
咽喉病みて居たれば点字習ふこと忘るるともなく夕べとなりぬ告白室に入る神父の足音を追ひきて告白台を探りて居たり聖体廊下足をすりつつ盲ひみな聖体台を探りて並ぶわが見えぬ瞼を焦がす秋日射しミサ待つ部屋に深くとどけり耐へ耐へてどん底までも不自由にならねば死ねぬ吾が病ひかも会ふ人のなく静まれる病棟の廊下に響く白杖突きぬ蝶一つ信者の如しミサを待つ聖堂の中を夕べ舞ひをり点字タイプ打ち居る人の手のさばき思へばわれ...
株を養成するために、ズッキーニの幼果は小さい時に収穫した。幼果の時は先にまだ雌花がついている。ズッキーニの幼果と魚ソーセージは同じような形と大きさに切る。熱したフライパンに油を入れ、ズッキーニの幼果と魚ソーセージを炒め、火が通ったらニンニク醤油で味付けし、雌花を入れ、さっと炒めて出来上がり。厚揚げ炒め熱したフライパンに油を入れ、食べやすい大きさに切ったニンニクの芽を入れ、蓋をして弱火で3分ほ...
今日、第3弾が入った。入ったというより、たまたま来られていたセミプロのような御仁に、画像の待受け箱に入れて(取り込んで)もらったという方が適切だ。2群が越冬して分蜂したので、今日の入居で合計5群になった。一昨日から待ち受け箱の3つに、探索蜂が頻繁に出入りしていたので、今日は、そのうちのどれかに入るはずと、半ば確信をもって、心の中で準備(待機)していた。それでも12時半頃に見...
一枚多く疵にガーゼを当つるさへ直接にひびく予算削減数百本の注射針磨ぎしとふ看護婦にストーブの席をゆづりてやりぬ半ばとけしアイスクリーム配らるるいちいち支給カードと合せて毛布一枚は違ふと人の羨しめる南側のベッドに吾が移されぬ盲ひなばいかに生きむともだえしが唇に探り葡萄を喰ひぬ堀中宇都美さんの略歴多摩全生園。『輪唱』(昭和34年)2030年 農業の旅→ ...
忙しく、作るまがなく、妻がすでに作っていた。熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の薄切り、タマネギとスナップエンドウの順に炒め、出汁の素と醤油で味付けして出来上がり。2030年 農業の旅→...
泥えびす②(前日のつづきです)私は昼間は部屋に居たことはないからわからないが、斎藤はそんなものを食っていたらしい。その頃育ち盛りで満腹したことのない私は、あさましくも彼の鼠を盗み食いした。多分昼であったと記憶する。お勝手の戸棚を開けると普段よりも多い鼠の丸焼きを見た。食ってみたい衝動にかられ自分の部屋と隣の部屋とを覗いた。誰もいない。急いで一つを頬張り、そして食った。しかしその時裏の舎で人声...
(2)Genesis - Tonight, Tonight, Tonight (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
【動画】山本太郎代表の参院憲法審査会質疑に共感の声良い記事です。是非、どうぞ。2030年 農業の旅→...
目を閉じて吾は法華経唱へをり友を焼く火の音をききつつ手術して共に明るき目となりし顔近近と寄せて笑ひ合ふ読書会終へて出で来し盲人の杖の小鈴は吾に従ふ吾が読みし点字古本は焚付にもならぬと云はれほうり出されぬマイクもて警察権発動告げてゆく力集めて座りこむ時陳情の成果も見ずに手のかかる奴と盲ひのわれらを帰す虹彩切除なりしたまゆら見えたりき百花のバラの押し迫るごとカーテンを洩るる光のまぶしくて黒き眼鏡をかけ...
夏蜜柑一つあげたる少年が吾れに逢ふ度に頭さげゆく不自由なる女ばかりのこの部屋に附添し居て勝気となりぬ夫の位牌支へとなして癩園に一人の生活いつまでつづくたかぶりてくる感情をおさへつつ時計のネジをきりきりと巻く運針の針先口にくはえ抜くことが何時しか習慣となる縁のなき受胎調節の附録つき今月も婦人雑誌二百円なり波田ちづ子さんの略歴多摩全生園。『輪唱』(昭和34年) 2030年 農業の旅→ ...
