石田雅男さん『「隔離」という器の中で』P50~P57抜粋心のよりどころ(文芸・宗教)━生き甲斐を求めて「長島愛生園」の園長は現在、七代目でありますが、初代園長であります光田健輔先生ほど光と影を色濃く映した人物はほかにいないと思います。明治28年、当時らい患者が四国八十八ヶ所の寺々、熊本県の本妙寺などで参拝者に物乞いをしている様子を見て、英国人宣教師のハンナ・リデルは、救済活動として回春病院を創設さ...
石田雅男さん『「隔離」という器の中で』P50~P57抜粋心のよりどころ(文芸・宗教)━生き甲斐を求めて「長島愛生園」の園長は現在、七代目でありますが、初代園長であります光田健輔先生ほど光と影を色濃く映した人物はほかにいないと思います。明治28年、当時らい患者が四国八十八ヶ所の寺々、熊本県の本妙寺などで参拝者に物乞いをしている様子を見て、英国人宣教師のハンナ・リデルは、救済活動として回春病院を創設さ...
(9)Genesis - The Battle Of Epping Forest (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
人の死を告ぐる放送に目覚めけり夜来の風の吹き止まなくに梨の花咲くとしいへど衰へし吾の視力の及ばぬ処幾月の吾が念ひなりきこの月の療養手当にて歌集購むるララ衣料の配分受くると立ち列ぶ冷雨の中の長き行列ことごとに諍ひなして睦まざる室人を吾は傍観し居り指先の痺れて来れば漸くに馴れし作業も諦めねばならぬ北窓の明りに寄りて書読めど視力衰へてながく続かず山口信雄さんの略歴大正3年生まれ。昭和17年多摩全生園入園...
亡き父のかたみと思へこの袷あわせいま一冬を縫直し着るぬかるみに義足うばはれし夢覚めてほとほと吾身汗ばみてをりバス二台陳情団の出てゆくを感傷とも興奮ともつかず見送る園にあれば温き御飯が食めると云ふこの安定をみじめとなせるいつ歩く当もなけれど年迎ふ義足に足袋を履かせて置きぬ留置場の必要説ける園長をさげすみし果に涙ぬぐひぬ村山東多朗さんの略歴が掲載されていません。 2030年 農業の旅→ ...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、細かく切ったタマネギの順に炒め、タマネギに火が通ったら細かく切ったニラを入れ、醤油とオイスターソースで味付けして火を消し、ご飯を入れ、ほぐしながら点火し、具材となじんだら出来上がり。スナップエンドウ炒め熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、スナップエンドウの順に炒め、醤油とオ...
17歳年上の石田雅男さんの40歳の時の作品です。鳥取と兵庫を結ぶ吹雪の戸倉峠を越えるシーンを、あなたにも読んでほしい。還暦になった農閑期に石田雅男さんと出会ったことで、ハンセン病文学に導かれました。凍てた饅頭松の葉先に真珠の小粒を思わせる水玉が光っていた。そっと触れると、それは冷たい感触を残して流れ消えた。木の間を透かして目の前に小豆島が大きく東西に横たわって見える、小高いN療養所の丘である。その...
(8)Genesis - Jesus He Knows Me (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
「大東市長選で維新が敗北」「維新の反共攻撃に反共で応える立民代表」「連合会長も東京補選で立・共協力認めず」「万博と維新」「世界で廃案廃止のマイナカード」など2030年 農業の旅→...
散歩する吾が杖先に触るるものみな懐しく春の道行く幾度も手術せし手の術なくて一つの卵双手にて持つ盲ひわれ住むに勿体なく思ひつつ青畳匂ふ個室に座る腰掛けに並びて外科の順を待つ腕の繃帯口に解きつつ誰彼に見られたくなき思ひして唇に下駄探りてはきぬ不潔などと言ひても今は術もなし唇に探りて下駄はく吾は墓参終へて来たる草原この辺にベンチがある筈と杖ふりて探す煙管もて畳そこらを叩きつつ銭を探せり癩盲われはまさぐれ...
リンゴ箱に青き布かけて妻の机けふはスタイルブック置きあり断種手術の通知書を中に妻と我が顔合せ坐し言葉出でざりうなだれて入る手術室消毒薬撒かれ眼に寒寒しむらさきの泡眼をおとし登らむとする手術台の脚に錆びたる血の跡を見つ断種する寝台の上に陰部曝らし眼つむれば浮く父の顔母の顔断種すとわが陰毛そり落す老看護手の指太太し断種されよろめき帰る石路にさくらの紅葉吹きみだれたり病斑の顔かがやきてプロミンの効きし言...
今日の木の芽味噌の材料は、蒸したジャガイモとニンジン。「タケノコの木の芽和え」にしたいが、タケノコがイノシシに先を越され、いまだ口に入らない。木の芽味噌は、すり鉢に葉軸から取った葉を入れ、砂糖、みりん、酒、味噌を入れ、混ぜて出来上がり。熱した無水鍋に大さじ5の水を入れ、乱切りしたジャガイモとニンジンを入れ、煮立ったら極弱火にして15分、火を消して余熱5分で蓋を開けて皿に取り、木の芽味噌...
夕映え讃歌茜(あかね)の空が海を染め、その燃え立つ色が紅葉した山林に点火しそうな晩秋の夕映えによく出会い、そして燃えに燃えている光景に大きな感動を覚えて眺め入った。過ぎ行く秋の日暮れの早さ、一日の短い時の流れ、それを惜しむような哀愁を示唆するように、限りない赤さで燃えているのではないだろうか━━少女のような感傷を抱いて眺めたり、あるいは短い一日であればこそ、悔いなく過ごそうとしている謳歌の輝きなのか...
(7)Genesis - Driving The Last Spike (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
利用率減少!浸透しないマイナ保険証のメリットとデメリット。無理やり進める医療のDX化。2030年 農業の旅→...
病室の高窓よ差す冬の陽に巣箱と鳩の影が静けし癩園に過ぎし十年の夢に出づる吾子は何時もオカッパのまま今ぬぎし足袋のこはぜが灯の下に心を覗くごとく光れり己が殻にひそみて物言ふことを知る不自由者寮の吾も安泰自己かばふ言葉を吐きしのみなりき窓の裸木に叫ぶ夜の風眠薬に友ねむりゐる昼日中おたまじゃくしは瓶に動けり何も彼も面倒くさくなりてゐる病み古りし身を愛しめと言ふなまなまと今日の過失の思はるる傷つける手を胸...
療園の朝餉とぼしみ搾りおろす夏大根のすがすが匂ふ生胡瓜生味噌パンに今日も済む独身吾の夕餉安しも手鏡に茜つやめく夕しばし病みてとぼしくなりし髭剃るアス散にいのち頼りて病む夜半は更けて光度を増す灯を怖るひと嵩の 襤褸ぼろと病み壊え友逝けり惨として光なき梅雨の空朝な朝な含嗽吐き捨つる窓下の冬草からくもみどりをたもつ何といふ希望なけれどこの三年生き来しベッドに元旦を迎ふ吐きなづむ痰に夜半飲む湯冷しの咽...
