積読本がかなりあるのだけれど、最近は国語辞典を読んでいることが多い。好きな時に、好きな場所を開いて、目に留まった項目を読む。それを長時間続けてもいいし、秒でやめてもいい。つまり「読書時間」を確保しなくていい。「キリ」も考えなくていい。いつで...
今日は午後から、ドヴォルザークの交響曲第8番と第9番を、カラヤンとクーベリックで聴き比べてました。専門的な知識も技術もありませんが、時間を忘れて「音楽」にどっぷりたっぷり浸れました。 クラシック音楽は、五嶋みどりさんのヴァイオリン協奏曲(チ
僕は天上で暮らす“朗読鼠”。地上の作家が三人称で小説を書く時に、第三の声となってサポートするのが仕事だ。ある日、担当する作家の船山鉄夫君が、突然、予定を変更して一人称小説を書き始めてしまい…。笑いと哀しみをくぐりぬける小さな冒険を描いた表題
偶然、本当に偶然見つけてしまった万年筆インク。目に留まったのはインク色。なんと「藍鼠」。これを「百鼠」が見過ごせるわけがない。 そういえばこれまでブログタイトル&ハンドルネームである「百鼠」について説明していませんでしたが、実はこれ「四十八
ちばてつやが、金子みすゞの詩21編をカラーイラストと文章で読み解く。空、風、海、雲、花、祭り、子どもたち、小鳥、虫や魚たち…。満州から日本への引揚者だった、ちば自身の幼いころの体験を織りまぜて、忘れかけていた日本の風景や生活を描き出す。人や
今日はクリスマスイブ。 我が家ではもう特別なことはしませんが、子供の頃はご馳走とプレゼントが楽しみでした。 前者は「から揚げ」と「ナポリタン」、後者は「本」。他にもあったはずですが、真っ先に浮かぶのはそれだなぁ。特に本は、母が本好きだったせ
冬に読んだ本。冬になると思い出す本。まるで冬のような本。「冬」と「1冊の本」をめぐる、新しいエッセイ集。 内容紹介(「BOOK」データベースより) 冬の本posted with ヨメレバ北條一浩 夏葉社 2012年12月 楽天ブックスAma
「ずっとやりたいと思っているけどできないこと」の一つに「本への書き込み」があります。 蔵書を売ることは考えていないので、そういう意味での価値が下がっても構わないのですが、それでも書き込みには至れないまま、付箋で妥協しています。 でも、やっぱ
それなりの時間を過ごしてくると、人生には妙なことが起きるものだー。昔なじみのミルク・コーヒー、江戸の宵闇でいただくきつねうどん、思い出のビフテキ、静かな夜のお茶漬け。いつの間にか消えてしまったものと、変わらずそこにあるものとをつなぐ、美味し
何よりもまず、その本の「存在を知る」ことだと思うのです。 だから僕の蔵書は、主観を排して、ただ並べ、置いておく。 それが、小さな本屋もどき「百鼠」のスタイルでありポリシーです。
百貨店の寝具売場に勤めながら百科事典の執筆に勤しむ“小さな男”。ラジオのパーソナリティで、日曜深夜一時からの生番組に抜擢されたばかりの三十四歳の静香。“小さな男”と“静かな声”、交互にあらわれる二人の語り手から、ささやかな日々のいとおしさが
写真を見るのは好きだけど、撮るのは苦手、というか、億劫なのです。 特にブログ用の「物撮り」はだめですねぇ。写真があった方が絶対にいいとわかっていても、準備を考えた時点でもう…。 なので写真を使った記事を当たり前のようにアップしているブログや
記事を書くとき、初稿をそのまま採用すべきか、それとも推敲を重ねるべきか、いまだに悩みます。 感覚的には前者が「本物」という気がするのだけれど、結果的には後者で、しかもそれは採用後も、無制限に続きます。 まあどっちがどうというより、性格なんだ
並んだ本の背表紙を眺めるのは大好きだし、「タイトル買い」をすることもあるくせに、自分の記事にタイトルをつけるのは苦手なのです。 そもそも僕の日記や雑記はその時の思いつきに任せて書いているので、つまり無計画なので、タイトルなんかないのです。な
今までにいろんな「ペン立て」を試してきたけど、結局「空き瓶(缶)」が一番いい。 実用重視の廃品利用なんて「つまらない」「貧乏くさい」と敬遠する人もいるかと思いますが、色・柄・形・サイズなど、こんなにバラエティに富んだ容器も珍しく、アイディア
長く疎遠だった父、その遺品の整理中に見つけた大学ノートには、表紙に大きく「めぐらし屋」と書かれていた。困惑する娘の蕗子さんに、折も折、当のめぐらし屋を依頼する見知らぬ客からの電話が舞い込む。そして、父の独居暮らしに淡い輪郭が与えられるたび、
2023年もまだ半月ほどあるけれど、今年の書籍購入数は7冊のまま確定しそうな予感。 再読が増えているとはいえ、欲しい本がないわけではなく、ただそれがことごとく絶版で、古本を探しても納得できる価格や状態のものがなかなか見つからないのです。そん