サケのアラはさっと湯通しする。熱したフライパンに油を入れ、片栗粉をつけたアラを置き、弱火で裏表7分ほどずつ焼き、手作りポン酢(7・5・3ポン酢)をかけて出来上がり。7(醤油)、5(酢)、3(みりん)。サケのアラ汁鍋にニンジンとニンニクの芽と水を入れ、煮立ったら弱火にしてサケとスナップエンドウを入れ5分ほど煮て、キャベツを入れ3~4分煮て味噌を入れて出来上がり。サケアラと豆腐の蒸し煮 ...
ハンセン病文学全集(1)〈小説一〉に掲載されている沢田五郎さんの作品「泥えびす」です。P297 ~P310ですが、1日に2ページほどしか入力できず、6日ほどかかります。そのため番号をつけました。泥えびす①昔のハンセン氏病療養所には随分奇人がいたものである。これらの奇人達はたいてい死絶えて今では伝説だけが残っている。これから紹介する泥えびすもその一人である。泥えびすとは云うまでもなくあだ名で、本名は斎藤...
(1)Land Of Confusion (Remastered 2007)2030年 農業の旅→ ...
自民党が政治活動費の使途公開を検討・・・でも、公開は支出から数年後!? &自民党への政治献金を「やめる」はゼロ・・・なぜなら、「社会貢献」だからと居直る大企業!!2030年 農業の旅→...
目を病める隣りベッドの友へ来し神父の祈り箸置きて聞く母と呼ばれし日の無く老いてゆく妻は庭に鬼灯ほおずき植ゑて育つる目のうすき吾が蒔きしゆゑ稔り悪き陸稲と思ふ刈らねばならず闘病の吾らを実習材にして准看生徒育ちてゆきぬ半盲の吾見む術なき映画なれど題名のビラ近よりてみる迷ひ居る盲ひの友の手を引きて籾を干しある庭を横切る目の薄き吾前をゆく白足袋の妻を目当てに墓参す今日は参観者の視線が吾によるならむ道辺に小...
逆立ちて瓶に泳げる魚のあり精神病棟の静かなる午後作業賃倍額となれば綿打ちも残汁運搬も希望者多し留置所は無菌地帯に建てるからそれでよからうと園長は言ふ療庭に二人の肌着並べ干す面会の妻の一日だけの妻帰り支度する妻の手に渡しやる療園にて得しいささかの金戸塚初見さんの略歴多摩全生園。『陸の中の島』(1956年)『輪唱』(昭和34年) 2030年 農業の旅→ ...
タマネギとニンニクの芽と市販のブナシメジを入れ、醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、煮立ったら弱火にして昨日焼いたチヌの頭の部分を入れ、5分ほど煮てエンドウを入れ、さらに5分ほど煮て火を消し、20分ほど放置して出来上がり。厚揚げとニンニクの芽炒め 熱したフライパンに油を入れ、食べやすい大きさに切ったニンニクの芽を入れ2~3分炒め、厚揚げを入れ、弱火で蓋をして、何回か混ぜながら、ニンニクの芽...
別れ道(前日のつづきです)坂を上って門をくぐると子供らの高い声が聞こえる。建物の北の隅が遊戯場らしく、ブランコや木馬やスベリ台などで、小さな男や女の子が大勢遊んでいる。玄関先で声をかけると奥から一人の婦人が姿を見せた。私は近いうち入院するので、子供をお頼みするか知れないので、その節は何卒よろしくお願い致します、とあいさつした。それから子供たちの日常生活や将来のことなど聞いてゆくうち、私は意外なこと...
(10)Genesis - Firth Of Fifth (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
『報ステ』大越の”万博礼賛”はテレ朝上層部の維新忖度か 『モーニングショー』でも吉村の”出禁”発言以降、万博批判が消える2030年 農業の旅→...
手術して目明きとなりし吾が友は不用となりし眼鏡をくれぬ留置場設置反対叫びつつバクチ打つ奴あるがなげかる吾が区より三人選ぶ評議員の中に一人の盲人を加ふ両義足となりし盲の老人に左右知るべき鈴つけてやる何もかも人頼みなればおのづから勘定高く吾はなりゆく津村与根夫さんの略歴多摩全生園。『陸の中の島』(1956年)『輪唱』(昭和34年)2030年 農業の旅→ ...