木の芽(山椒)を収穫し、葉軸から葉を取ってすり鉢に入れ、みりん、酒、砂糖、味噌を入れ、すりこ木で混ぜると「木の芽味噌」の出来上がり。スライスしたタマネギにかけたり ちくわとスナップエンドウを茹でて木の芽味噌をかけたりして食べた。初物エンドウ 昨日のニンジンとタマネギの煮物の残りを出汁にして、水と醤油、砂糖、酒、みりんを少し加え、煮立ったらタマネギを入れ3分ほど煮てエンドウ...
韓国人と蔑まれて(前日のつづきです) 私の移った不自由寮にはKという日本人僚友がいて、Kは終戦後日本に引き揚げてきた男ですが、引揚げ当時韓国人にひどい目にあわされたという事で、それも20年以上も使ってきた使用人たちにやられた事がうっ積しているという噂でした。そのKの部屋に移る事が決まった時、Kは65歳を過ぎていたために不自由寮に住んでいるのですから、私のように失明寸前の者とは比較にならない健康だか...
(6) It's Gonna Get Better (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
築地跡地の再開発は三井グループに!高級ホテルに屋根付きスタジアムの計画も・・・「築地は守る、豊洲は活かす」(小池百合子)はどうなった!!2030年 農業の旅→...
妻の撒く節分の豆二つ三つ吾枕辺にまろび来りぬ戻り来し杖にて庭の敷石をたたけば部屋に妻こたふ声点字舌読するによからむとレントゲンフィルムに文字打ち来てくれぬ長靴を穿かせもらひて三月の雪おもはゆきおもひに踏めり点字表さぐり厭きたる唇を花瓶の菊に触りてわが居つ舌先にて読みし千曲川旅情の歌友は口うつしに教へてくれる見えぬわが眼のなかに浮びくるうつ木の花の白き明るさ道端にころがりて居る石ころも親しと思...
枝はなれくるめきて行く病葉を病ひの床に見すましにけり何となく焦燥の湧く日暮なり新刊の書を枕辺にしつ書を読むかたへに置きし瓶の薔薇風吹くときにあはれにほへりかざしたる吾手の小さく脱肉の掌朱に日は透るなり真青なる空の深処を連なりて行く鳥のあり黒くまぎれず馬鈴薯の不作のことを語りつつ貧しき今朝の飯終りたり原田 稔さんの略歴明治43年生まれ。昭和5年多摩全生園入園。昭和9年「武蔵野短歌」創刊メンバー。所属...
醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、練り製品とアゲを入れ、生姜1片をすりおろし、煮立ったら弱火にして3分ほど煮て、乱切りしたニンジンを入れ、タマネギを入れ5分ほど煮て、タマネギの茎葉を入れ、5分ほど煮て火を消し、20分ほど放置し、混ぜて出来上がり。ニラ卵 熱したフライパンに油を入れ、醤油と砂糖で味付けした溶き卵2個を入れ、細かく切ったニラをふり、表面が乾いたら巻いて出...
韓国人と蔑まれて祖国を追われるようにして、日本へ渡って来てから40年の歳月が流れてしまった。一生懸命に働いて、その結果が不自由寮の柱にもたれて、1日中首振りを続けている。昨日もそうであったし、今日から明日へとつながっている。慶尚南道生れ 67歳私が光明園に入園したのは昭和15年です。その頃の社会情勢は支那事変が途方もなく拡大していて、それがやがて太平洋戦争へと進んでいく前夜の、非常に緊張した...
(5)Taking It All Too Hard (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
【東京15区補選】 「立憲と共産の協力は容認できない」と喚く連合の反共会長!!&応援候補の惨敗も見えてきた小池百合子の焦り!!2030年 農業の旅→...
夜警当番終りて吾れの帰りゆく朝明けの霧の肌に冷たく夕つ日は病む目にまぶし彼の畑の青きは何ぞと友にききて見ぬ吾部屋の窓を閉ざして一日の汗のにほへる病衣を換へぬ斯くしつつ若き日過ぎむか繃帯の手に取り入るる吾が濯ぎ物年ながく学びてをらば読めるとふ点字の手紙に唇ふれてゐつ吾の臥す畳の敷目に出でて来し筍が今朝青青と匂ふ盲ひゐて顔さへ知らぬ同室の友に煙草をつけて貰ふなり背の当る床にビニール敷き置きて黴かびふき...
入口の畳は吾の破りしか義足に護謨を附けて歩むに義足ぬぎ仰向けに寝て体操すこの見苦しきさま知らぬ盲の友喘ぎつつ昇る跨線橋人波の中に声あり早く昇れとあれも堪へこれも堪へして少しづつ消極的になりゆく吾か中村研史さんの略歴多摩全生園。『木がくれの実』(昭和28年)2030年 農業の旅→ ...
熱した無水鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、タマネギがしんなりしたらジャガイモとニンジンを入れて炒め、全体に油がまわったら、少し水を入れ、醤油、砂糖、酒、みりんとオイスターソースを入れ(水を入れてからは混ぜない)、3分ほどでよく煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、余熱5分で蓋を開け、混ぜて出来上がり。スナップエンドウの塩茹...
声人間の顔がそれぞれ違うように、声もおのおの異っている。喜怒哀楽を顔で表現するように、声もその人の感情や個性を現わすものである。毎日聴き馴れているラジオのアナウンサーの声も皆同じようであって、それぞれ異っている。日曜日の午後七時十五分からのアメリカ便りと各地のスポーツや、その他催しものの実況放送の志村アナウンサーの声は、句切れがはっきりしているし、「二十の扉」の藤倉、「話の泉」の和田、「社会の窓」...
(4)Genesis - Way Of The World (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
「マイナ保険証を受け付けない医療機関は通報を」・・・マイナ保険証にかこつけて「密告」を促す河野太郎!!2030年 農業の旅→...
ものごしの老いそめたまふ母父にそひつつゆけば癒えたかりけり暁がたを僻睡まどろみ居たれ執念しふねくもまぶたの傷にくる蝿のあり死後のことはさもあらばあれ生きつぎてゆく苦悩くるしみを思ひつつゐる血痰をガーゼにとりて燈の下に見さだめたればまた寝ねむとす明るくを暗くをなりて雨降れりあかるきときはやや和みをり吾が背の温みによりてひそみたる蝿もあはれと思はれにけり古本を売りたる銭がそのままに葬儀の代と残りたるか...
常に常に中位に生くをよしとして手に鍬の柄を結び握れる外部よりの幾通の手紙が葛藤の因をつくるとつひに言ひたり療園がよくてもどりし青年の心おびえし素顔をさらす脚のべて雑巾かける妻のすがた身近きものの苦渋のすがた新芽萌ゆる楢山のなかの葬り処に病者によりて読経はじまる三十代のわが癩園の生活は桶造りやや安定す参観の進駐軍も女学生も大根を抜く我を見て過ぐ直井勉さんの略歴大正8年生まれ。昭和13年多摩全生園入園...
