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あめんぼ通信(農家の夕飯) https://terayama2021.blog.fc2.com/

料理・ハンセン病文学・護憲・・・等。還暦のころから自然と料理を作るようになりました。

あめんぼ
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2021/02/05

  • らい暗黒時代の 明石海人さん「白描」1939年

    癩は天刑である。加わる笞(しもと)の一つ一つに、嗚咽し慟哭しあるひは呻吟しながら、私は苦患の闇をかき捜って一縷の光を渇き求めた。━━深海に生きる魚族のやうに、自らが燃えなければ何処にも光はない━━さう感じ得たのは病がすでに膏肓に入ってからであった。齢三十を超えて短歌を学び、あらためて己れを見、人を見、山川草木を見るに及んで、己が棲む大地の如何に美しく、また激しいかを身をもって感じ、積年の苦渋をその一首...

  • 気に入った10曲

    (2)In Too Deep (Remastered 2007)2030年 農業の旅→   ...

  • くろねこの短語

    このタイミングで政治資金パーティ開く安倍派陣笠議員・・・総務大臣まで出席してスピーチする無神経!! 2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 白根太一さん

    らい病んでわが半生を絵にすがり絵具買う金のない日はひざを抱き夢にたつ父はただ目で物をいう音ばかりして逃げられたはえたたきアトリエの画布にも月がさえてくる慰安金二タ月ためて画布を買う糸杉の燃えるゴッホがきそうな夜アトリエは無念夢想になるところ白根太一さんの略歴栗生楽泉園 『ふるさとを捨てて』(昭和47年)に採録。 2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 佐藤多信さん

    目が見えた夢でめざめたけさの夢零下九度まひの手痛く床に抱く療養の身にふるさとがあってなしみとり妻もらい故郷の妻にわび午後八時盲導鈴も眠るころありがとう言えばはにかむ看護生ベッドから声聞き分ける見舞客節分の豆にすべったまひの足名も金もいらず見える目ひとつほし生意気に曲がった指の爪が伸び佐藤多信さんの略歴栗生楽泉園 『ふるさとを捨てて』(昭和47年)に採録。2030年 農業の旅→ ...

  • ハクサイとチヌの煮物

      姉にもらったチヌは、焼いてからハクサイと煮た。醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、煮立ったらざく切りしたハクサイを入れ、ハクサイが少ししんなりしたら、裏表10分ほどずつ焼いたチヌを入れ、生姜1片をすりおろし、落し蓋をして1分ほどで再度よく煮立ったら極弱火にして13分ほど煮て出来上がり。一昨日のカブの甘酢漬け赤カブは、この一品のために毎年作り続けている。万木(ゆるぎ)赤カブという品種で...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    癩拾年前隣人は私の生存を悪んだ五年前には同胞(きょうだい)が今は私自身がのこるは一人の母親だが涙ながらに生きてよと言ふ癩は僻ひがむ肉身は此の世かぎりのもの魂だけは暖かい快いところへ行きたいもの・・・有難い御坊さんの説教である。が「癩は僻む」こちとら(ゝゝゝゝ)は生身のまんまで熱いも冷たいもないんだぬくとがったり淋しがったりするものが霊魂なら霊魂なんか嗤っちまへ・・・と天秤たましひがどこかの空に行倒...

  • 気に入った10曲

    (1)Genesis - Dreaming While You Sleep (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...

  • 大竹まことゴールデンラジオ

     『日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー』【ゲスト:森功】12月26日2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 京 みやこさん(2)

    混浴へ面会の娘が脱ぎしぶりまひの手のかしわ手音にならぬ音年金で花を供えた父母の墓病む友の好きなわらびがうまく煮えしっかりと故郷の土へまひの足父親に似て来た夫の長いまゆサボテンの鉢け散らして猫の恋女です指輪の差せる手がほしいまひの手を特売場で出しおくれ米の値も知らず療養三十年新しい畳にすべるまひの足京みやこさんの略歴栗生楽泉園。大正8年7月奈良県生れ。昭和41年「高原川柳会」入会。『ふるさとを捨てて...

  • 栗生楽泉園 垣岡義純さん(2)

     療園は静かに暮れて湯のかおりこおろぎもとぎれとぎれに通夜に鳴く里帰り目と目で語りそれでよし里帰り苦労をかけた母の墓高原の暑さ寒さを盆が分けこおろぎは雨に追われて床の下容体に励ます言葉なく帰りほころびを付添いさんは見逃さず寝姿を浅間白根にのぞかれる垣岡義純さんの略歴栗生楽泉園 『ふるさとを捨てて』(昭和47年)に採録。 2030年 農業の旅→...