療養手当の銭にあがなひ呑むミルクみごもる猫に少しほどこすよろめきて体ささへる下駄の下に小石つぶやく如くきしめり弱虫よといひつつ額をなでたまふ老女医の掌の小さかりけり重量あげに韓国が優勝せしと聞き祖国の旗が病める目に見ゆ戸のひらく音に向ひて従へば眼科室あたたかく炭火が匂ふ癒えたきにひたすら医師に従へばモルモットなどといふ声を聞く杉原宗三郎さんの略歴多摩全生園。『陸の中の島』(1956年)『輪唱』(昭...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、タマネギ、エンドウの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。最後の1匹もらって冷凍していた最後の1匹のチヌを焼いた。チヌは冬期間に釣れるので、次はまた寒くなってから。最後のサツマイモ 9月に収穫し、いままで食べ続けてきた「ベニハルカ」というサツマイモも、とうとう今回で終わった。無水鍋に大さじ4の水を...
別れ道 昭和24年12月、私は、大きな危機に見舞われた。勤務先の新聞社の活版部で、鉛毒検査が行われた際、私の左手の異常が発見され、らいの診断を受け解雇を言い渡されたのである。私は、自分が少年の頃、療養所に入院し、治療の結果無菌を証明されて退所したことを説明したが、会社側は証明書を示さないことには信用しそうもなかった。それで私は、翌日証明書を入手するために病院を訪れた。受付で案内を乞うと私は、外...
(9)Genesis - The Cinema Show (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
報道の自由度ランキング、日本は180ヵ国中70位・・・いまこそ「マスコミの政治部記者が、権力者の代弁者になっている」(泉房穂)という声に真剣に耳を傾けるべきだろう!!2030年 農業の旅→...
晴れし日は家族皆出て蜜柑もぐと便りの中の故里の秋その一生隔離政策に使われて林園長悔い多からん党友会の集りより帰る路めしいの君と肩くみ合わす柊の垣外を行く靴音に声かけてみたし隔離療養者われは洗いたる座布団カバーの乾きつつ風にゆらぐも喜びの一つ退園は煙突からと言いをりし友の棺を火屋に見送るあたたかき小春日浴びて歩こう会白杖の友とわが車椅子佐藤忠治さんの略歴明治34年生まれ。昭和29年多摩全生園入園。「...
石道を杖に叩きつつ歩み来る特徴ある妻の杖音ひびく病みつつも飯食ふ時は心せはし職人吾の気質かはらず探りつつものを確かめ置きし妻は眼明きの吾よりものおぼえよし吾が死後の角膜摘出証明書遺して置かむ盲妻のため麦匂ふ村を越え来て今日ひと日遊びつかれぬ江ノ島の海坂口伯石さんの略歴多摩全生園。『輪唱』(昭和34年) 2030年 農業の旅→ ...
新しいヒヨコを迎えるために、残っていた9羽のニワトリを4月13日に淘汰したが、残っていた最後の卵は「目玉焼き」にした。導入したヒヨコが卵を産み始めるのは、6ヵ月後の11月21日頃から。卵を使う量は激減するだろうが、月に1回くらいのペースで10個買うと思う。ポテトサラダ 無水鍋に大さじ5の水を入れ、煮立ったら乱切りしたジャガイモを入れ、1~2分で再度よく煮立ったら極弱火にして20分煮...
石田雅男さん「隔離という器の中で」P129~P137抜粋”晩婚”五周年━━雨の日も晴れの日も二つ割り平成11年5月22日、私たちは結婚しました。私が62歳、妻は49歳、13歳違いの夫婦の誕生でした。入所者の平均年齢76歳という療養所の世界では結婚ばなしも縁遠く、私たちの結婚は25年振りの目出度いでき事として多くの友人知己から祝って頂きました。早いものでそれから5年が経ち、私たちもそれなりに落ち着いたベ...