水に塩を入れ、沸騰したらスナップエンドウを入れ、2分ほど茹で、湯切りして出来上がり。キャベツの酢醤油炒め 熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切りとトウガラシ1個の小口切りを炒め、魚ソーセージを炒め、キャベツを入れ、キャベツに火が通ったら先に酢を入れ、30秒後に醤油を入れ、水分がとんだら出来上がり。ニラ卵 熱したフライパンに油を入れ、醤油と砂糖で味付けした溶...
泣虫小僧故林芙美子の作品のうち、「清貧の書」「放浪記」などとともに、忘れ得ぬものに「泣虫小僧」がある。泣虫小僧は、その後、東宝で映画化されたので一層印象が深い。その映画では、往年の悲劇型女優、粟島澄子が生理的な、母親役をやっていたのも珍しく、主役の少年は、或いは林芙美子が名付け親だったのか、林文夫という芸名だったことも、未だ記憶に新しい。ところで私は、いまその映画の感動を、ここで事新しく書こ...
(3)Man on the Corner (2007 Remaster) 2030年 農業の旅→ ...
癩園に少年の頃より母と住み恵まれしわれと簡単にかたづく小さなる二つの鉢に朝顔の種子うづめつつ妻とのわが幸壁に向ひひとり繃帯を交換す夜遅くまで物書きし後布団寄せて添寝の吾が死に近き君のプルスを盗むごと聞けり(プルスとはドイツ語で脈拍)寝息高き妻の傍らに夜おそく夏みかん一つ食ひ終りたり本降りとなりし夜ふけの路地を来つ彼の理論に悔しく妥協す上野台下にうからの家ありと一日歩みつつ近よる事なし頭のうらよりと...
身不自由となればなる程個の小さきその埒内に生き抜かむとす背を夜具にもたせ坐るも嬉しけれ立体的にものの見ゆれば病床の人等が日日をあげつらふ事の多くは食にかかはる働きてうまさうにもの食ふ人のこの表情よ張れる肩幅明方の夢は健けき我にして故郷の母と蚕飼ひしてゐき久しくを病み臥りつつも稀稀に朝の力のこもるもかなし津田由延さんの略歴明治45年生まれ。昭和17年多摩全生園入園。所属なし。昭和27年没。『木がくれ...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、細かく切ったタマネギ、2分ほど湯通しして水気をしぼり細かく切ったナバナの順に炒め、ニンニク醤油で味付けし、火を止めて御飯を入れ、ほぐしながら点火し、具材となじんだら出来上がり。ニラ卵 熱したフライパンに油を入れ、醤油と砂糖で味付けした溶き卵2個を入れ、ニラをふり、卵の表面が乾いたら巻いて出来上がり。安納芋...
父(前日のつづきです)3時ちかくだった。父母たちは今日一日の面会で帰るのであった。私には今はそれでもよかった。私は医局の渡り廊下から病院本館の前まで父母たちを送っていった。そこからは無菌地帯になっていた。左手に水平線をかぎってせまっている小豆島の山襞が今日は暗紫色にかすみ、まだ早い春の季節の海をわたってくる風が冷たかった。私はその小豆島を指ざして父母たちに教えたりしていた。父はまたあの、ほう...
(2)Genesis - Tonight, Tonight, Tonight (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
【ネコババ?】各電力会社の利益が黒字なのに電気代上げる?!友愛されたか2030年 農業の旅→...
眼をそそぐ雑誌の上に輪を描く靄もやがたゆたひ視力にぶりぬ感受性にぶき盲が障子戸に大き穴あけそこにて閉め立てす病院区域尽きてここより坂になれり短き言葉かはし別れぬ駅までもせめて送りて行きたきに囲ひは尽きて昼陽寂けし別れたる心うつろに戻る道薊あざみの花を千切り捨てつつ坂下りてゆく弟のうしろかげ何時まで見えゐて涙落ちたり佃伊豆雄さんの略歴大正9年生まれ。昭和12年多摩全生園入園(それ以前から少年舎にいた...
わが病すでに知る友この街の洋裁店に在りあゆみをかへす堕ちて来しせまきこの園にああかくもボスありブルあり常に抗争す病める吾をあはれみて母が送り来し手巻煙草など売りし三百円療院に果てる命をうとみ居る吾の感傷もいつまでつづくか病みてより結ばれし父母に生れし吾いま療園に人を恋ひをりたべものにかかはりて一日くれし夜あじけなく机のほこりをぬぐふ明日の自活あるを信じて洋裁など習ひき吾の卑小の歴史療友幾人死にゆき...
大さじ5の水を無水鍋に入れ、薄切りしたジャガイモを入れ、3分ほどでよく煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、余熱5分で蓋を開けてつぶし、塩・胡椒で味付けをする。その間に、キュウリはスライサーで薄切りして塩をふってもみ、しんなりするまで20分ほど置く。他に乱切りしてキュウリの塩もみにもした。姉にたくさんもらったので。キュウリは水でさっと洗い流し、水気をしぼりながら無水鍋に入れ、...
父ここ数年来、故里へのたよりも怠りがちであった。入所直後は月に2~3通多い時には4~5通と出して、年間4~50通にもおよんだ年もあった。そんな文通も戦争をなかにはさんで闘病生活の20数年にもなる私には、ようやくとだえがちになり故里との文通も年始のあいさつか書中見舞のハガキ位になってしまっていた。 今年、めずらしく自分の方から出した年賀状に、折り返して故里からきた賀状に父の名がなかった。母と姉の...
(1)Land Of Confusion (Remastered 2007)2030年 農業の旅→ ...
【衆院3補選告示、岸田政権にとって天王山「島根の戦い」に全国から熱い視線を!】 郷原信郎の「日本の権力を斬る!」2030年 農業の旅→...
我臥せる布団の上に影さして楓はゆるる朝を明るく青葉もあまた散りをる朝の庭秋日はすでに弱しけれ十七人一つの病室に臥しをればありのままなる性を見せあふ一本の残る煙草に火をつけてこの優越感にひたりつつをり癩園に住み古る人にへつらへる過ぎし習慣がありて争へり夜の壁に日毎おとろふる我が影がむさぼる如くリンゴを食ふ太腿の筋糸二本を切取りて口辺手術する頬に縫ひ込まれをり腰の骨抜きてくるぶしに移植せし手術の経過を...
盲目の足萎えわれに風薫り庭辺の緑眼に浮ばしぬ久久に外に出づれば盲導鈴冬の小鳥に声代りをり医師に対へば何か救ひのある如くわれのまた来し眼科診療室顔洗ひつつはずれし義眼洗面器の水の底にてまろぶ音する水洗ひできる材質の点字書があればと願ふ舌読の日日洗い来てわがベッド脇に置きくるる消毒薬匂ふポータブル便器寝たきりに終らざりしを幸として病棟を退る車椅子にのりて癩を病む我を見給ふ父の眼は死ねよと如し生みの子我...
醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、煮立ったら乱切りしたサトイモ(もらった種芋の残り)を入れ、アゲを入れ、さっと湯通しした鯛アラを入れ落し蓋をし、再度よく煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、そのまま20分ほど放置して出来上がり。タマネギと練り製品の煮物醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、シイタケを入れ、煮立ったら練り製品を入れ弱火で3分ほど煮て、ざく切りしたタマネギを入れ強火にして...
(10)Genesis - Firth Of Fifth (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
〈信濃毎日新聞社説〉世帯の将来推計 単身高齢者支える土台を2030年 農業の旅→...
病む吾を秘めて娶りし兄にしていつよりか便り遠くなりたり残る右眼の視力も遂に失せゆく日夫はヨブ記を読みてくれたり聴覚と臭覚がまだ残れりとわが身励ます如く呟く顔かたち病みくづれつつ残りたる黒髪よ香油惜しみなく使ふ新しき点字書舌読に汚しゆく何かわろしとひそかに苦し茂吉歌集舌読しつつ夜の床に眠れぬことのひそかにたのし高熱に喘ぎ苦しむ闇のなか十字架のキリスト現はれては消ゆ四十年帰るなかりしふるさとをテレビが...
なりし歌頭に持ちて書きくるる友待つ盲の一と日は永し犬猫の夜見ゆる眼を涙してうらやむ友を慰めがたき行き馴れし路につまづき歩きつつ未だも杖を持つ気になれず指萎の盲の我はいろいろに杖の握りをこしらへて見ぬ盲住む療と知りてかある時は畳の上に雀来あそぶ病む身には春と秋とが短くて苦しき夏と冬とが長し吾が探す小銭の在処をそこそこともどかしがりて友が教ふる苦しさを訴へむとすらし口の辺に耳おしつくれど聞きとり難き&#...
タマネギのスライスをボールに入れ、醤油7、酢5、みりん3(7・5・3ポン酢)を入れ、レモン果汁を入れ、カツオブシを半パック入れ、混ぜて出来上がり。昨日の残りの生姜焼き今回も「さっと湯通し」はしなかった。熱したフライパンに油を入れ、豚肉を入れ、何回か裏返し、計3分ほど焼き、生姜醤油をかける。ニラ卵 熱したフライパンに油を入れ、醤油と砂糖で味付けした溶き卵2個を入れ、細かく切ったニラを入れ、...
海 ━わが歴程━━前日の続きです。(5) 今年、昭和54年はこの島に療養所が設けられてから70周年にあたる。その長い歳月の間に敢えなくもいのち果てた者1745名。これらの人たちは丘の納骨堂に骨をとどめている。すべて無念の思いをもって斃れた人たちである。納骨堂を包んでいる松の林は、すべての死者たちよりも遥か以前にここに根づき齢を重ねた老木の集まりである。木立を透いて西に向かってひらけた海が見渡せ...
(9)Genesis - The Cinema Show (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
根っこは統一教会と同じ加計学園2030年 農業の旅→...
屋廂に及ぶに間ある葡萄蔓の触覚は風に浮動するのみ食断ちて二日は経たりしづやかに心のままの祈りを祈るいささかは心に頼むものありて天の雀に和みてはゐつ小遣ひをいささか多く頼みたる手紙にこだはりゐるポストの前憚らぬ看護婦ばかりの声声に萎縮して「繃帯を下さい」と言ふ参観の緊張せる顔が幾つも幾つも昼餉する我を覗きつつ行く鈴木世一さんの略歴多摩全生園。鈴木庫治の弟。『木がくれの実』(昭和28年) 2030年 ...
赤赤と沈む入日にま向ひて山を下りぬいのち寂しく(母入院す)老いづきてこの癩院に入らむとは母よ夢にも思はざりけむ老いらくの母と相病み相住ふ吾が現身は幸と言はむか病室の日中を飛べる蝿ありてつぶさに吾れの死臭を思ふ枕辺に秋めく光とどきつつ今朝はすがしと手を触れにけりいよいよに病ひ重ればひたすらにわが手をとらす母の御手や絶詠ことわけて礼も言ひ得ず死にてゆく眼にあらはるる人人の顔鈴木庫治さんの略歴明治42年...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、厚揚げ、タマネギ(茎葉を含む)の順に炒め、醤油とオイスターソースで味付けし、山ウドの粗みじん切りをふり、さっと炒めて出来上がり。生姜焼き生姜焼きは「さっと湯通し」はしなかった。熱したフライパンに油を入れ、生姜焼き用豚肉を入れ、2~3回裏返しながら、計3分ほど焼き、生姜醤油で味付けして出来上がり。鯛のあら汁 鍋にニンジンとタマネギを入れ、水...
海 ━━わが歴程━━(3)の続きです。(4)復員が始まると私の隔離は解かれ、人々の群れの中へ還された。私に行動の自由を許したのは好意からか、それとも引揚げ途次の煩わしさや手間を省くためだったのか、真意のほどは分からなかったが、私は病院の勤務者や一般患者に混じって帰途についたのだった。しかし、隔離されていたころ親切だった勤務者が私の動向を忌避し、医師もまた日本まで連れ帰ってやるという約束を破って...
(8)Genesis - Just A Job To Do (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
「カイロ大学声明」の見返りに300億円の援助金!?・・・小池百合子とカイロ大学の深い闇!! 2030年 農業の旅→...
くつわ虫近く鳴きつつ秋づきし夕べの野路に手をひかれをり盲ひゆき夜となく昼となくうづく眼を指におしつつ眠るともなし盲ふれば盲ひの友が多く来て諦めやすき慰めを言ふ寝ながらに吾が咳きぬればしんしんと冬夜のひびき枕に反るい寝られぬままにまかせてありし夜の今朝いち早く蜩ひぐらし鳴けりうとうとと昼寝覚め居ていま吾の盲ひてゐるを忘れて居たり一路賞を賜りて顔近く友の木谷が読みくるるわが歌をわが涙して聞く人人のなさ...
晩秋の午後僕らは何も語りあってはいなかった。あなたは沈んでゆく夕陽を見ていたし僕は遠い日の事を想い浮べていた。いろいろなものが僕の中を通っていきました。どこかの空で僕の過去が埋没されどこかの空で僕の未来が生れているのでした。僕は再び家郷へは帰るまいと思ったりした事が幾度かありました。悲しいことは考えまい今日は明日を 信じようと。「死ぬ」とは言うまいと思いました。僕の偽りが永遠であるようにと僕は少し...
田んぼの帰りが遅くなり、妻がすでに作っていた。市販品のミートボールと野菜炒め。ハーブティ 左からアップルミント、タイム、レモンバームで、沸騰したら火を消して入れ、20分ほど蒸らし、ハーブを取り出して出来上がり。喉がよく乾くようになった。ペットボトルに入れ田んぼへ持参する。2030年 農業の旅→...