チャイコフスキー&ドヴォルザーク:弦楽セレナード / ヘルベルト・フォン・カラヤン(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
チャイコフスキー&ドヴォルザーク:弦楽セレナード / ヘルベルト・フォン・カラヤン(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団) 曲目 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48 ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 作品22 ベルリン・
フランスで出会った「もの」たちの物語 《捨てられはしたけれど破壊はまぬかれた、近い過去の生活用品には、独特の表情がある。元の所有者たちの生活の匂いが、設計者や製造者の顔が透けて見える。それらが引きずっている人々の過去に、感情に、もっと言うな
慣れ親しんだ本とクラシックCD。 それは僕にとって「癒しの常備薬」のようなもの。 疲れた心によく効きます。
チャイコフスキー:弦楽セレナード/モーツァルト:《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》他 / 小澤征爾(サイトウ・キネン・オーケストラ)
チャイコフスキー:弦楽セレナード/モーツァルト:《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》他 / 小澤征爾(サイトウ・キネン・オーケストラ) 曲目 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48 モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K
調べるためだけじゃなく、読んでも有用な国語辞典ですが、辞書用紙ならではの極上の手触りを楽しむこともできます。 なので複数の辞書を持つことは、用紙(手触り)の違いを楽しむという点でも意味があるのです。
今夜は「最果てアーケード」に行ってくる。 一晩で全店を回りたい気分なんだ。
LUXMANとTANNOYで聴く五嶋みどり。 目と耳で楽しむ贅沢。 ああ、単品オーディオに凝っていた時代を思い出すなぁ…。 音楽・オーディオ・車。 久しぶりにいいチャンネルを見つけた。 うp主さんは同世代じゃないかな。
母が使っていたマフラーが出てきた。 黒の無地なので僕が使うことにした。 あったかい、とっても…。
あの本の、あの辺りに、あんなことが書いてあった。 全部わかっているのに、そのページを開かずにはいられない。 だからやっぱり、自分の本じゃないとだめなんだ。
何でも揃う大きな店もいいけれど、最近は店主が厳選したものを並べているような小さな店に惹かれる。 ただ僕は「本屋で立ち読みしていると店のおやじにハタキで追い払われる」という時代に育った世代。さすがにハタキ攻撃を受けたことはないけれど、視線や咳
あなたの町にもきっとあった、あの店この店…その不在の光景の数々を、瑞々しい感性と豊かな言葉で紡ぐ。 店じまいposted with ヨメレバ石田千 白水社 2008年10月 楽天ブックスAmazon
書くことが好きなので紙と筆記具には興味があるけれど、一時的な雑記や覚え書きには「クリップボードに挟んだコピー用紙」と「鉛筆」。この組み合わせの右に出るものはない。 実はこういうヒントも小日向京さんの「考える鉛筆」から得たのだけれど、こんな良
調べてみたら、今年買った本はたった7冊。再読ばかりしていた自覚はあるけれど、こんなに少ないとは我ながら驚きだ。 無限とも言える未読本の数に対して、与えられた時間は有限。にもかかわらず、歳をとるごとに再読欲が強くなっている気がする。 やっぱり
駅のベンチで拾ったピンクのトウシューズに恋した僕は、その持主の出現を心待ちにするー「アンジェリーナ」。猫のペーパーウェイトによって導かれたベストセラー小説とはー「バルセロナの夜」。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子が心の震えを奏でて生まれた
12月。 まだ一か月あるけれど、ヴィヴァルディの四季で、この一年を振り返るのも悪くない。
本を探す。 本屋で、ではない。 家で、だ。 ふと読みたくなった本。 確かこの辺に…のはずが見当たらない。 かと言って大々的に整理しなおすと、整理前の記憶の方が強く残っていて、かえってわからなくなる。という経験を何度もしているので踏み切れない