  • クリームシチュー

    熱した無水鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、タマネギがしんなりしたら残りの野菜(ジャガイモ、ニンジン、カブ)を入れて炒め、全体に油がまわったら3カップの水を入れ、煮立ってきたらシチューのルーを2個入れ、極弱火にして2~3回混ぜながら15分ほど煮て、牛乳を1カップ半入れ、さらに5分ほど煮て火を消し、そのまま放置して出来上がり。ダイコンおろし目...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    癩の憂鬱Oは授業中に突然狂い出して狂癩院に送られ、Uはダイビングで心臓麻痺を起し、Mは頸動脈を切りそこねて教師となり、Iは牢獄に肺を蝕まれて死んだ。━━頁を繰りながらそんな事ばかり憶い出していた私は、同窓生名簿を火鉢の中に投げこんで立上った。国立療養所長島は赤松山の若葉朶に六月の太陽がさんさんと明るい。ふるさとでは今日からはじまる予防週間に、母や妻が、ひそかにおびえていることであろう。あらしのあと風...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (10)No Son of Mine (2007 Remaster)2030年 農業の旅→...

  • 四丁目でCan蛙

     「イスラエル政府が『緊急事態条項発令』戦時体制下に」「自民党がねらう『改憲』と『緊急事態条項』」「トラック運転手不足に・・・」「万博の機運醸成に38億円」など2030年 農業の旅→...

  • 飛騨の山猿 マーベリック新聞

     【やはた愛記者会見】(次期衆議院議員選挙 公認候補予定者 大阪府第13区・比例近畿ブロック)2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 京 みやこさん(1)

    花一輪生けて女を失わず麻痺の手の針をせかせる冬支度帰省許可明日にも逢える母の墓療園で女盛りを病んですぎ針箱で針が泣いてるように錆び療園で便り出さぬも思いやりポケットの中で泣いてる曲った手面会が帰り孤独な膝を抱く言い過ぎた夕餉の後の膳を拭く一鉢の花に泣く目を救われる廃品の中へ未練も少し捨て翔びたいと思う女の吹きだまり  2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 垣岡義純さん(1)

    ふるさとの便りとだえていくとせかそっと来てナースふとんをかけてくれはいはいと実習生のいじらしい名医の転任ともづなが切れたようふるさとの祭りばやしが耳にあり弱視でもことしも書けた年賀状掃除婦はベッドのよごれ口にせず消毒がばらの素顔を少し換え捨ててきたわがふるさとは城下町 2030年 農業の旅→ ...

  • カブの甘酢漬け

      皮をむいてスライスしたカブをボールに入れ、塩をふってもみ、何回かもみながら、しんなりするまで30分以上置く。赤かぶを1個入れる(赤カブは皮をむかない)と、全てのカブがピンク色に染まる。その間に甘酢を作る。180CCの水を鍋に入れ、点火して出汁の素を少し入れて溶かし、120CCの酢と砂糖50gを入れて溶かし、ユズ1個の皮をすりおろす。カブがしんなりしたら水で洗い流し、水気をしぼりながら瓶...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    追悼詩━━故山川信吉兄の霊に捧ぐいつぞやのたはむれ言がまこととなって思ひもよらない君の葬ひの歌を今日は歌はなければならない然も私は熱に臥て君に最後の訣れを告げる由もない信吉君君と過した一年足らずが此の頃の私の一番生き甲斐のある明暮であった私の作った器にいくらかの値があるなら土を捏ね火を焚いた君にその半は酬ひられよう信吉君これら私の貧しい営みの半を君に捧げなかばを神に捧げるとこしへの御座のもとで再び相...

  • 気に入った10曲 (その2)

      (9)Small Talk (2007 - Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • 四丁目でCan蛙

     いつの間に「殺傷兵器の輸出解禁」「『桜を見る会』と反社勢力」「紙の保険証来年12月廃止」などアレコレ2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 水田由里さん

    蚊帳の中に蛍を入れて子供等に仲よく寝よと母は声かける布団干してふくらむ寝床にねむる夜友とヨモギを摘む夢見たりゆっくりと降り来る雪は道に解け冬木の枝に丸く積れる熱高く渇きし口に夫がむきし滴るリンゴの冷たく甘し入所する荷物に母は紅おしろい姫鏡台もおさめくれたり祖父と父が付き添い園に向う道切れし鼻緒を父がすげくれ老い母も作りくれたる草ダンゴ車を駆って甥は来たれりひとつづつ笹に包みて家族らが心をこめしぬく...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(13)

    姫ライラックの花より朝の光の中にやわらかな花の香りがただよっている花の香りの中へ顔をつっこむ小さな鉢の姫ライラックだ挿木から育て冬の寒さから守り三年目にやっと二十センチほどにのびた姫ライラックだ舌先で花の蕾をさがす小さな枝に蕾がいっぱいついている鉢をまわしながら舌先にたしかめる蕾何のかたちに似ているかなまま子の尻ぬぐいの実ともちがう幼いころに唇を紫に染めながら食べた桑の実に似ている桑の実を群馬県で...