(8)Genesis - Just A Job To Do (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
面会の両親は醜く病む我に帰省するなと云ふ小さきその声療養祭に薔薇展写真展小鳥展あり我がカナリヤも吊されて鳴く午後四時に夕食を摂りゐる我が部屋を屋根屋ら屋根より見下してゐるいきいきと手を差しのべて受取りぬ父の死を告ぐ便りと知らず眉も植ゑ繃帯とれし我が顔を心をしづめて鏡に向ふ叔父二人住む川崎は灯とぼりぬ逢い難き身はバスに揺られて義務ならぬ慰安作業が種種ありてこづかれる如き理髪終りぬ死水とりくるるうから...
癩を病む吾の詠みたる歌なれば見することなし妻にも子にもたち消えのする炭なども支給して我慢をせよと予算書を示す癒え難き病ひと言はれひたすらに歌を友とし生きてゆくべし水澄める水面に映るみ歌碑の影を乱して鯉の遊べるおのもおのも過去も未来もあすなろに乗せて明るき看護学生山崎進志郎さんの略歴明治41年新潟県生まれ。上京して酒屋に奉公、数年してのれん分け。昭和17年発病。7月27日多摩全生園に入園。昭和27年...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニクの芽を先に入れ2分ほど炒め、その後厚揚げを入れ、弱火で蓋をしたりしてニンニクの芽に火が通ったらニンニク醤油で味付けして出来上がり。ハーブティ 左からアップルミント、タイム、レモンバームで、沸騰したら火を消して入れ、20分ほど蒸らし、ハーブを取り出して出来上がり。もらったトマトの残りウスターソースで。ちくわとスナップエンドウ ...
加賀田一さんの「いつの日にか帰らん」の中のこの項目は、特に重要なことが書かれています。そして70年後の現在も、日本の官僚機構は何ら変わっていない。「ローマ会議」の国際決議と日本「いつの日にか帰らん」P16~P20抜粋2001年の「らい予防法」違憲判決では、「らい予防法」の誤りは1960(昭和35)年には明確になっていたと認定しましたが、強制隔離が間違いであることは1956(昭和31)年のローマ会議...
(7)Second Home By The Sea2030年 農業の旅→ ...
「憲法記念日特集」れいわ新選組・大石あきこ、公明党はもう大きな一線超えてるんでね、平和の党と二度と名乗らないでくださいね!!2030年 農業の旅→...
視力失ひ残る片方の耳遠く次はいづこを病むにかあらむ癩を病むわれあるを知り子に嫁が来ると言ふなりおろそかならず会ひに来し幼孫らが視力なき吾に見よとて踊り踊るもかく踊る孫らに見えぬ目をむけて上手上手と言ひてかなしもお父さんが買ってくれしと視力なきわれに絵本を孫が示すも母と妻のみ知りてゐる病秘め駅の灯をさけ終列車待つ帰らねば村の噂になると言ふ妻の手紙を読みつつ病める癩を病む父とは知らずゐたるらし会えば俄...
注射カード探し持ちしとき風吹きて廊下に落しぬ拾い難きに小学校に共に学びし君はいま革新派の代議士となり吾は施療患者実験用に飼育されいる小動物におのおの医師の名札つけあり自主教育を守りてたたかう先生らをなぜ検束し減給するや洗濯物禁ずと貼りある風呂場の隅にてさるまた洗う六十歳のわれ大友宗十さんの略歴多摩全生園。『輪唱』(昭和34年)2030年 農業の旅→ ...
無水鍋を普通の鍋として使った。無水鍋に醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、練り製品1枚とアゲを入れ、生姜1片をすりおろし、煮立ったらタマネギを入れ、3分ほど煮てタマネギが少ししんなりしたらエンドウを入れ、極弱火にして5分ほど煮て火を消し、20分ほど放置し、混ぜて出来上がり。木の芽味噌 木の芽(山椒)を葉軸からとってすり鉢に入れてすり、味噌、みりん、酒、砂糖を入れてさらにす...
4月25日の石田雅男さんの記事 心のよりどころ(文芸・宗教)━生き甲斐を求めて の中に「小笠原登医師」が出てきましたが、そこをクリックして頂くと、「3月10日はプロミンデー」という宇佐美さんの記事が出てきます。宇佐美治さんは「野道の草」という著書を出されていて、その中に次のような面白い記事があったのでご紹介します。光田健輔園長が、初診察で「宇佐美、出て行け!」だってね、ここ(長島愛生園)へ入れば、...