私たちは、いろいろなところで本を開く。電車で、ベッドで、公園のベンチで、縁側で、喫茶店で、お風呂で…。なぜそこで本を読んでいるのか、何を読んでいるのか、何を感じているのか。そこには、ひとつひとつ異なる物語がある。そしてもちろん、開いた本の中
突然、行きたくなるのです。 月舟町に。 どうしても、会いたくなるのです。 彼らに。 今すぐ。 居ても立っても居られないのです。
眠れない夜は… 羊のアンソニー / 青葉市子 qp/青葉市子posted with カエレバ楽天市場Amazon
いいものを長く使いなさい。 親から教えられたことの一つだ。 目新しいものを次々と欲しがっていた時にはわからなかったが、 ある時、無意識に手にしているものが「長く使ったいいもの」なのだと気付いた。
先日あちらでも発表したのでこちらでも。 実はこことは別の場所でも同タイトルのサイトを開設しています。 非常に短いつぶやきが中心となっておりますが、重複している内容もあります。 両サイトとも地味にやっているので宣伝するつもりはないのですが、と
本当は国語辞典も「蔵書」としてカテゴライズしたいのだけれど、キリがなくなってしまうので「ひとりごと」としてつぶやいてみる。 もともと国語辞典は文字通りの「辞典」として一冊あったけれど、「舟を編む」と「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ / 諏訪内晶子
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ / 諏訪内晶子 【収録内容】 ヨハン・セバスティアン・バッハ (1685-1750) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全曲) BWV 1001-1006 CD 1
心が乱れたり、疲れてしまったとき、僕はこれを聴く。 J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」は古今東西の様々なヴァイオリニストが弾いていて、もちろんそれらも聴くけれど、不安定な心を癒したいときに選ぶのは、諏訪内晶
風が吹かないのに風に吹かれているような後姿には、料亭“途上園”に夢を託した骨董屋・珍品堂主人の思い屈した風情が漂うー。善意と奸計が織りなす人間模様を鮮やかに描く。表題作に自作解説エッセイ、珍品堂との骨董買い出し紀行「能登半島」を併せた決定版
ネット書店で見つけた旧版の国語辞典。 お気に入りに登録して、価格が下がるのを「もうちょい、もう一声」と粘っていたら、売れてしまった…。 そう、古本は一期一会。「見つけた時が買い時」なのは重々承知していたのだけれど、つい欲が出てしまった。 し
楽天市場やそのグループ企業の利用については否定的な人も多いけれど、個人的には嫌いじゃない。というかむしろ好きで、市場(ブックス)はもちろん、クレジットカードやモバイルWi-Fi(スマホは別キャリア)のお世話にもなっていて、特に買い物で「楽天
久しぶりにブックオフへ行ったけれど収穫なし。 何冊かは手に取ったものの、結局購入には至らずに退店。 ま、そんなときもあるよね。 てか、今日は棚を眺めながら別のことを考えちゃってた。 やはり集中できていないときは、何をやっても成果は出ませんね
僕の読書は未読本を読むのが基本だったけれど、ここ数年は既読本の再読率が上がってきている。 考えてみれば、好きなものを「一度しか」という方が珍しい気がする。音楽を例にとってみても、所有しているアルバムを一度しか聴かないなんてことはありえない。
ふところの焼芋のあたたかさである 寒くなると、尾崎放哉のこの句が浮かぶ。 そして「ふところ」を温めるのは金だけではないことに改めて気づき、 それによって僕のふところも温まるのです。
今シーズン初の灯油を購入しました。調べてみたら去年は10月末に買っていたので、約半月遅れですね。 エアコンは楽だし、安全だし、空気も汚れなくていいんだけれど、やっぱり火の暖かさが好きなのです。 火事や中毒を起こさぬように気を付けて、温かく過
ようやく、というか、いよいよ寒くなってきました。 今年は「読書の秋」を感じる間もなく冬になってしまいそうですが、温かい布団の中での「冬の読書」もいいものですよね。 ちなみに明日は「橙書店にて」の文庫版の発売日。すでに単行本は持っているけれど
小日向京さんの「考える鉛筆」がきっかけで、普段の筆記具は鉛筆が基本になっている。 三菱鉛筆のuni/Hi-uniはもちろん、いろいろなブランド・芯硬度の鉛筆を持っているが、現在最も使用頻度が高いのはファーバーカステルのカステル9000/2B