  • ダイコンの味噌煮

     熱した鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、乱切りしたダイコンの順に炒め、ひたひたに水を入れ、少しの醤油、砂糖、酒を入れ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮て、味噌をみりんで溶いて入れ、ユズ1個の皮をすりおろし、5分ほど煮て出来上がり。キャベツの酢醬油炒め熱したフライパンに油を入れ、トウガラシ1個の小口切りを炒め、キャベツを入れ、キャベツに火が通ったら先に酢を...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    民謡 恵みの鐘鐘が鳴ります あの長島にヤンレ 恵みの鐘が鳴る鐘は明け六つ ホン二明け六つ明けの鐘くらい歎きの長い悩みの夜があける鐘が鳴ります 光が丘にヤンレ 恵みの鐘が鳴る鐘は暮れ六つ ホン二暮れ六つ暮れの鐘今日の憩ひに明日の希みに日は暮れる小曲 母このごろを遠のく便り━━母よこのやうにして父とも訣れた想ひの隈にくろづむ影よ身を病むに流離の十年面影は夢にも淡くのぼりくる島の頂にくったくのない鳶のこゑ...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (8)Genesis - Congo (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(8)

     ゲート・ボールほんのすこし打つだけだのに全身を硬くさせ長年たくわえてきたものを吐きだすかのようにボールを叩いたボールはため息を引きずるようにころがったわずかにそのわずかなことにはしゃいで人はスチックを立てそっと 時間の重さを置いたなんともいいようのない風が吹き抜けみんな一様に苦しみ耐えみんな一様に歳を経たそれだけにちょっとしたことがおもしろくてたまらないのだコツン と音たてボールは低いゲート...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(12)

     柳行李狭い押入の中に窮屈そうに納っている柳行李煤けて黒光りしている。私との付合いはライの治療に出発する際父が買ってきてくれたのが始まり。大きくもなく小さくもなく手ごろで丈夫な三番行李と言って父は蓋を開けた。一緒に買ってきたらしく中には下着類が詰っていた。それらを覗いてみて私の旅も長くかかるかもしれないと暗く冷たいものが心を吹きぬけていった。私の小さい頃、前の家のおじさんがライの治療の旅にでて...

  • お好み焼き

      太めの千切りにしたキャベツ200gをボールに入れ、薄力粉100gを入れて混ぜ、水150CC(今回は牛乳があったので内50CCは牛乳)を入れて混ぜ、溶き卵1個と、さっと湯通しした豚肉100gを入れて混ぜる。熱したフライパンに各大さじ1の油を入れ、裏表7分ずつ焼いて出来上がり。2030年 農業の旅→...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    詩昨日は二つ今日は一つこの頃 詩(うた)の出来るのは先きの短い魂のこの世にのこす歔欷(すすりなき)おもひでふるさとの春はひねもすれんげ田にぬるむ鳥ごゑふるさとのかすむれんげ田末とほく富士の根となるふるさとの山の南面(みなも)は新茶つむ乙女らの唄ふるさとの乙女のどちは若き日のわれによかりきふるさとの春のおもひにわが心しきりになごむ今日今日もむなしく暮れてゆく昨日もおとといもそうであった明日もあさって...

  • 気に入った10曲 (その2)

    (7)That's All (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→...

  • 四丁目でCan蛙

    「辺野古でなくても良い(選んだ理由)」「国民に増税、企業に減税、脱税の自民党」「クロ現の国谷さん」「万博」など2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(7)

    雪が消えたら頼んでおいた種が届いた雪が消えたら と色刷りの鮮やかな種袋をならべ今年の野菜作りを話した今年はモロコシも作る稔りの秋になるとやってくる熊に食い荒らされぬようにモロコシの場所を話した二人だけの細い食なのにあれもこれもと作ってみるたのしみを重ねて今年の種代は二千円を超えていたかつて南瓜と馬鈴薯だけ植えどうしても収穫量をあげなければならなかった病いをつのらせながらも生きるための畑仕事のことを...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(11)

    松蝉のうた1ゼーゼーゼーゼー1948年夏あの日も松蝉が鳴いていた私の気管は日に日に狭ばまりついにまったくの呼吸困難から気管切開へと追い込まれた当時療養所には「のど切り3年」という言葉があった気管切開した患者のいのちはせいぜい3年が限度だったからだのどを切り開き気管にカニューレを填め込む手術台の上で窓越しにゼーゼーゼーゼー松蝉の声そして私のカニューレはその声をすっかり吸い込んでしまったのだ2ゼーゼー...

  • クリームシチュー

      ハウスバーモントカレーを買おうと見たら、隣にハウスクリームシチューがあったのでこれも買った。以前は牛乳と薄力粉で作っていたが・・・。カレーのルーは3個ずつ4回に分けて使っているが、クリームシチューは8個入りだったので、2個ずつ4回に分けて使うことにした。カレーと作り方はほとんど同じだが、シチューには、カブも入れた。熱した無水鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    鉦誰が死んだのか、知らせの鉦(かね)が鳴っている。日が暮れて寒い雨が降っている。こんな日に私も死んでゆくのではないか。乙女達が婚礼の日を思うように、私は死ぬ日の事を考える。汚れた壁の傍で息をひきとるときも、付添夫が湯灌をする間も、お仕着せの浴衣を着せられて解剖室へ運ばれる時にも、柩車に乗って赤土の切通しを火葬場へ向かう途中も、このような雨が寒い音をたてているのであろう。葬列には友人の誰彼が「こんな...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (6) It's Gonna Get Better (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • 四丁目でCan蛙

    「今すぐ停戦を」「コロラド州、トランプ氏を大統領候補と認めず」「辺野古訴訟、沖縄県敗訴」「広島市長と教育勅語」「大阪万博」などアレコレ 2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(6)