(6)Mama (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→ ...
#ユースビオって公明党の関係先だったよね 2030年 農業の旅→...
手探りに歯磨の蓋まはしつつ取れたることも喜びのひとつ薬包紙に君の住所が書きあると知覚なき手に握らせくるるうららかな日射しを浴びて杖習ふ今日も新たな道を覚えぬ吾に来し賀状の抽籤番号を薬の袋に記してもらひぬ手を引かれ面会所より帰り来て植毛眉毛に溜りし汗拭くこんな綺麗な花を飾りて食事する盲ひのわれを仕合せといふ上田錦水さんの略歴明治44年生まれ。昭和28年多摩全生園入園。「一路」所属。『輪唱』(昭和34...
学校に行くに履けよと雪の夜兄が藁靴作りくれたり時いまし手術台にて乳房をば取られ居るかと妻をしおもふ生命ありて乳房とりしも悔なしと子にも孫にも恵まれし妻十二年会はざるうちに盲ひたるわれの手をとり姉はかなしむ予期せざる姉が訪ひくれ療養の長き悩みをつひに言はざりし眼を病める君の悩みは長かりし手術に見えて短かき命なるべくは便りすまじと思ひつつ消毒さるる年賀状出す僅かなる頭痛などで休まれぬ付添夫われに朝鳥の...
鍋に水を少しと乱切りしたトマトを入れ、市販のブナシメジとアゲを入れ、ジャガイモとニンジンとタマネギを入れ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮て火を止め、20分ほど放置し、混ぜて出来上がり。キャベツの酢・醤油炒め 熱したフライパンに油を入れ、食べやすい大きさに切ったニンニクの芽とトウガラシの小口切りを炒めざく切りしたキャベツを入れ、キャベツに火が通ったら先に酢を入れ、30~60秒後に醤...
石田雅男さんの過去記事を捜す時に「石田雅男」と検索を入れるが、その時に「石田」に反応して「石田哲也」さんの記事も出てきた。〈2009~2021年のブログ内で検索〉一時、石田哲也さんの動画が見れなくなっていたが、今日はまた見る事ができた。久しぶりに石田哲也さんの動画をお楽しみください。折々のことば 2020年7月10日折々のことば 2019年9月12日2030年 農業の旅→...
(5)Genesis - Illegal Alien (Official Audio) 2030年 農業の旅→...
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いのちの初夜⑤(前日のつづきです)木立を透して寮舎や病棟の電灯が見えた。もう10時近い時刻であろう。尾田はさっきから松林の中に佇立してそれらの灯を眺めていた。悲しいのか不安なのか恐ろしいのか、彼自身でも識別できぬ異常な心の状態だった。佐柄木に連れられて初めて這入った重病室の光景がぐるぐると頭の中を回転して、鼻の潰れた男や口の歪んだ女や骸骨のように目玉のない男などが眼先にちらついてならなかった...
(1)Genesis - Dreaming While You Sleep (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
つばさの党幹部3人逮捕!!・・・つばさの党の「妨害」にかこつけて聴衆の「ヤジ」を規制するような動きに要注意!! 2030年 農業の旅→...
働きたし大向日葵ひまわりに見おろされ木の実落つ試歩路の空の青からむわが失明知らぬ母在す雪の果梅干を頬張り男暑に対す桐きり一葉足もとに落ち盲いなり手を触れに来る妻の墓四囲枯るる盆太鼓音闇に溶け亡ぶ癩花八つ手膝に零こぼるる飯許せ不治の眼に母子雀の呼び合へる蝉せみ涼し今日ありて読む点字の書冬枯や地に力こめ松葉杖紙鶴一羽不意に落ちたり秋の風 2030年 農業の旅→ ...
空きベッド誰彼となくきて昼寝わが失明知らざりし母の墓拝む替えられし杖を探しに来て端居左右唇でたしかめ足袋を穿く夢に踏む落ち葉に音のなかりけり舌読の点字書冬の陽にさらすつき減りし杖比べあい春惜しむ遺品焼く煙と知らずあたりいし信じねばならぬ父の死水鶏鳴く秋風や姓の異なる癩夫婦2030年 農業の旅→ ...