特に不満があったわけではないのだけれど 手帳用のシャープペンをぺんてるのオレンズ/0.2ミリから パイロットのS20/0.3に変更した。(わざわざ買ったのではなく、もともと持っていたもの) キリを考えれば来年の新手帳からにすべきだと自覚しつ
本や映画のストーリーにも、実生活にも、特別なことは望まなくなった。 何気ない日常の中にある大切なものが、静かに、なんとなく、伝わってくる。 求めているのはそんな幸福感と満足感。
下手な哲学書よりも 国語辞典の方が役に立つ 何のひねりもなく 明解かつ簡潔に ヒントや答えが書いてある
『新明解』『角川必携』『岩波』など、この世にたくさん存在する国語辞典。いったい何がどう違い、どれを選べばいいの?その悩み、すべて解決します!辞書200冊超をコレクションする、オタクで学者で芸人のサンキュータツオが、辞書の楽しみ方、選び方、つ
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 / チョン・キョンファ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 / チョン・キョンファ 曲目 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 1.第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ 2.第2楽章:ラルゲット 3.第3楽章
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 スコットランド幻想曲 / 諏訪内晶子
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 スコットランド幻想曲 / 諏訪内晶子 曲目 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26 1.1.Vorspiel (Allegro moderato) 2.2.Adagio 3.3.Finale
事あるごとに 僕が諏訪内晶子さんの音に癒され 救われていることを 彼女は知らない
鉛筆は、思考のジャマをしない唯一の筆記用具である。このすばらしい鉛筆、その持ち方、削り方、書き方、運び方、香り方、愛し方を、縦横無尽に無自覚に語りつくしたい。 内容紹介(「BOOK」データベースより) 考える鉛筆posted with ヨメ
[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります これ、いつ買ったんだっけ? と、ほとんど使っていないトラベラーズノート(レギュラーサイズ/黒)の購入履歴を調べてみたら、2011年の7月だった。 ちなみに購入価格は3200円
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いたー慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。しみじみと深
カテゴリーに「音楽」を追加した。 括弧書きにもあるように「愛聴盤」を並べていこうと思っている。 本と同じく、自分の意見や感想を書かないのはあえての「ポリシー」なのだけれど、表向きはただの「コピペ記事」だからウケは悪いだろう。 まあお客さんが
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 / 五嶋みどり
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64 1.第1楽章:アレグロ・モルト・アパッショナート 2.第2楽章:アンダンテ 3.第3楽章:アレグレット・ノン・トロッポーアレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 曲目 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 1.第1楽章: Vivace 2.第2楽章: Largo ma non tanto 3.第3楽章: Allegro ヴァイオリン協奏曲 第
250名の作家の作品から語と語の結びつき60万例を採録。ひとつ上の文章表現をめざす「書く人」のための辞典。 内容紹介(「BOOK」データベースより) さらに詳しく(出版社) てにをは辞典posted with ヨメレバ小内一 三省堂 201
急に、無性に、そして思わず食べたくなってしまう、お酒のお供をご紹介!おいしいおつまみとともにお酒をちびちびとゆっくりたしなむ姿に読むことが我慢できなくなること請け合いです!! 内容紹介(出版社より) ワカコ酒(1)posted with ヨ