まず、オンドリから・・・というのは、ずっと前から心の中で決まっていた。いつものようにエサを持って入ると、何の疑いもなくぼくに近寄って来た。すぐにオンドリをつかまえ、胸に抱いて、淘汰の応援を頼んだNさんに渡した。鶏舎に引き返しながら背中で、「ごめんね、命いただくよ」というNさんの小声が聞こえた。誰もしたがらないことを、引き受けてくださった。残りは8羽のメス。1羽ずつつかまえては胸に抱き、20メートルほ...
(7)Second Home By The Sea2030年 農業の旅→ ...
二階の階段を見上げたのを・・・外された2030年 農業の旅→...
(癩発病して入院せし当時を思ひ起して)乳欲りて膝に寄る子を幾度か振り放ちたり生みの親吾れは療院に吾が病み古りて子のもとにゆかむ思ひも今はうすらぐ膝の穴開きたるモンペ薄き眼に白糸持ちてつくろひて見ぬ(別離詠)幼子の寝顔を見つつ療園に明日行く支度のわが手にぶりぬ幼子を父母に委ねる姉われの行方をせつに質す弟何時いつと癒ゆる日に希望かけて来しわれに離縁の便り届きぬ追ひ来るを追ひ返し追ひ返し別れたる子が四十...
石をもて義足をたたく老人の悲しき声も金属音もねっとりと生血が壁に這ふ如く日暮れとなりて今日の生きざま吾が視野は一つの窓に限らるる真夏の風がそこより起る午前二時頭の繃帯を巻きなほし浄くあらむと又目をとづる 2030年 農業の旅→...
初収穫したニラは細かく刻み、卵焼きに使った。熱したフライパンに油を入れ、醤油と砂糖で味付けした溶き卵2個を入れ、ニラをふり、弱火で表面が乾いたら巻いて出来上がり。山ウドの酢味噌和え 山ウドは1センチ幅ほどにざく切りし、1分茹でて水にとり、水気をしぼる。ボールに酢、味噌、砂糖、レモン果汁を入れ、水気をしぼった山ウドを入れて混ぜ、お椀にとった「ゆで汁」を少し入れ、混ぜて出来上がり。ナバ...
海 ━━わが歴程━━前日のつづきです。(3)善通寺の山砲部隊に1週間いて満州へ送られるとき朝鮮海峡を渡った。善通寺から高松に出て瀬戸の海を経て宇野から中国路を汽車で走り、関門トンネルを潜って博多港に至り輸送船に積み込まれたのである。大きい船であったが大揺れに揺れて酔う者が続出した。身動きもならぬほど詰め込まれているので隣の者にヘドを噴きつける場面も見られた。敵の潜水艦が出没しているから、いつ...
(6)Mama (Remastered 2007) 2030年 農業の旅→ ...
支持率16%の内閣が、共同親権、地方自治法改正、ましてや改憲議論なんて片腹痛い!! 2030年 農業の旅→...
盲ひ妻明け暮れ護ればおのづから吾の心のゆるむ事なし大儲けしてみたくなり幾枚か妻に秘して買ふ宝くじ畑打つ吾が鍬先をまぬがれし青き蜥蜴とかげの命想へり春日射す窓のベッドに移りしが幾日経ずして死にゆきし妻亡き妻を一年あまり養ひし匙の食器を捨て難く持つやうやくに繃帯とれて顔洗ふ真水双手に今朝は掬すくひぬ知る限りの友の写真を額にして今日より個室に病みゆかむとす太田三重夫(三重雄)さんの略歴大正2年生まれ。昭...
指壊えし両手に心昂ぶりて人間われは涙も出でず省みて日頃思へば眼の見えぬ妻より我は愚痴多からむ外の面には雪降るならむ小夜更けを友看護り居れば寒さ増し来ぬ廊下ゆくわが足音のけ高さを気づかひにつつ急ぐ真夜中更けし夜にゆまりをとりて手を洗ふリゾール水は氷張りたり黄ばみたる雑林に添ひてあらはにも吾が療園のトタン塀長し世を避けて一生ゐることも使命ぞと思ふこのごろ心静けし久しぶりに逢ふとうれしみ相会ひて病み古り...
ジャガイモは薄切りして無水鍋に入れ、大さじ5の水を入れ、煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、余熱5分で蓋を開け、混ぜてつぶす。タマネギのスライスを鍋に入れ、1本残っていたもらったキュウリはスライサーで薄切りしてボールに入れ、多めに塩をふってまぜ、キュウリがしんなりしたら水でさっと洗い流し、水気をしぼりながら鍋に入れる。熱したフライパンに油を入れ、ベーコン2枚の細切り、溶き卵1個の...
海 ━━わが歴程━━ (前日のつづきです)(2)その後、1年余り勤めた産業組合を辞めて上京するとき、高松港から連絡船で宇野へ渡った。少し前に東京の学校へ勤めるようになっていた小学校当時の恩師に招かれて苦学するためであった。傍目には向学心に燃えての上京と映ったようだが私の内心は複雑だった。半年ほど前、ふとしたことから体の一部に異和を感じる部分があることに気づき、それが母の病気の初期に酷似しているため...
(5)Genesis - Illegal Alien (Official Audio) 2030年 農業の旅→...
韓国の総選挙(つづき)2030年 農業の旅→...
疵の臭ひにむらがりて来る蝿の群追ひつつ悲しきわが生きの身は諧謔のなき生活を淋しみつ夫の好みにわが寄りてゆくわが指の病み重りつついささかは腫みの退けば指環をはむる病ひ重れば荒き言葉の一つさへ耐へがたきまでに胸にのこれり病ひ悪くなりたくはなし髪結ひて廻る作業にわが働けりクリスマス又回り来る夜夜を遠くあづけある子の服縫ひ急ぐ焼茄子の甘きに泪湧きし朝容赦なき容赦なき人間世界病む夫の指示にて野ばら移植しつつ...
歎かふはわれにはあらじ一人子を奪はれし母の上にこそあれ合歓の木の末葉は今だ醒めやらで朝の野路のひそけかりけりけながくも雨降りつげば切おきし桐の根株の芽をふきにけり母そはと逢へどかなしも病みの身はさかひをおきて語らひにけりこれの世に何日癒ゆるてふあてもなき吾が病かやひたになげかる癒えがたき吾が病ひぞと知らしなば御母は如何になげき給はむ餓死をさすよりましと生みの子を殺せし人の胸や如何なる鰌どじょう捕る...
醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、出汁の素を入れ、煮立ったら練り製品を入れ、ざく切りしたタマネギを入れ、タマネギが少ししんなりしたら極弱火にして7分ほど煮て火を消し、20分余り放置して出来上がり。タマネギのポン酢浸しスライスしたタマネギをボールに入れ、手作りポン酢(醤油7・酢5・みりん3)の割合の753ポン酢を入れて混ぜ、レモン果汁も少し入れ、カツオブシ半パックをふり、混ぜて出来上...