無水鍋に大さじ5の水を入れ、乱切りしたジャガイモを入れ、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で蓋を開けてつぶす。途中で焦げ、ガスコンロの火が消えたので、蓋を開け、水を加え、再度煮たので、つぶす時にうまくつぶせなかった。タマネギのスライスを入れ、キュウリはスライサーで薄切りし、塩もみをして、20分ほどでキュウリがしんなりしたらさっと水で洗い流し、水気をしぼったキュウリをジャガ...
いのちの初夜④(前日のつづきです)風呂場は病棟と廊下続きで、獣を思わせる嗄れ声や、どすどすと歩く足音などが入り乱れて聞こえてきた。尾田がそこへトランクを置くと、彼女等はちらりと尾田の貌を見たが、すぐ視線をそらして、「消毒しますから・・・。」とマスクの中で言った。一人が浴槽の蓋をとって片手を浸しながら、「良いお湯ですわ。」入れというのであろう、そう言ってちらと尾田の方を見た。尾田はあたりを見廻したが...
(10)No Son of Mine (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
「『国が殿様、地方は家来』玉城デニー知事」「官房機密費を選挙に?」「吉村大阪府知事『0歳児に選挙権』と万博」など2030年 農業の旅→...
花の種子蒔いて世にあるおもひかな不具の手を逃げころげたるみかんかな祭り酒酌み合ふ古き顔も減り渡辺城山さんの略歴多摩全生園 大正3年宇都宮生れ。小学6年生(13歳)で父を亡くし母親と一緒に石切りの仕事に従事。昭和6年17歳の夏ハンセン病罹患が皮膚科専門病院で判明、多摩全生園に入園。昭和9年頃句作を始め、芽生会の若手として嘱望される。16年以降、患者の医療や生活防衛に活動。昭和12年、所内結婚。昭和2...
昼蚊帳の底に病みをり麦の秋並び寝のベッドの裾に月歩む運び行く菊に従ふ小さき蝶郭公や樹海は朝の霧吐ける嘘交ぜて母の炉話美しく秋風やわれと古りたる傷一つ虹を見る窓に病人顔重ね揺るるとき鉄砲百合は蜂を吐く好きな句を点字に打ちて長き夜を桂玲人さんの略歴多摩全生園 明治38年東京生まれ。徴兵検査甲種合格。騎兵隊に入営中ハンセン病に罹り神山復生病院に入院。昭和6年、26歳で全生病院に転院。入院後の経過は良好で...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギとエンドウの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。エリンギで煮物 醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、エリンギを入れ、煮立ったら弱火にして5分ほど煮て、グリンピースとスナップエンドウを入れ、さらに5分ほど煮て、コマツナとチンゲンサイを入れ、10分煮て火を消し、そのまま20分ほど置...
いのちの初夜③(前日のつづきです)道は垣根に沿って一間くらいの幅があり、垣根の反対側の雑木林の若葉が、暗いまでに被さっていた。彼が院内を覗き覗きしながら、ちょうど梨畑の横まで来た時、大方この近所の百姓とも思われる若い男が2人、こっちへ向いて歩いて来るのが見え出した。彼等は尾田と同じように院内を覗いては何か話し合っていた。尾田は嫌な処で人に会ってしまったと思いながら、ずり上げてあった帽子を再び深く被...
(9)Genesis - The Battle Of Epping Forest (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
今日の「鳶の羽」さんの記事3つ選挙が来たなら・・・お別れね国家公務員が何故マイナカードを使わないのか。村岡兼造のノートがあるなら・・・2030年 農業の旅→...
療養に古りゆく月日日記買ふ目に及ぶ病を怖れ梅雨籠り卯の花を手向けて巨き死を悼むかなしみの静かに襲ふ火鉢かなとんぼ釣る此のわらべらに父母遠し平凡な盲の月日笹子鳴く(注)笹子とはその年生まれのウグイスの幼鳥卯の花にけぶれる雨や一杉忌 一杉は明治27年生まれの俳人。医者でもあり、各地の療養所のハンセン病患者に俳句を指導したことで知られている。ハンセン病は伝染力が弱く、しかも特効薬もある。ところが、患者...