ある夜、Twitterから生まれた8コマ漫画「夜廻り猫」。涙の匂いをたどって心に寄り添うためにやってくる夜廻り猫こと遠藤平蔵。傷つき涙する者を励ますために毎夜、現れる。そんな平蔵と共に夜廻りをする子猫と陰から見守る片目の猫・ニイ、飼い主を振
11月か…。 さて、来年の手帳はどうしよう。 愛用してきた能率手帳(B6)が2023年版を最後に廃番となってしまったので、新しい相棒を探さねばならない。 現時点での候補は無印良品の「【B6】月曜始まりマンスリー/ウィークリースケジュール帳」
本は家中のあちこちに置いてあって、 その場で、思い立ったら開く。 ちょっと読んで終わりにすることもあるし、 そのままそこで読みふけってしまうこともある。 時間・場所・ジャンル・・・ 一切を問わない気軽な読書。
コーヒーを飲みながら、並べた本を眺めていたら、 店番をしているような気分になってきた。 ああ、やっぱりここは店だな。 本が少なくても、お客が来なくても、自分の店。 誰も知らない、小さな本屋。
好きな本を並べる。 それだけを目的とする、本屋もどきのブログがあってもいいな。 そう思ってこのブログをリニューアルした。 まだ完成には至っていないけれども、 ぼちぼちとやっていこうと思っている。
一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれたー東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける、生者と死者が共存するこの国を。高度経済成長期の中、その象徴ともいえる「上野」を舞台に、福島県相馬郡(現・南相馬
本書は書き損じも含め、大切に保管されてきた不染鉄からの絵はがきをまとめたものである。それらは晩年一人暮らしとなった画家によって、夜更けに、奈良の小さなあばら屋で親しい知人に向けて書かれた。不染鉄のまなざしは、つつましい暮らしの日常や庭先の自
四十年前の冬の日、同い年の少年と二人で、私は世界の終わりに立ち会った。定職も貯金もある。一人暮らしだけど不満はない。ただ、近頃は老いを意識することが多い。そして思い出されるのは、小学生の頃に通った、あの古い公民館の小さな図書室ーー大阪でつま
家を捨て、妻子とも別れ、俗世の一切から放たれて、「行乞流転の旅」の日々を、一行の俳句に託すしかなかった山頭火。うしろすがたのしぐれる放浪の俳人の全容を伝える一巻選集!自選句集「草木塔」を中心に、作者の境涯を象徴する随筆も精選収録する。 内容
山間の小さな町で、病床の父と、夜こっそり家を留守にする母と暮らす“ぼく”は、ある日、古道具屋の鳥籠のトビに心を奪われる。季節の移ろいのなか、静謐かつ繊細な筆致で描かれる、生と死をめぐる美しい寓話。 内容紹介(「BOOK」データベースより)
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積読本がかなりあるのだけれど、最近は国語辞典を読んでいることが多い。好きな時に、好きな場所を開いて、目に留まった項目を読む。それを長時間続けてもいいし、秒でやめてもいい。つまり「読書時間」を確保しなくていい。「キリ」も考えなくていい。いつで...
この一週間ほど封書を出す機会が何回かあって、その封をするのにスティックのりを使った。普段はあまり使うことがないアイテムで、特別なこだわりはないのだけれど、僕はトンボの「シワなしピット」を常備している。必要な時に、その仕事をしっかりと確実にこ...
カラス / うぴ子疑い始めていた言葉の力と諦めかけていた可能性をもう一度信じてみようと思った
被差別部落に根ざす隠語、あるいは心身障害、職業、人種にまつわる言葉をめぐり、語源や歴史的背景、どこでどのように使われてきたのかなどを具体的に解説。また、抗議と自主規制により「消された言語」となってしまった現状も抉る。“路地”に出自を持ち、「...
机上版の国語辞典を畳上でうつ伏せ読み何気なく幸福
日記は、毎日書く人もいれば、そうじゃない人もいて、そうじゃない人の空白期間にも決まりはない。いらない。大学ノート一冊が一生分の日記だったとしても、それはそれでいいじゃない。ようやくそう思えるようになった。気付けた。
【備忘録】各記事の下に設置していた「日本ブログ村」のランキングバナーを撤去。とりあえずアカウントは残しておくが、最終的には退会の可能性が濃厚。
12月 / SIONいつもこの頃になるとやわらかな後悔とたよりない目標がおぼろげに見えてくる
「おでん、すきやき」が「筍にそら豆」になる一月から五月までの百日間、「ちゅんちゅん、ぺちゃくちゃと自分勝手なおしゃべり」を毎日書き留めた手帖。冬枯れの光景に、悲惨な事件を起こしてしまった女性の心理を思いやり、陽気が温かくなると、しょっちゅう...