    春がきたぼくが住んでる草津高原今は 春三月三月の道はどろんこ谷間の熊笹をなで凍結の山にふるえていた風がかすむ風景の中へ流れこんでいくのが見える<あのちょこんととんがっている山古い 父の帽子>松林を静かに囲む高原の三月ひな祭りも過ぎ療養所の白い建物赤い屋根がにぶく反射していたその反射の中盲人ひとりどろんこ道を歩いていく帰郷いきなり子供が飛びだしてきたそれはまるで過ぎ去った時間が錯綜するようなそん...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(10)

     義眼の中に花が散る私の顔の一部となって馴染んできた 義眼が何を見ようとしたのか 突然ポトンと 脱け出しコロコロ転がりながら 走ってゆくそして 大地に座りこむ高原の澄みきった五月の空を みつめている桜の花が 散っている上向きの義眼の中の 空輝いて 花びらは静かに音もなく静かに 散ってゆく兄への土産思いがけずふるさとの兄からの手紙農作業の暇になる八月のお盆前後に訪ねて来るという別れたのはいつであ...

  • ネギと練り製品の煮物

      醤油、砂糖、酒、みりんと水を無水鍋に入れ、煮立ったら練り製品を入れ、弱火で5分ほど煮て、ざく切りしたネギを入れ、豆腐を置き、生姜1片をすりおろし、カツオブシをふり、強火で2分ほど煮てよく煮立ったら極弱火にして7分ほど煮て火を消し、余熱10分ほどで出来上がり。キャベツの酢醤油炒め熱したフライパンに油を入れ、トウガラシ1個の小口切りを入れ、ざく切りしたキャベツを炒め、キャベツに火が通ったら...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    (歌日記)兆しくる熱に堪えつつこれやかの環が声を息つめて聴く「環女子来る」の噂が待望となり、待望が愈々現実となって、三浦環女史をこの島、長島愛生園の礼拝堂にお迎えしたのは、一昨年の紀元節の当日であった。この日女史は岡山で講演される忙しい日程の中を、わざわざお訪ね下すったのである。ふだんはソプラノなどには怖気をふるっている老人達までが、続々と礼拝堂へ集って来て、神妙に膝を正していた。やがて、導かれて...

  • 村野瀬玲奈の秘書課広報室

    東京地検特捜部が本当に自民党の裏金問題に徹底的にメスを入れるのか、国民からの注目と圧力が必要。検察が自民党と手打ちをすることを許してはならない。 2030年 農業の旅→...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (5)Taking It All Too Hard (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(5)

    春私は馬鈴薯を植付けていた地獄谷のウグイスはいつのまにか谷渡りの囀りをひびかせさわやかに横切っていくここから見る納骨堂はぼんやりとしろく霞んでいる私は納骨堂の桜を確かめに立ち寄った蚋ぶよのような黒い星が目の前いっぱい飛んでいるそんな私の視力に桜の花群はただぼやっとしてしろく浮かんでいた 「七百五十余が十年後には五百になる それは 誰れだかわからないが 机上での計算ではそうなっている」私は新しい...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(9)

    春の雪大きな雪が降っている綿を千切ったような春の雪が降っている掌を差し出して受け止める雪は静かにつもる耳を近づけると何んて慎ましやかな音を立てて春の雪は掌に降るまだ麻痺に侵されずにいた四十年前を思い出しながら受け止める私の病気を治そうと親たちがあれほど心配してくれたのに知覚を失ったこの掌今では元の形すら残っていない忌わしい時間と空間を雪は埋めるように掌に降りしきる掌に雪を乗せたまま私は雪の中を歩い...

  • 豆ごはん

      古い炊飯器の状態がおかしくなり、新しい炊飯器を買った。これまでは一升炊きで、2日に1度、五合を炊いていたが、新しく買ったのは5.5合炊きであり、5合炊くとうまく炊けず、4合でもうまく炊けず、結局3合を炊くようになった。大は小を兼ねるとは、よくいったものだ。5.5合炊きでは5合炊くと、うまく混ぜれなかった。3合なら、毎日炊く必要がある。新しい炊飯器で炊いたご飯はおいしい。冷凍庫に最後のグ...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    (歌日記)癩に棲む島に盲ひて秋ひと日替へし畳をあたらしと嗅ぐこの療養所に来てから二度目の畳の表替である。前の度にはまだ眼が見えていて、淡緑の面をくぎる黒い縁の直線が、すがすがしく眼にも映ったのであるが、今でも眼には見えなくとも畳の新しいのは快い。切味のよい剃刀の手ざわりである。もぎたての果物に歯をあてた感じである。臭覚にしみる特有の匂い━━畳の上に生れ、畳の上で育って来た過去のあらゆる経験が、この匂...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (4)No Reply at All (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...