海 ━━わが歴程━━(1)~(5)ほど続きます。(1)20年前に亡くなった畏友小見山和夫の遺歌文集の中に「山恋い」という随想がある。石川啄木の〈汽車の窓はるかに北にふるさとの山見えくれば襟を正すも〉を章前に掲げ、「10年余りも島に住んでいてやっぱり海の風景に馴染めない私である。」と書き出している。「私の住む島の環境の美しさを認めながらなお海や島に親しめず、山が恋しいのである。これは海の中に住ん...
(4)Dodo / Lurker (Remaster 2007)2030年 農業の旅→ ...
側近による「学歴詐称隠蔽工作」の告発で、小池百合子の政治生命も風前の灯火か!? 2030年 農業の旅→...
後より肩を叩きし看護婦のいづこへと聞く声のやさしさ杖を手に道に迷へる此の姿母のみまさば如何に歎かん足痛み歩行かなはぬ人あるに吾身を嘆かじと思ひ直すも大越道草さんの略歴全生病院。『曼珠沙華』(昭和9年・故人) 2030年 農業の旅→ ...
ま昼まの室静かなりこもろひて庭木に来鳴くひよの声きく夕まけて小雨降り来し庭のすみ咲きて久しき萩のこぼるる妹の送り呉れたる金をもて吾は取るなり国民文学人恋ひてたたずみ居ればこの垣の夕顔しるく香に立ちにけりうつそみは眼をわづらひて打見はる書の面にゆらげり活字手術室に置かれし一つ置時計音してきざむ手術の刻を眼科焼灼手術開かれし眼に迫りくる赤き火をまたたきあへず吾見てゐたり蚕飼して名に知られたる故里の冬の...
ハウス物のスナップエンドウをもらった。取り遅れで少し大きいと聞いたので、炒めるのではなく、塩茹でにした。沸騰したら小さじ1ほどの塩を入れ、スナップエンドウを入れ、極弱火で5分ほど茹でて、湯切りして出来上がり。目玉焼き 熱したフライパンに油を入れ、卵2個をおとし、周囲に魚ソーセージと山菜のコゴミを置き、弱火で4分ほど焼き、醤油と胡椒で味付けして出来上がり。キャベツの酢醤油炒め 熱...
点字ハングル朝鮮語の点字テキストをやっと手に入れることが出来た。それは1956年であった。私が母国語の点字を習いはじめたのは、その頃からだ。しかし朝鮮語を習うにはハングル、つまり朝鮮仮名をまず学ばなければならなかった。故郷にいたとき、私は学校に行くことができなかったので、そのハングルというものを全然知らなかった。私の在郷当時、朝鮮は日本統治下にあり、民族教育は許されなかったのだが、眼の見えるとき勉...
(3)Abacab (2007 Digital Remaster)2030年 農業の旅→ ...
ライドシェアがとうとうスタート・・・新たな非正規雇用を増やしてどうする!!そんなことよりタクシードライバーの労働環境改善が先だろう。2030年 農業の旅→...
もの云はぬ物に手荒くあたりたるその悔心身にくひ入るも桜など咲かば癒えめと人も云ひ吾も思へり思ひつつ病む一度には病のために悪しかりと二つの餅を一つ残せり血に泣きて神を呼びにし胸ぬちにいつとは知らず溜息をおぼゆそこはかの金をにぎりておのづから心の底にあるゆとりかも一族の呪ひとなりし吾が病いたはり来つつ年を経にけり忘れ得ぬ人を忘れてこの秋も身一つに聞く風の音はも吾が影の淡くなりしと友の云ふを笑ひては聞け...
癒えぬてふ病のことは忘れつつ心静かに花の種蒔く母よ子よと相抱きつつ語らはんよしもあらなく距り座れり眼路遠く麦踏む人の未だをり秩父颪おろしに立ちすくむ見ゆ一人食す夕餉うましもほのぼのと勤め疲れを身におぼへつつ斉壇に弔辞よむ声かすれつつしりへの席に声のとどかず別れ来て十とせへぬれど古里の友は今なほ便り寄越しぬ神にすがる心いつしか薄らぎて癒らぬ病久しかりける熊倉双葉(貫一郎)さんの略歴全生病院。昭和初期...
熱した無水鍋に油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、残りの野菜(ジャガイモとニンジン)を入れ、全体に油がまわったら少し水を入れて極弱火にし、醤油、砂糖、酒、みりんとオイスターソースを入れ(水を入れてからは混ぜない)、強火にして3分ほどでよく煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、余熱10分ほどで蓋を開け、混ぜて出来上がり。厚揚げとタマ...
君子さん高原の赤い屋根の小さな駅であった。2人の乗車券を買って電車発着の時刻表を見たら、電車が着くにはあと1時間近くも待たねばならぬ。「少し散歩してきよう」そう言って2人は待合室を飛び出した。暑い真夏の陽が照りつけていた。駅前の自動車道路を突っ切り、芝生の青々とした湖の堤防をキャッキャッとはしゃぎながら登った。堤防から湖に突き出た巨大な平ったい岩の上に看護助手の川坂さんと後藤さんが、白い麦藁帽をか...
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石田雅男さん『「隔離」という器の中で』P50~P57抜粋心のよりどころ(文芸・宗教)━生き甲斐を求めて「長島愛生園」の園長は現在、七代目でありますが、初代園長であります光田健輔先生ほど光と影を色濃く映した人物はほかにいないと思います。明治28年、当時らい患者が四国八十八ヶ所の寺々、熊本県の本妙寺などで参拝者に物乞いをしている様子を見て、英国人宣教師のハンナ・リデルは、救済活動として回春病院を創設さ...
(9)Genesis - The Battle Of Epping Forest (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
人の死を告ぐる放送に目覚めけり夜来の風の吹き止まなくに梨の花咲くとしいへど衰へし吾の視力の及ばぬ処幾月の吾が念ひなりきこの月の療養手当にて歌集購むるララ衣料の配分受くると立ち列ぶ冷雨の中の長き行列ことごとに諍ひなして睦まざる室人を吾は傍観し居り指先の痺れて来れば漸くに馴れし作業も諦めねばならぬ北窓の明りに寄りて書読めど視力衰へてながく続かず山口信雄さんの略歴大正3年生まれ。昭和17年多摩全生園入園...
亡き父のかたみと思へこの袷あわせいま一冬を縫直し着るぬかるみに義足うばはれし夢覚めてほとほと吾身汗ばみてをりバス二台陳情団の出てゆくを感傷とも興奮ともつかず見送る園にあれば温き御飯が食めると云ふこの安定をみじめとなせるいつ歩く当もなけれど年迎ふ義足に足袋を履かせて置きぬ留置場の必要説ける園長をさげすみし果に涙ぬぐひぬ村山東多朗さんの略歴が掲載されていません。 2030年 農業の旅→ ...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、細かく切ったタマネギの順に炒め、タマネギに火が通ったら細かく切ったニラを入れ、醤油とオイスターソースで味付けして火を消し、ご飯を入れ、ほぐしながら点火し、具材となじんだら出来上がり。スナップエンドウ炒め熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、スナップエンドウの順に炒め、醤油とオ...