「ちょっと出かけてきます」 携帯電話が普及する前は、そんな連絡メモをテーブルの上に置いてたっけ。 今と比べれば不便もたくさんあったけど、当時はそれが当たり前。振り返ってみれば、ほのぼのとしたいい時代だったと思う。 数十年後、「昔の人」になっ
二度と会わない 二度と会えない その違いを 喪中はがきで 思い知る
堅苦しいルールのない「1日1ページ手帳もどき」を続けているうちに気づいたこと。 それは、例えばどこかへ行ったとか、何かを買ったとか、そういう「イベント」についてはあまり書いておらず、その日(のページ)自体が欠落していることも珍しくない。むし
当時の自分の子供時代の、魂の故郷に帰った思いにさせてくれる。心癒されると言うのは、正に、この事を云うのだろうと思うのだ。日々の仕事や雑事の中で、苦しみや辛さが、ふと自分の心を占める時、この絵の優しさはたまらない、再び生きようと再び歩き出そう
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。 内容
近所のケーキ屋さんが閉店した。シャッターに「お知らせ」があり「10月31日をもって」とのことだった。 頻繁に利用していたわけではないけれど、子供の頃の誕生日やクリスマスはその店のケーキと決まっていた。たのしみで、うれしくて、おいしかった。
鉛筆削りはその時の気分によって「ナイフ」だったり「削り器」だったりするけれど、ここ最近は「ナイフな気分」のことが多い。 そしてその気分を決める要素は、使いたい道具だったり、得たい感触だったり、仕上がり状態だったりするのだけれど、今日は仕上が
手帳やノートの内容を文字色で分類することはほとんどないけれど、アンダーラインや囲み線を引くことはあって、その時には赤と青の色鉛筆を使う。 色鉛筆でしか感じることができない、やわらかでなめらかなタッチがたまらなく好きなのだ。そしてそれは、フリ
来年の手帳が発売され始めた9月頃にはまだ「今年の残り」は意識しなかったけれど、さすがに11月ともなると年末を感じるようになる。 そういえば9月には以下のような記事を書いていたものの、 「善は急げ」と(来年まで待ちきれず)10月1日から無地の
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった……。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後七十年以上た
ここ数年、テレビはほとんど見ていないのだけれど、録画してある「横尾忠則 ART IS LIFE」(日曜美術館/2021年9月26日/NHK)と「みうらじゅん」(最後の講義/2020年3月20日/NHK)は、テープだったら擦り切れているだろう
今日は午後から、ドヴォルザークの交響曲第8番と第9番を、カラヤンとクーベリックで聴き比べてました。専門的な知識も技術もありませんが、時間を忘れて「音楽」にどっぷりたっぷり浸れました。 クラシック音楽は、五嶋みどりさんのヴァイオリン協奏曲(チ
僕は天上で暮らす“朗読鼠”。地上の作家が三人称で小説を書く時に、第三の声となってサポートするのが仕事だ。ある日、担当する作家の船山鉄夫君が、突然、予定を変更して一人称小説を書き始めてしまい…。笑いと哀しみをくぐりぬける小さな冒険を描いた表題
偶然、本当に偶然見つけてしまった万年筆インク。目に留まったのはインク色。なんと「藍鼠」。これを「百鼠」が見過ごせるわけがない。 そういえばこれまでブログタイトル&ハンドルネームである「百鼠」について説明していませんでしたが、実はこれ「四十八
ちばてつやが、金子みすゞの詩21編をカラーイラストと文章で読み解く。空、風、海、雲、花、祭り、子どもたち、小鳥、虫や魚たち…。満州から日本への引揚者だった、ちば自身の幼いころの体験を織りまぜて、忘れかけていた日本の風景や生活を描き出す。人や
今日はクリスマスイブ。 我が家ではもう特別なことはしませんが、子供の頃はご馳走とプレゼントが楽しみでした。 前者は「から揚げ」と「ナポリタン」、後者は「本」。他にもあったはずですが、真っ先に浮かぶのはそれだなぁ。特に本は、母が本好きだったせ
冬に読んだ本。冬になると思い出す本。まるで冬のような本。「冬」と「1冊の本」をめぐる、新しいエッセイ集。 内容紹介(「BOOK」データベースより) 冬の本posted with ヨメレバ北條一浩 夏葉社 2012年12月 楽天ブックスAma