  • 鳶の羽

     心配ないからね~・・・辺野古は完成しないから2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(4)

    棗(なつめ)の実夏がくると一本の木を思いだす木は隣りの目立屋の屋根に細い枝をのばし小さい実をぶらさげていたその木を棗だと教えたのは父であったか兄たちだったろうかふるさとのたった一つ実をつける木びくびくしながら登る細い木だぼくはもう何十年とその実に出会っていないのに夏になるとぼくは木の下に住んでいつはてるともなく甘くも酸っぱくもない実を噛じっている朝から暑さをかきたてる蝉が鳴いている高原の夏は今年で...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(8)

    馬ガサガサと背に積んだ刈青草をゆさぶりながらバッタリバッタリすれちがって行った馬がすっかり忘れていたふるさとの匂いを私に置いていってくれた 義眼の奥の風景立秋を過ぎるとここ高原の風景は変る松虫草の花の色から竜胆(りんどう)の花のむらさきに変り澄みきった青空に魅せられたように白い雲が吸われてゆく一瞬 浅間山は噴煙の呼吸を止めるすると神経質な白樺の梢は早くも冬の気配を感じて風におびえそして眼ばたき...

  • ホウレンソウを使った2品

    ホウレンソウのおひたし ホウレンソウ炒め  熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ざく切りしたホウレンソウ(カツオブシを振った)の順に炒め、溶き卵(砂糖を入れた)を入れて炒め、卵に火が通ったら醤油で味付けし、1分ほど炒めて出来上がり。ダイコンおろし子持高菜の酢味噌和え   子持高菜は薄切りして、3~4分茹でて水にとり、水気をしぼる。ボールに、各大さじ1の酢とレ...

  • 長島愛生園 明石海人さん

    (歌日記)捜りゆく道は空地にひらけたりこのひろがりの杖にあまるも眼が見えなくなって、始めて杖を突いて出て歩くのは可なりな勇気を要する。人に見られるのが嫌だと云ふよりも、自分自身に対する侘しさに堪え難いものがある。自由自在に出歩いてゐた道を、杖に頼らなければ一歩も歩けないと言ふ、生活能力の低下に対する忌々しさである。 眼が見えなくなってからずっと閉じ籠っていたが、或日美しい小春日和に誘はれて、初めて...

  • 気に入った10曲 (その2)

    (3)Man on the Corner (2007 Remaster) 2030年 農業の旅→ ...

  • 飛騨の山猿 マーベリック新聞

    大石あきこ関西生WCH議連れいわ12月13日不定例記者会見 2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(3)

    雨よ どしゃぶりに降れぼくは静かに降る雨を見ている誰もいない部屋ガラス窓に息を吹きかけ指で こすったりする白根の噴煙は雨雲の中に一筋 しろく流れている雨が こんなにも静かに降ることができるのにふるさとを離れる真夜中の駅では桶からあふれるほど激しく降った汽車の窓もあけられずぼくは母の手を確かめることができなかった車窓にぶつかる横なぐりの雨が灯火管制の暗がりに佇む母を矢のような光りで包んでいた雨よ 静...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(7)

    日めくり柱にかけてある暦をめくる知覚が残っている口で一枚をたしかめ夢と期待をこめて今日の扉を開くだがそこには昨日とおんなじ仏滅もない大安もない日曜もない虚無の活字が印刷されてあるだけその暦に私の義眼が映っていた片っぽうが横っちょになっておどけたように映っていた流れNHKの朝のドラマが終る八時半これを合図のように私たち不自由者は廊下へ流れ出るせわしく杖でまさぐりながら大きな靴をひきずりながら義足を軋...

  • カレー

    熱した無水鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、タマネギが少ししんなりしたらジャガイモとニンジンを入れ、全体に油がまわったら3カップほどの水を入れ、煮立ってきたら3個のルーを入れ、ルーが溶けたら極弱火にして10分ほど煮てウスターソースとケチャップを入れ、さらに10分ほど煮て出来上がり。間で何回か混ぜた。バターナッツナンキン焼き  裏表6...

  • 多摩全生園 北條民雄さん

    ハンセン病文学全集4(記録・随筆)のP587~P590を抜粋しました。又か、ということ近頃人に会うと、もうそろそろ癩を切り上げて健康な小説を書いてはどうかとすすめてくれることが多い。そのたびに私は、ああそのうちに書きますよ、と答えておくのであるが、しかし本当のところを言うと、まだなかなか癩から抜け出ることなど出来そうにもない。いや、抜け出ることが出来ないというよりも、反対に、もっともっと癩小説を書...

  • 気に入った10曲 (その2)

    (2)Tonight, Tonight, Tonight (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(2)

    栗生望学園ぼくは 差しだされた新聞を読んだ「大本営発表」と新聞が読めたのでうしろから二番目の窓際の机がぼくの席となりました古い読本を読み算術は足し算に引き算そして三桁あまりの掛け算勉強はそれだけ何の試験もない二十人あまりの学園学園の先生もぼくと同じ病気です学園からぼくが歩いてきた浅間の山がくっきり見えます狭い校庭にいくつも桜の木があります桜の木に実がなると女の子も木登りします二年生も登れば尋常高等...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(6)

    耳耳鳴りしか聞こえなかった耳に看護婦の足音がしてきた寝返りのベッドの軋みを聞いた松の枝を風がゆさぶっていたいきなりトンネルから飛び出てきたような友の声口いっぱいお茶を含んでまっしろい視界にわたしは音をたしかめていた高原は四月高原は四月永すぎた冬がふんぎり悪い終止符をうった葉を巻いて寒さに耐えた石楠花(しゃくなげ)すっかり葉を広げ高原は四月防寒の手袋を脱ぐ白杖を握る手麻痺して冷たいけど母の形見の温か...