虫なく夜真黒な林を透けて月徐々に上る頃あまねき武蔵野の曠野は断然━━虫の世界とはなる。昼の生活線に疲れきった男女がその心の深傷を洗ふべく虫の世界を覗いてゐる。早川兎月さんの略歴全生病院。栃木足利に生れる。大正15年3月全生病院に入院。昭和3年頃から句作を始め、同郷の武井柚史を得て句作修行に専念。昭和8年俳壇「芽生」の編集長となる。昭和10年頃から病気が悪化し11年失明。昭和15年逝去、37歳。15年...
3合の白米を洗って水を入れ、酒50CCと塩をひとつまみ入れ、水を加えながら3合の目盛りに合わせて混ぜ、150gのグリンピース(米1合につき50g)を入れ、炊けたら混ぜて出来上がり。コマツナの煮物 「エリンギ」というキノコを始めて使ったが、まるで「メンマ」のような食感だった。しかも2つ入って100円ほど。最近買い始めた「ブナシメジ」や「ヒラタケ」に替えて、しばらく「エリンギ」にしてみ...
いのちの初夜②(前日のつづきです)2日前、病院へ這入ることが定ると、急にもう一度試して見たくなって江の島まで出かけて行った。今度死ねなければどんな処へでも行こう、そう決心すると、うまく死ねそうに思われて、いそいそと出かけて行ったのだったが、岩の上に群がっている小学生の姿や、茫漠と煙った海原に降り注いでいる太陽の明るさなどを見ていると、死などを考えている自分がひどく馬鹿げて来るのだった。これで...
(8)Genesis - Jesus He Knows Me (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
過去記事より囚人(学校) 石田哲也作品集2030年 農業の旅→...
(2)Domino Medley (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→...
週刊金曜日編集後記週刊金曜日オンライン2030年 農業の旅→...
地引網をともに引きたる村人の顔が浮びくる夜のベッドに古里の妻より届きし飛魚を食ひつつ次第に寂しくなりぬ癒ゆるなきわが身虚しく足引きて礼拝堂の段ふみのぼるふたたびはいきて逢ふ日のなかるべし吾を育てし伯母と思ふに日をつぎて死にゆく友を思ひつつあたらしき薬の包を開く新薬の反応ならむこの夕べ現ともなき意識がつづくおのづから心寂しき日暮時余韻は長し礼拝堂の鐘浜崎三之助さんの略歴菊池恵楓園。『檜影集』(昭和5...
別れたる妻の噂を聞きし夜の寝ね難くして長く吐息つく萎えし手より滑り落ちたる石鹸は生き物の如く拾い難しも悼・津田治子雨ぐもはゆゆしく空をとざす朝老い夫置きて君は逝きたりあとかたもなくうすれゆく朝の雲教会堂を柩出でゆく唄となり踊りとなりし酒の座にたたけど鳴らぬ手を叩きをり病む吾とともに正月を過ごさむと雪降るなかを父は来ませり古里の山にみのりし栗を茹で手萎えの吾に剥きくるる父萎えし手にフォークを持ちて飯...
ボールに小麦粉大さじ3と水を50CC入れて混ぜる。タマネギ大1個のスライスを入れ、カツオブシパックを2袋入れて混ぜる。熱したフライパンにゴマ油を入れ、具材を入れ、7分焼いて裏返し、5分焼いて火を消し、余熱3分で出来上がり。皿にとり、マヨネーズを薄くぬり、醤油で。「玉ねぎ焼き」を参考にしたが、おいしかったのでまた作りたい。キャベツのトウガラシ炒め熱したフライパンに油を入れ、トウガラシ...
40年ほど音楽とは無縁だった。ほとんど聞くことはなかった。なのに、ジェネシスに出会ってから、はまっている。時代としては15年ほど前の曲なのか?いつの時代の人だったとしても、言葉が全然わからなくても、強烈にぼくの心に届いている。こんなことは初めて。なぜこんなに響いてくるのか、理由がわからない。しかしまだ、ジェネシスの曲の10%も聞いていないと思う。1曲作るのに、どれだけの時間を費やしたのだろう。こん...
(1)Genesis - Dreaming While You Sleep (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
維新との共闘が破綻し、衆院選が目前に迫り、慌てて国会での対決姿勢を演出し始めた立憲民主党のウソ~防衛財源確保法案に徹底抗戦するなら、なぜ防衛費増額や防衛産業強化法案に猛反対しなかったの?2030年 農業の旅→...