「ずっとやりたいと思っているけどできないこと」の一つに「本への書き込み」があります。 蔵書を売ることは考えていないので、そういう意味での価値が下がっても構わないのですが、それでも書き込みには至れないまま、付箋で妥協しています。 でも、やっぱ
それなりの時間を過ごしてくると、人生には妙なことが起きるものだー。昔なじみのミルク・コーヒー、江戸の宵闇でいただくきつねうどん、思い出のビフテキ、静かな夜のお茶漬け。いつの間にか消えてしまったものと、変わらずそこにあるものとをつなぐ、美味し
何よりもまず、その本の「存在を知る」ことだと思うのです。 だから僕の蔵書は、主観を排して、ただ並べ、置いておく。 それが、小さな本屋もどき「百鼠」のスタイルでありポリシーです。
百貨店の寝具売場に勤めながら百科事典の執筆に勤しむ“小さな男”。ラジオのパーソナリティで、日曜深夜一時からの生番組に抜擢されたばかりの三十四歳の静香。“小さな男”と“静かな声”、交互にあらわれる二人の語り手から、ささやかな日々のいとおしさが
写真を見るのは好きだけど、撮るのは苦手、というか、億劫なのです。 特にブログ用の「物撮り」はだめですねぇ。写真があった方が絶対にいいとわかっていても、準備を考えた時点でもう…。 なので写真を使った記事を当たり前のようにアップしているブログや
記事を書くとき、初稿をそのまま採用すべきか、それとも推敲を重ねるべきか、いまだに悩みます。 感覚的には前者が「本物」という気がするのだけれど、結果的には後者で、しかもそれは採用後も、無制限に続きます。 まあどっちがどうというより、性格なんだ
並んだ本の背表紙を眺めるのは大好きだし、「タイトル買い」をすることもあるくせに、自分の記事にタイトルをつけるのは苦手なのです。 そもそも僕の日記や雑記はその時の思いつきに任せて書いているので、つまり無計画なので、タイトルなんかないのです。な
今までにいろんな「ペン立て」を試してきたけど、結局「空き瓶(缶)」が一番いい。 実用重視の廃品利用なんて「つまらない」「貧乏くさい」と敬遠する人もいるかと思いますが、色・柄・形・サイズなど、こんなにバラエティに富んだ容器も珍しく、アイディア
長く疎遠だった父、その遺品の整理中に見つけた大学ノートには、表紙に大きく「めぐらし屋」と書かれていた。困惑する娘の蕗子さんに、折も折、当のめぐらし屋を依頼する見知らぬ客からの電話が舞い込む。そして、父の独居暮らしに淡い輪郭が与えられるたび、
2023年もまだ半月ほどあるけれど、今年の書籍購入数は7冊のまま確定しそうな予感。 再読が増えているとはいえ、欲しい本がないわけではなく、ただそれがことごとく絶版で、古本を探しても納得できる価格や状態のものがなかなか見つからないのです。そん
チャイコフスキー&ドヴォルザーク:弦楽セレナード / ヘルベルト・フォン・カラヤン(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団) 曲目 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48 ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 作品22 ベルリン・
フランスで出会った「もの」たちの物語 《捨てられはしたけれど破壊はまぬかれた、近い過去の生活用品には、独特の表情がある。元の所有者たちの生活の匂いが、設計者や製造者の顔が透けて見える。それらが引きずっている人々の過去に、感情に、もっと言うな
慣れ親しんだ本とクラシックCD。 それは僕にとって「癒しの常備薬」のようなもの。 疲れた心によく効きます。
チャイコフスキー:弦楽セレナード/モーツァルト:《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》他 / 小澤征爾(サイトウ・キネン・オーケストラ) 曲目 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48 モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K