  • 多摩全生園 北條民雄さん

    「怒ることも笑うことも出来ない。勿論心中では怒り、或は笑っているのである。しかしその表情は白ばくれているように歪んだままよだれを垂らしているのだ」・・・文中より。自分の思いと表情の不一致。この病気は人間の、その人らしい表情をも奪う。ハンセン病文学全集4「記録・随筆」のP584~P587を抜粋しました。表情表情を失って行くことは真実淋しいものである。眼は心の窓であるというが、表情は個性の象徴であろう...

  • 気に入った10曲 (その2)

     (1)Land Of Confusion (Remastered 2007)2030年 農業の旅→ ...

  • 四丁目でCan蛙

     「辺野古軟弱地盤640億改良工事」「文科委員会で強行採決」「原発事故処理費用23.4兆円に」「安倍派、二重帳簿?」「万博」など2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 越 一人さん(1)

     乗車を拒絶せられて山道を徒歩にて来にしは六年前のこと草津へ通づる線路をただ歩き我は来りぬ父と兄と三人は病み病みて六年ともなれば真夜中に湿布することも悲しと思はず病みつけばそのときどきに変りたる注射液の名を吾がおぼへたり畳二枚はなれて壁のカレンダーに向ひて右眼の視力をためす父逝きて心は淋し渓流の石咬む音を冬山に聞く帰れる日なしと思ひし古里に心たかぶり駅におり立つ向ひ合ふ炬燵に母は背をまるめいつ...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(5)

    プロミンらいに侵され傷ついた指先の厚いかさぶたがとれたと そこには赤ん坊の肌みたいな柔かい皮が張っていた指紋のない皮膚だけどふたたび失った知覚がよみがえってくればこの指先で点字のあの小さな点をとおし人いきれと埃立つ街時の往来も見えるかもしれないだがプロミンで傷は治り新しい皮膚が生まれたというのに知覚は戻って来なかったプロミン戦後の1946年、すでにアメリカで開発をみていたスルフォン剤によるハンセン...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(5)

    プロミンらいに侵され傷ついた指先の厚いかさぶたがとれたと そこには赤ん坊の肌みたいな柔かい皮が張っていた指紋のない皮膚だけどふたたび失った知覚がよみがえってくればこの指先で点字のあの小さな点をとおし人いきれと埃立つ街時の往来も見えるかもしれないだがプロミンで傷は治り新しい皮膚が生まれたというのに知覚は戻って来なかったプロミン戦後の1946年、すでにアメリカで開発をみていたスルフォン剤によるハンセン...

  • 子持高菜を使った2品

    子持高菜炒め熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、厚揚げ、薄切りした子持ち高菜の順に炒め、醤油とオイスターソースで味付けして出来上がり。子持高菜は風味があり、少し苦みのある爽快な野菜であるが、あまり市販はされていない。食べ方は以下の3方法がおいしいと思う。(1)緑の部分はざく切り、白い部分は薄切りして炒める。(2)薄切りして2~3分茹でて水にとり、水気をしぼり、酢・味噌・砂糖で和...

  • 多摩全生園 北條民雄さん

    ハンセン病文学全集4「記録・随筆」のP582~P583を抜粋しました。なお、読みづらい仮名づかいは現代仮名づかいに改めさせて頂きました。言ふこと→言うことやうに→ように思ひに→思いに花花というものを、しみじみ、美しいなあ、と感じたのは、この病院へ入院した次の日であった。今は収容病室というのが新しく建ったので、入院者がすぐ重病室へ入れられるということはないけれども、私が来た当時はまだそれが出来ていなか...

  • 気に入った10曲

      (10)Firth Of Fifth (Remastered 2008)2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 松本茂子さん

    療園に行くなと泣きし子供たちも今はそれぞれ親になりたり面会に来し娘の話つきせぬに時計は夜の十二時打ちぬ麻痺の手に絞りきれず干す肌着よりいまだに雫滴る音す弱き眼に見えるは白衣の姿のみ挨拶すれど誰か解らぬ格子柄あかるき色の炬燵掛に親しみながら一人のわが日日夢かとも思ふ療園の様変わり鉄筋コンクリートの部屋にわが住む母よりも二十年永らえし我なるかただ病に苦しみ日日を過ごして新しき足の補装具我が履きて畳の上...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(4)

    わが友は傷の癒ゆるを待ち得ずに残雪の北海道へ帰りて行きぬ雪混る風に真向い探りつつ盲導鈴ひびく坂を登りぬ桜桃の熟しておらんふるさとの会津に似たる風の匂い来配分する品に番号の札をつく盲人一九三名に届きたる服幾年も充員運動続けおるにわれらのたのむ医師は去りゆく八百の入園者がいるわが園に七つの宗教と六つの教堂盲いわれ七つの花の鉢守りて高原の冬ようやく越しぬ蕗の薹は咽喉に効くよとともどもに咽喉痛みし友は摘み...