17歳年上の石田雅男さんの40歳の時の作品です。鳥取と兵庫を結ぶ吹雪の戸倉峠を越えるシーンを、あなたにも読んでほしい。還暦になった農閑期に石田雅男さんと出会ったことで、ハンセン病文学に導かれました。凍てた饅頭松の葉先に真珠の小粒を思わせる水玉が光っていた。そっと触れると、それは冷たい感触を残して流れ消えた。木の間を透かして目の前に小豆島が大きく東西に横たわって見える、小高いN療養所の丘である。その...
(8)Genesis - Jesus He Knows Me (Official Audio) 2030年 農業の旅→ ...
「大東市長選で維新が敗北」「維新の反共攻撃に反共で応える立民代表」「連合会長も東京補選で立・共協力認めず」「万博と維新」「世界で廃案廃止のマイナカード」など2030年 農業の旅→...
散歩する吾が杖先に触るるものみな懐しく春の道行く幾度も手術せし手の術なくて一つの卵双手にて持つ盲ひわれ住むに勿体なく思ひつつ青畳匂ふ個室に座る腰掛けに並びて外科の順を待つ腕の繃帯口に解きつつ誰彼に見られたくなき思ひして唇に下駄探りてはきぬ不潔などと言ひても今は術もなし唇に探りて下駄はく吾は墓参終へて来たる草原この辺にベンチがある筈と杖ふりて探す煙管もて畳そこらを叩きつつ銭を探せり癩盲われはまさぐれ...
リンゴ箱に青き布かけて妻の机けふはスタイルブック置きあり断種手術の通知書を中に妻と我が顔合せ坐し言葉出でざりうなだれて入る手術室消毒薬撒かれ眼に寒寒しむらさきの泡眼をおとし登らむとする手術台の脚に錆びたる血の跡を見つ断種する寝台の上に陰部曝らし眼つむれば浮く父の顔母の顔断種すとわが陰毛そり落す老看護手の指太太し断種されよろめき帰る石路にさくらの紅葉吹きみだれたり病斑の顔かがやきてプロミンの効きし言...
今日の木の芽味噌の材料は、蒸したジャガイモとニンジン。「タケノコの木の芽和え」にしたいが、タケノコがイノシシに先を越され、いまだ口に入らない。木の芽味噌は、すり鉢に葉軸から取った葉を入れ、砂糖、みりん、酒、味噌を入れ、混ぜて出来上がり。熱した無水鍋に大さじ5の水を入れ、乱切りしたジャガイモとニンジンを入れ、煮立ったら極弱火にして15分、火を消して余熱5分で蓋を開けて皿に取り、木の芽味噌...
夕映え讃歌茜(あかね)の空が海を染め、その燃え立つ色が紅葉した山林に点火しそうな晩秋の夕映えによく出会い、そして燃えに燃えている光景に大きな感動を覚えて眺め入った。過ぎ行く秋の日暮れの早さ、一日の短い時の流れ、それを惜しむような哀愁を示唆するように、限りない赤さで燃えているのではないだろうか━━少女のような感傷を抱いて眺めたり、あるいは短い一日であればこそ、悔いなく過ごそうとしている謳歌の輝きなのか...
(7)Genesis - Driving The Last Spike (Official Audio)2030年 農業の旅→ ...
利用率減少!浸透しないマイナ保険証のメリットとデメリット。無理やり進める医療のDX化。2030年 農業の旅→...
病室の高窓よ差す冬の陽に巣箱と鳩の影が静けし癩園に過ぎし十年の夢に出づる吾子は何時もオカッパのまま今ぬぎし足袋のこはぜが灯の下に心を覗くごとく光れり己が殻にひそみて物言ふことを知る不自由者寮の吾も安泰自己かばふ言葉を吐きしのみなりき窓の裸木に叫ぶ夜の風眠薬に友ねむりゐる昼日中おたまじゃくしは瓶に動けり何も彼も面倒くさくなりてゐる病み古りし身を愛しめと言ふなまなまと今日の過失の思はるる傷つける手を胸...
療園の朝餉とぼしみ搾りおろす夏大根のすがすが匂ふ生胡瓜生味噌パンに今日も済む独身吾の夕餉安しも手鏡に茜つやめく夕しばし病みてとぼしくなりし髭剃るアス散にいのち頼りて病む夜半は更けて光度を増す灯を怖るひと嵩の 襤褸ぼろと病み壊え友逝けり惨として光なき梅雨の空朝な朝な含嗽吐き捨つる窓下の冬草からくもみどりをたもつ何といふ希望なけれどこの三年生き来しベッドに元旦を迎ふ吐きなづむ痰に夜半飲む湯冷しの咽...
木の芽(山椒)を収穫し、葉軸から葉を取ってすり鉢に入れ、みりん、酒、砂糖、味噌を入れ、すりこ木で混ぜると「木の芽味噌」の出来上がり。スライスしたタマネギにかけたり ちくわとスナップエンドウを茹でて木の芽味噌をかけたりして食べた。初物エンドウ 昨日のニンジンとタマネギの煮物の残りを出汁にして、水と醤油、砂糖、酒、みりんを少し加え、煮立ったらタマネギを入れ3分ほど煮てエンドウ...
韓国人と蔑まれて(前日のつづきです) 私の移った不自由寮にはKという日本人僚友がいて、Kは終戦後日本に引き揚げてきた男ですが、引揚げ当時韓国人にひどい目にあわされたという事で、それも20年以上も使ってきた使用人たちにやられた事がうっ積しているという噂でした。そのKの部屋に移る事が決まった時、Kは65歳を過ぎていたために不自由寮に住んでいるのですから、私のように失明寸前の者とは比較にならない健康だか...
(6) It's Gonna Get Better (2007 Remaster)2030年 農業の旅→ ...
築地跡地の再開発は三井グループに!高級ホテルに屋根付きスタジアムの計画も・・・「築地は守る、豊洲は活かす」(小池百合子)はどうなった!!2030年 農業の旅→...
れいわ新選組、初の統一地方選で擁立82人47人が当選 櫛淵万里共同代表「予想以上。意義は大きい」 れいわが兵庫県で初議席 西宮市議選で「ロスジェネ」世代の女性新人が当選姫路市議選の「やはたオカン」さんと吹田市議選の「堀口こうすけ」さんの選挙結果が気になっていたが、どちらも落選してしまった。なぜなんだ!関西圏では西宮市議選で女性1人が当選しただけだった。東京圏では、れいわが躍進したらしいが。関...
正月を前にせはしき母をおもへど帰りがたかる我病ひかも眼の見えぬ我に向ひて電灯を消すよと言ひて友はいねけり桃の節句今日も工場に糸つむぐ妹思へば病む身嘆かゆ病む友の弱れるさまに我の眼の痛み去りしは語るをさけし部屋隅につき当り落ちしかがんぽが動くを聞きぬ目見えぬ我は事なげに醜くくなるを語りゐしことの淋しさ病重りて土踏みてあゆみたきかも三年半はかずにおける靴のあるなり父逝きて三年も経ぬに母そはも吾に知らさ...