意志表示充たされ難き聾唖汝の瞼はやさしわが部屋に住む肩寄せし君の温もりの伝ひきて共に病みゐる傷を見せあふ一日の激しきこころ想ひつつ月あをき夜の蚊帳くぐり入る眉を描き紅差しをれば崩れゐるおのれうべなひがたく坐りぬわが為に生き来し母の痩せし背にしばし夕日の差すを見にけり眉の無き十二歳の吾を振り返り笑ひし媼を今に忘れず父の籍より長女吾は消されゐて後に弟三人生れり産むことのかなはぬ夫と吾なれば幼き姪...
野菜刻む包丁の音もととのひ来し新妻置きて吾は去り来ぬ夜の明けぬうちに古里に入るべしと眠り足らざりし布団をたたむ入りつ日に阿蘇のけむりの紅く映え遠く隔たる家の恋しも売られたる家の最後の夜にしていたく寂しく眠れざりけり川より運びし石を墓標に積み置きて家族悉くふるさとを去る病む吾を去りゆきし妻は山里に貧しく在りて炭を焼くといふ疎まるる病の吾れ故に嫁がざる妹が来て酒つぐ茫漠の世か地下足袋の土を落して注射場...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、魚ソーセージ、スナップエンドウの順に炒め、醤油とオイスターソースで味付けして出来上がり。タマネギ、エンドウ、グリンピースの煮物 出し汁と醤油、砂糖、酒、みりんを鍋に入れ、煮立ったらタマネギ、グリンピース、エンドウを入れ、再度煮立ったら混ぜて水加減を確認し、極弱火にして15分ほど煮て火を消し、冷めるまで20分ほど置き、混ぜて出来上がり...
5月15日(月曜日)、2度あることは3度あるように、またも例の箱(鳥小屋の傍の待受け箱)が土壇場で蹴られた。3度目の正直で「ゲット」と、書くつもりだったのに。ライバルも多い。(1)元巣の世話人(2)同じ集落の定年帰農の人(3)近くの施設「美しい森」に待受け箱を設置している蜂仲間と、分かっているだけで3人も。すでに3群捕獲しているのだから、目標は十分にクリアできているのに、分蜂群のことになると...
(10)Genesis - Alien Afternoon (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
『危険な関係』2030年 農業の旅→...
さしのべし手足の疵に看護婦のやさしき日ありて吾を泣かしむ盛り分けし飯うたがはず食べたれど立ちあがる時涙おちたり高野豆腐一つ炊きをり父ありて銭たまふかなし十五年が間吾がこころ率直なる日は故里の生計思ひて足袋をつくろふ弟のなみだ板縁におつる見て吾が幸のつきざるを思ふ吾がからだ臭ふと思へば夜毎来るねずみを怖れ眠れざりけり(蝿がたかるのはまだしも、鼠に狙われるとは・・・)汝よりものちに死なむと父は告...
手を曳きしことも記憶あり高校二年になりし吾娘の文読む許可を得て庭に出づれど一歩二歩我に近づき看守は見つむくつろぎて獄の夕餉に向かうとき愛しき我子の顔ふとかすめぬ朝日射す鉄窓に移しし菊鉢に蜂の飛びきてうすき影曳く信ずると言えど心に不安あり祈る思いで夕餉に向う綻びし囚衣縫い着て今日もまた手にする針に母を想いぬ木に残る年輪の如く吾が過去も残ると知りて恐ろしく雨降れば雨具なしとて休む子のかくも多きか淋しき...
3合の白米を洗い、水を入れ、酒50CCと塩を一つまみ入れ、3合の水加減に合わせて混ぜる。200gのグリンピースを入れ、炊けたら混ぜて出来上がり。次回から4合の白米に200gのグリンピースとするつもり。味噌汁 ジャガイモ、タマネギ、グリンピース、アゲを鍋に入れ、水と出汁の素を入れ、煮立ってきたらエンドウとコマツナを入れ、弱火にして15分ほど煮て味噌を溶き入れて出来上がり。スナップ...
過去記事より終戦時 三日三晩の文書焼却 2030年 農業の旅→...
(9)Not About Us (2007 - Remaster)2030年 農業の旅→ ...