  • カブの甘酢漬け

      カブ750gはスライスして塩をふってもみ、何回かもみながら30分以上してカブがしんなりしたら、さっと水で洗い流し、水気をしぼりながら瓶(コーヒーの瓶を使っている)に入れる。その間に甘酢を作る。180CCの水を鍋に入れ、出汁の素を入れ、煮立ったら50gの砂糖を入れ、砂糖が溶けたら120CCの酢を入れ、冷めたらユズ1個の皮をすりおろし、瓶のカブに注いで出来上がり。一晩経過すれば食べれる。常温...

  • 栗生楽泉園 板倉峰次さん

    ハンセン病文学全集4「記録・随筆」P405~P408を抜粋しました。いばら義務奉仕作業や特別監房のことがわかりやすく書かれています。(ハンセン病文学全集の1ページは21行×25字=525字)です。私が発病したのは昭和二十年の正月早々でした。一寸したいたずらが過ぎて、右手を大きくやけどしてしまい、それが中々なおらず、あげくに顔一面にハンモンが出て非常に困りました。ちょうどその頃は戦争の真最中で、毎日の...

  • 気に入った10曲

       (9)The Cinema Show (Remastered 2008) 2030年 農業の旅→...

  • 郷原信郎の「日本の権力を斬る!」

     【パーティ券裏金受領疑惑「逆ギレ」谷川弥一氏、20年前の長崎での「思い出」】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 名和あいさん

    遠き日にオルガン弾きしわが手萎えて今かつがつに鉄琴を打つ今は亡き母が縫いくれし白足袋を包紙替えてまた仕舞いたり寄贈されし栗色の木琴弱き眼に見やすき窓辺にわれは据えおく今日逝きし人の布団が時雨の雨かかれるままにまだひろげあり癩者の遺体拭い給うリー教母にわれも手伝いて仕合せなりきわずらわしき雑居ぐらしを語り合うことも時には慰めとなるわれの足断ちしを母に告ぐるなと兄ヘ便りせし遠き日思おゆ伸びしわが植毛の...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(3)

    谷越えて友が摘みきし鈴蘭を甕(かめ)にさしたり溢るるばかりらい園に病みつぐわれは給食のアイスクリーム食いぬ二十年ぶり大いなる拡張管の挿入に二人の医師はまどえるごとしせばまりし気管容易に拡がらず今年に入りて十五たびの手術かぐわしく春は匂えり掌に乗せてもらいし楤(たら)の芽料理カニューレをはずす手術を明日にひかえ看護増員の闘争に加わる塞ぐよと声をかけくれて先生はわれの気管を縫いはじめたりわが咽喉に十七...

  • ダイコンの味噌煮

    熱した鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、乱切りしたダイコンの順に炒め、ひたひたに水を入れ、砂糖、酒、醤油を少し入れ、煮立ったら弱火にして20分ほど煮て、味噌をみりんで溶いて入れ、ユズ1個の皮をすりおろして出来上がり。ホウレンソウのおひたし ネギと練り製品の煮物鍋に醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、煮立ったら練り製品を入れ、生姜1片をすりおろし、ざく切りした...

  • 栗生楽泉園 金 末子さん

     ハンセン病文学全集4「記録・随筆」P653~P655を抜粋しました。つつじ公園にて草津白根山の麓、草津温泉の湯畑は広く人に知られている。雪の降る寒い日、立ち昇る湯気は煙のように見え、ホカホカした温もりをさえ感じさせる。痛んだ卵にそっくりの湯気の香り。けれど「草津よいとこ一度はおいで」の唄の文句に、私は異質な感じを抱くのである。それは終生療養をしなければならない定めにあるためかと思う。どちらを向...

  • 気になった記事

     東京新聞 12月13日 21面本音のコラム 斎藤美奈子「ちょっと待ってくださいよ。ぼくたちって営業マンなんですか」新人秘書のAは不満だった。議員秘書になったつもりだったのに、政治資金パーティ券、略してパー券の販売ノルマを命じられたからだ。先輩秘書はいった。「いいかい、これは仕事なんだ。うちの先生を大臣にしたいなら、1枚でも多く売る。そして派閥内での実力を示す」1口2万円、ノルマは100口で、...

  • 気に入った10曲

      (8)Genesis - Just A Job To Do (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...

  • 飛騨の山猿 マーベリック新聞

     【不定例記者会見】れいわ2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 川坂忠勝さん

    秋風に明水さんと坂道を農園先まで散歩せし思い出病癒えラジオテレビで日日を学び得る今を幸いとせりたそがれに庭に降りたち杖と手でまさぐりみれば草丈伸びぬ妹も風邪ひきいるに夜中まで熱に苦しむ吾をみとりくるるわが部屋へ父が来たれる夢を見き然も弟も連れて来たりて生れ出でて生かされてきて生きてきて今日は私の誕生日なり廊下をばから拭きしたりわが体ようやく昔に戻りし如し歌を学び療養つづけかにかくに四十年を過ぎて来...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(2)

    咽喉切れば三年の生命と人云えどプロミンうちてわれは生きおりらい古りて年寄の如く見えるわれの若き齢に女医はおどろく大雪の積りて今朝の細き道盲導線に杖のとどかぬわが母の収容されしらい園に転出もむなし病み古りおれば故郷に近きを願い東北のらい園に入りし老い給う母わが母のらい園に収容さるるまで病みいしことをわれは知らざりき足うらの腐りし骨を切りとられ血は膿盤にしたたり落つる盲眼の垂れし瞼を縫い閉じよと友はし...