ところも名も秘めて果つるを希ひたりき遍路となり巷に物を乞ひつつあはれみて吾れを泊めたる親が子と諍ふをききて一夜やどりき薬瓶の名札もいたく古りにつつ友の枕辺に幾つならべり金にかかはる便りは寂し兄は歌をブルジョア―の文学と言ふうとましき体の臭ひの部屋ごもる床に樟脳は白く撒かれぬ吾ありて嫁ぐ日もなく妹が身をしひたげてゐる便り手にあいのち死して吾に果すべきことと思ふ解剖承諾書に吾が名をしるすなげうち...
熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、さっと湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、醤油とオイスターソースで味付けし、山ウドの粗みじん切りを入れ、さっと炒めて出来上がり。サトイモと鯛アラの煮物 乱切りしたサトイモとシイタケを鍋に入れ、出し汁を入れ、砂糖とみりんを入れ、さっと湯通しした鯛アラを置き、鯛アラに酒と醤油をかけ、落し蓋をし、煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し...
社会的な地位もなく、過去にあったこともなく性格的に「社会性」もなく・・・途中で農業に転身したから年金もたいしてなく3割カットで60歳からもらい始めたしでも古希となると、何をどうすることもできず現在の立ち位置をキープしながら、今の状態を続ける高齢になっても「忙しさ」は、ヤギがいた50代後半と変わらない次から次へと「忙しい状況」が自分に向かって押し寄せてくる決してそれを楽しんでいるのではない自分から求...
(9)Not About Us (2007 - Remaster)2030年 農業の旅→ ...
果たして総選挙はあるのか?2030年 農業の旅→...
さ庭辺の蜜柑の花の香に立ちて人恋ふ頃を吾れは病みにき世に残す何物もなし朝床に目ざめつつ居て命いとほし久久に薬入れざる風呂に入り細き腕の浮くをたのしむ性欲にみだれむとする若き日を神に祈りき癩病む我れはうつ伏しに臥りて枕に額を当て弱き心臓の音をたしかむ人なみの手足をもちて現し世に吾は生れき三十二年前中田不二也さんの略歴熊本県阿蘇郡に生まれ、牧師の長男という。昭和初期、九州療養所に入所。昭和10年アララ...
もろもろの鉢の植木にあけ芽吹き春としなれば癒えたかりけり干蒲団かい抱きつつ取り入るる片足飛びの伊藤君あはれ越し方のしじの思ひに眠られぬ霜夜は疵の痛みおぼゆる白飯を渡さるるとの前ぶれに子供の如く待つ身淋しもつくづくと吾子のゆくへを思ふときながらへがたき吾身くやしも遠くそだつ吾子のたよりのありければ病養ふ心動くも味噌汁に身のあたたまりゆくときし露営つづくる吾子を思ふも秘めて住む吾に届けるはらからの妻の...
昨日下処理したタケノコはスライスして鍋に入れ、出し汁を入れ、醤油、砂糖、酒、みりんを入れ、削り節を入れ、煮立ったら極弱火にして15分ほど煮て出来上がり。シイタケとニンジンの煮物 シイタケとニンジンを鍋に入れ、出し汁を入れ、醤油、砂糖、酒、みりんを入れ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮て出来上がり。スナップエンドウの塩ゆで 2分ほど茹で、湯切りして出来上がり。味噌汁 サ...
(8)Small Talk (2007 - Remaster) 2030年 農業の旅→ ...
感激しすぎて・・・ありがとう。【れいわ新選組 統一地方選)2030年 農業の旅→...
(出郷の思出)暗にまぎれ墓場に向ふ母と吾れ父の墓前にひざまづきけり(帰省の思出)刻刻に吾が故郷の山近づけり胸とどろきつ駅に着きけり路を問ふ吾を吾子と気づきます母そはの眼に涙光るも手の悪しき吾にしあれば母人は握飯して与へ給へり(句友太田花桜氏を看護りして)云へざれば空に字を書く友なれやうらがなしくもせんすべもなし(大阪の育児院にあづけし子供に逢うべく脱柵せしが、目的を果さずして帰り所定の処罰を受け監...
記録すべき履歴もなしと遺言のあり此大人にして聞き心地よき八十の老看護婦や病者守る一途心はひるまざりけり盲目わが籠りひそけし永き日を九官鳥と物言ひくらすホルマリン消毒の香もそのままに我の歌稿はとどくにかあらむ診察にゆくにも友に背負はれて小猿のごとく我はなりたり起きるにも寝るにも蒲団たづさはりいたはる友に言ふ言葉なしゐざりつつ厠にゆくを見つけられその日より友は抱へて呉れぬ隅 青鳥さんの略歴明治28年1...
大さじ半分の塩を裏表にすり込み、裏表合わせて28分ほど焼いて出来上がり。スナップエンドウの塩ゆで 塩を大さじ半分ほど入れ、2分ほど茹で、湯切りして出来上がり。サツマイモの煮物 タマネギと山ウドの手作りポン酢和え タマネギのスライスと山ウドの粗みじん切りをボールに入れて混ぜ、手作りポン酢(酢とレモン果汁を各大さじ1、醤油大さじ1と半、みりん大さじ半分)を入れ、混ぜて出来上がり。タケ...
週刊金曜日オンラインを読んで在日コリアン・・・彼らは自分とはなんぞや・・・と常に自問を迫られる環境に育った。だから自分のアイデンティティを考え続けざるをえず、知らず知らずのうちに鍛えられ、考えさせられ、差別を受け・・・だから、自我に目覚め、インテリジェンスも磨かれた。常識的に考えても、強制連行、強制労働は当然あったと考えれるが、自民党政権はいつも「あったことをなかったことにする」。日本人だから日本...
(7)Uncertain Weather (2007 - Remaster)2030年 農業の旅→...
週刊金曜日編集後記週刊金曜日オンライン2030年 農業の旅→...
ははそはの母のみなさけこもりたるこの小包の結びかたしもすこやかに年むかへしと母そはの拙なき筆の賀状とどけり餅米研ぎてあかき手足は餡を焚くかまどの前にうちはたげけり今は亡きはろけき人を思ひつつ花散る萩の中に佇ち居り裏窓ゆ吾が貰ひたる無花果はほのぼのとして陽のぬくみあり母そははまがれる腰をのばしつつ稲刈りまさむ今日のよき日に平原さうびさんの略歴九州療養所。『檜の蔭の聖父』(昭和10年)2030年 農業の旅...
眼が見えずなりて光を見しといふ人の言葉は身にしみにけり背負はれて礼拝に行く道すがら傘にこまかき雨音ききぬ昼寝より醒めてけだるし隣室の足なへの友は蝿打ちて居り我が軒の九官鳥に声かけて参観人は通りゆきたり注射液身ぬちをめぐる時の間はぬくみ覚えて癒えゆく如しただ神のみ業のならんためなりとイエスの言葉に盲目癒えしか故郷は雪に埋れて仕事なしと弟はわづかの為替呉れたりペンを持つ指の血まめも嬉しけれ今日も...