  • お好み焼き

       黄金のレシピと思う。キャベツを太めの千切り200g、薄力粉100g、豚肉100g、水150CC、溶き卵1個ボールにキャベツを入れ、薄力粉を入れて混ぜ、水を入れて混ぜ、さっと湯通しした豚肉100g、溶き卵1個を入れて混ぜる。熱したフライパンに各大さじ1の油を入れ、具材を入れ、弱火で裏表7~8分ずつ焼いて出来上がり。ウスターソースで。2030年 農業の旅→...

  • 多摩全生園 津田せつ子さん

    わが恩人療養生活三十年を過ぎんとしている私は、その闘病生活の中で、内面的なことはともかく、肉体的に受けた苦しみはそう深いものではないかも知れない。現在まで盲目にならず、自分の足で歩け、不自由ながらも日常のことをあまり人の世話にならずにできるからである。だが、私の肉体が病弱ながらも小康を保って日常を過ごせるのは、昭和18年の秋に、池尻先生に盲腸を手術していただいからではないかと、時折思うことがある。...

  • 気に入った10曲

     (7)Second Home By The Sea2030年 農業の旅→ ...

  • 大竹のもっと言いたい放題

     河野太郎大臣、マイナカード義務化を示唆【武田砂鉄】2023年12月12日(火)2030年 農業の旅→...

  • 栗生楽泉園 古川時夫さん(1)

    カニューレをはめいる咽喉の腫れおれば枕低くして今宵は臥しぬ秋毎に身不知(みしらず)柿を送り来ぬ父なき後は兄が代りて種子もたぬ身不知柿を食いながららい病むわれの生命思ほゆ夜よるに乾きて痛む盲眼を閉さぬ瞼の手術受けたり支給さるる月二百枚のちり紙は気管切開(きり)おるわれには足らずカニューレをはめいるわれは喋らんと友等の声の静まり待ちぬ唇のよく合わさらぬ口の中に冬のつむじ風の砂が吹きこむゴールデンウイー...

  • 栗生楽泉園 山下ハツさん(2)

    待ちまちし秋雨清し顔を洗い義眼を外し丹念にすすぐ火葬場跡熊笹なかに長き歳月さらされて居し療友のみ骨雪どけの坂ゆきなずむうしろより友の声ありその掌にすがる山霧に頬は冷たくぬれながら一つの傘に夫に添いゆく束の間を乳ふくませて別れにき侘しくも吾の乳房老いたり朝な朝な手萎の夫のボタンかけて吾が生甲斐を覚ゆるものを手の萎えし夫の入歯を洗いつつ我亡き後はと思う厨に母さんと吾子が呼ぶ声幾とせを待ちわび居りしその...

  • ハクサイとチヌの煮物

     一昨日焼いたチヌの残り1匹は、ハクサイと煮た。無水鍋に醤油少々と酒、みりんを入れ、水を少し入れ、煮立ったらざく切りしたハクサイを入れ、チヌを置き、もらったユズ味噌をところどころにふり、2分ほどで再度よく煮立ったら極弱火にして10分煮て火を消し、15分ほど放置して出来上がり。歳暮でもらったハム裏表4分ほどずつ焼いた。ゆで卵 ダイコンおろし    2030年 農業の旅→...

  • 長島愛生園 宮島俊夫さん

    ライ園には深い友情もあったが、それとは逆に患者同士の深い反目や対立もあった。それは一般社会と同様であるが、閉ざされた空間であるだけに、より顕著に現れたであろう。宮島俊夫さんは「金看板」を書かれて1年もたたない1955年(昭和30年)2月に亡くなられている。宮島さんの著作はこの他に「癩夫婦」、「檻のなかに」、「猫の目」がハンセン病文学全集に掲載されているが、この「金看板」を残してくれてありがとうと言...

  • 飛騨の山猿 マーベリック新聞

     検察が動くまで裏金疑惑を1年放置したマスコミの弱腰 報道されなかった自民党の”政治と金”疑惑を総まくり2030年 農業の旅→...

  • 気に入った10曲

      (6)Mama (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→ ...

  • 栗生楽泉園 山下ハツさん(1)

    吾が貧しきさまを憐れみ面会の義姉は着て来し衣もおきゆく骨になりても帰るすべなき夫と吾骨堂に聞かん松風の音繰返す菌の検査に陰性と言はるるも空し今は盲ひぞ数十年を経なば癩者の骨堂のみ寒き松原の丘に残らんクロッカスの芽はいでぬかとまさぐれば土の中より囁ききこゆ丘に遊ぶ盲いのさまはけものらに似たりと言うに吾逆わず母われの乳房も知らず育ちたる子の肩幅の広きをまさぐる優しき嫁にわが寄りて肩を背を探りその髪型に...

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